JP3221970B2 - 壁パネル - Google Patents

壁パネル

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JP3221970B2
JP3221970B2 JP08927093A JP8927093A JP3221970B2 JP 3221970 B2 JP3221970 B2 JP 3221970B2 JP 08927093 A JP08927093 A JP 08927093A JP 8927093 A JP8927093 A JP 8927093A JP 3221970 B2 JP3221970 B2 JP 3221970B2
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正 小野
実 今井
敏夫 清水
公之 三觜
秀樹 田部井
浩士 小島
光夫 野口
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Shin Etsu Polymer Co Ltd
Shimizu Corp
AGC Inc
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Shin Etsu Polymer Co Ltd
Asahi Glass Co Ltd
Shimizu Corp
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  • Securing Of Glass Panes Or The Like (AREA)
  • Panels For Use In Building Construction (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ガラス等の壁パネルに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、ガラスパネル等の壁パネルと
して、斜視図である図3に示すようなものが知られてい
る。すなわち、シリコーンシーラントにより、ガラス等
の板状部材11の裏面縁部に、細長形状のアルミニウム
製取付部材14が接着されたものである。また、熱硬化
性シリコーンゴム接着剤13によりアルミニウム製取付
部材14を接着した壁パネルも知られている。これら
壁パネルは、アルミニウム製取付部材14を、金属製係
合部材を介して建築物に係合することにより施工され
る。
【0003】しかし、このように施工されたものは、次
の課題がある。すなわち、熱硬化性シリコーンゴム接着
剤を用いるこれらの方法は、接着信頼性、生産性の向
上、養生時間、養生スペースの縮小という意味では、画
期的なものであるが、熱硬化性シリコーンゴム接着剤を
90〜130℃程度の温度で熱加硫させるため、アルミ
ニウムガラス等の熱膨張係数の違いにより、内部応
力が生じ、ガラスが変形する。この変形により、反射映
像が歪という課題がある。特に、熱線反射ガラスを用
いたものにおいては、良好な反射映像を得ることは、き
わめて重要であり、この点で問題となる。
【0004】ガラスの変形を抑えるためには、ガラスの
板厚を増すことが考えられるが、板厚を増すことは、コ
ストアップを招く。もう一つの方法としては、ガラスの
寸法を短くすることが考えられるが、この方法を採る
と、デザイン面で大きな制約を受けることにな
【0005】
【発明の解決しようとする課題】本発明は、前述の従来
技術の有していた課題を解消し、ガラス等の板状部材の
板厚を増すことなく、ガラス等の板状部材の寸法を短く
することなく、施工した際、良好な反射映像を得ること
のできる壁パネルの提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、板状部材の裏
面縁部に、断面がπ字型で細長形状のアルミニウム製取
付部材をシリコーンゴム接着剤により接着した壁パネル
であって、アルミニウム製取付部材が長手方向に複数に
分割されていることを特徴とする壁パネルを提供する。
【0007】以下、本発明を図面に従って説明する。図
1は、本発明の一実施例の壁パネルの斜視図である。図
1において、板状部材11は、建築物の外壁を構成する
もので、ガラス、セラミックス、金属等からなり、外表
面に反射により像を形成するものである。なかでもガラ
ス、特に、裏面に熱線反射層12を設けた熱線反射ガラ
スが像の形成に効果的である。ただし、熱線反射層12
ガラスの表面に設けてもよく、表裏両面に設けてもよ
い。また、板状部材11は、単板ガラスに限られず、合
せガラス、複層ガラスであってもよい。さらに、板状部
材11のサイズは、大きいもの、例えばアルミニウム製
取付部材14の接着される縁部の長さが1000mmを
超えるようなものが効果的である。
【0008】この板状部材11の裏面の縁部には、アル
ミニウム製取付部材14が熱硬化性シリコーンゴム接着
剤13により接着されている。このアルミニウム製取付
部材14は、長手方向に複数に分割されている。このア
ルミニウム製取付部材14の長さdは、長すぎると反射
映像の歪を生じ、短すぎると壁パネルの生産性が低下
し、いずれも好ましくない。この長さdは、板状部材1
1の材質、厚さにより変わり、例えば、板状部材11が
ガラスであり、ガラスの厚さが8〜19mm程度である
場合には、dは100〜800mmの範囲が好ましい。
【0009】アルミニウム製取付部材14の幅として
は、壁パネルが風圧に耐えるものであればよく、具体的
には、10〜30mm程度である。
【0010】熱硬化性シリコーンゴム接着剤13は、図
1では、長さ方向に分割されていないが、アルミニウム
製取付部材14と同様の長さdに分割されていてもよ
い。
【0011】熱硬化性シリコーンゴム接着剤13として
は、自己接着型シリコーンゴムを使用し板状部材11と
アルミニウム製取付部材14とを直接接着することは勿
論のこと、予め板状部材11またはアルミニウム製取付
部材14の一方に熱硬化性シリコーンゴム接着剤13を
接着しておき、別の熱硬化性シリコーンゴム接着剤13
によりこれを接着してもよい。あるいは、アルミニウム
製取付部材と熱硬化性シリコーンゴム接着剤とを共押出
しして、アルミニウム製取付部材と接着一体化した後、
これを熱硬化性シリコーンゴム接着剤を用いて板状部材
11に接着してもよい。
【0012】熱硬化性シリコーンゴム接着剤13の厚
さ、すなわち、板状部材11とアルミニウム製取付部材
14との間隔は、薄すぎると反射映像の歪が生じやす
く、厚くなりすぎるとコストアップになるのでいずれも
好ましくない。熱硬化性シリコーンゴム接着剤13の厚
さは、8〜20mmの範囲が好ましい。
【0013】かかる壁パネルの製造にあたっては、所定
長さdのアルミニウム製取付部材14を準備し、これを
熱硬化性シリコーンゴム接着剤13により板状部材11
へ接着してもよく、dより長いアルミニウム製取付部材
14を準備し、これを熱硬化性シリコーンゴム接着剤1
3により板状部材11へ接着した後、所定長さに切断
してもよい。
【0014】本発明による壁パネルは、側面図である図
2に示すように、アルミニウム製取付部材14に形成さ
れた対称の2個の溝に、金属製の係合部材15を係合
し、この係合部材15を建築物に取り付けることにより
施工される。
【0015】
【実施例】長さ1500mm、幅1000mm、厚さ8
mmのソーダ・ライム・シリカガラスに熱線反射層を形
成して熱線反射ガラスを準備した。この熱線反射ガラス
の長さ方向の縁部に、幅40mm、長さ1500mmの
アルミニウム製取付部材を熱硬化性シリコーンゴム接着
剤を使用して接着し壁パネルを製造した。接着に当た
り、アルミニウム製取付部材を、ダイスで厚さ12mm
に調整した熱硬化性シリコーンゴム接着剤と共押出しを
行ない一体化した。次いで、これを、300℃、3分間
加熱してシリコーンゴム接着剤を加硫させアルミニウム
製取付部材との一体化品を得た。
【0016】次いで、厚さ2mmに分出しした熱硬化性
シリコーンゴム接着剤を介して、この一体化品と熱線反
射ガラスとを圧着し、120℃に60分間保持して硬化
させ、壁パネルを作製した。
【0017】この壁パネルを長さ方向が垂直方向になる
ようにしてアルミニウム製取付部材を固定し、この固定
した壁パネルの反射映像の歪を次のようにして測定し
た。
【0018】壁パネルの面(アルミニウム製取付部材の
接着されていない面)から40mの距離を隔てて、20
0mm角の格子を描いたグリッボードと向かい合わせ
て立て、ガラス面に映る反射映像をグリッボード面か
ら測定した。その結果、反射映像として、格子を形成す
る線は、周縁部で外側へ湾曲する曲線となるように歪ん
でいた。また格子の数は垂直方向に19コであった。な
お、壁パネルが歪んでいない場合は、反射映像として、
格子を形成する線は、直線となり、格子の数は垂直方向
に15コである。
【0019】次に、アルミニウム製取付部材(2本と
も)を中央部で切断し、その長さを約750mmとし、
同様の測定をした。その結果、反射映像として、格子の
直線性は向上し、格子の数は垂直方向に15.8コとな
った。
【0020】さらに、アルミニウム製取付部材(4本と
も)を切断し、その長さを約375mmとし同様の測定
をした。その結果、反射映像として、格子の直線性はよ
り向上し、格子の数は垂直方向に15.5コとなった。
【0021】
【発明の効果】本発明の壁パネルによれば、アルミニウ
ム製取付部材が分割されており、アルミニウム製取付部
材と板状部材の熱膨張係数の相違による板状部材の変
形が生じにくいので、施工後、板状部材の寸法が大きく
ても、その厚さを増加することなく反射映像の歪の少な
いものが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の壁パネルの斜視図。
【図2】図1の壁パネルにアルミニウム製取付部材を係
合したときの側面図。
【図3】従来の壁パネルの斜視図。
【符号の説明】
11:板状部材 13:熱硬化性シリコーンゴム接着剤 14:アルミニウム製取付部材
フロントページの続き (72)発明者 今井 実 東京都港区芝浦1丁目2番3号 清水建 設株式会社内 (72)発明者 清水 敏夫 東京都中央区日本橋本町4丁目3番5号 信越ポリマー株式会社内 (72)発明者 三觜 公之 東京都中央区日本橋本町4丁目3番5号 信越ポリマー株式会社内 (72)発明者 田部井 秀樹 東京都中央区日本橋本町4丁目3番5号 信越ポリマー株式会社内 (72)発明者 小島 浩士 神奈川県横浜市鶴見区末広町1丁目1番 地 旭硝子株式会社 京浜工場内 (72)発明者 野口 光夫 神奈川県横浜市鶴見区末広町1丁目1番 地 旭硝子株式会社 京浜工場内 (56)参考文献 特開 平4−153439(JP,A) 特開 平4−329133(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04C 2/38 E04B 2/72 E04B 2/88 E06B 3/54

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】状部材の裏面縁部に、断面がπ字型で細
    長形状のアルミニウム製取付部材をシリコーンゴム接着
    剤により接着した壁パネルであって、アルミニウム製取
    付部材が長手方向に複数に分割されていることを特徴と
    する壁パネル。
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