JP3245151U - 大引挟持具 - Google Patents

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安夫 白根
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株式会社白根工務店
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Abstract

【課題】外力が加わっても大引材が支持具から意図せずに外れることなく、取り外す際は容易に取り外しが可能な大引挟持具を提供する。【解決手段】型枠工事に用いる大引材と、大引材の下方に重なって下方から大引材を支持する支持具とを挟持する大引挟持具1であって、ベース2と、ベース2の両端から互いの間隔が縮小する方向に延びる一対のアーム4、4と、が金属片で一体的に形成され、一対のアーム4、4における基端側間隔は、大引材及び支持具が重なった上下幅より広く形成され、一対のアーム4、4における先端側間隔は、上下幅より狭く形成され、一対のアーム4、4は、大引材及び支持具の一側方から反対側の他側方までの距離を超える長さを有し、ベース2が大引材及び支持具のいずれかの側方に当接し、一対のアーム4、4が金属片の弾性変形により上下方向から挟持する。【選択図】図1

Description

新規性喪失の例外適用申請有り
本考案は、型枠工事等で用いる大引材の挟持具に関するものである。
鉄筋コンクリート造(Reinforced Concrete Construction;RC造)等、コンクリートを使用する建築工事では、骨組みの周りをパネル板からなる型枠で囲ってコンクリートを流し入れ、床や柱といった建造物の躯体を成型する型枠工事が施工される。そのうち、下層階にとって天井にあたり上層階にとって床にあたるスラブは、スラブ型枠によって成型される。スラブ型枠を仮設する際は、根太材を介して大引材によってパネル板が支持される。スラブ型枠の組立てや解体を容易に行うため、大引材を支持する支持金具が存在している(特許文献1参照)。
実全昭55-103347号公報
ところで、支持具で支持された大引材は、建築工事の施工の際に発生する振動等の外力により支持具から落下することがある。このため、大引材が支持具から落下しないようにするため、従来では結束バンドやガムテープ等で大引材を支持具に固定していた。しかしながら、型枠工事が終了して解体が行われると、結束バンドやガムテープ等の取り外しが容易でなく、逆に解体作業を阻害していた。
このことを鑑み、本考案は、外力が加わっても大引材が支持具から意図せずに外れることなく、大引材及び支持具から取り外す際は容易に取り外しが可能な大引挟持具を提供する。
本考案は、型枠工事に用いる大引材と、前記大引材の下方に重なって下方から前記大引材を支持する支持具とを挟持する大引挟持具であって、ベースと、前記ベースの両端から互いの間隔が縮小する方向に延びる一対のアームと、が金属片で一体的に形成され、前記一対のアームにおける基端の間隔は、前記大引材及び前記支持具が重なった上下幅より広く形成され、前記一対のアームにおける先端の間隔は、前記大引材及び前記支持具が重なった上下幅より狭く形成され、前記一対のアームは、前記大引材及び前記支持具の一側方から反対側の他側方までの距離を超える長さを有し、前記ベースが前記大引材及び前記支持具のいずれかの側方に当接し、前記一対のアームが前記金属片の弾性変形により前記大引材と前記支持具とを上下方向から挟持する。
本考案に係る大引挟持具の構成によれば、金属片からなるベースが大引材及び支持具の一側方を当接し、ベースと一体的に形成された一対のアームが弾性変形により大引材と支持具とを上下方向から挟持することから、外力が加わっても大引材が支持具から意図せずに外れることなく、大引材及び支持具から取り外す際は容易に取り外しが可能な大引挟持具を提供することができる。
また、前記一対のアームには、互いの間隔が拡大する方向に延び、前記大引材及び前記支持具を前記ベースに向かって案内する一対の案内部が設けられることが好ましい。
本考案に係る大引挟持具の構成によれば、一対の案内部は、一対のアームの先端側の間隔を拡大する方向に延びることから、大引挟持具が大引材及び支持具を挟持する際、大引材及び支持具を一対の案内部に当接させながらベースに向かって案内することができる。
また、前記一対のアームには、互いの間隔が縮小する方向に延び、前記ベースに対向する前記大引材及び前記支持具の一側方の反対側である前記大引材及び前記支持具の他側方を係止する一対の係止部が設けられ、前記一対の係止部は、前記一対のアームの先端と、前記一対の案内部の基端との間に形成されることが好ましい。
本考案に係る大引挟持具の構成によれば、重なった大引材及び支持具がベースと係止部との間に位置してアームの先端によって挟持されるため、引材及び支持具を挟持した大引挟持具が外力によって抜け落ちることを防ぐことができる。
また、前記一対の案内部における先端の間隔及び前記一対の係止部における先端の間隔は、前記一対のアームにおける先端の間隔より狭く形成され、前記一対の案内部における先端の間隔は、前記一対の係止部における先端の間隔より広く形成されることが好ましい。
本考案に係る大引挟持具の構成によれば、大引挟持具が挟持する際、一対の案内部により、重なった大引材及び支持具をベース側に向かって円滑に案内するとともに、大引材及び支持具の一側方がベースに当接すると、一対の係止部が大引材及び支持具の他側方を強固に係止することができる。
また、前記案内部及び前記係止部は、前記一対のアームと一体的に形成されることが好ましい。
本考案に係る大引挟持具の構成によれば、金属片でベースと一体的に形成される一対のアームが案内部と係止部とを一体的に形成することから、全体が一体的な構造となり、大引材と支持具とに対して大引挟持具による挟持力が円滑に作用するだけでなく、簡略な構造で製造コストを抑えることができる。
本考案に係る大引挟持具は、外力が加わっても大引材が支持具から意図せずに外れることなく、大引材及び支持具を挟持するとともに、大引材及び支持具から取り外す際は、容易に取り外しが可能な大引挟持具を提供することができる。
本考案に係る大引挟持具を示す斜視図である。 大引材及び支持具を挟持しようとする大引挟持具を示す模式図である。 図2に示す大引挟持具と大引材及び支持具とを示すIII-III線断面図である。 大引材及び支持具を挟持した図1に示す大引挟持具を示す斜視図である。 図4に示す大引挟持具と大引材及び支持具とを示すV-V線断面図である。
以下、本考案に係る大引挟持具の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、各図において同一の符号を付した構成は、同一の構成であることを示し、その説明を省略する。
図1は、本考案に係る大引挟持具を示す斜視図である。図1に示された大引挟持具1は、金属片、例えば厚さが略均一で帯状に延びる一枚のメッキ鋼板で、ベース2と、一対のアーム4と、一対の係止部41,41と、一対の案内部43,43とが形成される。
ベース2が金属片の中央部分で形成され、一対のアーム4,4が金属片の両端で形成される。一対のアーム4,4は、ベース2の両端を起点に曲折して、一対のアーム4,4の内側である内側面40,40が対向し合う。一対のアーム4,4は、それぞれ異なる長さであってもよいものの、大引挟持具1の製造面及びその後の保管面からして、それぞれ等しい長さが好ましい。一対のアーム4,4は、内側面40,40の間の間隔が徐々に縮小する方向に延びる。一対のアーム4,4には、一対の係止部41,41と、一対の案内部43,43とが設けられる。
一対の係止部41,41は一対のアーム4,4の先端に設けられ、一対の案内部43,43は一対の係止部41,41の先端に設けられる。内側面40,40は、大引挟持具1の内側で、一対のアーム4,4の基端から一対の案内部43,43の先端まで連なって形成される。内側面40,40は、挟持対象を強固に挟持する観点から、一対の係止部41,41に位置する内側面40,40の表面を凹凸模様といった滑り止め加工で形成することが好ましい。また、内側面40,40は、挟持対象を大引挟持具1内に案内する観点から、一対の案内部43,43に位置する内側面40,40の表面を平滑に形成することが好ましい。内側面40,40は、状況に応じて内側面40,40の表面を形成することができる。
図2は、大引材30及び支持具50を挟持しようとする大引挟持具1を示す模式図である。図3は、図2に示す大引挟持具1と大引材30及び支持具50とを示すIII-III線断面図である。支持具50は、大引材30を下方から受止める受止片51と、受止片51に対し略垂直に延びる取付片52とからなる。取付片52が、ビス等の留具Sにより、型枠を構成するパネル板Pの桟木Uに設けられる。取付片52が桟木Uに設けられたことにより、受止片51が、大引材30を載置することが可能な姿勢となる。大引材30は、受止片51に載置されてスラブ型枠を構成するスラブパネル板(図示されていない)を下方から支持する。大引挟持具1は、図2で示したとおり、一側方、例えば矢印Aの方向に向かって、重なった大引材30と支持具50とを挟持する。また、支持具50は、取付片52が受止片51に対して回動自在に設けられてもよい。
大引挟持具1は、図3で示したとおり、一対のアーム4,4における基端の間隔である基端側間隔aが、大引材30及び支持具50が重なった上下幅hより広く形成される。また、大引挟持具1は、一対のアーム4,4における先端の間隔である先端側間隔bが、上下幅hより狭く形成される。
一対の係止部41,41は、一対のアーム4,4の先端から内側面40,40の間隔が狭くなる方向に延び、一対の係止部41,41における先端の間隔である係止部先端間隔cが先端側間隔bより狭く形成される。一対の案内部43,43は、一対の係止部41,41の先端から内側面40,40の間隔が広くなる方向に延び、一対の案内部43,43における先端の間隔である案内部先端間隔dが先端側間隔bよりより狭いものの、係止部先端間隔cより広く形成される。
図4は、大引材30及び支持具50を挟持した図1に示す大引挟持具1を示す斜視図である。図5は、図4に示す大引挟持具1と大引材30及び支持具50とを示すV-V線断面図である。大引挟持具1は、図4で示したとおり、大引材30及び支持具50の一側方から大引材30及び支持具50を上下方向に挟持する。大引材30及び支持具50は、大引挟持具1の先端に設けられた一対の案内部43,43により、ベース2に向かって案内される。このとき、案内部先端間隔dは上下幅hより狭いものの、金属片は弾性変形が可能であるため、例えば、手で一対のアーム4,4の先端にある一対の案内部43,43を広げることができる。手で広げられた一対の案内部43,43の内側面40,40を、重なった大引材30及び支持具50の上下方向にある一側方の端部(端辺)に押し当て、大引材30及び支持具50をベース2に向かって案内する。
大引挟持具1は、図5で示したとおり、ベース2で大引材30及び支持具50における一側方を当接し、一対の係止部41,41で大引材30及び支持具50における他側方を係止する。このとき、先端側間隔bが上下幅hより狭いため、重なった大引材30及び支持具50により、内側面40,40の間隔が拡張される方向に一対のアーム4,4が押圧される。また、一対のアーム4,4は、金属片によって形成されていることから、元の形状に戻ろうとする一対のアーム4,4の弾性変形により、内側面40,40の間隔が縮小する方向に大引材30及び支持具50が押圧される。このため、大引挟持具1は、支持具50に載置された大引材30を上下方向から挟持することから、大引材30が支持具50から容易に外れることがない。
また、大引挟持具1を大引材30及び支持具50から取り外す際は、大引材30及び支持具50を係止した一対の係止部41,41を、例えば手で、内側面40,40の間隔が拡張される方向に広げ、大引材30及び支持具50から離間する方向に大引挟持具1を引張れば、内側面40,40に沿って大引挟持具1が円滑に取り外すことができる。
大引挟持具1は、金属片で一体的に形成されるベース2及び一対のアーム4,4とは別に、一対の係止部41,41と、一対の案内部43,43とがそれぞれ設けられてもよい。大引挟持具1は、一対の係止部41,41と、一対の案内部43,43とが、ベース2及び一対のアーム4,4と同一の金属片で一体的に形成されることが好ましい。これにより、大引挟持具1全体が一体的な構造となり、大引材と支持具とに対して挟持力が円滑に作用するだけでなく、簡略な構造で製造コストを抑えることができる。
以上、本考案の実施形態について説明したが、本考案は、こうした例に何ら限定されるものではなく、本考案の要旨を逸脱しない範囲において種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
1 大引挟持具
4 アーム
40 内側面
43 案内部
51 受止片
A 矢印
S 留具
a 基端側間隔
c 係止部先端間隔
h 上下幅
2 ベース
30 大引材
41 係止部
50 支持具
52 取付片
P パネル板
U 桟木
b 先端側間隔
d 案内部先端間隔

Claims (5)

  1. 型枠工事に用いる大引材と、前記大引材の下方に重なって下方から前記大引材を支持する支持具とを挟持する大引挟持具であって、
    ベースと、前記ベースの両端から互いの間隔が縮小する方向に延びる一対のアームと、が金属片で一体的に形成され、
    前記一対のアームにおける基端の間隔は、前記大引材及び前記支持具が重なった上下幅より広く形成され、
    前記一対のアームにおける先端の間隔は、前記大引材及び前記支持具が重なった上下幅より狭く形成され、
    前記一対のアームは、前記大引材及び前記支持具の一側方から反対側の他側方までの距離を超える長さを有し、
    前記ベースが前記大引材及び前記支持具のいずれかの側方に当接し、前記一対のアームが前記金属片の弾性変形により前記大引材と前記支持具とを上下方向から挟持する、大引挟持具。
  2. 前記一対のアームには、互いの間隔が拡大する方向に延び、前記大引材及び前記支持具を前記ベースに向かって案内する一対の案内部が設けられる、請求項1に記載の大引挟持具。
  3. 前記一対のアームには、互いの間隔が縮小する方向に延び、前記ベースに対向する前記大引材及び前記支持具の一側方の反対側である前記大引材及び前記支持具の他側方を係止する一対の係止部が設けられ、
    前記一対の係止部は、前記一対のアームの先端と、前記一対の案内部の基端との間に形成される、請求項2に記載の大引挟持具。
  4. 前記一対の案内部における先端の間隔及び前記一対の係止部における先端の間隔は、前記一対のアームにおける先端の間隔より狭く形成され、
    前記一対の案内部における先端の間隔は、前記一対の係止部における先端の間隔より広く形成される、請求項3に記載の大引挟持具。
  5. 前記案内部及び前記係止部は、前記一対のアームと一体的に形成される、請求項4に記載の大引挟持具。
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