JP3217006B2 - インクジェット記録ヘッドおよびその製造方法 - Google Patents

インクジェット記録ヘッドおよびその製造方法

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JP3217006B2
JP3217006B2 JP846597A JP846597A JP3217006B2 JP 3217006 B2 JP3217006 B2 JP 3217006B2 JP 846597 A JP846597 A JP 846597A JP 846597 A JP846597 A JP 846597A JP 3217006 B2 JP3217006 B2 JP 3217006B2
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幸治 重村
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    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2202/00Embodiments of or processes related to ink-jet or thermal heads
    • B41J2202/01Embodiments of or processes related to ink-jet heads
    • B41J2202/10Finger type piezoelectric elements

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  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクジェット記
録ヘッドおよびその製造方法に関し、特にプリンタ、フ
ァクシミリ、コピー装置等に用いる高密度かつ多ノズル
配列可能なインクジェット記録ヘッドおよびその製造方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のインクジェット記録ヘッ
ドは、インク吐出駆動源の点で大きく二つに分類でき
る。
【0003】一つは、サーマルインクジェットまたはバ
ブルジェットと呼ばれる方式であり、例えば特公昭61
−59913号公報に開示されている。これは、複数の
サーマルエレメントが配列されたサーマルヘッド上に、
それぞれのサーマルエレメントに対応して圧力室が形成
され、その圧力室にはノズルとインク供給路が連通して
いる構造であり、印字時、サーマルエレメントに通電し
その上のインクを加熱して気泡を発生させ、その圧力に
よりインクをノズルから吐出させる方式である。
【0004】このタイプは、吐出源となるサーマルヘッ
ドをフォトリソグラフィ技術により製作できるため、高
密度で多ノズルの印字ヘッドを作ることができる。しか
しながら、気泡を発生させるためインクを300℃以上
に加熱する必要があり、長時間吐出を行うとインク中の
成分がサーマルエレメント上に堆積して吐出不良を起こ
し、また、熱応力やキャビテーションによる損傷、サー
マルエレメントの保護層のピンホールによるパッシベー
ション故障なども起き、長寿命の印字ヘッドを得ること
は難しい。
【0005】一方、もう一つは圧電式と呼ばれる方式で
あり、例えば特公昭53−12138号公報に開示され
ている。これは、ノズルとインク供給路に連通する圧力
室とその圧力室に容積変化を生じさせる圧電素子とから
構成され、印字時、圧電素子に電圧を印加し圧力室に容
積変化を発生させてインクをノズルから吐出させる方式
である。
【0006】この方式は、インクを加熱しないためイン
ク選択の自由度が高く、また、長寿命であるが、多数の
圧電素子を高密度に配列することが難しかった。
【0007】そこでこのような問題点を解決するものと
して、特開平6−143564号公報には図11に示す
ものが開示されている。これは、圧電材料からなる一枚
の平板状に成形された圧電性素材の基板40に、上方を
トッププレート44に、側面を隔壁43b、43c、4
3d、43e、・・・で囲まれたインクチャネル41b
c、41de、・・・およびダミーチャネル42ab、
42cd、・・・が交互に形成されている。インクはイ
ンクチャネル41bc、41de、・・・のみに充填す
る。さらに、隔壁43b、43c、43d、43e、・
・・はチャネル内に形成した電極48bc、48cd、
48de、・・・を用いて、隔壁43b、43c、43
d、43e、・・・を、矢印(分極方向47)のように
分極する。この場合、分極の方向は隣接する隔壁間で互
いに反対方向を向くようにする。42ab、42cd、
・・・のダミーチャネルを共通のグランド電位に固定
し、インクチャネルに駆動電気パルスを印加すると、隔
壁が電界方向に伸張し、インクチャネル内の容積を変化
させてインク吐出を行うことができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のインク
ジェット記録ヘッドでは、同時に駆動するノズルの数に
より滴速・滴径が異なるといったクロストークが発生す
るという問題点がある。この原因として、大きく以下の
2点が考えられる。(1)駆動インクチャネル上のトッ
ププレートの変形が、トッププレートの剛性のため隣接
インクチャネルを構成する側壁の変形を引き起こし、こ
の結果クロストークが発生する。(2)駆動インクチャ
ネルを構成する側壁の変形が側壁底部で拘束されるた
め、ダミーチャネル底部を介して隣接インクチャネルを
構成する側壁に変形を引き起こしクロストークが発生す
る。
【0009】特開平6−143564号公報に開示され
た実施例の方法では、上記(1)および(2)の影響が
大きく作用するため、クロストークが発生し、インク滴
の吐出動作が不安定となるという問題点がある。
【0010】本発明の目的は、圧電体を用いたインクジ
ェット記録ヘッドの個々の構造や機構に起因したインク
滴の吐出力やクロストークの問題を解決するインクジェ
ット記録ヘッドおよびその製造方法を提供することにあ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明のインクジェット
記録ヘッドは、圧電体からなるプレートに内面に保護層
で被覆された電極を有し上側がトッププレートで覆われ
た溝を形成し、前記溝を1本おきにインクを充填したイ
ンクチャネルとインクを充填しないダミーチャネルと
し、前記インクチャネルに連通するノズルを有するノズ
ルプレートを備え、前記インクチャネルを構成する両側
の側壁を変形させてインク滴を前記ノズルから吐出させ
るインクジェット記録ヘッドにおいて、前記トッププレ
ートは前記ダミーチャネル上に前記ノズルプレートまで
貫通するスリットを有し、かつダミーチャネルの深さが
前記インクチャネルの深さより大きく、前記インクチャ
ネルを構成する側壁の変形によって隣接するダミーチャ
ネルの底部にすべり変形が発生しない深さであることを
特徴とする。
【0012】本発明のインクジェット記録ヘッドは、前
記インクチャネルの長さが前記ダミーチャネルの長さよ
り大きいようにしてもよい。
【0013】本発明のインクジェット記録ヘッドは、前
記インクチャネルが前記ノズル側で曲率を有するように
してもよい。
【0014】 本発明のインクジェット記録ヘッドの製
造方法は、圧電体に前記インクチャネルおよび前記ダミ
ーチャネルとして機能する溝を形成する工程と、前記溝
内面に電極層を形成する工程と、前記電極層上に保護層
を形成する工程と、前記保護層を形成した後にノズルプ
レートおよびトッププレートを接合する工程とを含むイ
ンクジェット記録ヘッドの製造方法において、前記溝形
成時の溝の深さを前記ダミーチャネルと前記インクチャ
ネルとで変え、前記溝形成時の前記ダミーチャネルの溝
の深さを、前記インクチャネルとして機能する溝の側壁
の変形によって隣接するダミーチャネルの底部にすべり
変形が発生しない深さとすることを特徴とする。
【0015】本発明のインクジェット記録ヘッドの製造
方法は、圧電体に前記インクチャネルおよび前記ダミー
チャネルとして機能する溝を形成する工程と、前記溝内
面に電極層を形成する工程と、前記電極層上に保護層を
形成する工程と、前記保護層を形成した後にノズルプレ
ートおよびトッププレートを接合する工程と、前記トッ
ププレートにスリットを形成する工程とを含むインクジ
ェット記録ヘッドの製造方法において、前記溝形成時の
溝の深さを前記ダミーチャネルと前記インクチャネルと
で同一にし、前記トッププレートに前記スリットを形成
するときに前記ダミーチャネルを前記インクチャネルよ
りも深く形成するようにしてもよい。
【0016】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。
【0017】図1は本発明の実施の形態を示す正面図で
ある。インクチャネル1bc、1de、・・・とダミー
チャネル2ab、2cd、・・・は、両側並びに下側を
圧電体11よりなる側壁3a、3b、3c、3d、3
e、・・・で囲まれ、上側、前方はそれぞれトッププレ
ート4、ノズルプレート(図示せず)で囲まれている。
インクはインクチャネル1bc、1de、・・・のみに
充填される。圧電体11よりなる側壁3a、3b、3
c、3d、3e、・・・の側面と下面には、インクチャ
ネル1bc、1de、・・・内に個別電極8bc、8d
e、・・・、ダミーチャネル2ab、2cd、・・・内
に共通電極9ab、9cd、・・・を有している。個別
電極8bc、8de、・・・と共通電極9ab、9c
d、・・・は保護層14で覆われており、インクと電極
が直接接触しないようになっている。圧電体11よりな
る側壁3a、3b、3c、3d、3e、・・・はその幅
方向(矢印P方向)に分極処理が施されている。また、
トッププレート4は、ダミーチャネル2ab、2cd、
・・・上で分離するようなスリット13を有する。個別
電極8bc、8de、・・・と共通電極9ab、9c
d、・・・との間に分極方向と同一方向に電界を作用さ
せると、側壁3a、3b、3c、3d、3e、・・・が
電界方向に伸張し、インクチャネル1bc、1de、・
・・内の容積が変化して圧力が上昇するために、インク
滴を吐出することができる。
【0018】この時、ダミーチャネルの深さHdとイン
クチャネルの深さHiとの関係が(1)Hd≦Hiの場
合と、(2)Hd>Hiの場合で、クロストークの大き
さが異なり、(2)の方が小さい。ここでのクロストー
クとは、同時に駆動するノズル数により滴速・滴径が異
なるということである。定量的な評価は実施例の項で後
述するが、この原因として、駆動されたインクチャネル
を構成する側壁の変形が側壁底部で拘束されることが大
きく影響する。(1)の場合では、ダミーチャネル底部
においてすべり変形が発生し隣接インクチャネルを構成
する側壁に変形を引き起こすが、(2)の場合では、ダ
ミーチャネル底部がインクチャネル底部よりも深い場所
に存在するため、ダミーチャネル底部での変形が起こら
ず隣接インクチャネルへの干渉が発生しない。従って、
クロストークを低減することができる。また、トッププ
レートにスリットが存在することによってトッププレー
トの剛性による隣接インクチャネルへの干渉の影響が無
くなりクロストークが低減する。これら上記の条件を満
たすことにより、ほぼ完全にクロストークを無くすこと
が可能となる。
【0019】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て詳細に説明する。
【0020】図2は、本発明の第1の実施例を示すイン
クジェット記録ヘッドの斜視図である。図2において、
インクチャネル1bc、1de、・・・とダミーチャネ
ル2ab、2cd、・・・は、両側と下側を圧電体11
よりなる側壁3a、3b、3c、3d、3e、・・・で
囲まれ、上側と前方はそれぞれトッププレート4、ノズ
ルプレート5で囲まれている。インクチャネル1bc、
1de、・・・の後方にはインクプール7が連通してい
る。ノズルプレート5には各インクチャネル1bc、1
de、・・・に連通するノズル6bc、6de、6f
g、・・・(6bc、6deは図示せず)が設けられて
いる。圧電体11よりなる側壁3a、3b、3c、3
d、3e、・・・の側面と下面には、インクチャネル1
bc、1de、・・・内に個別電極8bc、8de、・
・・、ダミーチャネル2ab、2cd、・・・内に共通
電極9ab、9cd、・・・を有しており、個別電極8
bc、8de、・・・はパッド部10bc、10de、
・・・と、共通電極9ab、9cd、・・・は共通パッ
ド部(図示せず)とそれぞれ電気的に接続している。イ
ンクチャネル1bc、1de、・・・、ノズル6bc、
6de、・・・、インクプール7の中にはインク(図示
せず)が充填されている。個別電極8bc、8de、・
・・と共通電極9ab、9cd、・・・のチャネルに露
出している部分は保護層14(図示せず)で覆われてお
り、インクと前記電極が直接接触しないようになってい
る。圧電体11よりなる側壁3a、3b、3c、3d、
3e、・・・はその幅方向(矢印P方向)に分極処理が
施されている。また、トッププレート4は、可撓性を有
し、ダミーチャネル2ab、2cd、・・・上で分離す
るようなスリット13が設けられている。
【0021】また、図2を参照すると、インクチャネル
1bc、1de、・・・の長さはダミーチャネル2a
b、2cd・・・の長さよりも大きくなっている。これ
は、ダミーチャネル2ab、2cd・・・上のトッププ
レート4にスリット13が設けられているため、インク
チャネルのみにインクを充填させるようにしたためであ
る。インクプール7に充填されたインクは、インク供給
口12よりインクチャネルに供給される。
【0022】各構成要素の主な概略寸法は次の通りであ
る。インクチャネル1bc、1de、・・・とダミーチ
ャネル2ab、2cd、・・・の内側の幅はそれぞれ5
4μm、深さはそれぞれ200μm、300μm、長さ
はそれぞれ8.5mm、7.7mmである。また、イン
クチャネル1bc、1de、・・・とダミーチャネル2
ab、2cd、・・・のそれぞれのピッチは254μm
である。トッププレート4の厚さは75μm、スリット
13の幅は30μm、ノズルプレート5の厚さは75μ
m、ノズル6bc、6de、・・・の直径は30μmで
ある。従って、インクチャネル1bc、1de、・・・
として働く部分の寸法は54μm×200μm×8.5
mmとなり、ノズル6bc、6de、・・・のピッチは
254μmである。
【0023】次に、動作について説明する。
【0024】図3は(A)〜(D)は、図2に示すイン
クジェット記録ヘッドのA−A’断面図である。図3
(A)〜(D)を参照して、まず、複数のインクチャネ
ル1bc、1de、・・・のうちのある特定のインクチ
ャネル1bcを駆動して、それに連通するノズル6bc
(図示せず)からインク滴を吐出する場合について説明
する。
【0025】ここで、インクチャネルを駆動するという
ことは、そのインクチャネルを構成する両側の圧電体1
1よりなる側壁3b、3cを駆動するという意味であ
る。図3(B)に示すように、インク滴を吐出するイン
クチャネル1bcを囲む圧電体11の側壁3b、3cに
それぞれ電極から電圧を印加して矢印E方向に電界を発
生させると、分極方向(矢印P方向)と電界方向(矢印
E方向)が逆方向のために、側壁3b、3cは電界方向
には縮み、電界方向と垂直方向には伸張する。その結
果、インクチャネル1bcの容積が増加して圧力が低下
するために、容積増加分だけインクがインクプール7か
らインクチャネル1bcへ供給される。次に図3(C)
に示すように、側壁3b、3cにそれぞれ電極から電圧
を印加して矢印E方向に電界を発生させると、インクチ
ャネルの分極方向(矢印P方向)と電界方向(矢印E方
向)が同一のために、側壁3b、3cは電界方向に伸張
動作を惹起し、また電界方向と垂直方向には縮む。その
結果、インクチャネル1bcの容積は減少して圧力が上
昇するために、インク滴がノズル6bcから吐出され
る。ここで留意するべきことは、図3(A)の状態から
直接図3(C)の状態にさせてもインクチャネルの圧力
上昇によりインク滴は吐出されるが、図3(B)の状態
を入れることによって、メニスカスの位置を制御するこ
とができるということである。次に、側壁3b、3cの
印加電圧すなわち電界を0にすると、図3(D)に示す
ように側壁3b、3cは元に戻り、インクチャネル1b
cの容積が増加して圧力が低下するために、容積増加分
だけインクがインクプール7からインクチャネル1bc
へ供給される。
【0026】このため、インクチャネルへのインク供給
は図3(B)と図3(D)の2つの状態で行われること
になり、インク滴の速度や滴径の周波数特性が安定し良
好なインク滴の吐出を行うことが出来る。
【0027】この時、ダミーチャネルの深さHdとイン
クチャネルの深さHiとの関係が(1)Hd≦Hiの場
合と、(2)Hd>Hiの場合で、クロストークの大き
さが異なり、(2)の方が小さい。この原因は上述した
通りであるが、これを示すデータとして、上記した各構
成要素の主な概略寸法のうち、Hiを200μmと固定
し、Hdを150、200、300、400μmと変化
させた場合の形状において、1ノズル駆動時の隣接ノズ
ルに与える干渉率を図4に、1ノズル駆動時に対する全
ノズル駆動時の滴速比を図5に、それぞれダミーチャネ
ル深さに対する関係を示す。また、上記寸法での有限要
素法による構造解析の結果を図6(A)〜(D)に示
す。ここで、干渉率というのは、容積Vを有する非駆動
インクチャネルが駆動インクチャネルの影響により容積
変化ΔVを発生した場合のΔV/Vである。また、滴速
比というのは、1ノズル駆動時の滴速をv1、全ノズル
駆動時の滴速をvAとした時のvA/v1である。図4
より、Hdを大きくするほど隣接ノズルへの干渉率が低
減し、Hdが300μm以上、つまり上記(2)の状態
では干渉率がほとんど0%になることがわかる。これと
相関するように、図5でもHdを大きくするほど滴速比
が1に近づき、Hdが300μm以上、つまり上記
(2)の状態では滴速比がほとんど1になることがわか
る。
【0028】図6(A)、(B)を参照すると、Hdが
150、200μmつまり上記(1)の場合では、隣接
ダミーチャネル23の底部にすべり変形が発生すること
が確認され、これが干渉率に大きな影響を与えているこ
とが分かる。これに対し、図6(C)、(D)を参照す
るとHdが300、400μmつまり上記(2)の場合
では、隣接ダミーチャネル23の深さが駆動インクチャ
ネル20より大きいことにより、隣接ダミーチャネル2
3の底部での変形が発生しない。このことが、干渉率の
低減に大きく寄与していることが分かる。
【0029】なお、符号21は第1隣接インクチャネ
ル、符号22は第2隣接インクチャネルである。
【0030】次に、図2に示されたインクジェット記録
ヘッドの製造方法について図面を参照して説明する。図
7(A)〜(G)は、各製造工程毎のインクジェット記
録ヘッドの斜視図である。製造工程は大きく分類して、
チャネル形成、電極形成、保護層形成、接着工程、スリ
ット形成、実装の6つに分けることができる。
【0031】図7を参照すると、チャネル形成工程にお
いては、まず、図7(A)に示すように、PZTにペロ
ブスカイト系複合酸化物を加えた3成分系ソフトセラミ
クスよりなる圧電体11に、図7(B)に示すようにダ
イシングソーなどの機械加工によって、インクチャネル
1bc、1de、・・・として機能する溝と、ダミーチ
ャネル2ab、2cd、・・・として機能する溝が交互
に配列するようにチャネル形成を行う。この際、ダミー
チャネルの深さ2ab、2cd、・・・は、インクチャ
ネル1bc、1de、・・・の深さよりも大きくする。
また、インクチャネル1bc、1de、・・・の長さは
ダミーチャネルの長さ2ab、2cd、・・・よりも大
きくし、溝のインクプール側の端部は曲率を有する形状
にする。
【0032】次に、電極形成では、図7(C)に示すよ
うに溝全面を被覆するように電極層としてアルミニウム
をスパッタリングで成膜し、フォトリソグラフィ技術を
用いて図7(D)に示すように個別電極8bc、8d
e、・・・と共通電極9ab、9cd、・・・とパッド
部10bc、10de、・・・を形成する。電極層のと
して、アルミニウムの他にアルミニウム−銅、アルミニ
ウム−シリコン、アルミニウム−シリコン−銅などのア
ルミニウム合金を、スパッタリング、CVD(化学気相
堆積)などにより形成することもできる。
【0033】次に、保護層形成工程では、二酸化シリコ
ンをCVDで成膜し、パッド部10bc、10de、・
・・を除く電極層を全面に被覆する(図示せず)。保護
層として、二酸化シリコン、窒化シリコン、BPSG
膜、高分子材料を、CVD、スパッタリング、ディッピ
ング等により形成することもできる。
【0034】次に、接着工程では、まず図7(E)に示
すように、ポリイミドのトッププレート4をダミーチャ
ネル2ab、2cd、・・・を完全に覆い、かつインク
チャネル1bc、1de、・・・とインク供給口が連通
するように接着する。その後、図7(F)に示すように
トッププレート4をダミーチャネル2ab、2cd、・
・・上で分離する様にダイシングソーでスリット13を
形成する。そして、図7(G)に示すように、インク供
給口を覆うようにPS(ポリサルフォン)のインクプー
ル7をエポキシ樹脂系接着剤を用いて接着する。その
後、ポリイミドのノズルプレート5上にエキシマレーザ
加工により複数形成されたノズル6bc、6de、・・
・が、インクチャネル1bc、1de、・・・と連通す
るように、インクチャネル1bc、1de、・・・の端
面にノズルプレート5を接着する。ここで、トッププレ
ートとして、片面に熱可塑性接着剤、熱硬化性接着剤な
どを塗布しておいたポリイミドの他にセラミック、ガラ
ス、シリコンなどの剛性の高い材料も用いることができ
る。またノズルプレートとして、片面に熱可塑性接着
剤、熱硬化性接着剤などを塗布しておいたポリイミドの
他にニッケルやステンレスの薄板を用いることができ
る。
【0035】次に、図7(H)に示すように、圧電体1
1の底面にプリント基板15を接合する。プリント基板
にはパッド部10bc、10de、・・・と電気的に接
続するリード端子部16bc、16de、・・・が形成
されており、駆動回路(図示せず)と電気的に接続され
る。パッド部10bc、10de、・・・とリード端子
部16bc、16de、16fg、・・・はワイヤボン
ディングによって接続する。ボンディングワイヤ17の
材料としては金を用いる。
【0036】次に、本発明の第2の実施例について図面
を参照して詳細に説明する。
【0037】図8は、本発明の第2の実施例を示すイン
クジェット記録ヘッドの斜視図である。各構成要素の主
な概略寸法は第1の実施例と同じである。第2の実施例
は、図5に示す第1の実施例に対して、チャネル形成工
程ではインクチャネルとダミーチャネルを同一の深さに
形成し、スリット形成工程でダミーチャネル深さをイン
クチャネル深さより大きくなるように形成したことを特
徴とする。このことによって、ダミーチャネル底部には
電極層が存在しない。
【0038】図8に示されたインクジェット記録ヘッド
の製造方法について、各製造工程毎のインクジェット記
録ヘッドの斜視図である図9(A)〜(H)を用いて説
明する。製造工程は大きく分類して、チャネル形成、電
極形成、保護層形成、接着工程、スリット形成、実装の
6つに分けることができる。
【0039】図9を参照すると、チャネル形成工程にお
いては、まず、図9(A)に示すように、PZTにペロ
ブスカイト系複合酸化物を加えた3成分系ソフトセラミ
クスよりなる圧電体11に、図9(B)に示すようにダ
イシングソーなどの機械加工によって、インクチャネル
1bc、1de、・・・として機能する溝と、ダミーチ
ャネル2ab、2cd、・・・として機能する溝が交互
に配列するようにチャネル形成を行う。この際、ダミー
チャネルの深さ2ab、2cd、・・・とインクチャネ
ル1bc、1de、・・・の深さは同一にする。また、
インクチャネル1bc、1de、・・・の長さはダミー
チャネルの長さ2ab、2cd、・・・よりも大きく
し、溝のインクプール側の端部は曲率を有する形状にす
る。
【0040】次に、図9(B)〜(D)までは、電極形
成、保護層形成を示しているが、これは第1の実施例で
の図7(B)〜(D)と同様である。
【0041】図9(E)ではトッププレート4の接着を
第1の実施例と同様に行う。その後、図9(F)に示す
ようにトッププレート4をダミーチャネル2ab、2c
d、・・・上で分離し、かつダミーチャネル2ab、2
cd、・・・をインクチャネル1bc、1de、・・・
よりも深くダイシングソーでスリット13を形成する。
次に、図9(G)に示すようにインクプール7とノズル
プレート5の接着を第1の実施例と同様に行う。
【0042】図9(H)に示すように実装の工程も第1
の実施例と同様である。
【0043】第2の実施例についても、上記した各構成
要素の主な概略寸法のうち、インクチャネルの深さHi
を200μmと固定し、ダミーチャネルの深さHdを1
50、200、300、400μmと変化させた場合の
形状(但しHdが150、200の場合はダミーチャネ
ルの幅は一定)においての干渉率と滴速比は第1の実施
例と同等である。第1の実施例と異なるところは、ダミ
ーチャネルの幅が深さ方向で一定になっておらず、イン
クチャネルより深いところでは、スリット幅と同じであ
ることから側壁の剛性を大きくすることができ、吐出効
率を向上することができることである。
【0044】さらに、第1、第2の実施例において、図
10に示すようにインクチャネルのノズル側端部の形状
は曲率を有してもよい。曲率を有することによって、イ
ンクチャネル内に侵入したエアーがトラップされにくく
なり、エアー排出性も向上され、インクの流れがスムー
ズになりインク滴吐出の安定化に寄与する。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のインクジ
ェット記録ヘッドは、ダミーチャネル深さがインクチャ
ネル深さよりも大きい構造のために、ダミーチャネル底
部でのすべり変形の発生を抑え、駆動時での隣接インク
チャネルへの影響を低減し、クロストークを低減でき、
高品質の印字を行うことが可能となるという効果があ
る。また、トッププレートへのスリット形成時にダミー
チャネル深さを大きくすることにより、側壁の剛性も維
持できるため吐出効率を落とさずクロストークが低減で
きるという効果がある。
【0046】さらに、本発明のインクジェット記録ヘッ
ドの製造方法は、トッププレート接着の際に、インクチ
ャネルの長さをダミーチャネルの長さより大きくするこ
とにより、インク供給口との位置決めが容易となるばか
りでなく、トッププレート接着後にスリット形成を行う
ため、スリットとダミーチャネルを精度良く位置決めし
て接合するようなことは不要であり、コストが安く安定
に製造することができるという効果がある。また、イン
クチャネルの両端で曲率を有する形状にチャネル形成す
ることにより、エアー排出性にも優れインク滴吐出の安
定化に寄与するという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す正面図である。
【図2】本発明の第1の実施例を示す斜視図である。
【図3】(A)〜(D)は図2のA−A’断面図であ
る。
【図4】第1の実施例において、1ノズル駆動時のダミ
ーチャネル深さをパラメータとした場合の隣接ノズルの
干渉率を示す図である。
【図5】第1の実施例において、ダミーチャネル深さを
パラメータとした場合の1ノズル駆動時に対する全ノズ
ル駆動時の滴速比を示す図である。
【図6】第1の実施例において、全ノズル駆動時のダミ
ーチャネル深さをパラメータとした場合のクロストーク
率を示す図である。
【図7】(A)〜(G)は本発明の第1の実施例におけ
るインクジェット記録ヘッドの製造方法を示す説明図
(一部断面斜視図)である。
【図8】本発明の第2の実施例を示す斜視図である。
【図9】(A)〜(H)は本発明の第2の実施例におけ
るインクジェット記録ヘッドの製造方法を示す説明図
(一部断面斜視図)である。
【図10】第1および第2の実施例において、インクチ
ャネルのノズル側端部形状が曲率を有した場合の斜視図
である。
【図11】従来例を示す説明図である。
【符号の説明】
1bc、1de、・・・ インクチャネル 2ab、2cd、・・・ ダミーチャネル 3a、3b、3c、3d、3e、・・・ 側壁 4 トッププレート 5 ノズルプレート 6bc、6de、6fg、6hi、6jk、・・・
ノズル 7 インクプール 8bc、8de、・・・ 個別電極 9ab、9cd、・・・ 共通電極 10bc、10de、・・・ パッド部 11 圧電体 12 インク供給口 13 スリット 14 保護層 15 プリント基板 16bc、16de、・・・ リード端子部 17 ボンディングワイヤ 20 駆動インクチャネル 21 第1隣接インクチャネル 22 第2隣接インクチャネル 23 隣接ダミーチャネル 40 圧電性素材の基板 41bc、41de、・・・ インクチャネル 42ab、42cd、・・・ ダミーチャネル 43b、43c、43d、43e、・・・ 隔壁 44 トッププレート 47 分極方向 48ab、48bc、48cd、48de、・・・
電極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−329290(JP,A) 特開 平6−115070(JP,A) 特開 平6−64178(JP,A) 特開 平5−229116(JP,A)

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧電体からなるプレートに内面に保護層
    で被覆された電極を有し上側がトッププレートで覆われ
    た溝を形成し、前記溝を1本おきにインクを充填したイ
    ンクチャネルとインクを充填しないダミーチャネルと
    し、前記インクチャネルに連通するノズルを有するノズ
    ルプレートを備え、前記インクチャネルを構成する両側
    の側壁を変形させてインク滴を前記ノズルから吐出させ
    るインクジェット記録ヘッドにおいて、前記トッププレ
    ートは前記ダミーチャネル上に前記ノズルプレートまで
    貫通するスリットを有し、かつダミーチャネルの深さが
    インクチャネルの深さより大きく、前記インクチャネル
    を構成する側壁の変形によってダミーチャネルの底部の
    すべり変形が発生しない深さであることを特徴とするイ
    ンクジェット記録ヘッド。
  2. 【請求項2】 圧電体からなるプレートに内面に保護層
    で被覆された電極を有し上側がトッププレートで覆われ
    た溝を形成し、前記溝を1本おきにインクを充填したイ
    ンクチャネルとインクを充填しないダミーチャネルと
    し、前記インクチャネルに連通するノズルを有するノズ
    ルプレートを備え、前記インクチャネルを構成する両側
    の側壁を変形させてインク滴を前記ノズルから吐出させ
    るインクジェット記録ヘッドにおいて、前記圧電体が単
    層圧電体であり、前記トッププレートは前記ダミーチャ
    ネル上に前記ノズルプレートまで貫通するスリットを有
    し、かつダミーチャネルの深さがインクチャネルの深さ
    より大きく、前記側壁の変形によって隣接するダミーチ
    ャネルの底部にすべり変形が発生しない深さであること
    を特徴とするインクジェット記録ヘッド。
  3. 【請求項3】 圧電体からなるプレートに内面に保護層
    で被覆された電極を有し上側がトッププレートで覆われ
    た溝を形成し、前記溝を1本おきにインクを充填したイ
    ンクチャネルとインクを充填しないダミーチャネルと
    し、前記インクチャネルに連通するノズルを備え、前記
    インクチャネルを構成する両側の側壁を変形させてイン
    ク滴を前記ノズルから吐出させるインクジェット記録ヘ
    ッドにおいて、前記トッププレートは前記ダミーチャネ
    ル上にスリットを有し、かつ前記ダミーチャネルの深さ
    がインクチャネルの深さより大きく、前記側壁の変形に
    よって隣接するダミーチャネルの底部にすべり変形が発
    生しない深さであり、前記インクチャネルの長さが前記
    ダミーチャネルの長さより大きいことを特徴とするイン
    クジェット記録ヘッド
  4. 【請求項4】 前記インクチャネルが前記ノズル側で曲
    率を有することを特徴とする請求項3記載のインクジェ
    ット記録ヘッド。
  5. 【請求項5】 圧電体からなるプレートに内面に保護層
    で被覆された電極を有し上側がトッププレートで覆われ
    た溝を形成し、前記溝を1本おきにインクを充填したイ
    ンクチャネルとインクを充填しないダミーチャネルと
    し、前記インクチャネルに連通するノズルを備え、前記
    インクチャネルを構成する両側の側壁を変形させてイン
    ク滴を前記ノズルから吐出させるインクジェット記録ヘ
    ッドにおいて、前記トッププレートは前記ダミーチャネ
    ル上にスリットを有し、かつ前記ダミーチャネルの深さ
    が前記インクチャネルの深さより大きく、前記側壁の変
    形によってダミーチャネルの底部にすべり変形が発生し
    ない深さであり、前記インクチャネルが前記ノズル側で
    曲率を有することを特徴とするインクジェット記録ヘッ
    ド。
  6. 【請求項6】 圧電体に前記インクチャネルおよび前記
    ダミーチャネルとして機能する溝を形成する工程と、前
    記溝内面に電極層を形成する工程と、前記電極層上に保
    護層を形成する工程と、前記保護層を形成した後にノズ
    ルプレートおよびトッププレートを接合する工程とを含
    むインクジェット記録ヘッドの製造方法において、前記
    溝形成時の溝の深さを前記ダミーチャネルと前記インク
    チャネルとで変え、前記溝形成時の前記ダミーチャネル
    の溝の深さを、前記インクチャネルとして機能する溝の
    側壁の変形によって隣接するダミーチャネルの底部にす
    べり変形が発生しない深さとすることを特徴とするイン
    クジェット記録ヘッドの製造方法。
  7. 【請求項7】 圧電体に前記インクチャネルおよび前記
    ダミーチャネルとして機能する溝を形成する工程と、前
    記溝内面に電極層を形成する工程と、前記電極層上に保
    護層を形成する工程と、前記保護層を形成した後にノズ
    ルプレートおよびトッププレートを接合する工程と、前
    記トッププレートにスリットを形成する工程とを含むイ
    ンクジェット記録ヘッドの製造方法において、前記溝形
    成時の溝の深さを前記ダミーチャネルと前記インクチャ
    ネルとで同一にし、前記トッププレートに前記スリット
    を形成するときに前記ダミーチャネルを前記インクチャ
    ネルより深く形成することを特徴とするインクジェット
    記録ヘッドの製造方法。
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