JP3248302B2 - 空気調和機 - Google Patents

空気調和機

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  • Air Filters, Heat-Exchange Apparatuses, And Housings Of Air-Conditioning Units (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、空気調和機に関し、特
に空気清浄機を取付けることのできる構造の空気調和機
に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、冷暖房機、熱交換機等の空気調
和機においては、空気中の塵埃を集塵する空気清浄機が
設けられることがある。図4は、空気調和機本体32、
空気清浄機本体33及び吸込みグリル36の取付け図で
あり、空気調和機本体32及び空気清浄機本体33は、
天井スラブ31に固定された本体吊り下げ用ボルト34
を介して天井スラブ31に吊り下げられている。吸込み
グリル36は、パネル取付け用ボルト35を介してこの
空気清浄機本体33に対して取りつけられている。吸込
みグリル36自体は開閉可能なドア構造になっており、
ドアが閉じたときは空気清浄機本体33に設けられてい
るドアスイッチ37がオンする仕組みになっている。
【0003】吸込みグリル36の開閉を検知する従来の
回路は、図5のようになっている。すなわち、空気清浄
機本体内の高圧電源ユニット(HVU)38に高圧電源
を供給するための電源トランス39には、ドアスイッチ
37を介して商用電源が供給されている。よって、ドア
スイッチ37がオンしないと、高圧電源ユニット38に
高圧電源は供給されないことになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、取付けミス
等によって、吸込みグリル36が完全に閉まっていない
ことがあり、このときには、ドアスイッチ37がオンし
ないので、空気清浄機本体33内の高圧電源ユニット3
8は、集塵部に高圧電源運転信号を送らないことにな
る。したがって、次の保守点検時に、集塵部を見て全く
汚れていないことから、集塵機能が全く作動していなか
ったことが分かり、ユーザーからクレームがつくことが
あった。
【0005】上記ドアスイッチ37の状態を発光表示す
る素子を空気調和機本体32の所定の位置に設けること
も考えられるが、この空気清浄機は、一般に空気調和機
本体32のオプションとして扱われるため、空気調和機
本体32に常時接続されているとは限らない。したがっ
て、空気清浄機が取りつけられていないときでも、上記
素子が発光してしまうという不都合がある。
【0006】本発明は、上記に鑑み、簡単な回路構成に
よって、空気清浄機が取りつけられているかどうか、吸
込みグリルが完全に閉まっているかどうかをそれぞれ識
別できる空気調和機を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明による第1の課題
解決手段は、空気調和機本体と空気清浄機本体との間
が、制御端子と、信号端子と、接地端子とにより接続さ
れ、空気調和機側において、制御端子は、駆動素子を介
して、空気調和機の集塵機運転出力端子に接続され、信
号端子は、空気調和機の異常検出端子に接続されるとと
もに抵抗R1を通して制御電源に接続され、空気清浄機
側において、制御端子と信号端子との間には抵抗R2が
接続され、制御端子と接地端子との間には、高圧電源ユ
ニットに運転/停止信号を光伝達する第2のフォトカプ
ラの発光素子が接続され、信号端子と接地端子との間に
は抵抗R3と、高圧電源ユニットの電源オンオフ状態に
応じて光駆動される第1のフォトカプラの受光素子との
並列回路が接続され、上記抵抗値は、R1>R3>R2
の関係を満たし、空気調和機側において、集塵機運転出
力端子の状態及び異常検出端子の状態との組合せに基づ
いて空気清浄機の接続の有無及び吸込みグリルの開閉状
態を検知する手段が設けられているものである。
【0008】本発明による第2の課題解決手段は、空気
調和機本体と空気清浄機本体との間が、制御端子と接地
端子とにより接続され、空気調和機側において、制御端
子は、抵抗R2、駆動素子を介して空気調和機の集塵機
運転出力端子に接続されるとともに、空気調和機の異常
検出端子に接続され、かつ、異常検出端子は抵抗R1を
通して制御電源に接続され、空気清浄機側において、制
御端子と接地端子との間には、抵抗R3が接続され、か
つ、高圧電源ユニットに運転/停止信号を光伝達する第
2のフォトカプラの発光素子と、高圧電源ユニットの電
源オンオフ状態に応じて光駆動される第1のフォトカプ
ラの受光素子との直列回路が接続され、上記抵抗値は、
R1>R3>R2の関係を満たし、空気調和機側におい
て、集塵機運転出力端子の状態及び異常検出端子の状態
との組合せに基づいて空気清浄機の接続の有無及び吸込
みグリルの開閉を検知する手段が設けられているもので
ある。
【0009】
【作用】上記第1の課題解決手段において、空気清浄機
が接続されていない場合は、信号端子は抵抗R1を通し
てハイレベルとなっているので、空気調和機本体の異常
検出端子は常に異常を示すハイレベルのままである。空
気清浄機が接続されると、信号端子は抵抗R3を通して
R1>R3の関係からローレベルとなるので、空気清浄
機が接続されたことが分かる。
【0010】次に、空気調和機本体の集塵機運転出力端
子をオンにすると、第2のフォトカプラの発光素子が発
光し、高圧電源ユニットに運転信号を伝達する。これに
より、吸込みグリルが閉じているときは、高圧電源ユニ
ットは高圧運転されるとともに、第1のフォトカプラの
受光素子が導通状態になるので、信号端子はローレベル
となり、吸込みグリルが閉じていて異常がないことが分
かる。吸込みグリルが開いているときは、高圧電源ユニ
ットに電源が供給されず、第1のフォトカプラの受光素
子がオフ状態になるので、抵抗R3のためにR3>R2
の関係から信号端子はハイレベルとなり、空気調和機本
体の異常検出端子も異常を示すハイレベルとなる。よっ
て吸込みグリルが開いていることが分かる。
【0011】上記第2の課題解決手段において、空気清
浄機が接続されていない場合は、空気調和機本体の異常
検出端子は、抵抗R1を通して異常を示すハイレベルの
状態となる。空気清浄機が接続されると、異常検出端子
は抵抗R3を通して接地されるので、R1>R3の関係
からローレベルとなり、空気清浄機が接続されたことが
分かる。
【0012】空気清浄機には、ドアスイッチが閉じてい
るとき、すなわち高圧電源ユニットに電源が供給された
ときに光駆動される第1のフォトカプラが設けられてい
るので、空気清浄機が正常な状態(ドアスイッチの閉じ
た状態)で接続されると、空気調和機本体に設けられた
第1のフォトカプラの受光素子は光を受けて導通状態と
なる。
【0013】このとき、空気調和機本体の集塵機運転出
力端子をオンにすると、駆動素子がオンになり、第2の
フォトカプラの発光素子が発光し、高圧電源ユニットに
運転信号を伝達する。これにより、高圧電源ユニットは
高圧運転されるとともに、制御端子及び異常検出端子は
ローレベルとなり、吸込みグリルが閉じていて異常がな
いことが分かる。吸込みグリルが開いているときは、第
1のフォトカプラの受光素子は光を受けないので開放状
態であり、第2のフォトカプラの発光素子は導通せず、
高圧電源ユニットに運転信号は伝達されない。それとと
もに、R2<R3の関係のために空気調和機本体の異常
検出端子も異常を示すハイレベルとなる。よって吸込み
グリルが開いていることが分かる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の第1の実施例を図1〜図3に
基づいて詳述する。図2は空気調和機の全体回路図であ
る。空気調和機は、エアコン室内機1に、空気清浄機2
が付属したものであって、エアコン室内機1には、室内
の換気をするファンモータ13と、エアコン制御P板1
1と、リモートコントロールユニット12とが備えら
れ、空気清浄機2には、ドアスイッチ37と、高圧電源
ユニット(HVU)21と、集塵部22とが備えられて
いる。
【0015】エアコン制御P板11は、リモートコント
ロールユニット12の操作に応じてファンモータ13の
駆動を制御するとともに、高圧電源ユニット21のイン
ターフェイス回路(後述)と結ばれて空気清浄機2の動
作を制御するものである。図3は、高圧電源ユニット2
1の内部ブロック図であり、ドアスイッチ37(図2参
照)を通して交流を直流に変換する電源回路41と、フ
ォトカプラー(PCという)2(後述)の受光素子を備
えた運転/停止回路42と、この運転/停止回路42に
接続される高圧発生回路43と、高圧発生回路43に発
生した高電圧をモニタする異常検知回路44と、異常検
知回路44の正常/異常検知情報等をエアコン室内機1
の側に送り出すインターフェイス回路45とが設けられ
ている。
【0016】インターフェイス回路45と運転/停止回
路42との間には、PC2が設けられ、インターフェイ
ス回路45から運転/停止回路42への情報の伝達が行
われる。インターフェイス回路45と異常検知回路44
との間には、PC1が設けられ、異常検知回路44から
インターフェイス回路45への情報の伝達が行われる。
【0017】なお、エアコン制御P板11とインターフ
ェイス回路45とは、3線により接続されている。図1
は、エアコン制御P板11とインターフェイス回路45
との接続部の詳細を示す回路図であって、エアコン制御
P板11には集塵機運転出力端子P1、異常検出端子P
2、接地端子P3が用意されている。集塵機運転出力端
子P1にはPNPトランジスタTrのベースが接続さ
れ、PNPトランジスタTrのコレクタが制御端子Cに
接続されている。異常検出端子P2は信号端子Sに接続
されるとともに100kΩの抵抗R1が電源電圧5Vとの間
で接続されている。接地端子P3は接地端子Gに接続さ
れている。
【0018】インターフェイス回路45では、信号端子
Sと接地端子Gとの間には10 kΩの抵抗R3とPC1の
受光素子との並列回路が接続され、制御端子Cと信号端
子Sとの間には1 kΩの抵抗R2と逆流防止ダイオード
D1との直列回路が接続されている。さらに、制御端子
Cと接地端子Gとの間には、抵抗560ΩとPC2の発
光素子との直列回路が接続されている。
【0019】上記回路の動作を説明する。高圧電源ユニ
ット21が接続されていないと、エアコン制御P板11
の異常検出端子P2には、電源電圧5Vがそのままかか
るので異常検出端子P2の電位はハイレベルとなる。し
たがって、この状態を表示することにより高圧電源ユニ
ット21が接続されていないことが分かる。高圧電源ユ
ニット21が接続されると(このときエアコン制御P板
11の集塵機運転出力端子P1はオフ(ハイレベル)に
なっている)、抵抗R1と抵抗R3とがつながり、抵抗
R3には電源電圧5Vの1/11の電圧が印加されるの
で、エアコン制御P板11の異常検出端子P2の電位は
ローレベルとなる。したがって、高圧電源ユニット21
が接続されたことが検知できる。
【0020】次に、吸込みグリル36が開いている状態
でエアコン制御P板11の集塵機運転出力端子P1をオ
ン(ローレベル)にすると、発光ダイオードPC2が発
光するが、吸込みグリル36が開いているのでドアスイ
ッチ37がオフのままであり、高圧電源ユニット21自
体に電源が供給されないので、高圧は発生しない。よっ
て、異常検知回路44のPC1の発光ダイオードも、オ
フ状態を継続する。したがって、インターフェイス回路
45のPC1の受光素子もしゃ断状態になり、電源電圧
5Vが抵抗R2と抵抗R3とにかかり、抵抗R3両端の
電圧は電源電圧5Vの10/11となり、エアコン制御
P板11の異常検出端子P2の電位はずっとハイレベル
となる。したがって、吸込みグリル36が閉まっていな
いことが検知できる。
【0021】吸込みグリル36が閉じている状態でエア
コン制御P板11の集塵機運転出力端子P1をオンにす
ると、PC2の発光素子の発光により運転/停止回路4
2が閉じられ、高圧発生回路43から高圧が発生し、集
塵エレメントに高圧が印加される。集塵エレメントに異
常がなければ、異常検知回路44のPC1の発光素子は
ずっとオンとなり、受光素子は導通状態になる。よっ
て、エアコン制御P板11の異常検出端子P2の電位は
ローレベルとなり、正常に集塵を行っていることが検知
できる。
【0022】以上のとおりであるから、エアコン制御P
板11に所定の論理回路を設ければ、集塵機運転出力端
子P1の状態と、エアコン制御P板11の異常検出端子
P2の状態とによって、4通りの検出が行えるので、高
圧電源ユニット21すなわち空気清浄機2の接続の有無
と、吸込みグリル36の開閉状態が3本の端子で検出で
きることになる(表1参照)。
【0023】
【表1】
【0024】よって、上記4通りの状態を表示する表示
素子を設ければ、空気清浄機本体の取付けが不完全であ
ったり、吸込みグリル36が完全に閉まっていなかった
りした場合に直ちに発見することができる。なお、集塵
エレメントにアーク放電等の異常が発生すれば、異常検
知回路44の発光ダイオードPC1は規定時間(例えば
0.4〜10秒間)オフになった後、再びオンとなるよ
うにされている。このため、異常検出端子P2の電位は
最初ハイレベルからローレベルへと変わるので、エアコ
ン制御P板11は、異常検出端子P2の電位が常時ハイ
レベルである状態と区別でき、この結果、吸込みグリル
36の開状態と、集塵エレメントの異常状態とを区別で
きる。そこで、エアコン制御P板11がこの集塵エレメ
ントの異常状態を何回か検知すれば、所定のロジックが
働いて集塵機運転出力をオフにし、表示灯を点滅させる
ようにしている。
【0025】次に、第2の実施例を、図6〜図8を用い
て説明する。この第2の実施例における空気調和機の全
体回路図は、図7のとおりであって、第1の実施例のも
の(図2)とほぼ同じであるが、異なるところは、エア
コン制御P板11と高圧電源ユニット21との間が2線
で結ばれていることである。図8は、高圧電源ユニット
21の内部ブロック図であり、第1の実施例のもの(図
3)とほぼ同じであるが、異なるところは、エアコン制
御P板11と高圧電源ユニット21のインターフェイス
回路45との間が2線で結ばれていることである。
【0026】図6は、エアコン制御P板11とインター
フェイス回路45との接続部の詳細を示す回路図であっ
て、エアコン制御P板11には集塵機運転出力端子P
1、異常検出端子P2、接地端子P3が用意されてい
る。集塵機運転出力端子P1にはPNPトランジスタT
rのベースが接続され、PNPトランジスタTrのコレ
クタが560Ωの抵抗R2を通して制御端子Cに接続さ
れている。異常検出端子P2は逆流防止ダイオードD1
を通して制御端子Cに接続されるとともに100kΩの抵抗
R1を通して電源電圧5Vに接続されている。接地端子
P3は接地端子Gに接続されている。
【0027】インターフェイス回路45では、制御端子
Cと接地端子Gとの間には10 kΩの抵抗R3と、PC1
の受光素子とPC2の発光素子との直列回路が接続され
ている。上記回路の動作を説明する。高圧電源ユニット
21、すなわちインターフェイス回路45が接続されて
いないときは、エアコン制御P板11の異常検出端子P
2には、電源電圧5Vがそのままかかるので異常検出端
子P2の電位はハイレベルとなる。したがって、この状
態を表示することにより高圧電源ユニット21が接続さ
れていないことが分かる。
【0028】高圧電源ユニット21が接続されると(こ
のときエアコン制御P板11の集塵機運転出力端子P1
はオフ(ハイレベル)になっている)、抵抗R1と抵抗
R3とがつながり、抵抗R3には電源電圧5Vの1/1
1の電圧が印加されるので、エアコン制御P板11の異
常検出端子P2の電位はローレベルとなる。したがっ
て、高圧電源ユニット21が接続されたことが検知でき
る。
【0029】次に、吸込みグリル36が開いている状態
でエアコン制御P板11の集塵機運転出力端子P1をオ
ン(ローレベル)にすると、本来ならば発光ダイオード
PC2は発光するはずであるが、吸込みグリル36が開
いているので、ドアスイッチ37がオフのままであり、
高圧電源ユニット21自体に電源が供給されないので、
異常検知回路44のPC1の発光ダイオードが発光せ
ず、インターフェイス回路45のPC1の受光素子はし
ゃ断状態になり、発光ダイオードPC2は発光すること
はない。よって、電源電圧5Vが抵抗R2と抵抗R3と
にかかり、R2<<R3であるから、エアコン制御P板
11の異常検出端子P2の電位はハイレベルとなる。し
たがって、吸込みグリル36が閉まっていないことが検
知できる。
【0030】吸込みグリル36が閉じている状態では集
塵エレメントに異常がないかぎり異常検知回路44のP
C1の発光素子は発光を続け、インターフェイス回路4
5のPC1の受光素子は受光状態となっているので、エ
アコン制御P板11の集塵機運転出力端子P1をオンに
すると、PC2の発光素子が発光し、これにより運転/
停止回路42が閉じられ、高圧発生回路43から高圧が
発生し、集塵エレメントに高圧が印加される。また、抵
抗R3は、PC2の発光素子とPC1の受光素子とでバ
イパスされたようになり、エアコン制御P板11の異常
検出端子P2の電位はローレベルとなり、正常に集塵を
行っていることが検知できる。
【0031】以上のように、エアコン制御P板11に所
定の論理回路を設ければ、集塵機運転出力端子P1の状
態と、エアコン制御P板11の異常検出端子P2の状態
とによって、4通りの検出が行えるので、高圧電源ユニ
ット21すなわち空気清浄機2の接続の有無と、吸込み
グリル36の開閉状態が2本の端子で検出できることに
なる(前掲の表1参照)。
【0032】なお、集塵エレメントにアーク放電等の異
常が発生すれば、異常検知回路44の発光ダイオードP
C1は規定時間(例えば0.4〜10秒間)オフになっ
た後、再びオンとなるようにされている。このため、異
常検出端子P2の電位は最初ハイレベルからローレベル
へと変わるので、エアコン制御P板11は、異常検出端
子P2の電位が常時ハイレベルである状態と区別でき、
この結果、吸込みグリル36の開状態と、集塵エレメン
トの異常状態とを区別できる。そこで、エアコン制御P
板11がこの集塵エレメントの異常状態を何回か検知す
れば、所定のロジックが働いて集塵機運転出力をオフに
し、表示灯を点滅させるようにしている。このことは、
第1の実施例と同様である。
【0033】
【発明の効果】以上の説明から明らかな通り、請求項1
及び2記載の発明では、集塵機運転出力端子の状態と、
エアコン制御P板の異常検出端子の状態とによって、4
通りの検出を行うことにより、空気清浄機本体の取付け
が不完全であったり、吸込みグリルが完全に閉まってい
なかったりした場合に直ちに発見することができる。し
たがって、集塵機能が働かない状態で空気調和機を運転
し続けるという不具合を防止することができる。
【0034】特に、請求項2記載の発明では、空気調和
機側と空気清浄機側との間をより少ない本数で接続し
て、請求項1と同様の効果が得られるので、構成の簡素
化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】エアコン制御P板と高圧電源ユニットとの接続
状態を示す回路図である。
【図2】第1の実施例に係る空気調和機の概略構成を示
すブロック図である。
【図3】高圧電源ユニット内の電気的構成を示すブロッ
ク図である。
【図4】空気調和機本体及び空気清浄機本体の取付け状
態を示す図である。
【図5】空気清浄機の取付けを検知する従来の回路図で
ある。
【図6】第2の実施例に係るエアコン制御P板と高圧電
源ユニットとの接続状態を示す回路図である。
【図7】第2の実施例に係る空気調和機の概略構成を示
すブロック図である。
【図8】高圧電源ユニット内の電気的構成を示すブロッ
ク図である。
【符号の説明】
1 エアコン室内機 2 空気清浄機 3 エアコン制御P板 21 高圧電源ユニット 23 吸込みグリル 37 ドアスイッチ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】空気調和機本体(32)に、空気清浄機本体(3
    3)及び吸込みグリル(36)が取付けられる構造の空気調和
    機(1) において、 吸込みグリル(36)の開閉に連動して空気清浄機(2) の高
    圧電源ユニット(21)に電源を供給するドアスイッチ(37)
    が設けられ、 空気調和機側と空気清浄機側との間は、制御端子(C)
    と、信号端子(S) と、接地端子(G) とにより接続され、 空気調和機側において、制御端子(C) は、駆動素子(Tr)
    を介して、空気調和機(1) の集塵機運転出力端子(P1)に
    接続され、信号端子(S) は、空気調和機(1) の異常検出
    端子(P2)に接続されるとともに抵抗(R1)を通して制御電
    源(5V)に接続され、 空気清浄機側において、制御端子(C) と信号端子(S) と
    の間には抵抗(R2)が接続され、制御端子(C) と接地端子
    (G) との間には、高圧電源ユニット(21)に運転/停止信
    号を光伝達する第2のフォトカプラ(PC2) の発光素子が
    接続され、信号端子(S) と接地端子(G) との間には抵抗
    (R3)と、高圧電源ユニット(21)の電源オンオフ状態に応
    じて光駆動される第1のフォトカプラ(PC1) の受光素子
    との並列回路が接続され、 上記抵抗値は、R1>R3>R2の関係を満たし、 空気調和機側において、集塵機運転出力端子(P1)の状態
    及び異常検出端子(P2)の状態との組合せに基づいて空気
    清浄機(2) の接続の有無及び吸込みグリル(36)の開閉状
    態を検知する手段が設けられていることを特徴とする空
    気調和機。
  2. 【請求項2】空気調和機本体(32)に、空気清浄機本体(3
    3)及び吸込みグリル(36)が取付けられる構造の空気調和
    機(1) において、 吸込みグリル(36)の開閉に連動して空気清浄機(2) の高
    圧電源ユニット(21)に電源を供給するドアスイッチ(37)
    が設けられ、 空気調和機側と空気清浄機側との間は、制御端子(C)
    と、接地端子(G) とにより接続され、 空気調和機側において、制御端子(C) は、抵抗(R2)、駆
    動素子(Tr)を介して空気調和機(1) の集塵機運転出力端
    子(P1)に接続されるとともに、空気調和機(1)の異常検
    出端子(P2)に接続され、かつ、異常検出端子(P2)は抵抗
    (R1)を通して制御電源(5V)に接続され、 空気清浄機側において、制御端子(C) と接地端子(G) と
    の間には、抵抗(R3)が接続され、かつ、高圧電源ユニッ
    ト(21)に運転/停止信号を光伝達する第2のフォトカプ
    ラ(PC2) の発光素子と、高圧電源ユニット(21)の電源オ
    ンオフ状態に応じて光駆動される第1のフォトカプラ(P
    C1) の受光素子との直列回路が接続され、 上記抵抗値は、R1>R3>R2の関係を満たし、 空気調和機側において、集塵機運転出力端子(P1)の状態
    及び異常検出端子(P2)の状態との組合せに基づいて空気
    清浄機(2) の接続の有無及び吸込みグリル(36)の開閉状
    態を検知する手段が設けられていることを特徴とする空
    気調和機。
JP16165193A 1992-07-08 1993-06-30 空気調和機 Expired - Fee Related JP3248302B2 (ja)

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