JP3236009B2 - 内燃機関用エンジン制御装置 - Google Patents

内燃機関用エンジン制御装置

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  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、失火時のエンジンへの燃料供給を制御する
内燃機関用エンジン制御装置に関する。
〔従来の技術〕
従来、点火装置の失火を検出すると、未燃焼の混合気
により触媒の温度が上昇するのを防ぐために、燃料噴射
を停止するものがある(例えば特開昭53−97120号公
報)。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、上記のものは気筒毎に燃料噴射制御手段をも
つ独立噴射装置には適用できるが、同時噴射、グループ
噴射に用いると、失火検出時にはすべての気筒または、
失火していない気筒まで、燃料供給が遮断され、走行不
能となる。このため、同時噴射、グループ噴射には適応
できないという問題がある。
そこで本発明は、失火時における触媒の異常加熱を防
止して、同時噴射、グループ噴射にも適用できる燃料噴
射装置を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記課題を解決する手段として第1図に示す エンジンの各気筒毎に設けられ気筒内の燃料を点火す
る点火栓と、 この点火栓による点火が行なわれない気筒の数を検出
する失火気筒数検出手段と、 エンジンの回転数を検出する回転数検出手段と、 エンジン負荷を検出するエンジン負荷検出手段と、 前記回転数と前記エンジン負荷とに基づいて燃料供給
を制御する制御手段と、 前記回転数と前記エンジン負荷の少なくとも一方と前
記失火気筒数とに基づいて触媒が異常加熱するか否かを
判別する判別手段と、 前記点火栓による点火が行われない気筒が存在して
も、前記判別手段により前記触媒が異常加熱すると判別
されるまで全気筒に燃料を供給するとともに、前記判別
手段により前記触媒が異常加熱すると判別されると全気
筒への前記制御手段による燃料供給を停止する停止手段
とを備えたことを特徴とする内燃機関用エンジン制御装
置を提供する。
〔作用〕
これにより、失火が起った場合、失火気筒数とエンジ
ン回転数と、エンジン負荷とを検出し、これらに基づい
て触媒が異常加熱するか否かを判定する。触媒が異常加
熱すると判定されるとエンジンへの燃料供給を停止す
る。
〔発明の効果〕
本発明により、同時噴射、グループ噴射方式を採用し
た内燃機関においても、失火が起った場合、触媒が酸化
されたり破損したりすることなく、走行することができ
るという優れた効果がある。
〔実施例〕
本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第2図は、本発明実施例の6気筒エンジンにおける構
成を示すブロック図である。1は燃料系と点火系を制御
する制御装置であり、演算装置(CPU)2、記憶装置
3、入出力回路4よりなる。演算装置2は記憶装置3に
記憶されたプログラムデータに基づいて動作するように
なっており、その出力は入出力回路4を介してアクチュ
エータ群5に入力され、この入力に基づいてアクチュエ
ータ群5は動作し、点火時期や燃料噴射量が適正となる
よう制御される。
システムを構成するセンサとして角度センサ6があ
り、基準位置信号(REF)14と角度信号(POS)15を発生
する。REFは、クランク軸の720゜毎に、POSは30゜毎に
信号を発生する。REF,POSに基づいて制御装置1が気筒
判別、及び回転数を算出する。また、エンジン負荷検出
手段をなす吸入空気圧センサ7はエンジンの吸入空気圧
をアナログ的な電圧信号16として出力する。またこのほ
か図示されない水温センサ、スロットル開度センサなど
でも各種補正のために用いられている。アクチュエータ
群5は各気筒毎に設けられる点火器をなす点火系アクチ
ュエータ8A〜8F、燃料系アクチュエータ9とからなる。
点火系アクチュエータ8Aは点火コイル10、パワートラン
ジスタ11、と点火プラグ12より構成されバッテリ13より
電源が供給されている。また燃料系のアクチュエータと
しては燃料噴射装置9がある。
また点火系アクチュエータ8B〜8Fは8Aと同様の構成と
なっており、各気筒の点火を時期制御を行なうアクチュ
エータである。点火系アクチュエータ8Aには点火信号17
が入力され、この点火信号17が入力されるとトランジス
タ11がオンして、点火プラグには点火する。また信号18
は点火時にコイル10に電流が流れたかどうかモニタし、
点火系アクチュエータ8Aの失火を判断する失火判別信号
である。19は燃料噴射信号である。
第3図は排気系を示した簡略図であり、20はエンジ
ン、21は排気管、22は排気管21内に設けた排気ガスの浄
化を促進する触媒である。この触媒22はエンジン20が清
浄に動作している時の排気温度で安全に動作するように
設計されている。しかしエンジンに失化が生じると触媒
が酸化されたり、破損したりすることが生じるほどの温
度まで触媒温度が上昇することがある。そうなる理由は
失火が生じると未燃焼の混合気が触媒の極めて反応性に
富んだ内部に排出されるために、本来動力となるエネル
ギーが熱エネルギーとなり触媒温度が設計限度以上にな
る。しかし未燃焼の混合器のエネルギーが、触媒の温度
を設計限度以上としなければ、触媒保護の面において問
題はない。
ところで未燃焼の混合気量は、失火気筒数、エンジン
回転数、エンジン負荷(例えば吸入空気圧)により決定
されるため、一気筒失火の場合は第4図に示す如く、エ
ンジン回転数と吸入空気圧とにより触媒異常加熱領域を
定めることができる。一気筒失火の場合はこの触媒異常
領域外でエンジンを運転すれば、燃料噴射を停止しなく
ても触媒温度が設計温度以上になることはない。
本実施例における制御装置1の作動を第5図に示すフ
ローチャートに基づいて説明する。本ルーチンは720゜C
A毎に実行される。
ステップ100では、6つの点火信号に対して実際に点
火が行なわれるとコイル10より出力される失火判別信号
の入出力回路4への入力が5つか否か、すなわち1気筒
のみの失火か否かを判別する。1気筒のみの失火と判別
されると、ステップ110で、角度信号15から回転速度を
算出する。次にステップ120では、吸入空気圧センサ7
からの電圧信号16より吸入空気圧を算出する。そしてス
テップ130において、ステップ110、及び120で算出した
回転速度と吸入空気圧とにより定まるマップ値が、触媒
異常加熱領域であるか否かを判定する。触媒異常加熱領
域でないと判定されると、ステップ140にて燃料噴射制
御が行なわれる。また、触媒異常加熱領域と判定される
と、ステップ160に進み、燃料噴射制御を停止する。
またステップ100で、1気筒のみの失火ではないと判
定されると、ステップ150に進み、6つの点火信号に対
して失火判別信号の入力が4つ以下であるか否かすなわ
ち2気筒以上失火しているか否かを判別する。2気筒以
上失火と判別されるとステップ160に進んで燃料噴射制
御を停止する。
ステップ100及び150で共に判定が否であるとき、すな
わち、6つの気筒のうちいずれも失火していないと判定
されると、ステップ140に進んで燃料噴射制御を行な
う。
以上述べた本実施例では、1気筒失火時には、回転数
と吸入空気圧とに基づいて燃料供給を停止するか否かを
判別したが、所定回転数以上または所定吸入空気圧以上
の場合、燃料供給を停止するようにしてもよい。
また失火気筒数を回転変動より検出するようにしても
よい。
また本実施例では6気筒の場合を示したが、4,8,12気
筒にも適用でき、8,12気筒の場合は1気筒失火時及び2
気筒失火時には、触媒が異常加熱しない範囲内で燃料を
供給するようにしてもよい。
エンジン負荷として吸入空気圧のほかに吸入空気量、
スロットル開度等を用いてもよい。
また一つの点火コイルに2つの点火プラグを接続する
ようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図はクレーム対応図、第2図は本発明実施例の構成
を示すブロック図、第3図は本発明実施例の排気系の簡
略構成図、第4図は本発明実施例における触媒異常加熱
領域を説明する説明図、第5図は本発明実施例の作動を
示すフローチャートである。 1……制御装置,5……アクチュエータ,6……クランク角
センサ,7……吸入空気圧センサ。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−271053(JP,A) 特開 平3−282346(JP,A) 特開 平3−290046(JP,A) 実開 平3−21541(JP,U) 実開 昭63−105750(JP,U) 国際公開90/2874(WO,A1)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンジンの各気筒毎に設けられ気筒内の燃
    料を点火する点火栓と、 この点火栓による点火が行われない気筒の数を検出する
    失火気筒数検出手段と、 エンジンの回転数を検出する回転数検出手段と、 エンジン負荷を検出するエンジン負荷検出手段と、 前記回転数と前記エンジン負荷とに基づいて燃料供給を
    制御する制御手段と、 前記回転数と前記エンジン負荷の少なくとも一方と前記
    失火気筒数とに基づいて触媒が異常加熱するか否かを判
    別する判別手段と、 前記点火栓による点火が行われない気筒が存在しても、
    前記判別手段により前記触媒が異常加熱すると判別され
    るまで全気筒に燃料を供給するとともに、前記判別手段
    により前記触媒が異常加熱すると判別されると全気筒へ
    の前記制御手段による燃料供給を停止する停止手段と を備えたことを特徴とする内燃機関用エンジン制御装
    置。
JP16462590A 1990-06-22 1990-06-22 内燃機関用エンジン制御装置 Expired - Lifetime JP3236009B2 (ja)

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