JP3222611B2 - 演算器 - Google Patents
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- JP3222611B2 JP3222611B2 JP06770593A JP6770593A JP3222611B2 JP 3222611 B2 JP3222611 B2 JP 3222611B2 JP 06770593 A JP06770593 A JP 06770593A JP 6770593 A JP6770593 A JP 6770593A JP 3222611 B2 JP3222611 B2 JP 3222611B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、特にアナログ入力デ−
タをA/D変換してデジタル信号処理を行った上でアナ
ログ出力する演算器の改良に関する。
タをA/D変換してデジタル信号処理を行った上でアナ
ログ出力する演算器の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】近年のデジタル信号処理において、A/
D変換やD/A変換をノイズシェ−ピング特性を利用し
たΣΔ変調方式で行うという方法が広く用いられてい
る。従来のデジタル信号処理における入力デ−タのレベ
ル変化は、変調器(例えばΣΔ変調器)によりノイズシ
ェ−ピングして少ないビット長とした入力デ−タについ
て、以下のいずれかの処理をするという方法により行わ
れている。
D変換やD/A変換をノイズシェ−ピング特性を利用し
たΣΔ変調方式で行うという方法が広く用いられてい
る。従来のデジタル信号処理における入力デ−タのレベ
ル変化は、変調器(例えばΣΔ変調器)によりノイズシ
ェ−ピングして少ないビット長とした入力デ−タについ
て、以下のいずれかの処理をするという方法により行わ
れている。
【0003】a) デシメ−ションフィルタ等により、
帯域制限した多ビット長のデ−タとした後、多ビット長
の係数値と掛け合わせ、オ−バ−サンプリング用フィル
タを通した上で、変調器によるノイズシェ−ピング処理
を行い、少ないビット長のデ−タにして出力する。 b) 出力パルス高を変化させて出力する。 c) 出力パルス幅を変化させて出力する。
帯域制限した多ビット長のデ−タとした後、多ビット長
の係数値と掛け合わせ、オ−バ−サンプリング用フィル
タを通した上で、変調器によるノイズシェ−ピング処理
を行い、少ないビット長のデ−タにして出力する。 b) 出力パルス高を変化させて出力する。 c) 出力パルス幅を変化させて出力する。
【0004】図5は、従来のデジタル信号処理によるア
ッテネ−タの一例を示すものである。まず、アナログデ
−タは、ΣΔ変調A/Dコンバ−タ1−1により、ΣΔ
・A/D変換される。当該ΣΔ変調A/Dコンバ−タ1
−1によりノイズシェ−ピングされ、少ないビット長と
された入力デ−タは、さらにデシメ−ション用デジタル
フィルタ1−2に入力され、マルチビット(mビット)
のデ−タに変換される。この後、乗算器1−3におい
て、デシメ−ション用デジタルフィルタ1−2の出力デ
−タ(mビット)と、係数(nビット)との多ビット同
士の乗算が行われる。また、乗算器1−3の出力デ−タ
(m+n−1ビット)は、オ−バ−サンプリング用デジ
タルフィルタ1−4によりkビットのデ−タに変換され
る。さらに、オ−バ−サンプリング用デジタルフィルタ
1−4の出力デ−タは、ΣΔ変調D/Aコンバ−タ1−
5により、ΣΔ・D/A変換される。
ッテネ−タの一例を示すものである。まず、アナログデ
−タは、ΣΔ変調A/Dコンバ−タ1−1により、ΣΔ
・A/D変換される。当該ΣΔ変調A/Dコンバ−タ1
−1によりノイズシェ−ピングされ、少ないビット長と
された入力デ−タは、さらにデシメ−ション用デジタル
フィルタ1−2に入力され、マルチビット(mビット)
のデ−タに変換される。この後、乗算器1−3におい
て、デシメ−ション用デジタルフィルタ1−2の出力デ
−タ(mビット)と、係数(nビット)との多ビット同
士の乗算が行われる。また、乗算器1−3の出力デ−タ
(m+n−1ビット)は、オ−バ−サンプリング用デジ
タルフィルタ1−4によりkビットのデ−タに変換され
る。さらに、オ−バ−サンプリング用デジタルフィルタ
1−4の出力デ−タは、ΣΔ変調D/Aコンバ−タ1−
5により、ΣΔ・D/A変換される。
【0005】上記構成によれば、十分な精度を得るため
に、多ビット×多ビットの乗算を行う乗算器1−3を具
備している。即ち、一般に乗算を含んだデジタル信号処
理のハ−ドを構成する場合には、十分な精度を得るため
に、多ビット同士の乗算を行う乗算器1−3が必要とな
る。
に、多ビット×多ビットの乗算を行う乗算器1−3を具
備している。即ち、一般に乗算を含んだデジタル信号処
理のハ−ドを構成する場合には、十分な精度を得るため
に、多ビット同士の乗算を行う乗算器1−3が必要とな
る。
【0006】しかし、乗算器1−3の処理速度には限界
があるため、当該乗算器で処理するビット数が増える
と、信号処理全体の処理速度を制限してしまう欠点があ
る。また、乗算器1−3を構成するハ−ドが増大すると
いう欠点がある。さらに、上記回路構成の場合、デ−タ
のアッテネ−ト処理は、多ビットの乗算器1−3で行わ
れるため、当該乗算器の負担を大きくする欠点がある。
があるため、当該乗算器で処理するビット数が増える
と、信号処理全体の処理速度を制限してしまう欠点があ
る。また、乗算器1−3を構成するハ−ドが増大すると
いう欠点がある。さらに、上記回路構成の場合、デ−タ
のアッテネ−ト処理は、多ビットの乗算器1−3で行わ
れるため、当該乗算器の負担を大きくする欠点がある。
【0007】図6は、従来のデジタル信号処理によるア
ッテネ−タの他の一例を示すものである。この例は、図
5の回路において、ΣΔ変調D/Aコンバ−タ1−5の
出力デ−タ(1ビット)のパルス高を変化させ、入力デ
−タのレベルを変化させるものである。即ち、デ−タの
アッテネ−ト処理を多ビットの乗算器1−3で行わず、
当該乗算器の負担を軽減させたものである。なお、図6
において、1−6は、可変電位源、1−7は、高低レベ
ル切替用スイッチである。
ッテネ−タの他の一例を示すものである。この例は、図
5の回路において、ΣΔ変調D/Aコンバ−タ1−5の
出力デ−タ(1ビット)のパルス高を変化させ、入力デ
−タのレベルを変化させるものである。即ち、デ−タの
アッテネ−ト処理を多ビットの乗算器1−3で行わず、
当該乗算器の負担を軽減させたものである。なお、図6
において、1−6は、可変電位源、1−7は、高低レベ
ル切替用スイッチである。
【0008】しかし、この構成では、パルス高を制御す
る回路のアナログ特性が、アッテネ−トの精度に影響す
る欠点がある。また、入力デ−タのレベルを変化させた
後のデ−タは、アナログデ−タとして取り扱わなければ
ならないため、アッテネ−ト処理後に続けてデジタル信
号処理をすることができない欠点がある。
る回路のアナログ特性が、アッテネ−トの精度に影響す
る欠点がある。また、入力デ−タのレベルを変化させた
後のデ−タは、アナログデ−タとして取り扱わなければ
ならないため、アッテネ−ト処理後に続けてデジタル信
号処理をすることができない欠点がある。
【0009】図7は、従来のデジタル信号処理によるア
ッテネ−タの他の一例を示すものである。この例は、図
5の回路において、ΣΔ変調D/Aコンバ−タ1−5の
出力デ−タ(1ビット)のパルス幅を変化させ、入力デ
−タのレベルを変化させるものである。即ち、デ−タの
アッテネ−ト処理を多ビットの乗算器1−3で行わず、
当該乗算器の負担を軽減させたものである。なお、図7
において、1−8は、パルス幅制御装置、1−9は、パ
ルス幅変化用スイッチである。
ッテネ−タの他の一例を示すものである。この例は、図
5の回路において、ΣΔ変調D/Aコンバ−タ1−5の
出力デ−タ(1ビット)のパルス幅を変化させ、入力デ
−タのレベルを変化させるものである。即ち、デ−タの
アッテネ−ト処理を多ビットの乗算器1−3で行わず、
当該乗算器の負担を軽減させたものである。なお、図7
において、1−8は、パルス幅制御装置、1−9は、パ
ルス幅変化用スイッチである。
【0010】しかし、この構成では、出力デ−タのパル
ス幅を制御するために、パルス幅制御装置1−8は、出
力デ−タのパルスの周波数のよりも高い周波数の信号を
出力しなければならない。このため、パルス幅制御装置
1−8のハ−ドに負担をかけるという欠点がある。
ス幅を制御するために、パルス幅制御装置1−8は、出
力デ−タのパルスの周波数のよりも高い周波数の信号を
出力しなければならない。このため、パルス幅制御装置
1−8のハ−ドに負担をかけるという欠点がある。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来のア
ッテネ−ト処理においては、乗算器の負担を増大させ
る、続けてデジタル信号処理を行えない、制御装置に負
担をかける等というような欠点がある。
ッテネ−ト処理においては、乗算器の負担を増大させ
る、続けてデジタル信号処理を行えない、制御装置に負
担をかける等というような欠点がある。
【0012】本発明は、上記欠点を解決すべくなされた
もので、その目的は、乗算器の負担を軽減し、システム
全体を簡素化し得るような演算器を提供することであ
る。
もので、その目的は、乗算器の負担を軽減し、システム
全体を簡素化し得るような演算器を提供することであ
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の演算器は、iビット長の入力デ−タにnビ
ット長の係数を掛け合わせ、当該入力デ−タのレベルを
変化させてjビット長のデ−タを出力する乗算器と、前
記乗算器のjビット長の出力デ−タを変調し、kビット
長のデ−タを出力する変調器とを備えている。
め、本発明の演算器は、iビット長の入力デ−タにnビ
ット長の係数を掛け合わせ、当該入力デ−タのレベルを
変化させてjビット長のデ−タを出力する乗算器と、前
記乗算器のjビット長の出力デ−タを変調し、kビット
長のデ−タを出力する変調器とを備えている。
【0014】本発明の演算器は、多ビット長のデジタル
信号又はアナログ信号を変調し、iビット長の入力デ−
タに変換する第1の変調器と、前記iビット長の入力デ
−タにnビット長の係数を掛け合わせ、当該入力デ−タ
のレベルを変化させてjビット長のデ−タを出力する乗
算器と、前記乗算器のjビット長の出力デ−タを変調
し、kビット長のデ−タを出力する第2の変調器とを備
えている。
信号又はアナログ信号を変調し、iビット長の入力デ−
タに変換する第1の変調器と、前記iビット長の入力デ
−タにnビット長の係数を掛け合わせ、当該入力デ−タ
のレベルを変化させてjビット長のデ−タを出力する乗
算器と、前記乗算器のjビット長の出力デ−タを変調
し、kビット長のデ−タを出力する第2の変調器とを備
えている。
【0015】また、前記nビット長の係数を生成するカ
ウンタをさらに備えている。前記カウンタは、そのカウ
ント値を時間と共に変化させることにより、前記入力デ
−タのレベルを段階的に変化させ得る。
ウンタをさらに備えている。前記カウンタは、そのカウ
ント値を時間と共に変化させることにより、前記入力デ
−タのレベルを段階的に変化させ得る。
【0016】本発明のデジタル信号処理装置は、iビッ
ト長の入力デ−タを所定量だけ任意に遅延させ、それぞ
れ異なる遅延量を有する複数の当該iビット長の入力デ
−タを出力し得る遅延メモリと、所定のiビット長の入
力デ−タに所定のビット長の係数を掛け合わせ、当該入
力デ−タのレベルを変化させてjビット長のデ−タと
し、かつ当該jビット長の出力デ−タを変調し、kビッ
ト長のデ−タを出力する複数個の演算器と、各々の演算
器の出力デ−タを加算する加算器とを備えている。
ト長の入力デ−タを所定量だけ任意に遅延させ、それぞ
れ異なる遅延量を有する複数の当該iビット長の入力デ
−タを出力し得る遅延メモリと、所定のiビット長の入
力デ−タに所定のビット長の係数を掛け合わせ、当該入
力デ−タのレベルを変化させてjビット長のデ−タと
し、かつ当該jビット長の出力デ−タを変調し、kビッ
ト長のデ−タを出力する複数個の演算器と、各々の演算
器の出力デ−タを加算する加算器とを備えている。
【0017】
【作用】上記構成によれば、演算処理のための乗算は、
多ビット長のデジタル信号又はアナログ信号を、量子化
器等においてノイズシェ−ピングし、少ないビット数
(iビット長)のデ−タに変換した後に、当該少ないビ
ット数のデ−タに対して直接行うことが可能である。従
って、乗算器の負担を軽減し、システム全体を簡素化す
ることができる。
多ビット長のデジタル信号又はアナログ信号を、量子化
器等においてノイズシェ−ピングし、少ないビット数
(iビット長)のデ−タに変換した後に、当該少ないビ
ット数のデ−タに対して直接行うことが可能である。従
って、乗算器の負担を軽減し、システム全体を簡素化す
ることができる。
【0018】
【実施例】以下、図面を参照しながら、本発明の一実施
例について詳細に説明する。図1は、本発明の一実施例
に係わる演算器として、アッテネ−タの基本構成を示し
ている。なお、図1において、2−1は、乗算器(iビ
ット×nビット)であり、2−2は、ΣΔ変調器であ
る。
例について詳細に説明する。図1は、本発明の一実施例
に係わる演算器として、アッテネ−タの基本構成を示し
ている。なお、図1において、2−1は、乗算器(iビ
ット×nビット)であり、2−2は、ΣΔ変調器であ
る。
【0019】本実施例では、アッテネ−ト処理のための
乗算は、多ビット長のデジタル信号又はアナログ信号
を、量子化器等においてノイズシェ−ピングし、少ない
ビット数(iビット長)のデ−タに変換した後に、当該
少ないビット数のデ−タに対して直接行っている。
乗算は、多ビット長のデジタル信号又はアナログ信号
を、量子化器等においてノイズシェ−ピングし、少ない
ビット数(iビット長)のデ−タに変換した後に、当該
少ないビット数のデ−タに対して直接行っている。
【0020】即ち、少ないビット数、例えばi(=1)
ビット長に変換された入力デ−タは、乗算器2−1に入
力される。乗算器2−1では、当該iビット長の入力デ
−タとnビットのアッテネ−ト係数とが乗算され、j
(=i+n−1)ビット長のデ−タが出力される。乗算
器2−1の出力デ−タ(jビット長)は、ΣΔ変調器2
−2によりノイズシェ−ピングされ、kビット長、例え
ば1ビット長のデ−タに変換された後に、出力デ−タと
して出力される。
ビット長に変換された入力デ−タは、乗算器2−1に入
力される。乗算器2−1では、当該iビット長の入力デ
−タとnビットのアッテネ−ト係数とが乗算され、j
(=i+n−1)ビット長のデ−タが出力される。乗算
器2−1の出力デ−タ(jビット長)は、ΣΔ変調器2
−2によりノイズシェ−ピングされ、kビット長、例え
ば1ビット長のデ−タに変換された後に、出力デ−タと
して出力される。
【0021】上記構成によれば、一般に、アッテネ−タ
の分解能は、少ないビット長、即ち8ビット長程度の分
解能で十分である。従って、乗算器2−1やΣΔ変調器
2−2は、当該少ないビット長に対応できる程度のもの
で足りるため、図5に示すようなデジタル信号処理装置
における乗算器1−3のように大規模な構成にする必要
がなく、小規模で済むことになる。
の分解能は、少ないビット長、即ち8ビット長程度の分
解能で十分である。従って、乗算器2−1やΣΔ変調器
2−2は、当該少ないビット長に対応できる程度のもの
で足りるため、図5に示すようなデジタル信号処理装置
における乗算器1−3のように大規模な構成にする必要
がなく、小規模で済むことになる。
【0022】図2は、図1のアッテネ−タの回路構成の
一例(1ビットアッテネ−タ)を示すものである。な
お、図2において、2−3は、加算器、2−4は、1サ
ンプル遅延器、2−5は、量子化器、2−6は、乗算器
である。
一例(1ビットアッテネ−タ)を示すものである。な
お、図2において、2−3は、加算器、2−4は、1サ
ンプル遅延器、2−5は、量子化器、2−6は、乗算器
である。
【0023】この回路においては、乗算器2−1の出力
デ−タは、1の補数表現になるが、ΣΔ変調器2−2に
おける演算が2の補数表現で行われるため、ΣΔ変調器
2−2の初段の加算器2−3に符号ビットを桁上りとし
て加えてある。図3は、図1のアッテネ−タの応用例を
示すものである。なお、図3において、2−7は、ΣΔ
変調器、2−8は、アッテネ−ト係数生成用カウンタで
ある。
デ−タは、1の補数表現になるが、ΣΔ変調器2−2に
おける演算が2の補数表現で行われるため、ΣΔ変調器
2−2の初段の加算器2−3に符号ビットを桁上りとし
て加えてある。図3は、図1のアッテネ−タの応用例を
示すものである。なお、図3において、2−7は、ΣΔ
変調器、2−8は、アッテネ−ト係数生成用カウンタで
ある。
【0024】この回路では、デジタル信号処理を行った
後の多(m)ビット長デジタル信号又はアナログ信号
を、さらにΣΔ変調により少ないビット数、iビット
(例えば1ビット)長の入力デ−タに変換し、アッテネ
−ト処理を行っている。
後の多(m)ビット長デジタル信号又はアナログ信号
を、さらにΣΔ変調により少ないビット数、iビット
(例えば1ビット)長の入力デ−タに変換し、アッテネ
−ト処理を行っている。
【0025】即ち、例えばデジタル信号処理が行われた
多ビット長のデジタル信号は、ΣΔ変調器2−7によっ
てiビット長に変換される。iビット長に変換されたデ
ジタル信号は、乗算器(iビット×nビット)2−1に
おいてnビット長のアッテネ−ト係数と掛け合わされる
ことによりアッテネ−トされる。
多ビット長のデジタル信号は、ΣΔ変調器2−7によっ
てiビット長に変換される。iビット長に変換されたデ
ジタル信号は、乗算器(iビット×nビット)2−1に
おいてnビット長のアッテネ−ト係数と掛け合わされる
ことによりアッテネ−トされる。
【0026】なお、nビット長のアッテネ−ト係数は、
カウンタ2−8により与えられている。また、カウンタ
2−8のカウント値を時間の経過と共に変化させること
により、出力デ−タのレベルを段階的に変化させる処理
を行うことができる。
カウンタ2−8により与えられている。また、カウンタ
2−8のカウント値を時間の経過と共に変化させること
により、出力デ−タのレベルを段階的に変化させる処理
を行うことができる。
【0027】乗算器2−1においてアッテネ−ト処理さ
れたデ−タは、j(=i+n−1)ビット長となってい
る。このため、乗算器2−1の出力デ−タ(jビット)
は、さらにΣΔ変調器2−2により、kビット長、例え
ば1ビット長に変換された後に出力される。
れたデ−タは、j(=i+n−1)ビット長となってい
る。このため、乗算器2−1の出力デ−タ(jビット)
は、さらにΣΔ変調器2−2により、kビット長、例え
ば1ビット長に変換された後に出力される。
【0028】図4は、図1のアッテネ−タの他の応用例
を示すものである。なお、図4において、2−9−a,
2−9−b,… 2−9−kは、それぞれ図1のアッテ
ネ−タを表している。また、2−10は、遅延用メモ
リ、2−11は、加算器である。
を示すものである。なお、図4において、2−9−a,
2−9−b,… 2−9−kは、それぞれ図1のアッテ
ネ−タを表している。また、2−10は、遅延用メモ
リ、2−11は、加算器である。
【0029】この回路では、各アッテネ−タの乗算器
に、それぞれ異なるアッテネ−ト係数n1,n2,…n
kが入力されている。即ち、1ビット長の入力デ−タ
を、遅延用メモリ2−10によって所定量だけ任意に遅
延させ、それぞれ異なる遅延量を有する複数の遅延デ−
タについてアッテネ−ト処理を行っている。そして、ア
ッテネ−ト処理後のデ−タを足し合わせることにより、
デジタル信号処理によるエコ−効果を得ている。
に、それぞれ異なるアッテネ−ト係数n1,n2,…n
kが入力されている。即ち、1ビット長の入力デ−タ
を、遅延用メモリ2−10によって所定量だけ任意に遅
延させ、それぞれ異なる遅延量を有する複数の遅延デ−
タについてアッテネ−ト処理を行っている。そして、ア
ッテネ−ト処理後のデ−タを足し合わせることにより、
デジタル信号処理によるエコ−効果を得ている。
【0030】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明の演算器
によれば、次のような効果を奏する。一般に、デジタル
信号処理は、ノイズシェ−ピングを用いた変調により、
アナログ信号をデジタル信号に変換した後に行われる
が、本発明の演算器によれば、デシメ−ション用フィル
タが必要なくなる。また、デシメ−ション用フィルタが
不要となることにより、デジタル信号処理後にアナログ
信号に変換する場合においてオ−バ−サンプリング用フ
ィルタを通す必要がなくなる。これにより、従来の構成
(例えば図5)に比べて大幅に回路が簡素化される。
によれば、次のような効果を奏する。一般に、デジタル
信号処理は、ノイズシェ−ピングを用いた変調により、
アナログ信号をデジタル信号に変換した後に行われる
が、本発明の演算器によれば、デシメ−ション用フィル
タが必要なくなる。また、デシメ−ション用フィルタが
不要となることにより、デジタル信号処理後にアナログ
信号に変換する場合においてオ−バ−サンプリング用フ
ィルタを通す必要がなくなる。これにより、従来の構成
(例えば図5)に比べて大幅に回路が簡素化される。
【0031】さらに、デジタル信号処理の演算におい
て、従来は、複雑で大規模な多ビット長×多ビット長の
乗算器が必要であったが、本発明の演算器によれば、入
力デ−タが1ビットのときは、乗算器は、2の補数器と
いった簡易なもので構成することができるため、回路を
規模を小さくできる。また、従来は、複雑な乗算器が、
デジタル信号の処理速度を制限していたが、本発明で
は、乗算器が簡易な構成になるため、高速なデジタル信
号処理が可能となる。
て、従来は、複雑で大規模な多ビット長×多ビット長の
乗算器が必要であったが、本発明の演算器によれば、入
力デ−タが1ビットのときは、乗算器は、2の補数器と
いった簡易なもので構成することができるため、回路を
規模を小さくできる。また、従来は、複雑な乗算器が、
デジタル信号の処理速度を制限していたが、本発明で
は、乗算器が簡易な構成になるため、高速なデジタル信
号処理が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係わるアッテネ−タを示す
ブロック図。
ブロック図。
【図2】図1のアッテネ−タの回路構成を示す回路図。
【図3】図1のアッテネ−タの応用例を示すブロック
図。
図。
【図4】図1のアッテネ−タの応用例を示すブロック
図。
図。
【図5】従来のデジタル信号処理装置の一例を示すブロ
ック図。
ック図。
【図6】従来のアッテネ−タの一例を示すブロック図。
【図7】従来のアッテネ−タの一例を示すブロック図。
2−1 …乗算器(iビット×nビット)、 2−2 …ΣΔ変調器、 2−3 …加算器、 2−4 …1サンプル遅延器、 2−5 …量子化器、 2−6 …乗算器、 2−7 …ΣΔ変調器、 2−8 …アッテネ−ト係数生成用カウンタ、 2−9−a,2−9−a,…2−9−n …アッテネ
−タ、 2−10 …遅延用メモリ、 2−11 …加算器。
−タ、 2−10 …遅延用メモリ、 2−11 …加算器。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−331516(JP,A) 特開 平2−19014(JP,A) 特開 昭63−209209(JP,A) 実開 平5−36929(JP,U) 実開 平5−50831(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H03M 3/02 H03H 17/02
Claims (3)
- 【請求項1】 1ビット長の入力データにnビット長の
係数を掛け合わせ、当該入力データのレベルを変化させ
てjビット長のデータを出力する乗算器と、 前記乗算器のjビット長の出力データを変調し、kビッ
ト長のデータを出力する変調器と、 前記nビット長の係数を生成するカウンタとを具備し、 前記カウンタは、そのカウント値を時間と共に変化させ
ることにより、前記入力データのレベルを段階的に変化
させる ことを特徴とする演算器。 - 【請求項2】 多ビット長のデジタル信号又はアナログ
信号を変調し、iビット長の入力データに変換する第1
の変調器と、 前記iビット長の入力データにnビット長の係数を掛け
合わせ、当該入力データのレベルを変化させてjビット
長のデータを出力する乗算器と、 前記乗算器のjビット長の出力データを変調し、kビッ
ト長のデータを出力する第2の変調器と、 前記nビット長の係数を生成するカウンタとを具備し、 前記カウンタは、そのカウント値を時間と共に変化させ
ることにより、前記入力データのレベルを段階的に変化
させる ことを特徴とする演算器。 - 【請求項3】 iビット長の入力データを所定量だけ任
意に遅延させ、それぞれ異なる遅延量を有する複数の当
該iビット長の入力データを出力し得る遅延メモリと、 所定のiビット長の入力データに所定のビット長の係数
を掛け合わせ、当該入力データのレベルを変化させてj
ビット長のデータとし、かつ、当該jビット長の出力デ
ータを変調し、kビット長のデータを出力する複数個の
演算器と、 各々の演算器の出力データを加算する加算器とを具備
し、 i=k=1である ことを特徴とするデジタル信号処理装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06770593A JP3222611B2 (ja) | 1993-03-26 | 1993-03-26 | 演算器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06770593A JP3222611B2 (ja) | 1993-03-26 | 1993-03-26 | 演算器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06283972A JPH06283972A (ja) | 1994-10-07 |
JP3222611B2 true JP3222611B2 (ja) | 2001-10-29 |
Family
ID=13352650
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP06770593A Expired - Fee Related JP3222611B2 (ja) | 1993-03-26 | 1993-03-26 | 演算器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3222611B2 (ja) |
-
1993
- 1993-03-26 JP JP06770593A patent/JP3222611B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06283972A (ja) | 1994-10-07 |
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