JP3239714B2 - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

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JP3239714B2
JP3239714B2 JP25597195A JP25597195A JP3239714B2 JP 3239714 B2 JP3239714 B2 JP 3239714B2 JP 25597195 A JP25597195 A JP 25597195A JP 25597195 A JP25597195 A JP 25597195A JP 3239714 B2 JP3239714 B2 JP 3239714B2
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克明 斉藤
佐藤  裕
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、サイリスタなどの
スイッチング素子に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電力変換装置のように大電力を扱うシス
テムにおいては、高耐圧,大電流容量の半導体素子が用
いられる。高耐圧半導体素子としては、p型及びn型半
導体の複数の積層からなるサイリスタ,GTOサイリス
タ,逆導通サイリスタ等といった素子がある。
【0003】スイッチング機能を有する半導体装置で
は、導通状態において半導体装置の両端にかかるオン電
圧VT ,導通状態から阻止状態へのスイッチング時に逆
方向に流れる電荷の総量である逆回復電荷Qr の2つの
特性がともに小さいことが望まれている。素子内部のキ
ャリアのライフタイムはこれらの特性を決定する大きな
要因の1つである。オン電圧VT はライフタイムが長い
ほど低く、逆回復電荷Qr はライフタイムが短いほど小
さくなり、この2つの特性は互いにトレードオフの関係
にある。
【0004】ライフタイムをコントロールする手段とし
ては金や白金等の重金属の拡散や、放射線照射等が知ら
れている。γ線や電子線などにより素子のライフタイム
を短くした場合、深さ方向のライフタイムを一様に低減
する。そのため、逆回復電荷は減少するが、オン電圧の
増加は避けられない。そのためライフタイムを局所的に
制御し半導体装置の特性を向上させる技術として特開昭
57−39577 号公報や特開昭60−198778号公報などに記載
のものがある。
【0005】特開昭57−39577 号公報の技術は、サイリ
スタのカソード主表面よりプロトンを照射し、ターンオ
フ動作時に逆電圧が印加されるアノード側のpn接合の
近傍の空乏層が拡がる領域に結晶欠陥を生成し、ライフ
タイムを局所的に短くするものである。また、特開昭60
−198778号公報の技術は、ターンオフ動作時に逆電圧が
印加されるpn接合を形成する2つの領域のうち、不純
物濃度の低い方の領域において接合の近傍の空乏層が拡
がる領域のライフタイムを局所的に短くするものであ
る。
【0006】これらの技術はともにターンオフ動作時に
空乏層の拡がる領域におけるキャリアを素早く減少さ
せ、短時間で空乏層を形成させることにより、オン電圧
T の増加を低く抑えながら、逆回復電荷Qr を減少さ
せようとするものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】図5には、特開昭57−
39577 号公報の技術のようにアノード側のpn接合近傍
のライフタイムを局所的にライフタイム短くする場合の
導通状態のキャリア濃度分布の本発明者による計算結果
を示す。なお、本図において、位置0μmはカソード側
のnエミッタ層表面であり、また位置1520μmがア
ノード側のpエミッタ層表面である(次図6も同様)。
また、計算に用いた不純物濃度分布は、後述する図2に
示すものである(次図6も同様)。この場合、局所的に
ライフタイムを低下させたアノード側のpn接合近傍の
領域のキャリア濃度が低くなり、キャリア濃度に反比例
する抵抗成分が増加することにより、オン電圧VT が増
加してしまう。
【0008】また、図6には、特開昭60−198778号公報
の技術のようにnベース領域のライフタイムを短くする
場合の導通状態のキャリア濃度分布の本発明者による計
算結果を示す。この場合は、第pエミッタ層内の導通状
態のキャリア濃度が高いため、逆回復電荷Qr が効果的
に減少しない。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明による半導体装置
は、第1導電型の第1エミッタ層,第2導電型の第1ベ
ース層,第1導電型の第2ベース層,第2導電型の第2
エミッタ層とがそれぞれ順次隣接して形成され、第1エ
ミッタ層の主表面に第1の主電極,第2エミッタ層の主
表面に第2の主電極が形成される半導体装置において、
第2の主電極から第1の主電極へ向かう基板深さ方向の
ライフタイムが第2エミッタ層側で短くなる領域を形成
することを特徴とする。
【0010】また、本発明による半導体装置は、第1導
電型の第1エミッタ層,第2導電型の第1ベース層,第
1導電型の第2ベース層,第2導電型の第2エミッタ層
とがそれぞれ順次隣接して形成され、第1エミッタ層の
主表面に第1の主電極,第2エミッタ層の主表面に第2
の主電極が形成される半導体装置において、第2エミッ
タ層内に、第2エミッタ層内の他の部分よりもライフタ
イムが短い第1領域を有し、第2ベース層内に、第2ベ
ース層の他の部分よりもライフタイムの短い第2領域を
有し、かつ第1領域のライフタイムは、第2領域のライ
フタイムよりも短いことを特徴とする。
【0011】また、本発明による半導体装置は、第1導
電型の第1エミッタ層,第2導電型の第1ベース層,第
1導電型の第2ベース層,第2導電型の第2エミッタ層
とがそれぞれ順次隣接して形成され、第1エミッタ層の
主表面に第1の主電極,第2エミッタ層の主表面に第2
の主電極が形成される半導体装置において、第2エミッ
タ層内から第1エミッタ層内へ向かう基板深さ方向のラ
イフタイムが順次連続して長くなる領域を形成すること
を特徴とする。
【0012】本発明によれば、導通状態のキャリア濃度
が、その分布が第1エミッタ層から第2エミッタ層内に
わたってほぼ均一になるように低減される。これによ
り、オン電圧VTの増加を抑えながら、逆回復電荷Qr
減少することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面によ
り詳細に説明する。
【0014】図1に、本発明の第1の実施例である光サ
イリスタの断面構造を示す。図7には、本発明の第1の
実施例であるサイリスタの不純物濃度分布及び、格子欠
陥分布を示す。
【0015】本実施例のサイリスタは、nエミッタ層2
1,pベース層22,nベース層23,pエミッタ層2
4の4層構造を持つ。カソード電極31は、上部中間電
極板33を介して上部電極ポストに、またアノード電極
32は下部中間電極板34を介して下部電極ポストによ
り加圧されている。素子端部は、放電及び耐圧低下を防
止するために加工され、パッシベーション膜41により
覆われている。さらに、光信号を導入するためのライト
ガイド51が設けられていて、制御回路により光信号が
導入され、光点弧サイリスタ,増幅サイリスタ,主サイ
リスタの順に点弧し、導通状態となる。ここで、光点弧
サイリスタ部の電極及び増幅サイリスタ部の電極は、主
サイリスタの導通状態を制御する補助電極である。
【0016】本実施例では、pエミッタ層24からnエ
ミッタ層21に向かう基板深さ方向のライフタイムが、
pエミッタ層24側で短くなるように、格子欠陥領域1
1が制御されて形成される。この格子欠陥領域11の最
大値は、定格電圧を印加した時に、空乏層が到達しない
領域となることが望ましい。すなわち、最大となる格子
欠陥位置を、定格電圧を印加した時に、空乏層が到達し
ない領域の設けることで、漏れ電流の増加は問題となら
ない。従って、格子欠陥領域11の最大値がアノード電
極32側にあり、順次カソード側の格子欠陥の量を少な
くしていくことで、図9に示すように、キャリア濃度が
高いpエミッタ層24からキャリア濃度が低いnエミッ
タ層21へ向かう導通状態のキャリア濃度を一定にする
ことができ、オン電圧VTの上昇なしに、逆回復電荷Qr
を効果的に減少することができる。
【0017】ここで比較のために、局所的に格子欠陥を
導入した場合について本発明者が検討した結果を述べ
る。
【0018】図2には、サイリスタの不純物濃度分布の
一例を示す。サイリスタは、nエミッタ層21,pベー
ス層22,nベース層23,pエミッタ層24の4層構
造を持つ。(イ)〜(ロ)を付した部分が格子欠陥を導
入する領域である。
【0019】図3には、ライフタイム制御なしの場合の
サイリスタの導通状態のキャリア濃度分布を示す。nエ
ミッタ層側では、nエミッタ層21とpベース層22を
局所的にカソード電極で短絡するいわゆるエミッタ短絡
構造を設けているので、導通状態のキャリア濃度が低く
なっている。
【0020】図4には、格子欠陥領域11に伴うライフ
タイムの短い領域の幅を20μmとして、この低ライフ
タイム領域を、図2の中で斜線を示す領域にそれぞれ形
成した場合での、オン電圧VTと逆回復電荷Qrの関係の
計算結果を示す。格子欠陥領域11の位置により、オン
電圧VTと逆回復電荷Qrの関係は異なる。格子欠陥領域
11に伴うライフタイムの短い領域を、pエミッタ層2
4内、またはnベース層23内のpエミッタ層側に設け
た場合(イ,ロ,ハ)、オン電圧VT の増加を低く抑え
ながら、逆回復電荷Qr が減少することが判る。一方、
nエミッタ層21側に、低ライフタイム領域を設けた場
合(ニ,ホ,ヘ,ト)、逆回復電荷が効果的に減少させ
ることができずに、オン電圧VT が上昇してしまう。こ
の低ライフタイム領域は、導通状態のキャリア濃度が低
い領域のキャリアをさらに低減しているため、キャリア
濃度に反比例する抵抗成分が増加しオン電圧VT が増加
してしまう。
【0021】従って、図4に示す結果によれば、導通状
態のキャリア濃度が高いpエミッタ層側のライフタイム
を低くすることで、オン電圧VT の上昇を低く抑えなが
ら、逆回復電荷を効果的に減少させることができること
が判る。従って、逆回復電荷Qr を効果的に減少させる
ためには、導通状態のキャリア濃度をpエミッタ層24
側からnエミッタ層21側に向って、一定に近付けるこ
とが必要である。
【0022】次に、上で述べた検討結果と、本実施例の
特性を比較してみる。図8には、オン電圧VTと逆回復
電荷Qrの関係を示す。同図に、図2のように局所的に
ライフタイムの短い領域を設けた場合((イ)のみの場
合,(ハ)のみの場合)も示す。本図に示すように、図
7の実施例の場合は、局所的にライフタイムの短い領域
を設けた場合((イ)のみ,(ハ)のみ))よりもオン
電圧VT の増加を低く抑えながら、逆回復電荷Qrを減
少することができる。
【0023】上記の実施例において、低ライフタイム領
域を形成する格子欠陥領域11を設ける手段としては、
欠陥半値幅の広いプロトンまたはヘリウムイオンを連続
して、照射する方法などが挙げられる。約15MeVの
プロトンを照射すれば、格子欠陥領域は約50μm程度
となる。この照射を数回繰り返す方法などが挙げられ
る。pエミッタ層24には、格子欠陥の総量が大きくな
るように照射し、nベース層23には、格子欠陥の総量
が徐々に少なくなるようにして、プロトン照射を繰り返
す方法がある。
【0024】図12には、図7の実施例の変形例とし
て、基板深さ方向に50μmピッチで格子欠陥を導入し
た場合の格子欠陥分布を示す。定格電圧を印加した時
に、空乏層が到達しないpエミッタ層24内の格子欠陥
の量は最大とし、nベース層23側には、順次照射量を
少なくして照射することができる。この場合の格子欠陥
が最大の位置のライフタイムの値は、ライフタイムを制
御していない場合のpエミッタ層24の領域のライフタ
イムの1/10とする。
【0025】図10に、本発明の第2の実施例であるサ
イリスタの断面構造を示す。ここで、図1と同じ部分に
は、同一符号を用いた。
【0026】本実施例では、pエミッタ層24及びnベ
ース層23に、格子欠陥領域11を有することを特徴と
する。pエミッタ層24内に導入する格子欠陥領域11
は、pエミッタ層24内において、定格電圧を印加した
ときに生じる空乏層領域の外側に設けている。その為、
阻止状態での漏れ電流は、増加することがない。また、
この場合の格子欠陥領域11の幅は10〜20μm、こ
の格子欠陥によるライフタイムの値は、他のpエミッタ
層24の領域のライフタイムの1/20とする。また、
nベース層23内にも、格子欠陥領域11を導入してい
る。この場合の格子欠陥領域11の幅は50〜100μ
m、この格子欠陥によるライフタイムの値は、他のnベ
ース層23内のライフタイムの1/2とする。
【0027】格子欠陥領域11が50μm以上であれ
ば、漏れ電流の増加は問題とならない。しかし、格子欠
陥領域11を、50μm以下にした場合、この格子欠陥
によるライフタイムの値は1/10程度にしなければな
らず、定格電圧を印加し、空乏層が格子欠陥領域11に
到達した場合に、急激な漏れ電流の増大を引き起こし、
所定の耐圧を得ることができなくなってしまう。
【0028】図11には、本実施例の導通状態のキャリ
ア濃度分布を示す。pエミッタ層24及びnベース層2
3に形成する格子欠陥領域11の量は、導通状態のキャ
リア濃度が高いpエミッタ層24内が大きく、nベース
層23内を小さくすることで、本図に示すように、導通
状態のキャリア濃度が、アノード電極32側から、カソ
ード電極31側に向かって一定になる。このため、オン
電圧VT の増加なしに効果的に逆回復電荷Qr を低減す
ることができる。また、nベース層23に形成する格子
欠陥領域11を、nベース層23の中央よりもpエミッ
タ層24側に設けることによって、逆回復電荷Qrを最
も効果的に減少することができる。
【0029】図8には、図10の実施例における、オン
電圧VTと逆回復電荷Qrの関係を示している。図7の実
施例と、ほぼ同じオン電圧VTと逆回復電荷Qrの関係を
示す。従って、この場合でも、オン電圧VTの増加を低
く抑えながら、逆回復電荷Qrを減少することができる
ことが判る。
【0030】本実施例において、格子欠陥領域11を設
ける手段としては、プロトンまたはヘリウムイオンを照
射する方法などが挙げられる。pエミッタ層24に設け
る格子欠陥は、欠陥半値幅が狭いものが望ましい。例え
ば10μmの格子欠陥領域を作るためには、約5MeV
のプロトン照射を行えば良い。一方、nベース層23に
設ける格子欠陥は、欠陥半値幅が広いものが望ましい。
例えば50μmの格子欠陥領域を作るためには、約15
MeVのプロトンを照射する方法などが挙げられる。
【0031】また、以下に述べるように、カソード側か
らのpエミッタ層24内の空乏層が拡がらない領域にお
いて格子欠陥の量が最大となるように、プロトンあるい
はヘリウムイオンを照射する方法が挙げられる。
【0032】図13に、本発明の第3の実施例であるサ
イリスタの不純物濃度分布及び格子欠陥分布を示す。こ
の格子欠陥領域11の最大値は、定格電圧を印加した時
に、空乏層が到達しない領域となることが望ましい。最
大となる格子欠陥位置を、定格電圧を印加した時に、空
乏層が到達しない領域の設けることで、漏れ電流の増加
は問題とならない。
【0033】図14は、本実施例の導通状態のキャリア
濃度分布を示す。格子欠陥領域11の最大値がアノード
電極32側にあり、順次カソード側の格子欠陥の量が少
なくなっているので、キャリア濃度が高いpエミッタ層
24からキャリア濃度が低いnエミッタ層21へ向かう
導通状態のキャリアを一定にすることができ、オン電圧
T の上昇なしに、逆回復電荷Qrを効果的に減少する
ことができた。
【0034】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の半導体装置
では、アノード電極からカソード電極へ向かう基板深さ
方向のライフタイムが、pエミッタ層側で短くなるよう
に、格子欠陥が制御されて導入されことによって、オン
電圧VT の増加を低く抑えながら逆回復電荷Qr を減少
させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例である光サイリスタの基
板断面図。
【図2】サイリスタの不純物濃度分布および格子欠陥の
位置を示す図。
【図3】サイリスタの導通状態のキャリア濃度分布。
【図4】低ライフタイム領域を深さ方向に変化させた場
合のオン電圧VT と逆回復電荷Qr の関係。
【図5】低ライフタイム領域をアノード側のpn接合近
傍に局所的に設けた場合のサイリスタの導通状態のキャ
リア濃度分布。
【図6】低ライフタイム領域をnベース層のみに設けた
場合のサイリスタの導通状態のキャリア濃度分布。
【図7】第1の実施例である光サイリスタの不純物濃度
分布と格子欠陥分布。
【図8】第1の実施例である光サイリスタのオン電圧V
Tと逆回復電荷Qrの関係。
【図9】本発明の第1の実施例である光サイリスタの導
通状態のキャリア濃度分布。
【図10】本発明の第2の実施例である光サイリスタの
基板断面図。
【図11】第2の実施例の光サイリスタの導通状態のキ
ャリア濃度分布。
【図12】第1の実施例の変形例である光サイリスタの
格子欠陥分布。
【図13】本発明の第3の実施例である光サイリスタの
不純物濃度分布と格子欠陥分布。
【図14】第3の実施例である光サイリスタの導通状態
のキャリア濃度分布。
【符号の説明】
11…格子欠陥領域、21…nエミッタ層、22…pベ
ース層、23…nベース層、24…pエミッタ層、31
…カソード電極、32…アノード電極、33…上部中間
電極板、34…下部中間電極板、41…パッシベーショ
ン膜、51…ライトガイド。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渡辺 篤雄 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株式会社 日立製作所 日立研究所内 (56)参考文献 特開 平7−193219(JP,A) 特開 平7−122730(JP,A) 特開 平4−94573(JP,A) 特開 平4−44364(JP,A) 特開 平3−209726(JP,A) 特開 平2−110971(JP,A) 特開 平1−272157(JP,A) 特開 平1−162368(JP,A) 特開 昭63−205958(JP,A) 特開 平4−349665(JP,A) 特開 昭63−108775(JP,A) 特開 昭62−247567(JP,A) 特開 昭62−247566(JP,A) 特開 昭61−182258(JP,A) 特開 昭60−198778(JP,A) 特開 昭58−223375(JP,A) 特開 昭58−207674(JP,A) 特開 昭57−170568(JP,A) 特開 昭57−39577(JP,A) 実開 昭63−131153(JP,U) 欧州特許出願公開361320(EP,A 2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 29/74

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1導電型の第1エミッタ層,第2導電型
    の第1ベース層,第1導電型の第2ベース層,第2導電
    型の第2エミッタ層とがそれぞれ順次隣接して形成さ
    れ、第1エミッタ層の主表面に第1の主電極,第2エミ
    ッタ層の主表面に第2の主電極が形成される半導体装置
    において、 第2の主電極から第1の主電極へ向かう基板深さ方向の
    ライフタイムが最も短い領域を、前記第2エミッタ層に
    形成することを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】前記ライフタイムが、半導体層における格
    子欠陥の導入により制御されることを特徴とする請求項
    1記載の半導体装置。
  3. 【請求項3】第1導電型の第1エミッタ層,第2導電型
    の第1ベース層,第1導電型の第2ベース層,第2導電
    型の第2エミッタ層とがそれぞれ順次隣接して形成さ
    れ、第1エミッタ層の主表面に第1の主電極,第2エミ
    ッタ層の主表面に第2の主電極が形成される半導体装置
    において、 第2エミッタ層内に、第2エミッタ層内の他の部分より
    もライフタイムが短い第1領域を有し、第2ベース層内
    に、第2ベース層の他の部分よりもライフタイムの短い
    第2領域を有し、かつ第1領域のライフタイムは、第2
    領域のライフタイムよりも短いことを特徴とする半導体
    装置。
  4. 【請求項4】前記第1領域が、前記半導体装置に定格電
    圧を印加したときに第2エミッタ層内に生じる空乏層領
    域より外側に有ることを特徴とする請求項3記載の半導
    体装置。
  5. 【請求項5】前記第2領域が、第2ベース層内の中央よ
    りも前記第2エミッタ層側にあることを特徴とする請求
    項3記載の半導体装置。
  6. 【請求項6】前記第2領域が、第1の主電極から第2の
    主電極に向かう基板深さ方向に対して、50μm以上の
    厚みであることを特徴とする請求項3記載の半導体装
    置。
  7. 【請求項7】前記ライフタイムが、半導体層における格
    子欠陥の導入により制御されることを特徴とする請求項
    3記載の半導体装置。
  8. 【請求項8】第1導電型の第1エミッタ層,第2導電型
    の第1ベース層,第1導電型の第2ベース層,第2導電
    型の第2エミッタ層とがそれぞれ順次隣接して形成さ
    れ、第1エミッタ層の主表面に第1の主電極,第2エミ
    ッタ層の主表面に第2の主電極が形成される半導体装置
    において、 第2エミッタ層内から第1エミッタ層内へ向かう基板深
    さ方向のライフタイムが順次連続して長くなる領域を形
    成し、該ライフタイムの最も短い領域が、前記第2エミ
    ッタ層にあることを特徴とする半導体装置。
  9. 【請求項9】前記ライフタイムが順次連続して長くなる
    領域が、前記第2ベース層内の中央よりも、前記第2エ
    ミッタ層側にあることを特徴とする請求項記載の半導
    体装置。
  10. 【請求項10】第1導電型の第1エミッタ層,第2導電
    型の第1ベース層,第1導電型の第2ベース層,第2導
    電型の第2エミッタ層とがそれぞれ順次隣接して形成さ
    れ、第1エミッタ層の主表面に第1の主電極,第2エミ
    ッタ層の主表面に第2の主電極が形成される半導体装置
    において、 第2エミッタ層内から第1エミッタ層内へ向かう基板深
    さ方向のライフタイムが順次連続して長くなる領域を形
    成し、 前記ライフタイムが順次連続して長くなる領域における
    第2エミッタ層内の部分のライフタイムが、第2ベース
    層内の部分のライフタイムよりも短いことを特徴とする
    請求項記載の半導体装置。
  11. 【請求項11】前記ライフタイムが、半導体層における
    格子欠陥の導入により制御されることを特徴とする請求
    記載の半導体装置。
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