JP3218229B2 - 嵌合完了表示機構付コネクタ - Google Patents

嵌合完了表示機構付コネクタ

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JP3218229B2
JP3218229B2 JP33922998A JP33922998A JP3218229B2 JP 3218229 B2 JP3218229 B2 JP 3218229B2 JP 33922998 A JP33922998 A JP 33922998A JP 33922998 A JP33922998 A JP 33922998A JP 3218229 B2 JP3218229 B2 JP 3218229B2
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  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
  • Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、相手コネクタとの
嵌合の完了を確認できる嵌合完了表示機構付コネクタに
関する。
【0002】
【従来の技術】この種の嵌合完了表示機構付コネクタの
例が特開昭60−1774号に開示される。開示される
コネクタはハウジングの所定位置に形成された可撓性ア
ーム及びその内側に摺動可能に位置する表示ロッドを合
む。嵌合前には可撓性アームは表示ロッドの端を隠す閉
状態に置かれる。コネクタが相手コネクタと嵌合される
とき、表示ロッドは可撓性アームを外方に変位させて開
状態となり、この時表示ロッドの端が外側に露出し嵌合
の完了を確認できる。表示ロッドはハウジングに対して
ばねを介して支持されており、相手コネクタとの嵌合が
解除されると元の位腰に戻り、よって可撓性支持アーム
は自身のばね力によって閉状態に戻される。
【0003】
【発明が解決すべき課題】上述の嵌合完了表示機構付コ
ネクタの問題は、可撓性アームの変位が明確でない点で
ある。即ち、開示されるコネクタによれば、閉状態では
表示ロッドは完全に閉じられておらず、表示ロッドが摺
動されるにつれて可撓性アームが徐々に外方に変位され
る構成となっており、よって作業者は嵌合が完了した時
点を明確に知ることができず、嵌合途中にあるものを完
全嵌合と誤認してしまう虞がある。
【0004】加えて上述のコネクタの嵌合完了表示機構
によれば、開状態から閉状態に戻るときに自身のばね力
で元の状態に復帰するよう構成されるので、複数回の操
作又は熱等の影響により可撓性アームがへたってしま
い、その嵌台状態の表示が誤認しやすいものとなってし
まう虞がある。
【0005】従って本発明は、嵌合完了を誤認すること
がなく、耐久性がありその表示の信頼性の高い嵌合完了
表示機構付コネクタを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、嵌合方向に摺
動可能なロッド、及び嵌合前に閉状態とされ前記ロッド
の端を隠すように置かれる変位構造を合み、相手コネク
タとの完全嵌合時に前記ロッドが摺動され前記変位構造
が変位されて開状態とされ前記ロッドが露出し、これに
より完全嵌合を確認できる嵌合完了表示機構を有する嵌
合完了表示機構付コネクタにおいて、前記変位構造は、
前記相手コネクタとの嵌合方向に略交差する方向に前記
ロッド及び該ロッドと逆側に位置するカム部材の間に置
かれ、該カム部材及び前記ロッドの双方とのカム作用に
より前記閉状態と前記開状態との間を変位されることを
特徴とする。
【0007】好ましくは、前記嵌合完了表示機構はハウ
ジング体を有し、前記カム部材は前記ハウジングに一体
的に、即ち固定されて形成される。
【0008】好ましくは、前記変位構造は、前記ハウジ
ング体に対してばね付勢され、嵌合方向と平行な方向に
摺動可能とされる可動部材に設けられる。相手コネクタ
との嵌合前に、前記可動部材は嵌合方向と逆の向きに付
勢されて囲かれる。
【0009】好ましくは、前記ハウジング体には前記可
動部材の摺動を案内する案内手段が設けられる。
【0010】好ましくは、前記変位構造は嵌合前の閉状
態で外方に付勢されて置かれる。
【0011】好ましくは、前記ロッドは先端部で前記変
位構造に係合するよう構成され、前記ロッドの先端部に
は傾斜面が形成される。
【0012】好ましくは、前記変位構造は、略長さ方向
に延びる弾性ビームとその端に位置するカム部を含む。
該カム部は前記ロッドの前記先端部に重なる閉鎖部を含
む。
【0013】好ましくは、前記カム部は内側に突出して
前記ロッドの前記先端部と係合する第1カム部と、外側
に突出して前記カム部材と係合する第2カム部とを含
む。
【0014】好ましくは、前記ロッドには手前記可動部
材を相対摺動できるよう遊動的に保持するための仮保持
構造が設けられる。
【0015】好ましくは、前記ロッドは前記可動部材を
貫通して配置される。前記ロッドの貫通部分は断面が略
矩形とされる。
【0016】好ましくは、前記変位構造は、前記カム部
材及び前記ロッドの前記先端部との双方とのカム作用に
より、嵌合途中時には嵌合前と同じ閉状態が略維持さ
れ、前記ロッドの比較的短いストローク範囲で閉状態か
ら完全嵌合時に対応する開状態へ移行されるよう構成さ
れる。換言すれば、閉状態及び開状態間の状態遷移に対
応する前記ロッドのストローク長さの範囲が最小とされ
るよう構成される。
【0017】
【発明の実施の形態】以下に添付図面を参照して本発明
の好適実施形態となる嵌合完了表示機構付コネクタにつ
いて説明される。
【0018】図1は本発明の第1の好適実施形態となる
嵌合完了表示機構付コネクタを示す概略平面図である。
【0019】図1によれば、嵌合完了表示機構付コネク
タ(以下では単にコネクタともいう。)10は略矩形の
コネクタハウジング11、及びボルトケース15を有す
る。ボルトケース15は相手コネクタと嵌合する嵌合端
12とは逆側の後端13側に位置する。ボルトケース1
5はコネクタハウジング11の略中央に位置し、コネク
タハウジング11を貫通して延びる図示しないボルトを
受容する。ボルトは相手コネクタとの低挿入力(LI
F)嵌合のために使用される。ボルトケース15は、ボ
ルトによるコネクタ同士の嵌合の完了を確認できるよう
に、後述する嵌合完了表示機構の各部品を収容するため
のハウジング体となる。コネクタハウジング11は嵌合
相手のコネクタハウジングが嵌合完了表示機構にアクセ
ス可能なように構成される。類似の構成は例えば、実開
平5−50678号等に開示される。
【0020】図2はボルトケースに合まれる嵌合完了表
示機構を分解して示す斜視図である。
【0021】図2によれば、嵌合完了表示機構100
は、ロッド30、該ロッド30を貫通させて受容する可
動部材50、一対のコイルばね80、及びボルトケース
15に形成されるキャビティ90を有する。
【0022】ロッド30は略円柱形状の第1部分31
と、略矩形断面の第2部分32とを有する。第2部分3
2の先端部33は鈍角を成す一対の傾斜面33aを合
む。また第2部分32の頂側及び底側の外側面には、可
動部材50を比較的短い寸法だけ遊動的に摺動できるよ
う保持する抜け止め用突起34a、34bが形成され
る。底側の外側面の構成は図示されないが、図示される
頂側の構成に対して対称形状とされる。
【0023】可動部材50は基部51、及び該基部51
から略直交方向に突出し弾性変位可能な一対の弾性ビー
ム52を含む変位構造40を有する。基部51は中央に
略矩形の開口58を有する。開口58の側縁は比較的狭
幅の一対のビーム53によって画定される。一対のビ一
ム53によって基部51の中央近傍に他の部分よりも広
幅の広幅部分59が構成される点に注目すべきである。
開口58は上述のロッド30を受容するためものであ
り、開口58がロッド30を受容するときビーム53と
抜け止め用突起34a、34bとが係合し得る。上述の
如くロッド30が開口58内を摺動するとき、開口58
及びロッド30の第2部分32が略相補的な断面形状寸
法を成すのでロッド30の回転が防止される。基部51
の開口58の外側には変位構造40と同方向に突出する
一対のばね支持用ポスト54が形成される。ばね支持用
ポスト54はコイルばね80の一端と係合する。基部5
1の両端には一対のアーム55が形成される。アーム5
5は可動部材50をボルトケース15のキャビティ90
内に抜け止めさせるべく、キャビティ90内の突起91
に係合させるためものである。変位構造40は弾性ビー
ム52の自由端側に、弾性ビーム52の長さ方向に対し
て直交する内外方向にそれぞれ突出する第1及び第2カ
ム部56、57を有する。カム部56、57は弾性ビー
ム52よりも広幅とされる点に注目すべきである。第1
及び第2カム部56、57の作用は後述の説明で明らか
となる。
【0024】キャビティ90は、上述の突起91を側壁
に有し、更に基部51のビーム53によって画定される
広幅部分59を受容する凹溝92を有する。凹溝92は
可動部材50の摺動を案内すべく作用する。図示される
ように、キャビティ90はボルトケース15のボルト受
容穴99の近接位置に設けられる。
【0025】図3乃至図5には、嵌合完了表示機構の組
立後の配置、及び各部材の作用が断面図にして示され
る。
【0026】図3には嵌合前の状態にして各部材の配置
が示される。図2及び図3を参照して、先ず各部材の組
立について簡単に説明する。図2に示したロッド30は
予め可動部材50に係合される。即ち可動部材50は開
口58内にロッド30の第2部分32を受容し、ビーム
53と抜け止め用突起34a、34bとが係合され、こ
れによりロッド30が可動部材50を抜け止めする。一
方ボルトケース15のキャビティ90内には予め一対の
コイルばね80が配置される。コイルばね80はキャビ
ティ90内に設けられた一対のばね支持用ポスト71に
固定される。その後、互いに係合された可動部材50と
ロッド30がキャビティ90内に挿入され、可動部材5
0の基部51のアーム55がキャビティ90内の突起9
1に係合され、このときばね80は可動部材50のばね
支持用ポスト54に係合される。これにより各部材はキ
ャビティ90内に維持される。図3から理解されるよう
に、このとき可動部材50は一対のコイルばね80によ
って嵌合面側、即ち端93側に付勢され、アーム55と
突起91とは当接された関係とされる。
【0027】上述のばね支持用ポスト71はキャビティ
90内に突出するカム壁(カム部材)70から突出す
る。図3に示される状態では、カム壁70は変位構造4
0の第2カム部57に当接し、弾性ビーム52を内側へ
と押す。これにより第1カム部56がロッド30の先端
部33の傾斜面33aに当接して先端部33を端93側
へと押し、同時にロッド30の先端部83が嵌合側とは
逆側の端94側から確認できないように先端部33を隠
す。即ち、第1カム部56は完全嵌合前にロッド30の
先端部33を閉鎖する閉鎖部を兼ねる。ロッド30は通
常可動部材50とは異なる色とされ、ロッド30が端9
4側から視認できないことで作業者は相手コネクタとの
嵌合がされていないことを確認できる。
【0028】図4には嵌合途中の状態が示される。相手
コネクタとの嵌合は上述の図示しないボルトの回転によ
り成される。相手コネクタとの嵌合が進むとき相手コネ
クタのハウジングの一部Pがロッド30の第1部分31
の端面31aを嵌合方向である矢印Aの方向に押す。こ
のとき、変位構造40の一対の弾性ビーム52の端に位
置する第1カム部56は、第2カム部57がカム壁70
によって内側に押された状態にあるために閉鎖状態を維
持する。従ってロッド30の先端部33は第1カム部5
6を介して可動部材50を端94側に押して移動させ
る。図4によれば、可動部材50はコイルばね80の付
勢力に抗して動かされることが理解される。
【0029】図5には嵌合完了時の各部材の状態が開示
される。相手コネクタとの嵌合が完了する位置近傍まで
ロッド30が押し出されると、ロッド30に押されてい
た可動部材50の第1カム部56の外側で第2カム部5
7がカム壁70の位置を超える。従って変位構造40の
弾性ビーム52は外側に向けて変位可能となる。このと
き弾性ビーム52は、それ自身のばね力に加えてロッド
30の傾斜面33aと第1カム部材56とのカム作用に
より強制的に外方に開くよう変位される。従って変位構
造40は開状態となり、開いた状態にある一対の弾性ビ
ーム52の間からロッド30の傾斜面33aが露出され
る。ロッド30は可動部材50に対して相対的に大きく
移動し、ロッド30の先端部33が第1カム部材56に
重なる位置に達する点に注目すべきである。上述の如く
可動部材50に対して色の相違するロッド30が第1カ
ム部材56の間に露出することで作業者はコネクタ同士
の完全な嵌合を確認できる。
【0030】重要な点は、変位構造40の弾性ビーム5
2はコネクタ同士が完全嵌合を生じる極めて短い間に閉
状態から開状態に移行される点である。特に図4及び図
5を共に参照して理解されるように、図4の嵌合途中の
状態では変位構造40の第1カム部56は完全に閉状態
にある点に注目すべきである。即ち、相手コネクタとの
嵌合が進むときにロッド30は矢印A方向に押されて摺
動されるが、変位構造40はロッド30と第1カム部5
6とのカム作用及びカム壁70と第2カム部57とのカ
ム作用の両カム作用により、ロッド30の摺動ストロー
ク長さの中で相手コネクタとの完全嵌合を生じる位置近
傍での極めて短いストロークの間に一気に閉状態から開
状態に移行する。従って作業者が嵌台状態を誤認してし
まう虞が極めて小さくなる。
【0031】相手コネクタとコネクタ10との嵌合が解
除されるときは、ボルトが逆に回転される。これにより
コネクタ10から相手コネクタが離され、ロッド30を
押圧する力が除去される。このとき可動部材50が上述
の如く一対のコイルばね80により端93側にばね付勢
されており、また図5から理解されるように完全嵌合の
状態で可動部材50の変位構造40に設けられる第1カ
ム部56はロッド30の先端部33に重なって位置する
ために、可動部材50の変位構造40における第1カム
部56がロッド30の先端部33を図5中の矢印Aと逆
方向に押圧する。従って、ロッド30は可動部材50と
共に端93側に向けて戻される。このロッド30の戻り
過程においても、変位構造40の第1カム部56は相手
コネクタとの完全嵌合が解除される過程に対応し、ロッ
ド80の極めて短いストロークの間に素早く閉状態から
開状態に移行される点に注目すべきである。これは可動
部材50が端93側に向けて戻されるときに第2カム部
57がカム壁70とカム作用して第1カム部56を内側
に押すためである。第1カム部56はロッド30の先端
部33の傾斜面33aに沿ってスムーズに移動する。そ
の後ロッド30はコイルばね80の付勢力により移動さ
れる可動部材50の第1カム部56によってその先端部
33が押され続ける。これによって嵌合完了表示機構1
00は図5の状態から図4の状態を経て図3の嵌合前の
位置に戻される。コイルばね80の作用により、例えば
長時間の高温環境下での使用により第1カム部56の近
傍の樹脂界面が一部溶けて接着性を持った場合でも、そ
の接着部分が確実に離され元の嵌合前の状態に戻される
ことが保証される。
【0032】図6乃至図8は、本発明の第2の好適実施
形態となる嵌合完了表示機構を示す、図3乃至図5類似
の断面図である。
【0033】図6に示す第2の好適実施形態による嵌合
完了表示機構200も、やはり図1に示されるボルトケ
ース15に類似するボルトケース215に設けられる。
ボルトケース215内には、ロッド230、ロッド23
0を挿通させて受容する可動部材250、一対のコイル
ばね280、及びこれらを受容すべく形成されるキャビ
ティ290を有する。これらの部材は基本的に第1の好
適実施形態と同様に作用する。
【0034】即ち図6乃至図8を順に参照して理解され
るように、図6に示す状態から相手コネクタのコネクタ
ハウジングPがロッド230を図7中の矢印A方向に押
圧すると、ロッド230は傾斜面233aを介して弾性
アーム252先端の第1カム部256を押してロッド2
30と共に可動部材250をキャビティ290内部へと
押し入れる。更にロッド230が押されて移動すると可
動部材250の第2カム部257がキャビティ290の
内壁に位置するカム壁270を超え、これにより弾性ビ
ーム252は外側へと変位可能となる。図8に示すよう
に、弾性ビーム252は自身のばね力に加えて第1カム
部256がロッド230によって押されることで外方に
強制的に開くよう変位され、これによりロッド230は
弾性ビーム252の脇位置から外側に露出する。ロッド
230は弾性ビーム252の少なくとも第1カム部25
6とは相違する色とされるので、嵌合完了を確認するこ
とができる。
【0035】逆に相手コネクタとの嵌合が解除されると
きには、コイルばね280が可動部材250を押し戻す
が、このときカム壁270は弾性ビーム252を強制的
に閉じるよう作用する。コイルばね280の付勢力を受
ける可動部材250は、弾性ビーム252の第1カム部
256がロッド230の傾斜面233aに当接すること
でロッド230を押し戻し、よって全ての部材は図6に
示す位置へと戻される。
【0036】第1の好適実施形態と相違する点は、変位
構造240となる可動部材250の弾性ビーム252が
ロッド230の一側にのみ単独に設けられる点である。
弾性ビーム252が設けられない他側には固定壁297
がボルトケース215に一体的に形成される。固定壁2
97が設けられる他側には弾性ビーム252の撓み変位
空間を必要としないので、第1の好適実施形態比較的小
さな寸法で嵌合完了表示機構200を実現可能となる。
特に固定壁297はロッド230が摺動されるときの案
内手段としても作用する点に注意すべきである。
【0037】以上のように本発明の好適実施形態となる
嵌合完了表示機構付コネクタについて説明したが、これ
はあくまでも例示的なものであり、本発明を制限するも
のではなく、当業者によって様々な変形、変更が可能で
ある。
【0038】
【発明の効果】本発明の嵌合完了表示機構付コネクタに
よれば、変位構造は、相手コネクタとの嵌合方向に略交
差する方向にロッドとその逆側に位置するカム部材との
間に置かれ、カム部材及びロッドとの双方とのカム作用
により閉状態と開状態との間を変位することを特徴とす
るので、嵌合完了表示機構の変位構造の閉状態から開状
態への移行又はその逆の状態遷移を極めて正確に案内さ
せることができ、特にロッドが摺動移動される際に状態
遷移途中状態に対応するストローク長さを極めて短い長
さとすることができ、よって作業者はコネクタの完全嵌
合を誤認することなく正確に完全嵌合を確認できる。ま
た上述の構成により、複数回の嵌合及び嵌合解除操作を
行った場合でも変位構造がカム作用により強制的に変位
されるのでその表示は極めて正確となり、複数回の操作
又は高温環境下で使用した場合でも十分高い信頼性を有
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の好適実施形態となる嵌合完了表
示機構付コネクタを示す概略平面図。
【図2】ボルトケースに合まれる嵌合完了表示機構を分
解して示す斜視図。
【図3】第1の好適実施形態となる嵌合完了表示機構を
嵌合前状態にして示す縦断面図。
【図4】図3の嵌合完了表示機構を嵌合途中状態にして
示す図3類似の縦断面図。
【図5】図3の嵌合完了表示機構を嵌合完了状態にして
示す図3類似の縦断面図。
【図6】第2の好適実施形態となる嵌合完了表示機構を
嵌合前状態にして示す縦断面図。
【図7】図6の嵌合完了表示機構を嵌合途中状態にして
示す図6類似の縦断面図。
【図8】図6の嵌合完了表示機構を嵌合完了状態にして
示す図6類似の縦断面図。
【符号の説明】
10 嵌合完了表示機構付コネクタ 30、230 ロッド 40、240 変位構造 70、270 カム部材(カム壁) 100、200 嵌合完了表示機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 米田 隆浩 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日 産自動車株式会社内 審査官 松縄 正登 (56)参考文献 特開 昭60−1774(JP,A) 特開 昭61−4179(JP,A) 特開 平7−288157(JP,A) 実開 平4−74873(JP,U) 実開 昭61−197672(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 13/64 H01R 13/42 H01R 13/672

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】嵌合方向に摺動可能なロッド、及び嵌合前
    に閉状態とされ前記ロッドの端を隠すように置かれる変
    位構造を合み、相手コネクタとの完全嵌合時に前記ロッ
    ドが摺動され前記変位構造が変位されて開状態とされ前
    記ロッドが露出し、これにより完全嵌合を確認できる嵌
    合完了表示機構を有する嵌合完了表示機構付コネクタに
    おいて、 前記変位構造は、前記相手コネクタとの嵌合方向に略交
    差する方向に前記ロッド及び該ロッドと逆側に位置する
    カム部材の間に置かれ、該カム部材及び前記ロッドの双
    方とのカム作用により前記閉状態と前記開状態との間を
    変位されることを特徹とする嵌合完了表示機構付コネク
    タ。
  2. 【請求項2】前記嵌合完了表示機構はハウジング体を含
    み、前記カム部材は前記ハウジング体に一体的に固定さ
    れて形成されることを特徴とする請求項1の嵌合完了表
    示機構付コネクタ。
  3. 【請求項3】前記変位構造は、前記ハウジング体に対し
    てはね付勢され嵌合方向と平行な方向に摺動可能とされ
    る可動部材に設けられ、該可動部材は前記相手コネクタ
    との嵌合前に、嵌合方向と逆の向きに付勢されて置かれ
    ることを特徴とする請求項2の嵌合完了表示機構付コネ
    クタ。
  4. 【請求項4】前記ロッドは先端部で前記変位構造に係合
    するよう構成され、前記ロッドの先端部には傾斜面が形
    成されることを特徴とする請求項1の嵌合完了表示機構
    付コネクタ。
  5. 【請求項5】前記変位構造は、略長さ方向に延びる弾性
    ビームとその端に位置するカム部を含み、該カム部は前
    記ロッドの前記先端部に重なる閉鎖部を合むことを特徴
    とする請求項1の嵌合完了表示機構付コネクタ。
  6. 【請求項6】前記カム部は内側に突出して前記ロッドの
    前記先端部と係合する前記閉鎖部となる第1カム部と、
    外側に突出して前記カム部材と係合する第2カム部とを
    合むことを特徴とする請求項5の嵌合完了表示機構付コ
    ネクタ。
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