JP3217977U - 無線充電器 - Google Patents
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Abstract
【課題】本体ケースの発熱の低減及び小型化を図るのに好適な無線充電器を提供する。
【解決手段】無線充電器100は、携帯端末40の受電側コイル42に電磁的に結合される給電側コイル12と、入力電力を制御して給電側コイル12に供給する電力制御回路14とを備える。給電側コイル12が本体ケース10に収容され、電力制御回路14がUSBコネクタ20に収容され、本体ケース10及びUSBコネクタ20がケーブル30で接続されている。基板とモールドとの間には空隙が設けられている。また、基板は、多層基板として構成され、基板の熱が端子に伝導するように端子の付近に設置されている。
【選択図】図1
【解決手段】無線充電器100は、携帯端末40の受電側コイル42に電磁的に結合される給電側コイル12と、入力電力を制御して給電側コイル12に供給する電力制御回路14とを備える。給電側コイル12が本体ケース10に収容され、電力制御回路14がUSBコネクタ20に収容され、本体ケース10及びUSBコネクタ20がケーブル30で接続されている。基板とモールドとの間には空隙が設けられている。また、基板は、多層基板として構成され、基板の熱が端子に伝導するように端子の付近に設置されている。
【選択図】図1
Description
本考案は、無線充電器に係り、特に、本体ケースの発熱の低減及び小型化を図るのに好適な無線充電器に関する。
従来、無線充電器としては、例えば、特許文献1記載の無線充電器が知られている。
図4は、従来の無線充電器200の回路ブロック図である。
図4は、従来の無線充電器200の回路ブロック図である。
無線充電器200は、図4に示すように、本体ケース10と、USBコネクタ20と、本体ケース10及びUSBコネクタ20を接続するケーブル30とを有して構成されている。
本体ケース10は、ループコイル等からなる給電側コイル12と、ケーブル30を介してUSBコネクタ20から入力される電力を制御して給電側コイル12に供給する電力制御回路14とを収容する。
携帯端末40は、給電側コイル12に電磁的に結合されるループコイル等からなる受電側コイル42と、充電式電池46と、受電側コイル42で受電した電力を制御して充電式電池46を充電する電力制御回路44とを有して構成されている。
しかしながら、特許文献1記載の無線充電器にあっては、本体ケース10に電力制御回路14が収容されているので、電力制御回路14の発熱により携帯端末40と接する本体ケース10が発熱しやすい。携帯端末40の温度が一定上昇すると充電が停止するので、本体ケース10の発熱によって断続的な充電となり、充電完了までに時間を要するという問題があった。
また、電力制御回路14が基板に単面実装されていること、熱対策として冷却ファンを実装していることから、本体ケース10が大型となってしまうという問題もあった。
そこで、本考案は、このような従来の技術の有する未解決の課題に着目してなされたものであって、本体ケースの発熱の低減及び小型化を図るのに好適な無線充電器を提供することを目的としている。
〔考案1〕 上記目的を達成するために、考案1の無線充電器は、被充電機器の受電側コイルに電磁的に結合される給電側コイルと、入力電力を制御して前記給電側コイルに供給する電力制御回路とを備える無線充電器であって、前記給電側コイルを本体ケースに収容し、前記電力制御回路を電源接続端子に収容し、前記本体ケース及び前記電源接続端子をケーブルで接続した。
このような構成であれば、電力制御回路により、電源接続端子を介して入力される電力が制御されて給電側コイルに供給され、給電側コイルから受電側コイルに電磁誘導で電力が搬送される。
〔考案2〕 さらに、考案2の無線充電器は、考案1の無線充電器において、前記電源接続端子は、前記電力制御回路を実装する基板と、前記基板を覆うモールドとを有し、前記基板と前記モールドとの間に空隙を設けた。
〔考案3〕 さらに、考案3の無線充電器は、考案1の無線充電器において、前記電源接続端子は、前記電力制御回路を実装する基板と、電源に接続するための金属製の端子とを有し、前記基板の熱が前記金属製の端子に伝導するように前記基板を前記金属製の端子又はその付近に設置した。
〔考案4〕 さらに、考案4の無線充電器は、考案1の無線充電器において、前記電源接続端子は、前記電力制御回路を実装する基板を有し、前記基板は、多層基板である。
以上説明したように、考案1の無線充電器によれば、電力制御回路が電源接続端子に収容され、本体ケースから隔離されているので、従来に比して、本体ケースが発熱しにくい。また、本体ケースには、電力制御回路を実装する基板を設けなくてもよいので、従来に比して、本体ケースの小型化を図ることができる。
さらに、考案2の無線充電器によれば、基板とモールドとの間に空隙が設けられているので、空隙で熱の伝導が抑制され、電源接続端子が発熱しにくい。
さらに、考案3の無線充電器によれば、基板が金属製の端子又はその付近に設置されているので、基板の熱が金属製の端子から放熱され、電源接続端子が発熱しにくい。
さらに、考案4の無線充電器によれば、基板が多層基板であるので、単面実装に比して、電源接続端子の小型化を図ることができる。
以下、本考案の実施の形態を説明する。図1乃至図3は、本実施の形態を示す図である。
まず、本実施の形態の構成を説明する。
図1は、本実施の形態に係る無線充電器100の回路ブロック図である。
図1は、本実施の形態に係る無線充電器100の回路ブロック図である。
無線充電器100は、図1に示すように、本体ケース10と、USBコネクタ20と、本体ケース10及びUSBコネクタ20を接続するケーブル30とを有して構成されている。
本体ケース10は、ループコイル等からなる給電側コイル12を収容する。ケーブル30の一端は、給電側コイル12に接続されている。
USBコネクタ20は、入力電力を制御して給電側コイル12に供給する電力制御回路14を収容する。ケーブル30の他端は、電力制御回路14に接続されている。電力制御回路14は、USBコネクタ20から直流電力を入力し、入力した直流電力を高周波電力に変換し、変換した高周波電力を、ケーブル30を介して給電側コイル12に供給する。
携帯端末40は、給電側コイル12に電磁的に結合されるループコイル等からなる受電側コイル42と、充電式電池46と、受電側コイル42で受電した電力を制御して充電式電池46を充電する電力制御回路44とを有して構成されている。電力制御回路44は、受電側コイル42で受電した高周波電力を直流電力に変換し、変換した直流電力で充電式電池46を充電する。
次に、本体ケース10及びUSBコネクタ20の構造を説明する。
図2は、本体ケース10の分解図である。
図2は、本体ケース10の分解図である。
図3は、USBコネクタ20の分解図である。
本体ケース10は、図2に示すように、薄板状の上面カバー10aと、上面カバー10aの下面に取り付けられる薄板状の下面カバー10bとからなり、給電側コイル12は、上面カバー10aと下面カバー10bとの間に収容されている。
本体ケース10は、図2に示すように、薄板状の上面カバー10aと、上面カバー10aの下面に取り付けられる薄板状の下面カバー10bとからなり、給電側コイル12は、上面カバー10aと下面カバー10bとの間に収容されている。
USBコネクタ20は、図3に示すように、電力制御回路14を実装する基板22と、基板22を覆うモールド24と、USBポート(不図示)に電気的に接続する金属製の端子26とを有して構成されている。基板22とモールド24との間には空隙dが設けられている。また、基板22は、多層基板として構成され、基板22の熱が端子26に伝導するように端子26の付近に設置されている。
次に、本実施の形態の動作を説明する。
電力制御回路14により、USBコネクタ20を介して入力される電力が制御されて給電側コイル12に供給され、給電側コイル12から受電側コイル42に電磁誘導で電力が搬送される。携帯端末40では、受電側コイル42で受電した高周波電力が直流電力に変換され、変換された直流電力で充電式電池46が充電される。
電力制御回路14により、USBコネクタ20を介して入力される電力が制御されて給電側コイル12に供給され、給電側コイル12から受電側コイル42に電磁誘導で電力が搬送される。携帯端末40では、受電側コイル42で受電した高周波電力が直流電力に変換され、変換された直流電力で充電式電池46が充電される。
次に、本実施の形態の効果を説明する。
本実施の形態では、無線充電器100は、携帯端末40の受電側コイル42に電磁的に結合される給電側コイル12と、入力電力を制御して給電側コイル12に供給する電力制御回路14とを備え、給電側コイル12を本体ケース10に収容し、電力制御回路14をUSBコネクタ20に収容し、本体ケース10及びUSBコネクタ20をケーブル30で接続した。
本実施の形態では、無線充電器100は、携帯端末40の受電側コイル42に電磁的に結合される給電側コイル12と、入力電力を制御して給電側コイル12に供給する電力制御回路14とを備え、給電側コイル12を本体ケース10に収容し、電力制御回路14をUSBコネクタ20に収容し、本体ケース10及びUSBコネクタ20をケーブル30で接続した。
これにより、電力制御回路14がUSBコネクタ20に収容され、本体ケース10から隔離されているので、従来に比して、本体ケース10が発熱しにくい。また、本体ケース10には、電力制御回路14を実装する基板22を設けなくてもよいので、従来に比して、本体ケース10の小型化を図ることができる。
さらに、本実施の形態では、基板22とモールド24との間に空隙dを設けた。
これにより、空隙dで熱の伝導が抑制され、USBコネクタ20が発熱しにくい。
これにより、空隙dで熱の伝導が抑制され、USBコネクタ20が発熱しにくい。
さらに、本実施の形態では、基板22の熱が端子26に伝導するように基板22を端子26の付近に設置した。
これにより、基板22の熱が端子26から放熱され、USBコネクタ20が発熱しにくい。
さらに、本実施の形態では、基板22は、多層基板である。
これにより、単面実装に比して、USBコネクタ20の小型化を図ることができる。
これにより、単面実装に比して、USBコネクタ20の小型化を図ることができる。
本実施の形態において、携帯端末40は、考案1の被充電機器に対応し、USBコネクタ20は、考案1乃至4の電源接続端子に対応している。
〔変形例〕
なお、上記実施の形態においては、基板22を端子26の付近に設置したが、これに限らず、基板22の熱が端子26に伝導するように基板22を端子26に設置することもできる。
なお、上記実施の形態においては、基板22を端子26の付近に設置したが、これに限らず、基板22の熱が端子26に伝導するように基板22を端子26に設置することもできる。
また、上記実施の形態及びその変形例においては、USBコネクタ20を用いたが、これに限らず、他の規格の電源接続端子を用いることもできる。電源接続端子の規格や形式は任意である。
また、上記実施の形態及びその変形例においては、無線充電器100に本考案を適用したが、これに限らず、本考案の主旨を逸脱しない範囲で他の場合にも適用可能である。
100、200…無線充電器、 10…本体ケース、 10a…上面カバー、 10b…下面カバー、 12…給電側コイル、 14…電力制御回路、 20…USBコネクタ、 22…基板、 24…モールド、 26…端子、 d…空隙、 30…ケーブル、 40…携帯端末、 42…受電側コイル、 44…電力制御回路、 46…充電式電池
Claims (4)
- 被充電機器の受電側コイルに電磁的に結合される給電側コイルと、入力電力を制御して前記給電側コイルに供給する電力制御回路とを備える無線充電器であって、
前記給電側コイルを本体ケースに収容し、前記電力制御回路を電源接続端子に収容し、前記本体ケース及び前記電源接続端子をケーブルで接続したことを特徴とする無線充電器。 - 請求項1において、
前記電源接続端子は、前記電力制御回路を実装する基板と、前記基板を覆うモールドとを有し、前記基板と前記モールドとの間に空隙を設けたことを特徴とする無線充電器。 - 請求項1において、
前記電源接続端子は、前記電力制御回路を実装する基板と、電源に接続するための金属製の端子とを有し、前記基板の熱が前記金属製の端子に伝導するように前記基板を前記金属製の端子又はその付近に設置したことを特徴とする無線充電器。 - 請求項1において、
前記電源接続端子は、前記電力制御回路を実装する基板を有し、前記基板は、多層基板であることを特徴とする無線充電器。
Priority Applications (1)
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