JP3238132B2 - スポーツ用シューズのミッドソール構造 - Google Patents
スポーツ用シューズのミッドソール構造Info
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- midsole structure
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- A43—FOOTWEAR
- A43B—CHARACTERISTIC FEATURES OF FOOTWEAR; PARTS OF FOOTWEAR
- A43B13/00—Soles; Sole-and-heel integral units
- A43B13/02—Soles; Sole-and-heel integral units characterised by the material
- A43B13/026—Composites, e.g. carbon fibre or aramid fibre; the sole, one or more sole layers or sole part being made of a composite
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A43—FOOTWEAR
- A43B—CHARACTERISTIC FEATURES OF FOOTWEAR; PARTS OF FOOTWEAR
- A43B13/00—Soles; Sole-and-heel integral units
- A43B13/02—Soles; Sole-and-heel integral units characterised by the material
- A43B13/12—Soles with several layers of different materials
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A43—FOOTWEAR
- A43B—CHARACTERISTIC FEATURES OF FOOTWEAR; PARTS OF FOOTWEAR
- A43B13/00—Soles; Sole-and-heel integral units
- A43B13/14—Soles; Sole-and-heel integral units characterised by the constructive form
- A43B13/18—Resilient soles
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スポーツ用シュー
ズのミッドソール構造に関し、詳細には、軟質弾性部材
で構成されたミッドソール内に波形シートが内蔵された
ものに関する。
ズのミッドソール構造に関し、詳細には、軟質弾性部材
で構成されたミッドソール内に波形シートが内蔵された
ものに関する。
【0002】
【従来の技術およびその課題】各種スポーツに使用され
るスポーツ用シューズの靴底は、ミッドソール(中底)
と、その下面に貼り合わされ、路面と直接接地するアウ
トソールとから主として構成されている。そして、ミッ
ドソールは、シューズとしてのクッション性を確保する
ために、一般に軟質弾性部材で構成されている。
るスポーツ用シューズの靴底は、ミッドソール(中底)
と、その下面に貼り合わされ、路面と直接接地するアウ
トソールとから主として構成されている。そして、ミッ
ドソールは、シューズとしてのクッション性を確保する
ために、一般に軟質弾性部材で構成されている。
【0003】ところで、スポーツ用シューズとしては、
クッション性の他に走行安定性が要求される。すなわ
ち、着地時にシューズが左右方向に過度に変形していわ
ゆる横振れを起こすのを防止する必要がある。
クッション性の他に走行安定性が要求される。すなわ
ち、着地時にシューズが左右方向に過度に変形していわ
ゆる横振れを起こすのを防止する必要がある。
【0004】そこで、ミッドソール内に波形シートを内
蔵させることにより、このような横振れを防止するよう
にしたものが本件出願人により提案されている(実公昭
61−6804号公報参照)。
蔵させることにより、このような横振れを防止するよう
にしたものが本件出願人により提案されている(実公昭
61−6804号公報参照)。
【0005】前記公報に示すものでは、波形シートがミ
ッドソールの踵部位に内蔵されており、これにより、シ
ューズの着地時には、ミッドソールの踵部位が左右方向
に横ずれ変形するのを抑制する抵抗力が発生するように
なっており、その結果、シューズの踵部分の横振れが防
止されている。
ッドソールの踵部位に内蔵されており、これにより、シ
ューズの着地時には、ミッドソールの踵部位が左右方向
に横ずれ変形するのを抑制する抵抗力が発生するように
なっており、その結果、シューズの踵部分の横振れが防
止されている。
【0006】一般に、ミッドソール内に波形シートを挿
入することによって、ミッドソール全体のいわゆる圧縮
硬度(圧縮力に対する変形のしにくさの意)が大きくな
って、ミッドソールが左右方向および上下方向に変形し
にくくなる傾向がある。したがって、波形シートを内蔵
することによって、ミッドソールにおいてクッション性
が必要とされる部位にあっても、着地時のクッション性
が低下したり、また競技者の足裏に対する足当たりが悪
くなる場合があり得る。
入することによって、ミッドソール全体のいわゆる圧縮
硬度(圧縮力に対する変形のしにくさの意)が大きくな
って、ミッドソールが左右方向および上下方向に変形し
にくくなる傾向がある。したがって、波形シートを内蔵
することによって、ミッドソールにおいてクッション性
が必要とされる部位にあっても、着地時のクッション性
が低下したり、また競技者の足裏に対する足当たりが悪
くなる場合があり得る。
【0007】その一方、波形シートは、一般に均質材料
から構成されるが、波形シートの部位に応じて圧縮硬度
を変えることができれば、シューズの着地時における横
振れ防止とクッション性確保という相反する二つの要求
に対して細かな調整を行えるようになると考えられる。
から構成されるが、波形シートの部位に応じて圧縮硬度
を変えることができれば、シューズの着地時における横
振れ防止とクッション性確保という相反する二つの要求
に対して細かな調整を行えるようになると考えられる。
【0008】本発明は、このような従来の実情に鑑みて
なされたもので、走行安定性を確保でき、しかもクッシ
ョン性を確保できるスポーツ用シューズのミッドソール
構造を提供することを目的とする。本発明の他の目的
は、走行安定性を確保でき、しかも足当たりを良好にす
ることができるスポーツ用シューズのミッドソール構造
を提供することにある。本発明のさらに他の目的は、着
地時における横振れ防止とクッション性確保という相反
する二つの要求に対して、部位に応じた細やかな調整を
行えるスポーツ用シューズのミッドソール構造を提供す
ることにある。
なされたもので、走行安定性を確保でき、しかもクッシ
ョン性を確保できるスポーツ用シューズのミッドソール
構造を提供することを目的とする。本発明の他の目的
は、走行安定性を確保でき、しかも足当たりを良好にす
ることができるスポーツ用シューズのミッドソール構造
を提供することにある。本発明のさらに他の目的は、着
地時における横振れ防止とクッション性確保という相反
する二つの要求に対して、部位に応じた細やかな調整を
行えるスポーツ用シューズのミッドソール構造を提供す
ることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係るス
ポーツ用シューズのミッドソール構造は、軟質弾性部材
から構成されるミッドソール内の踵部分から前足部にか
けて波形シートを介在させ、前記波形シートの上側に配
置された上部ミッドソールと、前記波形シートの下側に
配置された下部ミッドソールとの間でそれぞれの硬度を
異ならせるとともに、前記波形シートの踵部位の外周に
沿って、前記波形シートよりも高弾性の部材を配置した
ことを特徴としている。
ポーツ用シューズのミッドソール構造は、軟質弾性部材
から構成されるミッドソール内の踵部分から前足部にか
けて波形シートを介在させ、前記波形シートの上側に配
置された上部ミッドソールと、前記波形シートの下側に
配置された下部ミッドソールとの間でそれぞれの硬度を
異ならせるとともに、前記波形シートの踵部位の外周に
沿って、前記波形シートよりも高弾性の部材を配置した
ことを特徴としている。
【0010】請求項2の発明に係るスポーツ用シューズ
のミッドソール構造は、軟質弾性部材から構成されるミ
ッドソール内の踵部分から前足部にかけて波形シートを
介在させ、前記波形シートの上側に配置された上部ミッ
ドソールと、前記波形シートの下側に配置された下部ミ
ッドソールとの間でそれぞれの硬度を異ならせるととも
に、前記波形シートの踵部位の中央部に前記波形シート
よりも低弾性の部位を設けたことを特徴としている。
のミッドソール構造は、軟質弾性部材から構成されるミ
ッドソール内の踵部分から前足部にかけて波形シートを
介在させ、前記波形シートの上側に配置された上部ミッ
ドソールと、前記波形シートの下側に配置された下部ミ
ッドソールとの間でそれぞれの硬度を異ならせるととも
に、前記波形シートの踵部位の中央部に前記波形シート
よりも低弾性の部位を設けたことを特徴としている。
【0011】請求項3の発明に係るスポーツ用シューズ
のミッドソール構造は、軟質弾性部材から構成されるミ
ッドソール内の踵部分から前足部にかけて波形シートを
介在させ、前記波形シートの上側に配置された上部ミッ
ドソールと、前記波形シートの下側に配置された下部ミ
ッドソールとの間でそれぞれの硬度を異ならせるととも
に、前記波形シートの踵部位の外周に沿って前記波形シ
ートよりも高弾性の部材を配置し、前記波形シートの踵
部位の中央部に前記波形シートよりも低弾性の部位を設
けたことを特徴としている。
のミッドソール構造は、軟質弾性部材から構成されるミ
ッドソール内の踵部分から前足部にかけて波形シートを
介在させ、前記波形シートの上側に配置された上部ミッ
ドソールと、前記波形シートの下側に配置された下部ミ
ッドソールとの間でそれぞれの硬度を異ならせるととも
に、前記波形シートの踵部位の外周に沿って前記波形シ
ートよりも高弾性の部材を配置し、前記波形シートの踵
部位の中央部に前記波形シートよりも低弾性の部位を設
けたことを特徴としている。
【0012】請求項4の発明に係るスポーツ用シューズ
のミッドソール構造は、請求項1または3のいずれかに
おいて、前記高弾性の部材が繊維強化プラスチック製の
シートから構成されていることを特徴としている。
のミッドソール構造は、請求項1または3のいずれかに
おいて、前記高弾性の部材が繊維強化プラスチック製の
シートから構成されていることを特徴としている。
【0013】請求項5の発明に係るスポーツ用シューズ
のミッドソール構造は、請求項1または3のいずれかに
おいて、前記高弾性の部材が金属製のプレートから構成
されていることを特徴としている。
のミッドソール構造は、請求項1または3のいずれかに
おいて、前記高弾性の部材が金属製のプレートから構成
されていることを特徴としている。
【0014】請求項6の発明に係るスポーツ用シューズ
のミッドソール構造は、請求項1または3のいずれかに
おいて、前記高弾性の部材が前記波形シートに貼着され
ていることを特徴としている。
のミッドソール構造は、請求項1または3のいずれかに
おいて、前記高弾性の部材が前記波形シートに貼着され
ていることを特徴としている。
【0015】請求項7の発明に係るスポーツ用シューズ
のミッドソール構造は、請求項1または3のいずれかに
おいて、前記高弾性の部材が前記波形シートと一体に射
出成形されていることを特徴としている。
のミッドソール構造は、請求項1または3のいずれかに
おいて、前記高弾性の部材が前記波形シートと一体に射
出成形されていることを特徴としている。
【0016】請求項8の発明に係るスポーツ用シューズ
のミッドソール構造は、請求項2または3のいずれかに
おいて、前記低弾性の部位が、前記波形シートに形成さ
れた多数の孔から構成されていることを特徴としてい
る。
のミッドソール構造は、請求項2または3のいずれかに
おいて、前記低弾性の部位が、前記波形シートに形成さ
れた多数の孔から構成されていることを特徴としてい
る。
【0017】請求項9の発明に係るスポーツ用シューズ
のミッドソール構造は、請求項2または3のいずれかに
おいて、前記低弾性の部位が、前記波形シートと一体に
射出成形されたメッシュ状シートから構成されているこ
とを特徴としている。
のミッドソール構造は、請求項2または3のいずれかに
おいて、前記低弾性の部位が、前記波形シートと一体に
射出成形されたメッシュ状シートから構成されているこ
とを特徴としている。
【0018】請求項10の発明に係るスポーツ用シュー
ズのミッドソール構造は、軟質弾性部材から構成される
ミッドソール内の踵部分から前足部にかけて波形シート
を介在させ、前記波形シートの上側に配置された上部ミ
ッドソールと、前記波形シートの下側に配置された下部
ミッドソールとの間でそれぞれの硬度を異ならせるとと
もに、前記波形シートの前足部に、前記波形シートより
も低弾性の部位を設けたことを特徴としている。
ズのミッドソール構造は、軟質弾性部材から構成される
ミッドソール内の踵部分から前足部にかけて波形シート
を介在させ、前記波形シートの上側に配置された上部ミ
ッドソールと、前記波形シートの下側に配置された下部
ミッドソールとの間でそれぞれの硬度を異ならせるとと
もに、前記波形シートの前足部に、前記波形シートより
も低弾性の部位を設けたことを特徴としている。
【0019】請求項11の発明に係るスポーツ用シュー
ズのミッドソール構造は、請求項10において、前記低
弾性の部位が、前記波形シートに形成された多数の孔か
ら構成されていることを特徴としている。
ズのミッドソール構造は、請求項10において、前記低
弾性の部位が、前記波形シートに形成された多数の孔か
ら構成されていることを特徴としている。
【0020】請求項12の発明に係るスポーツ用シュー
ズのミッドソール構造は、請求項10において、前記低
弾性の部位が、前記波形シートと一体に射出成形された
メッシュ状シートから構成されていることを特徴として
いる。
ズのミッドソール構造は、請求項10において、前記低
弾性の部位が、前記波形シートと一体に射出成形された
メッシュ状シートから構成されていることを特徴として
いる。
【0021】請求項13の発明に係るスポーツ用シュー
ズのミッドソール構造は、請求項10において、前記波
形シートの前足部位に幅方向に延びる溝を形成したこと
を特徴としている。
ズのミッドソール構造は、請求項10において、前記波
形シートの前足部位に幅方向に延びる溝を形成したこと
を特徴としている。
【0022】請求項14の発明に係るスポーツ用シュー
ズのミッドソール構造は、軟質弾性部材から構成される
ミッドソール内の踵部分から前足部にかけて波形シート
を介在させ、前記波形シートの上側に配置された上部ミ
ッドソールと、前記波形シートの下側に配置された下部
ミッドソールとの間でそれぞれの硬度を異ならせるとと
もに、前記波形シートの中足部位に前記波形シートより
も高弾性の部材を配置したことを特徴としている。
ズのミッドソール構造は、軟質弾性部材から構成される
ミッドソール内の踵部分から前足部にかけて波形シート
を介在させ、前記波形シートの上側に配置された上部ミ
ッドソールと、前記波形シートの下側に配置された下部
ミッドソールとの間でそれぞれの硬度を異ならせるとと
もに、前記波形シートの中足部位に前記波形シートより
も高弾性の部材を配置したことを特徴としている。
【0023】請求項15の発明に係るスポーツ用シュー
ズのミッドソール構造は、請求項14において、前記高
弾性の部材が繊維強化プラスチック製のシートから構成
されていることを特徴としている。
ズのミッドソール構造は、請求項14において、前記高
弾性の部材が繊維強化プラスチック製のシートから構成
されていることを特徴としている。
【0024】請求項16の発明に係るスポーツ用シュー
ズのミッドソール構造は、請求項14において、前記高
弾性の部材が金属製のプレートから構成されていること
を特徴としている。
ズのミッドソール構造は、請求項14において、前記高
弾性の部材が金属製のプレートから構成されていること
を特徴としている。
【0025】請求項17の発明に係るスポーツ用シュー
ズのミッドソール構造は、請求項14において、前記高
弾性の部材が前記波形シートに貼着されていることを特
徴としている。
ズのミッドソール構造は、請求項14において、前記高
弾性の部材が前記波形シートに貼着されていることを特
徴としている。
【0026】請求項18の発明に係るスポーツ用シュー
ズのミッドソール構造は、請求項14において、前記高
弾性の部材が前記波形シートと一体に射出成形されてい
ることを特徴としている。
ズのミッドソール構造は、請求項14において、前記高
弾性の部材が前記波形シートと一体に射出成形されてい
ることを特徴としている。
【0027】請求項19の発明に係るスポーツ用シュー
ズのミッドソール構造は、軟質弾性部材から構成される
ミッドソール内の踵部分から前足部にかけて波形シート
を介在させ、前記波形シートの上側に配置された上部ミ
ッドソールと、前記波形シートの下側に配置された下部
ミッドソールとの間でそれぞれの硬度を異ならせるとと
もに、前記波形シートの波形状の振幅が、前記波形シー
トの踵部位の内,外側部側で大きく、該踵部位の中央部
分で小さくなっていることを特徴としている。
ズのミッドソール構造は、軟質弾性部材から構成される
ミッドソール内の踵部分から前足部にかけて波形シート
を介在させ、前記波形シートの上側に配置された上部ミ
ッドソールと、前記波形シートの下側に配置された下部
ミッドソールとの間でそれぞれの硬度を異ならせるとと
もに、前記波形シートの波形状の振幅が、前記波形シー
トの踵部位の内,外側部側で大きく、該踵部位の中央部
分で小さくなっていることを特徴としている。
【0028】請求項20の発明に係るスポーツ用シュー
ズのミッドソール構造は、軟質弾性部材から構成される
ミッドソール内の踵部分から前足部にかけて波形シート
を介在させ、前記波形シートの上側に配置された上部ミ
ッドソールと、前記波形シートの下側に配置された下部
ミッドソールとの間でそれぞれの硬度を異ならせると と
もに、前記波形シートの波形状の位相が前記波形シート
の踵部位の内,外側部側間で1/2波長ずれていること
を特徴としている。
ズのミッドソール構造は、軟質弾性部材から構成される
ミッドソール内の踵部分から前足部にかけて波形シート
を介在させ、前記波形シートの上側に配置された上部ミ
ッドソールと、前記波形シートの下側に配置された下部
ミッドソールとの間でそれぞれの硬度を異ならせると と
もに、前記波形シートの波形状の位相が前記波形シート
の踵部位の内,外側部側間で1/2波長ずれていること
を特徴としている。
【0029】請求項1の発明においては、軟質弾性部材
から構成されるミッドソール内の踵部分から前足部にか
けて波形シートが介在している。これにより、シューズ
の着地時に、ミッドソールの踵部位から前足部位にかけ
ての部分が左右方向に横ずれ変形しにくくなり、その結
果、踵部分(後足部)のみならず前足部の横振れが防止
され、走行安定性が確保される。
から構成されるミッドソール内の踵部分から前足部にか
けて波形シートが介在している。これにより、シューズ
の着地時に、ミッドソールの踵部位から前足部位にかけ
ての部分が左右方向に横ずれ変形しにくくなり、その結
果、踵部分(後足部)のみならず前足部の横振れが防止
され、走行安定性が確保される。
【0030】さらに、前足部位に波形シートが介在して
いることにより、前足部位の屈曲方向を規制できる。す
なわち、前足部位の内甲側(内側側)および外甲側(外
側側)において波形シートの波形状の波長をそれぞれ異
ならせると、波形状の稜線が扇状に配設されることにな
り、これにより、シューズの踵部分から爪先部分にかけ
て順に着地していく際に、靴底面における体重移動経路
(ロードパス)と波形シートの波形状の進行方向とをほ
ぼ一致させることができる。
いることにより、前足部位の屈曲方向を規制できる。す
なわち、前足部位の内甲側(内側側)および外甲側(外
側側)において波形シートの波形状の波長をそれぞれ異
ならせると、波形状の稜線が扇状に配設されることにな
り、これにより、シューズの踵部分から爪先部分にかけ
て順に着地していく際に、靴底面における体重移動経路
(ロードパス)と波形シートの波形状の進行方向とをほ
ぼ一致させることができる。
【0031】これにより、踵部分着地時におけるクッシ
ョン性と安定性とを両立させながら、体重移動に応じて
踵部がしなやかに変形し、スムーズな体重移動と確実な
グリップ性とを確保することができる。
ョン性と安定性とを両立させながら、体重移動に応じて
踵部がしなやかに変形し、スムーズな体重移動と確実な
グリップ性とを確保することができる。
【0032】また、波形シートの上側に配置された上部
ミッドソールと波形シートの下側に配置された下部ミッ
ドソールとの間でそれぞれの硬度が異なっている。たと
えば、下部ミッドソールの硬度を低くした場合には着地
時のクッション性が向上し、また上部ミッドソールの硬
度を低くした場合には、着地時において競技者の足裏へ
の当たりが良好になる。
ミッドソールと波形シートの下側に配置された下部ミッ
ドソールとの間でそれぞれの硬度が異なっている。たと
えば、下部ミッドソールの硬度を低くした場合には着地
時のクッション性が向上し、また上部ミッドソールの硬
度を低くした場合には、着地時において競技者の足裏へ
の当たりが良好になる。
【0033】なお、上部ミッドソールおよび下部ミッド
ソールの硬度差は、たとえばアスカー(Asker) のCスケ
ールで10度前後の差があれば好ましい。
ソールの硬度差は、たとえばアスカー(Asker) のCスケ
ールで10度前後の差があれば好ましい。
【0034】上部ミッドソールおよび下部ミッドソール
は、同一の素材から構成されていてもよく、あるいは、
異なる素材から構成されていてもよい。
は、同一の素材から構成されていてもよく、あるいは、
異なる素材から構成されていてもよい。
【0035】上部ミッドソールおよび下部ミッドソール
が同一の素材から構成される場合において、上部ミッド
ソールおよび下部ミッドソールの硬度を変えるには、た
とえば、それぞれの発泡率を異ならせるようにすればよ
い。すなわち、発泡率を大きくすれば硬度が低下し、そ
の逆に発泡率を小さくすれば硬度が上昇する。
が同一の素材から構成される場合において、上部ミッド
ソールおよび下部ミッドソールの硬度を変えるには、た
とえば、それぞれの発泡率を異ならせるようにすればよ
い。すなわち、発泡率を大きくすれば硬度が低下し、そ
の逆に発泡率を小さくすれば硬度が上昇する。
【0036】あるいは、素材自体の物性を変えることに
より、硬度を変えることも可能である。すなわち、素材
中に可塑剤を添加したり、可塑剤の添加量を変えたりす
ればよい。たとえば可塑剤を添加することにより、硬度
が低下し、また可塑剤の添加量を増やすことにより、硬
度が低下する。さらに、重合度を変えて分子量を変える
ことによっても硬度を変えることが可能である。
より、硬度を変えることも可能である。すなわち、素材
中に可塑剤を添加したり、可塑剤の添加量を変えたりす
ればよい。たとえば可塑剤を添加することにより、硬度
が低下し、また可塑剤の添加量を増やすことにより、硬
度が低下する。さらに、重合度を変えて分子量を変える
ことによっても硬度を変えることが可能である。
【0037】なお、上部ミッドソールおよび下部ミッド
ソールが異なる素材から構成される場合においても、同
様の手法を用いることにより、上部ミッドソールおよび
下部ミッドソールの硬度を変えることができる。
ソールが異なる素材から構成される場合においても、同
様の手法を用いることにより、上部ミッドソールおよび
下部ミッドソールの硬度を変えることができる。
【0038】また、請求項1の発明によれば、波形シー
トの踵部位の外周に沿って、波形シートよりも高弾性の
部材が配置されている。ここで、高弾性とは、弾性係数
が大きいことを意味し、高反発性と言い換えることもで
きる。
トの踵部位の外周に沿って、波形シートよりも高弾性の
部材が配置されている。ここで、高弾性とは、弾性係数
が大きいことを意味し、高反発性と言い換えることもで
きる。
【0039】これにより、踵部分の外周においてミッド
ソールの圧縮硬度(圧縮力に対する変形のしにくさの
意)が大きくなっており、その結果、横方向の動きが激
しい競技種目においてもシューズの着地後の横振れを防
止でき、走行安定性を確保できる。また、足の踵がミッ
ドソール内に不必要に沈み込むのが抑制できるため、競
技力のロスが低減される。
ソールの圧縮硬度(圧縮力に対する変形のしにくさの
意)が大きくなっており、その結果、横方向の動きが激
しい競技種目においてもシューズの着地後の横振れを防
止でき、走行安定性を確保できる。また、足の踵がミッ
ドソール内に不必要に沈み込むのが抑制できるため、競
技力のロスが低減される。
【0040】一方、踵部分外周に比べて圧縮硬度が相対
的に小さい踵中央部分においては、ミッドソールの柔軟
性がある程度保たれるため、着地時のクッション性をこ
の踵中央部分で確保できる。
的に小さい踵中央部分においては、ミッドソールの柔軟
性がある程度保たれるため、着地時のクッション性をこ
の踵中央部分で確保できる。
【0041】これにより、踵部分において、横振れ防止
とクッション性確保という相反する二つの要求を満足で
きる。
とクッション性確保という相反する二つの要求を満足で
きる。
【0042】なお、この場合には、波形シートとして比
較的弾性の小さい素材を用いるようにすれば、ミッドソ
ールの踵中央部分をより柔軟にでき、着地時のクッショ
ン性を向上できる。
較的弾性の小さい素材を用いるようにすれば、ミッドソ
ールの踵中央部分をより柔軟にでき、着地時のクッショ
ン性を向上できる。
【0043】また、この場合において、とくに下部ミッ
ドソールの踵部分の硬度が上部ミッドソールの踵部分の
硬度よりも低くなっている場合には、上部ミッドソール
が相対的に変形しにくいことと相俟って、シューズの着
地後の横振れをより確実に防止でき、走行安定性を一層
向上できる。
ドソールの踵部分の硬度が上部ミッドソールの踵部分の
硬度よりも低くなっている場合には、上部ミッドソール
が相対的に変形しにくいことと相俟って、シューズの着
地後の横振れをより確実に防止でき、走行安定性を一層
向上できる。
【0044】請求項2の発明においては、波形シートの
踵部位の中央部に波形シートよりも低弾性の部位が設け
られている。ここで、低弾性とは、弾性係数が小さいこ
とを意味し、低反発性と言い換えることもできる。
踵部位の中央部に波形シートよりも低弾性の部位が設け
られている。ここで、低弾性とは、弾性係数が小さいこ
とを意味し、低反発性と言い換えることもできる。
【0045】これにより、踵中央部分においてミッドソ
ールの圧縮硬度が低下しており、その結果、ミッドソー
ルの柔軟性が保たれ、着地時のクッション性を向上でき
る。
ールの圧縮硬度が低下しており、その結果、ミッドソー
ルの柔軟性が保たれ、着地時のクッション性を向上でき
る。
【0046】一方、踵中央部分に比べて圧縮硬度が相対
的に大きい踵部分外周においては、ミッドソールの圧縮
硬度が相対的に大きいため、着地後の横振れを防止で
き、走行安定性を確保できる。
的に大きい踵部分外周においては、ミッドソールの圧縮
硬度が相対的に大きいため、着地後の横振れを防止で
き、走行安定性を確保できる。
【0047】したがって、この場合においても、請求項
1の発明と同様に、横振れ防止とクッション性確保とい
う相反する二つの要求を踵部分において満足させること
ができる。
1の発明と同様に、横振れ防止とクッション性確保とい
う相反する二つの要求を踵部分において満足させること
ができる。
【0048】また、この場合において、とくに下部ミッ
ドソールの踵部分の硬度が上部ミッドソールの踵部分の
硬度よりも低くなっている場合には、下部ミッドソール
によるクッション性能と相俟って、踵部分のクッション
性を一層向上できる。
ドソールの踵部分の硬度が上部ミッドソールの踵部分の
硬度よりも低くなっている場合には、下部ミッドソール
によるクッション性能と相俟って、踵部分のクッション
性を一層向上できる。
【0049】請求項3の発明においては、波形シートの
踵部位の外周に沿って波形シートよりも高弾性の部材が
配置されるとともに、波形シートの踵部位の中央部に波
形シートよりも低弾性の部位が設けられている。
踵部位の外周に沿って波形シートよりも高弾性の部材が
配置されるとともに、波形シートの踵部位の中央部に波
形シートよりも低弾性の部位が設けられている。
【0050】これにより、着地後の横振れを圧縮硬度の
大きな踵部分外周で防止できるとともに、着地時のクッ
ション性を圧縮硬度の小さな踵中央部分で確保できる。
大きな踵部分外周で防止できるとともに、着地時のクッ
ション性を圧縮硬度の小さな踵中央部分で確保できる。
【0051】請求項4の発明においては、高弾性の部材
が繊維強化プラスチック製のシートから構成されてい
る。この繊維強化プラスチック製のシートは、たとえば
炭素繊維、アラミド繊維、ガラス繊維等を強化用繊維と
し、熱硬化性樹脂や熱可塑性樹脂をマトリックス樹脂と
した繊維強化プラスチック(FRP)から構成される。
が繊維強化プラスチック製のシートから構成されてい
る。この繊維強化プラスチック製のシートは、たとえば
炭素繊維、アラミド繊維、ガラス繊維等を強化用繊維と
し、熱硬化性樹脂や熱可塑性樹脂をマトリックス樹脂と
した繊維強化プラスチック(FRP)から構成される。
【0052】請求項5の発明においては、高弾性の部材
が金属製のプレートから構成されている。このプレート
は、たとえばSUS(ステンレス)の他、超弾性合金や
その他の金属から製作される。
が金属製のプレートから構成されている。このプレート
は、たとえばSUS(ステンレス)の他、超弾性合金や
その他の金属から製作される。
【0053】前記高弾性の部材は、請求項6の発明に記
載されるように、波形シートに貼着されていてもよく、
あるいは、請求項7の発明に記載されるように、波形シ
ートと一体に射出成形されていてもよい。
載されるように、波形シートに貼着されていてもよく、
あるいは、請求項7の発明に記載されるように、波形シ
ートと一体に射出成形されていてもよい。
【0054】前記低弾性の部位は、請求項8の発明に記
載されるように、波形シートに形成された多数の孔から
構成されていてもよく、あるいは、請求項9の発明に記
載されるように、波形シートと一体に射出形成されたメ
ッシュ状シートから構成されていてもよい。
載されるように、波形シートに形成された多数の孔から
構成されていてもよく、あるいは、請求項9の発明に記
載されるように、波形シートと一体に射出形成されたメ
ッシュ状シートから構成されていてもよい。
【0055】請求項10の発明においては、波形シート
の前足部に波形シートよりも低弾性の部位が設けられて
いる。
の前足部に波形シートよりも低弾性の部位が設けられて
いる。
【0056】これにより、前足部分においてミッドソー
ルの圧縮硬度が低下しており、その結果、着地時の前足
部分のクッション性を確保できる。また、前足部分の柔
軟性を確保でき、前足部分の屈曲性を向上できる。
ルの圧縮硬度が低下しており、その結果、着地時の前足
部分のクッション性を確保できる。また、前足部分の柔
軟性を確保でき、前足部分の屈曲性を向上できる。
【0057】また、この場合において、とくに上部ミッ
ドソールの前足部分の硬度が下部ミッドソールの前足部
分の硬度よりも低くなっている場合には、前足部分の屈
曲性をより一層向上できる。
ドソールの前足部分の硬度が下部ミッドソールの前足部
分の硬度よりも低くなっている場合には、前足部分の屈
曲性をより一層向上できる。
【0058】なお、波形シートの前足部分は、請求項1
1の発明に記載されるように、波形シートに形成された
多数の孔から構成されていてもよく、あるいは、請求項
12の発明に記載されるように、波形シートと一体に射
出成形されたメッシュ状シートから構成されていてもよ
い。
1の発明に記載されるように、波形シートに形成された
多数の孔から構成されていてもよく、あるいは、請求項
12の発明に記載されるように、波形シートと一体に射
出成形されたメッシュ状シートから構成されていてもよ
い。
【0059】波形シートの前足部位には、請求項13の
発明に記載されるように、幅方向に延びる溝が形成され
ていてもよい。この場合には、ミッドソールの前足部分
の屈曲性をさらに向上できるとともに、屈曲方向の規制
を容易に行えるようになる。
発明に記載されるように、幅方向に延びる溝が形成され
ていてもよい。この場合には、ミッドソールの前足部分
の屈曲性をさらに向上できるとともに、屈曲方向の規制
を容易に行えるようになる。
【0060】すなわち、前足部位の内甲側(内側側)お
よび外甲側(外側側)において溝の間隔をそれぞれ異な
らせると、溝が扇状に配設されることになり、これによ
り、シューズの踵部分から爪先部分にかけて順に着地し
ていく際に、靴底面における体重移動経路(ロードパ
ス)と溝の法線方向(進行方向)とをほぼ一致させるこ
とができる。
よび外甲側(外側側)において溝の間隔をそれぞれ異な
らせると、溝が扇状に配設されることになり、これによ
り、シューズの踵部分から爪先部分にかけて順に着地し
ていく際に、靴底面における体重移動経路(ロードパ
ス)と溝の法線方向(進行方向)とをほぼ一致させるこ
とができる。
【0061】これにより、踵部分着地時におけるクッシ
ョン性と安定性とを両立させながら、体重移動に応じて
踵部がしなやかに変形し、スムーズな体重移動と確実な
グリップ性とを確保することができる。
ョン性と安定性とを両立させながら、体重移動に応じて
踵部がしなやかに変形し、スムーズな体重移動と確実な
グリップ性とを確保することができる。
【0062】請求項14の発明においては、波形シート
の中足部位に波形シートよりも高弾性の部材が配置され
ており、これにより、シャンク効果を発揮させることが
でき、中足部の剛性を向上できる。その結果、着地後に
おいて、ミッドソールの中足部の横振れを防止でき、走
行安定性を確保できる。
の中足部位に波形シートよりも高弾性の部材が配置され
ており、これにより、シャンク効果を発揮させることが
でき、中足部の剛性を向上できる。その結果、着地後に
おいて、ミッドソールの中足部の横振れを防止でき、走
行安定性を確保できる。
【0063】前記高弾性の部材は、請求項15の発明に
記載されているように、繊維強化プラスチック製のシー
トから構成されていてもよく、あるいは、請求項16の
発明に記載されているように、金属製のプレートから構
成されていてもよい。
記載されているように、繊維強化プラスチック製のシー
トから構成されていてもよく、あるいは、請求項16の
発明に記載されているように、金属製のプレートから構
成されていてもよい。
【0064】また、前記高弾性の部材は、請求項17の
発明に記載されるように、波形シートに貼着されていて
もよく、あるいは、請求項18の発明に記載されるよう
に、波形シートと一体に射出成形されていてもよい。
発明に記載されるように、波形シートに貼着されていて
もよく、あるいは、請求項18の発明に記載されるよう
に、波形シートと一体に射出成形されていてもよい。
【0065】請求項19の発明では、波形シートの波形
状の振幅が波形シートの踵部位の内,外側部側で大き
く、該踵部位の中央部分で小さくなっている。
状の振幅が波形シートの踵部位の内,外側部側で大き
く、該踵部位の中央部分で小さくなっている。
【0066】これにより、振幅の小さい踵中央部分でミ
ッドソールの柔軟性が保たれ、振幅の大きい踵内,外側
部側でミッドソールの圧縮硬度が大きくなる。その結
果、踵着地時のクッション性を踵中央部分で確保できる
とともに、着地後の踵横方向の変形を防止でき、安定性
を向上できる。
ッドソールの柔軟性が保たれ、振幅の大きい踵内,外側
部側でミッドソールの圧縮硬度が大きくなる。その結
果、踵着地時のクッション性を踵中央部分で確保できる
とともに、着地後の踵横方向の変形を防止でき、安定性
を向上できる。
【0067】このようにして、請求項1および2の発明
と同様に、着地時の横振れ防止とクッション性確保とい
う相反する二つの要求を踵部分において満足させること
ができる。
と同様に、着地時の横振れ防止とクッション性確保とい
う相反する二つの要求を踵部分において満足させること
ができる。
【0068】この場合において、上部ミッドソールの踵
部分の硬度が下部ミッドソールの踵部分の硬度よりも低
くなっている場合には、踵着地時において足当たりを良
好にしつつ、クッション性を向上できる。
部分の硬度が下部ミッドソールの踵部分の硬度よりも低
くなっている場合には、踵着地時において足当たりを良
好にしつつ、クッション性を向上できる。
【0069】また、これとは逆に、下部ミッドソールの
踵部分の硬度が上部ミッドソールの踵部分の硬度よりも
低くなっている場合には、下部ミッドソールによるクッ
ション性を一層向上できることになる。
踵部分の硬度が上部ミッドソールの踵部分の硬度よりも
低くなっている場合には、下部ミッドソールによるクッ
ション性を一層向上できることになる。
【0070】請求項20の発明では、波形シートの波形
状の位相が波形シートの踵部位の内,外側部側間で1/
2波長ずれている。
状の位相が波形シートの踵部位の内,外側部側間で1/
2波長ずれている。
【0071】これにより、踵内側部側から踵外側部側に
かけての波形状に関し、踵内側部側で波の山の部分が踵
外側部側に向かうにしたがい徐々に振幅が小さくなっ
て、踵内,外側部間の中央部分で振幅零となり、この中
央部分から踵外側部側に向かうにしたがい逆側に振幅が
徐々に大きくなって、踵外側部側で波の谷の部分に位置
する。
かけての波形状に関し、踵内側部側で波の山の部分が踵
外側部側に向かうにしたがい徐々に振幅が小さくなっ
て、踵内,外側部間の中央部分で振幅零となり、この中
央部分から踵外側部側に向かうにしたがい逆側に振幅が
徐々に大きくなって、踵外側部側で波の谷の部分に位置
する。
【0072】同様に、踵外側部側から踵内側部側にかけ
ての波形状に関し、踵外側部側で波の山の部分が踵内側
部側に向かうにしたがい徐々に振幅が小さくなって、踵
内,外側部間の中央部分で振幅零となり、この中央部分
から踵内側部側に向かうにしたがい逆側に振幅が徐々に
大きくなって、踵内側部側で波の谷の部分に位置する。
ての波形状に関し、踵外側部側で波の山の部分が踵内側
部側に向かうにしたがい徐々に振幅が小さくなって、踵
内,外側部間の中央部分で振幅零となり、この中央部分
から踵内側部側に向かうにしたがい逆側に振幅が徐々に
大きくなって、踵内側部側で波の谷の部分に位置する。
【0073】このように、踵内,外側部間の中央部分に
おける波形状の波の振幅が零となっているので、請求項
19の発明と同様に、踵内,外側部間の中央部分でミッ
ドソールの柔軟性が保たれ、相対的に振幅の大きい踵
内,外側部間でミッドソールの圧縮硬度が大きくなる。
その結果、踵着地時のクッション性を踵中央部分で確保
できるとともに、着地後の踵横方向の変形を防止でき、
安定性を向上できる。
おける波形状の波の振幅が零となっているので、請求項
19の発明と同様に、踵内,外側部間の中央部分でミッ
ドソールの柔軟性が保たれ、相対的に振幅の大きい踵
内,外側部間でミッドソールの圧縮硬度が大きくなる。
その結果、踵着地時のクッション性を踵中央部分で確保
できるとともに、着地後の踵横方向の変形を防止でき、
安定性を向上できる。
【0074】この場合において、上部ミッドソールの踵
部分の硬度が下部ミッドソールの踵部分の硬度よりも低
くなっている場合には、踵着地時において足当たりを良
好にしつつ、クッション性を向上できる。
部分の硬度が下部ミッドソールの踵部分の硬度よりも低
くなっている場合には、踵着地時において足当たりを良
好にしつつ、クッション性を向上できる。
【0075】また、これとは逆に、下部ミッドソールの
踵部分の硬度が上部ミッドソールの踵部分の硬度よりも
低くなっている場合には、下部ミッドソールによるクッ
ション性を一層向上できることになる。
踵部分の硬度が上部ミッドソールの踵部分の硬度よりも
低くなっている場合には、下部ミッドソールによるクッ
ション性を一層向上できることになる。
【0076】
図1は、本発明の一実施態様によるミッドソール構造が
採用されたスポーツ用シューズを示している。スポーツ
用シューズ1の靴底は、甲被部2の下部が貼り付けられ
たミッドソール3と、ミッドソール3内に介在し、波形
状を有する波形シート4と、ミッドソール3の下面に貼
り合わされ、路面と直接接地するアウトソール5とから
主として構成されている。
採用されたスポーツ用シューズを示している。スポーツ
用シューズ1の靴底は、甲被部2の下部が貼り付けられ
たミッドソール3と、ミッドソール3内に介在し、波形
状を有する波形シート4と、ミッドソール3の下面に貼
り合わされ、路面と直接接地するアウトソール5とから
主として構成されている。
【0077】ミッドソール3は、着地時にシューズ1の
底部にかかる衝撃を緩和する目的で用いられており、波
形シート4をその上下方向から挟み込むように配置され
た上部ミッドソール3aおよび下部ミッドソール3bか
ら構成されている。波形シート4は、ミッドソール3内
においてその踵部分から前足部にかけて介在している。
底部にかかる衝撃を緩和する目的で用いられており、波
形シート4をその上下方向から挟み込むように配置され
た上部ミッドソール3aおよび下部ミッドソール3bか
ら構成されている。波形シート4は、ミッドソール3内
においてその踵部分から前足部にかけて介在している。
【0078】 〔ミッドソール構造の詳細な説明〕 図2および図3に示すように、上部ミッドソール3a
は、前足部位に配置された上部前足部位ミッドソール3
a1 と、踵部位から中足部位(土踏まず部分)にかけ
て配置された上部踵部位ミッドソール3a2 とから構
成されている。同様に、下部ミッドソール3bは、前足
部位に配置された下部前足部位ミッドソール3b1
と、踵部位から中足部位にかけて配置された下部踵部位
ミッドソール3b2 とから構成されている。
は、前足部位に配置された上部前足部位ミッドソール3
a1 と、踵部位から中足部位(土踏まず部分)にかけ
て配置された上部踵部位ミッドソール3a2 とから構
成されている。同様に、下部ミッドソール3bは、前足
部位に配置された下部前足部位ミッドソール3b1
と、踵部位から中足部位にかけて配置された下部踵部位
ミッドソール3b2 とから構成されている。
【0079】ミッドソール3を形成する材料としては、
一般に、良好なクッション性を備えた材料である軟質弾
性部材が用いられるが、具体的には、エチレン−酢酸ビ
ニル共重合体(EVA)等の熱可塑性合成樹脂の発泡体
やポリウレタン(PU)等の熱硬化性樹脂の発泡体、ま
たはブタジエンラバーやクロロプレンラバー等のラバー
素材の発泡体が用いられる。
一般に、良好なクッション性を備えた材料である軟質弾
性部材が用いられるが、具体的には、エチレン−酢酸ビ
ニル共重合体(EVA)等の熱可塑性合成樹脂の発泡体
やポリウレタン(PU)等の熱硬化性樹脂の発泡体、ま
たはブタジエンラバーやクロロプレンラバー等のラバー
素材の発泡体が用いられる。
【0080】図4に示すように、波形シート4は、踵部
位から中足部位にかけての部分に配置される踵部40
と、前足部位に配置される前足部41とから構成されて
いる。波形シート4は、比較的弾性に富む素材である熱
可塑性ポリウレタン(TPU)やポリアミドエラストマ
ー(PAE)、ABS樹脂等の熱可塑性樹脂あるいはエ
ポキシ樹脂等や不飽和ポリエステル樹脂等の熱硬化性樹
脂から構成されている。あるいは、波形シート4は、織
布、編布、不織布または軟質シート(例:ビニールシー
ト)から構成されていてもよい。
位から中足部位にかけての部分に配置される踵部40
と、前足部位に配置される前足部41とから構成されて
いる。波形シート4は、比較的弾性に富む素材である熱
可塑性ポリウレタン(TPU)やポリアミドエラストマ
ー(PAE)、ABS樹脂等の熱可塑性樹脂あるいはエ
ポキシ樹脂等や不飽和ポリエステル樹脂等の熱硬化性樹
脂から構成されている。あるいは、波形シート4は、織
布、編布、不織布または軟質シート(例:ビニールシー
ト)から構成されていてもよい。
【0081】 〔ミッドソール構造の第1の実施態様〕 図2は本発明の第1の実施態様によるミッドソール構造
を示す側面図、図5はその一部分解組立図である。これ
らの図に示すように、波形シート4は、シューズの踵部
分から前足部にかけて延在している。これにより、シュ
ーズの着地時において、ミッドソールの踵部位から前足
部位にかけての部分が左右方向に横ずれ変形しにくくな
っており、その結果、踵部分(後足部)のみならず前足
部の横振れを防止でき、走行安定性を確保できる。
を示す側面図、図5はその一部分解組立図である。これ
らの図に示すように、波形シート4は、シューズの踵部
分から前足部にかけて延在している。これにより、シュ
ーズの着地時において、ミッドソールの踵部位から前足
部位にかけての部分が左右方向に横ずれ変形しにくくな
っており、その結果、踵部分(後足部)のみならず前足
部の横振れを防止でき、走行安定性を確保できる。
【0082】また、前足部に波形シート4が介在してい
ることにより、前足部の屈曲方向を規制できる。すなわ
ち、前足部の内甲側(内側側)および外甲側(外側側)
において波形シート4の波形状の波長をそれぞれ異なら
せると、波形状の稜線が扇状に配設されることになり、
これにより、シューズの踵部分から爪先部分にかけて順
に着地していく際に、靴底面における体重移動経路(ロ
ードパス)と波形シート4の波形状の進行方向とをほぼ
一致させることができる。
ることにより、前足部の屈曲方向を規制できる。すなわ
ち、前足部の内甲側(内側側)および外甲側(外側側)
において波形シート4の波形状の波長をそれぞれ異なら
せると、波形状の稜線が扇状に配設されることになり、
これにより、シューズの踵部分から爪先部分にかけて順
に着地していく際に、靴底面における体重移動経路(ロ
ードパス)と波形シート4の波形状の進行方向とをほぼ
一致させることができる。
【0083】これにより、踵部分着地時におけるクッシ
ョン性と安定性とを両立させながら、体重移動に応じて
踵部がしなやかに変形し、スムーズな体重移動と確実な
グリップ性とを確保することができる。
ョン性と安定性とを両立させながら、体重移動に応じて
踵部がしなやかに変形し、スムーズな体重移動と確実な
グリップ性とを確保することができる。
【0084】さらに、上部前足部位ミッドソール3a1
(図2斜線個所)の硬度が、下部前足部位ミッドソー
ル3b1 の硬度よりも低くなっている。これにより、
着地時においてシューズ着用者の前足部分の足当たりを
良好にでき、クッション性を向上できるとともに、前足
部分の屈曲性を向上できる。この第1の実施態様による
スポーツ用シューズは、たとえばウォーキングシューズ
などに適している。
(図2斜線個所)の硬度が、下部前足部位ミッドソー
ル3b1 の硬度よりも低くなっている。これにより、
着地時においてシューズ着用者の前足部分の足当たりを
良好にでき、クッション性を向上できるとともに、前足
部分の屈曲性を向上できる。この第1の実施態様による
スポーツ用シューズは、たとえばウォーキングシューズ
などに適している。
【0085】なお、上部前足部位ミッドソール3a1
の硬度としては、たとえばアスカー(Asker) のCスケー
ルで30〜60度が好ましく、また下部前足部位ミッド
ソール3b1 の硬度としては、同Cスケールで40〜
70度が好ましい。そして、両ミッドソール3a1 ,
3b1 間の硬度差は、同Cスケールで10度前後の差
があれば好ましい。
の硬度としては、たとえばアスカー(Asker) のCスケー
ルで30〜60度が好ましく、また下部前足部位ミッド
ソール3b1 の硬度としては、同Cスケールで40〜
70度が好ましい。そして、両ミッドソール3a1 ,
3b1 間の硬度差は、同Cスケールで10度前後の差
があれば好ましい。
【0086】たとえば、好ましい実施態様においては、
上部前足部位ミッドソール3a1の硬度が約45度に、
下部前足部位ミッドソール3b1 の硬度が約55度に
設定される。一方、波形シート4の硬度としては、波形
シート4として比較的弾性に富む合成樹脂を用いた場
合、アスカーのDスケールで55〜60度に設定される
のが好ましい。
上部前足部位ミッドソール3a1の硬度が約45度に、
下部前足部位ミッドソール3b1 の硬度が約55度に
設定される。一方、波形シート4の硬度としては、波形
シート4として比較的弾性に富む合成樹脂を用いた場
合、アスカーのDスケールで55〜60度に設定される
のが好ましい。
【0087】上部前足部位ミッドソール3a1 および
下部前足部位ミッドソール3b1 の硬度を変えるに
は、各ミッドソールを同一の素材を用いてそれぞれの発
泡率を異ならせるようにすればよい。すなわち、発泡率
を大きくすれば硬度が低下し、その逆に発泡率を小さく
すれば硬度が上昇する。
下部前足部位ミッドソール3b1 の硬度を変えるに
は、各ミッドソールを同一の素材を用いてそれぞれの発
泡率を異ならせるようにすればよい。すなわち、発泡率
を大きくすれば硬度が低下し、その逆に発泡率を小さく
すれば硬度が上昇する。
【0088】あるいは、素材自体の物性を変えることに
より、硬度を変えることも可能である。すなわち、素材
中に可塑剤を添加したり、可塑剤の添加量を変えたりす
ればよい。たとえば可塑剤を添加することにより硬度が
低下し、また可塑剤の添加量を増やすことにより硬度が
低下する。さらに、重合度を変えて分子量を変えること
によっても硬度を変えることが可能である。
より、硬度を変えることも可能である。すなわち、素材
中に可塑剤を添加したり、可塑剤の添加量を変えたりす
ればよい。たとえば可塑剤を添加することにより硬度が
低下し、また可塑剤の添加量を増やすことにより硬度が
低下する。さらに、重合度を変えて分子量を変えること
によっても硬度を変えることが可能である。
【0089】なお、上部前足部位ミッドソール3a1
および下部前足部位ミッドソール3b1 は、それぞれ
異なる素材を用いて構成するようにしてもよい。この場
合においてそれぞれの硬度を変えるには、それぞれ同一
素材から構成される場合と同様の手法を用いるようにす
ればよい。
および下部前足部位ミッドソール3b1 は、それぞれ
異なる素材を用いて構成するようにしてもよい。この場
合においてそれぞれの硬度を変えるには、それぞれ同一
素材から構成される場合と同様の手法を用いるようにす
ればよい。
【0090】ここで、波形シート4の踵部40の詳細を
図6および図7に示す。これらの図に示すように、波形
シート4の踵部40の波形状の位相は、踵部分の内,外
側部間で1/2波長ずれている。
図6および図7に示す。これらの図に示すように、波形
シート4の踵部40の波形状の位相は、踵部分の内,外
側部間で1/2波長ずれている。
【0091】すなわち、踵内側部側(図6奥側)から踵
外側部側(同図手前側)にかけての波形状に関し、踵内
側部側で波の山の部分が踵外側部側に向かうにしたがい
徐々に振幅が小さくなって、踵内,外側部間の中央部分
で振幅零となり、この中央部分から踵外側部側に向かう
にしたがい逆側に振幅が徐々に大きくなって、踵外側部
側で波の谷の部分に位置する。
外側部側(同図手前側)にかけての波形状に関し、踵内
側部側で波の山の部分が踵外側部側に向かうにしたがい
徐々に振幅が小さくなって、踵内,外側部間の中央部分
で振幅零となり、この中央部分から踵外側部側に向かう
にしたがい逆側に振幅が徐々に大きくなって、踵外側部
側で波の谷の部分に位置する。
【0092】同様に、踵外側部側から踵内側部側にかけ
ての波形状に関し、踵外側部側で波の山の部分が踵内側
部側に向かうにしたがい徐々に振幅が小さくなって、踵
内,外側部間の中央部分で振幅零となり、この中央部分
から踵内側部側に向かうにしたがい逆側に振幅が徐々に
大きくなって、踵内側部側で波の谷の部分に位置する。
ての波形状に関し、踵外側部側で波の山の部分が踵内側
部側に向かうにしたがい徐々に振幅が小さくなって、踵
内,外側部間の中央部分で振幅零となり、この中央部分
から踵内側部側に向かうにしたがい逆側に振幅が徐々に
大きくなって、踵内側部側で波の谷の部分に位置する。
【0093】このように、踵内,外側部間の中央部分に
おける波形状の波の振幅が零となっており、これによ
り、踵内,外側部間の中央部分でミッドソールの柔軟性
が保たれ、クッション性をより向上できる。また相対的
に振幅の大きい踵内,外側部側でミッドソールの圧縮硬
度が大きくなり、これにより、着地後の踵横方向の変形
を防止でき、安定性を向上できる。このようにして、踵
部分において、着地時の横振れ防止とクッション性確保
という二つの要求が満足されている。
おける波形状の波の振幅が零となっており、これによ
り、踵内,外側部間の中央部分でミッドソールの柔軟性
が保たれ、クッション性をより向上できる。また相対的
に振幅の大きい踵内,外側部側でミッドソールの圧縮硬
度が大きくなり、これにより、着地後の踵横方向の変形
を防止でき、安定性を向上できる。このようにして、踵
部分において、着地時の横振れ防止とクッション性確保
という二つの要求が満足されている。
【0094】なお、図7中の破線Lは、波形シート4の
踵部40の内,外側面における波形状の山の部分とこれ
らに対応する内,外側面における波形状の谷の部分とを
結んだ線を表している。
踵部40の内,外側面における波形状の山の部分とこれ
らに対応する内,外側面における波形状の谷の部分とを
結んだ線を表している。
【0095】波形シート4の踵部40は、図6および図
7に示すものには限定されず、図8および図9に示すよ
うなものであってもよい。図8および図9の例では、波
形シート4の踵部40の波形状の振幅が踵部分の内,外
側部側から中央部に向かうにしたがい徐々に小さくなっ
ている。すなわち、波形シート4の波形状の内,外側部
側における振幅をA,中央部における振幅をA′とする
とき2A>2A′ すなわち A>A′の関係がある。
7に示すものには限定されず、図8および図9に示すよ
うなものであってもよい。図8および図9の例では、波
形シート4の踵部40の波形状の振幅が踵部分の内,外
側部側から中央部に向かうにしたがい徐々に小さくなっ
ている。すなわち、波形シート4の波形状の内,外側部
側における振幅をA,中央部における振幅をA′とする
とき2A>2A′ すなわち A>A′の関係がある。
【0096】これにより、図6および図7に示す例と同
様に、踵内,外側部間の中央部分でミッドソールの柔軟
性が保たれて、クッション性をより向上できるととも
に、踵内,外側部側でミッドソールの圧縮硬度が大きく
なって、着地後の踵横方向の変形を防止でき、安定性を
向上できる。
様に、踵内,外側部間の中央部分でミッドソールの柔軟
性が保たれて、クッション性をより向上できるととも
に、踵内,外側部側でミッドソールの圧縮硬度が大きく
なって、着地後の踵横方向の変形を防止でき、安定性を
向上できる。
【0097】 〔ミッドソール構造の第2の実施態様〕 この第2の実施態様においては、図10に示すように、
下部前足部位ミッドソール3b1 (同図斜線個所)の
硬度が上部前足部位ミッドソール3a1 の硬度よりも
低くなっている。これにより、着地時において接地面か
ら前足部分への衝撃が下部前足部位ミッドソール3b1
で緩和・分散でき、前足部分のクッション性を向上で
きる。
下部前足部位ミッドソール3b1 (同図斜線個所)の
硬度が上部前足部位ミッドソール3a1 の硬度よりも
低くなっている。これにより、着地時において接地面か
ら前足部分への衝撃が下部前足部位ミッドソール3b1
で緩和・分散でき、前足部分のクッション性を向上で
きる。
【0098】その一方、上部前足部位ミッドソール3a
1 が相対的に変形しにくいことにより、競技者の足裏
から上部前足部位ミッドソール3a1 に作用する力に
対して波形シート4が本来の機能である抵抗力を発生さ
せ、これにより、着地後に前足部分が横方向に変形する
のを防止できる。この第2の実施態様によるスポーツ用
シューズとしては、比較的横方向の動きが多いテニスや
バスケットボール用のシューズが適している。
1 が相対的に変形しにくいことにより、競技者の足裏
から上部前足部位ミッドソール3a1 に作用する力に
対して波形シート4が本来の機能である抵抗力を発生さ
せ、これにより、着地後に前足部分が横方向に変形する
のを防止できる。この第2の実施態様によるスポーツ用
シューズとしては、比較的横方向の動きが多いテニスや
バスケットボール用のシューズが適している。
【0099】なお、上部前足部位ミッドソール3a1
の硬度としては、アスカーのCスケールで40〜70度
が好ましく、下部前足部位ミッドソール3b1 の硬度
としては、同Cスケールで30〜60度が好ましい。そ
して、両ミッドソール3a1,3b1 間の硬度差は、
同Cスケールで10度前後の差があれば好ましい。たと
えば、好ましい実施態様においては、上部前足部位ミッ
ドソール3a1 の硬度が約55度に、下部前足部位ミ
ッドソール3b1 の硬度が約45度に設定される。一
方、波形シート4の硬度としては、波形シート4として
比較的弾性に富む合成樹脂を用いた場合、アスカーのD
スケールで55〜60度に設定されるのが好ましい。
の硬度としては、アスカーのCスケールで40〜70度
が好ましく、下部前足部位ミッドソール3b1 の硬度
としては、同Cスケールで30〜60度が好ましい。そ
して、両ミッドソール3a1,3b1 間の硬度差は、
同Cスケールで10度前後の差があれば好ましい。たと
えば、好ましい実施態様においては、上部前足部位ミッ
ドソール3a1 の硬度が約55度に、下部前足部位ミ
ッドソール3b1 の硬度が約45度に設定される。一
方、波形シート4の硬度としては、波形シート4として
比較的弾性に富む合成樹脂を用いた場合、アスカーのD
スケールで55〜60度に設定されるのが好ましい。
【0100】また、上部前足部位ミッドソール3a1
および下部前足部位ミッドソール3b1 の硬度を変え
るには、各ミッドソールを同一の素材を用いてそれぞれ
の発泡率を異ならせるようにするか、あるいは、各ミッ
ドソールを異なる素材を用いてそれぞれの発泡率を異な
らせるようにすればよく、この点は、前記第1の実施態
様の場合と同様である。
および下部前足部位ミッドソール3b1 の硬度を変え
るには、各ミッドソールを同一の素材を用いてそれぞれ
の発泡率を異ならせるようにするか、あるいは、各ミッ
ドソールを異なる素材を用いてそれぞれの発泡率を異な
らせるようにすればよく、この点は、前記第1の実施態
様の場合と同様である。
【0101】 〔ミッドソール構造の第3の実施態様〕 この第3の実施態様においては、図11に示すように、
上部踵部位ミッドソール3a2 (同図斜線個所)の硬
度が下部踵部位ミッドソール3b2 の硬度よりも低く
なっている。これにより、着地時において競技者の踵部
分の足当たりを向上でき、クッション性を向上できる。
この第3の実施態様によるスポーツ用シューズは、たと
えばウォーキングシューズに適している。
上部踵部位ミッドソール3a2 (同図斜線個所)の硬
度が下部踵部位ミッドソール3b2 の硬度よりも低く
なっている。これにより、着地時において競技者の踵部
分の足当たりを向上でき、クッション性を向上できる。
この第3の実施態様によるスポーツ用シューズは、たと
えばウォーキングシューズに適している。
【0102】なお、上部踵部位ミッドソール3a2 お
よび下部踵部位ミッドソール3b2の各硬度および両者
の硬度差については、前記第1の実施態様の場合と同様
である。また、発泡率の大小により硬度差を設ける点に
ついても前記第1の実施態様の場合と同様である。
よび下部踵部位ミッドソール3b2の各硬度および両者
の硬度差については、前記第1の実施態様の場合と同様
である。また、発泡率の大小により硬度差を設ける点に
ついても前記第1の実施態様の場合と同様である。
【0103】 〔ミッドソール構造の第4の実施態様〕 この第4の実施態様においては、図12に示すように、
下部踵部位ミッドソール3b2 (同図斜線個所)の硬
度が上部踵部位ミッドソール3a2 の硬度よりも低く
なっている。これにより、着地時において接地面から踵
部分への衝撃が下部踵部位ミッドソール3b2 で緩和
され分散されることにより、踵部分のクッション性を向
上できる。
下部踵部位ミッドソール3b2 (同図斜線個所)の硬
度が上部踵部位ミッドソール3a2 の硬度よりも低く
なっている。これにより、着地時において接地面から踵
部分への衝撃が下部踵部位ミッドソール3b2 で緩和
され分散されることにより、踵部分のクッション性を向
上できる。
【0104】その一方、下部踵部位ミッドソール3b2
よりも硬度が高い上部踵部位ミッドソール3a2 が相
対的に変形しにくいことにより、競技者の足裏から上部
踵部位ミッドソール3a2 に作用する力に対して波形
シート4が本来の機能である抵抗力を発生させ、その結
果、着地時に踵部分が横方向に変形するのが防止され
る。この第4の実施態様によるスポーツ用シューズは、
比較的横方向の動きが多いテニスやバスケットボール用
のシューズに適している。
よりも硬度が高い上部踵部位ミッドソール3a2 が相
対的に変形しにくいことにより、競技者の足裏から上部
踵部位ミッドソール3a2 に作用する力に対して波形
シート4が本来の機能である抵抗力を発生させ、その結
果、着地時に踵部分が横方向に変形するのが防止され
る。この第4の実施態様によるスポーツ用シューズは、
比較的横方向の動きが多いテニスやバスケットボール用
のシューズに適している。
【0105】 〔波形シートの第1の変形例〕 図13は波形シート4の第1の変形例を示している。こ
こでは、波形シート4の踵部40の外周に沿って繊維強
化プラスチック製のシート40aが配置されている。こ
の繊維強化プラスチック製のシート40aは、たとえば
炭素繊維、アラミド繊維、ガラス繊維等を強化用繊維と
し、熱硬化性樹脂や熱可塑性樹脂をマトリックス樹脂と
した繊維強化プラスチック(FRP)から構成されてい
る。
こでは、波形シート4の踵部40の外周に沿って繊維強
化プラスチック製のシート40aが配置されている。こ
の繊維強化プラスチック製のシート40aは、たとえば
炭素繊維、アラミド繊維、ガラス繊維等を強化用繊維と
し、熱硬化性樹脂や熱可塑性樹脂をマトリックス樹脂と
した繊維強化プラスチック(FRP)から構成されてい
る。
【0106】これにより、踵部分の外周においてミッド
ソール3の圧縮硬度(圧縮力に対する変形のしにくさ)
が大きくなっており、その結果、横方向の動きが激しい
競技種目においてもシューズの着地後の横振れを防止で
き、走行安定性を確保できる。また、足の踵がミッドソ
ール3内に不必要に沈み込むのが抑制できるため、競技
力のロスが低減される。
ソール3の圧縮硬度(圧縮力に対する変形のしにくさ)
が大きくなっており、その結果、横方向の動きが激しい
競技種目においてもシューズの着地後の横振れを防止で
き、走行安定性を確保できる。また、足の踵がミッドソ
ール3内に不必要に沈み込むのが抑制できるため、競技
力のロスが低減される。
【0107】一方、踵部分外周に比べて圧縮硬度が相対
的に小さい踵中央部分においては、ミッドソール3の柔
軟性がある程度保たれるため、着地時のクッション性を
この踵中央部分で確保できる。
的に小さい踵中央部分においては、ミッドソール3の柔
軟性がある程度保たれるため、着地時のクッション性を
この踵中央部分で確保できる。
【0108】なお、この場合には、波形シート4として
比較的低弾性の素材を用いるようにすれば、ミッドソー
ル3の踵中央部分をより柔軟にでき、着地時のクッショ
ン性を向上できる。
比較的低弾性の素材を用いるようにすれば、ミッドソー
ル3の踵中央部分をより柔軟にでき、着地時のクッショ
ン性を向上できる。
【0109】また、この場合において、とくに下部踵部
位ミッドソール3b2 の硬度が上部踵部位ミッドソー
ル3a2 の硬度よりも低くなっている場合には(図1
2参照)、下部踵部位ミッドソール3b2 に比較して
上部踵部位ミッドソール3a2 が相対的に変形しにく
いことと相俟って、シューズの着地後の横振れをより確
実に防止でき、走行安定性を一層向上できる。
位ミッドソール3b2 の硬度が上部踵部位ミッドソー
ル3a2 の硬度よりも低くなっている場合には(図1
2参照)、下部踵部位ミッドソール3b2 に比較して
上部踵部位ミッドソール3a2 が相対的に変形しにく
いことと相俟って、シューズの着地後の横振れをより確
実に防止でき、走行安定性を一層向上できる。
【0110】繊維強化プラスチック製のシート40a
は、波形シート4に貼着されていてもよく、あるいは、
波形シート4と一体に射出成形されていてもよい。
は、波形シート4に貼着されていてもよく、あるいは、
波形シート4と一体に射出成形されていてもよい。
【0111】また、繊維強化プラスチック製のシート4
0aのかわりに、たとえばSUS(ステンレス)や超弾
性合金等からなる金属製プレートを用いるようにしても
よい。さらに、波形シート4よりも高弾性の(すなわ
ち、弾性係数の大きい)部材であれば、その他のプラス
チック材料からなるシートを採用するようにしてもよ
い。
0aのかわりに、たとえばSUS(ステンレス)や超弾
性合金等からなる金属製プレートを用いるようにしても
よい。さらに、波形シート4よりも高弾性の(すなわ
ち、弾性係数の大きい)部材であれば、その他のプラス
チック材料からなるシートを採用するようにしてもよ
い。
【0112】 〔波形シートの第2の変形例〕 図14は波形シート4の第2の変形例を示している。こ
こでは、波形シート4の踵部40の中央部に多数の孔が
形成されており、踵部中央部がメッシュ状に形成されて
いる。
こでは、波形シート4の踵部40の中央部に多数の孔が
形成されており、踵部中央部がメッシュ状に形成されて
いる。
【0113】このメッシュ状部分40bにより、踵中央
部分においてミッドソール3の圧縮硬度が低下してお
り、その結果、ミッドソール3の柔軟性が保たれ、着地
時のクッション性を向上できる。
部分においてミッドソール3の圧縮硬度が低下してお
り、その結果、ミッドソール3の柔軟性が保たれ、着地
時のクッション性を向上できる。
【0114】一方、踵中央部分に比べて圧縮硬度が相対
的に大きい踵部分外周においては、ミッドソール3の圧
縮硬度が相対的に大きいため、着地後の横振れを防止で
き、走行安定性を確保できる。
的に大きい踵部分外周においては、ミッドソール3の圧
縮硬度が相対的に大きいため、着地後の横振れを防止で
き、走行安定性を確保できる。
【0115】また、この場合において、とくに下部踵部
位ミッドソール3b2 の硬度が上部踵部位ミッドソー
ル3a2 の硬度よりも低くなっている場合には(図1
2参照)、下部踵部位ミッドソール3b2 によるクッ
ション性能と相俟って、踵部分のクッション性を一層向
上できる。
位ミッドソール3b2 の硬度が上部踵部位ミッドソー
ル3a2 の硬度よりも低くなっている場合には(図1
2参照)、下部踵部位ミッドソール3b2 によるクッ
ション性能と相俟って、踵部分のクッション性を一層向
上できる。
【0116】なお、波形シート4の踵部位に形成される
孔は、円形状、矩形状あるいはスリット状に限らず、任
意の形状であってよい。
孔は、円形状、矩形状あるいはスリット状に限らず、任
意の形状であってよい。
【0117】また、メッシュ状部分40bとしては、波
形シート4の踵部位の中央部に多数の孔を形成するかわ
りに、別工程で成形されたメッシュ状シートを波形シー
ト4と一体に射出成形するようにしてもよい。さらに、
波形シート4よりも低弾性の(すなわち、弾性係数の小
さい)部材を用いてメッシュ状部分40bを形成するよ
うにしてもよい。
形シート4の踵部位の中央部に多数の孔を形成するかわ
りに、別工程で成形されたメッシュ状シートを波形シー
ト4と一体に射出成形するようにしてもよい。さらに、
波形シート4よりも低弾性の(すなわち、弾性係数の小
さい)部材を用いてメッシュ状部分40bを形成するよ
うにしてもよい。
【0118】 〔波形シートの第3の変形例〕 図15は波形シート4の第3の変形例を示している。こ
こでは、波形シート4の踵部40の外周に沿って繊維強
化プラスチック製のシート40aが配置されるととも
に、波形シート4の踵部40の中央部に多数の孔が形成
されており、踵部中央部がメッシュ状に形成されてい
る。
こでは、波形シート4の踵部40の外周に沿って繊維強
化プラスチック製のシート40aが配置されるととも
に、波形シート4の踵部40の中央部に多数の孔が形成
されており、踵部中央部がメッシュ状に形成されてい
る。
【0119】これらシート40aおよびメッシュ状部分
40bによって、着地時の横振れを圧縮硬度の大きな踵
部分外周で防止できるとともに、着地時のクッション性
を圧縮硬度の小さな踵中央部分で確保できる。
40bによって、着地時の横振れを圧縮硬度の大きな踵
部分外周で防止できるとともに、着地時のクッション性
を圧縮硬度の小さな踵中央部分で確保できる。
【0120】 〔波形シートの第4の変形例〕 図16は波形シート4の第4の変形例を示している。こ
こでは、波形シート4の前足部41の中央部分に多数の
孔が形成されており、前足部41の中央部分がメッシュ
状に形成されている。
こでは、波形シート4の前足部41の中央部分に多数の
孔が形成されており、前足部41の中央部分がメッシュ
状に形成されている。
【0121】このメッシュ状部分41aにより、着地時
のクッション性が踵中央部分で確保されるとともに、圧
縮硬度の低下した前足部分の柔軟性が保たれ、前足部分
の屈曲性を向上できる。
のクッション性が踵中央部分で確保されるとともに、圧
縮硬度の低下した前足部分の柔軟性が保たれ、前足部分
の屈曲性を向上できる。
【0122】また、この場合において、とくに上部前足
部位ミッドソール3a1 の硬度が下部前足部位ミッド
ソール3b1 の硬度よりも低くなっている場合には
(図2参照)、前足部分の屈曲性をより一層向上でき
る。
部位ミッドソール3a1 の硬度が下部前足部位ミッド
ソール3b1 の硬度よりも低くなっている場合には
(図2参照)、前足部分の屈曲性をより一層向上でき
る。
【0123】なお、前足部41に形成される孔は、円形
状、矩形状あるいはスリット状に限らず、任意の形状で
あってよい。
状、矩形状あるいはスリット状に限らず、任意の形状で
あってよい。
【0124】さらに、メッシュ状部分41aとしては、
波形シート4の前足部41の中央部分に多数の孔を形成
するかわりに、別工程で成形されたメッシュ状シートを
波形シート4と一体に射出成形するようにしてもよい。
また、波形シート4よりも低弾性の部材を用いてメッシ
ュ状部分41aを形成するようにしてもよい。
波形シート4の前足部41の中央部分に多数の孔を形成
するかわりに、別工程で成形されたメッシュ状シートを
波形シート4と一体に射出成形するようにしてもよい。
また、波形シート4よりも低弾性の部材を用いてメッシ
ュ状部分41aを形成するようにしてもよい。
【0125】 〔波形シートの第5の変形例〕 図17は波形シート4の第5の変形例を示している。こ
こでは、波形シート4の踵部40の中央部分に前記第2
の変形例と同様の多数の孔が形成されるとともに、波形
シート4の前足部41の中央部分に前記第4の変形例と
同様の多数の孔が形成されており、踵部40および前足
部41の中央部分がいずれもメッシュ状に形成されてい
る。
こでは、波形シート4の踵部40の中央部分に前記第2
の変形例と同様の多数の孔が形成されるとともに、波形
シート4の前足部41の中央部分に前記第4の変形例と
同様の多数の孔が形成されており、踵部40および前足
部41の中央部分がいずれもメッシュ状に形成されてい
る。
【0126】これらメッシュ状部分41aおよび40b
により、着地時のクッション性が踵中央部分で確保され
るとともに、圧縮硬度の低下した前足部分の柔軟性が保
たれて、前足部分の屈曲性を向上できる。
により、着地時のクッション性が踵中央部分で確保され
るとともに、圧縮硬度の低下した前足部分の柔軟性が保
たれて、前足部分の屈曲性を向上できる。
【0127】また、この場合において、とくに、上部前
足部位ミッドソール3a1 の硬度が下部前足部位ミッ
ドソール3b1 の硬度よりも低くなっている場合には
(図2参照)、前足部分の屈曲性をより一層向上でき、
また下部踵部位ミッドソール3b2 の硬度が上部踵部
位ミッドソール3a2 の硬度よりも低くなっている場
合には(図12参照)、下部踵部位ミッドソール3b2
によるクッション性能と相俟って、踵部分のクッショ
ン性を一層向上できるとともに、屈曲方向の規制を容易
に行えるようになる。
足部位ミッドソール3a1 の硬度が下部前足部位ミッ
ドソール3b1 の硬度よりも低くなっている場合には
(図2参照)、前足部分の屈曲性をより一層向上でき、
また下部踵部位ミッドソール3b2 の硬度が上部踵部
位ミッドソール3a2 の硬度よりも低くなっている場
合には(図12参照)、下部踵部位ミッドソール3b2
によるクッション性能と相俟って、踵部分のクッショ
ン性を一層向上できるとともに、屈曲方向の規制を容易
に行えるようになる。
【0128】 〔波形シートの第6の変形例〕 この第6の変形例では、波形シート4の前足部41の中
央部分にメッシュ状部分41aが形成されるとともに
(図16,図17参照)、このメッシュ状部分41a
に、幅方向に延びる複数の溝が形成されている(図示せ
ず)。これらの溝により、ミッドソール3の前足部分の
屈曲性をさらに向上できる。
央部分にメッシュ状部分41aが形成されるとともに
(図16,図17参照)、このメッシュ状部分41a
に、幅方向に延びる複数の溝が形成されている(図示せ
ず)。これらの溝により、ミッドソール3の前足部分の
屈曲性をさらに向上できる。
【0129】すなわち、前足部の内甲側(内側側)およ
び外甲側(外側側)において溝の間隔をそれぞれ異なら
せると、溝が扇状に配設されることになり、これによ
り、シューズの踵部分から爪先部分にかけて順に着地し
ていく際に、靴底面における体重移動経路(ロードパ
ス)と溝の法線方向(進行方向)とをほぼ一致させるこ
とができる。
び外甲側(外側側)において溝の間隔をそれぞれ異なら
せると、溝が扇状に配設されることになり、これによ
り、シューズの踵部分から爪先部分にかけて順に着地し
ていく際に、靴底面における体重移動経路(ロードパ
ス)と溝の法線方向(進行方向)とをほぼ一致させるこ
とができる。
【0130】これにより、踵部分着地時におけるクッシ
ョン性と安定性とを両立させながら、体重移動に応じて
踵部がしなやかに変形し、スムーズな体重移動と確実な
グリップ性とを確保することができる。
ョン性と安定性とを両立させながら、体重移動に応じて
踵部がしなやかに変形し、スムーズな体重移動と確実な
グリップ性とを確保することができる。
【0131】 〔波形シートの第7の変形例〕 図18は波形シート4の第7の変形例を示している。こ
こでは、波形シート4の中足部に繊維強化プラスチック
製のシート42が配置されている。
こでは、波形シート4の中足部に繊維強化プラスチック
製のシート42が配置されている。
【0132】このシート42により、シャンク効果を発
揮させることができ、中足部の剛性を向上できる。その
結果、着地後において、ミッドソールの中足部の横振れ
を防止でき、走行安定性を確保できる。
揮させることができ、中足部の剛性を向上できる。その
結果、着地後において、ミッドソールの中足部の横振れ
を防止でき、走行安定性を確保できる。
【0133】繊維強化プラスチック製のシート42は、
波形シート4に貼着されていてもよく、あるいは、波形
シート4と一体に射出成形されていてもよい。
波形シート4に貼着されていてもよく、あるいは、波形
シート4と一体に射出成形されていてもよい。
【0134】また、繊維強化プラスチック製のシート4
2のかわりに、たとえばSUSや超弾性合金等からなる
金属製プレートを用いるようにしてもよい。さらに、波
形シート4よりも高弾性の部材であれば、その他のプラ
スチック材料からなるシートを採用するようにしてもよ
い。
2のかわりに、たとえばSUSや超弾性合金等からなる
金属製プレートを用いるようにしてもよい。さらに、波
形シート4よりも高弾性の部材であれば、その他のプラ
スチック材料からなるシートを採用するようにしてもよ
い。
【0135】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明に係るスポ
ーツ用シューズのミッドソール構造によれば、軟質弾性
部材から構成されるミッドソール内の踵部分から前足部
にかけて波形シートを介在させるようにしたので、シュ
ーズの着地時にミッドソールの踵部位から前足部位にか
けての部分が横ずれ変形しにくくなり、これにより、踵
部分(後足部)のみならず前足部の横振れを防止でき、
走行安定性を確保できるとともに、前足部の屈曲方向を
規制でき、これにより、スムーズな体重移動と確実なグ
リップ性とを確保できる効果がある。
ーツ用シューズのミッドソール構造によれば、軟質弾性
部材から構成されるミッドソール内の踵部分から前足部
にかけて波形シートを介在させるようにしたので、シュ
ーズの着地時にミッドソールの踵部位から前足部位にか
けての部分が横ずれ変形しにくくなり、これにより、踵
部分(後足部)のみならず前足部の横振れを防止でき、
走行安定性を確保できるとともに、前足部の屈曲方向を
規制でき、これにより、スムーズな体重移動と確実なグ
リップ性とを確保できる効果がある。
【0136】しかも、本発明では、波形シートの上側に
配置された上部ミッドソールと波形シートの下側に配置
された下部ミッドソールとの間でそれぞれの硬度を異な
らせるようにしたので、たとえば上部ミッドソールの硬
度を低くした場合には、着地時にシューズ着用者の足裏
への当たりを良好にしてクッション性を向上でき、また
下部ミッドソールの硬度を低くした場合には、着地時に
接地面からの衝撃を緩和してクッション性を向上できる
とともに、着地後の横振れを防止して、走行安定性を向
上できる効果がある。
配置された上部ミッドソールと波形シートの下側に配置
された下部ミッドソールとの間でそれぞれの硬度を異な
らせるようにしたので、たとえば上部ミッドソールの硬
度を低くした場合には、着地時にシューズ着用者の足裏
への当たりを良好にしてクッション性を向上でき、また
下部ミッドソールの硬度を低くした場合には、着地時に
接地面からの衝撃を緩和してクッション性を向上できる
とともに、着地後の横振れを防止して、走行安定性を向
上できる効果がある。
【0137】
さらに、本発明によれば、波形シートより
も高弾性の部材および(または)低弾性の部材を波形シ
ートの所定の部位に配置するようにしたので、着地時の
横振れ防止とクッション性確保という相反する二つの要
求を満足できるようになる効果がある。
も高弾性の部材および(または)低弾性の部材を波形シ
ートの所定の部位に配置するようにしたので、着地時の
横振れ防止とクッション性確保という相反する二つの要
求を満足できるようになる効果がある。
【図1】本発明の一実施態様によるミッドソール構造が
採用されたスポーツ用シューズの側面図である。
採用されたスポーツ用シューズの側面図である。
【図2】本発明の第1の実施態様によるミッドソール構
造の側面図。
造の側面図。
【図3】本発明の第1の実施態様によるミッドソール構
造の斜視図。
造の斜視図。
【図4】本発明の第1の実施態様によるミッドソール構
造における波形シートの斜視図。
造における波形シートの斜視図。
【図5】本発明の第1の実施態様によるミッドソール構
造の一部分解組立図。
造の一部分解組立図。
【図6】本発明の第1の実施態様によるミッドソール構
造の踵部分の概略構成図。
造の踵部分の概略構成図。
【図7】図6のVII-VII 線矢視図。
【図8】本発明の第1の実施態様によるミッドソール構
造の踵部分の変形例の概略構成図。
造の踵部分の変形例の概略構成図。
【図9】図8のIX-IX 線矢視図。
【図10】本発明の第2の実施態様によるミッドソール
構造の側面図。
構造の側面図。
【図11】本発明の第3の実施態様によるミッドソール
構造の側面図。
構造の側面図。
【図12】本発明の第4の実施態様によるミッドソール
構造の側面図。
構造の側面図。
【図13】本発明によるミッドソール構造を構成する波
形シートの第1の変形例の平面図。
形シートの第1の変形例の平面図。
【図14】本発明によるミッドソール構造を構成する波
形シートの第2の変形例の平面図。
形シートの第2の変形例の平面図。
【図15】本発明によるミッドソール構造を構成する波
形シートの第3の変形例の平面図。
形シートの第3の変形例の平面図。
【図16】本発明によるミッドソール構造を構成する波
形シートの第4の変形例の平面図。
形シートの第4の変形例の平面図。
【図17】本発明によるミッドソール構造を構成する波
形シートの第5の変形例の平面図。
形シートの第5の変形例の平面図。
【図18】本発明によるミッドソール構造を構成する波
形シートの第7の変形例の平面図。
形シートの第7の変形例の平面図。
1 スポーツ用シューズ 3 ミッドソール 3a 上部ミッドソール 3a1 上部前足部位ミッドソール 3a2 上部踵部位ミッドソール 3b 下部ミッドソール 3b1 下部前足部位ミッドソール 3b2 下部踵部位ミッドソール 4 波形シート 40 踵部 40a 繊維強化プラスチック製シート 40b メッシュ状部分 41 前足部 41a メッシュ状部分 42 繊維強化プラスチック製シート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A43B 1/00 - 23/30
Claims (20)
- 【請求項1】 スポーツ用シューズのミッドソール構造
において、軟質弾性部材から構成されるミッドソール内の踵部分か
ら前足部にかけて波形シートを介在させ、 前記波形シートの上側に配置された上部ミッドソール
と、前記波形シートの下側に配置された下部ミッドソー
ルとの間でそれぞれの硬度を異ならせるとともに、 前記波形シートの踵部位の外周に沿って、前記波形シー
トよりも高弾性の部材を配置した、 ことを特徴とするスポーツ用シューズのミッドソール構
造。 - 【請求項2】 スポーツ用シューズのミッドソール構造
において、軟質弾性部材から構成されるミッドソール内の踵部分か
ら前足部にかけて波形シートを介在させ、 前記波形シートの上側に配置された上部ミッドソール
と、前記波形シートの下側に配置された下部ミッドソー
ルとの間でそれぞれの硬度を異ならせるとともに、 前記波形シートの踵部位の中央部に前記波形シートより
も低弾性の部位を設けた、 ことを特徴とするスポーツ用シューズのミッドソール構
造。 - 【請求項3】 スポーツ用シューズのミッドソール構造
において、軟質弾性部材から構成されるミッドソール内の踵部分か
ら前足部にかけて波形シートを介在させ、 前記波形シートの上側に配置された上部ミッドソール
と、前記波形シートの下側に配置された下部ミッドソー
ルとの間でそれぞれの硬度を異ならせるとともに、 前記波形シートの踵部位の外周に沿って前記波形シート
よりも高弾性の部材を配置し、前記波形シートの踵部位
の中央部に前記波形シートよりも低弾性の部位を設け
た、 ことを特徴とするスポーツ用シューズのミッドソール構
造。 - 【請求項4】 請求項1または3のいずれかに記載のス
ポーツ用シューズのミッドソール構造において、 前記高弾性の部材が繊維強化プラスチック製のシートか
ら構成されている、ことを特徴とするスポーツ用シュー
ズのミッドソール構造。 - 【請求項5】 請求項1または3のいずれかに記載のス
ポーツ用シューズのミッドソール構造において、 前記高弾性の部材が金属製のプレートから構成されてい
る、 ことを特徴とするスポーツ用シューズのミッドソール構
造。 - 【請求項6】 請求項1または3のいずれかに記載のス
ポーツ用シューズのミッドソール構造において、 前記高弾性の部材が前記波形シートに貼着されている、 ことを特徴とするスポーツ用シューズのミッドソール構
造。 - 【請求項7】 請求項1または3のいずれかに記載のス
ポーツ用シューズのミッドソール構造において、 前記高弾性の部材が前記波形シートと一体に射出成形さ
れている、 ことを特徴とするスポーツ用シューズのミッドソール構
造。 - 【請求項8】 請求項2または3のいずれかに記載のス
ポーツ用シューズのミッドソール構造において、 前記低弾性の部位が、前記波形シートに形成された多数
の孔から構成されている、 ことを特徴とするスポーツ用シューズのミッドソール構
造。 - 【請求項9】 請求項2または3のいずれかに記載のス
ポーツ用シューズのミッドソール構造において、 前記低弾性の部位が、前記波形シートと一体に射出成形
されたメッシュ状シートから構成されている、 ことを特徴とするスポーツ用シューズのミッドソール構
造。 - 【請求項10】 スポーツ用シューズのミッドソール構
造において、軟質弾性部材から構成されるミッドソール内の踵部分か
ら前足部にかけて波形シートを介在させ、 前記波形シートの上側に配置された上部ミッドソール
と、前記波形シートの下側に配置された下部ミッドソー
ルとの間でそれぞれの硬度を異ならせるとともに、 前記波形シートの前足部に、前記波形シートよりも低弾
性の部位を設けた、 ことを特徴とするスポーツ用シューズのミッドソール構
造。 - 【請求項11】 請求項10に記載のスポーツ用シュー
ズのミッドソール構造において、 前記低弾性の部位が、前記波形シートに形成された多数
の孔から構成されている、 ことを特徴とするスポーツ用シューズのミッドソール構
造。 - 【請求項12】 請求項10に記載のスポーツ用シュー
ズのミッドソール構造において、 前記低弾性の部位が、前記波形シートと一体に射出成形
されたメッシュ状シートから構成されている、 ことを特徴とするスポーツ用シューズのミッドソール構
造。 - 【請求項13】 請求項10に記載のスポーツ用シュー
ズのミッドソール構造において、 前記波形シートの前足部位に幅方向に延びる溝を形成し
た、 ことを特徴とするスポーツ用シューズのミッドソール構
造。 - 【請求項14】 スポーツ用シューズのミッドソール構
造において、軟質弾性部材から構成されるミッドソール内の踵部分か
ら前足部にかけて波形シートを介在させ、 前記波形シートの上側に配置された上部ミッドソール
と、前記波形シートの下側に配置された下部ミッドソー
ルとの間でそれぞれの硬度を異ならせるとともに、 前記波形シートの中足部位に前記波形シートよりも高弾
性の部材を配置した、ことを特徴とするスポーツ用シュ
ーズのミッドソール構造。 - 【請求項15】 請求項14に記載のスポーツ用シュー
ズのミッドソール構造において、 前記高弾性の部材が繊維強化プラスチック製のシートか
ら構成されている、ことを特徴とするスポーツ用シュー
ズのミッドソール構造。 - 【請求項16】 請求項14に記載のスポーツ用シュー
ズのミッドソール構造において、 前記高弾性の部材が金属製のプレートから構成されてい
る、 ことを特徴とするスポーツ用シューズのミッドソール構
造。 - 【請求項17】 請求項14に記載のスポーツ用シュー
ズのミッドソール構造において、 前記高弾性の部材が前記波形シートに貼着されている、 ことを特徴とするスポーツ用シューズのミッドソール構
造。 - 【請求項18】 請求項14に記載のスポーツ用シュー
ズのミッドソール構造において、 前記高弾性の部材が前記波形シートと一体に射出成形さ
れている、 ことを特徴とするスポーツ用シューズのミッドソール構
造。 - 【請求項19】 スポーツ用シューズのミッドソール構
造において、軟質弾性部材から構成されるミッドソール内の踵部分か
ら前足部にかけて波形シートを介在させ、 前記波形シートの上側に配置された上部ミッドソール
と、前記波形シートの下側に配置された下部ミッドソー
ルとの間でそれぞれの硬度を異ならせるとともに、 前記波形シートの波形状の振幅が、前記波形シートの踵
部位の内,外側部側で大きく、該踵部位の中央部分で小
さくなっている、 ことを特徴とするスポーツ用シューズのミッドソール構
造。 - 【請求項20】 スポーツ用シューズのミッドソール構
造において、軟質弾性部材から構成されるミッドソール内の踵部分か
ら前足部にかけて波形シートを介在させ、 前記波形シートの上側に配置された上部ミッドソール
と、前記波形シートの下側に配置された下部ミッドソー
ルとの間でそれぞれの硬度を異ならせるとともに、 前記波形シートの波形状の位相が前記波形シートの踵部
位の内,外側部側間で1/2波長ずれている、 ことを特徴とするスポーツ用シューズのミッドソール構
造。
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