JP3228053U - 害獣駆除装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】長期にわたって害獣を効果的に駆除可能な害獣駆除装置を提供する。【解決手段】液体燃料Fを収容するための、上部12が開放した燃料容器1の内部に燃焼用容器2が収容される。燃焼用容器2は、上部が開放し、下部に前記液体燃料を内部に通す孔22を有する。芯材が布材32にガスケットロープ31を取り付けて成り、燃焼用容器の内部に収容されている。孔22を通して燃焼用容器の内部に浸入した液体燃料に布材32が浸るようになっている。【選択図】図1

Description

本考案は、猪などの害獣を寄せ付けないための害獣駆除装置に関する。
従来、支柱の上部にガラリ付容器と乾燥させるための電熱器及び農薬を拡散させるプロペラ2基とモーター、また害鳥、野猪の駆除に対する音波発生器を備え、動力は風力または太陽電池とした害鳥、野猪駆除装置が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
実開平5−48679号公報
しかしながら、特許文献1の駆除装置では、音波発生器による音に次第に野猪などの害獣が慣れてしまい、駆除効果が乏しいという課題があった。
本考案は、このような課題に着目してなされたもので、長期にわたって害獣を効果的に駆除可能な害獣駆除装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本考案に係る害獣駆除装置は、液体燃料を収容するための、上部が開放した燃料容器と、上部が開放し、下部に前記液体燃料を内部に通す孔を有し、前記燃料容器の内部に収容された燃焼用容器と、布材にガスケットロープを取り付けて成り、前記孔を通して前記燃焼用容器の内部に浸入した前記液体燃料に前記布材が浸るよう前記燃焼用容器の内部に収容された芯材とを、有することを、特徴とする。
液体燃料は、廃油から成ることが好ましい。燃料容器は、脚部を有することが好ましい。燃料容器の周辺に、芯材から出る炎の光を反射させる反射板を有することが好ましい。
燃料容器には、ガスケットロープから立ち上る炎を雨から守るため、屋根を取り付けてもよい。
本考案に係る害獣駆除装置は、燃料容器に廃油などの液体燃料を収容して使用する。燃料容器に入れた液体燃料は、燃焼用容器の孔を通って内部の布材およびガスケットロープに浸み込む。ガスケットロープに着火すると、揮発した液体燃料が燃え、燃焼用容器および燃料容器の上部から炎が出る。炎は、液体燃料が尽きるまで出続ける。猪などの害獣は、炎が見える場所には近づかない習性をもっている。このため、炎が出続ける間、害獣を寄せ付けないようにすることができる。害獣は、音と異なり、炎に対しては慣れることがないため、長期にわたって害獣を効果的に駆除することができる。
本考案によれば、長期にわたって害獣を効果的に駆除可能な害獣駆除装置を提供することができる。
本考案の実施の形態の害獣駆除装置を示す縦断面図である。
以下、図面に基づき本考案の実施の形態について説明する。
図1は、本考案の実施の形態の害獣駆除装置を示している。
害獣駆除装置は、燃料容器1と、燃焼用容器2と、芯材3と、反射板4とを有している。
燃料容器1は、液体燃料Fを収容するための容器であって、側面と底面とを有し、支持する脚部11を有している。脚部11の下端は、地面Gに埋設されることが好ましい。燃料容器1は、上部12が開放している。液体燃料Fは、廃油から成ることが好ましい。燃焼用容器2は、燃料容器1より小さく、側面と底面とを有し、上部21が開放している。燃焼用容器2は、下部周囲に等間隔で、液体燃料Fを内部に通す複数の孔22を有している。燃焼用容器2は、燃料容器1の内部中央に設置、収容されている。
芯材3は、複数本に切断したガスケットロープ31を布材32に針金33で巻き付けて成っている。布材32は、ウェスから成る。芯材3は、孔22を通して燃焼用容器2の内部に浸入した液体燃料Fに布材32が浸るよう燃焼用容器2の内部に収容されている。
反射板4は、ステンレス製の長方形の板材41と、板材41を支持する基部42とから成る。板材41は、燃料容器1の高さより高く、その幅より広くなっている。反射板4は、燃料容器1の周辺に設置され、芯材3から出る炎5の光を反射させるようになっている。反射板4は、燃料容器1を挟む両側に設置することが好ましい。
次に、作用について説明する。
害獣駆除装置は、燃料容器1に廃油などの液体燃料Fを収容して使用する。燃料容器1に入れた液体燃料Fは、燃焼用容器2の孔22を通って内部の布材32およびガスケットロープ31に浸み込む。ガスケットロープ31に着火すると、揮発した液体燃料Fが燃え、燃焼用容器2および燃料容器1の上部21、12から炎5が出る。炎5は、液体燃料Fが尽きるまで出続ける。
猪などの害獣は、炎が見える場所には近づかない習性をもっている。このため、炎5が出続ける間、害獣を寄せ付けないようにすることができる。害獣は、音と異なり、炎に対しては慣れることがないため、長期にわたって害獣を効果的に駆除することができる。駆除可能な害獣は猪に限られず、熊、狐、鹿なども駆除可能である。
反射板4は、燃焼用容器2から立ち上る炎5を反射して見えやすくし、害獣の駆除効果を高める。
一例で、燃料容器1の上部12の直径を40cm、地面Gから上部12までの高さを50cm、燃焼用容器2の直径を10cm、その高さを12cmとし、布材32にバスタオル1枚分、ガスケットロープ31に1.2mの長さのものを用い、液体燃料Fに1リットルの廃油を用いた場合、8時間から9時間にわたって炎5を出し続けることができる。その仕様の害獣駆除装置を畑の中央に設置した場合、300坪の広さの畑を害獣から守ることができる。
なお、燃料容器1には、ガスケットロープ31から立ち上る炎5を雨から守るため、屋根を取り付けてもよい。
F 液体燃料
G 地面
1 燃料容器
2 燃焼用容器
3 芯材
4 反射板
5 炎
11 脚部
12 燃料容器の上部
21 燃焼用容器の上部
22 孔
31 ガスケットロープ
32 布材
33 針金
41 板材
42 基部

Claims (1)

  1. 液体燃料を収容するための、上部が開放した燃料容器と、
    上部が開放し、下部に前記液体燃料を内部に通す孔を有し、前記燃料容器の内部に収容された燃焼用容器と、
    布材にガスケットロープを取り付けて成り、前記孔を通して前記燃焼用容器の内部に浸入した前記液体燃料に前記布材が浸るよう前記燃焼用容器の内部に収容された芯材とを、
    有することを、特徴とする害獣駆除装置。
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