JP3242723B2 - 硬質ポリウレタンフォームくずの分解再生法 - Google Patents

硬質ポリウレタンフォームくずの分解再生法

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  • Separation, Recovery Or Treatment Of Waste Materials Containing Plastics (AREA)
  • Polyurethanes Or Polyureas (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建材、構造材、断熱材
あるいはその他の用途に利用された硬質ポリウレタンフ
ォームの廃材を分解した後再生する方法、およびその方
法により再生されたポリオールを硬質ポリウレタンフォ
ームの原料として使用する方法に関する
【0002】
【従来の技術】近年、地球環境保護の一環として合成高
分子のリサイクルが大きな課題となりつつある。ポリウ
レタン樹脂を化学的に分解してリサイクル方法に関して
は、従来から種々の方法が公知となっている。最もよく
研究されている方法としては低分子量のグリコールを使
用するグリコリシス法がある。特公昭53-34000号公報に
は、硬質ポリウレタンフォームをジエチレングリコール
などの低分子量グリコールを分解剤として用いて、フォ
ームを分解し、得られた分解生成物から高分子量ポリオ
ールを含む相とカルバメート中間体およびアミンを含む
相に分離する方法が記載されている。この方法は、分解
温度が200℃以上の高い温度であることと、カルバメ
ート中間体およびアミンを含む相をそのまま硬質ポリウ
レタンフォームの原料として使用すると酸価が高いため
にウレタン化触媒が失活する問題がある。また、カルバ
メート中間体は通常のアルキレンオキサイドの付加触媒
として使用される水酸化カリウムを添加すると分解して
炭酸塩を生成し触媒が失活するという問題がある。酸価
を低下させるために無触媒でプロピレンオキサイドなど
のアルキレンオキサイドを付加させる方法も記載されて
いるが、この方法で得られる生成物中には分解剤のグリ
コールに由来する2官能化合物を多く含むため、硬質ポ
リウレタンフォームの原料として使用するとフォームの
機械強度が不良となる問題がある。
【0003】特開昭51-16380号公報には、ポリウレタン
を水酸化カリウムなどのアルカリ水中で分解する方法が
記載されているが、この方法ではウレタン結合と同モル
数の水酸化カリウムが反応して消費され、大量のK2
3 を副生するという問題がある。特開昭51-39610号公
報には、ポリウレタンをルイス酸とともにポリオール中
で加熱し、その生成物にアミンを添加する方法が記載さ
れている。この方法は、ルイス酸とポリウレタンまたは
ポリオール中の微量水分により反応槽が腐食する問題が
ある。また、分解効率も高くない。セルラーポリマー第
6巻27〜41ページ(1988 年) には、靴底用ポリウレタン
を酢酸カリウムを分解触媒として低分子量グリコールと
のエステル交換反応により分解する方法が記載されてい
るが、この方法は分解液中にイソシアネートの3量化
(イソシアヌレート化)触媒である酢酸カリウムが存在
し、また、低分子量グリコールがフォーム物性に悪影響
を与えるので好ましくない。
【0004】特公昭42-10634号公報には、アルカノール
アミンなどのアミン化合物を分解剤としてポリウレタン
フォームを分解し、その後アミン化合物とポリオールを
分離回収する方法が記載されている。この方法は、分解
生成物を高沸点、かつ、相溶性の良いアミン類とポリオ
ールに分離するのがかなり困難であるという問題があ
る。また、この方法で得られた分解生成物には芳香族ア
ミン、ポリオール、N-ヒドロキシエチルイミダゾリド
ン)およびオキサゾリドン−2 が含まれていると記載さ
れている。この分解生成物に水酸化カリウムなどのアル
カリ金属触媒の存在下でプロピレンオキサイドなどのア
ルキレンオキサイドを付加させてる方法は、分解生成物
中のウレア基含有化合物およびオキサゾリドン−2 がア
ルカリ金属水酸化物により分解して炭酸塩を生成するの
で問題を生じる。特公昭43-21079号公報には、アルカノ
ールアミンなどのアミン化合物と多量のアルカリ金属水
酸化物を併用してポリウレタンフォームを分解する方法
が記載されている。この方法では、前記の特許と異なり
N-ヒドロキシエチルイミダゾリドン)およびオキサゾリ
ドン−2 は多量の水酸化ナトリウムで分解されてモノア
ルカノールアミンと炭酸塩を生じるためモノアルカノー
ルアミンは全く消費されないと記載されている。しか
し、この方法では、大量の炭酸塩が副生するので実用上
問題を生じる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の硬質ポリウレタ
ンフォームのリサイクル方法、即ち、硬質ポリウレタン
フォームを何らかの方法で分解しこれを再び硬質ポリウ
レタンフォームの原料として使用する方法には、実用上
色々な問題があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、鋭意検討
した結果、硬質ポリウレタンフォームを分解した後、さ
らにアルキレンオキサイドを付加して水酸基価の正常な
ポリオールを得る方法を見出した。すなわち、本発明
は、硬質ポリウレタンフォームを炭素数2〜3のモノア
ルカノールアミン中で分解して得られた分解溶液を、無
触媒またはアミン触媒で炭素数2〜4のアルキレンオキ
サイドを付加してポリオールとして再生する方法に関す
る。
【0007】以下に本発明の方法について詳細に説明す
る。本発明の方法において使用されるモノアルカノール
アミンとしては、具体的には、1-アミノ-2- エタノー
ル、1-アミノ-2- プロパノール、1-アミノ-3- プロパノ
ールである。この中で、安価で大量に入手しやすい1-ア
ミノ-2- エタノールが好ましい。分解剤重量に対するフ
ォーム重量(以下分解倍率と称す)は、通常の硬質ポリ
ウレタンフォームてあれば理論的には2位まで可能であ
り、この範囲が好ましい。即ち、分解される硬質ポリウ
レタンフォームを製造する際に使用されたイソシアネー
トの2倍当量のモノアルカノールアミンが存在すれば、
全てのウレタン結合およびウレア結合が分解されるから
である。しかし、上記の分解倍率を越えて例えば3まで
上げても問題ない場合もある。この場合は、モノアルカ
ノールアミンによる分解は部分的に不十分であるが、生
成物は均一であり実質の性能上何ら問題ない。分解温度
は、100℃以上が好ましいが、特に140℃〜160
℃が好ましい。これ以下の温度では分解速度が遅く、ま
た、これ以上の温度に高めるとモノアルカノールアミン
の蒸気が飛散して色々な不都合を生じる。分解して得ら
れる生成物中には、主成分として硬質ポリウレタンフォ
ームの原料であるポリオールに由来するポリオール、イ
ソシアネートに由来するアミン、および、モノアルカノ
ールアミンに由来するN,N'- ビス(ヒドロキシエチル)
ウレア(以下BHEUと略す)があり、また、少量の副
成分としては、N-ヒドロキシエチルイミダゾリドン(以
下HEIMと略す)がある。BHEUは従来の文献や特
許には記載されていなかった化合物である。分解時間は
あまり長くするとBHEUが脱水して官能基の少ないH
EIMに変わるので好ましくない。通常10時間以下、
好ましくは7時間である。このようにして得られた分解
生成物は、褐色の液体である。この液体の粘度は、分解
倍率によって変わるが通常の好ましい範囲の分解倍率で
あれば3万センチポアズ(25℃)以下である。
【0008】本発明の方法により分解して得られる生成
物の水酸基価または活性水素価は高いのでこのまま硬質
ポリウレタンフォームの原料として使用すると問題を生
じる場合が多い。また、分解生成物中のアミンはウレタ
ン化する際にイソシアネートと非常に速く反応するので
好ましくない。そこで、アルキレンオキサイドを付加反
応させて正常な水酸基価硬質ポリウレタンフォーム用の
原料ポリオールとする必要があるが、意外にも、分解生
成物の中でBHEUおよびHEIMは無触媒でもアルキ
レンオキサイドが付加することがわかった。さらに驚く
べきことに、炭素数10〜18のアルキル基またはアル
ケニル基と結合するジメチルアミンを触媒として使用す
れば、アルキレンオキサイドはなおさら多く付加反応す
ることも見出した。アルキレンオキサイドの付加反応
は、通常のポリオキシアルキレンポリオールの合成方法
に準じて行う。反応温度は、80〜140 ℃位が妥当である
が、好ましくは100 〜130 ℃である。
【0009】本発明の方法で使用するアルキレンオキサ
イドの付加反応に使用するアミン触媒としては、具体的
には、トリエチルアミン、トリエチレンジアミン、ペン
タメチルジエチレントリアミン、テトラメチルプロパン
ジアミンなどの脂肪族アミン、ジメチルアニリン、ピリ
ジン、イミダゾールなどの芳香族アミンなどがあるが、
最も好ましい触媒は、ジメチルパルミチルアミン、ジメ
チルステアリルアミン、ジメチルラウリルアミンなどの
炭素数10〜18のアルキル基またはアルケニル基と結
合するジメチルアミン(長鎖脂肪族アミン)である。こ
の長鎖脂肪族アミンは、アルキレンオキサイドの付加触
媒効果が高いだけでなく付加生成物であるポリオールを
ウレタンの原料として使用する時に、ウレタン化触媒と
してほとんど効果がないという特徴がある。上記の触媒
は、分解生成物にアルキレンオキサイドが付加した最終
製品の重量に対して0.05〜3.0%位存在すれば十分触媒効
果がある。本発明の方法により得られたポリオールは硬
質ポリウレタンフォームの原料として再使用可能であ
る。
【0010】本発明の硬質ポリウレタンフォームを製造
する方法としては、従来から硬質フォームの製造で慣用
されているすべての方法が適用可能である。最も簡便な
方法としては、前記ポリオール、触媒、整泡剤、収縮防
止剤および発泡剤を予め混合しておいた混合物(プレミ
ックスレジン)と、有機ポリイソシアネートを1000〜90
00rpm の高速回転ラボスターラーで強力攪拌混合し、特
定容器中で発泡させる方法がある。しかし、実際の生産
方法としては、市販のウレタン用高圧発泡機で上記2液
を衝突混合して型の中に注入する方法である。高圧発泡
機としては、例えば丸加化工機(株)社製HK−270
など数多くの機械が市販されている。本発明の方法で得
られる硬質ポリウレタンフォームは、セルが微細となり
かつ熱伝導率が良好な物性を有する。
【0011】
【実施例】次に実施例により本発明を具体的に説明す
る。 使用原料 モノエタノールアミン;三井東圧化学(株)製のME
A。 ジメチルパルミチルアミン;花王(株)製のファーミン
DM-60 。 ジメチルステアリルアミン;花王(株)製のファーミン
DM-80 。 ジメチルラウリルアミン;花王(株)製のファーミンDM
-20 。 ポリオールA;グリセリンにプロピレンオキサイドを付
加して得られる水酸基価が450 mg-KOH/gのポリオール。 ポリオールB;庶糖、4,4'- ジアミノジフェニルメタン
(MDA) およびグリセリンの混合物にプロピレンオキサイ
ドを付加して得られる水酸基価が400 mg-KOH/gのポリオ
ール。 L−5340;日本ユニカー(株)製のポリジメチルシ
ロキサン誘導体。シリコーン整泡剤。 SZ−1632;日本ユニカー(株)製のポリジメチル
シロキサン誘導体。シリコーン整泡剤。 触媒A;花王(株)製のカオライザーNo-1でN,N,N',N'-
テトラメチルヘキサメチレンジアミン。ウレタン化触
媒。 触媒B;三共エアプロダクツ(株)製のイソシアネート
3量化触媒。 触媒C;花王(株)製のカオライザーNo-3でN,N,N',N",
N"- ペンタメチルジエチレントリアミン。ウレタン化触
媒。 フロン11;三井デュポンフロロケミカル(株)製のトリ
クロロフルオロメタン。 イソシアネートA;三井東圧化学(株)製のポリイソシ
アネートM−200(粗製MDI)。全NCO 31.3%。 イソシアネートB;三井東圧化学(株)社製のMDI/
TDI系ポリイソシアネート。全NCO 32.4%。 実施例及び比較例の結果をまとめて第1〜2表に示す。
【0012】
【表1】
【0013】
【表2】
【0014】実施例1 硬質ポリウレタンフォームAの作製 分解するための硬質ポリウレタンフォームを作製した。 <ポリオールレジン> ポリオールA 100 水 3.5 L−5340 1.5 触媒A 1.5 フロン11 20 <イソシアネート> イソシアネート 176 (NCOインデック
ス=110) レジン原料をよく混合した後、イソシアネートと高速攪
拌で混合し木製の匡体におとしこみ発泡硬化させてフォ
ームAを得た。
【0015】実施例2 硬質ポリウレタンフォームBの作製 分解するための硬質ポリウレタンフォームを作製した。 <ポリオールレジン> ポリオールB 100 水 1.0 SZ−1632 2.0 触媒A 0.7 触媒B 0.7 触媒C 0.3 フロン11 32 <イソシアネート> イソシアネート 119 (NCOインデック
ス=110) レジン原料をよく混合した後、イソシアネートと高速攪
拌で混合し木製の匡体におとしこみ発泡硬化させてフォ
ームBを得た。
【0016】実施例3 硬質ポリウレタンフォームAの分解 モノエタノールアミン1000g をコンデンサー付の3リッ
ターのセパラブルフラスコに入れ150 ℃に昇温した後、
フォームA1000g の細片を継続的に入れ3時間分解し
た。分解生成物は褐色であった。分解生成物をBSA
(N,O−ビス(トリメチルシリル)アセトアミド)で
シリル化した後ガスクロマトグラフィー(GC)および
GC−マス分析法により分析した。その結果、主生成物
はM−200に対応するアミン、ポリオールAおよびB
HEUであり、副生物は、HEIMであることが分かっ
た。分解生成物の粘度は1700センチポアズ(25
℃)、pH=11.0、無水酢酸−ピリジン法による全
活性水素価は927mg-KOH/g(理論値は924)であっ
た。
【0017】実施例4 硬質ポリウレタンフォームAの分解 モノエタノールアミン1000g をコンデンサー付の3リッ
ターのセパラブルフラスコに入れ150 ℃に昇温した後、
フォームA1400g の細片を継続的に入れ5時間分解し
た。分解生成物は褐色で、粘度は7000センチポアズ
(25℃)、全活性水素価は809mg-KOH/g(理論値は
773)であった。
【0018】実施例5 硬質ポリウレタンフォームAの分解 モノエタノールアミン1000g をコンデンサー付の3リッ
ターのセパラブルフラスコに入れ150 ℃に昇温した後、
フォームA2000g の細片を継続的に入れ10.7時間分
解した。分解生成物は黒褐色であった。分解生成物の粘
度は20000センチポアズ(25℃)、pH=10.
6、全活性水素価は645mg-KOH/g(理論値は615)
であった。
【0019】実施例6 硬質ポリウレタンフォームAの分解 モノエタノールアミン1000g をコンデンサー付の3リッ
ターのセパラブルフラスコに入れ150 ℃に昇温した後、
フォームA2500g の細片を継続的に入れ長時間分解し
た。分解生成物は黒色であった。粘度は44000セン
チポアズ(25℃)、pH=10.1、全活性水素価は
635mg-KOH/gであった。
【0020】実施例7 硬質ポリウレタンフォームAの分解 モノエタノールアミン1000g をコンデンサー付の3リッ
ターのセパラブルフラスコに入れ150 ℃に昇温した後、
フォームA3200g の細片を継続的に入れ長時間分解し
た。分解生成物は黒色であった。粘度は137000セ
ンチポアズ(25℃)、pH=10.2、全活性水素価
は480mg-KOH/gであった。
【0021】実施例8 硬質ポリウレタンフォームBの分解 モノエタノールアミン1000g をコンデンサー付の3リッ
ターのセパラブルフラスコに入れ150 ℃に昇温した後、
フォームA1000g の細片を継続的に入れ5時間分解し
た。分解生成物は黒色であった。粘度は1090センチ
ポアズ(25℃)、pH=10.8、全活性水素価は9
90mg-KOH/gであった。
【0022】実施例9 プロピレンオキサイドの付加/無触媒 実施例で得られた分解生成物を2リッターオートクレ
ーブ中に入れ攪拌しながらPOを装入し100 〜110 ℃で
付加反応させてPOの圧低下がなくなるまで(POの反
応性がなくなるまで)反応させ再生ポリオール−1を合
成した。脱POした後、反応生成物を分析した結果、水
酸基価は677mg-KOH/g 、13000 センチポアズ(25
℃)、pHは10.9であった。
【0023】実施例10 プロピレンオキサイドの付加/無触媒 実施例4で得られた分解生成物を2リッターオートクレ
ーブ中に入れ攪拌しながらPOを装入し100 〜110 ℃で
付加反応させてPOの圧低下がなくなるまで反応させ再
生ポリオール−2を合成した。脱POした後、反応生成
物を分析した結果、水酸基価は605mg-KOH/g 、粘度は89
000 センチポアズ(25℃)、pHは10.5であっ
た。
【0024】実施例11 プロピレンオキサイドの付加/無触媒 実施例8で得られた分解生成物509gを2リッターオート
クレーブ中に入れ攪拌しながら無触媒の状態でPOを装
入し100 〜110 ℃で付加反応させてPOの圧低下がなく
なるまで反応させ再生ポリオール−3を合成した。脱P
Oした後、反応生成物を分析した結果、水酸基価は738m
g-KOH/g 、粘度は11200 センチポアズ(25℃)、pH
は10.6であった。
【0025】実施例12 プロピレンオキサイドの付加/アミン触媒 実施例11で得られた再生ポリオール−3の375gとジメ
チルパルミチルアミン3.4gを2リッターオートクレーブ
中に入れ攪拌しながらPOを装入し100 〜110℃で付加
反応させてPOの圧低下がなくなるまで反応させ再生ポ
リオール−4を合成した。脱POした後、反応生成物を
分析した結果、水酸基価は664mg-KOH/gに低下し、粘度
は7420センチポアズ(25℃)、pHは10.8であっ
た。
【0026】実施例13 プロピレンオキサイドの付加/アミン触媒 実施例8で得られた分解生成物297gとジメチルパルミチ
ルアミン5.6gを2リッターオートクレーブ中に入れ攪拌
しながらPOを装入し100 〜110 ℃で付加反応させ再生
ポリオール−5を合成した。脱POした後、反応生成物
を分析した結果、水酸基価は709mg-KOH/g 、粘度は1040
0 センチポアズ(25℃)、pHは10.7であった。
【0027】実施例14〜19および参考例1〜2 第1表および第2表に示される組成比率でポリオールレ
ジン原料を1リッターのポリプロピレン製カップに入れ
てエアを巻き込まないように混合後、さらにイソシアネ
ートM-200 をインデックスが105 となるように加え、高
速回転ラボスターラーで5000〜7000rpm で約5秒間高速
攪拌混合し、この混合物を木製の箱(200×200 ×200mm)
の中にすばやく入れポリウレタンの発泡を行った。発泡
硬化過程で、クリームタイム(CT)、ゲルタイム(G
T)およびタックフリータイム(TFT)を測定した。
また、別途L型アルミ製パネル(400×400 ×25 mm)で発
泡した。発泡硬化後脱型し1日後に切断して密度、フォ
ームのセル状態、フライアビリティー、寸法安定性、圧
縮強度、熱伝導率を調べた。熱伝導率は、アナコンモデ
ル88型を使用した。第1表および第2表に示されるよう
に、硬質ポリウレタンフォームの分解再生ポリオールを
使用すると成形性、物性の正常なフォームを得ることが
できる。
【0028】
【発明の効果】本発明の方法により硬質ポリウレタンフ
ォームくずから正常な再生ポリオールを得ることがで
き、この再生ポリオールを原料として硬質ポリウレタン
フォームを発泡硬化させたところ正常な硬質ポリウレタ
ンフォームを得ることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−234828(JP,A) 特公 昭42−10634(JP,B1) 特表 平7−508051(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08G 18/00 - 18/87 C08J 11/08

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 硬質ポリウレタンフォームを炭素数2〜
    3のモノアルカノールアミン中で分解して得られた分解
    溶液に、無触媒下またはアミン触媒の存在下に炭素数2
    〜4のアルキレンオキサイドを付加してポリオールを再
    生する方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の方法で再生されたポリオ
    ールを使用して硬質ポリウレタンフォームを製造する方
    法。
  3. 【請求項3】 アミン触媒が下記式(1) 構造を有するこ
    とを特徴とする請求項第1項記載の方法。 (但し、式(1) において、Rは炭素数10〜18のアル
    キル基またはアルケニル基を表わす。)
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