JP3222712U - ショック延長ボルト - Google Patents
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Abstract
【課題】ショックアブソーバーの正常な機能を損なうことなく、延長することの可能なショック延長ボルトを提供する。【解決手段】ショックアブソーバー20のピストンロッド22の先端に取り付けられるショック延長ボルト10であって、ピストンロッド22を挿通可能な開口部を有し、バンプストッパー23の上限位置を規制するバンプストッパー規制部と、一端にピストンロッド22の先端に嵌合する第1嵌合部を有し、他端にアッパーマウント40に嵌合する第2嵌合部を有する延長ボルト部とを備えている。【選択図】図1
Description
本考案は、ショックアブソーバーのピストンロッドの先端に取り付けられるショック延長ボルトに関する。
サスペンションが伸び切った際の衝撃を緩和するため、簡単に伸び切らないように、ショックアブソーバーの先端にショック延長ボルトを設ける場合がある。
しかし、従来では、そのようにした場合には、伸び側のストロークを伸ばすことができるが、縮み側のストロークも伸びてしまい、バンプスストッパーが正常な位置で機能しないという問題があった。本考案は、かかる問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、ショックアブソーバーの正常な機能を損なうことなく、延長することの可能なショック延長ボルトを提供することにある。
本考案の一実施の形態のショック延長ボルトは、ショックアブソーバーのピストンロッドの先端に取り付けられる。このショック延長ボルトは、バンプスストッパー規制部と、延長ボルト部とを備えている。バンプスストッパー規制部は、ピストンロッドを挿通可能な開口部を有し、ショックアブソーバーのバンプスストッパーの上限位置を規制する。延長ボルト部は、一端にピストンロッドの先端に嵌合する第1嵌合部を有し、他端にアッパーマウントに嵌合する第2嵌合部を有している。
本考案の一実施の形態のショック延長ボルトによれば、延長ボルト部によって、ショックアブソーバーのピストンロッドを延長することができ、バンプスストッパーを、バンプスストッパー規制部によって正常な位置で機能させることができるので、ショックアブソーバーの正常な機能を損なうことなく、延長することができる。
以下、本考案を実施するための形態について、図面を参照して詳細に説明する。以下の説明は本考案の一具体例であって、本考案は以下の態様に限定されるものではない。また、本考案は、各図に示す各構成要素の配置や寸法、寸法比などについても、それらに限定されるものではない。
[構成]
本考案の一実施の形態に係るショック延長ボルトの構成について説明する。図1は、本実施の形態に係るショック延長ボルト10およびその周辺部品の構成例を表したものである。ショック延長ボルト10はショックアブソーバー20の先端に取り付けられる。ショックアブソーバー20は、例えば、図1に示したように、シリンダ21と、一端がシリンダ21に埋設されたピストンロッド22と、シリンダ21の一部およびピストンロッド22を覆うように設けられたバンプスストッパー23とを備えている。
本考案の一実施の形態に係るショック延長ボルトの構成について説明する。図1は、本実施の形態に係るショック延長ボルト10およびその周辺部品の構成例を表したものである。ショック延長ボルト10はショックアブソーバー20の先端に取り付けられる。ショックアブソーバー20は、例えば、図1に示したように、シリンダ21と、一端がシリンダ21に埋設されたピストンロッド22と、シリンダ21の一部およびピストンロッド22を覆うように設けられたバンプスストッパー23とを備えている。
ショックアブソーバー20には、これを取り巻くようにサスペンションスプリング30が取り付けられており、さらに、ショックアブソーバー20の上端(具体的には、ショック延長ボルト10の先端)には、アッパーマウント40が連結されている。通常走行では、サスペンションスプリング30の伸縮によるばね力と、ショックアブソーバー20の減衰力とにより、路面からタイヤに作用する力が受け止められる。また、ショックアブソーバー20により、タイヤの上下動による車体の振動が減衰される。
バンプスストッパー23は、車輪が大きくはねあがり、サスペンションスプリング30が大きく圧縮されたときに、シリンダ21の先端がアッパーマウント40に直接ぶつからないように設けられた緩衝材である。バンプスストッパー23は、例えば、ゴムやウレタンなどで構成されている。
図2は、ショック延長ボルト10の分解図である。ショック延長ボルト10は、図2に示したように、バンプスストッパー規制部111と、延長ボルト部112と、ナット部113(第2ナット部)とを有している。図3は、ショック延長ボルト10の六面図である。図4は、バンプスストッパー規制部111およびナット部113の六面図である。
ナット部113は、例えば、バンプスストッパー規制部111のうち、後述の開口部111Aに連結して設けられている。ナット部113は、バンプスストッパー規制部111のうち、開口部111Aに一体に設けられていてもよい。いずれにしても、ナット部113は、バンプスストッパー規制部111に回動不能に固定されている。
ナット部113は、ピストンロッド22に嵌合する嵌合部113A(第3嵌合部)を有している。嵌合部113Aは、例えば、ピストンロッド22の先端のオネジに嵌合するメネジで構成されている。ナット部113の周面には、例えばモンキーレンチを使ってナット部113を回すことの可能な複数の平坦面が形成されている。
バンプスストッパー規制部111は、ピストンロッド22を挿通可能な開口部111Aを有している。開口部111Aは、開口部111Aの中心軸と、嵌合部113Aの中心軸とが互いに同軸となるように形成されている。バンプスストッパー規制部111は、開口部111Aにピストンロッド22を挿通した状態で、バンプスストッパー23の先端に接する。なお、バンプスストッパー規制部111と、バンプスストッパー23の先端との間に、所定の間隙が存在していてもよい。
バンプスストッパー規制部111は、バンプスストッパー23の上限位置を規制する。ショック延長ボルト10が取り付けられているときのバンプスストッパー23の上限位置をZ1とし、ショック延長ボルト10が取り付けられておらず、ピストンロッド22の先端が直接、アッパーマウント40に連結されているときのバンプスストッパー23の上限位置をZ2とする。このとき、バンプスストッパー規制部111が、Z2がZ1とほぼ等しくなる位置に取り付けられていることが好ましい。バンプスストッパー規制部111の位置は、ナット部113によって規定される。
バンプスストッパー規制部111の下限位置は、例えば、ピストンロッド22の先端に設けられたオネジの付け根位置に存在する段差部分によって規定される。例えば、バンプスストッパー規制部111が上記段差部分に当接する場合、バンプスストッパー規制部111の下限位置は、上記段差部分が形成されている位置となる。バンプスストッパー規制部111は、ナット部113および延長ボルト部112によるダブルナット(後述)によってピストンロッド22に固定される。
延長ボルト部112は、嵌合部112A(第1嵌合部)および複数の窪み部112Bが形成されたナット部112C(第1ナット部)と、嵌合部112D(第2嵌合部)とを有している。嵌合部112Aは、延長ボルト部112の一端に形成されており、嵌合部112Dは、延長ボルト部112の他端に形成されている。つまり、延長ボルト部112は、ナット部112Cと嵌合部112Dとが一体に形成されたボルトである。
嵌合部112Dは、アッパーマウント40のメネジに嵌合するオネジで構成されており、アッパーマウント40に連結される。嵌合部112Aは、ピストンロッド22の先端のオネジに嵌合するメネジで構成されている。嵌合部112Aは、嵌合部112Aの中心軸と、嵌合部112Dの中心軸とが互いに同軸となるように形成されている。複数の窪み部112Bは、ナット部112Cの周面に形成されている。各窪み部112Bは、例えばモンキーレンチを使ってナット部112Cを回すことの可能な平坦面となっており、ナット部112Cの周面における窪み部112B以外の箇所と比べると、若干窪んだ形状となっている。
ナット部112Cは、バンプスストッパー規制部111と、アッパーマウント40との間に、所定の間隙を形成する。ナット部112Cの長さD1と、ナット部113の長さD2との合計が、ショック延長ボルト10によって延長される長さに相当する。ナット部112Cおよびナット部113は、ダブルナットを構成している。例えば、ナット部113を、モンキーレンチを使って固定した状態で、ナット部112Cを、モンキーレンチを使って締めることにより、振動によるナット部113,112Cの緩みや脱落が防止される。なお、念のため、ナット部113,112Cにロックタイト(登録商標)を付けて、振動によるナット部113,112Cの緩みや脱落を確実に防止することが好ましい。
[効果]
次に、本実施の形態に係るショック延長ボルト10の効果について説明する。
次に、本実施の形態に係るショック延長ボルト10の効果について説明する。
サスペンションが伸び切った際の衝撃を緩和するため、簡単に伸び切らないように、ショックアブソーバーの先端にショック延長ボルトが設ける場合がある。しかし、従来では、そのようにした場合には、伸び側のストロークを伸ばすことができるが、縮み側のストロークも伸びてしまい、バンプスストッパーが正常な位置で機能しないという問題があった。
一方、本実施の形態では、延長ボルト部112によって、ショックアブソーバー20のピストンロッド22を延長することができ、バンプスストッパー23を、バンプスストッパー規制部111によって正常な位置で機能させることができる。これにより、ショックアブソーバー20の正常な機能を損なうことなく、ピストンロッド22を延長することができる。
また、本実施の形態では、延長ボルト部112が嵌合部112Aを有するナット部112Cと、嵌合部112Dとが一体に形成されたボルトとなっている。これにより、嵌合部112Aをピストンロッド22の先端に嵌合することにより、ピストンロッド22を延長することができる。
また、本実施の形態では、バンプスストッパー規制部111に回動不能に固定されたナット部113が設けられており、ナット部113およびナット部112Cがダブルナットを構成している。これにより、例えば、ナット部113を、モンキーレンチを使って固定した状態で、ナット部112Cを、モンキーレンチを使って締めることにより、振動によるナット部113,112Cの緩みや脱落を防止することができる。
10…ショック延長ボルト、20…ショックアブソーバー、21…シリンダ、22…ピストンロッド、23…バンプスストッパー、30…サスペンションスプリング、40…アッパーマウント、111…バンプスストッパー規制部、111A…開口部、112…延長ボルト部、112A…嵌合部、112B…窪み部、112C…ナット部、112D…嵌合部、113…ナット部、113A…嵌合部。
Claims (3)
- ショックアブソーバーのピストンロッドの先端に取り付けられるショック延長ボルトであって、
前記ピストンロッドを挿通可能な開口部を有し、前記ショックアブソーバーのバンプストッパーの上限位置を規制するバンプストッパ―規制部と、
一端に前記ピストンロッドの先端に嵌合する第1嵌合部を有し、他端にアッパーマウントに嵌合する第2嵌合部を有する延長ボルト部と
を備えた
ショック延長ボルト。 - 前記延長ボルト部は、前記第1嵌合部を有する第1ナット部と、前記第2嵌合部とが一体に形成されたボルトである
請求項1に記載のショック延長ボルト。 - 前記バンプストッパ―規制部に回動不能に固定されており、前記ピストンロッドに嵌合する第3嵌合部を有する第2ナット部を更に備え、
前記第1ナット部および前記第2ナット部は、ダブルナットを構成している
請求項2に記載のショック延長ボルト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2019001470U JP3222712U (ja) | 2019-04-06 | 2019-04-06 | ショック延長ボルト |
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CN112283228A (zh) * | 2020-11-18 | 2021-01-29 | 海盐上宇紧固件科技股份有限公司 | 一种船舶柴油机用高强度汽缸盖螺栓 |
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2019
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CN112283228A (zh) * | 2020-11-18 | 2021-01-29 | 海盐上宇紧固件科技股份有限公司 | 一种船舶柴油机用高强度汽缸盖螺栓 |
CN112283228B (zh) * | 2020-11-18 | 2022-07-29 | 海盐上宇紧固件科技股份有限公司 | 一种船舶柴油机用高强度汽缸盖螺栓 |
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