JP3237886B2 - マルチシリアルアクセスメモリ - Google Patents

マルチシリアルアクセスメモリ

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JP3237886B2 JP01567892A JP1567892A JP3237886B2 JP 3237886 B2 JP3237886 B2 JP 3237886B2 JP 01567892 A JP01567892 A JP 01567892A JP 1567892 A JP1567892 A JP 1567892A JP 3237886 B2 JP3237886 B2 JP 3237886B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シリアルにデータの入
出力を行うシリアルアクセスメモリを複数個備えたマル
チシリアルアクセスメモリに関するものである。この種
のシリアルアクセスメモリは、汎用メモリに対して高速
性を有すると共に、回路操作の簡単さ等の利点を有する
ため、様々な目的で用いられ、種々の種類がある。例え
ば、ワークステーションやパーソナルコンピュータのグ
ラフィック用途に用いられているVRAM(ビデオ・ラ
ンダム・アクセス・メモリ)あるいはマルチポートDR
AM(ダイナミック・ランダム・アクセス・メモリ)に
代表されるDRAMの機能を持ちつつ、シリアルアクセ
スの先頭ビットをランダムに指定できる複雑なものか
ら、ディジタルTV(テレビジョン)、FAX(ファク
シミリ)、コピーマシンあるいはビデオ機器等に用いら
れ、単純に0番地からシリアル入力し、遅延時間を持っ
て同じくシリアルに0番地からデータを出力するフィー
ルドメモリやラインメモリ等のFIFO(First-in Fir
st-out)メモリと呼ばれる単純なものまで、種々の種類
がある。
【0002】今後のワークステーションやパーソナルコ
ンピュータ等の高性能化、さらにHDTV(ハイビジョ
ン テレビジョン)等に代表される高品位テレビ技術の
発達に伴ない、シリアルアクセスメモリの応用分野がさ
らに広がると考えられ、より使いやすく、より高性能な
シリアルアクセスメモリの開発が望まれている。本発明
は、このような用途に用いられるマルチシリアルアクセ
スメモリに関するものである。
【0003】
【従来の技術】図2は、従来の代表的なシリアルアクセ
スメモリの構成ブロック図である。このシリアルアクセ
スメモリは、メモリ全体を制御するメモリコントロール
手段1を有している。メモリコントロール手段1は、外
部から入力されるXアドレスXADDを取込むためのス
トローブ信号RAS/、ライトイネーブル信号WE/、
リードイネーブル信号RE/、及びデータ転送コントロ
ール信号RT等の外部コントロール信号を入力し、転送
コントロール信号PA,PB等の種々のメモリコントロ
ール信号を発生する機能を有している。また、ライトコ
ントロールクロックCLKWに同期してシリアルライト
用のYアドレスYADD1をデコードするYアドレス手
段11が設けられ、その出力側にライト転送手段31が
接続されている。シリアルな書込みデータが入力端子I
Nから入力手段61に入力され、該入力手段61の出力
がライトデータバス21を介してライト転送手段31へ
転送されるようになっている。ライト転送手段31は、
Yアドレス手段11の出力に基づき、ライトデータバス
21から転送されたシリアルな書込みデータを一時記憶
し、転送コントロール信号PAによってメモリセルアレ
イ41へ転送するようになっている。
【0004】メモリセルアレイ41は、ライト転送手段
31の出力側に接続された複数本のビットラインと、そ
れと交差する複数本ワードラインと、それらのビットラ
インとワードラインの交差箇所に接続された複数個のメ
モリセルと、該ビットライン上の電位差を検知・増幅す
る複数個のセンスアンプとで、構成されている。複数本
のワードラインは、Xアドレス手段51に接続されてい
る。Xアドレス手段51は、ストローブ信号RAS/に
より活性化され、XアドレスXADDをデコードして複
数本のワードラインの中から特定のワードラインWLa
を選択する機能を有している。
【0005】メモリセルアレイ41における複数本のビ
ットラインには、Yアドレス手段12によって出力が選
択されるリード転送手段32が接続されている。Yアド
レス手段12は、リードコントロールクロックCLKR
に同期してシリアルリード用YアドレスYADD2をデ
コードし、そのデコード出力によってリード転送手段3
2の出力を選択する機能を有している。リード転送手段
32は、ビットラインからの読み出しデータを、転送コ
ントロール信号PAによって一時記憶し、その記憶した
データを、Yアドレス手段12の出力によって選択的に
リードデータバス22を介して、出力手段62へ転送す
る機能を有している。出力手段62は、リードデータバ
ス22から転送されるシリアルな読み出しデータを、出
力端子OUTから出力する機能を有している。
【0006】図3は、図2のシリアルアクセスメモリの
主要部分の構成例を示す回路図である。このシリアルア
クセスメモリでは、メモリセルアレイ41がDRAMで
構成されている。Yアドレス手段11は、シリアルライ
ト用YアドレスYADD1により選択される複数個の単
位YアドレスデコーダYAi (但し、i=1,2,…,
n)で構成されている。このYアドレス手段11は、ラ
イトコントロールクロックCLKWにより同期動作し、
シリアルライト用YアドレスYADD1を取込み、単位
YアドレスデコードYAi を選択する。選択された単位
YアドレスデコーダYAiは、デコーダ出力yai (但
し、i=1,2,…,n)を“H”レベルとする機能を
有している。ライト転送手段31は、ライトデータバス
21に接続されデコーダ出力yaiによりオン,オフ動
作するトランジスタ対trai ,trai /(但し、i
=1,2,…,n)と、逆並列のインバータからなる一
時記憶用のデータレジスタFFai と、メモリセルアレ
イ41の相補ビットラインBLai ,BLai /に接続
され転送コントロール信号PAによってオン,オフ動作
するトランジスタ対trbi ,trbi /とで、構成さ
れている。
【0007】メモリセルアレイ41は、ライト転送手段
31の出力側に接続された相補ビットラインBLai
BLai /(但し、i=1,2,…,n)と、Yアドレ
ス手段51の出力によって選択されるワードラインWL
i と、それらの相補ビットラインBLai ,BLai
/とワードラインWLai の各交差箇所に接続されたト
ランジスタ及び容量からなるメモリセルQKi ,QKi
/と、各相補ビットラインBLai ,BLai /間に接
続されたセンスアンプSAi とで、構成されている。こ
こで、Kは1本のビットラインに接続されたメモリセル
のいずれかを示す。つまり、単位YアドレスデコーダY
i に対応するビットラインBLai に接続されたメモ
リセルは、Q1i ,Q2i ,…,QKi ,…,Qmax
i である。同じく、単位YアドレスデコーダYAi に対
応するビットラインBLai /に接続されたメモリセル
は、Q1i /,Q2i /,…,QKi /,…,Qmax
i/である。
【0008】Yアドレス手段12は、シリアルリード用
YアドレスYADD2により選択される複数個の単位Y
アドレスデコーダYBi (但し、i=1,2,…,n)
で構成されている。このYアドレス手段12は、リード
コントロールクロックCLKRにより同期動作し、Yア
ドレスYADD2を取込み、単位YアドレスデコーダY
i を選択する。選択された単位YアドレスデコーダY
i は、デコーダ出力ybi を“H”レベルとする機能
を有している。リード転送手段32は、リードデータバ
ス22に接続されデコーダ出力ybiによりオン,オフ
動作するトランジスタ対trbi ,trbi /(但し、
i=1,2,…,n)と、逆並列のインバータからなる
一時記憶用のデータレジスタFFbi と、相補ビットラ
インBLai ,BLai /に接続され転送コントロール
信号PBによりオン,オフ動作するトランジスタ対tr
i ,trci /とで、構成されている。
【0009】図4は、図2及び図3における主要信号の
タイミング図であり、この図を参照しつつ、時刻t1〜
t23におけるシリアルアクセスメモリの動作を説明す
る。時刻t1:ライトイネーブル信号WE/が“L”レ
ベルとなり、ライトコントロールクロックCLKWの立
上がりに同期して、シリアルライト用YアドレスYAD
D1のS1で示されるアドレスで指定されるYアドレス
手段11内の単位YアドレスデコーダYAj (但し、
j;任意の数)が選択される。単位Yアドレスデコーダ
YAj が選択されると、そのデコーダ出力yaj
“H”レベルとなり、ライト転送手段31内のトランジ
スタ対traj ,traj /がオンし、入力端子INよ
り入力手段61に入力された書込みデータD1が、デー
タレジスタFFaj に取込まれる。
【0010】時刻t2:ライトイネーブル信号WE/は
“L”レベルのままである。ライトイコントロールクロ
ックCLKWの立上がりに同期して、シリアルライト用
YアドレスYADD1のS2で示されるアドレスで指定
されるYアドレス手段11内の単位Yアドレスデコーダ
YAk (但し、k;任意の数)が選択される。単位Yア
ドレスデコーダYAk が選択されると、そのデコーダ出
力yak が“H”レベルとなり、トランジスタ対tra
k ,trak /がオンする。すると、入力端子INより
入力された書込みデータD2が、データレジスタFFa
k に取込まれる。
【0011】時刻t3〜t7:時刻t2と同様な動作に
より、ライトコントロールクロックCLKWの立上がり
に同期して、シリアルライト用YアドレスYADD1の
S3〜Snで示されるアドレスで指定されるYアドレス
手段11内の単位YアドレスデコーダYAi (但し、
i;任意の数)が選択される。単位Yアドレスデコーダ
YAi が選択されると、入力端子INより入力する書込
みデータD3〜Dnが、対応するデータレジスタFFa
i に書込まれる。実際、TVやビデオカメラ、あるいは
OA(オフィスオートメーション)機器では、S1,S
2,S3,…と連続するアドレスは、シリアルにインク
リメント(増分)するアドレスである場合が多い。ワー
クステーションやパーソナルコンピュータ等では、ラン
ダムなアドレスである場合と、インクリメントするアド
レスである場合がある。
【0012】時刻t8:ライトイネーブル信号WE/が
“H”レベルとなり、入力手段61からの書込みが禁止
される。
【0013】時刻t9:データ転送コントロール信号R
Tが“L”レベルとなる。ストローブ信号RAS/が
“L”レベルとなるタイミングに同期して、図4のXア
ドレスXADDのタイミングに示すように、Xアドレス
Xai をXアドレス手段51に取込む。Xアドレス手段
51では、メモリセルアレイ41のワードラインWLa
i を選択して“H”レベルとする。このとき、転送コン
トロール信号PAも“H”レベルとなる。転送コントロ
ール信号PAが“H”レベルとなると、トランジスタ対
trbi ,trbi /がオンし、時刻t1〜t7におい
てデータレジスタFFai に書込まれていたデータが、
相補ビットラインBLai ,BLai /へ転送される。
【0014】Xアドレス手段51によりワードラインW
Lai が“H”レベルとなることにより、それに接続さ
れたメモリセルQk1 〜Qkn 内のトランジスタがオン
し、該メモリ容量に相補ビットラインBLai ,BLa
i /上のデータが転送される。その後、この相補ビット
ラインBLai ,BLai /上のデータが、センスアン
プSAi により増幅される。
【0015】このような時刻t9の一連の転送動作をラ
イト転送という。即ち、ストローブ信号RAS/が
“L”レベルとなり、データ転送コントロール信号RT
が“L”レベルのときにライトイ転送モードとなる。こ
の時刻t9でのライト転送動作は、次の時刻t10まで
には全て完了する。
【0016】時刻t10:データ転送コントロール信号
RTは“H”レベルとなる。ストローブ信号RAS/が
“L”レベルとなるタイミングに同期して、図4のXア
ドレスXADDのタイミングに示すように、Xアドレス
手段51がXアドレスXaj (但し、j;任意の数)を
取込む。すると、Xアドレス手段51により、ワードラ
インWLaj が選択されて“H”レベルとなる。このと
き、転送コントロール信号PBが“H”レベルとなる。
ワードラインWLaj が“H”レベルとなると、それに
接続されたメモリセルQk1 〜Qkn 内のトランジスタ
がオンし、そのメモリセル容量に蓄積されていたデータ
が、相補ビットラインBLai ,BLai /へ転送され
る。すると、センスアンプSAi が活性化して転送され
たデータが増幅される。
【0017】時刻t11:時刻t10においてセンスア
ンプSAi が活性化し、相補ビットラインBLai ,B
Lai /上の増幅されたデータが、転送コントロール信
号PBによりオン状態となったトランジスタ対tr
i ,trci /を介して、データレジスタFFbi
転送される。このような時刻t10〜t11の一連の転
送動作をリード転送という。即ち、ストローブ信号RA
S/が“L”レベルとなり、データ転送コントロール信
号RTが“H”レベルのとき、リード転送モードとな
る。この時刻t10〜t11でのリード転送動作は、次
の時刻t14までには全て完了する。
【0018】時刻t14:リードイネーブル信号RE/
が“L”レベルになり、シリアルリードが開始する。リ
ードコントロールクロックCLKRの立上がりに同期し
てシリアルリード用YアドレスYADD2に示すアドレ
スA1がYアドレス手段12に取込まれる。リードイネ
ーブル信号RE/が“L”レベルとなり、リードコント
ロールクロックCLKRの立上がりに同期して、アドレ
スA1で指定されるYアドレス手段12内の単位Yアド
レスデコーダYBj (但し、j;任意の数)が選択され
る。単位YアドレスデコーダYBj が選択されると、そ
のデコーダ出力ybj が“H”レベルとなってトランジ
スタ対trdj ,trdj /がオンし、データレジスタ
FFbj から、読み出しデータがリードデータバス22
へ転送され、出力手段62の出力端子OUTより、読み
出しデータDa1として出力される。
【0019】時刻t15:時刻t15以降では、シリア
ルリードサイクルとシリアルライトサイクルが、非同期
に独立して行われる例が示されている。ここでは、ライ
トイネーブル信号WE/が“L”レベルとなり、前述し
た時刻t1と同一動作によるシリアルライトが、次の時
刻t16以降のライトコントロールクロックCLKWの
立上がりに同期して行われる。なお、シリアルライト用
YアドレスYADD1のS1,S2,…は、時刻t1〜
t7までのアドレスと同一である必要はない。
【0020】時刻t16:リードイネーブル信号RE/
は“L”レベルのままである。リードコントロールクロ
ックCLKRの立上がりに同期して、YアドレスYAD
D2のA2で示されるアドレスで指定されるYアドレス
手段12内の単位YアドレスデコーダYBl (但し、
l;任意の数)が選択される。単位Yアドレスデコーダ
YBl が選択されると、そのデコーダ出力ybl
“H”レベルとなり、トランジスタ対trdl ,trd
l /がオンし、リード転送手段32内のデータレジスタ
FFbl から、読み出しデータがリードデータバス22
へ転送され、出力手段62の出力端子OUTより、読み
出しデータDa2として出力される。
【0021】時刻t17〜t22:時刻t16と同様な
動作により、リードコントロールクロックCLKRの立
上がりに同期して、YアドレスYADD2のA3〜An
で示されるアドレスで指定されるYアドレス手段12内
の単位YアドレスデコーダYBi が選択される。単位Y
アドレスデコーダYBi が選択されると、リード転送手
段32内のデータレジスタFFbi から、読み出しデー
タがリードデータバス22へ転送され、出力手段62の
出力端子OUTより、読み出しデータDa3,Da4,
…がシリアルに出力される。実際、TVやビデオカメ
ラ、あるいはOA機器では、A1,A2,A3,…と連
続するアドレスは、シリアルにインクリメントするアド
レスである場合が多い。ワークステーションやパーソナ
ルコンピュータ等では、ランダムなアドレスである場合
と、インクリメントするアドレスである場合がある。
【0022】時刻t23:リードイネーブル信号RE
/、及びライトイネーブル信号WE/が“H”レベルと
なり、ライト動作及びリード動作が禁止される。なお、
図3において、Yアドレス手段11は、シリアルにアク
セスする場合、必ずしも従来のデコーダ形式のYアドレ
ス手段でなくても良い。例えば、広くマルチポートDR
AMで用いられているような、シフトレジスタをシリア
ルポインタとしたようなアドレス手段であっても良い。
メモリセルアレイ41は、DRAMの例が示されている
が、必ずしもDRAMメモリセルアレイでなくても良
い。また、図4において、ライトコントロールクロック
CLKW及びリードコントロールクロックCLKRの立
上がりに同期して動作する場合について説明したが、そ
れらの立下りに同期して動作するような構成にしても良
い。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成のシリアルアクセスメモリでは、複雑なシリアルアク
セスコントロール動作を実現するには、図2のシリアル
アクセスメモリを複数個用い、それらをシリアル接続、
あるいはパラレル接続して構成している。このような場
合、複雑な機能の実現のため、数多くのコントロールや
一時記憶のためのバッファ等の周辺素子を付加しなけれ
ばならず、それらのコントロールもさらに複雑となって
いる。しかも、CPU(中央処理装置)用途、OA機器
の高度化、高品位TVの発達等、シリアルアクセスメモ
リコントロールを高速化しなければならない用途が広が
っており、前記のように複数のシリアルアクセスメモリ
を接続して使うと、各信号の設計が難しいものとなり、
システム設計がより複雑なものとなってきている。
【0024】本発明は、前記従来技術が持っていた課題
として、複雑なシリアルアクセスコントロール動作を実
現するために複数のシリアルアクセスメモリを用いた場
合、複雑な機能の実現のために多くの周辺素子を付加し
なければならず、それによって回路構成やコントロール
が複雑化すると共に、簡単で高速なシステム設計を行う
ことが困難な点について解決したマルチシリアルアクセ
スメモリを提供するものである。
【0025】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明のうちの第1の発明は、マルチシリアルアク
セスメモリにおいて、同一チップ上に並列に形成され、
シリアルにデータの入出力を行う複数(N)個のシリア
ルアクセスメモリと、第k番目(但し、k=1〜N−
1)の前記シリアルアクセスメモリのシリアルリードの
ためのデータ転送時に、その転送データを第k+1番目
の前記シリアルアクセスメモリへライト転送する転送手
段と、それぞれの前記シリアルアクセスメモリを相互の
転送コントロール以外に、独立にコントロールする分割
メモリコントロール手段と、第1番目の前記シリアルア
クセスメモリのライト転送用Xアドレス発生手段を第1
のアドレスカウンタとし、この第1のアドレスカウンタ
のカウント制御信号を前記第1番目のシリアルアクセス
メモリのYアドレス発生手段である第2のアドレスカウ
ンタのリセット信号としたシリアルライトアドレスカウ
ンタ手段と、シリアルリード・ライトアドレスカウンタ
手段と、シリアルリードアドレスカウンタ手段とを備え
ている。
【0026】ここで、前記シリアルリード・ライトアド
レスカウンタ手段は、前記第k番目のシリアルアクセス
メモリのリード転送用Xアドレス発生手段を第3kのア
ドレスカウンタとすると共に、前記第k+1番目のシリ
アルアクセスメモリのライト転送用Xアドレス発生手段
を第3k+1のアドレスカウンタとし、前記第3kのア
ドレスカウンタと前記第3k+1のアドレスカウンタの
カウント制御信号を共通化して、かつ、前記第k番目の
シリアルアクセスメモリのYアドレス発生手段である第
3k+2のアドレスカウンタのリセット信号としてい
る。前記シリアルリードアドレスカウンタ手段は、第N
番目の前記シリアルアクセスメモリのリード転送用Xア
ドレス発生手段を第3Nのアドレスカウンタとし、この
第3Nのアドレスカウンタのカウント制御信号を前記第
N番目のシリアルアクセスメモリのYアドレス発生手段
である第3N+2のアドレスカウンタのリセット信号と
している。
【0027】第2の発明は、第1の発明において、前記
第1、第3k+2及び第3N+2のアドレスカウンタは
リセット付きアドレスカウンタであり、前記第2、第3
k、第3K+1及び第3Nのアドレスカウンタはイニシ
ャルセット付きアドレスカウンタ(以下、イニシャルセ
ットアドレスカウンタという)である。
【0028】第3の発明は、第の発明において、前記
第1、第3K+1、第3k+2及び第3N+2のアドレ
スカウンタはリセット付きアドレスカウンタであり、前
記第2、第3k及び第3Nのアドレスカウンタはイニシ
ャルセットアドレスカウンタである。
【0029】第4の発明は、第の発明において、前記
第1、第3k、第3K+1、第3k+2及び第3N+2
のアドレスカウンタはリセット付きアドレスカウンタで
あり、前記第2及び第3Nのアドレスカウンタはイニシ
ャルセットアドレスカウンタである。
【0030】第5の発明は、第の発明において、前記
全てのアドレスカウンタはリセット付きアドレスカウン
タである。
【0031】第6の発明はマルチシリアルアクセスメ
モリにおいて、第2の発明のN個のシリアルアクセスメ
モリ、転送手段、分割メモリコントロール手段、シリア
ルライトアドレスカウンタ手段及びシリアルリード・ラ
イトアドレスカウンタ手段並びに第N番目の前記シリア
ルアクセスメモリのリード転送用Xアドレス発生手段を
イニシャルセットアドレスカウンタとしたシリアルリー
ドアドレスカウンタ手段を備えている。
【0032】第7の発明はマルチシリアルアクセスメ
モリにおいて、第3の発明のN個のシリアルアクセスメ
モリ、転送手段、分割メモリコントロール手段、シリア
ルライトアドレスカウンタ手段及びシリアルリード・ラ
イトアドレスカウンタ手段並びに第N番目の前記シリア
ルアクセスメモリのリード転送用Xアドレス発生手段を
イニシャルセットアドレスカウンタとしたシリアルリー
ドアドレスカウンタ手段を備えている。
【0033】第の発明は、マルチシリアルアクセスメ
モリにおいて、第4の発明のN個のシリアルアクセスメ
モリ、転送手段、分割メモリコントロール手段、シリア
ルライトアドレスカウンタ手段及びシリアルリード・ラ
イトアドレスカウンタ手段並びに第N番目の前記シリア
ルアクセスメモリのリード転送用Xアドレス発生手段を
イニシャルセットアドレスカウンタとしたシリアルリー
ドアドレスカウンタ手段を備えている。
【0034】第9の発明は、シリアルアクセスメモリに
おいて、第5の発明のN個のシリアルアクセスメモリ、
転送手段、分割メモリコントロール手段、シリアルライ
トアドレスカウンタ手段及びシリアルリード・ライトア
ドレスカウンタ手段並びに第N番目の前記シリアルアク
セスメモリのリード転送用Xアドレス発生手段をリセッ
ト付きアドレスカウンタとしたシリアルリードアドレス
カウンタ手段を備えている。
【0035】第10の発明は、マルチシリアルアクセス
メモリにおいて、第2の発明のN個のシリアルアクセス
メモリ、転送手段、分割メモリコントロール手段、シリ
アルライトアドレスカウンタ手段及びシリアルリード・
ライトアドレスカウンタ手段並びに前記第3k+1のア
ドレスカウンタの出力または自身が受取るアドレスを第
N番目の前記シリアルアクセスメモリのリード転送コン
トロール信号に応答して切り替えるアドレス切替回路を
備えている。
【0036】第11の発明は、マルチシリアルアクセス
メモリにおいて、第3の発明のN個のシリアルアクセス
メモリ、転送手段、分割メモリコントロール手段、シリ
アルライトアドレスカウンタ手段及びシリアルリード・
ライトアドレスカウンタ手段並びに前記第3k+1のア
ドレスカウンタの出力または自身が受取るアドレスを第
N番目の前記シリアルアクセスメモリのリード転送コン
トロール信号に応答して切り替えるアドレス切替回路を
備えている。
【0037】第12の発明は、マルチシリアルアクセス
メモリにおいて、第4の発明のN個のシリアルアクセス
メモリ、転送手段、分割メモリコントロール手段、シリ
アルライトアドレスカウンタ手段及びシリアルリード・
ライトアドレスカウンタ手段並びに前記第3k+1のア
ドレスカウンタの出力または自身が受取るアドレスを第
N番目の前記シリアルアクセスメモリのリード転送コン
トロール信号に応答して切り替えるアドレス切替回路を
備えている。
【0038】第13の発明は、マルチシリアルアクセス
メモリにおいて、第5の発明のN個のシリアルアクセス
メモリ、転送手段、分割メモリコントロール手段、シリ
アルライトアドレスカウンタ手段及びシリアルリード・
ライトアドレスカウンタ手段並びに前記第3k+1のア
ドレスカウンタの出力または自身が受取るアドレスを第
N番目の前記シリアルアクセスメモリのリード転送コン
トロール信号に応答して切り替えるアドレス切替回路を
備えている。
【0039】第14の発明は、マルチシリアルアクセス
メモリにおいて、第1の発明のN個のシリアルアクセス
メモリ、転送手段、分割メモリコントロール手段及びシ
リアルライトアドレスカウンタ手段並びに、シリアルリ
ード・ライトアドレスカウンタ手段並びに、前記第k番
目のシリアルアクセスメモリのリード転送用Xアドレス
発生手段を第3kのアドレスカウンタとすると共に、前
記第k+1番目のシリアルアクセスメモリのライト転送
用Xアドレス発生手段を第3k+1のアドレスカウンタ
とし、前記第3kのアドレスカウンタと前記第3k+1
のアドレスカウンタのカウント制御信号を共通化したシ
リアルリード・ライトアドレスカウンタ手段及び、前記
第3k+1のアドレスカウンタの出力または自身が受取
るアドレスを第N番目の前記シリアルアクセスメモリの
リード転送コントロール信号に応答して切り替えるアド
レス切替回路を備えている。
【0040】第15の発明は、第14の発明において、
前記第1のアドレスカウンタはリセット付きアドレスカ
ウンタであり、前記第2、第3k及び第3K+1のアド
レスカウンタはイニシャルセットアドレスカウンタであ
る。
【0041】第16の発明は、第14の発明において、
前記第1及び第3k+1のアドレスカウンタはリセット
付きアドレスカウンタであり、前記第2及び第3kのア
ドレスカウンタはイニシャルセットアドレスカウンタで
ある。
【0042】第17の発明は、第14の発明において、
前記第1、第3k及び第3K+1のアドレスカウンタは
リセット付きアドレスカウンタであり、前記第2のアド
レスカウンタはイニシャルセットアドレスカウンタであ
る。
【0043】第18の発明は、第14の発明において、
前記全てのアドレスカウンタはリセット付きアドレスカ
ウンタである。
【0044】
【0045】
【0046】
【0047】
【0048】
【0049】
【作用】第1及び第2の発明によれば、以上のようにマ
ルチシリアルアクセスメモリを構成したので、シリアル
ライトアドレスカウンタ手段、シリアルリード・ライト
アドレスカウンタ手段、及びシリアルリードアドレスカ
ウンタ手段と、転送手段は、各シリアルアクセスメモ
リに蓄積されたメモリデータを、該シリアルアクセスメ
モリ間で高速転送するように働く。例えば、第1番目の
シリアルアクセスメモリのメモリデータをリード転送す
るとき、同時に同一転送サイクル中に、第2番目のシリ
アルアクセスメモリへ該メモリデータの転送が行える。
また、シリアルライトアドレスカウンタ手段、シリアル
リード・ライトアドレスカウンタ手段、及びシリアルリ
ードアドレスカウンタ手段により、例えば2つのシリア
ルアクセスメモリのうちの第1番目のシリアルアクセス
メモリに対し、リード・ライトする一連のシリアルデー
タを、Xアドレス毎に、ランダムにリード・ライトが行
える。さらに、第1番目のシリアルアクセスメモリから
読み出した一連のデータを、Xアドレス毎に、ランダム
に、第2番目のシリアルアクセスメモリに加工して書込
み、再度、遅延時間を持って読み出せる。
【0050】第3の発明によれば、Xアドレス発生手段
を構成するイニシャルセットアドレスカウンタ及びリセ
ット付きアドレスカウンタにより、例えば2つのシリア
ルアクセスメモリのうちの第1番目のシリアルアクセス
メモリに対し、リード・ライトする一連のシリアルデー
タをXアドレス毎にランダムにリード・ライトが行え
る。さらに、第1番目のシリアルアクセスメモリから読
み出した前記一連のデータを、第2番目のシリアルアク
セスメモリに、リセット信号を入れるだけで、0番地か
ら順番に書込んでいき、並べ直せる。また、再度の読み
出しも行える。
【0051】第4の発明によれば、Xアドレス発生手段
を構成するイニシャルセットアドレスカウンタ及びリセ
ット付きアドレスカウンタにより、例えば2つのシリア
ルアクセスメモリのうちの第1番目のシリアルアクセス
メモリに対し、リード・ライトする一連のシリアルデー
タを、Xアドレスに対してランダムに書込み、リセット
信号を入れるのみで、その後、0番地から順次読み出せ
る。さらに、一度、第1番目のシリアルアクセスメモリ
から読み出した前記一連のデータを、第2番目のシリア
ルアクセスメモリに、リセット信号を入れるのみで、そ
の後、0番地から順番に書込める。また、第1番目のシ
リアルアクセスメモリでリードしたデータの、再度の読
み出しも行える。
【0052】第5の発明によれば、Xアドレス発生手段
を構成するリセット付きアドレスカウンタ及びイニシャ
ルセットアドレスカウンタにより、例えば2つのシリア
ルアクセスメモリのうちの第1番目のシリアルアクセス
メモリに対し、リード・ライトする一連のシリアルデー
タを、Xアドレスに対して、リセット信号を入れるのみ
で、その後、0番地から順次書込み、順次読み出せる。
さらに、一度、第1番目のシリアルアクセスメモリから
読み出した前記一連のデータを、第2番目のシリアルア
クセスメモリに、リセット信号を入れるのみで、その
後、0番地から順番に書込める。また、第1番目のシリ
アルアクセスメモリでリードしたデータを再度、リセッ
ト信号を入れるのみで、その後、0番地から順番に遅延
時間を持って読み出せる。
【0053】第6の発明によれば、第1番目のシリアル
アクセスメモリと第2番目のシリアルアクセスメモリと
が共通のシリアルリードアドレスによって動作し、それ
によって回路構成の簡単化と、コントロールの容易化が
図れる。第7の発明によれば、共通のシリアルリードア
ドレスにより、第1番目と第2番目のシリアルアクセス
メモリが動作し、それによって回路構成の簡単化とコン
トロールの容易化が図れる。第8の発明によれば、共通
のシリアルリードアドレスにより、第1番目と第2番目
のシリアルアクセスメモリが動作し、それによって回路
構成の簡単化と、コントロールの容易化が図れる。第9
の発明によれば、共通のシリアルリードアドレスによ
り、第1番目と第2番目のシリアルアクセスメモリが動
作し、それにより、回路構成の簡単化とコントロールの
容易化が図れる。
【0054】第10の発明によれば、一定のXアドレス
により、第1番目と第2番目のシリアルアクセスメモリ
が動作し、それによってアドレスカウンタ数の減少と、
回路構成の簡単化、及びコントロールの容易化が図れ
る。第11の発明によれば、一定のXアドレスにより、
第1番目と第2番目のシリアルアクセスメモリが動作
し、それによってアドレスカウンタ数の減少と、回路構
成の簡単化、及びコントロールの容易化が図れる。第1
2の発明によれば、一定のXアドレスにより、第1番目
と第2番目のシリアルアクセスメモリが動作し、それに
よってアドレスカウンタ数の減少と、回路構成の簡単
化、及びコントロールの容易化が図れる。第13の発明
によれば、一定のXアドレスにより、第1番目と第2番
目のシリアルアクセスメモリが動作し、それによってア
ドレスカウンタ数の減少と、回路構成の簡単化、及びコ
ントロールの容易化が図れる。
【0055】第14及び第15の発明によれば、シリア
ルアクセスメモリの全てのリードアクセス用Yアドレス
手段は、共通のYアドレスを入力し、各メモリセルアレ
イを選択する。これにより、アドレスカウンタ数の減少
と、回路構成の簡単化、及びコントロールの容易化が図
れる。第16の発明によれば、シリアルアクセスメモリ
の全てのリードアクセス用Yアドレス手段は、共通のY
アドレスを入力して各メモリセルアレイを選択する。こ
れにより、アドレスカウンタ数の減少と、回路構成の簡
単化、及びコントロールの容易化が図れる。第17の発
明によれば、シリアルアクセスメモリの全てのリードア
クセス用Yアドレス手段は、共通のYアドレスを入力し
て各メモリセルアレイを選択する。これにより、アドレ
スカウンタ数の減少と、回路構成の簡単化、及びコント
ロールの容易化が図れる。第18の発明によれば、シリ
アルアクセスメモリの全てのリードアクセス用Yアドレ
ス手段は、共通のYアドレスを入力して各メモリセルア
レイを選択する。これにより、アドレスカウンタ数の減
少と、回路構成の簡単化、及びコントロールの容易化が
図れる。
【0056】
【実施例】第1の実施例 図1は、本発明の第1の実施例を示すマルチシリアルア
クセスメモリの構成ブロック図であり、従来の図2中の
要素と共通の要素には共通の符号が付されている。この
マルチシリアルアクセスメモリは、2個のシリアルアク
セスメモリを有し、それらのシリアルアクセスメモリ
が、メモリデータの転送を行う転送手段であるデータレ
ジスタ・メモリセルアレイ接続手段134によって接続
されると共に、図示しないアドレス手段により、該デー
タレジスタ・メモリセルアレイ接続手段134を用いて
メモリデータを転送するためのアドレスをコントロール
するようになっており、それらが同一チップ上に形成さ
れている。
【0057】即ち、このマルチシリアルアクセスメモリ
では、コントロールクロックCLK等を入力して各種の
転送コントロール信号PA,PB,PC,PD等を発生
するメモリコントロール手段101と、a側及びb側の
メモリセルアレイ141,142とを備えている。メモ
リセルアレイ141側には、ライトコントロールクロッ
クCLKsに同期してシリアルライト用YアドレスYA
DDsをデコードするYアドレス手段111と、ライト
コントロールクロックCLKsに同期して入力端子IN
より書込みデータを取込む入力手段161と、該入力手
段161の出力側に接続されたライトデータバス121
と、該Yアドレス手段111の出力に基づきライトデー
タバス121からの書込みデータを一時記憶し、その記
憶した書込みデータを転送コントロール信号PAに基づ
き該メモリセルアレイ141のビットラインへ転送する
ライト転送手段131と、Xアドレスをデコードして該
メモリセルアレイ141内の特定のワードラインWLa
を選択するXアドレス手段151とが、設けられてい
る。
【0058】さらに、このメモリセルアレイ141側に
は、転送コントロール信号PBに基づき該メモリセルア
レイ141からの読み出しデータを一時記憶するリード
転送手段132と、該リード転送手段132の出力側に
接続されたリードデータバス122と、該リードデータ
バス122からの読み出しデータをリードコントロール
クロックCLKaに同期して出力端子OUTaへ出力す
る出力手段162と、リードコントロールクロックCL
Kaに同期してシリアルリード用YアドレスYADDa
をデコードし、該リード転送手段132に一時記憶され
た読み出しデータを選択的に該リードデータバス122
へ出力するYアドレス手段112と、転送コントロール
信号PCに基づき該リード転送手段132に一時記憶さ
れた読み出しデータをb側のメモリセルアレイ142へ
転送するデータレジスタ・メモリセルアレイ接続手段1
34とが、設けられている。
【0059】メモリセルアレイ142側には、Xアドレ
スをデコードして該メモリセルアレイ142内の特定の
ワードラインWLbを選択するXアドレス手段152
と、転送コントロール信号PDに基づき該メモリセルア
レイ142からの読み出しデータを一時記憶するリード
転送手段133と、該リード転送手段133の出力側に
接続されたリードデータバス123と、該リードデータ
バス123からの読み出しデータをリードコントロール
クロックCLKbに同期して出力端子OUTbへ出力す
る出力手段163と、リードコントロールクロックCL
Kbに同期してシリアルリード用YアドレスYDDbを
デコードし、該リード転送手段133に一時記憶された
読み出しデータを選択的にリードデータバス123へ出
力するYアドレス手段113とが、設けられている。
【0060】図5及び図6は、図1に示すマルチシリア
ルアクセスメモリの主要部分の回路図であり、従来の図
3中の要素と共通の要素には共通の符号が付されてい
る。各Yアドレス手段111,112,113は、従来
と同様に、デコーダ出力yai ,ybi ,yci をそれ
ぞれ送出する単位YアドレスデコーダYAi ,YBi
YCi (但し、i=1,2,…,n)で構成されてい
る。ライト転送手段131及びリード転送手段132,
133も、従来と同様に構成されている。
【0061】即ち、ライト転送手段131は、デコーダ
出力yai によりオン,オフ動作してライトデータバス
121からの書込みデータを入力するトランジスタ対t
rai ,trai /(但し、i=1,2,…,n)と、
入力した書込みデータを一時記憶するデータレジスタF
Fai と、転送コントロール信号PAによりオン,オフ
動作して一時記憶した書込みデータを出力するトランジ
スタ対trbi ,trbi /とで、構成されている。リ
ード転送手段132は、転送コントロール信号PBによ
りオン,オフ動作してメモリセルアレイ141からの読
み出しデータを入力するトランジスタ対trci ,tr
i /(但し、i=1,2,…,n)と、その読み出し
データを一時記憶するデータレジスタFFbi と、デコ
ーダ出力ybi によりオン,オフ動作して一時記憶した
読み出しデータをリードデータバス122へ出力するト
ランジスタ対trdi ,trdi /とで、構成されてい
る。
【0062】リード転送手段133は、転送コントロー
ル信号PDによりオン,オフ動作してメモリセルアレイ
142からの読み出しデータを入力するトランジスタ対
trfi ,trfi /(但し、i=1,2,…,n)
と、その読み出しデータを一時記憶するデータレジスタ
FFci と、デコーダ出力yci によりオン,オフ動作
して一時記憶した読み出しデータをリードデータバス1
23へ出力するトランジスタ対trgi ,trgi /と
で、構成されている。本実施例で新たに設けられたデー
タレジスタ・メモリセルアレイ接続手段134は、転送
コントロール信号PCによりオン,オフ動作し、リード
転送手段132内のデータレジスタFFbi に一時記憶
された読み出しデータを、メモリセルアレイ142へ転
送するトランジスタ対trei ,trei /(但し、i
=1,2,…,n)で構成されている。a側及びb側の
メモリセルアレイ141,142は、従来と同様に構成
されている。即ち、メモリセルアレイ141は、ライト
転送手段131の出力側に接続された相補ビットライン
BLai ,BLai /(但し、i=1,2,…,n)
と、Xアドレス手段151の出力によって選択されるワ
ードラインWLai と、それらの交差箇所に接続された
メモリセルQKi ,QKi /,…と、相補ビットライン
間に接続されたセンスアンプSAi とで、構成されてい
る。
【0063】メモリセルアレイ142は、データレジス
タ・メモリセルアレイ接続手段134の出力側に接続さ
れた相補ビットラインBLbi ,BLbi /(但し、i
=1,2,…,n)と、Xアドレス手段152の出力に
より選択されるワードラインWLbi と、それらの交差
箇所に接続されたメモリセルQLi ,QLi /,…と、
相補ビットライン間に接続されたセンスアンプSBi
で、構成されている。
【0064】以上のように構成されるマルチシリアルア
クセスメモリでは、Yアドレス手段111,112,1
13に供給されるYアドレスYADDs,YADDa,
YDDbと、Xアドレス手段151,152に供給され
るXアドレスとが、後述する実施例に記載されたアドレ
ス手段によってコントロールされ、書込みデータが入力
手段161によって入力され、ライト転送手段131に
一時記憶された後、メモリセルアレイ141へ転送され
てそこに記憶される。
【0065】メモリセルアレイ141に記憶されたデー
タを読み出す場合、その読み出しデータがリード転送手
段132に一時記憶された後、リードデータバス122
を介して出力手段162の出力端子OUTaから出力さ
れるか、あるいはデータレジスタ・メモリセルアレイ接
続手段134を介してメモリセルアレイ142へ転送さ
れてそこに記憶される。メモリセルアレイ142に記憶
されたデータを読み出す場合、その読み出しデータをリ
ード転送手段133に一時記憶した後、リードデータバ
ス123を介して出力手段163の出力端子OUTbか
ら出力される。このように、メモリセルアレイ141に
記憶されたメモリデータを、データレジスタ・メモリセ
ルアレイ接続手段134によって高速に、メモリセルア
レイ142へ転送することができるので、従来のように
コントロールや一時記憶のためのバッファ等の多数の周
辺回路を付加しなくとも、容易に簡単な設計で、高速な
マルチシリアルアクセスメモリのシステム設計が可能と
なる。
【0066】第2の実施例 図7は、本発明の第2の実施例を示すマルチシリアルア
クセスメモリの構成ブロック図であり、第1の実施例を
示す図1、図5、及び図6中の要素と共通の要素には共
通の符号が付されている。このマルチシリアルアクセス
メモリでは、図1のメモリコントロール手段101に代
えて、分割メモリコントロール手段102を設けると共
に、図1で説明したアドレス手段を、シリアルライトア
ドレスカウンタ手段170、シリアルリード・ライトア
ドレスカウンタ手段180、及びシリアルリードアドレ
スカウンタ手段190で構成している。
【0067】分割メモリコントロール手段102は、a
側のメモリセルアレイコントロール手段102−1と、
b側のメモリセルアレイコントロール手段102−2と
で、構成されている。a側のメモリセルアレイコントロ
ール手段102−1は、ライトコントロールクロックC
LKs、メモリセルアレイ141のリードコントロール
クロックCLKa、メモリセルアレイ141からアクセ
スされるデータの読み出しを可能とするリードイネーブ
ルコントロール信号REa/、書込みを可能とするライ
トイネーブル信号WE/、メモリセルアレイ141内の
1本のワードラインWLaを選択するための入力Xアド
レスXADDaのラッチや該メモリセルアレイ141の
アクセスに関わる様々なタイミングの内部信号の元とな
る入力コントロール信号RASa/、及びメモリセルア
レイ141に関わる転送コントロール信号RTaを入力
し、該メモリセルアレイ141に対する転送コントロー
ル信号PA,PB等といった種々のコントロール信号を
発生する機能を有している。
【0068】b側のメモリセルアレイコントロール手段
102−2は、メモリセルアレイ142のリードコント
ロールクロックCLKb、メモリセルアレイ142から
アクセスされるデータのリードイネーブルコントロール
信号REb/、メモリセルアレイ142に関わるワード
ラインWLbを選択するためのXアドレスXADDbの
ラッチや該メモリセルアレイ142のアクセスに関わる
様々なタイミングの内部信号の元になるコントロール信
号RASb/、及びメモリセルアレイ142に関わる転
送コントロール信号RTbを入力し、該メモリセルアレ
イ142に対する転送コントロール信号PC,PD等の
様々なコントロール信号を発生する機能を有している。
【0069】この分割メモリコントロール手段102内
あるいは外には、クロック生成手段103が設けられて
いる。クロック生成手段103は、カウントアップのた
めにライトコントロールクロックCLKsとライトイネ
ーブル信号WE/、リードコントロールクロックCLK
aとリードイネーブルコントロール信号REa/、及び
リードコントロールクロックCLKbとリードイネーブ
ルコントロール信号REb/、の各論理をそれぞれとっ
て、クロックCLKs−1,CLKa−1,CLKb−
1を発生する機能を有している。そして、これらのクロ
ックCLKs−1,CLKa−1,CLKb−1を、図
1のクロックCLKs,CLKa,CLKbに代えて、
Yアドレス手段111及び入力手段161、Yアドレス
手段112及び出力手段162、Yアドレス手段113
及び出力手段163に、それぞれ供給するようになって
いる。
【0070】シリアルライトアドレスカウンタ手段17
0は、クロックCLKs−1に同期してYアドレス手段
111に与えるYアドレスYAsを発生するリセット付
きアドレスカウンタ171と、イニシャルセットアドレ
スカウンタ172と、ディレイ回路(遅延回路)173
と、ゲート174とを備えている。リセット付きアドレ
スカウンタ171は、入力コントロール信号RASa/
が“L”レベルで、転送コントロール信号RTaが
“L”レベルのときに“H”レベルとなるカウント制御
信号PWAが入力することによってリセットされる。イ
ニシャルセットアドレスカウンタ172は、信号RSW
aが“H”レベルのときのみ、シリアルアクセスのため
の先頭XアドレスとしてXADDaが入力し、そのXア
ドレスXADDaの値を初期値として信号PWAにより
カウントアップする機能を有し、その出力側にディレイ
回路173が接続されている。
【0071】ディレイ回路173は、信号PWAをクロ
ック入力とし、イニシャルセットアドレスカウンタ17
2の出力を1PWAクロック分遅延させる機能を有し、
その出力側にゲート174が接続されている。ゲート1
74は、ディレイ回路173を介してイニシャルセット
アドレスカウンタ172の出力を入力し、転送コントロ
ール信号RTaが“L”レベルのときにXアドレスXA
aを出力してXアドレス手段151へ与える回路であ
る。シリアルリード・ライトアドレスカウンタ手段18
0は、イニシャルセットアドレスカウンタ181、クロ
ックCLKa−1に同期してYアドレス手段112に与
えるYアドレスYAsを発生するリセット付きアドレス
カウンタ182、イニシャルセットアドレスカウンタ1
83、及びゲート184,185を備えている。
【0072】イニシャルセットアドレスカウンタ181
は、リセット信号RSRaWbが“H”レベルのときの
み、シリアルアクセスのための先頭XアドレスとしてX
ADDaを入力し、そのXアドレスXADDaの値を初
期値としてカウント制御信号PRAによりカウントアッ
プする機能を有し、その出力側にゲート184が接続さ
れている。ゲート184は、イニシャルセットアドレス
カウンタ181の出力を入力し、転送コントロール信号
RTaが“H”レベルのときにXアドレスXAaを出力
してXアドレス手段151に与える回路である。リセッ
ト付きアドレスカウンタ182は、入力コントロール信
号RASa/が“L”レベルで転送コントロール信号R
Taが“H”レベルのときに“H”レベルとなる信号P
RAを入力することによってリセットする機能を有して
いる。
【0073】イニシャルセットアドレスカウンタ183
は、リセット信号RSRaWbが“H”レベルのときの
み、シリアルアクセスのための先頭XアドレスとしてX
ADDbを入力し、そのXアドレスXADDbの値を初
期値として信号PRAによりカウントアップする回路で
あり、その出力側にゲート185が接続されている。ゲ
ート185は、イニシャルセットアドレスカウンタ18
3の出力を入力し、転送コントロール信号RTbが
“L”レベルのときにXアドレスXAbを出力してXア
ドレス手段152に与える回路である。
【0074】シリアルリードアドレスカウンタ手段19
0は、イニシャルセットアドレスカウンタ191、クロ
ックCLKb−1に同期してYアドレス手段113に与
えるYアドレスYAcを発生するリセット付きアドレス
カウンタ192、及びゲート193を備えている。イニ
シャルセットアドレスカウンタ191は、信号RSRb
が“H”レベルのときのみ、シリアルアクセスのための
先頭XアドレスとしてXADDbを入力し、そのXアド
レスXADDbの値を初期値としてカウント制御信号P
RBによりカウントアップする回路であり、その出力側
にゲート193が接続されている。ゲート193は、イ
ニシャルセットアドレスカウンタ191の出力を入力
し、転送コントロール信号RTbが“H”レベルのとき
にXアドレスXAbを出力してXアドレス手段152に
与える機能を有している。リセット付きアドレスカウン
タ192は、入力コントロール信号RASb/が“L”
レベルで転送コントロール信号RTbが“H”レベルの
ときに“H”レベルとなる信号PRBが入力することに
より、リセットする機能を有している。
【0075】図8は図7のタイミング図であり、この図
を参照しつつ、時刻t1〜t19における図7のマルチ
シリアルアクセスメモリの動作を説明する。なお、この
マルチシリアルアクセスメモリは、例えば、各コントロ
ールクロックCLKs,CLKa,CLKbの立上がり
に同期したメモリ動作を行うものとする。
【0076】時刻t1〜t3: (i) a側のメモリセルアレイ141のライト転送手
段131に対するシリアルライト ライトイネーブル信号WE/が“L”レベルとなり、ラ
イトコントロールクロックCLKs−1の立上がりに同
期して書込みデータを入力端子INより入力手段161
に順次入力し、ライトデータバス121へ送る。前サイ
クルでリセットされているアドレスカウンタ171が、
クロックCLKs−1の立上がりに同期してカウントア
ップし、YアドレスYAsがYアドレス手段111に与
えられる。
【0077】Yアドレス手段111では、クロックCL
Ks−1に同期して、YアドレスYAsによって該Yア
ドレス手段111内の図5に示される単位Yアドレスデ
コーダYAj (但し、j=0,1,2,…)を選択し、
デコーダ出力yaj を順次“H”レベルにしていく。デ
コーダ出力yaj が順次“H”レベルになると、ライト
転送手段131内の図5に示すトランジスタ対tr
j ,traj /がオンし、ライトデータバス121上
の書込みデータD1が、順次、該ライト転送手段131
内の図5に示すデータレジスタFFaj に取込まれる。
【0078】(ii) a側のメモリセルアレイ141の
シリアルリード a側のメモリセルアレイ141のリードを出力手段16
2よりするか否かをコントロールするリードイネーブル
信号REa/が“L”レベルになり、該a側のメモリセ
ルアレイ141のリードデータバス122及び出力手段
162を介したシリアルリードが開始する。前サイクル
でリセットされているアドレスカウンタ182が、クロ
ックCLKa−1の立上がりに同期してカウントアップ
し、YアドレスYAsをYアドレス手段112へ出力す
る。Yアドレス手段112では、クロックCLKa−1
に同期して、YアドレスYAsによって該Yアドレス手
段112内の図5に示す単位YアドレスデコーダYBj
(但し、j=0,1,2,…)を選択し、デコーダ出力
ybj を順次“H”レベルにしていく。デコーダ出力y
j が順次“H”レベルになると、リード転送手段13
2内の図5に示すトランジスタ対trdj ,trdj
がオンし、該リード転送手段132内の図5に示すデー
タレジスタFFbj から、読み出しデータがリードデー
タバス122へ転送され、出力手段162の出力端子O
UTaより、順次、シリアル読み出しデータとして出力
される。
【0079】(iii) b側のメモリセルアレイ142の
シリアルリード b側のメモリセルアレイ142のリードを出力手段16
3よりするか否かをコントロールするリードイネーブル
信号REb/が“L”レベルになり、該b側のメモリセ
ルアレイ142のリードデータバス123及び出力手段
163を介したシリアルリードが開始する。前サイクル
でリセットされているアドレスカウンタ192が、クロ
ックCLKb−1の立上がりに同期してカウントアップ
し、YアドレスYAcをYアドレス手段113へ出力す
る。Yアドレス手段113では、クロックCLKb−1
に同期して、YアドレスYAcによって該Yアドレス手
段113内の図6に示す単位YアドレスデコーダYCj
(但し、j=0,1,2,…)を選択し、デコーダ出力
ycj を順次“H”レベルにしていく。デコーダ出力y
j が順次“H”レベルになると、リード転送手段13
3内の図6に示すトランジスタ対trgj ,trgj
がオンし、該リード転送手段133内の図6に示すデー
タレジスタFFcj から、読み出しデータがリードデー
タバス123へ転送され、出力手段163の出力端子O
UTbより順次、シリアル読み出しデータとして出力さ
れる。
【0080】時刻t3:ライトイネーブル信号WE/、
及びリードイネーブルコントロール信号REa/,RE
b/が“H”レベルとなり、シリアルリード/ライトが
禁止される。
【0081】時刻t4:ライトイネーブル信号WE/、
及びリードイネーブルコントロール信号REa/,RE
b/が“H”レベルを保ち、シリアルリード/ライトが
禁止されている。
【0082】データ転送コントロール信号RTaは
“L”レベルとなる。外部コントロール信号RASa/
が“L”レベルとなり、信号PWAが“H”レベルとな
る。図8のXアドレスXADDaのタイミングに示すよ
うに、セット信号RSWaが“H”レベルとなることに
より、XアドレスXA1aをアドレスカウンタ172に
取込む。しかし、このアドレスカウンタ172の出力
は、ディレイ回路173に入力してラッチされているだ
けなので、次の時刻t10の外部コントロール信号RA
Sa/の立下ったとき、初めてデータ転送コントロール
信号RTaが“L”レベルとなったタイミングに、Xア
ドレスXAaとしてXアドレス手段151へ出力され
る。
【0083】ライト用のXアドレスXAaを1RASa
/サイクルだけ、ディレイ回路173でディレイさせる
のは、シリアルライト動作が、ライト転送手段131内
の図5に示すデータレジスタFFai (但し、i=1,
2,…,n)に、時刻t7〜t9間にシリアルにライト
されてから、次のRASa/サイクルに立上がる時刻t
4のサイクルに指定された、XアドレスXAaに対応す
るワードラインWLai に接続されたメモリセルQ
i ,QKi /に、ライト転送がされるためである。従
って、このRASa/サイクルでのXアドレス手段15
1に入力するXアドレスXAaは、時刻t1以前に決定
され、ディレイ回路173にラッチされていたアドレス
である。
【0084】この前サイクルに決まっていたXアドレス
XAaに対応して、Xアドレス手段151において任意
のワードラインWLai が選択されて“H”レベルとな
る。このとき、転送コントロール信号PAも“H”レベ
ルとなる。これにより、時刻t1〜t3においてライト
転送手段131内の図5に示すデータレジスタFFai
に書込まれていたデータは、転送コントロール信号PA
が“H”レベルとなって該ライト転送手段131内の図
5に示すトランジスタ対trbi ,trbi /がオンす
ることにより、メモリセルアレイ141内の図5に示す
相補ビットラインBLai ,BLai /へ転送される。
ワードラインWLai が“H”レベルとなることによ
り、それに接続された図5に示すメモリセルQK1 〜Q
n 内のトランジスタがオンし、相補ビットラインBL
i ,BLai /に転送されたデータが、該メモリセル
QK1 〜QKn 内のメモリ容量に記憶される。その後、
この相補ビットラインBLai ,BLai /上のデータ
は、図5に示すセンスアンプSAi により増幅される。
【0085】例えば、外部コントロール信号RASa/
が“L”レベルとなり、データ転送コントロール信号R
Taが“L”レベルのとき、a側のメモリセルアレイ1
41ではライト転送モードとなる。このとき、データ転
送コントロール信号RTaが“H”レベルなら、メモリ
データをシリアルリードアクセスするために、データレ
ジスタに転送するためのリード転送モードとなる。外部
コントロール信号RASb/、及びデータ転送コントロ
ール信号RTbの関係も、同様である。これらの動作と
同時に、信号PWAが“H”レベルとなることにより、
アドレスカウンタ171は、前シリアルサイクルでのア
ドレスカウンタ内部の状態がどうなっていても、該信号
PWAによって強制的にリセットがかかり、該アドレス
カウンタ171から出力されるYアドレスYAsが0番
地を示す。
【0086】時刻t5:ライトイネーブル信号WE/、
及びリードイネーブルコントロール信号REa/,RE
bが“H”レベルを保ち、シリアルリード/ライトが禁
止されている。データ転送コントロール信号RTaは
“H”レベルとなり、データ転送コントロール信号RT
bは“L”レベルとなって信号PRAが“H”レベルと
なる。外部コントロール信号RASa/,RASb/は
共に“L”レベルとなり、外部コントロール信号RAS
a/に対しては次の(i)、及びb側のメモリセルアレ
イ142では次の(ii)のように動作する。
【0087】(i) 外部コントロール信号RASa/
に対する動作 図8のXアドレスXADDaのタイミングに示すよう
に、外部コントロール信号RASa/の立下りに同期し
て、またリセット信号RSRaWbが“H”レベルにな
ることによって、XアドレスXA2aがシリアルアクセ
スの先頭Xアドレスとしてアドレスカウンタ181に取
込まれ、ゲート184を介してXアドレス手段151へ
送られる。Xアドレス手段151では、XアドレスXA
2aに対応するワードラインWLaj (但し、j;任意
の数)を選択して“H”レベルにする。このときのXア
ドレスXAaは、データ転送コントロール信号RTaが
“H”レベルであるため、アドレスカウンタ181から
出力されるXアドレスXA2aとなっている。
【0088】メモリセルアレイ141のワードラインW
Laj が“H”レベルとなると、それに接続されたメモ
リセルQk1 〜Qkn (但し、k;任意の数)内のトラ
ンジスタがオンし、相補ビットラインBLai ,BLa
i /に接続されたメモリセルQk1 〜Qkn 内のメモリ
容量に記憶されていたデータが、該相補ビットラインB
Lai ,BLai /へ転送される。その後、センスアン
プSAi が活性化し、相補ビットラインBLai ,BL
i /上のデータが増幅される。このとき、転送コント
ロール信号PBが“H”レベルとなる。これらの動作と
同時に、信号PRAが“H”レベルとなることにより、
アドレスカウンタ182は、前シリアルサイクルでのア
ドレスカウンタ内部の状態がどうなっていても、該信号
PRAによって強制的にリセットがかかり、該アドレス
カウンタ182から出力されるYアドレスYAsが0番
地を示す。
【0089】(ii) b側のメモリセルアレイ142の
動作 図8のXアドレスXADDbのタイミングに示すよう
に、外部コントロール信号RASb/の立下りに同期し
て、またリセット信号RSRaWbが“H”レベルにな
ることによって、XアドレスXA1bがシリアルアクセ
スの先頭Xアドレスとしてアドレスカウンタ183に取
込まれ、ゲート185を介してXアドレス手段152へ
送られる。このときのXアドレスXAbは、データ転送
コントロール信号RTbが“L”レベルであるため、ア
ドレスカウンタ183から出力されるXアドレスXA1
bとなっている。
【0090】a側のメモリセルアレイ141内のセンス
アンプSAi が活性化され、該センスアンプSAi によ
り、転送されたデータを増幅しているときには、b側の
メモリセルアレイ142内のワードラインWLbが選択
されて“H”レベルとならず、メモリセルアレイ141
内のセンスアンプSAi によって増幅された相補ビット
ラインBLai ,BLai /上のデータが、転送コント
ロール信号PB,PCによって転送される。
【0091】即ち、メモリセルアレイ141内のセンス
アンプSAi が活性化し、増幅された相補ビットライン
BLai ,BLai /上のデータは、転送コントロール
信号PBが“H”レベルになることによって、リード転
送手段132内の図5に示すトランジスタ対trci
trci /がオンするため、該リード転送手段132内
の図5に示すデータレジスタFFbi へ転送される。こ
のとき、転送コントロール信号PCが“H”レベルとな
るため、データレジスタ・メモリセルアレイ接続手段1
34内の図5に示すトランジスタ対trei,trei
/がオンし、リード転送手段132内のデータレジスタ
FFbi に一時記憶されたメモリセルアレイ141の読
み出しデータは、b側のメモリセルアレイ142内の相
補ビットラインBLbi ,BLbi /へ転送される。
【0092】その後、Xアドレス手段152によってX
アドレスXA1bに対応する図6に示すワードラインW
Lbl (但し、l;任意の数)が選択されて“H”レベ
ルとなる。ワードラインWLbl が“H”レベルとなる
と、それに接続された図6に示すメモリセルQL1 〜Q
n 内のトランジスタがオンし、相補ビットラインBL
i ,BLbi /に転送されたデータが該メモリセルQ
1 〜QLn 内のメモリ容量に記憶される。そして、こ
の相補ビットラインBLbi ,BLbi /上のデータ
は、図6に示すセンスアンプSBi により増幅される。
増幅されたデータは、図6に示すワードラインWLbi
に対応するメモリセルQLi ,QLi /に、増幅された
形で再度書込まれる。
【0093】時刻t6:ライトイネーブル信号WE/、
及びリードイネーブルコントロール信号REa/,RE
b/が“H”レベルを保ち、シリアルリード/ライトが
禁止されている。
【0094】外部コントロール信号RASb/が“L”
レベルとなり、データ転送コントロール信号RTbが
“H”レベルとなって信号PRBが“H”レベルとな
る。図8のXアドレスXADDbのタイミングに示すよ
うに、このXアドレスXADDbのタイミングに同期
し、かつリセット信号RSRbが“H”レベルになるこ
とによって、XアドレスXA2bがシリアルアクセスの
先頭Xアドレスとしてアドレスカウンタ191に取込ま
れ、ゲート193を介してXアドレス手段152へ送ら
れる。このときのXアドレスXAbは、データ転送コン
トロール信号RTbが“H”レベルであるため、アドレ
スカウンタ191から出力されるXアドレスXA2bと
なっている。Xアドレス手段152では、先頭アドレス
XA2bに対応してメモリセルアレイ142内の図6に
示すワードラインWLbm (但し、m;任意の数)を選
択して“H”レベルにする。ワードラインWLbm
“H”レベルとなると、それに接続された図6に示すメ
モリセルQL1 〜QLn 内のトランジスタがオンし、相
補ビットラインBLbi ,BLbi /に接続された該メ
モリセルQL1 〜QLn内のメモリ容量に記憶されてい
たデータが、相補ビットラインBLbi ,BLbi /へ
転送される。その直後、メモリセルアレイ142内の図
6に示すセンスアンプSBi が活性化し、転送された相
補ビットラインBLbi ,BLbi /上のデータが増幅
される。
【0095】その後、転送コントロール信号PDが
“H”レベルとなり、センスアンプSBi が活性化し、
増幅された相補ビットラインBLbi ,BLbi /上の
データが、転送コントロール信号PDが“H”レベルに
なることによってリード転送手段133内の図6に示す
トランジスタ対trfi ,trfi /がオンするため、
該リード転送手段133内の図6に示すデータレジスタ
FFci へ転送される。
【0096】これらの動作と同時に、信号PRBが
“H”レベルとなることにより、アドレスカウンタ19
2は、前シリアルサイクルでの該アドレスカウンタ内部
の状態がどうなっていても、該信号PRBによって強制
的にリセットがかかり、該アドレスカウンタ192から
出力されるYアドレスYAcが0番地を示す。
【0097】時刻t7〜t9:時刻t1〜t3までと同
様な動作を繰り返す。出力端子OUTaからのシリアル
出力は、a側のメモリセルアレイ141のXアドレスX
A2aに対応する、ワードラインWLaに接続されたメ
モリデータである。出力端子OUTbからのシリアル出
力は、b側のメモリセルアレイ142のXアドレスXA
2bに対応する、ワードラインWLbに接続されたメモ
リデータである。時刻t7〜t9の間に入力端子INよ
り入力するシリアルデータは、時刻t10において、メ
モリセルアレイ141のXアドレスXA1aに対応す
る、ワードラインWLaに接続されたメモリセルQ
i ,QKi /に書込まれる。
【0098】時刻t10〜t12:時刻t4〜t6の回
路動作とほぼ同じ動作を行う。異なる点は、リセット信
号RSWa,RSRaWb,RSRbが入力せず、外部
から、アドレスカウンタ172,181,191にXア
ドレスXADDa,XADDbが供給されず、信号PW
A,PRA,PRBにより、それぞれのアドレスカウン
タ172,181,191が、時刻t4〜t6に取込ん
だアドレスを先頭アドレスとしてアップカウントする点
である。
【0099】時刻t13〜t15:時刻t7〜t9まで
と同様な動作を繰り返す。出力端子OUTaからのシリ
アル出力は、メモリセルアレイ141のXアドレスXA
2a+1に対応する、ワードラインWLaに接続された
メモリデータである。出力端子OUTbからのシリアル
出力は、メモリセルアレイ142のXアドレスXA2b
+1に対応する、ワードラインWLbに接続されたメモ
リデータである。時刻t7〜t9の間に入力端子INよ
り入力するシリアルデータは、時刻t16において、メ
モリセルアレイ141のXアドレスXA1a+1に対応
する、ワードラインWLaに接続されたメモリセルQK
i ,QKi /に書込まれる。
【0100】時刻t16〜t18:時刻t10〜t12
の回路動作とほぼ同じ動作を行う。以上のように、この
第2の実施例では、次のような利点がある。 (1) a側のメモリセルアレイ141を有する第1番
目のシリアルアクセスメモリと、b側のメモリセルアレ
イ142を有する第2番目のシリアルアクセスメモリと
の2つを、並列に同一チップ上に形成し、さらにその第
1及び第2のシリアルアクセスメモリを独立にコントロ
ールする分割メモリコントロール手段102を設けると
共に、その第1と第2のシリアルアクセスメモリ間を接
続するデータレジスタ・メモリセルアレイ接続手段13
4を設けている。そのため、第1番目のシリアルアクセ
スメモリ内のメモリセルアレイ141の1行分のメモリ
データを、該第1番目のシリアルアクセスメモリよりシ
リアルリードするために、該1行分のメモリデータを、
リード転送手段132内のデータレジスタにデータ転送
するとき、同時に同一転送サイクル中に、第2番目のシ
リアルアクセスメモリ内のメモリセルアレイ142の1
本のワードラインに接続された1行分のメモリセルに、
データを一度に高速転送できる。 (2) 第1番目と第2番目のシリアルアクセスメモリ
の出力データを簡単にシリアルに出力するため、Yアド
レス発生手段をリセット付きアドレスカウンタ182,
192で構成している。このリセット付きアドレスカウ
ンタ182,192では、リセット信号を外部から入力
することよってリセットし、コントロールクロックによ
りカウントアップしてYアドレスYAs,YAcを発生
する。そのため、回路構成が簡単な、シリアル接続した
シリアルアクセスメモリを提供できる。 (3) 第1番目のシリアルアクセスメモリに対し、シ
リアルライトデータを転送するためのワードライン選択
用のXアドレス発生手段をイニシャルセットアドレスカ
ウンタ172とし、第1番目のシリアルアクセスメモリ
に対し、シリアルリードデータを転送するためのワード
ライン選択用のXアドレス発生手段をイニシャルセット
アドレスカウンタ181とし、第2番目のシリアルアク
セスメモリに対し、シリアルライトデータを転送するた
めのワードライン選択用のXアドレス発生手段をイニシ
ャルセットアドレスカウンタ183とし、さらに第2番
目のシリアルアクセスメモリに対し、シリアルリードデ
ータを転送するためのワードライン選択用のXアドレス
発生手段をイニシャルセットアドレスカウンタ191と
している。
【0101】そのため、2つのシリアルアクセスメモリ
のうちの第1番目のシリアルアクセスメモリに対し、そ
のワードラインに接続されたメモリにリード・ライトす
る一連のシリアルデータ(Yアドレスの0番地からn番
地までのシリアルデータ)を、Xアドレス毎にランダム
に、リード・ライトできる。これにより、一度に、第1
番目のシリアルアクセスメモリから読み出した前記一連
のデータを、Xアドレス毎にランダムに、第2番目のシ
リアルアクセスメモリに加工して書込み、再度、遅延時
間を持って読み出すことができる。
【0102】このような機能は、ワークステーションや
パーソナルコンピュータ等のCPUシステムにおいて、
データを高速に扱うときに有効である。また、TV等の
画像処理において、書込みデータに対し、間引きして読
み出したり、1ラインデータを一定の遅延を持ってアク
セスしたい用途等に効果的である。
【0103】第3の実施例 図9は、本発明の第3の実施例を示すマルチシリアルア
クセスメモリの構成ブロック図であり、第2の実施例を
示す図7と共通の要素には共通の符号が付されている。
このマルチシリアルアクセスメモリでは、図7のシリア
ルリード・ライトアドレスカウンタ手段180に代え
て、構成の異なるシリアルリード・ライトアドレスカウ
ンタ手段180−1が設けられている。このシリアルリ
ード・ライトアドレスカウンタ手段180−1では、図
7のシリアルリード・ライトアドレスカウンタ手段18
0内のイニシャルセットアドレスカウンタ183に代え
て、リセット付きアドレスカウンタ186が設けられて
いる点のみが異なる。リセット付きアドレスカウンタ1
86は、リセット信号RSRaWbによりリセットする
機能を有している。
【0104】図10は、図9に示すマルチシリアルアク
セスメモリの動作を示すタイミング図である。このマル
チシリアルアクセスメモリは、第2の実施例とほぼ同様
の動作を行うが、メモリセルアレイ142に関わるライ
ト転送用Xアドレス発生手段が、リセット付きアドレス
カウンタ186で構成されているため、メモリセルアレ
イ141に関わるリード転送用のイニシャルセットアド
レスカウンタ181の先頭Xアドレス取入れ用のリセッ
ト信号RSRaWbにより、該リセット付きアドレスカ
ウンタ186がリセッされる点のみが異なっている。
【0105】以上のように、この第3の実施例では、次
のような利点を有する。第2の実施例の利点(1),
(2)と同様の利点を有している。さらに、第2の実施
例のイニシャルセットアドレスカウンタ183に代え
て、第2番目のシリアルアクセスメモリに対し、シリア
ルライトデータを転送するためのワードライン選択用の
Xアドレス発生手段をリセット付きアドレスカウンタ1
86で構成している。そのため、第2の実施例の利点
(3)とほぼ同様に、2つのシリアルアクセスメモリの
うちの第1番目のシリアルアクセスメモリに対し、その
ワードラインに接続されたメモリにリード・ライトする
一連のシリアルデータ(Yアドレスの0番地からn番地
までのシリアルデータ)をXアドレス毎にランダムにリ
ード・ライトできる。しかも、一度、第1番目のシリア
ルアクセスメモリから読み出した前記一連のデータを、
第2番目のシリアルアクセスメモリにリセット信号を入
れるだけで、0番地から順番に書込んでいき、並べ直す
ことができる。また、再度、遅延時間を持って読み出す
こともできる。
【0106】このような機能は、前記第2の利点と同様
に、ワークステーションやパーソナルコンピュータ等の
CPUシステムにおいて、データを高速に扱うときに有
利である。また、TV等の画像処理において、書込みデ
ータに対し、間引きして読み出したり、1ラインデータ
を一定の遅延を持ってアクセスしたい用途等に効果的で
ある。
【0107】第4の実施例 図11は、本発明の第4の実施例を示すマルチシリアル
アクセスメモリの構成ブロック図であり、第3の実施例
を示す図9中の要素と共通の要素には共通の符号が付さ
れている。このマルチシリアルアクセスメモリでは、図
9のシリアルリード・ライトアドレスカウンタ手段18
0−1に代えて、構成の異なるシリアルリード・ライト
アドレスカウンタ手段180−2が設けられている。こ
のシリアルリード・ライトアドレスカウンタ手段180
−2は、図9のシリアルリード・ライトアドレスカウン
タ手段180−1内のイニシャルセットアドレスカウン
タ181に代えて、リセット付きアドレスカウンタ18
7が設けられている点のみが異なる。リセット付きアド
レスカウンタ187は、リセット信号RSRaWbによ
りリセットする機能を有している。
【0108】図12は、図11に示すマルチシリアルア
クセスメモリの動作を示すタイミング図である。このマ
ルチシリアルアクセスメモリでは、第3の実施例とほぼ
同様の動作を行うが、メモリセルアレイ141に関わる
リード転送用Xアドレス発生手段がリセット付きアドレ
スカウンタ187で構成されているため、該アドレスカ
ウンタ187がリセット信号RSRaWbによりリセッ
トされる動作のみが異なっている。この第4の実施例で
は、第2の実施例の利点(1),(2)を有し、さらに
第2の実施例の利点(3)に代えて、次のような利点を
有している。
【0109】即ち、この第4の実施例では、第1番目の
シリアルアクセスメモリに対し、シリアルリードデータ
を転送するためのワードライン選択用のXアドレス発生
手段を、リセット付きアドレスカウンタ187で構成
し、さらに第2番目のシリアルアクセスメモリに対し、
シリアルライトデータを転送するためのワードライン選
択用のXアドレス発生手段を、リセット付きアドレスカ
ウンタ186で構成している。そのため、2つのシリア
ルアクセスメモリのうちの第1番目のシリアルアクセス
メモリに対し、そのワードラインに接続されたメモリに
リード・ライトする一連のシリアルデータ(Yアドレス
の0番地からn番地までのシリアルデータ)をXアドレ
スに対してランダムに書込み、リセット信号を入れるの
みで、その後、0番地から順次読み出していける。一
度、第1番目のシリアルアクセスメモリから読み出した
前記一連のデータを、第2番目のシリアルアクセスメモ
リに対し、リセット信号を入れるのみで、その後、0番
地から順番に書込んでいける。また、第1番目のシリア
ルアクセスメモリでリードしたデータを、再度、ランダ
ムに遅延時間を持って読み出すことができる。このよう
な機能は、第2の実施例と同様な用途に効果的である。
【0110】第5の実施例 図13は、本発明の第5の実施例を示すマルチシリアル
アクセスメモリの構成ブロック図であり、第4の実施例
を示す図11中の要素と共通の要素には共通の符号が付
されている。このマルチシリアルアクセスメモリでは、
図11のシリアルライトアドレスカウンタ手段170に
代えて、構成の異なるシリアルライトアドレスカウンタ
手段170−1が設けられている。シリアルライトアド
レスカウンタ手段170−1は、図11のシリアルライ
トアドレスカウンタ手段170内のイニシャルセットア
ドレスカウンタ172に代えて、リセット付きアドレス
カウンタ175が設けられている点のみが異なる。リセ
ット付きアドレスカウンタ175は、リセット信号RS
Waによりリセットする機能を有している。
【0111】図14は、図13に示すシリアルアクセス
メモリの動作を示すタイミング図である。このシリアル
アクセスメモリは、第4の実施例とほぼ同様の動作を行
うが、メモリセルアレイ141に関わるライト転送用X
アドレス発生手段がリセット付きアドレスカウンタ18
7で構成されているため、該アドレスカウンタ187が
リセット信号RSWaによりリセットされる動作のみが
異なる。
【0112】この第5の実施例では、第2の実施例の利
点(1),(2)を有し、さらに第2の実施例の利点
(3)に代えて、次のような利点を有している。即ち、
この第5の実施例では、第1番目のシリアルアクセスメ
モリに対し、シリアルライトデータを転送するためのワ
ードライン選択用のXアドレス発生手段を、リセット付
きアドレスカウンタ175とし、第1番目のシリアルア
クセスメモリに対し、シリアルリードデータを転送する
ためのワードライン選択用のXアドレス発生手段を、リ
セット付きレジスタカウンタ187とし、さらに第2番
目のシリアルアクセスメモリに対し、シリアルライトデ
ータを転送するためのワードライン選択用のXアドレス
発生手段を、リセット付きアドレスカウンタ186とし
ている。
【0113】そのため、2つのシリアルアクセスメモリ
のうちの第1番目のシリアルアクセスメモリに対し、そ
のワードラインに接続されたメモリにリード・ライトす
る一連のシリアルデータ(Yアドレスの0番地からn番
地までのシリアルデータ)をXアドレスに対して、リセ
ット信号を入れるのみで、その後、0番地から順次書込
み、順次読み出していける。一度、第1番目のシリアル
アクセスメモリから読み出した前記一連のデータを、第
2番目のシリアルアクセスメモリに、リセット信号を入
れるのみで、その後、0番地から順番に書込んでいけ
る。また、第1番目のシリアルアクセスメモリでリード
したデータを再度、リセット信号を入れるのみで、その
後、0番地から順番に遅延時間を持って読み出すことが
できる。このような機能は、TV等の画像の高品位化の
ためのノイズフィルタ等の多量の単純なシリアルデータ
を高速に扱うときに有効である。また、全てのアドレス
が、リセットのみで自動的に素子の内部で発生するた
め、外部端子が最小で済み、チップサイズが最小となっ
て経済的である。
【0114】第6の実施例 図15は、本発明の第6の実施例を示すマルチシリアル
アクセスメモリの構成ブロック図であり、第2の実施例
を示す図7中の要素と共通の要素には共通の符号が付さ
れている。このシリアルアクセスメモリでは、図7のシ
リアルリードアドレスカウンタ手段190に代えて、構
成の異なるシリアルリードアドレスカウンタ手段190
−1を設けると共に、シリアルリード・ライトアドレス
カウンタ手段180内のリセット付きアドレスカウンタ
182から出力されるYアドレスYAaを、Yアドレス
手段113に供給するようになっている点が異なってい
る。シリアルリードアドレスカウンタ手段190−1
は、図7のシリアルリードアドレスカウンタ手段190
内のリセット付きアドレスカウンタ192を省略した構
成であり、該リセット付きアドレスカウンタ192の省
略に伴い、シリアルリード・ライトアドレスカウンタ手
段180内のリセット付きアドレスカウンタ182の出
力を、Yアドレス手段113に接続している。
【0115】図16は、図15に示すマルチシリアルア
クセスメモリの動作を示すタイミング図である。このマ
ルチシリアルアクセスメモリでは、第2の実施例とほぼ
同様の動作を行うが、Yアドレス手段112と113
に、同じYアドレスXAaが入力する点のみが異なる。
この第6の実施例では、第2の実施例と同様の利点を有
している。さらに、非同期に第1番目のシリアルアクセ
スメモリと第2番目のシリアルアクセスメモリを動作さ
せないような用途については、シリアルリードアドレス
が同じ方が回路数も少なく、コントロールも容易とな
り、チップサイズも小さくなるという利点がある。
【0116】第7の実施例 図17は、本発明の第7の実施例を示すマルチシリアル
アクセスメモリの構成ブロック図であり、第3の実施例
を示す図9中の要素と共通の要素には共通の符号が付さ
れている。このマルチシリアルアクセスメモリでは、図
9のシリアルリードアドレスカウンタ手段190に代え
て、構成の異なるシリアルリードアドレスカウンタ手段
190−1を設けると共に、シリアルリード・ライトア
ドレスカウンタ手段180−1内のリセット付きアドレ
スカウンタ182の出力を、Yアドレス手段113に接
続している点が異なる。シリアルリードアドレスカウン
タ手段190−1は、図9のシリアルリードアドレスカ
ウンタ手段190内のリセット付きアドレスカウンタ1
92を省略した構成になっている。
【0117】図18は、図17に示すマルチシリアルア
クセスメモリの動作を示すタイミング図である。このマ
ルチシリアルアクセスメモリでは、第3の実施例とほぼ
同様の動作を行うが、Yアドレス手段112と113
に、リセット付きアドレスカウンタ182から出力され
る同一のYアドレスYAaが入力する点のみが異なる。
この第7の実施例では、第3の実施例と同様の利点を有
している。さらに、非同期に第1番目のシリアルアクセ
スメモリと第2番目のシリアルアクセスメモリを動作さ
せないような用途については、シリアルリードアドレス
が同じ方が回路数も少なく、コントロールも容易とな
り、チップサイズも小さくなるという利点がある。
【0118】第8の実施例 図19は、本発明の第8の実施例を示すマルチシリアル
アクセスメモリの構成ブロック図であり、第4の実施例
を示す図11中の要素と共通の要素には共通の符号が付
されている。このマルチシリアルアクセスメモリでは、
図11のシリアルリードアドレスカウンタ手段190に
代えて、構成の異なるシリアルリードアドレスカウンタ
手段190−1を設けると共に、シリアルリード・ライ
トアドレスカウンタ手段180−2内のリセット付きア
ドレスカウンタ182の出力を、Yアドレス手段113
に接続している点が異なる。シリアルリードアドレスカ
ウンタ手段190−1は、図11のシリアルリードアド
レスカウンタ手段190内のリセット付きアドレスカウ
ンタ192を省略した構成になっている。
【0119】図20は、図19に示すマルチシリアルア
クセスメモリの動作を示すタイミング図である。このマ
ルチシリアルアクセスメモリでは、第4の実施例とほぼ
同様の動作を行うが、Yアドレス手段112と113
に、同じYアドレスYAaが入力する点が異なってい
る。この第8の実施例では、第4の実施例と同様の利点
を有している。さらに、非同期に第1番目のシリアルア
クセスメモリと第2番目のシリアルアクセスメモリを動
作させないような用途については、シリアルリードアド
レスが同じ方が回路数も少なく、コントロールも容易と
なり、チップサイズも小さくなるという利点がある。
【0120】第9の実施例 図21は、本発明の第9の実施例を示すマルチシリアル
アクセスメモリの構成ブロック図であり、第5の実施例
を示す図13中の要素と共通の要素には共通の符号が付
されている。このマルチシリアルアクセスメモリでは、
図13のシリアルリードアドレスカウンタ手段190に
代えて、構成の異なるシリアルリードアドレスカウンタ
手段190−1が設けられると共に、シリアルリード・
ライトアドレスカウンタ手段180−2内のリセット付
きアドレスカウンタ182の出力が、Yアドレス手段1
13に接続されている。シリアルリードアドレスカウン
タ手段190−1は、図13のシリアルリードアドレス
カウンタ手段190内のリセット付きアドレスカウンタ
192を省略した構成となっている。
【0121】図22は、図21のマルチシリアルアクセ
スメモリの動作を示すタイミング図である。このマルチ
シリアルアクセスメモリは、第5の実施例とほぼ同様の
動作を行うが、Yアドレス手段112と113に、同じ
YアドレスYAaが入力する点が異なっている。この第
9の実施例では、第5の実施例と同様の利点を有してい
る。さらに、非同期に第1番目のシリアルアクセスメモ
リと第2番目のシリアルアクセスメモリを動作させない
ような用途については、シリアルリードアドレスが同じ
方が回路数も少なく、コントロールも容易となり、チッ
プサイズも小さくなるという利点がある。
【0122】第10の実施例 図23は、本発明の第10の実施例を示すマルチシリア
ルアクセスメモリの構成ブロック図であり、第6の実施
例を示す図15中の要素と共通の要素には共通の符号が
付されている。このマルチシリアルアクセスメモリは、
図15のシリアルリードアドレスカウンタ手段190−
1に代えて、アドレス切替回路190−2が設けられて
いる。アドレス切替回路190−2は、図15のシリア
ルリードアドレスカウンタ手段190−1内のイニシャ
ルセットアドレスカウンタ191を省略し、シリアルリ
ード・ライトアドレスカウンタ手段180内のXアドレ
スカウンタであるイニシャルセットアドレスカウンタ1
81の出力が、該アドレス切替回路190−2内のゲー
ト193に接続されている。
【0123】図24は、図23に示すマルチシリアルア
クセスメモリの動作を示すタイミング図である。シリア
ルリード・ライトアドレスカウンタ手段180内のイニ
シャルセットアドレスカウンタ181から出力されるX
アドレスXADは、ゲート184を介してXアドレス手
段151へ供給されると共に、アドレス切替回路190
−2内のゲート193を介してXアドレス手段152へ
供給される。ゲート193は、転送コントロール信号R
Tbで開閉される。このマルチシリアルアクセスメモリ
では、第6の実施例とほぼ同様の動作を行うが、Xアド
レス手段151と152に、同じリード転送用Xアドレ
スXAa,XAbが、転送コントロール信号RTa,R
Tbが“H”レベルのときに入力するようになっている
点が異なる。
【0124】この第10の実施例では、第6の実施例と
同様の利点があるが、第1番目のシリアルアクセスメモ
リと第2番目のシリアルアクセスメモリのXアドレスが
一定(ディレイクロック数が、メモリ容量分)でかまわ
ないようなTVの画像処理用等の用途については、アド
レスカウンタ数が減り、付随する回路数が減らせ、コン
トロールも容易となり、チップサイズもより小さくなる
という利点がある。
【0125】第11の実施例 図25は、本発明の第11の実施例を示すマルチシリア
ルアクセスメモリの構成ブロック図であり、第7の実施
例を示す図17中の要素と共通の要素には共通の符号が
付されている。このマルチシリアルアクセスメモリで
は、図17のシリアルリードアドレスカウンタ手段19
0−1に代えて、転送コントロール信号RTbにより開
閉するゲート193で構成されるアドレス切替回路19
0−2が設けられ、シリアルリード・ライトアドレスカ
ウンタ手段180−1内のXアドレスカウンタであるイ
ニシャルセットアドレスカウンタ181から出力される
XアドレスXADが、該ゲート193へ供給されるよう
になっている。
【0126】図26は、図25に示すマルチシリアルア
クセスメモリの動作を示すタイミング図である。このマ
ルチシリアルアクセスメモリは、第7の実施例とほぼ同
様の動作を行うが、Xアドレス手段151と152に、
同じリード転送用XアドレスXAa,XAbが、転送コ
ントロール信号RTa,RTbが“H”レベルのときに
入力するようになっている点が異なる。この第11の実
施例では、第7の実施例と同様の利点があるが、第1番
目のシリアルアクセスメモリと第2番目のシリアルアク
セスメモリのXアドレスが一定(ディレイクロック数
が、メモリ容量分)でかまわないようなTVの画像処理
用等の用途については、アドレスカウンタ数が減り、付
随する回路数が減らせ、コントロールも容易となり、チ
ップサイズもより小さくなるという利点がある。
【0127】第12の実施例 図27は、本発明の第12の実施例を示すマルチシリア
ルアクセスメモリの構成ブロック図であり、第8の実施
例を示す図19中の要素と共通の要素には共通の符号が
付されている。このマルチシリアルアクセスメモリで
は、図19のシリアルリードアドレスカウンタ手段19
0−1に代えて、転送コントロール信号RTbによって
開閉されるゲート193からなるアドレス切替回路19
0−2を設け、シリアルリード・ライトアドレスカウン
タ手段180−2内のXアドレスカウンタであるリセッ
ト付きアドレスカウンタ187から出力されるXアドレ
スXADを、該ゲート193に供給するようになってい
る。
【0128】図28は、図27に示すマルチシリアルア
クセスメモリの動作を示すタイミング図である。このマ
ルチシリアルアクセスメモリは、第8の実施例とほぼ同
様の動作を行うが、Xアドレス手段151と152に、
同じリード転送用XアドレスXAa,XAbが、転送コ
ントロール信号RTa,RTbが“H”レベルのときに
入力する点が異なる。この第12の実施例は、第8の実
施例と同様の利点を有している。さらに、第1番目のシ
リアルアクセスメモリと第2番目のシリアルアクセスメ
モリのXアドレスが一定(ディレイクロック数が、メモ
リ容量分)でかまわないようなTVの画像処理用等の用
途については、アドレスカウンタ数が減り、付随する回
路数が減らせ、コントロールも容易となり、チップサイ
ズもより小さくなるという利点がある。
【0129】第13の実施例 図29は、本発明の第13の実施例を示すマルチシリア
ルアクセスメモリの構成ブロック図であり、第9の実施
例を示す図21中の要素と共通の要素には共通の符号が
付されている。このマルチシリアルアクセスメモリで
は、図21のシリアルリードアドレスカウンタ手段19
0−1に代えて、転送コントロール信号RTbにより開
閉されるゲート193からなるアドレス切替回路190
−2が設けられ、シリアルリード・ライトアドレスカウ
ンタ手段180−2内のXアドレスカウンタであるリセ
ット付きアドレスカウンタ187から出力されるXアド
レスXADが、該ゲート193へ供給されるようになっ
ている。
【0130】図30は、図29に示すマルチシリアルア
クセスメモリの動作を示すタイミング図である。このマ
ルチシリアルアクセスメモリは、第9の実施例とほぼ同
様の動作を行うが、Xアドレス手段151と152に、
同じリード転送用XアドレスXAa,XAbが、転送コ
ントロール信号RTa,RTbが“H”レベルのときに
入力する点が異なる。この第13の実施例では、第9の
実施例と同様の利点を有している。さらに、第1番目の
シリアルアクセスメモリと第2番目のシリアルアクセス
メモリのXアドレスが一定(ディレイクロック数が、メ
モリ容量分)でかまわないようなTVの画像処理用等の
用途については、アドレスカウンタ数が減り、付随する
回路数が減らせ、コントロールも容易となり、チップサ
イズもより小さくなるという利点がある。
【0131】第14の実施例 図31は、本発明の第14の実施例を示すマルチシリア
ルアクセスメモリの構成ブロック図であり、第10の実
施例を示す図23中の要素と共通の要素には共通の符号
が付されている。このマルチシリアルアクセスメモリで
は、図23に示すシリアルリード・ライトアドレスカウ
ンタ手段180内のリセット付きアドレスカウンタ18
2を省略したシリアルリード・ライトアドレスカウンタ
手段180−3を設けている。さらに、第1のシリアル
アクセスメモリのライト用Yアドレス発生手段であるシ
リアルライトアドレスカウンタ手段170内のリセット
付きアドレスカウンタ171から出力されるYアドレス
YAsを、第1のシリアルアクセスメモリのライト用Y
アドレス手段111及びリード用Yアドレス手段112
と、第2のシリアルアクセスメモリのリード用Yアドレ
ス手段113とに、それぞれ供給する構成になってい
る。
【0132】図32は、図31に示すマルチシリアルア
クセスメモリの動作を示すタイミング図である。このマ
ルチシリアルアクセスメモリでは、第10の実施例とほ
ぼ同様の動作を行うが、Yアドレス手段111,11
2,113に、第1のシリアルアクセスメモリのライト
用Yアドレス発生手段であるリセット付きアドレスカウ
ンタ171の出力が、共通YアドレスYAsとして入力
するところが異なる。この第14の実施例では、第10
の実施例と同様の利点を有している。さらに、シリアル
アクセスメモリの全てのYアドレス手段111,11
2,113に入力するYアドレスYAsを共通としたた
め、単純なシリアルアクセスでかまわないような用途の
TVの画像処理用等の用途については、アドレスカウン
タ数が減り、付随する回路数が減らせ、コントロールも
容易となり、チップサイズもより小さくなるという利点
がある。
【0133】第15の実施例 図33は、本発明の第15の実施例を示すマルチシリア
ルアクセスメモリの構成ブロック図であり、第11の実
施例を示す図25中の要素と共通の要素には共通の符号
が付されている。このマルチシリアルアクセスメモリで
は、図25のシリアルリード・ライトアドレスカウンタ
手段180−1内のリセット付きアドレスカウンタ手段
182を省略した、シリアルリード・ライトアドレスカ
ウンタ手段180−4を設けている。さらに、シリアル
ライトアドレスカウンタ手段170内の第1のシリアル
アクセスメモリのライト用Yアドレス発生手段であるリ
セット付きアドレスカウンタ171から出力されるYア
ドレスYAsを、第1のシリアルアクセスメモリのライ
ト用及びリード用Yアドレス手段111,112と、第
2のシリアルアクセスメモリのリード用Yアドレス手段
113とに、供給するようになっている。
【0134】図34は、図33に示すマルチシリアルア
クセスメモリの動作を示すタイミング図である。このマ
ルチシリアルアクセスメモリは、第11の実施例とほぼ
同様の動作を行うが、Yアドレス手段111,112,
113に、第1のシリアルアクセスメモリのライト用ア
ドレス発生手段であるリセット付きアドレスカウンタ1
71の出力が、共通YアドレスYAsとして入力すると
ころが異なる。この第15の実施例では、第11の実施
例とほぼ同様の利点を有する。さらに、シリアルアクセ
スメモリの全てのYアドレス手段111,112,11
3に入力するYアドレスYAsを共通としたため、単純
なシリアルアクセスでもかまわないような用途のTVの
画像処理用等の用途については、アドレスカウンタ数が
減り、付随する回路数が減らせ、コントロールも容易と
なり、チップサイズもより小さくなるという利点があ
る。
【0135】第16の実施例 図35は、本発明の第16の実施例を示すマルチシリア
ルアクセスメモリの構成ブロック図であり、第12の実
施例を示す図27中の要素と共通の要素には共通の符号
が付されている。このマルチシリアルアクセスメモリで
は、図27のシリアルリード・ライトアドレスカウンタ
手段180−2内のリセット付きアドレスカウンタ18
2を省略した、シリアルリード・ライトアドレスカウン
タ手段180−4を設けている。さらに、シリアルライ
トアドレスカウンタ手段170内の第1のシリアルアク
セスメモリのライト用Yアドレス発生手段であるリセッ
ト付きアドレスカウンタ171から出力されるYアドレ
スYAsを、第1のシリアルアクセスメモリのライト及
びリード用Yアドレス手段111,112と、第2のシ
リアルアクセスメモリのリード用Yアドレス手段113
とに、それぞれ供給するようになっている。図36は、
図35に示すマルチシリアルアクセスメモリの動作を示
すタイミング図である。このマルチシリアルアクセスメ
モリは、第12の実施例とほぼ同様の動作を行うが、Y
アドレス手段111,112,113に、第1のシリア
ルアクセスメモリのライト用Yアドレス発生手段である
リセット付きアドレスカウンタ171の出力が、共通Y
アドレスYAsとして入力するところが異なる。
【0136】この第16の実施例では、第12の実施例
とほぼ同様の利点を有する。さらに、シリアルアクセス
メモリの全てのYアドレス手段111,112,113
に入力するYアドレスYAsを共通としたため、単純な
シリアルアクセスでかまわないような用途のTVの画像
処理用等の用途については、アドレスカウンタ数が減
り、付随する回路数が減らせ、コントロールも容易とな
り、チップサイズもより小さくなるという利点がある。
【0137】第17の実施例 図37は、本発明の第17の実施例を示すマルチシリア
ルアクセスメモリの構成ブロック図であり、第13の実
施例を示す図29中の要素と共通の要素には共通の符号
が付されている。このマルチシリアルアクセスメモリ
は、図29のシリアルリード・ライトアドレスカウンタ
手段180−2内のリセット付きアドレスカウンタ手段
182を省略した、シリアルリード・ライトアドレスカ
ウンタ手段180−4を設けている。さらに、シリアル
ライトアドレスカウンタ手段170−1内の第1のシリ
アルアクセスメモリのライト用Yアドレス発生手段であ
るリセット付きアドレスカウンタ171から出力される
YアドレスYAsを、第1のシリアルアクセスメモリの
ライト及びリード用Yアドレス手段111,112と、
第2のシリアルアクセスメモリのリード用Yアドレス手
段113に、それぞれ供給するようになっている。
【0138】図38は、図37に示すマルチシリアルア
クセスメモリの動作を示すタイミング図である。このマ
ルチシリアルアクセスメモリは、第13の実施例とほぼ
同様の動作を行うが、Yアドレス手段111,112,
113に、第1のシリアルアクセスメモリのライト用Y
アドレス発生手段であるリセット付きアドレスカウンタ
171の出力が、共通YアドレスYAsとして入力する
ところが異なる。この第17の実施例では、第13の実
施例とほぼ同様の利点を有する。さらに、シリアルアク
セスメモリの全てのYアドレス手段111,112,1
13に入力するYアドレスYAsを共通としたため、単
純なシリアルアクセスでかまわないような用途のTVの
画像処理用等の用途については、アドレスカウンタ数が
減り、付随する回路数が減らせ、コントロールも容易と
なり、チップサイズもより小さくなるという利点があ
る。
【0139】なお、本発明は上記実施例に限定されず、
種々の変形が可能である。その変形例としては、例えば
次のようなものがある。 (i) 上記実施例ではメモリセルアレイ141,14
2が2つの場合について説明したが、3つ以上あっても
良い。また、それらのメモリセルアレイ141,142
は、DRAMメモリセルアレイで構成される場合につい
て説明したが、DRAM以外のメモリセルアレイで構成
しても良い。 (ii) 図7において、各コントロールクロックCLK
s,CLKa,CLKbの立上がりに同期したメモリ動
作について説明したが、各回路はその立下りに同期して
動作するようにしても良い。分割メモリコントロール手
段102に入力されるリードイネーブルコントロール信
号REa/、及びライトイネーブル信号WE/は、必ず
しもその信号でなくても良く、書込み・読み出しをコン
トロールする信号なら何でも良い。同様に、リードイネ
ーブルコントロール信号REb/は、必ずしもその信号
でなくても良く、読み出しをコントロールする出力回路
インピーダンス制御信号等でも良い。 (iii) 図1等のYアドレス手段111,112,11
3は、シリアルにアクセスする場合、従来のデコーダ形
式のYアドレス発生手段でなくても良く、広くマルチポ
ートDRAMで用いられているような、シフトレジスタ
をシリアルポインタとしたようなアドレス手段等であっ
ても良い。
【0140】
【0141】
【発明の効果】 以上詳細に説明したように、第1及び
2の発明によれば、複数個のシリアルアクセスメモリを
独立にコントロールする分割メモリコントロール手段を
設け、さらにそれらの各シリアルアクセスメモリ間を接
続する転送手段を設けたので、例えば第1番目のシリア
ルアクセスメモリの1行分のメモリデータを、該シリア
ルアクセスメモリよりシリアルリードするために、該1
行分のメモリデータをリード転送するとき、同時に同一
転送サイクル中に、第2番目のシリアルアクセスメモ
転送されたメモリデータを一度に高速転送できる。
【0142】また、各シリアルアクセスメモリの出力デ
ータをそれぞれ簡単にシリアルに出力するため、リセッ
ト信号を外部から入力することによってアドレス発生手
段をリセットし、カウント制御信号によりカウント動作
するアドレスカウンタとしたため、簡単な、シリアル接
続した回路構成のマルチシリアルアクセスメモリを提供
できる。さらに、Xアドレス発生手段をイニシャルセッ
トアドレスカウンタで構成したので、例えば2つのシリ
アルアクセスメモリのうちの第1番目のシリアルアクセ
スメモリに対し、そのメモリセルアレイにリード・ライ
トする一連のシリアルデータを、Xアドレス毎にランダ
ムにリード・ライトできる。しかも、一度、第1番目の
シリアルアクセスメモリから読み出した前記一連のデー
タを、Xアドレス毎にランダムに、第2番目のシリアル
アクセスメモリに加工して書込み、再度、遅延時間を持
って読み出すことができる。
【0143】従って、このような機能は、ワークステー
ションやパーソナルコンピュータ等のCPUシステムに
おいて、データを高速に扱うとき有効である。また、T
V等の画像処理において、書込みデータに対し、間引き
して読み出したり、1ライン情報を一定の遅延を持って
アクセスしたい用途等に効果的である。
【0144】第3の発明によれば、第1及び第2の発明
とほぼ同様の利点が得られるばかりか、第2番目のシリ
アルアクセスメモリに対し、シリアルライトデータを転
送するためのワードライン選択用のXアドレス発生手段
をリセット付きアドレスカウンタとしたので、例えば2
つのシリアルアクセスメモリのうちの第1番目のシリア
ルアクセスメモリに対し、そのメモリセルアレイにリー
ド・ライトする一連のシリアルデータをXアドレス毎に
リード・ライトできる。一度、第1番目のシリアルアク
セスメモリから読み出した前記一連のデータを、第2番
目のシリアルアクセスメモリに、リセット信号を入れる
だけで、0番地から順番に書込んでいき、並べ直すこと
ができる。しかも、再度、遅延時間を持って読み出すこ
ともできる。従って、このような機能は、第1及び第2
の発明とほぼ同様に、ワークステーションやパソーナル
コンピュータ等のCPUシステムにおいて、データを高
速に扱うとき有効である。また、TV等の画像処理にお
いて、書込みデータに対し、間引きして読み出したり、
1ライン情報を一定の遅延を持ってアクセスしたい用途
等に効果的である。
【0145】第4の発明によれば、第1及び第2の発明
とほぼ同様の効果があるばかりか、第1番目のシリアル
アクセスメモリに対し、シリアルリードデータを転送す
るためのワードライン選択用のXアドレス発生手段をリ
セット付きアドレスカウンタとし、第2番目のシリアル
アクセスメモリに対し、シリアルライトデータを転送す
るためのワードライン選択用のXアドレス発生手段をリ
セット付きアドレスカウンタとしたので、例えば2つの
シリアルアクセスメモリのうちの第1番目のシリアルア
クセスメモリに対し、そのメモリセルアレイにリード・
ライトする一連のシリアルデータを、Xアドレスに対し
てランダムに書込み、リセット信号を入れるのみで、そ
の後、0番地から順次読み出していける。
【0146】さらに、一度、第1番目のシリアルアクセ
スメモリから読み出した前記一連のデータを、第2番目
のシリアルアクセスメモリに対し、リセット信号を入れ
るのみで、その後、0番地から順番に書込んでいける。
また、第1番目のシリアルアクセスメモリでリードした
データを再度、ランダムに遅延時間を持って読み出すこ
とができる。従って、このような機能は、第1及び第2
の発明とほぼ同様に、ワークステーションやパーソナル
コンピュータ等のCPUシステムにおいて、データを高
速に扱うとき有効である。また、TV等の画像処理にお
いて、書込みデータに対し、間引きして読み出したり、
1ライン情報を一定の遅延時間を持ってアクセスしたい
用途等に効果的である。
【0147】第5の発明によれば、第1及び第2の発明
とほぼ同様の利点が得られるばかりか、第1番目のシリ
アルアクセスメモリのライト転送用Xアドレス発生手段
をリセット付きアドレスカウンタとし、そのアドレスカ
ウンタのカウント制御信号を、第1番目のシリアルアク
セスメモリのYアドレス発生手段であるリセット付きア
ドレスカウンタのリセット信号としたので、例えば2つ
のシリアルアクセスメモリのうちの第1番目のシリアル
アクセスメモリに対し、そのメモリセルアレイにリード
・ライトする一連のシリアルデータをXアドレスに対し
て、リセット信号を入れるのみで、その後、0番地から
順次書込み、順次読み出していける。しかも、一度、第
1番目のシリアルアクセスメモリから読み出した前記一
連のデータを、第2番目のシリアルアクセスメモリに対
してリセット信号を入れるのみで、その後、0番地から
順番に書込んでいける。また、第1番目のシリアルアク
セスメモリでリードしたデータを再度、リセット信号を
入れるのみで、その後、0番地から順番に遅延時間を持
って読み出すことができる。
【0148】従って、このような機能は、TV等の画像
の高品位化のためのノイズフィルタ等の多量の単純なシ
リアルデータを高速に扱うとき有効である。また、全て
のアドレスが、リセットのみで自動的に素子の内部で発
生するため、外部端子が最小で済み、チップサイズが最
小となり、経済的である。第6の発明によれば、第1及
第2の発明とほぼ同様の効果が得られるばかりか、非
同期に第1番目のシリアルアクセスメモリと第2番目の
シリアルアクセスメモリを動作させるような用途につい
ては、シリアルリードアドレスが同じ方が回路数も少な
く、コントロールも容易となり、チップサイズも小さく
なるという効果がある。
【0149】第7の発明によれば、第3の発明とほぼ同
様の効果が得られるばかりか、第6の発明と同様に、非
同期に第1番目のシリアルアクセスメモリと第2番目の
シリアルアクセスメモリを動作させないような用途につ
いては、シリアルリードアドレスが同じ方が回路数も少
なく、コントロールも容易となり、チップサイズも小さ
くなるという効果がある。第8の発明によれば、第4の
発明とほぼ同様の効果が得られるばかりか、第6の発明
と同様に、非同期に第1番目のシリアルアクセスメモリ
と第2番目のシリアルアクセスメモリを動作させないよ
うな用途については、シリアルリードアドレスが同じ方
が回路数も少なく、コントロールも容易となり、チップ
サイズも小さくなるという効果がある。
【0150】第9の発明によれば、第5の発明とほぼ同
様の効果が得られるばかりか、第6の発明と同様、非同
期に第1番目のシリアルアクセスメモリと第2番目のシ
リアルアクセスメモリを動作させないような用途につい
ては、シリアルリードアドレスが同じ方が回路数も少な
く、コントロールも容易となり、チップサイズも小さく
なるという効果がある。第10の発明によれば、第6の
発明とほぼ同様の効果が得られるばかりか、第1番目の
シリアルアクセスメモリと第2番目のシリアルアクセス
メモリのXアドレスが一定でかまわないような、TVの
画像処理用等の用途については、アドレスカウンタ数が
減り、付随する回路数が減らせ、コントロールも容易と
なり、チップサイズもより小さくなるという効果があ
る。
【0151】第11の発明によれば、第7の発明とほぼ
同様の効果が得られるばかりか、第10の発明と同様
に、第1番目のシリアルアクセスメモリと第2番目のシ
リアルアクセスメモリのXアドレスが一定でかまわない
ような、TVの画像処理用等の用途については、アドレ
スカウンタ数が減り、付随する回路数が減らせ、コント
ロールも容易となり、チップサイズもより小さくなると
いう効果がある。第12の発明によれば、第8の発明と
ほぼ同様の効果が得られるばかりか、第10の発明と同
様に、第1番目のシリアルアクセスメモリと第2番目の
シリアルアクセスメモリのXアドレスが一定でかまわな
いような、TVの画像処理用等の用途については、アド
レスカウンタ数が減り、付随する回路数が減らせ、コン
トロールも容易となり、チップサイズもより小さくなる
という効果がある。
【0152】第13の発明によれば、第9の発明とほぼ
同様の効果が得られる。さらに、第10の発明と同様
に、第1番目のシリアルアクセスメモリと第2番目のシ
リアルアクセスメモリのXアドレスが一定でかまわない
ような、TVの画像処理用等の用途については、アドレ
スカウンタ数が減り、付随する回路数が減らせ、コント
ロールも容易となり、チップサイズもより小さくなる。
第14及び第15の発明によれば、第10の発明と同様
の効果が得られる。さらに、シリアルアクセスメモリの
全てのリードアクセス用Yアドレス手段に入力するYア
ドレスを共通としたため、単純なシリアルアクセスでか
まわないような用途のTVの画像処理用等の用途につい
ては、アドレスカウンタ数が減り、付随する回路数が減
らせ、コントロールも容易となり、チップサイズもより
小さくなる。第16の発明によれば、第11の発明とほ
ぼ同様の効果が得られる。さらに、第14及び第15
発明と同様、シリアルアクセスメモリの全てのリードア
クセス用Yアドレス手段に入力するYアドレスを共通と
したため、単純なシリアルアクセスでかまわないような
用途のTVの画像処理用等の用途については、アドレス
カウンタ数が減り、付随する回路数が減らせ、コントロ
ールも容易となり、チップサイズもより小さくなる。
【0153】第17の発明によれば、第12の発明とほ
ぼ同様の効果が得られる。さらに、第14及び第15
発明と同様に、シリアルアクセスメモリの全てのリード
アクセス用Yアドレス手段に入力するYアドレスを共通
としたため、単純なシリアルアクセスでかまわないよう
な用途のTVの画像処理用等の用途については、アドレ
スカウンタ数が減り、付随する回路数が減らせ、コント
ロールも容易となり、チップサイズもより小さくなる。
18の発明によれば、第13の発明とほぼ同様の効果
が得られる。さらに、第14及び第15の発明と同様
に、シリアルアクセスメモリの全てのリードアクセス用
Yアドレス手段に入力するYアドレスを共通としたた
め、単純なシリアルアクセスでかまわないような用途の
TVの画像処理用等の用途については、アドレスカウン
タ数が減り、付随する回路数が減らせ、コントロールも
容易となり、チップサイズもより小さくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示すマルチシリアルア
クセスメモリの構成ブロック図である。
【図2】従来のシリアルアクセスメモリの構成ブロック
図である。
【図3】図2の主要部分の回路図である。
【図4】図2及び図3のタイミング図である。
【図5】図1の主要部分の回路図である。
【図6】図1の主要部分の回路図である。
【図7】本発明第2の実施例を示すマルチシリアルアク
セスメモリの構成ブロック図である。
【図8】図7のタイミング図である。
【図9】本発明の第3の実施例を示すマルチシリアルア
クセスメモリの構成ブロック図である。
【図10】図9のタイミング図である。
【図11】本発明の第4の実施例を示すマルチシリアル
アクセスメモリの構成ブロック図である。
【図12】図11のタイミング図である。
【図13】本発明の第5の実施例を示すマルチシリアル
アクセスメモリの構成ブロック図である。
【図14】図13のタイミング図である。
【図15】本発明の第6の実施例を示すマルチシリアル
アクセスメモリの構成ブロック図である。
【図16】図15のタイミング図である。
【図17】本発明の第7の実施例を示すマルチシリアル
アクセスメモリの構成ブロック図である。
【図18】図17のタイミング図である。
【図19】本発明の第8の実施例を示すマルチシリアル
アクセスメモリの構成ブロック図である。
【図20】図19のタイミング図である。
【図21】本発明の第9の実施例を示すマルチシリアル
アクセスメモリの構成ブロック図である。
【図22】図21のタイミング図である。
【図23】本発明の第10の実施例を示すマルチシリア
ルアクセスメモリの構成ブロック図である。
【図24】図23のタイミング図である。
【図25】本発明の第11の実施例を示すマルチシリア
ルアクセスメモリの構成ブロック図である。
【図26】図25のタイミング図である。
【図27】本発明の第12の実施例を示すマルチシリア
ルアクセスメモリの構成ブロック図である。
【図28】図27のタイミング図である。
【図29】本発明の第13の実施例を示すマルチシリア
ルアクセスメモリの構成ブロック図である。
【図30】図29のタイミング図である。
【図31】本発明の第14の実施例を示すマルチシリア
ルアクセスメモリの構成ブロック図である。
【図32】図31のタイミング図である。
【図33】本発明の第15の実施例を示すマルチシリア
ルアクセスメモリの構成ブロック図である。
【図34】図33のタイミング図である。
【図35】本発明の第16の実施例を示すマルチシリア
ルアクセスメモリの構成ブロック図である。
【図36】図35のタイミング図である。
【図37】本発明の第17の実施例を示すマルチシリア
ルアクセスメモリの構成ブロック図である。
【図38】図37のタイミング図である。
【符号の説明】
101 メモリコントロール手段 102 分割メモリコントロール手
段 102−1,102−2 メモリセルアレイコントロ
ール手段 111,112,113 Yアドレス手段 121 ライトデータバス 122,123 リードデータバス 131 ライト転送手段 132,133 リード転送手段 134 データレジスタ・メモリセ
ルアレイ接続手段 141,142 メモリセルアレイ 151,152 Xアドレス手段 161 入力手段 162,163 出力手段 170,170−1 シリアルライトアド
レスカウンタ手段 171,175,182,186,187,192
リセット付きアドレスカウンタ 172,181,183,191 イニシャルセット
アドレスカウンタ 173 ディレイ回路 174,184,185,193 ゲート 180,180−1〜180−4 シリアルリード・
ライトアドレスカウンタ手段 190,190−1 シリアルリードア
ドレスカウンタ手段 190−2 アドレス切替回路

Claims (18)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同一チップ上に並列に形成され、シリア
    ルにデータの入出力を行う複数(N)個のシリアルアク
    セスメモリと、 第k番目(但し、k=1〜N−1)の前記シリアルアク
    セスメモリのシリアルリードのためのデータ転送時に、
    その転送データを第k+1番目の前記シリアルアクセス
    メモリへライト転送する転送手段と、 それぞれの前記シリアルアクセスメモリを相互の転送コ
    ントロール以外に、独立にコントロールする分割メモリ
    コントロール手段と、 第1番目の前記シリアルアクセスメモリのライト転送用
    Xアドレス発生手段を第1のアドレスカウンタとし、こ
    の第1のアドレスカウンタのカウント制御信号を前記第
    1番目のシリアルアクセスメモリのYアドレス発生手段
    である第2のアドレスカウンタのリセット信号としたシ
    リアルライトアドレスカウンタ手段と、 前記第k番目のシリアルアクセスメモリのリード転送用
    Xアドレス発生手段を第3kのアドレスカウンタとする
    と共に、前記第k+1番目のシリアルアクセスメモリの
    ライト転送用Xアドレス発生手段を第3k+1のアドレ
    スカウンタとし、前記第3kのアドレスカウンタと前記
    第3k+1のアドレスカウンタのカウント制御信号を共
    通化して、かつ、前記第k番目のシリアルアクセスメモ
    リのYアドレス発生手段である第3k+2のアドレスカ
    ウンタのリセット信号としたシリアルリード・ライトア
    ドレスカウンタ手段と、 第N番目の前記シリアルアクセスメモリのリード転送用
    Xアドレス発生手段を第3Nのアドレスカウンタとし、
    この第3Nのアドレスカウンタのカウント制御信号を前
    記第N番目のシリアルアクセスメモリのYアドレス発生
    手段である第3N+2のアドレスカウンタのリセット信
    号としたシリアルリードアドレスカウンタ手段とを、 備えたことを 特徴とするマルチシリアルアクセスメモ
    リ。
  2. 【請求項2】 前記第1、第3k+2及び第3N+2の
    アドレスカウンタはリセット付きアドレスカウンタであ
    り、前記第2、第3k、第3K+1及び第3Nのアドレ
    スカウンタはイニシャルセット付きアドレスカウンタで
    ある請求項1記載のマルチシリアルアクセスメモリ。
  3. 【請求項3】 前記第1、第3K+1、第3k+2及び
    第3N+2のアドレスカウンタはリセット付きアドレス
    カウンタであり、前記第2、第3k及び第3Nのアドレ
    スカウンタはイニシャルセット付きアドレスカウンタで
    ある請求項1記載のマルチシリアルアクセスメモリ。
  4. 【請求項4】 前記第1、第3k、第3K+1、第3k
    +2及び第3N+2のアドレスカウンタはリセット付き
    アドレスカウンタであり、前記第2及び第3Nのアドレ
    スカウンタはイニシャルセット付きアドレスカウンタで
    ある請求項1記載のマルチシリアルアクセスメモリ。
  5. 【請求項5】 前記全てのアドレスカウンタはリセット
    付きアドレスカウンタである請求項1記載のマルチシリ
    アルアクセスメモリ。
  6. 【請求項6】 請求項2記載のN個のシリアルアクセス
    メモリ、転送手段、分割メモリコントロール手段、シリ
    アルライトアドレスカウンタ手段及びシリアルリード・
    ライトアドレスカウンタ手段並びに第N番目の前記シリ
    アルアクセスメモリのリード転送用Xアドレス発生手段
    をイニシャルセット付きアドレスカウンタとしたシリア
    ルリードアドレスカウンタ手段を備えたことを特徴とす
    マルチシリアルアクセスメモリ。
  7. 【請求項7】 請求項3記載のN個のシリアルアクセス
    メモリ、転送手段、分割メモリコントロール手段、シリ
    アルライトアドレスカウンタ手段及びシリアルリード・
    ライトアドレスカウンタ手段並びに第N番目の前記シリ
    アルアクセスメモリのリード転送用Xアドレス発生手段
    をイニシャルセット付きアドレスカウンタとしたシリア
    ルリードアドレスカウンタ手段を備えたことを特徴とす
    マルチシリアルアクセスメモリ。
  8. 【請求項8】 請求項4記載のN個のシリアルアクセス
    メモリ、転送手段、分割メモリコントロール手段、シリ
    アルライトアドレスカウンタ手段及びシリアルリード・
    ライトアドレスカウンタ手段並びに第N番目の前記シリ
    アルアクセスメモリのリード転送用Xアドレス発生手段
    をイニシャルセット付きアドレスカウンタとしたシリア
    ルリードアドレスカウンタ手段を備えたことを特徴とす
    マルチシリアルアクセスメモリ。
  9. 【請求項9】 請求項5記載のN個のシリアルアクセス
    メモリ、転送手段、 分割メモリコントロール手段、シリ
    アルライトアドレスカウンタ手段及びシリアルリード・
    ライトアドレスカウンタ手段並びに第N番目の前記シリ
    アルアクセスメモリのリード転送用Xアドレス発生手段
    をリセット付きアドレスカウンタとしたシリアルリード
    アドレスカウンタ手段を備えたことを特徴とするマルチ
    シリアルアクセスメモリ。
  10. 【請求項10】 請求項2記載のN個のシリアルアクセ
    スメモリ、転送手段、分割メモリコントロール手段、シ
    リアルライトアドレスカウンタ手段及びシリアルリード
    ・ライトアドレスカウンタ手段並びに前記第3k+1の
    アドレスカウンタの出力または自身が受取るアドレスを
    第N番目の前記シリアルアクセスメモリのリード転送コ
    ントロール信号に応答して切り替えるアドレス切替回路
    を備えたことを特徴とするマルチシリアルアクセスメモ
    リ。
  11. 【請求項11】 請求項3記載のN個のシリアルアクセ
    スメモリ、転送手段、分割メモリコントロール手段、シ
    リアルライトアドレスカウンタ手段及びシリアルリード
    ・ライトアドレスカウンタ手段並びに前記第3k+1の
    アドレスカウンタの出力または自身が受取るアドレスを
    第N番目の前記シリアルアクセスメモリのリード転送コ
    ントロール信号に応答して切り替えるアドレス切替回路
    を備えたことを特徴とするマルチシリアルアクセスメモ
    リ。
  12. 【請求項12】 請求項4記載のN個のシリアルアクセ
    スメモリ、転送手段、分割メモリコントロール手段、シ
    リアルライトアドレスカウンタ手段及びシリアルリード
    ・ライトアドレスカウンタ手段並びに前記第3k+1の
    アドレスカウンタの出力または自身が受取るアドレスを
    第N番目の前記シリアルアクセスメモリのリード転送コ
    ントロール信号に応答して切り替えるアドレス切替回路
    を備えたことを特徴とするマルチシリアルアクセスメモ
    リ。
  13. 【請求項13】 請求項5記載のN個のシリアルアクセ
    スメモリ、転送手段、分割メモリコントロール手段、シ
    リアルライトアドレスカウンタ手段及びシリアルリード
    ・ライトアドレスカウンタ手段並びに前記第3k+1の
    アドレスカウンタの出力または自身が受取るアドレスを
    第N番目の前記シリアルアクセスメモリのリード転送コ
    ントロール信号に応答して切り替えるアドレス切替回路
    を備えたことを特徴とするマルチシリアルアクセスメモ
    リ。
  14. 【請求項14】 請求項1記載のN個のシリアルアクセ
    スメモリ、転送手段、分割メモリコントロール手段及び
    シリアルライトアドレスカウンタ手段並びに、シリアル
    リード・ライトアドレスカウンタ手段並びに、 前記第k
    番目のシリアルアクセスメモリのリード転送用Xアドレ
    ス発生手段を第3kのアドレスカウンタとすると共に、
    前記第k+1番目のシリアルアクセスメモリのライト転
    送用Xアドレス発生手段を第3k+1のアドレスカウン
    タとし、前記第3kのアドレスカウンタと前記第3k+
    1のアドレスカウンタのカウント制御信号を共通化した
    シリアルリード・ライトアドレスカウンタ手段及び、
    記第3k+1のアドレスカウンタの出力または自身が受
    取るアドレスを第N番目の前記シリアルアクセスメモリ
    のリード転送コントロール信号に応答して切り替えるア
    ドレス切替回路を備えたことを特徴とするマルチシリア
    ルアクセスメモリ。
  15. 【請求項15】 前記第1のアドレスカウンタはリセッ
    ト付きアドレスカウンタであり、前記第2、第3k及び
    第3K+1のアドレスカウンタはイニシャルセット付き
    アドレスカウンタである請求項14記載のマルチシリア
    ルアクセスメモリ。
  16. 【請求項16】 前記第1及び第3k+1のアドレスカ
    ウンタはリセット付きアドレスカウンタであり、前記第
    2及び第3kのアドレスカウンタはイニシャルセット付
    きアドレスカウンタである請求項14記載のマルチシリ
    アルアクセスメモリ。
  17. 【請求項17】 前記第1、第3k及び第3K+1のア
    ドレスカウンタはリセット付きアドレスカウンタであ
    り、前記第2のアドレスカウンタはイニシャルセット付
    きアドレスカウンタである請求項14記載のマルチシリ
    アルアクセスメモリ。
  18. 【請求項18】 前記全てのアドレスカウンタはリセッ
    ト付きアドレスカウンタである請求項14記載のマルチ
    シリアルアクセスメモリ。
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