JP3246797B2 - 粉体の加圧成形装置 - Google Patents

粉体の加圧成形装置

Info

Publication number
JP3246797B2
JP3246797B2 JP11507593A JP11507593A JP3246797B2 JP 3246797 B2 JP3246797 B2 JP 3246797B2 JP 11507593 A JP11507593 A JP 11507593A JP 11507593 A JP11507593 A JP 11507593A JP 3246797 B2 JP3246797 B2 JP 3246797B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mold
die
powder
pressing
core
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP11507593A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06190596A (ja
Inventor
好久 長沢
勝美 木村
猛 宮原
直司 西崎
敏宏 新村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Pola Chemical Industries Inc
Original Assignee
Pola Chemical Industries Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Pola Chemical Industries Inc filed Critical Pola Chemical Industries Inc
Priority to JP11507593A priority Critical patent/JP3246797B2/ja
Publication of JPH06190596A publication Critical patent/JPH06190596A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3246797B2 publication Critical patent/JP3246797B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、粉末化粧料など粉体の
加圧成形装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、粉末化粧料や浴用剤などの粉体を
プレス成型する加圧成形装置は、不動部材に固定された
受型と、この受型に穿設された型穴の上方より下降し、
前記型穴に進入可能な押型と、前記受型の下方より上昇
して前記型穴に進入可能なコア型と、前記押型を上下駆
動する押型駆動手段と、前記コア型を上下駆動するコア
型駆動手段を有し、前記型穴に化粧料を充填した状態
で、前記押型及びコア型の間隔を狭めて、化粧料を加圧
成形していた。
【0003】図9及び図13に示すように、従来の加圧
成形装置の受型1は、不動部材2に固定されている。受
型1の中心部にはシリンダ状に貫通した型穴1−1が形
成されている。型穴1−1の上方には、この型穴1−1
の径寸法に嵌合する形状の押型3が位置している。下方
にも、この型穴1−1の径寸法に嵌合する形状のコア型
4が位置している。
【0004】押型3は油圧機構からなる押型駆動手段9
の往復動駆動軸3−3に直接取り付けられている。一
方、コア型4は油圧機構からなるコア型駆動手段8の往
復動駆動軸に取り付けられた押圧子8−1上に載置され
ている。これら押型3、コア型4は各駆動機構により、
型穴1−1内に進入が可能である。なお、受型1と押型
3との間にはナイロンやアセテート等の布7を介在させ
ている。
【0005】化粧料の加圧成形に際しては、コア型4
を、予め型穴1−1の内部中程まで上昇停止させてお
き、その上に受皿5を載せ、さらに、粉末化粧料6を型
穴1−1に満たす。
【0006】しかる後、図10及び図11に示すよう
に、受型1の上面を擦り切って平にしてから、押型駆動
手段9を駆動することにより、布7を介して押型3を下
降し、押型3を受型1の位置まで下降させて蓋をしたよ
うな状態にして停止させる。その後、コア型駆動手段8
を駆動することにより、予め設定された速度及び圧力で
コア型4を上昇させ、押型3との間隔を狭めることで、
粉末化粧料を加圧し、成形する。
【0007】最後に、図12に示すように、押型駆動手
段9を駆動させることにより押型3を上昇させ、コア型
駆動手段8を駆動することにより押圧子8−1を下降さ
せてから、型穴1−1内にあるコア型4を押して成形さ
れた化粧料を受皿5と共に上側より取り出す。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の化粧料の加圧成形装置では、上方からの加圧に
加え、最終的な加圧成形は、コア型4を下から押し上げ
る油圧作動による加圧方式を採用しているため、油圧作
動の変動要素が多く、プレス速度や加圧力においても不
安定であり、成形性能にも悪影響が及んでいる。
【0009】そこで、本発明は、上記欠点に鑑み、成形
性能を改良した化粧料の加圧成形装置を提供することを
課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本発明は、以下の構成とした。 (1)押型駆動手段が押型を2段階のストロークで移動
させる手段で構成した。
【0011】すなわち、所定の金型の受型に穿設され、
粉体が充填される複数の型穴と、これらの各型穴内に押
込まれ、粉体を加圧する対応する数の型とこれらの
型を型穴に対して互いに異なる2以上の位置に
駆動する多段階ストロークで制御される押型駆動手段と
を有することを特徴とする粉体の加圧成形装置である。
【0012】(2)また、この押型駆動手段の多段階ス
トロークは、押型の下面を受型の上方位置から型穴
の上面合致位置まで下降させる第1段階ストロークと、
押型の下面を前記上面合致位置から所定の最終成形位
置まで下降させる第2段階ストロークを有することとし
た。
【0013】すなわち、不動部材に固定される受型と、
この受型に形成された複数の型穴と、これら各型穴の上
より下降可能な対応する数の押型と、型穴の下方
り上昇可能なコア型と、押型を上下駆動する押型駆動
手段と、前記コア型を上下駆動するコア型駆動手段を有
し、型穴に粉体を充填した状態で、押型及びコア型
の間隔を狭めて粉体を加圧成形する粉体の加圧成形装置
において、前記粉体の加圧時に、前記コア型は静止させ
たままで、押型駆動手段が、多段階のストロークで、
押型を駆動するようにした。
【0014】ここで、前記多段階ストロークは、前記押
型の下面を前記型穴の上方から前記上面合致位置まで下
降させる第1段階ストロークと、前記押型の下面を前記
上面合致位置から前記最終成形位置まで下降させる第2
段階ストロークとで行うようにするのがよい。
【0015】前記押型駆動手段は、例えば、シリンダ内
のピストンを油圧で駆動し、このピストンに付与された
ピストンロッドを前記油圧の制御で進退させる油圧シリ
ンダ装置などで構成され、第1のシリンダ装置のピスト
ンロッド先端に第2のシリンダ装置を取付けて構成され
る。そして、前記第1のシリンダ装置のピストンロッド
の最進出時、すなわち最下降時に第2のシリンダ装置の
ピストンロッド先端に取り付けた押型の下面が型穴の上
面に合致するようにし、その後第2のシリンダ装置が駆
動して、そのピストンロッドを下降させ押型で型穴内の
粉体をプレス成型するようにするとよい。
【0016】この場合、前記第2のシリンダ装置を複数
備え、この複数の第2のシリンダ装置を互いに並列に配
列して、前記第1のシリンダ装置のピストンロッド先端
に取付け、第1のシリンダ装置が最下降した後に、これ
ら第2のシリンダ装置をほぼ同時に下降させるようにし
てもよい。
【0017】また、前記第2のシリンダ装置のピストン
ロッドの最進出時、すなわち最下降時に第2のシリンダ
装置のピストンロッド先端に取り付けた押型の下面が型
穴の上面に合致するようにし、その後第1のシリンダ装
置が駆動して、そのピストンロッドを下降させ、第2の
シリンダ装置のピストンロッド先端に取り付けた押型で
型穴内の粉体をプレス成型するようにしてもよい。な
お、型穴は受型を貫通していてもよいし、有底の凹状で
あってもよい。
【0018】
【作用】本発明の装置は、化粧料を受皿に充填する場
合、浴用剤などを固化する場合などに使用できる。化粧
料を受皿に充填する場合、通常、まず、型穴内に受皿を
装填する。
【0019】そして、型穴内に粉末供給装置から粉末を
供給する。供給量は通常型穴の上面までであるが、適宜
変更可能である。そして、押型駆動手段で、例えば、前
記押型の下面を前記型穴の上方から前記上面合致位置ま
で下降させる。さらに、前記押型の下面を前記上面合致
位置から前記最終成形位置まで下降させ、粉体を加圧固
化する。
【0020】このすくなくとも2段階のプレスで上方か
ら加圧固化するので、上下方向からのプレスに比べ、変
動要素の影響は少ない。
【0021】
【実施例】次に、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。以下の実施例において、既に説明した部材と同等
の部材については同一符号を以って示し、詳細な説明は
省略する。
【0022】図1乃至図5は本発明の第1実施例に係る
加圧成形装置を示す図面である。図1において、押型3
は押型駆動装置10により往復動される。押型駆動装置
10は2つの油圧シリンダを直列に配列した構成を有す
る。第1段階の油圧シリンダ10−1は押型3の位置出
し用であり、第2段階の油圧シリンダ10−2は押型3
による化粧料の最終位置決定用であり、各シリンダ毎に
2段階に分けて押型3を下降させることができる。
【0023】一方、コア型駆動装置11は、サーボモー
タM、歯車G1,G2、ねじ11−1、押圧子11−2
等の要素からなる。サーボモータMの回転は該モータの
軸に固定された歯車G1を回転させ、この回転は該歯車
G1に噛み合っている歯車G2に伝えられる。歯車G2
は、これと一体のねじ11−1を回転させ、このねじの
回転に伴い、該ねじに螺合されている押圧子11−2を
往復動させる。押圧子11−2には適宜の回り止め装置
(図示省略)が施されていることは勿論である。
【0024】なお、このコア型駆動装置として、図1に
示した構成の他に、リニアモータを使用して直接押圧子
を駆動する方式、或いは、クランク機構を利用して押圧
子を上下動制御する方式等を適宜選択して採用すること
もできる。
【0025】以下、図1乃至図5により、加圧成形プロ
セスについて説明する。 1.セット工程(図1参照):図1に示すように、押型
駆動装置10の2つの油圧シリンダ内のピストンは共に
上限に位置し、押型3は受型1の上方に位置している。
また、コア型駆動装置11はコア型4を受型1の型穴1
−1内の所定位置に位置させている。
【0026】この状態の下で、受型1の型穴1−1内に
受皿5及び粉末化粧料6が載置充填され、受型1の上面
を擦り切って平にされる。
【0027】2.第1段階ストローク工程(図2参
照):押型駆動装置10の第1段階の油圧シリンダ10
−1だけが駆動してピストンをストロークエンドまで移
動させ、予め設定された通り、押型3の下面を図1に示
された受型1の上方位置から図2に示すように受型1の
上面位置合致位置まで移動させ、この位置に位置決めす
る。
【0028】3.粗成形工程(図3参照):押型駆動装
置10は図2に示す位置を保持しているのに対し、コア
型駆動装置11が駆動され、所定の粗加工位置まで所定
速度で上昇し、このコア型4の上昇に伴い、粉末化粧料
6が所定量圧縮され成形される。このときのコア型4の
上昇停止位置は化粧料の最終加圧力以下とする。
【0029】4.第2段階ストローク工程(図4参
照):本工程は最終成形工程であり、押型駆動装置10
の第2段階の油圧シリンダ10−2部が駆動してピスト
ンを移動させ、押型3を予め設定した最終圧力になるま
で押しげる。これにより、粉末化粧料6は最終成形され
る。
【0030】5.離間工程(図5参照):図5に示すよ
うに、押型駆動装置10は第1段階、第2段階の油圧シ
リンダ共にピストンを引き上げ、図1にも示すようなホ
ームポジションに戻り、受型1の上方に大きく離間す
る。
【0031】コア型駆動装置11についても同様に、こ
れまでの工程と逆向きにモータMが駆動されて、押圧子
11−2を受型1の下方に位置させる。受型1には受皿
5及び成形された化粧料6、押型3などが残るが、押型
駆動装置10、コア型駆動装置11が共に離間している
ので容易に外すことができる。
【0032】このように、本例では、上部から押型3に
より最終加圧し、その加圧が、一旦粗成形された後の成
形であるので、粉体の伸び等に有効であり、粉体の成形
性が向上する。
【0033】また、第2段階の油圧シリンダ10−2の
圧力設定の制御により最終成形の加圧条件が決まるの
で、一定の成形品が得られる。さらに、コア型駆動装置
11に関しても、モータ制御によるため条件設定が容易
であり、従来のような油圧装置によるのに比べ、作動の
精度が高く、成形品の層が均一化する利点がある。
【0034】図6は本発明の第2実施例に係る加圧成形
装置の図面であり、前記第1実施例における図1に対応
する図面である。この加圧成形装置が第1実施例のもの
と相違する点について以下に説明する。
【0035】この第2実施例は、1台の加圧成形装置を
用い、1ショットで同一の若しくは異種の製品を同時に
複数(この実施例では2つ)加圧成形できるようにした
ものである。
【0036】受型1には2つの型穴1−1A,Bが形成
されており、コア型4には2つのコア部4−1A,Bが
形成されていて、各コア部4−1A,Bが対応する型穴
1−1A,Bに進入可能になっている。型穴1−1A,
Bに進入したコア部4−1A,Bの上にはそれぞれ受皿
5A,Bが載っており、その上に粉末化粧料6A,Bが
満たされている。
【0037】一方、押型駆動装置10は2つの第2段階
の油圧シリンダ10−2A,Bを有し、この油圧シリン
ダ10−2A,Bが、第1段階の油圧シリンダ10−1
によって昇降するヘッダー12に、並列に配列されてい
る。油圧シリンダ10−2A,Bによって昇降される押
型3A,Bは、それぞれ対応する型穴1−1A,B内に
収容された化粧料6A,Bをプレスするものである。
【0038】コア型駆動装置11については第1実施例
のものと同じであるので、説明を省略する。また、加圧
成形プロセスについても、2つの第2段階の油圧シリン
ダ10−2A,Bの両方がほぼ同時に昇降する(ただ
し、後述するように条件を異にした場合には、厳密にい
うと昇降開始タイミングあるいは昇降終了タイミングに
微妙にずれが生じる)ことを除いて、第1実施例と同じ
であるので、説明は省略する。
【0039】以下の説明では、添字Aが付された側をA
系列と称し、添字Bが付された側をB系列と称す。この
第2実施例の加圧成形装置においては、A系列とB系列
を全く同じ条件にすると、同一製品を2つ同時に加圧形
成することができる。
【0040】また、A系列とB系列で条件を相違させる
と、互いに異なる2つの製品を同時に加圧成形すること
ができる。相違させる条件としては、 型穴1−1、受皿5、押型3の形状、大きさ等をA系
列とB系列で異にする、 化粧料6Aと化粧料6Bの色調を異にする、 化粧料6Aと化粧料6Bに粉体特性の異なるものを用
い、化粧料6A,Bが各粉体特性に適した加圧力、加圧
スピードで加圧されるように、第2段階の油圧シリンダ
10−2A,Bの作動条件や制御条件を異にする、等が
あり、さらに、これらを組み合わせることも可能であ
る。なお、前記 、 において、化粧料6A,Bの
粉体特性が同一である場合には、油圧シリンダ10−2
A,Bの作動条件や制御条件を同じにする。
【0041】図7は本発明の第3実施例に係る加圧成形
装置を示す図面であり、前記第1実施例における図1に
対応する図面である。この加圧成形装置が第1実施例の
ものと相違する点について以下に説明する。
【0042】この第3実施例は、1つの受皿に、互いに
異なる多数の化粧料を、同時に加圧成形して装填するこ
とができるようにしたものである。図8(A)、(B)
はそれぞれこの実施例に用いられる受皿5の平面図であ
り、受皿5は5つの化粧料収容凹部5−1A,B,C,
D,Eを有している。以下、図8(A)の受皿5を用い
た場合で説明する。
【0043】この受型1の上面は受皿5の上面と面一に
なっていて、受型1及び受皿5の上に補助受型13をセ
ットできるようになっている。補助受型13には、受皿
5の各収容凹部5−1A,B,C,D,Eに対応する位
置に、各収容凹部5−1A,B,C,D,Eよりも若干
大径の型穴13−1A,B,C,D,Eが形成されてい
る。
【0044】一方、押型駆動装置10は5つの第2段階
の油圧シリンダ10−2A,B,C,D,Eを有し、こ
の5つの油圧シリンダ10−2A,B,C,D,Eが、
第1段階の油圧シリンダ10−1によって昇降するヘッ
ダー12に、並列に配列されている。油圧シリンダ10
−2A,B,C,D,Eによって昇降される押型3A,
B,C,D,Eは、これらに対応する型穴13−1A,
B,C,D,E内に収容された化粧料6A,B,C,
D,Eをプレスするものである。
【0045】コア型駆動装置11については第1実施例
のものと同じであるので説明を省略する。また、加圧成
形プロセスについても、5つの第2段階の油圧シリンダ
10−2A〜Eがほぼ同時に昇降する(ただし、後述す
るように条件を異にした場合には、厳密にいうと昇降開
始タイミングあるいは昇降終了タイミングに微妙にずれ
が生じる)ことを除いて、第1実施例と同じであるので
説明は省略する。
【0046】以下の説明では、添字Aが付された列をA
系列、添字Bが付された列をB系列、添字Cが付された
列をC系列、添字Dが付された列をD系列、添字Eが付
された列をE系列、と称す。
【0047】この第3実施例の加圧成形装置において
は、A〜E系列の条件を相違させて、5つの化粧料6A
〜Eを同時に加圧成形することができる。相違させる条
件としては、 収容凹部5−1、型穴13−1、押型3の形状、大き
さ等をA〜E系列で互いに異にする(図8(B)はこの
条件設定の一例と見ることができる)、 化粧料6A〜Eの色調を互いに異にする、 化粧料6A〜Eを互いに粉体特性の異なるものにし、
これら5種類の化粧料6A〜Eが各粉体特性に適した加
圧力、加圧スピードで加圧されるように、第2段階の油
圧シリンダ10−2A〜Eの作動条件や制御条件を互い
に異にする、等があり、さらに、これらを組み合わせる
ことも可能である。なお、前記 、 において、化
粧料6A〜Eの粉体特性が同一である場合には、油圧シ
リンダ10−2A〜Eの作動条件や制御条件を同じにす
る。
【0048】前記第2実施例及び第3実施例では、第2
段階の油圧シリンダとしてそれぞれ独立した複数の油圧
シリンダを用い、この複数の第2段階の油圧シリンダを
並列に配列してヘッダに設置しているが、この態様に限
るものではなく、第2段階の油圧シリンダを次のように
構成することも可能である。
【0049】即ち、一つのシリンダブロックに複数のシ
リンダ穴を並列に配して設け、各シリンダ穴にそれぞれ
ピストンを配して、各ピストンを互いに独立した油圧回
路で往復動させるようにして第2段階の油圧シリンダを
構成する。
【0050】そして、第1段階の油圧シリンダのピスト
ンロッドの先端に第2段階の油圧シリンダのシリンダブ
ロックを取り付け、第2段階の油圧シリンダの各ピスト
ンから延びるピストンロッドの先端にそれぞれ押型を取
り付ける。
【0051】第2段階の油圧シリンダをこのように構成
すると、隣接する押型間の水平方向の離間寸法を狭める
ことが容易になり、第3実施例の態様の場合に特に有効
である。また、装置の小型化を図ることもできる。
【0052】
【発明の効果】本発明によれば、多段階のストロークを
もって加圧成形することにより成形性能を改良した粉体
の加圧成形装置を提供することができる。
【0053】特に、コア型は成型時に静止し、上方のス
トロークのみから粉体を加圧するため、加圧条件の変動
要素は上方からのストロークのみとなり、成型条件を正
確に決定できる。しかも、本発明に係る粉体の加圧成形
装置によれば、受型には複数の型穴が形成されていると
共に、またこれら複数の型穴に対応した数の押型を備
え、更に押型駆動手段が、シリンダ内のピストンを油圧
で駆動し、このピストンに連結されたピストンロッドを
油圧の制御で進退させる第1の油圧シリンダ装置と、第
1の油圧シリンダ装置のピストンロッド先端に、互いに
並列に配列して取り付けられた複数の第2の油圧シリン
ダ装置とからなり、各押型を各第2の油圧シリンダ装置
の各ピストンロッド先端に取り付けて構成したことから
複数の同一製品を同時に加圧成形することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る加圧成形装置の構成
及び加圧成形工程を説明した図である。
【図2】本発明の第1実施例に係る加圧成形装置の構成
及び加圧成形工程を説明した図である。
【図3】本発明の第1実施例に係る加圧成形装置の構成
及び加圧成形工程を説明した図である。
【図4】本発明の第1実施例に係る加圧成形装置の構成
及び加圧成形工程を説明した図である。
【図5】本発明の第1実施例に係る加圧成形装置の構成
及び加圧成形工程を説明した図である。
【図6】本発明の第2実施例に係る加圧成形装置の構成
図である。
【図7】本発明の第3実施例に係る加圧成形装置の構成
図である。
【図8】本発明の第3実施例に係る加圧成形装置におい
て使用される受皿の平面図である。
【図9】従来の加圧成形装置の構成及び加圧成形工程を
説明した図である。
【図10】従来の加圧成形装置の構成及び加圧成形工程
を説明した図である。
【図11】従来の加圧成形装置の構成及び加圧成形工程
を説明した図である。
【図12】従来の加圧成形装置の構成及び加圧成形工程
を説明した図である。
【図13】従来の加圧成形装置の要部構成を説明した断
面図である。
【符号の説明】
1 受型 1−1 型穴 2 不動部材 3 押型 4 コア型 7 布 8,11 コア型駆動装置 9,10 押型駆動装置 10−1 第1段階の油圧シリンダ 10−2 第2段階の油圧シリンダ 13 補助受型 13−1 型穴
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西崎 直司 静岡県袋井市愛野1234番地ポーラ化成工 業株式会社袋井工場内 (72)発明者 新村 敏宏 静岡県静岡市弥生町6番48号ポーラ化成 工業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭62−192306(JP,A) 特開 平5−146896(JP,A) 特開 昭50−7172(JP,A) 実開 平4−90197(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B30B 11/02 A61K 7/02

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の金型の受型に穿設され、粉体が充
    填される複数の型穴と、これらの各型穴内に押込まれ、
    前記粉体を加圧する対応する数の押型と、これらの各押
    型を前記各型穴に対して互いに異なる2以上の位置に駆
    動する多段階ストロークで制御される押型駆動手段と、
    前記各型穴の下方より上昇して前記各型穴の上方に上昇
    可能なコア型と、前記コア型を上下駆動するコア型駆動
    手段とを備え、 前記押型駆動手段は、シリンダ内のピストンを油圧で駆
    動し、このピストンに連結されたピストンロッドを前記
    油圧の制御で進退させる第1の油圧シリンダ装置と、前
    記第1の油圧シリンダ装置のピストンロッド先端に、互
    いに並列に配列して取り付けられた複数の第2の油圧シ
    リンダ装置とから構成され、 前記粉体の加圧時に、前記コア型は静止し、前記押型駆
    動手段が多段階のストロークで前記各押型を駆動するこ
    とを特徴とする粉体の加圧成形装置。
JP11507593A 1992-11-04 1993-05-17 粉体の加圧成形装置 Expired - Fee Related JP3246797B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11507593A JP3246797B2 (ja) 1992-11-04 1993-05-17 粉体の加圧成形装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29530292 1992-11-04
JP4-295302 1992-11-04
JP11507593A JP3246797B2 (ja) 1992-11-04 1993-05-17 粉体の加圧成形装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06190596A JPH06190596A (ja) 1994-07-12
JP3246797B2 true JP3246797B2 (ja) 2002-01-15

Family

ID=26453680

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11507593A Expired - Fee Related JP3246797B2 (ja) 1992-11-04 1993-05-17 粉体の加圧成形装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3246797B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100463775B1 (ko) * 2000-12-04 2004-12-29 가부시키가이샤 무라타 세이사쿠쇼 분말 공급 장치 및 분말 성형 장치
EP2329945A4 (en) * 2008-08-28 2013-04-03 Kao Corp DEVICE FOR COMPRESSING POWDERS AND PROCESS FOR PRODUCING COMPACT POWDER POWDER
JP5171768B2 (ja) * 2009-09-18 2013-03-27 株式会社 資生堂 粉末化粧料の成型装置
JP5523198B2 (ja) * 2010-05-18 2014-06-18 紀伊産業株式会社 多色固形化粧料の製造方法
CN106626498B (zh) * 2016-11-30 2018-06-26 常州机电职业技术学院 自动旋转式压片成形机
KR102131149B1 (ko) * 2018-06-22 2020-07-07 한국생산기술연구원 상하 더블 액션 구현을 가능하게 하는 금형 시스템

Also Published As

Publication number Publication date
JPH06190596A (ja) 1994-07-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0680404B1 (en) Undercut split die
US5288440A (en) Method and apparatus for controlling powder molding press
JP3585495B2 (ja) 位相がずらされた割り形ダイ
US3664784A (en) Compacting press
JP3246797B2 (ja) 粉体の加圧成形装置
US4853180A (en) Method of manufacturing bushings with powdered metals
JP2720118B2 (ja) 多段電動式粉末成形機と圧縮成形方法
JP2002219600A (ja) コンピュータ数値制御プレス装置
JPH10249590A (ja) サーボモータ駆動のリンクモーションプレスおよびそ のプレス制御方法
US5669128A (en) Index-feed machining system
US4439129A (en) Hydraulic refractory press including floating upper and lower plunger assemblies
US2867844A (en) Press for molding powdered material
JPS63168296A (ja) 粉体成型装置
JP4498526B2 (ja) 粉末成形プレス
JPH0716795A (ja) 粉末成形プレス
JP2826934B2 (ja) 粉末成形プレスの加圧制御方法および装置
JPH0216879Y2 (ja)
JPH04237600A (ja) 圧縮成形機
JPH09168899A (ja) 粉末成形プレス装置及び粉末成形プレス方法
CN2463155Y (zh) 多孔砖的压制设备
JP3203925B2 (ja) 粉末成形品の圧縮成形方法およびその装置
JP3144450B2 (ja) 圧粉体成形用金型
SU1129026A1 (ru) Установка дл непрерывного прессовани металлических порошков
JP2872069B2 (ja) 異種粉末用成形装置
SU1734949A1 (ru) Устройство дл прессовани изделий из порошков

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees