JP3232106U - 複合板 - Google Patents
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Abstract
【課題】軽量、強靭かつ安価、さらには湿度が高い環境下でも使用できる複合板を提供する。【解決手段】複合板は、防火層1及び第1の板材層2を備える。前記防火層1は、第1の厚み1Tを有する。前記第1の板材層2は、前記防火層1上に形成されるとともに、第2の厚み2Tを有する。前記防火層1と前記第1の板材層2とは、耐水性接着剤により接着される。前記防火層1は、酸化マグネシウム板、ケイ酸カルシウム板、二酸化ケイ素、Aersio、石膏板、セメント板、人工ポゾラン(Artificial Pozzolana)、繊維セメント板、セラミックタイル、床タイル、金属板又はSPC(Stone Plastic Composite)板からなる。【選択図】図1
Description
本考案は、複合板に関するものである。
従来広く使用されている建築防火板は、防火性が好ましいが、割れやすく、施工が面倒であるという欠点があった。また、防火材層は、割れやすい性質を有し、施工の際に他の物に当たって割れてしまうことがあった。このように防火材層は、壁に貼り付ける際、割れやすいため、防火板材構造を壁上に貼り付けることが容易でない上、外れて落下し易かった。防火材層と他種類の材料とを結合する複合板材は、外観が良く、防火性に優れ、施工が容易であるという性質を備え、従来の防火材層の欠点を克服することができる。しかし、複合板材には、軽量、強靭かつ安価、さらには台湾などのような湿度が高い環境下でも使用できる性能も求められていた。
上記課題を解決するために、本考案の第1の形態によれば、防火層及び第1の板材層を備えた、複合板であって、前記防火層は、第1の厚みを有し、前記第1の板材層は、前記防火層上に形成されるとともに、第2の厚みを有し、前記防火層と前記第1の板材層とは、耐水性接着剤により接着されることを特徴とする複合板を提供する。
(第1実施形態)
図1及び図2を参照する。図1は、本考案の第1実施形態に係る複合板を示す分解斜視図である。図2は、本考案の第1実施形態に係る複合板を示す斜視図である。図1及び図2に示すように、本考案の一実施形態に係る複合板は、少なくとも防火層1及び第1の板材層2から構成されてなる。防火層1は、第1の厚み1Tを有する。第1の板材層2は、防火層1上に形成されるとともに、第2の厚み2Tを有する。防火層1と第1の板材層2とは、耐水性接着剤により接着される。防火層1は、例えば、酸化マグネシウム板、ケイ酸カルシウム板、二酸化ケイ素、Aersio、石膏板、セメント板、人工ポゾラン(Artificial Pozzolana)、繊維セメント板、セラミックタイル、床タイル(floor tile)、金属板又はSPC(Stone Plastic Composite)板などの難燃1級材料でもよいが、これだけに限定されない。防火層1の第1の厚み1Tは一般に0.3〜20mmであり、強度、防音及び全体重量の間でバランスを取るが、当業者であれば分かるように、必要に応じて増減してもよく、本考案はこれだけに限定されない。第1の板材層2は、ソリッドボード(solid board)又は合板でもよいが、本考案はこれだけに限定されない。第1の板材層2は、防火層1上を覆い、複合板の外観を良くし、防火層1が割れ易くて引張り強度が低い問題を改善することができる。第1の板材層2の第2の厚み2Tは0.8〜5mmでもよく、構造強度、全体重量及び材料コスト間でバランスを取ると共に、複合板全体の防火性を維持することができる。一般に、複合板は、建物の壁面に用いる場合、家具及び使用者の重量を支えるわけではないため、薄めの第2の厚み2Tが採用される。これとは反対に、複合板を建物の地面に用いる場合、家具及び使用者の重量を支えるために、厚めの第2の厚み2Tが採用される。
図1及び図2を参照する。図1は、本考案の第1実施形態に係る複合板を示す分解斜視図である。図2は、本考案の第1実施形態に係る複合板を示す斜視図である。図1及び図2に示すように、本考案の一実施形態に係る複合板は、少なくとも防火層1及び第1の板材層2から構成されてなる。防火層1は、第1の厚み1Tを有する。第1の板材層2は、防火層1上に形成されるとともに、第2の厚み2Tを有する。防火層1と第1の板材層2とは、耐水性接着剤により接着される。防火層1は、例えば、酸化マグネシウム板、ケイ酸カルシウム板、二酸化ケイ素、Aersio、石膏板、セメント板、人工ポゾラン(Artificial Pozzolana)、繊維セメント板、セラミックタイル、床タイル(floor tile)、金属板又はSPC(Stone Plastic Composite)板などの難燃1級材料でもよいが、これだけに限定されない。防火層1の第1の厚み1Tは一般に0.3〜20mmであり、強度、防音及び全体重量の間でバランスを取るが、当業者であれば分かるように、必要に応じて増減してもよく、本考案はこれだけに限定されない。第1の板材層2は、ソリッドボード(solid board)又は合板でもよいが、本考案はこれだけに限定されない。第1の板材層2は、防火層1上を覆い、複合板の外観を良くし、防火層1が割れ易くて引張り強度が低い問題を改善することができる。第1の板材層2の第2の厚み2Tは0.8〜5mmでもよく、構造強度、全体重量及び材料コスト間でバランスを取ると共に、複合板全体の防火性を維持することができる。一般に、複合板は、建物の壁面に用いる場合、家具及び使用者の重量を支えるわけではないため、薄めの第2の厚み2Tが採用される。これとは反対に、複合板を建物の地面に用いる場合、家具及び使用者の重量を支えるために、厚めの第2の厚み2Tが採用される。
(第2実施形態)
図3及び図4を参照する。図3は、本考案の第2実施形態に係る複合板を示す分解斜視図である。図4は、本考案の第2実施形態に係る複合板を示す斜視図である。第2実施形態は、前述した第1実施形態と異なり、第2の板材層3をさらに備える。第2の板材層3は、防火層1と第1の板材層2との間に形成されるとともに、第3の厚み3Tを有する。防火層1、第1の板材層2及び第2の板材層3は、耐水性接着剤により接着され、第2の厚み2Tは、第3の厚み3Tより大きい。第1の板材層2は、第1のパターン21を有する。第2の板材層3は、第2のパターン31を有する。第1のパターン21は、上述した第2のパターン31に対して非平行である。好ましくは、第1のパターン21は、上述した第2のパターン31に対して垂直である。第2実施形態に第2の板材層3を加える目的は、複合板の構造強度を高めることであり、第1のパターン21と第2のパターン31とを交差させることにより複合板が異なる方向上の構造強度を高めることができる。第2の板材層3は、ソリッドボード又は合板であるが、本考案はこれだけに限定されない。第2の板材層3の第3の厚み3Tは0.5〜1.4mmである。第1の板材層2の第2の厚み2Tは、0.8〜5mmでもよい。前述した第2の厚み2Tと第3の厚み3Tとの関係は、構造強度、全体重量及び材料コストの間でバランスを取るとともに、第1の板材層2よりも薄い第2の板材層3は、複合板全体の防火性を維持することができるが、本考案はこれだけに限定されない。
図3及び図4を参照する。図3は、本考案の第2実施形態に係る複合板を示す分解斜視図である。図4は、本考案の第2実施形態に係る複合板を示す斜視図である。第2実施形態は、前述した第1実施形態と異なり、第2の板材層3をさらに備える。第2の板材層3は、防火層1と第1の板材層2との間に形成されるとともに、第3の厚み3Tを有する。防火層1、第1の板材層2及び第2の板材層3は、耐水性接着剤により接着され、第2の厚み2Tは、第3の厚み3Tより大きい。第1の板材層2は、第1のパターン21を有する。第2の板材層3は、第2のパターン31を有する。第1のパターン21は、上述した第2のパターン31に対して非平行である。好ましくは、第1のパターン21は、上述した第2のパターン31に対して垂直である。第2実施形態に第2の板材層3を加える目的は、複合板の構造強度を高めることであり、第1のパターン21と第2のパターン31とを交差させることにより複合板が異なる方向上の構造強度を高めることができる。第2の板材層3は、ソリッドボード又は合板であるが、本考案はこれだけに限定されない。第2の板材層3の第3の厚み3Tは0.5〜1.4mmである。第1の板材層2の第2の厚み2Tは、0.8〜5mmでもよい。前述した第2の厚み2Tと第3の厚み3Tとの関係は、構造強度、全体重量及び材料コストの間でバランスを取るとともに、第1の板材層2よりも薄い第2の板材層3は、複合板全体の防火性を維持することができるが、本考案はこれだけに限定されない。
(第3実施形態)
図5を参照する。図5は、本考案の第3実施形態に係る複合板を示す分解斜視図である。第3実施形態は、前述した第2実施形態と異なり、第1の板材層2及び第2の板材層3が積層された構造が防火層1の両面に形成され、第2実施形態と比べ、防火層1が施工中に他の物に当たって割れてしまうことを防ぐことができる。
図5を参照する。図5は、本考案の第3実施形態に係る複合板を示す分解斜視図である。第3実施形態は、前述した第2実施形態と異なり、第1の板材層2及び第2の板材層3が積層された構造が防火層1の両面に形成され、第2実施形態と比べ、防火層1が施工中に他の物に当たって割れてしまうことを防ぐことができる。
上述したことから分かるように、本考案の一実施形態に係る複合板の防火層1は、耐燃性・防火性を有する。防火層1と板材層2,3との間が耐水性接着剤により接着されるため、複合板は、防水・防湿性能を有する。第1の板材層2及び第2の板材層3のパターンが非平行であるため、複合板の構造強度を高めることができる。
1 防火層
1T 第1の厚み
2 第1の板材層
2T 第2の厚み
3 第2の板材層
3T 第3の厚み
21 第1のパターン
31 第2のパターン
1T 第1の厚み
2 第1の板材層
2T 第2の厚み
3 第2の板材層
3T 第3の厚み
21 第1のパターン
31 第2のパターン
Claims (8)
- 防火層及び第1の板材層を備えた、複合板であって、
前記防火層は、第1の厚みを有し、
前記第1の板材層は、前記防火層上に形成されるとともに、第2の厚みを有し、
前記防火層と前記第1の板材層とは、耐水性接着剤により接着されることを特徴とする複合板。 - 第2の板材層をさらに備え、
前記第2の板材層は、前記防火層と前記第1の板材層との間に形成されるとともに、第3の厚みを有し、
前記防火層、前記第1の板材層及び前記第2の板材層は、前記耐水性接着剤により互いに接着され、前記第2の厚みは、前記第3の厚みより大きいことを特徴とする請求項1に記載の複合板。 - 前記第1の板材層は、第1のパターンを有し、
前記第2の板材層は、第2のパターンを有し、
前記第1のパターンは、前記第2のパターンに対して非平行であることを特徴とする請求項2に記載の複合板。 - 前記第1のパターンは、前記第2のパターンに対して垂直であることを特徴とする請求項3に記載の複合板。
- 前記第1の厚みは0.3〜20mmであることを特徴とする請求項1に記載の複合板。
- 前記第2の厚みは0.8〜5mmであることを特徴とする請求項1に記載の複合板。
- 前記第2の厚みは0.8〜5mmであり、
前記第3の厚みは0.5〜1.4mmであることを特徴とする請求項2に記載の複合板。 - 前記防火層は、酸化マグネシウム板、ケイ酸カルシウム板、二酸化ケイ素、Aersio、石膏板、セメント板、人工ポゾラン(Artificial Pozzolana)、繊維セメント板、セラミックタイル、床タイル、金属板又はSPC(Stone Plastic Composite)板からなることを特徴とする請求項1に記載の複合板。
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JP3232106U true JP3232106U (ja) | 2021-05-27 |
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JP2021000814U Active JP3232106U (ja) | 2021-03-11 | 2021-03-11 | 複合板 |
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