JP3235964U - 容器 - Google Patents

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Abstract

Figure 0003235964000001
【課題】複数を上下重ねて移動させる際に、作業者の手によって支持される下側の容器に対して上側の容器が位置ズレするのを抑制することができる容器を提供する。
【解決手段】容器1は、物品を収容可能な内部空間Rを形成する容器本体部2を備えており、容器本体部は、上下方向に延びる容器側壁部2aと、容器側壁部の下端部に連なる容器底部2bとを備え、容器側壁部と容器底部との間に内部空間が形成されており、容器側壁部は、内部空間を挟んで対向する一対の側壁対向部2a1を備えており、一対の側壁対向部は、内部空間側とは反対側の外面に、側壁凹部2dと傾斜部2eとを備えており、側壁凹部は、傾斜部から上方へ離間した位置で下向きに形成される下向内面2fを備えており、傾斜部は、一対の側壁対向部が対向する方向に対して傾斜する傾斜面、又は、上下方向に対して傾斜する傾斜面を備える。
【選択図】図1

Description

本考案は、容器に関する。
従来から、物品を収容可能な容器として、物品を収容可能な内部空間Rを形成する容器本体部を備えるものが用いられている。該容器本体部は、容器底部と、該容器底部から上方へ延びる容器側壁部とを備えており、容器底部と容器側壁部とによって囲まれた内部空間に物品を収容可能に構成されている。
このような容器は、作業者によって手で持ち上げられて移動される場合がある。具体的には、作業者の前側で、左右方向から両手で容器側壁部を挟み込んだ状態で、該容器を持ち上げ、所定の場所へ移動されることがある。この場合、容器側壁部の外面が平坦であると、左右方向から両手で容器側壁部を挟み込んだ際に、容器(具体的には、容器本体部)を上下方向で支えることが難しいため、作業性が悪い。そこで、容器側壁部の外面に、凹状の側壁凹部を形成し、該側壁凹部に作業者が指を引っかけることができるようにした容器が知られている(特許文献1参照)。
斯かる容器の側壁凹部には、容器底部から上方へ離間した位置で下方に向く下向内面が形成されている。これにより、下向内面に作業者の指を下方から当接させることができるため、上下方向において作業者の指に容器が係止されることになる。これにより、作業者の指が容器(具体的には、下向内面)に係止された状態で、作業者が容器を持ち上げることで、容器を安定して支持することができる。
特開2018-090310号公報
ところで、上記のような容器を一度に複数移動させる場合もある。例えば、一つの容器の上に他の一つの容器を載置して一度に移動させる際には、下側の容器の容器側壁部に形成された側壁凹部の下向内面に作業者の指を係止させた状態にする。そして、斯かる状態において二つの容器を作業者の前側で持ち上げることで、二つの容器を一度に移動させることが可能となる。
しかしながら、上記のようにして、複数の容器を移動させる場合、下側の容器が作業者の手によって支持された状態で、上側の容器は、作業者の上半身によって後方から前方へ押圧された状態になり易い。このため、上側の容器は、下側の容器に対して、前方に位置ズレし易くなり、移動中に下側の容器の上から脱落する虞がある。
そこで、本考案は、複数を上下重ねて移動させる際に、作業者の手によって支持される下側の容器に対して上側の容器が位置ズレするのを抑制することができる容器を提供することを課題とする。
本考案に係る容器は、物品を収容可能な内部空間を形成する容器本体部を備えており、容器本体部は、上下方向に延びる容器側壁部と、該容器側壁部の下端部に連なる容器底部とを備え、容器側壁部と容器底部との間に前記内部空間が形成されており、容器側壁部は、前記内部空間を挟んで対向する一対の側壁対向部を備えており、該一対の側壁対向部は、内部空間側とは反対側の外面に、側壁凹部と傾斜部とを備えており、側壁凹部は、傾斜部から上方へ離間した位置で下向きに形成される下向内面を備えており、傾斜部は、一対の側壁対向部が対向する方向に対して傾斜し上下方向に沿う傾斜面、又は、上下方向に対して傾斜する傾斜面を備える。
斯かる構成によれば、二つの容器を上下に重ねて作業者が持ち上げる際に、下側の容器の容器側壁部が備える下向内面に片手の親指以外の少なくとも一つの指を当接させ、上側の容器の容器側壁部が備える傾斜部に同じ片手の親指を当接させる。これにより、親指を傾斜部に係止させることが可能になるため、上側の容器が下側の容器に対して位置ズレするのを抑制することができる。
なお、上下方向とは、垂直方向と、垂直方向に対して僅かに傾斜した方向を含むものである。
傾斜面は、階段状に形成されることが好ましい。
斯かる構成によれば、傾斜面が階段状に形成されることで、傾斜部に親指を係止させ易くなるため、上側の容器が下側の容器に対して位置ズレするのをより効果的に抑制することができる。
傾斜部は、対向する一対の傾斜面を備えることが好ましい。
斯かる構成によれば、傾斜部は、対向する一対の傾斜面を備える。これにより、一対の傾斜面の少なくとも一方に親指を係止させることが可能となるため、上側の容器が下側の容器に対して位置ズレするのをより効果的に抑制することができる。
傾斜部は、一対の傾斜面が凸状に配置されてなることが好ましい。
斯かる構成によれば、傾斜部は、一対の傾斜面が凸状に配置されてなることで、一対の傾斜面の対向方向において、上側の容器本体部の一方の側と他方の側とが入れ替わっても、一対の傾斜面の少なくとも一方に親指を係止させることが可能となる。このため、上側の容器本体部の向き(前記一方の側と他方の側との向き)に影響されることなく、上側の容器が下側の容器に対して位置ズレするのを効果的に抑制することができる。
傾斜部は、一対の傾斜面が凹状に配置されてなることが好ましい。
斯かる構成によれば、傾斜部は、一対の傾斜面が凹状に配置されてなることで、一対の傾斜面の対向方向において、上側の容器本体部の一方の側と他方の側とが入れ替わっても、一対の傾斜面の少なくとも一方に親指を係止させることが可能となる。このため、上側の容器本体部の向き(前記いっぽうの側と他方の側との向き)に影響されることなく、上側の容器が下側の容器に対して位置ズレするのを効果的に抑制することができる。
一対の側壁対向部は、側壁凹部の底面に底面凹部を備えており、傾斜部は、該底面凹部の内側に形成されることが好ましい。
斯かる構成によれば、傾斜部は、側壁凹部の底面に形成された底面凹部の内側に形成される。このため、傾斜部に当接させた親指によって、容器本体部の内側(内部空間側)へ力を入れ易くなる。これにより、親指を傾斜部により確実に係止させることができるため、上側の容器が下側の容器に対して位置ズレするのをより効果的に抑制することができる。
一対の側壁対向部が対向する方向に対して傾斜し上下方向に沿う傾斜面は、容器本体部の外側に向けて突出する突出部を備えることが好ましい。
斯かる構成によれば、上側の容器の容器側壁部が備える傾斜部に親指を当接させた際に、突出部に親指を当接させることが可能になるため、上側の容器本体部が下側の容器本体部に対して位置ズレするのをより効果的に抑制することができる。
上下方向に対して傾斜する傾斜面は、上方へ向けて突出する突出部を備えることが好ましい。
斯かる構成によれば、上側の容器の容器側壁部が備える傾斜部に親指を当接させた際に、突出部に親指を当接させることが可能になるため、上側の容器本体部が下側の容器本体部に対して位置ズレするのをより効果的に抑制することができる。
本考案に係る容器は、複数を上下重ねて移動させる際に、作業者の手によって支持される下側の容器に対して上側の容器が位置ズレするのを抑制することができる。
本考案の一実施形態に係る容器の構成を示した斜視図。 同実施形態に係る容器が備える側壁凹部の周辺を示した断面斜視図。 同実施形態に係る容器が備える傾斜部を示した斜視図。 同実施形態に係る容器が上下に重ねられた状態を左右方向に沿って見た図。 本考案の他の実施形態に係る容器が備える傾斜部を示した斜視図。 更に他の実施形態に係る容器が備える傾斜部を示した斜視図。 更に他の実施形態に係る容器が備える側壁凹部の周辺を示した断面斜視図。 (a)は、更に他の実施形態に係る容器が備える傾斜部を示した断面図、(b)は、更に他の実施形態に係る容器が備える傾斜部を示した断面図。 (a)は、更に他の実施形態に係る容器が備える傾斜部を示した断面図、(b)は、更に他の実施形態に係る容器が備える傾斜部を示した断面図。
以下、本考案に係る容器の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。なお、以下の図面において同一又は相当する部分には同一の参照符号を付しその説明は繰り返さない。また、以下の説明において、上下方向とは、各図の座標軸におけるx軸に沿った方向であり、上下方向に交差する前後方向とは、各図の座標軸におけるy軸に沿った方向であり、上下方向及び前後方向に交差する左右方向とは、各図の座標軸におけるz軸に沿った方向である。
本実施形態に係る容器1は、図1に示すように、物品を収容可能な内部空間Rを形成する容器本体部2と、該容器本体部2に対して着脱可能に構成された蓋体部3とを備える。
容器本体部2は、上下方向に延びる容器側壁部2aと、該容器側壁部2aの下端部に連なる容器底部2bとを備える。そして、容器側壁部2aと容器底部2bとの間に内部空間Rが形成される。また、容器本体部2は、内部空間Rを外側に(具体的には、上方へ)開放する開口部2cを有する。該開口部2cは、内部空間Rにおける物品の出し入れを可能にする。そして、開口部2cに蓋体部3が取り付けられることで内部空間Rが閉塞される。
容器本体部2及び蓋体部3のそれぞれは、発泡樹脂材を用いて形成することができる。発泡樹脂材としては、特に限定されるものではなく、例えば、ビーズ発泡法によって得られた発泡粒子を用いることができる。斯かる場合には、容器本体部2及び蓋体部3は、発泡粒子を型内成形することで形成される。発泡ビーズの材質としては、例えば、ポリスチレン等のスチレン系樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレン等のオレフィン系樹脂等が挙げられる。ビーズの材質としては、より成形加工性に優れるという点で、スチレン系樹脂が好ましい。
ポリスチレン系樹脂は、スチレン系モノマーが重合してなるものである。該ポリスチレン系樹脂としては、汎用のポリスチレン系樹脂が挙げられ、例えばスチレン、メチルスチレン、エチルスチレン、イソプロピルスチレン、ジメチルスチレン、パラメチルスチレン、クロロスチレン、ブロモスチレン、ビニルトルエン、ビニルキシレン等のスチレン系モノマー1種の単独重合体、又はこれらスチレン系モノマー複数種の共重合体が挙げられる。また、スチレン-ブタジエン共重合体等が例示される。
容器側壁部2aは、内部空間Rを挟んで対向する一対の側壁対向部2a1を備える。本実施形態では、一対の側壁対向部2a1は、左右方向において内部空間Rを挟んで対向する。つまり、本実施形態では、一対の側壁対向部2a1が対向する方向が左右方向となっている。また、一対の側壁対向部2a1は、内部空間R側とは反対側の外面に、側壁凹部2dと、傾斜部2eとを備える。
側壁凹部2dは、図2示すように、傾斜部2eから上方へ離間した位置で下向きに形成された下向内面2fを備える。該下向内面2fは、前後方向に延びるように形成される。また、側壁凹部2dは、下向内面2fの前後方向の両端部から下方へ延びる一対の対向面2gを備える。また、側壁凹部2dは、下向内面2fと一対の対向面2gとで囲まれた領域に底面2hを備える。そして、側壁凹部2dは、一対の対向面2gの下端部の間から容器本体部2の下方へ開放するように形成される。また、側壁凹部2dは、底面2h(具体的には、底面2hの下端部)に、凹状に形成された底面凹部2iを備える。該底面凹部2iは、容器本体部2の下方へ開放するように形成される。
傾斜部2eは、側壁凹部2dの下向内面2fから下方へ離間した位置(具体的には、容器側壁部2aの下端部)に形成される。また、傾斜部2eは、上下方向において下向内面2fと重なる領域に形成される。また、傾斜部2eは、側壁凹部2dの底面2h(具体的には、底面2hの下端部)に形成される。具体的には、傾斜部2eは、底面2hに形成された底面凹部2iの内側に(具体的には、底面凹部2iの内側から突出しないように)形成される。また、側壁凹部2d及び底面凹部2iが容器本体部2の下方へ開放することで、傾斜部2eの下端部は、容器本体部2の下方に露出する。また、下向内面2fから傾斜部2eの下端部までの上下方向に沿った距離としては、特に限定されるものではなく、例えば、50mm以上250mm以下とすることができる。
傾斜部2eは、図3に示すように、左右方向(一対の側壁対向部2a1が対向する方向)に対して傾斜する傾斜面2e1を備える。該傾斜面2e1は、上下方向に沿って形成される。また、傾斜面2e1は、階段状に形成される。
本実施形態では、傾斜部2eは、対向する一対の傾斜面2e1を備える。具体的には、傾斜部2eは、第一傾斜面2e2と、該第一傾斜面2e2の後側に設けられる第二傾斜面2e3とを備える。
第一傾斜面2e2は、前側よりも後側の方が左右方向における容器本体部2の外側に位置する。換言すれば、第一傾斜面2e2は、前方から後方へ向かうに従って左右方向における容器本体部2の外側へ傾斜する。
第二傾斜面2e3は、前側よりも後側の方が左右方向における容器本体部2の内側(内部空間R側)に位置する。換言すれば、第二傾斜面2e3は、前方から後方へ向かうに従って左右方向における容器本体部2の内側(内部空間R側)へ傾斜する。
また、傾斜部2eは、一対の傾斜面2e1が凸状に配置されてなる。具体的には、第一傾斜面2e2が第二傾斜面2e3の前側に配置される。また、一対の傾斜面2e1は(具体的には、第一傾斜面2e2と第二傾斜面2e3とは)、左右方向における容器本体部2の外側に位置する端部同士が連なる。つまり、本実施形態では、傾斜部2eは、左右方向における容器本体部2の外側に向かうに従って一対の傾斜面2e1の間隔(具体的には、第一傾斜面2e2と第二傾斜面2e3との間隔)が狭くなるように(具体的には、全体として凸状に)形成される。
また、傾斜面2e1の上下方向の両端間長さとしては、特に限定されるものではなく、例えば、30mm以上100mm以下とすることができる。また、階段状の傾斜面2e1各段差の高さh1としては、特に限定されるものではなく、例えば、3mm以上10mm以下とすることができる。
次に、上記のように構成される容器1を移動する方法について説明する。容器1を移動する際には、複数の容器1が上下に重ねられる。具体的には、図4に示すように、容器本体部2の開口部2cを閉塞するように蓋体部3が容器本体部2に取り付けられた状態で、一つの容器1の上に他の容器1が重ねられる。これにより、一つの容器本体部2と他の容器本体部2とが上下に重ねられた状態になる。そして、下側の容器本体部2が備える側壁凹部2dの下向内面2fに片手の親指以外の少なくとも一つの指(好ましくは、親指以外の全ての指)を当接させた状態にする。また、斯かる状態で上側の容器本体部2が備える傾斜部2e(具体的には、第一傾斜面2e2、又は、第二傾斜面2e3)に同じ片手の親指を当接させる。
このように、親指以外の指が下側の容器1の下向内面2fに下方から当接し、親指が上側の容器1の傾斜部2e(具体的には、第一傾斜面2e2、又は、第二傾斜面2e3)に当接した状態で、下側の容器1(具体的には、容器本体部2)を持ち上げることで、上下に重ねられた複数の容器1を移動させることができる。
以上のように、本考案に係る容器は、複数を上下重ねて移動させる際に、作業者の手によって支持される下側の容器に対して上側の容器が位置ズレするのを抑制することができる。
即ち、二つの容器1を上下に重ねて作業者が持ち上げる際に、下側の容器1の容器側壁部2aが備える下向内面2fに片手の親指以外の少なくとも一つの指を当接させ、上側の容器1の容器側壁部2aが備える傾斜部2eに同じ片手の親指を当接させる。これにより、親指を傾斜部2eに係止させることが可能になるため、上側の容器1が下側の容器1に対して位置ズレする(本実施形態では、前後方向に位置ズレする)のを抑制することができる。
また、第一傾斜面2e2に親指を当接させることで、後方から前方へ向けて上側の容器1が押圧された際にも、第一傾斜面2e2が押圧方向において親指に係止される。これにより、上側の容器1が下側の容器1に対して前方へ位置ズレするのをより効果的に抑制することができる。
また、傾斜面2e1が階段状に形成されることで、傾斜部2eに親指を係止させ易くなるため、上側の容器1が下側の容器1に対して位置ズレするのをより効果的に抑制することができる。
また、傾斜部2eは、対向する一対の傾斜面2e1を備える。これにより、一対の傾斜面2e1の少なくとも一方に親指を係止させることが可能となるため、上側の容器1が下側の容器1に対して位置ズレするのをより効果的に抑制することができる。
また、傾斜部2eは、一対の傾斜面2e1が凸状に配置されてなる(具体的には、第二傾斜面2e3を第一傾斜面2e2の後側に設ける)ことで、一対の傾斜面2e1の対向方向において上側の容器本体部2の一方の側と他方の側とが入れ替わっても(具体的には、上側の容器本体部2の前後が入れ替わっても)、一対の傾斜面2e1の少なくとも一方に親指を係止させることが可能となる。このため、上側の容器本体部2の向き(前後の向き)に影響されることなく、上側の容器1が下側の容器1に対して位置ズレするのを効果的に抑制することができる。
なお、本考案に係る容器は、上記実施形態に限定されるものではなく、本考案の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。また、上記及び下記の複数の実施形態の構成や方法等を任意に採用して組み合わせてもよい(1つの実施形態に係る構成や方法等を他の実施形態に係る構成や方法等に適用してもよい)ことは勿論である。
例えば、上記実施形態では、傾斜部2eは、一対の傾斜面2e1が凸状に配置されている(具体的には、第一傾斜面2e2の後側に第二傾斜面2e3が配置されている)が、これに限定されるものではなく、例えば、図5に示すように、傾斜部2eは、一対の傾斜面2e1が凹状に配置されてなるものであってもよい。
斯かる場合には、第二傾斜面2e3が第一傾斜面2e2の前側に配置される。また、一対の傾斜面2e1は(具体的には、第一傾斜面2e2と第二傾斜面2e3とは)、容器本体部2の内側(内部空間R側)に位置する端部同士が連なる。つまり、本実施形態では、傾斜部2eは、左右方向における容器本体部2の外側に向かうに従って一対の傾斜面2e1の間隔(具体的には、第一傾斜面2e2と第二傾斜面2e3との間隔)が広くなるように(具体的には、全体として凹状に)形成される。
斯かる構成によれば、傾斜部2eは、一対の傾斜面2e1が凹状に配置されてなる(具体的には、第一傾斜面2e2を第二傾斜面2e3の後側に設ける)ことで、一対の傾斜面2e1の対向方向において上側の容器本体部2の一方の側と他方の側とが入れ替わっても(具体的には、上側の容器本体部2の前後が入れ替わっても)、一対の傾斜面2e1の少なくとも一方に親指を係止させることが可能となる。このため、上側の容器本体部2の向き(具体的には、前後の向き)に影響されることなく、上側の容器1が下側の容器1に対して位置ズレするのを効果的に抑制することができる。
また、上記の実施形態において、一対の傾斜面2e1は、図6に示すように、左右方向における容器本体部2の外側に向けて突出する突出部2e7を備えてもよい。
斯かる構成によれば、上側の容器1の容器側壁部2aが備える傾斜部2eに親指を当接させた際に、突出部2e7に親指を当接させることが可能になるため、上側の容器本体部2が下側の容器本体部2に対して位置ズレするのをより効果的に抑制することができる。
また、上記実施形態では、側壁凹部2dの内側(具体的には、底面2h)に底面凹部2iが形成されているが、これに限定されるものではなく、例えば、底面凹部2iが形成されないように構成されてもよい。斯かる場合には、傾斜部2eは、底面2hから突出するように形成することができる。
また、上記実施形態では、傾斜部2eは、側壁凹部2dの内側に形成されているが、これに限定されるものではなく、例えば、図7に示すように、側壁凹部2dの外側に形成されてもよい。
また、上記実施形態では、傾斜部2eは、第一傾斜面2e2と第二傾斜面2e3とを備えるように構成されているが、これに限定されるものではなく、例えば、第一傾斜面2e2のみ、又は、第二傾斜面2e3のみを備えるように構成されてもよい。
また、上記実施形態では、傾斜部2eは、左右方向に対して傾斜し上下方向に沿う傾斜面2e1を備えるように構成されているが、これに限定されるものではなく、例えば、図8,9に示すように、上下方向に対して傾斜する傾斜面2e4(具体的には、一対の傾斜面2e4)を備えるように構成されてもよい。該傾斜面2e4は、階段状に形成される。
斯かる場合、一対の傾斜面2e4のうちの一方である第一傾斜面2e5の上側に他方である第二傾斜面2e6が設けられる。
第一傾斜面2e5は、上側よりも下側の方が左右方向における容器本体部2の外側に位置する。換言すれば、第一傾斜面2e5は、上方から下方へ向かうに従って左右方向における容器本体部2の外側へ傾斜する。
第二傾斜面2e6は、上側よりも下側の方が左右方向における容器本体部2の内側(内部空間R側)に位置する。換言すれば、第二傾斜面2e6は、上方から下方へ向かうに従って左右方向における容器本体部2の内側(内部空間R側)へ傾斜する。
また、図8(a)に示すように、一対の傾斜面2e4は(具体的には、第一傾斜面2e5と第二傾斜面2e6とは)、左右方向における容器本体部2の外側に位置する端部同士が連なるように構成されてもよい。つまり、左右方向における容器本体部2の外側に向かうに従って一対の傾斜面2e4の間隔(具体的には、第一傾斜面2e2と第二傾斜面2e3との間隔)が狭くなるように(具体的には、全体として凸状となるように)一対の傾斜面2e4の間隔(具体的には、第一傾斜面2e2と第二傾斜面2e3との間隔)が配置されてもよい。
また、図8(b)に示すように、一対の傾斜面2e4は(具体的には、第一傾斜面2e5と第二傾斜面2e6とは)、容器本体部2の内側(内部空間R側)に位置する端部同士が連なるように構成されてもよい。つまり、左右方向における容器本体部2の外側に向かうに従って一対の傾斜面2e4の間隔(具体的には、第一傾斜面2e2と第二傾斜面2e3との間隔)が広くなるように(具体的には、全体として凹状となるように)一対の傾斜面2e4(具体的には、第一傾斜面2e2及び第二傾斜面2e3)が配置されてもよい。
また、第一傾斜面2e5は、図9(a)(b)に示すように、上方に向けて突出する突出部2e7’を備えてもよい。斯かる場合には、上側の容器1の容器側壁部2aが備える傾斜部2e(具体的には、第一傾斜面2e5)に親指を当接させた際に、突出部2e7’に親指を当接させることが可能になるため、上側の容器本体部2が下側の容器本体部2に対して位置ズレするのをより効果的に抑制することができる。
また、上記実施形態では、容器1は、容器本体部2と蓋体部3とを備えるように構成されているが、これに限定されるものではなく、例えば、容器本体部2のみを備えるように構成されてもよい。
1…容器、2…容器本体部、2a…容器側壁部、2a1…側壁対向部、2b…容器底部、2c…開口部、2d…側壁凹部、2e…傾斜部、2e1,2e4…傾斜面、2e2,2e5…第一傾斜面、2e3,2e6…第二傾斜面、2e7,2e7’…突出部、2f…下向内面、2g…対向面、2h…底面、2i…底面凹部、3…蓋体部、R…内部空間

Claims (8)

  1. 物品を収容可能な内部空間を形成する容器本体部を備えており、
    容器本体部は、上下方向に延びる容器側壁部と、該容器側壁部の下端部に連なる容器底部とを備え、容器側壁部と容器底部との間に前記内部空間が形成されており、
    容器側壁部は、前記内部空間を挟んで対向する一対の側壁対向部を備えており、
    該一対の側壁対向部は、内部空間側とは反対側の外面に、側壁凹部と傾斜部とを備えており、
    側壁凹部は、傾斜部から上方へ離間した位置で下向きに形成される下向内面を備えており、
    傾斜部は、一対の側壁対向部が対向する方向に対して傾斜し上下方向に沿う傾斜面、又は、上下方向に対して傾斜する傾斜面を備える容器。
  2. 傾斜面は、階段状に形成される請求項1に記載の容器。
  3. 傾斜部は、対向する一対の傾斜面を備える請求項1又は2に記載の容器。
  4. 傾斜部は、一対の傾斜面が凸状に配置されてなる請求項3に記載の容器。
  5. 傾斜部は、一対の傾斜面が凹状に配置されてなる請求項3に記載の容器。
  6. 一対の側壁対向部は、側壁凹部の底面に底面凹部を備えており、
    傾斜部は、該底面凹部の内側に形成される請求項1乃至5の何れか一項に記載の容器。
  7. 一対の側壁対向部が対向する方向に対して傾斜し上下方向に沿う傾斜面は、容器本体部の外側に向けて突出する突出部を備える請求項2乃至6の何れか一項に記載の容器。
  8. 上下方向に対して傾斜する傾斜面は、上方へ向けて突出する突出部を備える請求項2乃至6の何れが一項に記載の容器。
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