JP3243808U - テレスコピックカバーおよびワイパー - Google Patents

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Abstract

【課題】ワイパーが摩耗して許容限界を超えたことを確実かつ容易に目視確認できるようにした新規構造のテレスコピックカバーおよびワイパーを提供する。【解決手段】テレスコピックカバー10の各カバー体11の先端11gにワイパー16が着脱可能に取り付けられたものにおいて、該ワイパーの先端から所定の長さ範囲の領域に摩耗許容限界を示す表示17が設けられている。該表示は、たとえば、ワイパー本体とは異なる色に着色された着色部とすることができ、下方のカバー体の外面に対するワイパー先端によるバネ力がゼロになるまで摩耗したときの摩耗長さをL1としたときに、ワイパー先端からL2=L1・s(sは安全係数<1)の長さ範囲の領域に形成される。ワイパーは、一のカバー体11cの先端11gから上方に折れ曲げられた状態で突出し、その先端が該カバー体の内方に隣接するカバー体11dの外面にバネ力で圧接する。【選択図】図5

Description

本考案は、固定ベッド上を移動機構がスライド移動する工作機械の固定ベッド面をシールするテレスコピックカバー、および、テレスコピックカバーの各カバー体の先端に着脱可能に取り付けられるワイパーに関する。
サーボモーターとボールねじなどにより駆動される移動機構が固定ベッド上でスライド移動する工作機械において、その運転によって生ずる粉塵や切屑などが固定ベッド面に滞積すると移動機構の円滑な動作を阻害し、移動機構に破損や摩耗を生じさせる原因となる。
これを防止するために、固定ベッド面をシールするテレスコピックカバーを装着することが行われている(特許文献1,2)。テレスコピックカバーは、略同一形状で寸法が徐々に異なる複数のカバー体が入れ子状に伸縮自在に設けられたものであり、その一端を固定ベッドに連結し、他端を移動機構に連結した状態で固定ベッド面を覆うように設置し、移動機構のスライド移動に連動して固定ベッド面上をスライドしながら伸長または収縮する。
このようなテレスコピックカバーにおいては、各カバー体の先端がその内側に隣接する他のカバー体の上面に対して摺接しながら伸縮することになるが、これらの間から粉塵や切屑などが侵入することを防止するために、薄金属板状のシール材(ワイパー)を各カバー体の先端に着脱可能に取り付けておき、長期使用により摩耗が進行して使用継続不能になったときに新しいワイパーに交換するようにしている(特許文献2)。
特開平6-9175号公報 特開2013-255951号公報
しかしながら、ワイパーが摩耗して許容限界を超えたことを目視で確認することは容易ではなく、しばしば許容限界を超えたワイパーを交換することなくそのまま使用してしまい、その結果として粉塵や切屑が内部に侵入して移動機構の円滑な動作に支障を来すことがあった。
したがって、本考案が解決しようとする課題は、上記の背景に鑑みて、ワイパーが摩耗して許容限界を超えたことを確実かつ容易に目視確認できるようにした新規構造のテレスコピックカバーおよびワイパーを提供することである。
この課題を解決するため、請求項1に係る本考案は、固定ベッド上を移動機構がスライド移動する工作機械の固定ベッド面をシールするテレスコピックカバーにおいて、各カバー体の先端にワイパーが着脱可能に取り付けられ、該ワイパーの先端から所定の長さ範囲の領域に摩耗許容限界を示す表示が設けられていることを特徴とする。
請求項2に係る本考案は、請求項1記載のテレスコカバーにおいて、前記摩耗許容限界を示す表示が、ワイパー本体とは異なる色に着色された着色部であることを特徴とする。
請求項3に係る本考案は、請求項1記載のテレスコカバーにおいて、下方のカバー体の外面に対するワイパー先端によるバネ力がゼロになるまで摩耗したときの摩耗長さをLとしたときに、前記摩耗許容限界を示す表示が、当初のワイパー先端からL・s(sは安全係数<1)の長さ範囲の領域に形成されることを特徴とする。
請求項4に係る本考案は、請求項1ないし3のいずれか記載のテレスコピックカバーにおいて、ワイパーが一のカバー体の先端から上方に折れ曲げられた状態で突出し、該ワイパーの先端が該一のカバー体の内方に隣接する他のカバー体の外面にバネ力で圧接することを特徴とする。
請求項5に係る本考案は、請求項4記載のテレスコピックカバーにおいて各カバー体の先端に着脱可能に取り付けられるワイパーである。
本考案によれば、ワイパーが摩耗劣化して許容限界を超えたときに、ワイパー先端に施された着色などによる表示が作業者により目視確認され、作業者に新しいワイパーへの交換を促すことができる。これにより、摩耗劣化したワイパーを使用し続けることがなくなり、粉塵や切屑が内部に侵入して移動機構の円滑なスライド移動に支障を来すことを未然に防止することができる。
本考案の一実施例によるテレスコピックカバーの伸長状態側面図である。 同テレスコピックカバーの伸長状態平面図である。この図では幅方向中央線の片側のみが示されている。 同テレスコピックカバーの左端面図である。 図2中のA部を拡大して示す断面図である。この図では、摩耗していない新品のワイパーが取り付けられているものとして示されている。 図4のB部をさらに拡大して示す拡大図である。
本考案の一実施形態によるテレスコピックカバーおよびワイパーブレードについて、図1ないし図5を参照して説明する。この実施形態によるテレスコピックカバー10は、略同一形状で寸法が徐々に異なる複数のカバー体11(11a~11f)が入れ子状に伸縮自在に設けられ、最大寸法を有して最も外側に配置されるカバー体11aの外側に、工作機械の固定ベッド20にボルトなどの任意手段で固定するための固定側取付フランジ12が取り付けられ、最小寸法を有して最も内側に配置されるカバー体11fの外側に、サーボモーターとボールねじなどにより駆動される移動機構21にボルトなどの任意手段で固定するための移動側取付フランジ13が取り付けられている。テレスコピックカバー10は、移動機構21のスライド移動に連動して固定ベッド面に沿ってスライドしながら伸長または収縮する。
テレスコピックカバー10の伸縮については、長期にわたって円滑かつ安定した動作を確保するためにガイドローラやパンタグラフ(たとえば、特許文献2のパンタグラフ6)などが適宜採用されるが、これらは本考案の手段に直接関連しないので、図示および説明を省略する。
図4に示されるように、各カバー体11の前端(移動機構側)の裏面側にはワイパーホルダー14が取り付けられている。ワイパーホルダー14は、その後方部でカバー体11の前端裏面側に溶接され、その前方部は板バネ状に折曲形成されている。
図4と共に図5を参照して詳しく説明すると、内外に隣接するカバー体(図4ではカバー体11c,11d)同士の間には若干の隙間15が空いているが、ワイパーホルダー14の前方板バネ部14aはこの隙間15内で折曲形成され、その最先端部14bは、カバー体11の先端部11gが下方に折り曲げられている角度θ(たとえばカバー体11の主部面に対して下方に20度)と略同じ角度傾斜していて、カバー体先端部11gの内面に略密接している。そして、焼入れ薄板鋼などからワイパーホルダー前方板バネ部14aと略同形状に形成されたワイパー16が、カバー体先端部11gとワイパーホルダー最先端部14bとの間から差し込んで装着されている。このようにワイパー16はワイパーホルダー14に対して抜き差しすることによって簡単に着脱可能である。
図4では、摩耗していない新品のワイパー16が取り付けられているものとして示されている。このとき、ワイパー16はカバー体先端11gから十分な長さ前方に突出するので、ワイパー16の先端は所定のバネ力で下方のカバー体11dの外面に圧接し、カバー体先端部11gから離れた地点からその弾性によって上方に折れ曲がった状態になっている。これにより、工作機械の運転によって生じる粉塵や切粉などが隙間15から内部に入り込むことを防止する。
この状態から、ワイパー16の先端部がカバー体11dの外面と接触しながらスライド移動を繰り返していくと、徐々に摩耗して、カバー体先端部11gから離れた地点での上方折曲角度が小さくなっていく。そして、図5に仮想線で符号16’として示すように、この上方折曲角度がゼロになってカバー体先端部11gの傾斜角度θと同じになるまで摩耗すると、ワイパー16の先端がカバー体11dの外面に対して圧接するバネ力がゼロになり、ワイパー16としての許容限界に達する。たとえば、当初のワイパー16における先端までの突出長さが5.6mmであり、バネ力がゼロになるときのワイパー16’の突出長さが2.7mmであるとすると、L1=5.6-2.7=2.9mm摩耗するまでワイパー16を使用することができる。
しかしながら、作業者がワイパー16の許容限界を目視確認することは実際上きわめて困難であるから、これを容易にするための表示を設けることが好ましい。この観点に鑑みて、本実施形態では、ワイパー16の摩耗限界(L1=2.9mm)に所定の安全係数sを見込んで算出した数値(L1・s、たとえば1.6mm)に相当するワイパー先端領域(長さL2)を他の部分(ワイパー本体)とは異なる目立つ色(赤色など)に着色して摩耗許容限界表示17としている。安全係数sはs<1であり、たとえば0.5≦s≦0.8とすることができる。これにより、作業者は、ワイパー16の先端の摩耗許容限界表示17が残っていればまだ使用可能であり、これが完全に見えなくなったときに交換の必要があることを容易かつ確実に目視確認することができる。したがって、許容限界を超えたワイパーを交換することなくそのまま使用してしまい、その結果として粉塵や切屑が内部に侵入して移動機構の円滑な動作に支障を来すことを未然に確実に防止することができる。
なお、図4は、図2中のA部を拡大して示す断面図であるため、カバー体11cの先端部11gにおけるワイパー16の取付状態およびその下方のカバー体11dとの位置関係が示されているが、図示の取付状態および位置関係は他のカバー体についても同様である。図4において符号18は、既述したガイドローラやパンタグラフなどを取り付けるための背板である。
以上に本考案を図示実施形態に基づいて詳述したが、本考案はこれに限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載に基いて確定される考案の範囲内において多種多様に変形ないし変更して実施することができる。
たとえば、図示実施形態では、ワイパーの摩耗限界に対して比較的大きい安全係数を見込んで算出した範囲に摩耗許容限界表示を設けているが、安全係数は任意の数値とすることができ、あるいは、安全係数を見込まずにワイパーの摩耗限界に達するまでの範囲に摩耗許容限界表示を設けても良い。
また、図示実施形態では、ワイパー先端の所定範囲の領域を本体とは異なる目立つ色に着色して摩耗許容限界表示としているが、作業者が容易かつ確実に目視確認することができるものであれば、着色に限らず、他の表示手段を採用しても良い。
また、図示実施形態では、ワイパー先端の所定範囲の領域に摩耗許容限界表示を設けているが、反対に、該ワイパー先端領域以外の部分(ワイパー本体)に目立つ表示を設け、摩耗が進行して該表示が見えるようになったときに摩耗許容限界に達したことを確認する表示形態を採用しても良い。
10 テレスコピックカバー
11(11a~11f) カバー体
11g カバー体の先端部
12 固定側取付フランジ
13 移動側取付フランジ
14 ワイパーホルダー
14a ワイパーホルダーの前方板バネ部
14b ワイパーホルダーの最先端部
15 隙間
16 ワイパー
17 摩耗許容限界表示
18 背板

Claims (5)

  1. 固定ベッド上を移動機構がスライド移動する工作機械の固定ベッド面をシールするテレスコピックカバーにおいて、各カバー体の先端にワイパーが着脱可能に取り付けられ、該ワイパーの先端から所定の長さ範囲の領域に摩耗許容限界を示す表示が設けられていることを特徴とするテレスコピックカバー。
  2. 前記摩耗許容限界を示す表示が、ワイパー本体とは異なる色に着色された着色部であることを特徴とする、請求項1記載のテレスコカバー。
  3. 下方のカバー体の外面に対するワイパー先端によるバネ力がゼロになるまで摩耗したときの摩耗長さをL1としたときに、前記摩耗許容限界を示す表示が、当初のワイパー先端からL2=L1・s(sは安全係数<1)の長さ範囲の領域に形成されることを特徴とする、請求項1記載のテレスコピックカバー。
  4. ワイパーが一のカバー体の先端から上方に折れ曲げられた状態で突出し、該ワイパーの先端が該一のカバー体の内方に隣接する他のカバー体の外面にバネ力で圧接することを特徴とする、請求項1ないし3のいずれか記載のテレスコピックカバー。
  5. 請求項4記載のテレスコピックカバーにおいて各カバー体の先端に着脱可能に取り付けられるワイパー。
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