JP3249673U - ぬいぐるみ、キーホルダーおよび抱き枕 - Google Patents

Abstract

【課題】２種類のキャラクターまたは物の形状を手で着せ替えできるぬいぐるみを含むキーホルダーおよび抱き枕を提供する。
【解決手段】一のキャラクターの上半身部分を形成する第１の上半身部材１１と、他のキャラクターの上半身部分を形成する第２の上半身部材１２と、前記第１の上半身部材と前記第２の上半身部材とを連結した位置に配置され、略袋形状の着せ替え部材１３と、を有し、前記一のキャラクターに着せ替えるときに、前記着せ替え部材を前記第２の上半身部材を覆うように被せて配置し、前記他のキャラクターに着せ替えるときに、前記着せ替え部材を前記第１の上半身部材を覆うように被せて配置する、ことを特徴とする。
【選択図】図１

Description

本考案は、着せ替えできるぬいぐるみである。本考案は、２種類のキャラクターまたは物の形状を手で着せ替えできるぬいぐるみに関するものであってもよい。また、本考案は、２種類のキャラクターを手で着せ替えできるぬいぐるみを含むキーホルダーに関するものであってもよい。また、本考案は、２種類のキャラクターを手で着せ替えできるぬいぐるみを含む抱き枕に関するものであってもよい。

袋状体内にワタ、スポンジ等の詰め物を充填してなるぬいぐるみが広く知られている。特許文献１では、頭部の下部に手で握ることが出来る取手を一体的に連設し、かつ全体を空気で膨らませることが出来るビーチボールの外側を布で被覆し、該ビーチボールの所定位置に空気を出し入れし得る空気送排口を取付け、さらに該ビーチボール内に鈴等の鳴り物を封入して構成したことを特徴としたぬいぐるみ玩具に関する技術を開示している。特許文献２では、起毛布部材により形成した袋状体内に詰め物を充填してなるぬいぐるみにおいて、顔部における口部又は目部を糸状部材により形成し、該糸状部材の両端を顔部に固定し、該糸状部材における該両端間の部分を上下方向に移動可能にしたことを特徴とするぬいぐるみに関する技術を開示している。

登録実用新案公報第３１０４２１２号公報 特開２０２０－６２２８９号公報

手で着せ替えができるぬいぐるみが求められている。また、変化させて楽しむという付加価値を向上させるために、異なるキャラクターや物の形状に容易に着せ替えができるぬいぐるみが求められている。

本考案は、２種類のキャラクターまたは物の形状を手で着せ替えできるぬいぐるみを提供することを目的とする。また、本考案は、２種類のキャラクターまたは物の形状を手で着せ替えできるぬいぐるみを含むキーホルダーを提供することを目的としてもよい。また、本考案は、２種類のキャラクターまたは物の形状を手で着せ替えできるぬいぐるみを含む抱き枕を提供することを目的としてもよい。

上記課題を解決するために、本考案の一つの実施形態は、着せ替えできるぬいぐるみであって、一のキャラクターの上半身部分を形成する第１の上半身部材と、他のキャラクターの上半身部分を形成する第２の上半身部材と、前記第１の上半身部材と前記第２の上半身部材とを連結した位置に配置され、略袋形状の着せ替え部材と、を有し、前記一のキャラクターに着せ替えるときに、前記着せ替え部材を前記第２の上半身部材を覆うように被せて配置し、前記他のキャラクターに着せ替えるときに、前記着せ替え部材を前記第１の上半身部材を覆うように被せて配置する、ことを特徴とする、ぬいぐるみを提供する。

本考案の他の実施形態は、上記のぬいぐるみを含むキーホルダーであって、キーホルダー用の金具をさらに有する、ことを特徴とする、上記のぬいぐるみを含むキーホルダーであってもよい。

本考案の他の実施形態は、上記のぬいぐるみを含む抱き枕であって、前記着せ替え部材は、一の表面が夏用の素材であり、他の表面が冬用の素材である、ことを特徴とする、上記のぬいぐるみを含む抱き枕であってもよい。

本考案に係るぬいぐるみによれば、２種類のキャラクターまたは物の形状を手で着せ替えできるぬいぐるみを提供することができる。また、本考案に係るキーホルダーによれば、上記のぬいぐるみと同様の効果を得ることができる。また、本考案に係る抱き枕によれば、上記のぬいぐるみと同様の効果を得ることができる。

本考案の実施形態に係るぬいぐるみの一例を説明する説明図である。 本考案の実施形態に係るぬいぐるみの着せ替えの例を説明する説明図である。 本考案の実施形態に係るぬいぐるみの使用例の一例を説明する説明図である。

実施形態に係るぬいぐるみの例を用いて、本考案を説明する。なお、本考案は、以後に説明するぬいぐるみ以外でも、２種類のキャラクターまたは物の形状を手で着せ替えできるぬいぐるみであれば、いずれのものにも用いることができる。なお、ぬいぐるみの大きさや形状、材質は、とくに限定されず、対象（人、ものなど）の大きさや形状、材質に応じて、設計、実験、計算などで予め定められる大きさや形状、材質とすることができる。また、ぬいぐるみの種類は、とくに限定されず、動物、空想上の生き物、キャラクター、乗り物およびその他手で触れることができるものとすることができる。

下記にて、各構成を具体的に説明する。

図１乃至図３を用いて、本考案の実施形態に係るぬいぐるみの構成を説明する。ここで、図１は、本考案の実施形態に係るぬいぐるみ１００の一例を説明する説明図である。図２（ａ）は、本考案の実施形態に係るぬいぐるみ１００の一のキャラクターに着せ替えた一例を説明する説明図である。図２（ｂ）は、本考案の実施形態に係るぬいぐるみ１００の他のキャラクターに着せ替えた一例を説明する説明図である。図３（a）は、本考案の実施形態に係るぬいぐるみ１００Ｕの使用例（着せ替え前）の一例を説明する説明図である。図３（b）は、本考案の実施形態に係るぬいぐるみ１００Ｕの使用例（着せ替え時）の一例を説明する説明図である。図３（c）は、本考案の実施形態に係るぬいぐるみ１００Ｕの使用例（着せ替え後）の一例を説明する説明図である。なお、図１等に示すぬいぐるみの構成等は一例であり、本考案は図１等に示すぬいぐるみ等に限定されるものではない。

図１に示すように、本考案に係るぬいぐるみ１００は、着せ替えできるぬいぐるみである。本考案に係るぬいぐるみ１００は、一のキャラクターの上半身部分を形成する第１の上半身部材１１と、他のキャラクターの上半身部分を形成する第２の上半身部材１２と、第１の上半身部材１１と第２の上半身部材１２とを連結した位置に配置され、略袋形状の着せ替え部材１３と、を有する。

図２（a）に示すように、本考案に係るぬいぐるみ１００は、着せ替え部材１３を用いて、一のキャラクターに着せ替えるときに、着せ替え部材１３を第２の上半身部材１２を覆うように被せて配置して、一のキャラクターの全身となるようにする。図２（b）に示すように、本考案に係るぬいぐるみ１００は、着せ替え部材１３を用いて、他のキャラクターに着せ替えるときに、着せ替え部材１３を第１の上半身部材１１を覆うように被せて配置して、他のキャラクターの全身となるようにする。具体的には、（１）本考案に係るぬいぐるみ１００Ｕは、図３（a）に示すように、着せ替え前に、着せ替え部材を第１の上半身部材と第２の上半身部材とを連結した位置に取り付けられている（配置される）。（２）次に、本考案に係るぬいぐるみ１００Ｕは、図３（b）に示すように、着せ替え時に、着せ替え部材を第１の上半身部材または第２の上半身部材を覆うように被せる。（３）最後に、本考案に係るぬいぐるみ１００Ｕは、図３（c）に示すように、着せ替え後に、着せ替え部材を第１の上半身部材または第２の上半身部材を覆った状態とする。

これにより、本考案に係るぬいぐるみは、隠れている方の上半身が胴体の詰め物として機能することによって、全身を表すぬいぐるみを形成することができ、手で着せ替えすることができる。また、本考案に係るぬいぐるみは、変化させて楽しむという付加価値を向上させることができる。さらに、本考案に係るぬいぐるみは、異なるキャラクターや物の形状に容易に着せ替えができる。なお、本考案に係るぬいぐるみは、乗り物のぬいぐるみであっても良い。例えば、消防車と救急車を縫い合わせる、飛行機と船を縫い合わせるなど、全く異種の乗り物ぬいぐるみが堪能できる。ぬいぐるみは柔らかいので、飛行機の羽なども着せ替え部材（リバーシブルカバー）の下に収納可能である。

本考案に係るキーホルダーは、上記の本考案に係るぬいぐるみを含み、キーホルダー用の金具をさらに有する。ここで、キーホルダー用の金具は、設計、実験、計算などで予め定められる金具とすることができ、公知の技術を用いることができる。これにより、本考案に係るキーホルダーによれば、上記のぬいぐるみと同様の効果を得ることができる。

本考案に係る抱き枕は、上記の本考案に係るぬいぐるみを含む。これにより、本考案に係る抱き枕によれば、上記のぬいぐるみと同様の効果を得ることができる。抱き枕の着せ替え部材は、本実施形態では、一の表面が夏用の素材であり、他の表面が冬用の素材である。ここで、夏用の素材は、例えば、コットン・綿生地（通気性があり、柔らかい生地）、タオル生地（ふわふわな肌触りが気持ちいい生地）、ガーゼ生地（優しい肌触り生地）、リネン・麻生地（さらりと涼しい生地）、ポリエステル生地（シワになりにくくサラサラとしている生地）、メッシュ生地（さらっとした爽快感がある生地）、などを用いることができる。冬用の素材は、例えば、ベロア生地（ふんわりとした感触で保温が高い生地）タオル生地（ふわふわな肌触りが気持ちいい生地）、シルク生地（上質な光沢があり肌に優しい生地）、ポリエステル生地（シワになりにくくサラサラとしている生地）、などを用いることができる。なお、本考案に係る抱き枕は、例えば夏は冷感素材で縫った白イルカの抱き枕、冬は暖かく感じる素材で縫ったクジラの抱き枕であっても良い。本考案に係る抱き枕は、冷感、温感の２種類の素材をリバーシブルに縫い付ければ、夏にも冬にも使える抱き枕とすることができる。

以上のとおり、本考案に係るぬいぐるみによれば、手だけで容易に、全く別のキャラクターぬいぐるみに変化させることができる。本考案に係るぬいぐるみによれば、工具等を使わず、子供でも手だけの操作で容易に、別のキャラクターに変化させることができる。本考案に係るぬいぐるみによれば、胴体の形状をしたカバーを反対側のキャラクターの頭部に被せることで、容易に違和感なく、２種類のキャラクターぬいぐるみの全体像を交互に出現させることができる。本考案に係るぬいぐるみによれば、新たに取り付ける部品もなく、取り外す部品もなく、使用する工具もないので、長年の使用中に部品や工具を紛失することがない。一方、従来のぬいぐるみは、ファスナー等で取り外したり、取り付けたりするので、外した部品を紛失しやすい。

以上のとおり、本考案に係る実施形態について説明したが、本考案は上記の実施形態に限定されるものではない。すなわち、本考案は、実用新案登録請求の範囲に記載の内容に基づいて、様々に変形、変更又はその他任意に改変され得る。

１００、１００Ｕ ： ぬいぐるみ、キーホルダー、抱き枕
１１ ： 第１の上半身部材
１２ ： 第２の上半身部材
１３ ： 着せ替え部材

Claims (3)

1. 着せ替えできるぬいぐるみであって、
   一のキャラクターの上半身部分を形成する第１の上半身部材と、
   他のキャラクターの上半身部分を形成する第２の上半身部材と、
   前記第１の上半身部材と前記第２の上半身部材とを連結した位置に配置され、略袋形状の着せ替え部材と、
   を有し、
   前記一のキャラクターに着せ替えるときに、前記着せ替え部材を前記第２の上半身部材を覆うように被せて配置し、
   前記他のキャラクターに着せ替えるときに、前記着せ替え部材を前記第１の上半身部材を覆うように被せて配置する、
   ことを特徴とする、ぬいぐるみ。
2. キーホルダー用の金具をさらに有する、
   ことを特徴とする、請求項１に記載のぬいぐるみを含むキーホルダー。
3. 前記着せ替え部材は、一の表面が夏用の素材であり、他の表面が冬用の素材である、
   ことを特徴とする、請求項１に記載のぬいぐるみを含む抱き枕。