JP3246471U - バルブ装置 - Google Patents

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耕一 野口
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株式会社シー・オー・シー
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Abstract

【課題】船舶等における流体の流路に設けられる、弁軸の強度を低下させる捻じりトルクや曲げモーメントを発生しない、バルブ装置を提供する。【解決手段】弁体36を設けた弁軸37と同軸上に駆動源により駆動回転される駆動軸38を配置して軸端を相互に連結手段39で連結し、前記駆動軸38の回転運動を弁軸37の軸方向の往復運動に変換する運動変換手段40を備えたバルブ装置において、前記連結手段39は、角穴部43に対して角軸部44を相対回動不能かつ摺動自在に嵌挿することにより構成されており、前記運動変換手段40は、ハウジングに固定の支持部材35に設けた雌ネジ部45に前記弁軸37に設けた雄ネジ部46を螺挿することにより構成されている。【選択図】図6

Description

本考案は、艦船における流体の流路に設けられるバルブ装置に関する。
従来、艦船には、例えば、海水によるバラストライン、その他を構成する流路の随所にバルブ装置が設けられている。
この点に関して、本出願人が特許文献1により提案したバルブ装置(従来技術)は、バルブユニットに対して駆動装置を弁軸と同軸上で積層状に組付けることにより、コンパクト化を実現している。
この従来技術を図1ないし図4に基づいて説明すると、バルブ装置は、流体の流路を形成したハウジング1の上に、弁蓋2と、駆動ユニット3を積層状に固設しており、前記ハウジング1の内部に配置した弁体4に弁軸5を設け、該弁軸5を軸方向に往復移動することにより、弁体4による流路の開閉を行うように構成している。
前記弁軸5を往復移動させるための駆動機構は、前記弁軸5に対して、前記駆動ユニット3の駆動源により駆動回転される駆動軸6を同軸上に配置し、前記弁軸5と駆動軸6の軸端を相互に連結する連結手段7と、前記駆動軸6の回転運動を弁軸5の軸方向の往復運動に変換する運動変換手段8を設けている。
前記連結手段7は、前記駆動軸6の軸端に設けたソケット部9に対して、弁軸5の軸端部10を結合することにより構成され、この際、前記ソケット部9の開口端部の近傍に設けた雌ネジ部11に前記軸端部10に設けた雄ネジ部12を螺挿することにより、前記運動変換手段8が構成されている。尚、両ネジ部11、12は、角ネジにより形成されている。
これにより、前記駆動軸6を正転方向に駆動回転すると、前記雌雄ネジ部11、12を介して、弁軸5の軸端部10がソケット部9の内部に向かう方向(図示上向き)に移動される。この際、ソケット部9は、雌ネジ部11から穴底に向けて前記軸端部10を進入させる受入部9aを形成している。そして、これと反対に、前記駆動軸6を逆転方向に駆動回転すると、弁軸5の軸端部10がソケット部9から抜き出される方向(図示下向き)に移動される。
前記駆動ユニット3は、例えば、駆動軸6を正逆回転駆動するラジアルプランジャ式の油圧モータ13により構成され、該油圧モータの駆動部14と駆動軸6を同軸上に配置している。図例の場合、駆動軸6は、ベアリング15により軸支されており、ポートブロック16から駆動室17供給される圧油により駆動軸6の駆動軸部6aを回転駆動し、ポートの切換えにより正転又は逆転される。
実用新案登録第3189750号公報
ところで、従来技術の場合、前記運動変換手段8は、駆動軸6と弁軸5の間に設けた雌雄ネジ部11、12により構成されているので、図示のような回転阻止手段18が設けられている。即ち、運動変換手段8は、駆動軸6と弁軸5を連結する連結手段7のそれ自体にネジ部を螺合した運動変換手段8を設けているため、駆動軸6の回転により弁軸5が連れ回りすることを防止する必要があるからである。
この際、前記回転阻止手段18は、弁軸5の軸方向の中間部において外周に取付けた固定部材19と、弁蓋2に固設した受止めガイド20により構成されている。
これにより、弁軸5の回転に対して、該弁軸5の径方向に延びる固定部材19の先端部が受止めガイド20に受止められ、回転を阻止する。そして、弁軸5の軸方向の移動に関して、固定部材19が受止めガイド20に沿って移動し、軸方向に移動させる。
しかしながら、このように構成した回転阻止手段18は、弁軸5の回転により固定部材19が取付けられた軸部にトルク反力を作用させるため、弁軸5に曲げモーメントないし捻じりモーメントが発生し、弁軸5の強度を低下する。
艦船に配設されるバルブ装置は、火災時における速やかな消火活動を可能にすること、浸水時における速やかな船体傾斜の是正による復元性を保持すること等のダメージコントロールが必要であるとされており、この点は、艦船において特に重要とされている。ところが、弁軸の強度低下は、このような緊急時における確実かつ迅速なバルブ操作に支障をきたすおそれがあり、深刻な問題を提起する。
更に、上述のような回転阻止手段18は、弁軸5の強度低下を招来するだけでなく、弁軸5のトルクを受ける固定部材19や受止めガイド20に損傷を招来するおそれがあり、これにより弁軸5の正常な軸方向移動を妨げることが憂慮される。
本考案は、上記課題を解決したバルブ装置、特に、艦船等、舶用のバルブ装置を提供するものであり、その手段として構成したところは、弁体を設けた弁軸と、駆動源により駆動回転される駆動軸を同軸上に配置し、前記弁軸と駆動軸の軸端を相互に連結する連結手段を設け、前記駆動軸の回転運動を弁軸の軸方向の往復運動に変換する運動変換手段を備えており、前記弁軸を軸方向に往復移動したとき弁体によりハウジング内部の流路が開閉されるように構成したバルブ装置において、前記連結手段は、前記駆動軸の軸端に設けた角穴部と、前記弁軸の軸端に設けた角軸部により構成され、前記角軸部を前記角穴部に相対回動不能かつ摺動自在に嵌挿しており、前記運動変換手段は、前記ハウジングの上方位置に固定の支持部材に設けた雌ネジ部と、前記弁軸に設けた雄ネジ部により構成され、前記雄ネジ部を前記雌ネジ部に螺挿して成る点にある。
本考案の好ましい実施形態は、前記ハウジングに対して、弁蓋と、スペーサ部材と、駆動ユニットを積層状に固設しており、前記弁蓋とスペーサ部材の間に前記雌ネジ部を設けた支持部材を介装して固定し、前記弁軸の雄ネジ部を前記雌ネジ部に螺挿した状態で該弁軸の軸端を前記スペーサ部材の内部に臨ませ、前記駆動ユニットに前記駆動源及び駆動軸を内装すると共に、前記駆動軸の軸端を前記スペーサ部材の内部に臨ませ、前記スペーサ部材の内部において前記角軸部を角穴部に嵌挿させるように構成している。
本考案のバルブ装置は、駆動軸38の軸端に設けた角穴部43に対して弁軸37の軸端に設けた角軸部44を相対回動不能かつ摺動自在に嵌挿することにより連結手段39を構成し、ハウジング31の上方位置に固定の支持部材35に設けた雌ネジ部45に弁軸37の雄ネジ部46を螺挿することにより運動変換手段40を構成しているので、従来技術のように弁軸の強度を低下させる捻じりトルクや曲げモーメントを発生することがないという効果がある。
従来技術に関して、ハウジングを断面で示したバルブ装置の正面図である。 従来技術に係るバルブ装置における駆動軸と弁軸の関係を一部断面で示した説明図である。 従来技術における駆動源と駆動軸及び弁軸を示す断面図である。 従来技術の駆動軸と弁軸に関して、連結手段及び運動変換手段と、回転阻止手段を示す断面図である。 本考案の実施形態に関して、ハウジングを断面で示したバルブ装置の正面図である。 本考案の実施形態に係るバルブ装置における駆動軸と弁軸の関係を一部断面で示した説明図である。 本考案の実施形態における駆動源と駆動軸及び弁軸を示す断面図である。 本考案の実施形態における駆動軸と弁軸に関して、連結手段と運動変換手段を示す断面図である。
以下図面に基づいて本考案の好ましい実施形態を詳述する。
図5ないし図8に示すように、バルブ装置は、流体の流路を形成したハウジング31の上に、弁蓋32と、スペーサ部材33と、駆動ユニット34を積層状に固設しており、前記弁蓋32とスペーサ部材33の間に支持部材35を介装して固定している。
前記ハウジング1の内部に配置した弁体36には弁軸37が設けられており、該弁軸37を軸方向に往復移動することにより、弁体36が流路の開閉を行うように構成されている。
前記弁軸37を往復移動させるための駆動機構は、前記弁軸37に対して、前記駆動ユニット34の駆動源により駆動回転される駆動軸38を同軸上に配置し、前記弁軸37と駆動軸38の軸端を相互に連結する連結手段39と、前記駆動軸38の回転運動を弁軸37の軸方向の往復運動に変換する運動変換手段40を設けている。
前記連結手段39は、前記駆動軸38の軸端に設けたソケット部41に形成した角穴部43と、前記弁軸37の軸端部42に設けた角軸部44により構成され、前記角軸部44を前記角穴部43に相対回動不能かつ摺動自在に嵌挿している。
従って、前記角穴部43と角軸部44は嵌合により回転方向に面対偶を形成しているので、前記駆動軸38の回転を前記弁軸37に直接伝達し、該弁軸37を回転させる。しかも、前記角軸部44と前記角穴部43は軸方向に滑り対偶を形成しているので、前記角軸部44を軸方向に移動自在としている。
前記運動変換手段40は、前記支持部材35に設けた雌ネジ部45と、前記弁軸37に設けた雄ネジ部46により構成されており、前記雄ネジ部46を前記雌ネジ部45に螺挿している。
従って、上述のように角穴部43と角軸部44の嵌合を介して、前記駆動軸38が弁軸37を回転したとき、前記弁軸37は、雄ネジ部46と雌ネジ部45の螺合を介して、軸方向に移動する。
つまり、前記駆動軸38により弁軸37を正転方向に駆動回転すると、前記雌雄ネジ部45、46を介して、弁軸37の軸端部42がソケット部41の内部に向かう方向(図示上向き)に移動される。これと反対に、前記駆動軸38により弁軸37を逆転方向に駆動回転すると、弁軸37の軸端部42がソケット部41から抜き出される方向(図示下向き)に移動される。
前記弁軸37の軸方向の移動距離(ストローク)は、弁体36が流路を閉じた位置と開いた位置の間の距離に相当する。このようなストロークを可能にするため、前記ソケット部41の角穴部43は、軸方向に十分な長さを有するように形成されている。図示実施形態において、図8(A)は、弁体36により流路が閉じられた状態を示しており、このとき、前記角軸部44は角穴部43の開口部近傍に位置している。これに対し、図8(B)は、弁体36により流路が開かれた状態を示しており、このとき、前記角軸部44は角穴部43の穴底近傍に位置している。
前記駆動ユニット34は、例えば、駆動軸38を正逆回転駆動するラジアルプランジャ式の油圧モータ47により構成され、該油圧モータの駆動部48と駆動軸38を同軸上に配置している。図例の場合、駆動軸38は、ベアリング49により軸支されており、ポートブロック50から駆動室51に供給される圧油により駆動軸38の駆動軸部38aを回転駆動し、ポートの切換えにより正転又は逆転される。
以上のように構成したバルブ装置は、駆動軸38の軸端に設けた角穴部43に対して弁軸37の軸端に設けた角軸部44を相対回動不能かつ摺動自在に嵌挿することにより連結手段39を構成し、ハウジング31の上方位置に固定の支持部材35に設けた雌ネジ部45に弁軸37の雄ネジ部46を螺挿することにより運動変換手段40を構成しているので、従来技術のように弁軸の強度を低下させる捻じりトルクや曲げモーメントを発生することはない。
そして、図示実施形態の場合、弁蓋32と駆動ユニット34の間に設けたスペーサ部材33の内部に角穴部43と角軸部44を嵌合した連結手段39を位置させており、しかも、弁蓋32とスペーサ部材33の間に介装した支持部材35に雌ネジ部45を設けているので、駆動ユニット34の組付け及び分解が容易であり、メンテナンスも容易であるという利点がある。
(従来技術)
1 ハウジング
2 弁蓋
3 駆動ユニット
4 弁体
5 弁軸
6 駆動軸
6a 駆動軸部
7 連結手段
8 運動変換手段
9 ソケット部(駆動軸)
9a 受入部
10 軸端部(弁軸)
11 雌ネジ部
12 雄ネジ部
13 油圧モータ
14 駆動部
15 ベアリング
16 ポートブロック
17 駆動室
18 回転阻止手段
19 固定部材
20 受止めガイド
(本考案)
31 ハウジング
32 弁蓋
33 スペーサ部材
34 駆動ユニット
35 支持部材
36 弁体
37 弁軸
38 駆動軸
38a 駆動軸部
39 連結手段
40 運動変換手段
41 ソケット部(駆動軸)
42 軸端部(弁軸)
43 角穴部
44 角軸部
45 雌ネジ部
46 雄ネジ部
47 油圧モータ
48 駆動部
49 ベアリング
50 ポートブロック
51 駆動室

Claims (2)

  1. 弁体(36)を設けた弁軸(37)と、駆動源により駆動回転される駆動軸(38)を同軸上に配置し、前記弁軸(37)と駆動軸(38)の軸端を相互に連結する連結手段(39)を設け、前記駆動軸(38)の回転運動を弁軸(37)の軸方向の往復運動に変換する運動変換手段(40)を備えており、前記弁軸(37)を軸方向に往復移動したとき弁体(36)によりハウジング内部の流路が開閉されるように構成したバルブ装置において、
    前記連結手段(39)は、前記駆動軸(38)の軸端に設けた角穴部(43)と、前記弁軸(37)の軸端に設けた角軸部(44)により構成され、前記角軸部(44)を前記角穴部(43)に相対回動不能かつ摺動自在に嵌挿しており、
    前記運動変換手段(40)は、前記ハウジングの上方位置に固定の支持部材(35)に設けた雌ネジ部(45)と、前記弁軸(37)に設けた雄ネジ部(46)により構成され、前記雄ネジ部(46)を前記雌ネジ部(45)に螺挿して成ることを特徴とするバルブ装置。
  2. 前記ハウジングに対して、弁蓋(32)と、スペーサ部材(33)と、駆動ユニット(34)を積層状に固設しており、
    前記弁蓋(32)とスペーサ部材(33)の間に前記雌ネジ部(45)を設けた支持部材(35)を介装して固定し、前記弁軸(37)の雄ネジ部(46)を前記雌ネジ部(45)に螺挿した状態で該弁軸(37)の軸端を前記スペーサ部材(33)の内部に臨ませ、
    前記駆動ユニット(34)に前記駆動源及び駆動軸(38)を内装すると共に、前記駆動軸(38)の軸端を前記スペーサ部材(33)の内部に臨ませ、
    前記スペーサ部材(33)の内部において前記角軸部(44)を角穴部(43)に嵌挿させるように構成して成ることを特徴とする請求項1に記載のバルブ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2025171616A (ja) * 2024-05-10 2025-11-20 株式会社笑農和 止水栓開閉装置
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