JP3242124U - ガス抜きに便利な飲料容器 - Google Patents

Abstract

【課題】ガス抜きに便利な飲料容器を提供することを課題とする。
【解決手段】ガス抜きに便利な飲料容器は、カップ本体と、カップ本体に連結された蓋とを備える。蓋にはガス抜き孔が穿設され、ガス抜き孔内に閉止栓組立体が摺動可能に設けられ、閉止栓組立体の摺動によりガス抜き孔を開閉することができ、閉止栓組立体とガス抜き孔との間にリセット組立体が設けられ、リセット組立体は、閉止栓組立体を摺動させてガス抜き孔を閉じることができる。飲料用カップからガスを抜く時、手で閉止栓組立体を摺動させてガス抜き孔を開いてガスを抜き、ガスを抜いた後、手を放すと、リセット組立体は閉止栓組立体を摺動させてガス抜き孔を閉じるため、ガス抜き孔を閉じるための追加の操作が不要であり、飲料容器のガス抜きに便利である。
【選択図】図１

Description

本出願は、カップの技術分野に関し、特に、ガス抜きに便利な飲料容器に関する。

現代の日常生活中において、炭酸飲料を持ち歩く人も多く、炭酸飲料の冷たい口当たりを維持するため、保冷のニーズから炭酸飲料を格納するペットボトルの代わりに炭酸飲料用カップを使用するのが一般的である。

従来技術において、炭酸飲料用カップは、一般的に飲料を格納するためのカップ本体と、」カップ本体に連結された蓋とを備え、炭酸飲料は持ち歩くため、日常生活活動においてカップ内に大量のガスが発生するが、飲用時に飲料がカップ内のガスにより外部に噴き出さないように、蓋を開く時通常先にガス抜きしているため、蓋にガス抜き孔が穿設され、ガス抜き孔にキャップがねじ込み結合され、ガス抜き時にキャップを緩めてガスを排出した後、次にキャップを締めてガス抜き孔を閉じる。

上述の関連技術に着目し、本発明者は、ガスを抜いた後ガス抜き孔を手動で閉める必要があるため、比較的不便と感じていた。

飲料用カップのガス抜き時の手動操作を減らすことで、飲料用カップのガス抜きが便利になるため、本出願はガス抜きに便利な飲料容器を提供する。

本出願で提供されるガス抜きに便利な飲料容器は、次の技術的手段を採用している。

カップ本体と、カップ本体に連結された蓋とを備えたガス抜きに便利な飲料容器であって、蓋にはガス抜き孔が穿設され、前記ガス抜き孔内に閉止栓組立体が摺動可能に設けられ、前記閉止栓組立体の摺動により前記ガス抜き孔を開閉することができ、前記閉止栓組立体と前記ガス抜き孔との間にリセット組立体が設けられ、前記リセット組立体は、前記閉止栓組立体を摺動させて前記ガス抜き孔を閉じることができる。

上述の技術的手段を採用することにより、飲料用カップからガスを抜く時、手で閉止栓組立体を摺動させてガス抜き孔を開いてガスを抜き、ガスを抜いた後、手を放すと、リセット組立体は閉止栓組立体を摺動させてガス抜き孔を閉じるため、ガス抜き孔を閉じるための追加の操作が不要で、便利で迅速である。

代替的に、前記蓋は、外蓋体と、取付筒と、内蓋体とを備え、前記取付筒は前記外蓋の内壁に設けられ、前記閉止栓組立体及び前記リセット組立体はどちらも前記取付筒内に設けられ、前記内蓋体は前記取付筒の外壁に着脱可能に連結され、前記外蓋体と前記取付筒との間に位置し、前記カップ本体に連結される。

上述の技術的手段を採用することにより、カップが外部から衝撃を受けた時、内蓋体が取付筒の代わりに一部の衝撃力を先に負担し、取付筒内の閉止栓組立体及びリセット組立体は過度な衝撃力で損傷される可能性を減少させることができる。

代替的に、前記閉止栓組立体は、栓棒と、栓板とを備え、前記栓棒は前記取付筒内に摺動可能に設けられ、前記栓板は前記栓棒の一端に設けられ、前記カップ本体内に位置し、前記取付筒の前記カップ本体に面する端に当接又は離脱することができる。

上述の技術的手段を採用することにより、ガス抜き時、栓棒を押し、栓棒が栓板を取付筒から離脱させることで、取付筒内の空間をカップ本体内に連通させ、ガスが栓棒と取付筒との間の隙間から排出されるため、便利で迅速である。

代替的に、前記リセット組立体は、復帰ブロックと、復帰ばねとを備え、前記復帰ブロックは前記栓棒に設けられ、前記復帰ばねは前記復帰ブロックと前記取付筒の内壁との間に設けられる。

上述の技術的手段を採用することにより、ガスを抜いた後、栓棒への押圧力を除去し、復帰ばねは復帰ブロックを介して栓棒をカップ本体から離れた方向に向けて摺動させ、栓棒が栓板を取付筒に当接させることで、ガス抜き孔を閉じ、便利で迅速である。

代替的に、前記取付筒の前記カップ本体に面する端にＯリングが設けられる。

上述の技術的手段を採用することにより、栓板と取付筒との間のシール性を向上させる。

要するに、本出願は、次の有利な技術的効果の少なくとも１つを含み、
１．ガス抜き孔を閉じるための追加の操作が不要で、便利で迅速である。

２．内蓋体の保護を通じてカップの耐久性を向上する。

本出願の実施形態に係る全体構成を示す概略図である。 本実施形態における蓋の全体構成を示す断面図である。

以下、図１～図２を参照しつつ本出願をさらに詳細に説明する。

本出願の実施形態は、ガス抜きに便利な飲料容器を開示する。

図１及び図２を参照すると、カップ本体１と、カップ本体１に連結された蓋２とを備えたガス抜きに便利な飲料容器であって、蓋２は外蓋体２０１と、外蓋体２０１の内部に設けられた取付筒２０２と、外蓋体２０１内に設けられた内蓋体２０３とを備え、取付筒２０２は外蓋体２０１の内壁に固設され、外蓋体２０１にはガス抜き口３が穿設され、ガス抜き口３は取付筒２０２と同軸で互いに連通し、閉止栓組立体４及びリセット組立体５はどちらも取付筒２０２内に設けられ、取付筒２０２の内部でガス抜き孔７が形成され、内蓋体２０３に取付口６が穿設され、取付口６はカップ本体１の内部空間に連通され、内蓋体２０３は取付口６を介して取付筒２０２の外壁にねじ込んで外嵌され、内蓋体２０３はカップ本体１にねじ込み結合され、外蓋体２０１の内壁に仕切板１１が固設され、仕切板１１は外蓋体２０１と内蓋体２０３との間に位置し、蓋２が衝撃を受けた時、衝撃力は先に仕切板１１を通過してから内蓋体２０３を通過して相殺され、取付筒２０２内の閉止栓組立体４及びリセット組立体５が損傷する可能性を低減し、
取付筒２０２内には、閉止栓組立体４が摺動可能に設けられ、閉止栓組立体４の摺動によりガス抜き孔７を開閉することができ、閉止栓組立体４とガス抜き孔７との間にリセット組立体５が設けられ、リセット組立体５は閉止栓組立体４を摺動させて前記ガス抜き孔７を閉じることができ、飲料用カップからガスを抜く時、手で閉止栓組立体４を摺動させてガス抜き孔７を開いてガスを抜き、ガスを抜いた後、手を放すと、リセット組立体５は閉止栓組立体４を摺動させてガス抜き孔７を閉じため、ガス抜き孔７を閉じるための追加の操作が不要で、便利で迅速である。

図１及び図２を参照すると、閉止栓組立体４は、取付筒２０２内に設けられた栓棒４０１と、栓棒４０１に設けられた栓板４０２とを備え、栓棒４０１は取付筒２０２内に摺動可能に設けられ、栓棒４０１の直径は取付筒２０２の直径より小さいため、栓棒４０１と取付筒２０２との間に隙間を形成させ、栓棒４０１のカップ本体１から離れた端に押圧ブロック８が着脱可能に連結され、押圧ブロック８はガス抜き口３内に位置し、栓棒４０１のカップ本体１に面する端が取付筒２０２から突出し、栓板４０２は栓棒４０１のカップ本体１に面する端に固設され、カップ本体１内に位置し、取付筒２０２のカップ本体１に面する端に当接又は離脱することができる。ガス抜き時、押圧ブロック８を押し付け、栓棒４０１が栓板４０２を取付筒２０２から離脱させることで、取付筒２０２内の空間をカップ本体１内に連通させ、ガスが栓棒４０１と取付筒２０２との間の隙間から排出されるため、便利で迅速である。

図１及び図２を参照すると、リセット組立体５は、栓棒４０１に設けられた復帰ブロック５０１と、取付筒２０２内に設けられた復帰ばね５０２とを備え、栓棒４０１の側壁に係止溝が穿設され、復帰ブロック５０１は係止溝を介して栓棒４０１の側壁に着脱可能に係合され、復帰ブロック５０１は押圧ブロック８と固結され，取付筒２０２の内壁にストッパー９に着脱可能に連結され、ストッパー９は取付筒の軸方向に沿って摺動可能に設けられ、栓棒４０１はストッパー９内に摺動可能に設けられ、復帰ばね５０２は栓棒４０１の側壁に外嵌され、ストッパー９の内壁に当接し、栓棒４０１が押された時、復帰ばね５０２の位置ずれが生じることで、栓棒４０１の位置をずれさせる可能性を低減し、
復帰ばね５０２の一端は、ストッパー９のカップ本体に面する端に当接し、復帰ばね５０２の他端が取付筒２０２の内壁に当接し、ストッパー９のカップ本体から離反する端が押圧ブロック８に当接し、復帰ばね５０２は弾性力で栓棒４０１をカップ本体１から離れた方向に向けて摺動させ、ガスを抜いた後、栓棒４０１への押圧力を除去し、復帰ばね５０２はストッパー９を摺動させ、ストッパー９が押圧ブロック８を移動させ、押圧ブロック８が復帰ブロック５０１を移動させることで、復帰ブロック５０１は栓棒４０１をカップ本体１から離れた方向に向けて摺動させ、栓棒４０１は栓板４０２を取付筒２０２に当接させることで、ガス抜き孔７を閉じ、便利で迅速である。

蓋２を洗浄しようとする場合、まず内蓋体２０３を取り外し、栓棒４０１を抜き取り、復帰ブロック５０１を係止溝から離脱させて栓棒４０１を取り外し、次に復帰ばね５０２、押圧ブロック８、ストッパー９及び復帰ブロック５０１を取付口６から取り出すことで、閉止栓組立体４及びリセット組立体５の洗浄が楽になる。

図１及び図２を参照すると、取付筒２０２のカップ本体１に面する端にはＯリング１０が外嵌され、Ｏリング１０は取付筒２０２と栓板４０２との間に位置し、栓板４０２と取付筒２０２との間のシール性を向上する。

実施形態の実施原理：ガスを抜く時、栓棒４０１を指で押して、栓棒４０１が栓板４０２を取付筒２０２から離脱させ、この時ガスは栓棒４０１と取付筒２０２の間との隙間を経由してガス抜き口３からカップ外に排出され、ガスを抜いた後、手を放すと、復帰ばね５０２が栓棒４０１をカップ本体１から離れた方向に向けて摺動させ、栓板４０２を取付筒２０２に再び当接させることで、ガス抜き孔７を閉じる。

以上は、本出願の好ましい実施形態であり、本出願の保護範囲は，このような実施形態に限定されるものではなく、本出願の構造、形状、原理に基づいて行われた均等な変化は、本出願の保護範囲内に含まれるべきである。

１０ Ｏリング
１ カップ本体
１１ 仕切板
２ 蓋
２０１ 外蓋体
２０２ 取付筒
２０３ 内蓋体
３ ガス抜き口
４ 閉止栓組立体
４０１ 栓棒
４０２ 栓板
５ リセット組立体
５０１ 復帰ブロック
５０２ 復帰ばね
６ 取付口
７ ガス抜き孔
８ 押圧ブロック
９ ストッパー

Claims (5)

1. カップ本体（１）と、前記カップ本体（１）に連結された蓋（２）とを備えたガス抜きに便利な飲料容器であって、前記蓋（２）にはガス抜き孔（７）が穿設され、前記ガス抜き孔（７）内に閉止栓組立体（４）が摺動可能に設けられ、前記閉止栓組立体（４）の摺動により前記ガス抜き孔（７）を開閉することができ、前記閉止栓組立体（４）と前記ガス抜き孔（７）との間にリセット組立体（５）が設けられ、前記リセット組立体（５）は、前記閉止栓組立体（４）を摺動させて前記ガス抜き孔（７）を閉じることができることを特徴とする、ガス抜きに便利な飲料容器。
2. 前記蓋（２）は、外蓋体（２０１）と、取付筒（２０２）と、内蓋体（２０３）とを備え、前記取付筒（２０２）は前記外蓋体（２０１）の内壁に設けられ、前記閉止栓組立体（４）及び前記リセット組立体（５）はどちらも前記取付筒（２０２）内に設けられ、前記内蓋体（２０３）は前記取付筒（２０２）の外壁に着脱可能に連結され、前記外蓋体（２０１）と前記取付筒（２０２）との間に位置し、前記カップ本体（１）に連結されることを特徴とする、請求項１に記載のガス抜きに便利な飲料容器。
3. 前記閉止栓組立体（４）は、栓棒（４０１）と、栓板（４０２）とを備え、前記栓棒（４０１）は前記取付筒（２０２）内に摺動可能に設けられ、前記栓板（４０２）は前記栓棒（４０１）の一端に設けられ、前記カップ本体（１）内に位置し、前記取付筒（２０２）の前記カップ本体（１）に面する端に当接又は離脱することができることを特徴とする、請求項２に記載のガス抜きに便利な飲料容器。
4. 前記リセット組立体（５）は、復帰ブロック（５０１）と、復帰ばね（５０２）とを備え、前記復帰ブロック（５０１）は前記栓棒（４０１）に設けられ、前記復帰ばね（５０２）は前記復帰ブロック（５０１）と前記取付筒（２０２）の内壁との間に設けられることを特徴とする、請求項３に記載のガス抜きに便利な飲料容器。
5. 前記取付筒（２０２）の前記カップ本体（１）に面する端にＯリング（１０）が設けられることを特徴とする、請求項２に記載のガス抜きに便利な飲料容器。

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