JP3250331U - 不正混入防止機能を有する包装用箱 - Google Patents
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Abstract
【課題】極めて簡単な構造でありながら、蓋を箱本体に被せて、蓋の差し込み片を箱本体のスリットに挿入すると、容易に開けることができず、開閉する際はスリットから正面の側板を切ってロックを解除する、不正混入防止機能付き包装用箱を提供する。
【解決手段】上面が開口した箱本体部1と、蓋体部2とが背面の一側で接続され、蓋体部2を箱本体部1の開口部に被せ密閉自在な包装用箱において、箱本体部1の左右の側板4の上縁に夫々折り目を介して上縁フラップ8を設け、蓋体部2の正面の蓋体側板6の下端縁に間隔を空けて2つの切り欠き11を入れてその間に差し込み片12を設け、当該差し込み片12は基部12aがすぼまってその先に膨出部12bを有する形状で、箱本体1の正面の側板4に、差し込み片12が挿入される、当該差し込み片12の膨出部12bの幅と同じか、又は、同幅より短い幅の湾曲スリット13を設けた。
【選択図】図1
【解決手段】上面が開口した箱本体部1と、蓋体部2とが背面の一側で接続され、蓋体部2を箱本体部1の開口部に被せ密閉自在な包装用箱において、箱本体部1の左右の側板4の上縁に夫々折り目を介して上縁フラップ8を設け、蓋体部2の正面の蓋体側板6の下端縁に間隔を空けて2つの切り欠き11を入れてその間に差し込み片12を設け、当該差し込み片12は基部12aがすぼまってその先に膨出部12bを有する形状で、箱本体1の正面の側板4に、差し込み片12が挿入される、当該差し込み片12の膨出部12bの幅と同じか、又は、同幅より短い幅の湾曲スリット13を設けた。
【選択図】図1
Description
実用新案法第11条において準用する特許法第30条第2項適用申請有り 公開日: 令和6年8月8日 公開物: 商品「包装用箱」 公開者: 柳井紙工株式会社
この考案は、包装用箱に収納した商品の第三者による抜き取りやすり替えを防止するとともに、このような不正開封行為があった場合にはその行為が判明し易いように構成した不正混入防止機能を有する包装用箱に関するものである。
従来から、包装用箱に収納した商品の不正な抜き取りやすり替えを防止するため、蓋を閉鎖状態でロックする構造を備えた包装用箱は種々開発されている。
例えば、特許文献1のものは不正混入防止機能を有する包装用箱であって、箱本体部と蓋体部とから成り、四辺形の底板の各辺から側板が立ち上げられてこれらの側板が相互に接続された箱本体部の背面に位置する側板の上縁が蓋体部の四角形の天板の一辺に折り目を介して一体に接続され、当該蓋体部の天板の他の3辺から蓋体側板が夫々垂下され、これらの蓋体側板は相互に接続され、当該蓋体部を前記箱本体部に被せる包装用箱において、前記蓋体部の正面の蓋体側板の下端縁から折り目を介して差し込み片を突設し、また、箱本体部の正面側板の底板との折り目近くに、前記差し込み片を挿入する、当該差し込み片の幅より短い長さの幅を有する直線状のスリットを設け、前記蓋体部の差し込み片の上方の蓋体側板に、切り取りガイド透孔を設け、当該切り取りガイド透孔の両端から前記差し込み片の両端基部まで、当該蓋体側板にミシン目状切り取り孔を設けたものである。
特許文献1のものは、差し込み片をスリットに挿入させて封止又はロックさせる構造として開封しにくい構造となっているが、切り取りガイド透孔を設ける等、形状構成が複雑であり、製造に手間がかかるものである。
そこで、この考案は上記の課題を解決するために、極めて簡単な構造でありながら、蓋を本体部に被せて、差し込み片をスリットに挿入すると、容易に開けることができず、蓋を開ける際はスリットから本体部の側板の一部を剥ぎ取ってロックを解除することにより蓋をあける、不正混入防止機能付き包装用箱を提供することを目的としたものである。
請求項1の考案は、箱本体部と蓋体部とから成り、四辺形の底板の各辺から側板を立ち上げてこれらの側板が相互に接続された箱本体部の背面に位置する側板の上縁が蓋体部の四角形の天板の後端の一辺に折り目を介して一体に接続され、当該蓋体部の天板の前端から折り目を介して蓋体側板が垂下され、当該蓋体側板を前記箱本体部の正面の側板に被せて前記蓋体部を箱本体部に被せる包装用箱において、前記箱本体部の左右の側板の上縁に夫々折り目を介して上縁フラップを設け、前記蓋体側板に間隔を空けて2つの切り欠きを入れてその間に差し込み片を設け、当該差し込み片は基部がすぼまってその先に膨出部を有する形状で、前記箱本体の正面の側板に、前記差し込み片が挿入される、当該差し込み片の前記膨出部の幅と同じか、又は、同幅より短い幅のスリットを設けた、不正混入防止機能付き包装用箱とした。
また、請求項2の考案は、箱本体部と蓋体部とから成り、四辺形の底板の各辺から側板を立ち上げてこれらの側板が相互に接続された箱本体部の背面に位置する側板の上縁が蓋体部の四角形の天板の一辺に折り目を介して一体に接続され、当該蓋体部の天板の他の3辺から蓋体側板が夫々垂下され、これらの蓋体側板は相互に接続され、当該蓋体部を前記箱本体部の側板に被せる包装用箱において、前記蓋体部の正面の蓋体側板に、間隔を空けて2つの切り欠きを入れてその間に差し込み片を設け、当該差し込み片は基部がすぼまってその先に膨出部を有する形状で、前記箱本体の正面の側板に、前記差し込み片が挿入される、当該差し込み片の前記膨出部の幅と同じか、又は、同幅より短い幅のスリットを設けた、不正混入防止機能付き包装用箱とした。
また、請求項3の考案は、前記スリットは中央部が前記箱本体の正面の側板の上部に盛り上がった湾曲形状である、請求項1又は2に記載の不正混入防止機能付き包装用箱とした。
また、請求項4の考案は、前記差し込み片は、前記側板の中央部に設けられ、基部が内側にすぼまった形状で、当該基部から先端部にかけて両側部が横に突出した膨出部とし、前記先端部が先細りとなった形状である、請求項1又は2に記載の不正混入防止機能付き包装用箱とした。
また、請求項5の考案は、前記箱本体部の正面の側板の前記湾曲スリットの両端部から当該側板の下端までミシン目状切り取り孔を設けた、請求項1又は2に記載の不正混入防止機能付き包装用箱とした。
請求項1の考案によれば、箱本体部に蓋体部を被せ、差し込み片の両側端を少し曲げるか差し込み片の一側からスリットに斜めに入れて当該差し込み片をスリットに挿入すると、スリットの幅が、差し込み片の膨出部の幅と同じか又は同幅より短いため、差し込み片はスリットに係止されてむやみに外れず、蓋体部はロックされる。
また、この状態では、差し込み片のほぼ全部がスリットに入っているため、差し込み片の基部がわずかに露出しているだけであり、且つ、蓋体部の両側部分は、箱本体部の左右の側板の上縁から上縁フラップが設けられているため塞がり、箱本体部は蓋体部に完全に被われて密閉されている。また、蓋体部及び箱本体部の外側に突起物や凹部がほとんどなく、当該箱を開封する手がかりがない。従って、第三者が不正に開封できず、箱本体部に異物を混入することができない。また、当該包装用箱に入れた商品の抜き取りや差し替えもできず、不正混入防止機能を有している。
また、請求項2の考案によれば、前記請求項1の考案と同様に、蓋体部の差し込み片を箱本体部の正面の側板に設けたスリットに差し込めば、蓋体部はロックされる。また、この状態では蓋体部の三方の側板が箱本体部を被うため、箱本体が密閉され、また、蓋体部及び箱本体部の外側に突起物や凹部がほとんどなく、当該箱を開封する手がかりがない。従って、第三者が不正に開封できず、箱本体部に異物を混入することができない。また、当該包装用箱に入れた商品の抜き取りや差し替えもできず、不正混入防止機能を有している。
また、前記請求項1及び2の考案とも、当該包装用箱の収納商品を取り出す場合は、スリットに指を入れて、当該箱本体部の正面の側板を外側下方に引っ張ると箱本体部の当該側板の前記スリットから下の側板が切れてその部分が剥がれ、前記差し込み片が露出し、蓋体部を箱本体部から外すことができる。この様にしなければ蓋体部は開かず、不正に当該包装用箱の蓋体部を開けると、一目で不正開封が発覚する。
また、請求項3の考案は、前記スリットの幅が、差し込み片の膨出部の幅と同じか又は同幅より短いため、差し込み片をスリットに挿入する際挿入しずらいが、前記スリットが湾曲しているため、前記差し込み片を曲げたり、スリットに対してずらして挿入する際、差し込み片を挿入し易くなっている。また、蓋体部を開封する際、指をより入れ易い。
また、請求項4の考案によれば、差し込み片の先端が先細となっており、基部もすぼまっており、その間に両側に突出した膨出部を有するため、スリットに差し込む際は、差し込み片の先端部をスリットに対して斜めにずらして入れると、当該差し込み片をスリットに入れ易い。一方、差し込み片の両側に突出した膨出部がスリットに完全に入ってしまうと、スリットの幅が、差し込み片の両側の膨出部の幅と同じか、又は同幅より短いため、手で蓋体部を引っ張ても当該差し込み片はスリットから抜けにくい。
また、請求項5の考案によれば、前記スリットの両端から当該スリットを有する側板の下端までミシン目状切り取り孔を設けているため、当該スリットに指を掛けて当該側板を外側下方に引っ張ると、前記ミシン目状切り取り孔がガイドとなってそこから切れて、その箇所の側板がはがれ、前記差し込み片が外部に露出し、蓋体部のロックが外れる。従って、開封がより容易にできる。
(実施の形態例1)
この考案の実施の形態例1の不正混入防止機能付き包装用箱Aを図1~図9に基づいて説明する。
この考案の実施の形態例1の不正混入防止機能付き包装用箱Aを図1~図9に基づいて説明する。
この不正混入防止機能付き包装用箱Aは、図1に示すように、箱本体部1と蓋体部2とから成り、四辺形の底板3の各辺から側板4を夫々立ち上げてこれらの側板4が相互に接続されて箱本体部1を構成している。また、当該箱本体部1の背面に位置する側板4の上端縁が蓋体部2の四角形の天板5の一辺に折り目を介して一体に接続され、当該蓋体部2の天板5の前端の1辺から折り目を介して蓋体側板6が垂下され、蓋体部2を前記箱本体部1の開口部に被せ、かつ、前記蓋体側板6を箱本体部1の正面の側板4に被せるものである。
図2はこの不正混入防止機能付き包装用箱Aの台紙の展開図である。図2に示すように、箱本体部1の正面となる側板4の両端には折り目を介して折り込み片7、7が夫々突設され、また、左右側板となる側板4、4の上端縁には、当該上端縁に沿って上縁フラップ8、8が折り目を介して夫々設けられている。また、左右の側板4,4の後端には折り目を介して折り込み舌片9、9が夫々設けられている。さらに、前記底板3と正面の側板4との隣接角部から左右の側板4及び上縁フラップ8の外端部まで斜めの折り畳み用折り目線10、10が設けられている。
また、前記蓋体側板6の中央部には、当該蓋体側板6の下縁から上部に向けた(図2では上端縁から下部に向けた)切り欠き11、11が間隔を空けて設けられ、これらの切り欠き11、11の間に差し込み片12が設けられている。当該差し込み片12はその基部12aが両側から切り込まれて内側にすぼまった形状で、当該基部12aから先端部12cにかけて両側部が横に突出した膨出部12bを形成し、先端部12cが先細りとなった形状となっている。
また、前記正面側板となる側板4の中央部に湾曲スリット13が設けられている。この湾曲スリット13は中央部が前記箱本体1の正面の側板4の上部(図2では下部)に盛り上がった湾曲形状である。そして、当該湾曲スリット13の左右の幅(長さ)は、前記差し込み片12の最大幅となっている両側の突出片部12bの幅と同じか、又は、同幅より短い幅となっている。また、前記湾曲スリット13の両端部と当該側板4の下端縁(図2では上端縁)との間にミシン目状切り取り孔14が設けられている。
この台紙から不正混入防止機能付き包装用箱Aを組み立てるには、図3に示すように、箱本体部1の底板3の四辺の側板4を夫々立ち上げ、各折り込み片7を左右の側板4の内側に折り曲げて、各側板4の折り畳み用折り目線10より上部の各側板4部分に、各折り込み片7を貼着する。
そして、当該不正混入防止機能付き包装用箱Aを保管や運搬する際は、図4に示すように、前記左右の折り畳み用折り目線10箇所を折り曲げて、底板3の上に左右の側板4、上縁フラップ8を重ね、さらに正面となる側板4をその上から重ねて、さらに、図示は省略したが、蓋体部2をこの上に重ねることにより、当該不正混入防止機能付き包装用箱Aを扁平に折り畳むことが出来る。
また、当該不正混入防止機能付き包装用箱Aを使用する場合は、折り畳まれた状態から、蓋体部2を開き、図4の正面の側板4、左右の側板4、4及び上縁フラップ8、8を図5に示すように、底板3上からほぼ垂直に起こし、さらに、図6に示すように、左右の側板4の各上縁フラップ8を内側に折り曲げ、また、折り込み舌片9.9を底板3の後縁に沿って折り曲げる。
そして、図7に示すように、蓋体部2の天板5を背面の側板4の上縁から折り畳み、箱本体部1の開口部を被うようにして、前端の蓋体側板6の差し込み片12を箱本体部1の正面の側板4の湾曲スリト13に挿入する。そして、図8及び図9に示すように、当該差し込み片12の基部12aまで湾曲スリット13に挿入する。
その際、前記湾曲スリット13の横幅が、差し込み片12の横幅の最大幅となっている両側の膨出部12bの幅と同じか、又は短いため、差し込み片12の膨出部12bを湾曲スリット13に入れる際、差し込み片12を湾曲スリット13に対して斜めに入れて、両側の膨出部12b、12bを湾曲スリット13に入れて基部12aまで挿入する。また、当該不正混入防止機能付き包装用箱Aが紙箱の場合は前記差し込み片12や湾曲スリット13がしなるため容易に挿入可能である。
これにより、当該不正混入防止機能付き包装用箱Aは密閉され、かつ、蓋体部2を開口しようとしても、差し込み片12の両側の膨出部12がb引っかかって湾曲スリット13から抜けず、第三者による不正な開口ができない。
この箱を開封するには、箱本体部1の正面の側板4の湾曲スリット13に指を入れて、下方に引っ張ると、湾曲スリット13の両端のミシン目状切り取り孔14から前記正面の側板4が切れて前記差し込み片12が露出する。そこで、蓋体部2を箱本体部1から開くことが出来、開封される。
この様に一旦、蓋体部2を閉じた後は、箱本体部1の正面の側板4の湾曲スリット13を中心に前記側板4を切り取らないと開封できないため、第三者が不正に当該箱を開ければ開封があったことが一目で分かる。
(実施の形態例2)
この考案の実施の形態例2の不正混入防止機能付き包装用箱Bを図10~図3に基づいて説明する。
この考案の実施の形態例2の不正混入防止機能付き包装用箱Bを図10~図3に基づいて説明する。
この不正混入防止機能付き包装用箱Bは、図10に示すように、箱本体部21と蓋体部22とから成り、四辺形の底板23の各辺から側板24を夫々立ち上げてこれらの側板24が相互に接続されて箱本体部21が形成されている。また、当該箱本体部21の背面に位置する側板24の上端縁が蓋体部22の四角形の天板25の一辺に折り目を介して一体に接続され、当該蓋体部22の天板25の前端及び左右の端部の3辺から折り目を介して夫々蓋体側板26が垂下され、これらの蓋体側板26は相互に接続されており、蓋体部22を前記箱本体部21の開口部に被せ、かつ、前記3つの蓋体側板26を箱本体部21の各側板24に被せるものである。
図11はこの不正混入防止機能付き包装用箱Bの台紙の展開図である。図11に示すように、箱本体部21の正面となる側板24の左右の両端には折り目を介して折り込み片27、27が夫々突設され、また、左右側板となる側板24、24の上端縁となる端縁には、当該端縁に沿って上縁フラップ28、28が折り目を介して夫々設けられている。また、背面となる側板24の左右の両端には折り目を介して折り込み片29、29が夫々設けられている。
また、前記底板23と正面の側板24との隣接角部から正面の側板24の外端まで夫々斜めの折り畳み用折り目線30a、30aが設けられている。また、左右の側板24の後端角部から当該各側板24及び各上縁フラップ28の外端部まで夫々斜めの折り畳み用折り目線30b、30bが設けられている。
また、前記蓋体部22の天板25の3辺には正面となる蓋体側板26及び左右の蓋体側板26、26が夫々折り目を介して設けられている。また、前記正面となる蓋体側板26の左右の両端には折り目を介して折り込み片35、35が夫々設けられている。そして当該正面となる蓋体側板26の下端縁(図11では上端縁)の間隔を空けた2箇所から上部(図11では下部)に向けた切り欠き31が設けられ、これらの切り欠き31の間に差し込み片32が設けられている。これらの切り欠き31及び差し込み片32は前記実施の形態例1の切り欠き11及び差し込み片12と形状、構成が同じである。従って、差し込み片32は基部32a、両側に突出した膨出部32b及び先端部32cから成る。
さらに、前記箱本体部21の正面の側板24の中央部には、下縁(図11では上縁)に対向するように湾曲スリット33が設けられ、この湾曲スリット33は前記蓋体側板26の差し込み片32が挿入されるもので、中央部が当該側板24の上部(図11では下部)に盛り上がった湾曲形状である。また当該湾曲スリット33の中央部に当該側板24の上端縁(図11では下端縁)に向けた補助スリット33aが設けられている。
また前記湾曲スリット33の幅(長さ)は、前記実施の形態例1と同様に、前記差し込み片32の最大幅となっている膨出部32bの幅と同じか、又は、同幅より短い幅となっている。また、前記湾曲スリット33の両端部と当該側板24の下端(図11では上縁)との間にミシン目状切り取り孔34が設けられている。
この台紙から不正混入防止機能付き包装用箱Bを組み立てるには、図12に示すように、箱本体部21の底板23から四辺の側板24を起立させ、左右の折り込み片27、27及び29,29を夫々左右の側板24の内側に貼着させ、4つの側板24を相互に接続する。そして、左右の側板24の上縁の折り目を介して上縁フラップ28を内側に折り込む。また、蓋体部22の蓋体側板26を天板25から立ち上げて、左右の折り込み片35、35を夫々左右の蓋体側板26の内側に貼着する。
そして、前記蓋体部22の天板25の後端縁の折り目を介して、当該蓋体部22を箱本体部21の開口部に被せ、各蓋体側板26を箱本体部21の側板24の外側に被せ、正面の差し込み片32を湾曲スリット33に、その基部32aまで挿入する。挿入手順は前記実施の形態例1と同様である。
さらに、この実施の形態例2では湾曲スリット33の中央部に補助スリット33aを有するため、差し込み片32を湾曲スリット33に挿入する際、湾曲スリット33が容易に変形し、差し込み片32の両側の突出片部32bを湾曲スリット33に入れやすくなっている。また、当該不正混入防止機能付き包装用箱Bが紙箱の場合は、紙がしなりやすく、より挿入し易い。これにより図13に示すように、密閉された不正混入防止機能付き包装用箱Bとなる。
また、この不正混入防止機能付き包装用箱Bの蓋体部22を開ける手順は、前記実施の形態例1と同様である。
また、図示は省略したが、図12の状態から、各折り畳み用折り目線30a、30b、30c箇所で折れば、前記実施の形態例1と同様に扁平に折り畳むことができ、運搬や収納の際場所を取らない。
なお、上記実施の形態例1及び2では差し込む片12又は32を挿入するスリットを湾曲スリット13又は33としたが、当該スリットは直線状のものでもよい。また、上記実施の形態例1及び2では湾曲スリット13又は33の両端から側板4又は24の下端縁までミシン目状切り取り孔14又は34を設けたが、これらのミシン目状切り取り孔14又は34はこの考案の必須要件ではない。また、前記実施の形態例2では湾曲スリット33の中央部に補助スリット33aを設けたが、前記実施の形態例1においても湾曲スリット13に補助スリットを設けても良い。ただし、当該補助スリットはこの考案の必須要件ではない。
A 不正混入防止機能付き包装用箱
1 箱本体部 2 蓋体部
3 底板 4 側板
5 天板 6 蓋体側板
7 折り込み片 8 上縁フラップ
9 折り込み舌片 10 折り畳み用折り目線
11 切り欠き 12 差し込み片
12a 基部 12b 膨出部
12c 先端部 13 湾曲スリット
14 ミシン目状切り取り孔
B 不正混入防止機能付き包装用箱
21 箱本体部 22 蓋体部
23 底板 24 側板
25 天板 26 蓋体側板
27 折り込み片 28 上縁フラップ
29 折り込み片 30a 折り畳み用折り目線
30b 折り畳み用折り目線 30c 折り畳み用折り目線
31 切り欠き 32 差し込み片
33 湾曲スリット 33a 補助スリット
34 ミシン目状切り取り孔 35 折り込み片
1 箱本体部 2 蓋体部
3 底板 4 側板
5 天板 6 蓋体側板
7 折り込み片 8 上縁フラップ
9 折り込み舌片 10 折り畳み用折り目線
11 切り欠き 12 差し込み片
12a 基部 12b 膨出部
12c 先端部 13 湾曲スリット
14 ミシン目状切り取り孔
B 不正混入防止機能付き包装用箱
21 箱本体部 22 蓋体部
23 底板 24 側板
25 天板 26 蓋体側板
27 折り込み片 28 上縁フラップ
29 折り込み片 30a 折り畳み用折り目線
30b 折り畳み用折り目線 30c 折り畳み用折り目線
31 切り欠き 32 差し込み片
33 湾曲スリット 33a 補助スリット
34 ミシン目状切り取り孔 35 折り込み片
Claims (5)
- 箱本体部と蓋体部とから成り、四辺形の底板の各辺から側板を立ち上げてこれらの側板が相互に接続された箱本体部の背面に位置する側板の上縁が蓋体部の四角形の天板の後端の一辺に折り目を介して一体に接続され、当該蓋体部の天板の前端から折り目を介して蓋体側板が垂下され、当該蓋体側板を前記箱本体部の正面の側板に被せて前記蓋体部を箱本体部に被せる包装用箱において、
前記箱本体部の左右の側板の上縁に夫々折り目を介して上縁フラップを設け、前記蓋体側板に間隔を空けて2つの切り欠きを入れてその間に差し込み片を設け、当該差し込み片は基部がすぼまってその先に膨出部を有する形状で、前記箱本体の正面の側板に、前記差し込み片が挿入される、当該差し込み片の前記膨出部の幅と同じか、又は、同幅より短い幅のスリットを設けたことを特徴とする、不正混入防止機能付き包装用箱。 - 箱本体部と蓋体部とから成り、四辺形の底板の各辺から側板を立ち上げてこれらの側板が相互に接続された箱本体部の背面に位置する側板の上縁が蓋体部の四角形の天板の一辺に折り目を介して一体に接続され、当該蓋体部の天板の他の3辺から蓋体側板が夫々垂下され、これらの蓋体側板は相互に接続され、当該蓋体部を前記箱本体部の側板に被せる包装用箱において、
前記蓋本体部の正面の蓋体側板に、間隔を空けて2つの切り欠きを入れてその間に差し込み片を設け、当該差し込み片は基部がすぼまってその先に膨出部を有する形状で、前記箱本体の正面の側板に、前記差し込み片が挿入される、当該差し込み片の前記膨出部の幅と同じか、又は、同幅より短い幅のスリットを設けたことを特徴とする、不正混入防止機能付き包装用箱。 - 前記スリットは、中央部が前記箱本体の正面の側板の上部に盛り上がった湾曲形状であることを特徴とする、請求項1又は2に記載の不正混入防止機能付き包装用箱。
- 前記差し込み片は、前記側板の中央部に設けられ、基部が内側にすぼまった形状で、当該基部から先端部にかけて両側部が横に突出した膨出部とし、前記先端部が先細りとなった形状であることを特徴とする、請求項1又は2に記載の不正混入防止機能付き包装用箱。
- 前記箱本体部の正面の側板の前記湾曲スリットの両端部から当該側板の下端までミシン目状切り取り孔を設けたことを特徴とする、請求項1又は2に記載の不正混入防止機能付き包装用箱。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2024004323U JP3250331U (ja) | 2024-12-23 | 2024-12-23 | 不正混入防止機能を有する包装用箱 |
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