JP3229435U - 一部に遮光生地を施したカーテン - Google Patents
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Abstract
【課題】窓の内側に吊設されるカーテンであって、裾部などの一部には遮光性を、その他の部分は採光性を有し、しかも室内を装飾する効果を備えた一部に遮光生地を施したカーテンを提供する。【解決手段】カーテン1はその裾部などには遮光性を有す厚手の生地3を設け、その他の部分は採光性を有すレース生地から成り、そして複数のプリーツ6を均等に形成している。【選択図】図3
Description
本考案は裾部分又はその他の部分に光が通過しないように、遮光生地を施したカーテンに関するものである。
一口にカーテンといっても、その種類は色々あり、その目的、用途によって使い分けられている。カーテンは一般的には部屋の遮光等に使われ、窓の内側に取付けたカーテンレールに吊下げられる。カーテンレールには複数のランナー(スライダー)が移動できるように取付けられており、該ランナーに吊り金具を介してカーテンは吊下げられる。
カーテンは、2枚1組として窓の両側に吊るして両開きとする場合と、1枚を窓に吊るして片開きとする場合があり、カーテンを用いる必要がない時は、端の房掛け具に取り付けられたタッセルにまとめられる。
カーテンは、2枚1組として窓の両側に吊るして両開きとする場合と、1枚を窓に吊るして片開きとする場合があり、カーテンを用いる必要がない時は、端の房掛け具に取り付けられたタッセルにまとめられる。
カーテンの機能としては、就寝時に外部の光によって眠りが妨げられることを防ぎ、また部屋の光が外に漏れるのを防ぐことが出来、さらに外から部屋を覗かれることを防止する効果もある。その他に、室内外の音を和らげたり、室内を保温・保冷する効果もある。
一方、カーテンには室内装飾としての機能を持ち、窓の大きさや、部屋の内装、他の家具との調和、居住者の好みなどで選べるように、様々なデザインが施されて販売されている。
一方、カーテンには室内装飾としての機能を持ち、窓の大きさや、部屋の内装、他の家具との調和、居住者の好みなどで選べるように、様々なデザインが施されて販売されている。
ところで、従来においても一部に遮光性を有すカーテンは色々知られている。
例えば、実用新案登録第3108816号に係る「遮光と採光の機能を有したカーテン」は、昼時に、プライバシーを確保しながらの採光を可能にし、カーテンを開口しないで外部の天候等を確認でき、内部のプライバシーを確保して換気を可能にするカーテンである。
すなわち、グラス窓等に併設した布地等によるカーテンで、その上部の一部が透視しているか、あるいは下部は遮光度が高く、徐々に上部に向かってその遮光度が低く透視度が増加し、内部での生活プライバシーを保ちながら、カーテン上部にて、採光を可能にしている。
例えば、実用新案登録第3108816号に係る「遮光と採光の機能を有したカーテン」は、昼時に、プライバシーを確保しながらの採光を可能にし、カーテンを開口しないで外部の天候等を確認でき、内部のプライバシーを確保して換気を可能にするカーテンである。
すなわち、グラス窓等に併設した布地等によるカーテンで、その上部の一部が透視しているか、あるいは下部は遮光度が高く、徐々に上部に向かってその遮光度が低く透視度が増加し、内部での生活プライバシーを保ちながら、カーテン上部にて、採光を可能にしている。
特開2019−198511号に係る「調光カーテン及び布帛」は、太陽光を遮光したい夏季等には太陽光を十分に遮光できる一方、太陽光を採光したい冬季等には太陽光を十分に採光できるこのような調光を調光操作を要することなく実現できる調光カーテンである。
すなわち、透光性を有するベース地と、ベース地の少なくとも一方の面に、該面から少なくとも一部が突出した態様で水平方向に延設された複数の庇部とを備え、ベース地および複数の庇部は、製織により一体に形成されたものであり、庇部は、遮光性を有し、複数の庇部は、上下方向に離間して設けられた構成としている。
すなわち、透光性を有するベース地と、ベース地の少なくとも一方の面に、該面から少なくとも一部が突出した態様で水平方向に延設された複数の庇部とを備え、ベース地および複数の庇部は、製織により一体に形成されたものであり、庇部は、遮光性を有し、複数の庇部は、上下方向に離間して設けられた構成としている。
このように、遮光機能を備えたカーテンも色々知られているが、遮光生地を縫い付けることでカーテンに装飾性を併せ持たせたカーテンではない。
実用新案登録第3108816号に係る「遮光と採光の機能を有したカーテン」
特開2019−198511号に係る「調光カーテン及び布帛」
従来においても遮光機能を備えたカーテンは知られているが、カーテンはあくまでも遮光機能だけを目的とするものではない。本考案が解決しようとする課題はこの問題点であり、遮光機能はもとより、室内を装飾することが出来るようにデザイン性を兼ね備えたカーテンを提供する。
本考案のカーテンは遮光性と採光性の両機能を備えて構成し、下端部となる裾部には遮光性を有し、裾部を残して上部は採光性を有している。その為に、裾部には遮光性のある生地が用いられ、上部には薄手の生地、例えばレース生地が使用される。
裾部の遮光部分は帯状で一定幅を有し、上部の採光性生地に縫い付けられている。又は遮光性生地を構成する太い糸と採光性生地を構成する細い糸とが同時に織編みすることも出来る。
一方、上記遮光部分は裾部がメインであるが、遮光機能とデザイン性を兼ね備えるならば、上部及び中央部に遮光生地を縫い付けることもある。
裾部の遮光部分は帯状で一定幅を有し、上部の採光性生地に縫い付けられている。又は遮光性生地を構成する太い糸と採光性生地を構成する細い糸とが同時に織編みすることも出来る。
一方、上記遮光部分は裾部がメインであるが、遮光機能とデザイン性を兼ね備えるならば、上部及び中央部に遮光生地を縫い付けることもある。
また、必要に応じて遮光性生地の上端と下端を折り返しするなどしてテープ状の上縁及び下縁を形成することもある。この場合、カーテンとしての装飾効果が向上する。
ここで、遮光性を有す生地の幅寸法は限定せず、また、遮光生地の上端と下端に設けている上縁及び下縁の幅寸法も自由であり、さらに、遮光機能を構成する具体的な生地の種類に関しても限定しない。あくまでも、1枚のカーテン生地として遮光性と採光性を備え、そしてデザイン性を有している。
ここで、遮光性を有す生地の幅寸法は限定せず、また、遮光生地の上端と下端に設けている上縁及び下縁の幅寸法も自由であり、さらに、遮光機能を構成する具体的な生地の種類に関しても限定しない。あくまでも、1枚のカーテン生地として遮光性と採光性を備え、そしてデザイン性を有している。
本考案に係るカーテンは、主として下端部となる裾部には遮光性を備え、そして、上部は採光性を有す2種類の生地で構成している。したがって、カーテンとしての機能を備え、同時にデザイン性を有すことで、室内に吊設した場合には装飾効果を発揮することが出来る。
すなわち、帯状の遮光性生地はカーテン生地としては簡素ではあるが、そのデザイン効果は大きくなる。さらに遮光性生地の上縁及び下縁を折り返してテープ状とするならば、カーテンとしてのデザイン性はさらに向上する。
すなわち、帯状の遮光性生地はカーテン生地としては簡素ではあるが、そのデザイン効果は大きくなる。さらに遮光性生地の上縁及び下縁を折り返してテープ状とするならば、カーテンとしてのデザイン性はさらに向上する。
特に、2階の部屋窓に装着する場合、下端部と成る裾部に遮光生地があることで、外からは見えにくく、安心感が得られる。しかも採光性を有していることで、全体が暗くならないために、重苦しくないカーテンとなる。そして、裾部に遮光性を備えることで、室内に設置した家具などの日焼けが抑制される。
ところで、本考案に係るカーテンを吊設する方法は、一般的なカーテンレールに限るものではなく、窓の両側部間に取付けられるポールを用いて吊設することも可能である。
ところで、本考案に係るカーテンを吊設する方法は、一般的なカーテンレールに限るものではなく、窓の両側部間に取付けられるポールを用いて吊設することも可能である。
図1は本考案に係る実施例であり、カーテン1はレールに吊設されて窓2を閉じている。窓2は比較的小さく、2つの窓2,2が所定の間隔をおいて設けられ、この窓2,2にレールに遊嵌して取付けたランナーを介してカーテン1,1が吊設されている。
そして、該カーテン1は2種類の生地が用いられて縫い付けられ、下端部には厚手の生地3で遮光性を有し、上部には薄いレース生地4が使用されている。
そして、該カーテン1は2種類の生地が用いられて縫い付けられ、下端部には厚手の生地3で遮光性を有し、上部には薄いレース生地4が使用されている。
図2はカーテン1,1の中間部がタッセル5,5によって拘束され、一部が開いている状態を表している。カーテン1はレールに遊嵌しているランナーに吊り金具を介して吊り下げられているために、ランナーを移動するならば、カーテン1は上部から下部にかけて片側に引き寄せられ、タッセル5によって拘束されるが、同図に示しているカーテン1は、ランナーが移動することなくカーテン1の中間部が該タッセル5によって開いている。
一方、タッセルを使うことなく、比較的小幅のカーテンであれば窓の中央部にまとめることも出来る。この場合には、カーテンの両側に穴を形成してハトメを取付け、両穴に紐を通して結ぶならば、該カーテンは窓の中央部にてまとめることが出来る。
図3は該カーテン1の下端部の詳細を表しているが、下端部である裾部分には上記厚手の生地3が縫い付けられ、上部はレース生地4と成っていて、全体は波打ったプリーツ6,6・・・が等間隔で形成されている。厚手の生地3は、その上端に細いテープ状の上縁7が設けられ、また、その下端にも細いテープ状の下縁8が形成されている。
上縁7及び下縁8は厚手の生地3の上端と下端を折り返して縫製することで形成されている。
上縁7及び下縁8は厚手の生地3の上端と下端を折り返して縫製することで形成されている。
上記厚手の生地3の具体的な種類は問わないが、厚手の生地3にプリーツ6,6・・・を形成することで、薄手のレース生地4も同時にプリーツ6,6・・・が形成され、カーテン1は全体に均等なプリーツ6,6・・・が設けられる。
しかも、採光性のあるレース生地4と遮光性を有す厚手の生地3を有し、デザイン性に優れたカーテン1が構成される。厚手の生地3にプリーツ6,6・・・を設けることで、プリーツ加工がしにくいレール生地4に形成されるプリーツ6,6・・・は崩れにくく安定する。
しかも、採光性のあるレース生地4と遮光性を有す厚手の生地3を有し、デザイン性に優れたカーテン1が構成される。厚手の生地3にプリーツ6,6・・・を設けることで、プリーツ加工がしにくいレール生地4に形成されるプリーツ6,6・・・は崩れにくく安定する。
ところで、上記プリーツ6,6・・・を加工する方法は色々あり、本考案はプリーツの加工に関しては限定しない。
例えば、カーテン生地にプリーツを加工する場合、一定ピッチにヒダを形成したポリエステル繊維又はアクリル繊維を用いた型生地にカーテン生地を挟み込み、この状態で処理炉に収容し、該処理炉へは高温の蒸気を送り込むと共に熱風を所定時間供給し、その後、処理炉内の湿気を抜き取り乾燥することで、カーテン生地にプリーツを加工することが出来る。
例えば、カーテン生地にプリーツを加工する場合、一定ピッチにヒダを形成したポリエステル繊維又はアクリル繊維を用いた型生地にカーテン生地を挟み込み、この状態で処理炉に収容し、該処理炉へは高温の蒸気を送り込むと共に熱風を所定時間供給し、その後、処理炉内の湿気を抜き取り乾燥することで、カーテン生地にプリーツを加工することが出来る。
この場合、ポリエステル生地の両耳部は下型の両端に設けたクランプに固定され、ポリエステル生地は下型に配列した支持部材の上にダブ付いた状態で置かれる。そして、該下型の支持部材と噛み合うように上型が載置され、下型の支持部材の間を上型の押えが進入・降下することになる。
したがって、ポリエステル生地は下型の支持部材と上型の押えとに当ってジグザグ状に屈曲してプリーツが形成される。
したがって、ポリエステル生地は下型の支持部材と上型の押えとに当ってジグザグ状に屈曲してプリーツが形成される。
本考案に係るカーテン1を吊設する方法は、一般にカーテンレールに取付けたランナーに吊り金具を介して吊下げられるが、カーテンレールに代わって突っ張り棒を用いることもある。
住宅が賃貸であるならば、クギ打ちしてカーテンレールを取付けることは出来ない場合もあり、突っ張り棒を使用することで建物本体にキズ付けることなくカーテンを装着できる。
住宅が賃貸であるならば、クギ打ちしてカーテンレールを取付けることは出来ない場合もあり、突っ張り棒を使用することで建物本体にキズ付けることなくカーテンを装着できる。
本考案のカーテン生地は、出願人の特許第3613683号に係る「カーテンのヒダ付け装置」を用いて処理炉に収容し、熱風を所定時間供給することで均一で奇麗なプリーツが加工される。
このように、プリーツ加工した本考案のカーテンは、突っ張り棒を使用して吊設した場合であっても、奇麗なウェーブを形成することが出来る。
このように、プリーツ加工した本考案のカーテンは、突っ張り棒を使用して吊設した場合であっても、奇麗なウェーブを形成することが出来る。
1 カーテン
2 窓
3 厚手の生地
4 レース生地
5 タッセル
6 プリーツ
7 上縁
8 下縁
2 窓
3 厚手の生地
4 レース生地
5 タッセル
6 プリーツ
7 上縁
8 下縁
Claims (4)
- 窓の内側に吊設されるカーテンにおいて、該カーテンはその裾部、又は中間部や上部に遮光性を有す生地を設け、その他の部分は採光性を有すレース状生地から成り、そして複数のプリーツを均等に形成したことを特徴とする一部に遮光生地を施したカーテン。
- 遮光性を備えるために厚手の生地を用いた請求項1記載の一部に遮光生地を施したカーテン。
- 上記遮光性を有す生地の上端及び下端を折り返して細いテープ状の上縁及び下縁を設けた請求項1、又は請求項2記載の一部に遮光生地を施したカーテン。
- カーテンの両側に穴を形成してハトメを取付け、両穴に紐を通して結ぶことで、上記カーテンを窓の中央部にてまとめるようにした請求項1、請求項2、又は請求項3記載の一部に遮光生地を施したカーテン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020003851U JP3229435U (ja) | 2020-09-09 | 2020-09-09 | 一部に遮光生地を施したカーテン |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP3229435U true JP3229435U (ja) | 2020-12-10 |
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JP2020003851U Active JP3229435U (ja) | 2020-09-09 | 2020-09-09 | 一部に遮光生地を施したカーテン |
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2020
- 2020-09-09 JP JP2020003851U patent/JP3229435U/ja active Active
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