JP3227414B2 - 改装サッシ - Google Patents

改装サッシ

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JP3227414B2
JP3227414B2 JP25997397A JP25997397A JP3227414B2 JP 3227414 B2 JP3227414 B2 JP 3227414B2 JP 25997397 A JP25997397 A JP 25997397A JP 25997397 A JP25997397 A JP 25997397A JP 3227414 B2 JP3227414 B2 JP 3227414B2
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信太郎 菅間
修一 水上
哲也 荒川
義則 石黒
貴文 藤井
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ワイケイケイアーキテクチュラルプロダクツ株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、改装に好適な改装
サッシに係り、引き違い窓、辷り出し窓、片引き窓、開
き窓、FIX窓、上げ下げ窓、内開き窓、外開き窓等の
各種窓に用いられる改装サッシに関する
【0002】
【背景技術】従来より、建物の改装や部屋の用途変更に
ともない、建物の開口部に設けられているサッシの種類
を変更(例えば、引き違い窓から辷り出し窓等への変
更)する場合や、窓枠の破損や老朽化にともなってサッ
シを取り替える場合、あるいは窓の開閉時の音鳴りや勝
手違いによる不便さを解消するためにサッシを取り替え
る場合などには、建物の躯体に直に取り付けられている
窓枠を建物の開口部周りの内外装を一部壊して取り外す
必要があった。しかしながら、サッシを取り替える際に
開口部周りの内外装を壊すと、大掛かりな作業となって
コストがかかるため、特に窓枠の破損や老朽化および音
鳴りに対しては、補修等のメンテナンスのみで対応する
ことが多い。
【0003】このため、内外装を壊さずに交換できるサ
ッシが求められており、このような交換可能なサッシと
して、実開昭51−96237号公報、実開昭63−1
46086号公報、および特開平8−128268号公
報に記載された技術が提案されている。これらの従来の
サッシは、建物の開口部に枠体を固定しておき、この枠
体に窓枠を室外側から当接させてビス止めしており、窓
枠の取り付け取り外しをその枠体に対して行うことで、
開口部周りの内外装を壊さずに窓枠を交換できるように
構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のサッシ
では、窓枠を枠体にビス止めする際、作業者が窓枠を押
さえながらビス止めしなければならず、作業性が良好と
はいえなかった。
【0005】本発明の目的は、窓枠の取付作業を容易に
行える改装サッシを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の改装サッシは、
建物の開口部に取り付けられて開口部周りの外壁材を見
切る支持枠と、この支持枠内に着脱自在に取り付けられ
る窓枠とを備え、この窓枠の互いに対向する上下一対の
窓枠材または左右一対の窓枠材を、これら一対の窓枠材
と対向する支持枠の一対の支持枠材内に呑み込ませ、窓
枠が呑み込まれない支持枠材と、この支持枠材に対向す
る窓枠材との間に隙間を形成し、この隙間に間隔保持部
材を介装することを特徴とする
【0007】このような本発明においては、窓枠の互い
の対向する一対の窓枠材を支持枠の支持枠材に呑み込ま
せるため、窓枠が支持枠内に係止されるようになり、窓
枠を支持枠に取り付ける際に窓枠が支持枠から外れ難く
なる。従って、窓枠を押さえなくとも支持枠にビス止め
可能となり、作業者の負担が軽減されて窓枠の取付作業
が容易に行われるようになる。また、前記支持枠によっ
て開口部周りの外壁材を見切っているため、支持枠に対
して窓枠を着脱する際に、外壁材を破壊する必要がな
く、改装作業を容易に行うことができる。そして、支持
枠材および窓枠材間の隙間を形成することにより、この
隙間に手を差し入れる等して窓枠の取付作業が行われる
ようになるため、窓枠を入れ込む際の作業性がさらに向
上する。また、その隙間に間隔保持部材を介装するた
め、窓枠を入れ込んだ後においても、窓枠のがたつきが
生じない。
【0008】なお、後述する各実施形態において、「窓
枠の互いに対向する上下一対の窓枠材または左右一対の
窓枠材を、これら一対の窓枠材と対向する支持枠の一対
の支持枠材内に呑み込ませる」構成については、第1〜
第8実施形態で詳細に説明し、「窓枠が呑み込まれない
支持枠材と、この支持枠材に対向する窓枠材との間に隙
間を形成し、この隙間に間隔保持部材を介装する」構成
については、第9実施形態で詳細に説明する。
【0009】さらに、以上において、窓枠材が呑み込ま
れる一対の支持枠材の室外側端縁に、開口部の面内方向
の内側に延長した延長部を長手方向に連続して設け、こ
の延長部を一対の窓枠材の室外側の鉛直面に当接させ、
一対の支持枠に呑み込まれない窓枠材の室外側端縁に、
開口部の面内方向の外側に延長した当接片を長手方向に
連続して設け、この当接片を支持枠に当接させることが
好ましい。このような場合には、支持枠に延長部を設
け、窓枠に当接片を設けることにより、支持枠と窓枠と
が室外側において四周にわたって連続して接触するよう
になるため、室外側から雨水等が浸入し難くなり、止水
性が向上する。
【0010】この際、隔保持部材を支持枠材および窓枠
材の対向方向に弾性変形可能に設けてもよく、このよう
な場合には、間隔保持部材の弾性変形により、間隔保持
部材が介装される隙間で支持枠材および窓枠材間の寸法
誤差が吸収される。
【0011】なお、以上の改装サッシでは、建物の開口
部に取り付けられた支持枠の支持上枠内に窓枠の窓上枠
を呑み込ませた後、窓枠全体を支持枠内に位置させ、窓
枠を下方に落とし込んで窓枠の窓下枠を支持枠の支持下
枠内に呑み込ませることにより、窓枠がいわゆる縦倹飩
式で容易に入れ込まれるようになる。
【0012】また、建物の開口部に取り付けられた支持
枠の一方の支持縦枠内に窓枠の一方の窓縦枠を呑み込ま
せた後、窓枠全体を支持枠内に位置させ、窓枠をその見
付け方向にずらして窓枠の他方の窓縦枠を支持枠の他方
の支持縦枠内に呑み込ませれば、窓枠がいわゆる横倹飩
式で容易に入れ込まれるようになる。
【0013】
【発明の実施の形態】
〔第1実施形態〕以下、本発明の第1実施形態を図面に
基づいて説明する。図1は、本実施形態に係る改装サッ
シである引き違い窓1を示す縦断面図、図2は、引き違
い窓1の横断面図である。
【0014】引き違い窓1は、室内外方向(見込み方
向)の略半分が建物の開口部Aから室外側に突出した半
外付けタイプであり、開口部Aに取り付けられた支持枠
10と、この支持枠10内に配置された窓枠20と、窓
枠20内に配置された一対の障子30とで構成されてい
る。
【0015】支持枠10は、それぞれアルミ製の押出形
材からなる支持枠材である支持上枠11、支持下枠1
2、および左右の支持縦枠13を枠組みして構成されて
いる。
【0016】支持上枠11は、室外側端縁から下方(開
口部Aの面内方向内側)に延長して室内側に折曲したL
字形状の上側延長部11Aと、リップ溝11Bが設けら
れた室内側の垂下部11Cとを備えている。これらの各
部位11A〜11Cは、支持上枠11の押出成形時に同
時に形成されることで長手方向に連続している。そし
て、リップ溝11Bにはシール材14がはめ込まれてい
る。
【0017】このような支持上枠11は、外壁面に沿っ
て上方に延出した取付片11Dが外側からの釘15でま
ぐさBに固定され、室内外方向の略中央の水平部分が上
向きの木ねじ16でまぐさBに固定され、垂下部11C
の下端に設けられた水平部分がやはり上向きの木ねじ1
7で額縁Cに固定されている。
【0018】支持下枠12は、室外側端縁から上方(開
口部Aの面内方向内側)に延長して室内側に折曲した逆
L字形状の下側延長部12Aと、この下側延長部12A
の室内側に設けられた水平な第1受面部12Bと、この
第1受面部12Bのさらに室内側に設けられた段違いの
水平な第2受面部12Cと、リップ溝12Dが設けられ
た立上部12Eとを備えている。そして、これらの各部
位12A〜12Eも、支持下枠12の押出成形時に同時
に形成されることで長手方向に連続している。また、リ
ップ溝12Dにもシール材14がはめ込まれている。
【0019】このような支持下枠12は、外壁面に沿っ
て下方に延出した第1取付片12Fが室外側からの釘1
5で窓台Dに固定され、室内側の下部に設けられた第2
取付片12Gが斜め下向きの木ねじ16で窓台Dに固定
され、室内側の上部に設けられた最も室内寄りの水平部
分が下向きの木ねじ17で膳板Eに固定されている。
【0020】支持縦枠13は、室外の中空部分から室内
側にかけて設けられた平坦な鉛直面部13Aと、この鉛
直面部13Aの室内側端縁から開口部Aの面内方向内側
に折曲した折曲部13Bと、鉛直面部13Aおよび折曲
部13Bからなる角部に設けられたリップ溝13Cと、
リップ溝13Cの中寄り(開口部Aの面内方向内側寄
り)に設けられて室外側に延出した接合片13Dとを備
えており、これらの各部位13A〜13Dも長手方向に
連続している。また、リップ溝13Cにはシール材14
がはめ込まれている。このシール材14は、連続部材で
あり、各支持枠材11,12,13のリップ溝11B,
12D,13Cにはめ込まれて支持枠10を四周にわた
って確実にシールしている。
【0021】このような支持縦枠13は、外壁面に沿っ
て見付け方向に延出した取付片13Eが室外側からの釘
15で柱Fに固定され、リップ溝13Cの室外側が見付
け方向に沿った木ねじ16で柱Fに固定され、最も室内
寄りの部分がやはり見付け方向に沿った木ねじ17で縦
額縁Gに固定されている。
【0022】なお、支持枠10の周囲には、サイディン
グ、モルタル、ALC等からなる外壁材60が隣接配置
されている。この外壁材60と支持枠10との間には、
バックアップ材およびシーリング材が充填されて防水処
理されている。これらにより、外壁材60の端縁は、支
持枠10で見切られている。
【0023】窓枠20は、それぞれアルミ製の押出形材
からなる窓枠材である窓上枠21、窓下枠22、および
左右の窓縦枠23で構成されており、窓上枠21が支持
上枠11の上側延長部11Aおよび垂下部11C間に呑
み込まれ、窓下枠22が下側延長部12Aおよび立上部
12E間に呑み込まれて配置されている。
【0024】窓上枠21は、室外側端縁から上方および
下方に延長された上側係止部21Aと、下方に延出した
二条の上側ガイドレール21Bとを備えている。上側係
止部21Aの室外側の鉛直面には、支持上枠11に設け
られた上側延長部11Aの先端が長手方向に沿って連続
して当接している。上側ガイドレール21Bのさらに室
内側に設けられた鉛直面には、支持上枠11のシール材
14が密着している。
【0025】窓下枠22は、室外側端縁から上方および
下方に延長された下側係止部22Aと、支持下枠12の
第1受面部12Bで受けられる支持面部22Bと、第2
受面部12Cで受けられる支持片22Cと、上方に延出
した二条の下側ガイドレール22Dとを備えている。下
側係止部22Aの室外側の鉛直面には、支持下枠12に
設けられた下側延長部12Aの先端が長手方向に沿って
連続して当接している。支持片22Cを形成している鉛
直面の上部側には支持下枠12のシール材14が密着し
ている。なお、下側係止部22Aの上部側は、上側係止
部21Aの下部側とともに網戸用のガイドレールを形成
している。
【0026】窓縦枠23は、室外側端縁から見付け方向
の両側(開口部Aの面内方向両側)に延長しかつ一端が
支持縦枠13の鉛直面部13Aに長手方向に沿って連続
して当接した第1当接片23Aと、第1当接片23Aの
室内側にそれぞれ設けられて同様に鉛直面部13Aに当
接した第2〜第4当接片23B〜23Dと、第2当接片
23Bの室外側に設けられたリップ溝23Eとを備えて
おり、リップ溝23Eには支持縦枠13と接触するヒレ
状のシール材24がはめ込まれ、第4当接片23Dの室
内側の面には支持縦枠13のシール材14が密着してい
る。この窓縦枠23は、第2、第3当接片23B,23
C間が見付け方向に沿ったビス25で支持縦枠13の中
空部分に固定され、最も室内寄りの部分が同様に見付け
方向に沿ったビス26で支持縦枠13の接合片13Dに
固定されている。
【0027】以上の支持枠10および窓枠20において
は、図3(B)に示すように、支持上枠11への窓枠2
0の呑み込み代を規定する呑込寸法N1は、支持下枠1
2への呑み込み代を規定する呑込寸法N2以上(N1≧
N2)に設定され、窓枠20の上側を先に支持上枠11
に呑み込ませることで窓枠20全体が支持枠10内に位
置されるようになっている。また、図3(C)に示すよ
うに、支持下枠12の第1受面部12B(図1)から支
持上枠11の上側延長部11Aの下端までの高さ寸法H
1は、窓下枠22の支持面部22B(図1)から窓上枠
21の室外側の上端までの高さ寸法H2よりも小さく
(H1<H2)設定され、窓枠20が支持下枠12上に
配置された状態では、窓枠20が支持枠10の上下延長
部11A、12Aに係止されて室外側に外れないように
なっている。すなわち、本実施形態では、窓枠20が支
持枠10に対して縦倹飩式で入れ込まれるように構成さ
れている。
【0028】一方、障子30は、それぞれアルミ製の押
出形材からなる上框31、下框32、および左右の竪框
33を四周枠組みして形成された框枠34と、框枠34
内にはめ込まれた複層ガラス35とで構成されており、
窓枠20に設けられた上側ガイドレール21Bおよび下
側ガイドレール22D間に係合され、下框32に取り付
けられた戸車36によって下側ガイドレール22D上を
摺動する。
【0029】このような本実施形態においては、以下の
ようにして引き違い窓1を建物の開口部Aに取り付け
る。先ず、図3(A)に示すように、開口部Aに支持枠
10を釘15、木ねじ16,17(図1、図2)で固定
する。次いで、窓枠20を縦倹飩式で支持枠10内に入
れ込む。すなわち、窓枠20をクレーン等で吊ったり持
ち上げる等しながら若干傾斜させ、窓枠20の窓上枠2
1を室外側から支持枠10の支持上枠11内に呑み込ま
せる。そして、図3(B)に示すように、窓枠20全体
を支持枠10内に位置させた後に下方に落とし込み、図
3(C)に示すように、窓枠20の窓下枠22も支持枠
10の支持下枠12内に呑み込ませる。この後、図2に
示すように、窓枠20をビス25,26で支持枠10の
支持縦枠13に固定し、最後に、障子30を窓枠20内
に配置する。
【0030】また、建物の改装等により窓枠20を取り
替える場合には、障子30を取り外した後、ビス25,
26を外して図3(C)→(A)の手順で窓枠20を取
り外し、この後、新たな窓枠を前述した手順で支持枠1
0内に配置すればよく、外壁材60を破壊して支持枠1
0を開口部Aから取り外す必要はない。
【0031】このような本実施形態によれば、以下のよ
うな効果がある。 1)窓枠20が支持枠10に対して縦倹飩式で入れ込ま
れるため、窓枠20の窓上枠21が支持枠10の支持上
枠11に呑み込まれて係止され、窓下枠22が支持下枠
12に呑み込まれて係止されようになり、窓枠20を支
持枠10から外れ難くできる。従って、作業者は窓枠2
0を支持枠10にビス止めする際に窓枠20を押さえる
必要がなく、作業者の負担を軽減して窓枠20の取付作
業を容易に行える。また、反対に、建物の改装等にとも
なって支持枠10から窓枠20を取り外す場合にも、取
外作業を容易に行うことができる。
【0032】2)窓枠20が縦倹飩式で支持枠10内に
入れ込まれることで、窓枠20の支持枠10内への配置
作業自体も簡単に行え、この点からも窓枠20の取付作
業を一層容易に行うことができる。
【0033】3)窓枠20が上下両側で支持枠10に係
止されていることは、窓枠20をビス止めして取り付け
た後においても維持されるため、窓枠20に風圧が作用
しても良好に対抗でき、耐風圧性を向上させることがで
きる。
【0034】4)支持枠10に設けられたシール材14
は、窓枠20の入れ込み方向に対して対向する向きで配
置されているため、窓枠20を支持枠10内に入れ込む
ことでシール材14に確実に密着させることができ、良
好なシール性を得ることができる。
【0035】5)窓枠20の上部側では、上側係止部2
1Aの外側の鉛直面に支持上枠11の上側延長部11A
が接触し、窓枠20の下部側では、下側係止部22Aの
外側の鉛直面に支持下枠12の下側延長部12Aが接触
し、窓枠20の左右両側では、窓縦枠23の第1当接片
23Aが支持縦枠13の鉛直面部13Aに当接している
ため、支持枠10と窓枠20とを室外側において四周に
わたって連続して接触させることができる。従って、支
持枠10と窓枠20との間から雨水等を浸入し難くで
き、止水性を向上させることができる。特に、窓枠20
の左右両側においては、雨水等が浸入した場合でも、窓
縦枠23にはシール材24が設けられているため、雨水
がより室内側に入り込むのを防止できる。さらに、窓縦
枠23の第2〜第4当接片23B〜23Dが支持縦枠1
3の鉛直面部13Aに当接しているため、この点からも
雨水の室内側への浸入をより確実に防止できる。
【0036】6)支持枠10の上側延長部11Aや下側
延長部12A、および窓枠20の上側係止部21Aや下
側係止部22Aは、長手方向に連続して設けられている
ため、それらを支持枠材および窓枠材の押出成形と同時
に容易に形成できる。
【0037】7)窓枠20の支持枠10への固定は、全
て見付け方向に沿ったビス25,26で行われるため、
ビス止め作業を室内側から容易に行え、かつ安全であ
る。
【0038】8)窓枠20は支持枠10に固定されてい
る構造であるため、建物の改装や窓の種類を変更するた
めに窓枠20を外す場合には、支持枠10から取り外せ
ばよく、開口部A周りの外壁材60を壊す必要がない。
従って、窓枠20の取り替え工事を簡単かつ安価に行え
る。
【0039】〔第2実施形態〕図4、図5には、本発明
の第2実施形態に係る改装サッシである縦辷り出し窓2
が示されている。縦辷り出し窓2は、前記第1実施形態
と同じ支持枠10を備えた半外付けタイプであり、支持
枠10内の窓枠20と、窓枠20内の障子30とを含ん
で構成されている。なお、以下の説明では、支持枠10
を含む第1実施形態と同じ構成部材には同一符号を付
し、それらの説明を省略または簡略化する。また、本実
施形態および後述する他の実施形態においては、第1実
施形態で説明した外壁材60(図1、図2)の図示を省
略する。
【0040】窓枠20は、窓上枠21、窓下枠22、お
よび左右の窓縦枠23とで構成され、窓上枠21が支持
上枠11内に呑み込まれ、窓下枠22が支持下枠12内
に呑み込まれている。窓上枠21の室外側端縁には、第
1実施形態と同様に上側係止部21Aが設けられてい
る。窓下枠22の下側係止部22Aは下方にのみ延出し
て形成されている。これは、本改装サッシが辷り出し窓
であることにより、網戸を用いることができず、網戸用
のガイドレールが不要だからである。窓縦枠23は、第
1実施形態と同様に第1〜第4当接片23A〜23Dを
有し、見付け方向に沿ったビス25,26で支持縦枠1
3に固定されている。
【0041】障子30は、上框31、下框32、および
左右の竪框33からなる框枠34と、框枠34内に配置
された複層ガラス35とで構成され、上框31と窓上枠
21との間および下框32と窓下枠22との間にそれぞ
れ配置されたステンレス製の辷り出しアーム(6バーヒ
ンジ)37により、窓枠20に対して開閉可能に設けら
れている。
【0042】このような本実施形態においても、建物の
開口部Aに取り付けられている支持枠10の支持上枠1
1内に窓枠20の窓上枠21を外側から呑み込ませた
後、窓枠20全体を支持枠10内に位置させ、窓枠20
を下方に落とし込んで窓下枠22を支持下枠12内に呑
み込ませることにより、窓枠20を縦倹飩式に入れ込ん
で縦辷り出し窓2を取り付ける。また、窓枠20を取り
替えるにあたっては、支持枠10から窓枠20を取り外
せばよく、支持枠10を開口部Aから取り外す必要はな
い。
【0043】本実施形態によれば、窓枠20が縦倹飩式
に支持枠10内に入れ込まれるため、第1実施形態で述
べたように1)の効果を得ることができ、また、他の同
様な構成により、第1実施形態での2)〜8)の効果も
同様に得ることができる。
【0044】〔第3実施形態〕図6、図7には、本発明
の第3実施形態に係る改装サッシである引き違い窓3が
示されている。引き違い窓3は、内付けタイプである点
で第1実施形態の引き違い窓1と異なる。具体的には、
支持枠10の形状が異なっており、他の窓枠20、障子
30は同じ形状である。従って、以下には、支持枠10
についてのみ説明し、他の構成部材の説明を省略する。
【0045】略全体が開口部A内に納められている支持
枠10の支持上枠11では、上側延長部11Aと取付片
11Dとが近接し、また、図1に示す額縁Cが設けられ
ていないことで、木ビス17(図1)で固定される水平
部分が省かれている。支持下枠12では、室外に突出し
た中空部分が設けられておらず、下側延長部12Aと第
1取付片12Fとが近接し、また、図1に示す膳板Eが
設けられていないことで第2取付片12Gが省かれ、そ
の分木ビス17がより下方位置で用いられるようになっ
ている。支持縦枠13にも中空部分がなく、取付片13
Eが室外側端縁に近接して設けられ、また、図1に示す
縦額縁Gが設けられていないことで、木ビス17(図
1)で固定される部分が省かれている。
【0046】本実施形態でも、第1実施形態と同じ方法
によって引き違い窓3が取り付けられる。そして、本実
施形態では、第1実施形態の1)〜8)の効果を同様に
得ることができるのに加え、以下の効果がある。 9)内付けタイプの引き違い窓3では、支持枠10を開
口部Aに取り付けるにあたって、木ねじ16,17によ
る締付箇所を第1実施形態の引き違い窓1に比して削減
でき、引き違い窓3の取り付けを一層容易に行うことが
できる。
【0047】〔第4実施形態〕図8、図9には、本発明
の第4実施形態に係る改装サッシである引き違い窓4が
示されている。引き違い窓4は、外付けタイプである点
で第1実施形態の引き違い窓1と異なる。具体的には、
支持枠10の形状が異なっており、他の窓枠20、障子
30は同じ形状である。従って、以下には、第3実施形
態と同じ様に支持枠10についてのみ説明し、他の構成
部材の説明を省略する。
【0048】略全体が開口部Aの外側に取り付けられて
いる支持枠10の支持上枠11では、釘打ちされる取付
片11Dが室内寄りに設けられている。また、室内側の
下端が斜め上向きの木ねじ18でまぐさBに固定されて
おり、他の木ねじは使用されていない。そして、支持上
枠11には中空部分が設けられて剛性が確保されるよう
になっている。支持下枠12でも、釘打ちされる取付片
12Fが室内寄りに設けられている。また、支持下枠1
2には二つの中空部分が設けられて剛性が確保されるよ
うになっている。ただし、図1に示すような第2取付片
12Gは設けられていない。支持縦枠13でも、取付片
13Eが室内寄りに設けられており、さらに、最も室内
よりの部分が斜めの木ねじ18で柱Fに固定され、他の
木ねじは使用されていない。そして、支持縦枠13は、
略全体が中空部分とされて剛性が確保されるようになっ
ている。
【0049】本実施形態では、第1実施形態と基本的に
同じ方法によって引き違い窓4が取り付けられる。ただ
し、支持枠10を柱Fに固定するにあたって木ねじ18
を用いる点が第1実施形態とは異なる。そして、本実施
形態では、第1実施形態の1)〜8)の効果、および第
3実施形態での9)の効果を同様に得ることができる。
【0050】〔第5実施形態〕図10、図11には、本
発明の第5実施形態に係る改装サッシである引き違い窓
5が示されている。なお、本実施形態でも、前述した各
実施形態と同じ構成部材には同一符号を付してそれらの
説明を省略または簡略化し、以下には相違点のみを説明
する。
【0051】本実施形態では、窓枠20の各窓縦枠23
が支持枠10の各支持縦枠13にそれぞれ呑み込まれて
いる。すなわち、図11に示すように、支持枠10の各
支持縦枠13の室外側端縁には、開口部Aの面内方向内
側に延長して室内側に折曲した延長部13Fが設けられ
ており、窓枠20の窓縦枠23が支持縦枠13の延長部
13Fおよび折曲部13B間に呑み込まれている。そし
て、窓縦枠23の室内外側の両端縁には、開口部Aの面
内方向外側に延長した同様なL字形の係止部23Fが設
けられ、室外側の係止部23Fが延長部13Fに係止さ
れ、室内側の係止部23Fにシール材14が密着してい
る。ただし、支持縦枠13には、図2に示す接合片13
Dは設けられておらず、窓縦枠23には各当接片23A
〜23Dやヒレ状のシール材24は設けられていない。
【0052】図10に戻って、支持枠10の支持上枠1
1は、窓枠20に対向する面が平坦な水平面部11Eと
され、この水平面部11Eには窓上枠21の室内外側の
両端縁に設けられた当接片21Cが当接している。ま
た、窓下枠22の室外側端縁に設けられた網戸用のガイ
ドレールの下部側は、支持下枠12の第1受面部12B
で受けられる支持片を兼ねた当接片22Eとなってい
る。ただし、支持上枠11および支持下枠12の室外側
端縁には、図1に示す延長部11A,12Aが設けられ
ていない。
【0053】このような本実施形態では、開口部Aに設
けられた支持枠10内に窓枠20を横倹飩式で入れ込
む。すなわち、先ず、図12(A)に示すように、支持
枠10の一方の支持縦枠13内に窓枠20の一方の窓縦
枠23を室外側から呑み込ませた後、図12(B)に示
すように、窓枠20全体を支持枠10内に位置させ、窓
枠20をその見付け方向にずらし、図12(C)に示す
ように、他方の窓縦枠23を支持枠10の他方の支持縦
枠13内に呑み込ませる。そして、窓枠20の窓上枠2
1および窓下枠22を支持枠10の支持上枠11および
支持下枠12にビス止めし、最後に障子30を配置す
る。
【0054】本実施形態によれば、窓枠20が支持枠1
0に対して横倹飩式で入れ込まれるため、窓枠20の各
窓縦枠23が支持枠10の各支持縦枠13に呑み込まれ
て係止され、窓枠20を支持枠10から外れ難くでき
る。従って、本実施形態でも第1実施形態での1)の効
果を同様に得ることができる。また、第1実施形態の引
き違い窓1と同じ構成、および相当する構成により、前
述の2)〜8)の効果も得ることができる。
【0055】〔第6実施形態〕図13、図14には、本
発明の第6実施形態に係る改装サッシである縦辷り出し
窓6が示されている。縦辷り出し窓6では、窓枠20が
横倹飩式で支持枠10内に入れ込まれるように構成され
ている点で第2実施形態とは異なり、障子30が辷り出
し用に構成されている点で第5実施形態とは異なる。従
って、他の構成は第2実施形態または第5実施形態と同
じであり、ここではそれらの説明を省略する。
【0056】本実施形態でも、窓枠20を横倹飩式で支
持枠10内に入れ込むため、第5実施形態と同様に前述
の1)の効果を得ることができ、他の構成によって2)
〜8)の効果を得ることができる。
【0057】〔第7実施形態〕図15、図16には、本
発明の第7実施形態に係る改装サッシである引き違い窓
7が示されている。引き違い窓7では、窓枠20が横倹
飩式で支持枠10内に入れ込まれるように構成されてい
る点で第3実施形態とは異なる。すなわち、引き違い窓
7は、第5実施形態の引き違い窓5を内付けタイプとし
たものである。従って、他の構成は第3実施形態または
第5実施形態と同じであり、ここではそれらの説明を省
略する。
【0058】本実施形態でも、窓枠20を横倹飩式で支
持枠10内に入れ込むため、第5実施形態と同様に前述
の1)の効果を得ることができ、他の構成によって2)
〜8)の効果を得ることができる。
【0059】〔第8実施形態〕図17、図18には、本
発明の第8実施形態に係る改装サッシである引き違い窓
8が示されている。引き違い窓8では、窓枠20が横倹
飩式で支持枠10内に入れ込まれるように構成されてい
る点で第4実施形態とは異なる。すなわち、引き違い窓
8は、第5実施形態の引き違い窓5を外付けタイプとし
たものである。従って、他の構成は第4実施形態または
第5実施形態と同じであり、ここではそれらの説明を省
略する。
【0060】本実施形態でも、窓枠20を横倹飩式で支
持枠10内に入れ込むため、第5実施形態と同様に前述
の1)の効果を得ることができ、他の構成によって2)
〜8)の効果を得ることができる。
【0061】〔第9実施形態〕図19、図20には、本
発明の第9実施形態に係る改装サッシである引き違い窓
9の支持枠10および窓枠20が示されている。引き違
い窓9では、窓枠20が縦倹飩式で支持枠10内に入れ
込まれるように構成されているが、室内側から入れ込ま
れるようになっている点で前述の各実施形態とは大きく
異なる。つまり、支持枠10の支持上枠11、支持下枠
12、および支持縦枠13の室内側端縁には、延長部1
1A,12A,13Fがそれぞれ設けられ、窓枠20を
室外側から入れ込むことはできない。なお、各延長部1
1A,12A,13Fにも四周に連続したシール材14
がはめ込まれており、これにより、室外側においても支
持枠10と窓枠20とのメタルタッチによる雨仕舞いを
なくして止水性の向上が図られている。
【0062】このような引き違い窓9では、図20に示
すように、支持縦枠13と窓縦枠23との間に隙間Hが
設けられており、窓枠20を支持枠10内に入れ込む
際、窓枠20を持する手先を支持縦枠13および窓縦枠
23間に差し入れることにより、窓枠20の取り扱いが
容易に行われるようになっている。
【0063】隙間H内には合成樹脂製のピース部材等か
らなる間隔保持部材40が介装されており、隙間Hの間
隔が確実に保持されるようになっている。このような間
隔保持部材40は、支持縦枠13の嵌合部13G,13
Hに嵌合されて室内外方向の位置決めがなされ、支持縦
枠13および窓縦枠23を接合するビス25によって上
下方向の位置決めがなされており、嵌合部13G,13
Hに嵌合された本体部41と、本体部41に片持ち状態
に設けられて弾性力が付与された舌片部42とで構成さ
れている。舌片部42は、本体部41に対して口開きあ
るいは口閉じ方向(支持縦枠13および窓縦枠23の対
向方向)に弾性変形して隙間Hの寸法誤差(支持縦枠1
3および窓縦枠23間の寸法誤差)を吸収可能に設けら
れている。さらに、間隔保持部材40の室内側にはテー
パ面43が設けられ、室内側から入れ込まれる窓枠20
がガイドされるようになっている。
【0064】また、室内側に開口した隙間Hは、前述の
嵌合部13Hとさらに室内側の嵌合部13Iとに嵌合さ
れる押縁44によって塞がれている。なお、この押縁4
4は、窓枠20が入れ込まれた後に嵌合されものであ
り、従って、押縁44にもはめ込まれる室内側のシール
材14は現場において後付けされる。
【0065】本実施形態では、前記各実施形態に比して
窓枠20の入れ込み方向が異なるものの、窓枠20が第
1〜第4実施形態と同様に縦倹飩式で入れ込まれるた
め、前述した1)の効果を得ることができ、図19、図
20に示す他の同様な構成によって2)〜4)、6)〜
8)の効果も同様に得ることができる。
【0066】さらに、本実施形態の特有の構成により、
以下の効果を得ることができる。 10)窓枠20は支持枠10の四周に沿って設けられた
延長部11A,12A,13Fでより確実に係止される
ため、室外側により外れ難くなり、耐風圧性を一段と向
上させることができる。
【0067】11)この際、各延長部11A,12A,
13Fと窓枠20との間にもシール材14が設けられて
いるため、支持枠10および窓枠20間のメタルタッチ
で止水性を得ていた第1〜第8実施形態に比し、止水性
をさらに向上させることができる。
【0068】12)窓枠20は縦倹飩式で支持枠10内
に入れ込まれるが、支持縦枠13と窓縦枠23との間に
は隙間Hが形成されるため、この隙間に手先を差し入れ
ることで、支持縦枠13および窓縦枠23間に手先が挟
まれることなく窓枠20を入れ込むことができ、作業性
をさらに向上させることができる。
【0069】13)隙間H内には間隔保持部材40が介
装されるため、隙間Hを設けたとしても窓枠20のがた
つきを確実に防止できる。
【0070】14)間隔保持部材40には弾性変形可能
な舌片部42が設けられているため、支持枠10や窓枠
20等の部材自身の寸法誤差や、組立寸法誤差、あるい
は取り付け寸法誤差等によって支持縦枠13および窓縦
枠23間の寸法に誤差が生じても、この誤差を舌片部4
2の弾性変形よって吸収できる。
【0071】15)間隔保持部材40の室内側にはテー
パ面43が設けられているため、窓枠20を室内側から
支持枠10内に入れ込む際、このテーパ面43に押し当
ててガイドさせることにより、窓枠20をスムーズに入
れ込むことができる。
【0072】なお、本発明は、前記各実施形態に限定さ
れるものではない。例えば、前記第1〜第4実施形態で
は、支持上枠11の延長部11Aが下方に延長して室内
側に折曲したL字形状とされ、直に窓枠20の室外側の
鉛直面に接触していたが、図21(A)、(B)に示す
ように、延長部11Aを下方に延長した略一直線状に形
成し、延長部11Aと窓枠20との間にL字形状のピー
ス部材からなる固定部材50を配置してもよい。このよ
うな固定部材50は、窓枠20を支持枠10内に倹飩式
で入れ込んだ後、支持上枠11と窓枠20との間におい
て、支持上枠11の凸条部分に設けられた切欠部11F
を通して下方から挿入され、外側からのビス51で固定
される。このような場合には、支持上枠11における室
外側の延長部11Aと室内側の垂下部11Cとの間隔を
大きくした状態で窓枠20を呑み込ませることができ、
倹飩式で入れ込む際の作業性をさらに向上させることが
できる。
【0073】また、固定部材50の形状等は、図21に
示すものに限らず、任意である。例えば図22に示す固
定部材50のように、窓上枠との当接部分を切り起こし
によって設けたり、ビス孔50Aを下方に延びた垂下部
50Bに設け、この垂下部50Bを切欠部11F(図2
1)に係合させて見付け方向のずれをより確実に防止で
きるようにしてもよい。あるいはまた、図23に示す固
定部材50のように、上側の第1部材52と下側の第2
部材53とで構成されたものでもよく、この固定部材5
0では、第1部材52が下側の凸条部に設けられた幅狭
の第1切欠部11Gから挿入されて上側の凸条部の切欠
部11Hに係合され、第2部材53が下側の幅広の第2
切欠部11Iから挿入されて第1切欠部11Gに跨る位
置に配置され、各部材52,53が支持上枠11と窓上
枠との間で下方からビス止めされるようになっており、
ビス51が室外側に露出することがない。なお、これら
の固定部材は、支持下枠と窓枠との間に設けられてもよ
く、横倹飩式の改装サッシでは、支持縦枠と窓枠との間
に設けられてもよい。
【0074】さらに、本発明の改装サッシは、各実施形
態で説明した通常のサッシに限定されず、断熱性能が付
与されたいわゆる断熱サッシであってもよい。そして、
このような断熱サッシは、例えば、支持枠、窓枠、およ
び(障子の)框枠の各枠材を室内部材、室外部材、およ
びこれらの部材間に設けられた断熱部材とで構成し、枠
材を互いにビス止めして枠体の四周に連続した断熱ライ
ンを設けることで得ることができる。ただし、断熱性能
が付与される枠体としては、支持枠、窓枠、および框枠
の全てである必要はなく、いずれかであってよい。
【0075】さらに、本発明の改装サッシは、引き違い
窓や縦辷り出し窓に限定されるものではなく、例えば、
横辷り出し窓、片引き窓、開き窓、FIX窓、上げ下げ
窓、内開き窓、外開き窓等の各種平面窓や、これらの窓
種における出窓にも適用できる。そして、本発明の改装
サッシが取り付けられる建物としては、各種の建築方法
で建てられる住宅の他、ビル等であってもよい。
【0076】
【発明の効果】以上に述べたように、本発明によれば、
窓枠の互いの対向する一対の窓枠材が支持枠の支持枠材
に呑み込まれているため、窓枠が支持枠内に係止される
ようになり、窓枠を支持枠に取り付ける際に窓枠を支持
枠から外れ難くできる。従って、窓枠を押さえなくとも
支持枠にビス止めでき、作業者の負担が軽減されて窓枠
の取付作業を容易に行えるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る改装サッシを示す
縦断面図である。
【図2】第1実施形態の改装サッシを示す横断面図であ
る。
【図3】第1実施形態の改装サッシの取付方法を説明す
るための模式図である。
【図4】本発明の第2実施形態に係る改装サッシを示す
縦断面図である。
【図5】第2実施形態の改装サッシを示す横断面図であ
る。
【図6】本発明の第3実施形態に係る改装サッシを示す
縦断面図である。
【図7】第3実施形態の改装サッシを示す横断面図であ
る。
【図8】本発明の第4実施形態に係る改装サッシを示す
縦断面図である。
【図9】第4実施形態の改装サッシを示す横断面図であ
る。
【図10】本発明の第5実施形態に係る改装サッシを示
す縦断面図である。
【図11】第5実施形態の改装サッシを示す横断面図で
ある。
【図12】第5実施形態の改装サッシの取付方法を説明
するための模式図である。
【図13】本発明の第6実施形態に係る改装サッシを示
す縦断面図である。
【図14】第6実施形態の改装サッシを示す横断面図で
ある。
【図15】本発明の第7実施形態に係る改装サッシを示
す縦断面図である。
【図16】第7実施形態の改装サッシを示す横断面図で
ある。
【図17】本発明の第8実施形態に係る改装サッシを示
す縦断面図である。
【図18】第8実施形態の改装サッシを示す横断面図で
ある。
【図19】本発明の第9実施形態に係る改装サッシを示
す縦断面図である。
【図20】第9実施形態の改装サッシを示す横断面図で
ある。
【図21】本発明の変形例の要部を示す縦断面図および
分解斜視図である。
【図22】本発明の他の変形例を示す斜視図である。
【図23】本発明のさらに他の変形例を示す分解斜視図
である。
【符号の説明】
1,3〜5,7〜9…改装サッシである引き違い窓、
2,6…改装サッシである縦辷り出し窓、10…支持
枠、11…支持枠材である支持上枠、11A,12A,
13F…延長部、12…支持枠材である支持下枠、13
…支持枠材である支持縦枠、20…窓枠、21…窓枠材
である窓上枠、21C,22E,23A…当接片、22
…窓枠材である窓下枠、23…窓枠材である窓縦枠、4
0…間隔保持部材、60…外壁材、A…開口部、H…隙
間。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤井 貴文 富山県黒部市三日市4022 (56)参考文献 特開 平9−32425(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E06B 1/56 - 1/60

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物の開口部に取り付けられて開口部周
    りの外壁材を見切る支持枠と、この支持枠内に着脱自在
    に取り付けられる窓枠とを備え、この窓枠の互いに対向
    する上下一対の窓枠材または左右一対の窓枠材は、これ
    ら一対の窓枠材と対向する前記支持枠の一対の支持枠材
    内に呑み込まれ、窓枠が呑み込まれない支持枠材と、こ
    の支持枠材に対向する窓枠材との間には隙間が形成さ
    れ、この隙間には間隔保持部材が介装されている改装サ
    ッシ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の改装サッシにおいて、
    窓枠材が呑み込まれる前記一対の支持枠材の室外側端縁
    には、前記開口部の面内方向の内側に延長した延長部が
    長手方向に連続して設けられ、この延長部が前記一対の
    窓枠材の室外側の鉛直面に当接され、前記一対の支持枠
    に呑み込まれない窓枠材の室外側端縁には、前記開口部
    の面内方向の外側に延長した当接片が長手方向に連続し
    て設けられ、この当接片が前記支持枠に当接している改
    装サッシ。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の改装サ
    ッシにおいて、前記間隔保持部材は、前記支持枠材およ
    び窓枠材の対向方向に弾性変形可能に設けられている改
    装サッシ
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