JP3225505U - アンカー位置決め機構 - Google Patents

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Abstract

【課題】加圧油の供給によってピストンを移動させる携帯用油圧式加工機に取り付けられるアンカー位置決め機構を提供する。【解決手段】内部に芯棒14の貫通するアンカー10と、携帯用油圧式加工機およびアンカーの間に設けられるハウジング20とを具備している。アンカー10は、外側面の一部におねじ16が形成されおねじと螺合するナット40およびナットに対応するワッシャー42が取り付けられている。ハウジング20は、その内部がアンカー10を収納可能とする収納部20aを備え、その側面内部が段付き形状とされ、受け面22、26が形成されている。アンカーおよびワッシャーの端面10a、42aを受け面22、26にそれぞれ当接させることで、携帯用油圧式加工機に対するアンカー10の相対位置が規制、維持される。【選択図】図2

Description

本考案は、加圧油の供給によってピストンを移動させる携帯用油圧式加工機に取り付けられるアンカー位置決め機構に関する。
アンカーがコンクリート面に一部を突出させて埋設され、アンカーを利用して構造物が固定されている。この種のアンカーは主として金属製とされ、突出される側の端(突出端)の外側面におねじが切られているためアンカーボルトとも称される。
アンカーは中央孔付の中空体からなり、埋設される側の端(埋設端)はスリット付の拡径部とされ、中央孔に芯棒を挿入した形状に形成される。固定物(鉄板など)および固定物の下に位置するコンクリートに穿設された孔にアンカーは埋設端から挿入され、芯棒を打ち込んで拡径部を拡げることによって孔の壁面との間に摩擦力を確保して引き抜き不能に固定される。
アンカーの打ち込みは、携帯用油圧式加工機を起動してそのピストンを前進させてアンカーの芯棒を中央孔に押し込むことにより、固定物およびコンクリートの孔に挿入されたアンカーが固定される。アンカーはハウジングの内部に収納され、アンカーを収納したハウジングを携帯用油圧式加工機の先端に取り付けて、携帯用油圧式加工機に対するアンカーの相対的な位置を規定している(たとえば、実用新案登録第3148394号公報、特開昭60−085878号公報)。
実用新案登録第3148394号公報には、固定物およびコンクリート面と対向(離反)する側のアンカーの先端(上端)に螺着されるアンカー位置決め治具が開示されている。アンカー位置決め冶具は、外方に突出したフランジと、アンカーに形成されたねじの螺合されるねじ面(めねじ)と、螺合されたアンカー先端の当接可能なストッパとを有している。アンカー位置決め治具はアンカーによる打ち込み前に、アンカーの側面に形成されたおねじに螺着により取り付けられ、そして、ハウジングの側面開口からハウジング内部に収納される。
特開昭60−085878号公報には、アンカーの側面のおねじに螺着するナットと、ナットに当接、保持するハウジング内部のナット当接部、ナット保持部とが開示されている。特開昭60−085878号公報のナットが、実用新案登録第3148394号公報のアンカー位置決め治具に相当する。ナット当接部は、ナットの前方側の側面に当接するハウジングの内部側面に形成された段に形成されている。また、ナット保持部は、ボール、スプリングの組み合わせからなり、スプリングに支持されたボールがナットをその側面から弾力的に押し付けている。
実用新案登録第3148394号公報 特開昭60−085878号公報
実用新案登録第3148394号公報では、アンカーの先端(上端)がストッパに当接するまでアンカーをアンカー位置決め治具にねじ込むことで、アンカー位置決め治具に対するアンカーの位置が相対的に規定される。特開昭60−085878号公報では、実用新案登録第3148394号公報と同様に、ナット当接部がナット(アンカー位置決め治具)の前方側の側面に当接することで、アンカー位置決め治具に対するアンカーの位置が相対的に規定される。そのため、アンカー位置決め治具(特開昭60−085878号公報ではナット)によりアンカーと携帯用油圧式加工機との相対位置が規制され、携帯用油圧式加工機のピストンを前進させることで、十分な大きさかつ均一な摩擦力を常に得ることができる。
しかし、位置決め治具はアンカーなどとは別体の小さな部材である。アンカーの打ち込み前に別体の位置決め治具をアンカーに装着する準備作業が必要となり、携帯用油圧式加工機やアンカーの使用者にとって手間がかかる。
また、通常、アンカーを打ち込んだ後に位置決め治具を着脱し、それからアンカーの側面のおねじに別のナットを螺合して引き締めることでアンカーおよび固定物(鉄板など)を一体化している。そのため、携帯用油圧式加工機やアンカーの使用者にとって、位置決め治具を着脱する手間がかかる。
本考案は、別体の位置決め治具を必要とすることなくアンカーと携帯用油圧式加工機との相対的な位置を規制する、構成の簡単なアンカー位置決め機構の提供を目的としている。
上記目的を達成するために本考案では、別体のナットおよびワッシャーをあらかじめアンカーに取りつけ、このアンカーを収納するハウジングがアンカーの位置決め治具としても機能している。
すなわち、請求項1に係る本考案によれば、内部が中空に形成されて前記内部に芯棒の貫通するアンカーと、携帯用油圧式加工機および前記アンカーの間に設けられるハウジングと、を具備するアンカー位置決め機構であって、前記アンカーは、外側面の一部におねじが形成されるとともに、前記おねじと螺合するナットおよび前記ナットに対応するワッシャーの取り付けられたアンカーとされ、前記ハウジングはその内部に前記アンカーを収納可能とする収納部を備えるとともに、一端に前記携帯用油圧式加工機に着脱可能、または一体的に取り付けられ、他端から側面中央部までの側壁が切り欠かれて開口が形成され、前記ハウジングの前記収納部は、その側面内部が段付形状とされ、前記段が前記アンカーおよび前記ワッシャーの端面にそれぞれ当接する受け面を有し、前記アンカーおよび前記ワッシャーは、各受け面に当接して、前記開口から前記ハウジングの前記収納部に収納されている。
請求項1に係る本考案では、ハウジングの収納部の受け面がアンカーおよびワッシャーに当接する(突き当たる)ため、芯棒が携帯用油圧式加工機に押し込まれてもアンカーと携帯用油圧式加工機との相対位置は変更されない。そのため、アンカーを収納するハウジングが位置決め治具としても機能し、別体の位置決め治具は不要である。また、ナットおよびワッシャー付のアンカーを収納可能な収納部に受け面を形成すればよく、複雑な構成を必要としない。
本考案の一実施例に係るアンカー位置決め機構を構成するアンカー、ハウジング、およびハウジングに取り付けられた携帯用油圧式加工機の概略図を示す。 (A)はアンカー位置決め機構に係るアンカーの側面図、(B)はアンカー位置決め機構に係るハウジングの側面図、(C)はアンカー、ハウジングの組み合わせに係る側面図をそれぞれ示す。図2(A)〜(C)の一点鎖線は中心線を示す。
内部が中空に形成されて前記内部に芯棒の貫通するアンカーと、携帯用油圧式加工機および前記アンカーの間に設けられるハウジングと、を具備するアンカー位置決め機構であって、前記アンカーは、外側面の一部におねじが形成されるとともに、前記おねじと螺合するナットおよび前記ナットに対応するワッシャーの取り付けられたアンカーとされ、前記ハウジングはその内部に前記アンカーを収納可能とする収納部を備えるとともに、一端に前記携帯用油圧式加工機に着脱可能、または一体的に取り付けられ、他端から側面中央部までの側壁が切り欠かれて開口が形成され、前記ハウジングの前記収納部は、その側面内部が段付形状とされ、前記段が前記アンカーおよび前記ワッシャーの端面にそれぞれ当接する受け面を有し、前記アンカーおよび前記ワッシャーは、各受け面に当接して、前記開口から前記ハウジングの前記収納部に収納されている。
以下、図面を参照しながら本考案の一実施例について詳細に説明する。図1は、本考案の一実施例に係るアンカー位置決め機構を構成するアンカー、ハウジング、およびハウジングに取り付けられた携帯用油圧式加工機の概略図を示す。図2(A)はアンカー位置決め機構に係るアンカーの側面図、(B)はアンカー位置決め機構に係るハウジングの側面図、(C)はアンカー、ハウジングの組み合わせに係る側面図をそれぞれ示す。図2(A)〜(C)の一点鎖線は中心線を示す。なお、上下左右は、明示の場合を除いて携帯用油圧式加工機やアンカーの使用者から見た方向をいい、Up,Lw、L、Rで示す。
アンカー位置決め機構1は、アンカー10、ハウジング20を具備し、携帯用油圧式加工機30の端部に配置されている。具体的には、携帯用油圧式加工機30の固定物(鉄板など)50bの側の端部(詳細にはシリンダ35)にハウジング20が取り付けられ、ハウジングの内部の収納部20aにナット40およびワッシャー42付のアンカー10の上部が収納されている。
打ち込み式のアンカー10は、内部が中空に形成されて中央孔12が形成され、内部の中空の中央孔に芯棒14が貫通している。アンカー10は、その一端(固定物50bに対向(離反)する側の一端。突出端)の外側面におねじ16が形成され、おねじに螺合するナット40、ワッシャー(平座金)42があらかじめ取り付けられている。アンカー10の末端(固定物50bおよび固定物の下に位置するコンクリート50aに埋設される埋設端)は、スリット18aの形成された拡径部18とされている。アンカーの埋設端は、固定物50bおよびコンクリート50aに穿設された孔50a’、50b’に挿入され、ナット40、ワッシャー42、芯棒14の取り付けられたアンカー10が固定物およびコンクリートの孔に打ち込まれる。
なお、図2(A)(C)の符号10aは、固定物50bに対向(離反)するアンカーの端部の面(アンカーの上面、アンカーねじ端面)を示す。アンカーねじ端面10aは、円形形状の中心に中心孔の形成されたリング形状とされている。
ハウジング20は、その内部が中空とされ、中空の内部はナット40およびワッシャー42付のアンカー10を収納可能とする収納部20aとされている。また、ハウジング20は、固定物50bと対向する一端(上端)に携帯用油圧式加工機30(具体的にはシリンダ35)が着脱可能に取り付けられている。
言い換えると、固定物50bの側から、アンカー10、ハウジング20、携帯用油圧式加工機30(シリンダ35、ポンプ部36、モーター31)の順に配置されている。
ハウジング20の他端(固定物50bの側)から側面中央部までの側壁が切り欠かれ、開口20bが形成されている(図2(B)参照)。言い換えると、ハウジング20はその断面が略半円形状となるように側面の一部が切り欠かれて、収納部20aに至る開口20bが形成されている。ナット40およびワッシャー42付のアンカー10は、開口20bからハウジングの収納部20aに収納または着脱可能とされる。つまり、ナット40およびワッシャー42付のアンカー10に開口20bを整列させて携帯用油圧式加工機30を横にずらせば、ナットおよびワッシャー付アンカーがハウジングの収納部20aに装填、収納される。なお、このような開口付のハウジングは、実用新案登録第3148394号公報(図4(A)(B)参照)においても採用されており、周知の構成にすぎない。
ハウジングの収納部20aは、図2(B)に示すように、その側面内部が段付形状とされ、これらの段が受け面22、26をそれぞれ有している。詳細を述べると、ハウジングの収納部20aは断面略円形形状の上部20aUp、下部20aLwの2部に大きく分割され、上部、下部の間の板状の仕切り部22aには、上部、下部よりも断面の径の小さい中央孔22a’が形成されている。中央孔22a’は切り欠き状に形成され、仕切り部22aの中央に位置する中央孔の末端はアンカーの芯棒14の挿通される内径を有し、中央孔の末端から開口20bに向かって長く伸びて切り欠かれている。このような中央孔22a’の形状により、アンカーの芯棒14を開口20bから収納部20aの内部へ挿入(あるいは内部から脱着)することができる。
ハウジングの収納部の上部20aUpは、その上面外部に携帯用油圧式加工機30が取り付けられ、また、その上面に携帯用油圧式加工機のピストン34の挿通可能な内径を持つ挿入孔(図示しない)が形成されている。図1、図2(C)に示すように、ハウジングの収納部の上部20aUpにアンカー20から突出した芯棒14の上部(上端)が配置、収納されている。ハウジングの収納部の上部20aUpの外部上面の挿入孔(図示しない)を介してピストン34が上部20aUp内部に挿入されて芯棒14の上方に位置し、芯棒の上部の面14Upに当接して芯棒を突き当てる。
ハウジングの収納部の下部20aLwは、アンカー10に取り付けられたナット40、ワッシャー42を収納可能な形状に形成され、また、内部側面に複数の段が形成されている。特に、上部、下部の間の仕切り部の中央孔22a’よりも大きな径による段が仕切り部22aの直下に形成され、仕切り部の下面が受け面22とされている。図2(C)に示すように、受け面22は、アンカーの外部上面(端面)であるアンカーねじ端面10aに当接する(突き当たる)形状に形成されている。
また、仕切り部22aの下方の内部側面は当接面24とされ、この当接面は、アンカー10に取り付けられたナットの外側面40aを左右側方から当接、挟持する形状にあらかじめ形成されている。すなわち、当接面24は、アンカー10を締め付ける際にナット40が共回りしないための回り止めの役割をなしている。
さらに、下部20aLwの内部であって当接面24の直下に、アンカー10に取り付けられたワッシャー42を収納するワッシャー収納部20aLw’が設けられている。そして、ワッシャー収納部20aLw’に段が形成され、この段にワッシャー42の下面(端面)42aと当接する他の受け面26が形成されている(図2(C))。なお、図2(C)に示すように、ワッシャー収納部20aLw’の内部にはナット40、ワッシャー42のない空間28が存在するが、この空間はワッシャーの挿入される逃がしとされている。
携帯用油圧式加工機30は本考案の要旨でなく、その構成は特開昭60−085878号記載の公知の構成と同様であるためその詳細は省略する。概略的に述べると、携帯用油圧式加工機30は商用電源やバッテリーを電源とし、モーター31のトリガースイッチ32を引くとポンプが起動して内蔵する油を加圧する。加圧油によってピストン34が、ポンプ部36に接続されたシリンダ35の内部を前進し、圧縮されたリターンばね(圧縮コイルばね)のばね力によってピストンが復帰する周知の構成となっている。なお、図1に示す携帯用油圧式加工機30のモーターは、交流100V用のものを使用している。
アンカー位置決め機構1における動作について述べる。
アンカー位置決め機構1のアンカー10の外側面に設けられたおねじ16に、ナット40をあらかじめ螺合し、ワッシャー42を取り付ける。それから、開口20bから水平にスライドするようにナット40およびワッシャー42付のアンカー10をハウジングの収納部20aに収納し、アンカーねじ端面10a、ワッシャーの下面42aがハウジングの受け面22、26にそれぞれ当接させる。そして、ハウジング20から突出するアンカー10の下部を回転させてアンカーを引き締めると、ナット40、おねじ16がさらに螺合し、アンカーねじ端面10a、ワッシャーの下面42aがハウジングの受け面22、26に強固に押し当てられ、当接される。
携帯用油圧式加工機30をハウジング20の上部に取り付け、携帯用油圧式加工機のトリガースイッチ32を引いてポンプを起動すると、ピストン34がシリンダ35内を前進して、収納部の上部20aUpの収納孔(図示しない)を介してハウジングの収納部20a内に入り込む(図1参照)。ピストン34がアンカーの芯棒14の上面を押圧し打ち込むと、拡径部18が拡幅されてコンクリートの孔50a’の壁面に押圧され、孔壁面との間に摩擦力を確保して引き抜き不能にアンカー10がコンクリート50aに固定される。
つまり、芯棒14の打ち込みが実質的に開始される前に、アンカー10の締め付けによりアンカーがハウジングの受け面22、26に必ず押し付けられ、受け面に押し付けられた後でなければ芯棒の打ち込みが浅くなり、アンカーの性能が発揮できない。
打ち込みの終了後、携帯用油圧式加工機30を横にずらせば、ハウジング20とともに携帯用油圧式加工機が外され、ハウジングの開口20bからナット40およびワッシャー42付のアンカー10が解放され、挿入したナットおよびワッシャー付アンカーが固定物およびコンクリートの孔50a、50bに残される。固定物50bから突出したアンカー10の上部で、ナット40を締め付けることによりアンカーと固定物50b(鉄板など)を固着することができる。
図2(B)(C)に示すように、ハウジング内部の中空の収納部20aは、その側壁が段付に形成され、この段がアンカーねじ端面10a、ワッシャーの下面42aにそれぞれ当接可能な受け面22、26とされている。さらに詳細に述べれば、受け面22がアンカーねじ端面10aに当接することにより、アンカー10の上方向(固定物50bから離反する方向)への動きが規制され、アンカーの上方向のずれ、がたつきが防止される。また、受け面26がワッシャーの下面42aに当接することにより、受け面22と同様にアンカーの上方向のずれ、がたつきが防止される。
つまり、携帯用油圧式加工機30の駆動によりナット40およびワッシャー42付のアンカー10が、ハウジング20から突出する下部を回転されて引き締められる際に、ハウジングの受け面22、26がナット付のアンカーのアンカーねじ端面10a、ワッシャーの下面42aにそれぞれ当接してアンカーの位置ずれなどを防止し、携帯用油圧式加工機30に対するアンカーの相対位置が常に維持される。
そのため、ハウジング20がアンカー10を収納するとともにアンカーの位置決め治具としても機能しており、別体の位置決め治具は不要である。また、ハウジングの収納部の受け面22、26が固定点となり、芯棒14の実質的な打ち込みの開始される基準となる。そのため、ピストン34のストロークを一定に保てばアンカー20の打ち込み距離が常に一定になり、アンカーに対する均一な打ち込みが保証される。そして、コンクリートの孔50aの壁面との間に十分な摩擦力を確保してアンカー10をコンクリート50aに固定することができる。
ハウジング20への収納前にナット40がアンカー10にあらかじめ螺合されており、ナットを紛失することはない。アンカーの芯棒14を打ち込んだ後にハウジング20を除去し、固定物50b上に残されたアンカーのナット40を引き締めて、アンカー、固定物を強固に一体化する。
また、受け面22、26を有するようにハウジング20を成形すれば足り、アンカー位置決め機構1のハウジング20の構成は簡単である。
さらに、実施例ではナット40、ワッシャー42はそれぞれ別部材としていたが、ナット、ワッシャーを一体とする構成であってもよい。そして、ハウジングの収納部20aの内部に当接面24を形成し、当接面にナットの外側面40aを当接させてアンカーに対するナットの共回りを防止する構成としてもよい。
上述した実施例は、本考案を説明するためのものであり、本考案を何など限定するものでなく、本考案の技術範囲内で変形、改造などの施されたものも全て本考案に包含されることはいうまでもない。
たとえば、収納部の形状は実施例の形状に限定されない。
本考案は、アンカー位置決め治具を使用している各種アンカーに広範囲に応用できる。
1 アンカー位置決め機構
10 アンカー
10a アンカーの端面(上面)
14 芯棒
16 おねじ
20 ハウジング
20a 収納部
20b 開口
22、26 受け面
24 当接面
30 携帯用油圧式加工機
40 ナット
40a ナットの外側面
42 ワッシャー
42a ワッシャーの端面(下面)

Claims (4)

  1. 内部が中空に形成されて前記内部に芯棒の貫通するアンカーと、携帯用油圧式加工機および前記アンカーの間に設けられるハウジングと、を具備するアンカー位置決め機構であって、
    前記アンカーは、外側面の一部におねじが形成されるとともに、前記おねじと螺合するナットおよび前記ナットに対応するワッシャーの取り付けられたアンカーとされ、
    前記ハウジングはその内部に前記アンカーを収納可能とする収納部を備えるとともに、一端に前記携帯用油圧式加工機に着脱可能、または一体的に取り付けられ、他端から側面中央部までの側壁が切り欠かれて開口が形成され、
    前記ハウジングの前記収納部は、その側面内部が段付形状とされ、前記段が前記アンカーおよび前記ワッシャーの端面にそれぞれ当接する受け面を有し、
    前記アンカーおよび前記ワッシャーは、各受け面に当接して、前記開口から前記ハウジングの前記収納部に収納されるアンカー位置決め機構。
  2. 前記アンカーの上面および前記ワッシャーの下面がそれぞれ前記受け面に当接する請求項1記載のアンカー位置決め機構。
  3. 前記ナットおよび前記ワッシャーが一体化している請求項1または2記載のアンカー位置決め機構。
  4. 前記ハウジングの前記収納部の内部に、前記ナットの外側面が当接する当接面がさらに形成されている請求項1〜3いずれか記載のアンカー位置決め機構。


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