JP3215799B2 - 魚釣用両軸受型リール - Google Patents

魚釣用両軸受型リール

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JP3215799B2 JP29679596A JP29679596A JP3215799B2 JP 3215799 B2 JP3215799 B2 JP 3215799B2 JP 29679596 A JP29679596 A JP 29679596A JP 29679596 A JP29679596 A JP 29679596A JP 3215799 B2 JP3215799 B2 JP 3215799B2
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健夫 宮崎
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、魚釣用両軸受型
リールに関係しており、特に、リール本体に軸受を介し
て回転自在に保持されているとともに、リール本体の1
対の側板間に回転自在に支持されたスプールの回転中心
線に沿い上記軸受により移動自在に保持され、ハンドル
からの回転力が入力され、上記回転中心線に沿いスプー
ルに対して上記回転力を伝達する回転力伝達位置と上記
回転力の伝達を遮断する回転力遮断位置との間で選択的
に移動するクラッチ部材を備えている魚釣用両軸受型リ
ールに関係している。
【0002】
【従来の技術】上述した如き種類の魚釣用両軸受型リー
ルは例えば実開平4−129771号公報から知られて
いる。ここに記載されている従来の魚釣用両軸受型リー
ルでは、リール本体の1対の側板間に回転自在に支持さ
れたスプール軸において上記1対の側板の一方中に突出
した一端部に対し上記1対の側板の一方中で同心的に配
置されハンドルからの回転力が入力されるピニオンがク
ラッチ部材として構成されている。ピニオンは一方の側
板中で1対の軸受により回転自在に支持されているとと
もにスプール軸の回転中心線に沿った方向に移動自在で
あり、上記回転中心線に沿いスプールに接近してスプー
ル軸の上記一端部上の係合突起に係合した回転力伝達位
置と回転力伝達位置からスプールに対して遠ざかり上記
係合突起との係合を解除した回転力遮断位置との間で選
択的に移動される。
【0003】そして、スプール上からの釣糸の放出の為
にスプールを自由回転状態にする時は、リール本体から
突出しているクラッチ操作レバーを操作してピニオンを
回転力伝達位置から回転力遮断位置へと移動させる。ス
プール上に釣糸を巻き取る為にスプールにハンドルから
の回転力を伝達する時は、所定の釣糸巻き取り方向への
ハンドルの回転に伴いクラッチ開放解除機構がピニオン
を回転力遮断位置から回転力伝達位置へと移動させる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した如き従来の魚
釣用両軸受型リールでは、例えば釣糸に連結されている
釣針に水中の何物かや大きな魚が引っ掛かった状態でス
プール上に釣糸を急激に巻き取る為にハンドルを所定の
釣糸巻き取り方向に急激に回転させ、スプール軸の一端
部上の係合突起とこれに係合したピニオンの係合凹所に
急激に大きな回転力が負荷されると、上記急激で大きな
回転力によりピニオンにおいて係合凹所の近傍である係
合部が接線方向に僅かに変形することがある。このよう
な僅かな変形が繰り返えされて上記係合部の直径が僅か
に拡大すると、スプール軸の回転中心線に沿った方向に
おける軸受の内周面に対する上記係合部の移動、特に回
転力遮断位置から回転力伝達位置への移動、に大きな力
を必要とするようになり、ひいては上述した如きピニオ
ンを使用したクラッチ機構の動作が不能になる。
【0005】スプール軸の回転中心線に沿った方向にお
けるピニオンの上述した如き移動はさらに、軸受の内周
面やピニオンの係合部に付着した埃等の異物によっても
抵抗を受ける。
【0006】そしてこれらの事態の発生の可能性は、上
述した如きピニオンを使用したクラッチ機構の動作を滑
らかにする為にクラッチ機構の構成要素の寸法精度を向
上させることにより上昇する。
【0007】この発明は上述した事情の下でなされ、こ
の発明の目的は、クラッチ部材を使用したクラッチ機構
の動作を滑らかにする為にクラッチ機構の構成要素の寸
法精度を向上させた場合でも使用中におけるクラッチ部
材の係合部の直径の増大や軸受の内周面やクラッチ部材
の係合部への埃等の異物の付着によって回転力遮断位置
と回転力伝達位置との間のクラッチ部材の切換移動に大
きな力を必要とすることがなくなり、ひいてはクラッチ
部材を使用したクラッチ機構の動作が不能になることが
ない、魚釣用両軸受型リールを提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述したこの発明の目的
を達成する為に、この発明に従った魚釣用両軸受型リー
ルは:リール本体に軸受を介して回転自在に保持されて
いるとともに、リール本体の1対の側板間に回転自在に
支持されたスプールの回転中心線に沿い上記軸受により
移動自在に保持され、ハンドルからの回転力が入力さ
れ、上記回転中心線に沿いスプールに対して上記回転力
を伝達する回転力伝達位置と上記回転力の伝達を遮断す
る回転力遮断位置との間で選択的に移動するクラッチ部
材を備えており;クラッチ部材において、クラッチ部材
の回転力伝達位置と回転力遮断位置との間の移動により
上記軸受の内周面に沿い移動しスプールに対する上記回
転力の伝達と上記回転力の伝達の遮断とを行うクラッチ
係合部の外周縁に、上記移動中における上記軸受の内周
面に対するクラッチ係合部の回転自在な嵌め合いを導く
回転誘導部を設け、クラッチ部材の回転力伝達位置と回
転力遮断位置との間の移動中にクラッチ係合部が上記回
転中心線に沿った方向において上記軸受の内周面の範囲
内にある、ことを特徴としている。
【0009】このように構成されたことを特徴とするこ
の発明に従った魚釣用両軸受型リールにおいては、クラ
ッチ部材のクラッチ係合部の外周縁に設けられた回転誘
導部が上記移動中における上記軸受の内周面に対するク
ラッチ係合部の回転自在な嵌め合いを導くので、クラッ
チ部材を使用したクラッチ機構の動作を滑らかにする為
にクラッチ機構の構成要素の寸法精度を向上させた場合
に使用中におけるクラッチ部材の係合部の直径の増大や
軸受の内周面やクラッチ部材の係合部への埃等の異物の
付着が生じても、回転力遮断位置と回転力伝達位置との
間のクラッチ部材の切換移動に大きな力を必要とするこ
とがなくなり、ひいてはクラッチ部材を使用したクラッ
チ機構の動作が不能になることがない。
【0010】なお、上記クラッチ係合部は円環形状をし
ており、クラッチ部材の半径方向における上記クラッチ
係合部の高さに対する上記回転誘導部の高さの割合が略
10%乃至略50%に設定されている、ことが好まし
い。
【0011】このような高さの割合は、上記回転誘導部
の機能(クラッチ部材の滑らかな切換移動)と上記クラ
ッチ係合部の機能(上記クラッチ係合部の強度維持)と
を長期間に渡り両立させる。
【0012】さらに、クラッチ部材の回転力伝達位置と
回転力遮断位置との間の移動中に、クラッチ係合部が上
記回転中心線に沿った方向において上記軸受の内周面の
範囲内にある。
【0013】このような構成は、使用中における軸受の
内周面やクラッチ部材の係合部への埃等の異物の付着の
可能性を大きく減少させる。
【0014】この発明に従った魚釣用両軸受型リールに
おいては、上記回転誘導部はクラッチ部材の係合部の外
周縁において上記係合部の外周面から上記回転中心線に
沿いスプールに接近するよう進むにつれて上記回転中心
線に向かう傾斜面により構成することが出来る。そし
て、この傾斜面は直線により構成することも出来るし、
湾曲面により構成することも出来る。
【0015】以下、この発明の種々の実施の形態を添付
の図面を参照しながら詳細に説明する。
【0016】
【発明の実施の形態】
[第1の実施の形態]まず最初に、この発明の第1の実
施の形態に従った魚釣用両軸受型リールを添付の図1乃
至図4の(A),(B)を参照しながら詳細に説明す
る。
【0017】図1は、この発明の第1の実施の形態に従
った魚釣用両軸受型リールを一部を切り欠いて示す平面
図であり;図2は、図1の魚釣用両軸受型リールのクラ
ッチ機構の縦断面をクラッチ部材が回転力伝達位置に配
置されている状態で拡大して示す縦断面図;図3は、図
1の魚釣用両軸受型リールのクラッチ機構の縦断面をク
ラッチ部材が回転力遮断位置に配置されている状態で拡
大して示す縦断面図;図4の(A)は、図1の魚釣用両
軸受型リールのクラッチ機構のクラッチ部材の正面図;
そして図4の(B)は、図1の魚釣用両軸受型リールの
クラッチ機構のクラッチ部材の縦断面図である。
【0018】図1に示す如く、この発明の第1の実施の
形態に従った魚釣用両軸受型リールは、1対の側板10
a,10bを有したリール本体10と、リール本体10
の1対の側板10a,10bに両端部が軸受12を介し
て回転自在に支持されたスプール軸14と、リール本体
10の1対の側板10a,10bの間でスプール軸14
に同心的に固定されたスプール16と、一方の側板10
bに回転自在に支持され一方の側板10bからの突出部
分にハンドル18が固定されたハンドル軸18aと、一
方の側板10b中に配置されハンドル18からハンドル
軸18aに入力された回転力をスプール軸14に選択的
に伝達するクラッチ機構20と、を備えている。
【0019】クラッチ機構20は、一方の側板10b中
でスプール軸14に対して同心的に配置され両端部が1
対の軸受22,24を介して回転自在に支持されている
とともに、スプール軸14(即ち、スプール16)の回
転中心線に沿い所定の範囲で移動自在にも支持されてい
る略円筒状のクラッチ部材26を含んでいる。クラッチ
部材26の中心孔には中心軸28が挿入されていて、中
心軸28の両端面は一方の側板10b中のスプール軸1
4の一端部の端面と一方の側板10bの外側壁に着脱自
在に支持されている軸覆い30とに当接されてスプール
軸14(即ち、スプール16)の回転中心線に沿った方
向における移動が規制されている。
【0020】中心軸28の外周面上でクラッチ部材26
は上記回転中心線に沿った方向に移動自在であり、その
移動範囲はスプール軸14の上記一端部の端面と一方の
側板10bの外側壁に着脱自在に支持されている軸覆い
30とにより規制されている。
【0021】クラッチ部材26の外周面にはスプール軸
14の上記一端部に隣接した部分を除き多数の所定の歯
32が形成されている。
【0022】そして、多数の所定の歯32は一方の側板
10bの外側壁の軸覆い30の近傍部分が上記回転中心
線に沿った方向において所定の長さに渡り同心円状に高
さを低くされて、クラッチ部材26の為の1対の軸受2
2,24中の一方の側板10bの外側壁の近傍の軸受2
2の為の軸受支持部を構成している。この軸受支持部に
残された多数の所定の歯32は上記軸受支持部の表面積
を減少させて対応する軸受22の内周面の中心線に対す
るクラッチ部材26の多少の傾斜を許容しており、軸受
22の内周面に対する上記軸受支持部の嵌め合い作業を
容易にしている。
【0023】多数の所定の歯32はさらに、クラッチ部
材26においてスプール軸14の上記一端部の端面に隣
接した部分から上記回転中心線に沿った方向において少
しだけさらにスプール軸14から離れた位置で、クラッ
チ部材26の外周面に形成されている環状溝34により
分画されている。
【0024】そして、多数の所定の歯32は一方の側板
10bの外側壁の軸覆い30の近傍部分が上記回転中心
線に沿った方向において所定の長さに渡り同心円状に高
さを低くされて、クラッチ部材26の為の1対の軸受2
2,24中の一方の側板10bの外側壁の近傍の軸受
の為の軸受支持部を構成している。この軸受支持部に
残された多数の所定の歯32は上記軸受支持部の表面積
を減少させて対応する軸受24の内周面の中心線に対す
るクラッチ部材26の多少の傾斜を許容しており、軸受
24の内周面に対する上記軸受支持部の嵌め合い作業を
容易にしている。
【0025】クラッチ部材26の外周面の環状溝34に
は、リール本体10の外表面から突出しているクラッチ
操作レバー38から延出された連結部材38aにより操
作されるクラッチ操作板38bが係合されており、クラ
ッチ操作板38bは一方の側板10b中で図示しない公
知の付勢手段により一方の側板10b中のスプール軸1
4の上記一端部に接近する方向に付勢されている。
【0026】図1において、紙面に対して垂直な方向に
おける下方に向かいクラッチ操作レバー38が押圧され
るとクラッチ操作板38bは図示しない付勢手段の付勢
力に抗して図1に示す位置から右方に所定の距離だけク
ラッチ部材26とともに移動する。この結果、スプール
軸14の上記一端部の端面に隣接しているクラッチ部材
26の端部がスプール軸14の上記一端部の端面から上
記回転中心線に沿った方向に所定の距離だけ離間した回
転力遮断位置に移動される。
【0027】この後にハンドル18を所定の釣糸巻き取
り方向(図1に矢印Rで示す)に回転させると、ハンド
ル軸18aとクラッチ操作板38bとの間に介在されて
いる図示しない公知のクラッチ開放解除機構の作用によ
りクラッチ操作板38bは上記図示しない付勢手段の付
勢力によりクラッチ部材26とともに上述した回転力遮
断位置から図1において左方に上記所定の距離だけ移動
され、またクラッチ操作レバー38も図1において紙面
に対して垂直な方向における下方の押圧位置から上方の
押圧前の初期位置に向かい復帰される。この結果、スプ
ール軸14の上記一端部の端面に隣接しているクラッチ
部材26の端部がスプール軸14の上記一端部の端面に
向かい上記回転中心線に沿った方向に所定の距離だけ上
記回転力遮断位置から移動されて、図1に示す如くスプ
ール軸14の上記一端部の端面に接触した回転力伝達位
置に復帰される。
【0028】スプール軸14において一方の側板10b
中に突出した上記一端部とスプール軸14の上記一端部
に隣接しているクラッチ部材26の端部とには、クラッ
チ部材26が図1に示す上述した回転力伝達位置に配置
されている時に相互に周方向に係合し、クラッチ部材2
6が上述した回転力遮断位置に配置されている時に相互
の周方向における係合を解除する係合部14a,26a
が設けられている。
【0029】スプール軸14の上記一端部の係合部14
aが図2に拡大されて示されている。この実施例におい
てスプール軸14の上記一端部の係合部14aは、上記
一端部の外周面からスプール軸14の回転中心線の直径
方向に突出した係合ピンにより構成されている。そして
スプール軸14の係合部14a(係合ピン)は、スプー
ル軸14の上記一端部に隣接しているクラッチ部材26
の端部の為の軸受22の内周面に範囲内に位置してい
る。
【0030】スプール軸14の上記一端部に隣接してい
るクラッチ部材26の端部の係合部26aが図4の
(A),(B)に詳細に示されている。
【0031】クラッチ部材26の係合部26aは、スプ
ール軸14の上記一端部の外周面の直径よりも僅かに大
きな内周面を有しスプール軸14に対して同心的な円環
形状突起40を有しており、円環形状突起40の突出端
面にはスプール軸14の回転中心線の直径方向に配置さ
れた1対の係合凹所42が形成されている。
【0032】円環形状突起40の突出端面を図4の
(A)に示す如く正面から見た時(図1や図2や図4の
(B)では左方から見た時)の1対の係合凹所42の夫
々の幅はスプール軸14の上記一端部の端面を図1や図
2の右方から見た時の係合部14a(係合ピン)の幅よ
りも僅かに大きく設定されており、また円環形状突起4
0を図1や図2や図4の(B)に示す如く側方から見た
時の1対の係合凹所42の夫々の深さはスプール軸14
の上記一端部を図1や図2に示す如く側方から見た時の
係合部14a(係合ピン)の幅よりも大きく設定されて
いる。
【0033】そして円環形状突起40の突出端面を図4
の(A)に示す如く正面から見た時に1対の係合凹所4
2の夫々から時計回り方向に延出した部分は1対の係合
凹所42の夫々から時計回り方向に遠ざかるにつれて序
々に高さが高くなる傾斜面44により構成されていて、
傾斜面44の延出端から上記時計回り方向に隣接する1
対の係合凹所42の夫々までは円環形状突起40の中心
線と直交する仮りの平面に含まれる平坦面46により構
成されている。
【0034】さらに上述した如き環形状突起40の突出
端面の外周縁(即ち、係合部26aの外周縁)には、ク
ラッチ部材26の回転力伝達位置と回転力遮断位置との
間の移動中におけるクラッチ係合部26aが対応した軸
受22の内周面に対するクラッチ係合部26aの回転自
在な嵌め合いを導く回転誘導部48が設けられている。
【0035】この実施例において回転誘導部48は直線
状の面取りにより構成されているが、外方に凸状に湾曲
した面取りにより構成することも出来る。
【0036】そして、クラッチ部材26の半径方向にお
けるクラッチ係合部26aの環形状突起40の高さAに
対する回転誘導部48の高さBの割合は、略10%乃至
略50%に設定されている。この割合は、クラッチ係合
部26aの環形状突起40が機能を十分に発揮すること
が出来る強度を持つとともに、回転誘導部48がその機
能を十分に発揮することが出来るように設定されてい
る。
【0037】図1に示すクラッチ操作レバー38が紙面
に対して垂直な方向における下方に向かい押圧されてい
なければ、前述した如くクラッチ部材26は、図1に示
す如く、スプール軸14の上記一端部に隣接した係合部
26aをスプール軸14の上記一端部の係合部14aに
接触させた回転力伝達位置に配置されている。そしてこ
の回転力伝達位置において、クラッチ部材26の係合部
26aは、図2に示す如く、1対の係合凹所42にスプ
ール軸14の上記一端部の係合部14a(係合ピン)を
挿入させている。
【0038】従って、この間にハンドル18を所定の釣
糸巻き取り方向(図1に矢印Rで示す)に回転させる
と、これにより発生した回転力はハンドル軸18a,回
転力伝達歯車36,そしてクラッチ部材26の外周面の
中央部の多数の所定の歯32を介してクラッチ部材26
に入力されて、クラッチ部材26を所定の釣糸巻き取り
方向(図1に矢印Xで示す)に回転させる。さらにこの
ようにクラッチ部材26に入力されたハンドル18から
の回転力は、上述した如く周方向において相互に係合し
ているクラッチ部材26の係合部26aとスプール軸1
4の上記一端部の係合部14aとによりスプール軸14
を介してスプール16まで伝達され、スプール16をク
ラッチ部材26と同様の所定の釣糸巻き取り方向(図1
に矢印Xで示す)に回転させる。するとスプール16の
外周面上に図示しない釣糸が釣糸巻き取り方向(図1に
矢印Lで示す釣糸放出方向とは正反対の方向)に巻き取
られる。
【0039】クラッチ部材26が回転力伝達位置に配置
されている間には、図2に示す如く、クラッチ部材26
の係合部26aの外周面が対応する軸受22の内周面に
より支持されて軸受支持部として機能しており、この係
合部26aの外周面にクラッチ部材26の複数の歯32
の夫々において環状溝34よりもスプール軸14の上記
一端部に近い一端部が形成されていることは重要であ
る。
【0040】何故ならば、複数の歯32の夫々の上記一
端部は軸受22の内周面により支持されているクラッチ
部材26の係合部26aの外周面が構成する軸受支持部
の表面積を減少させて対応する軸受22の内周面の中心
線に対するクラッチ部材26の多少の傾斜を許容するの
で、軸受22の内周面に対するクラッチ部材26の係合
部26a(軸受支持部)の嵌め合い作業を容易にするか
らである。
【0041】スプール16上からの図1に矢印Lで示す
釣糸放出方向への釣糸の自由な放出を可能とする為に
は、紙面に対して垂直な方向における下方に向かいクラ
ッチ操作レバー38を押圧する。するとクラッチ操作板
38bは図示しない付勢手段の付勢力に抗して図1に示
す位置から右方に所定の距離だけクラッチ部材26とと
もに移動する。この結果、スプール軸14の係合部14
aからクラッチ部材26の係合部26aがスプール軸1
4の回転中心線に沿った方向に所定の距離だけ離間した
図3に示す回転力遮断位置に移動される。
【0042】図3に示す如く、この実施の形態では回転
力遮断位置のクラッチ部材26の係合部26aの係合部
の外周面がスプール軸14の回転中心線に沿った方向に
おける対応する軸受22の内周面の範囲内に位置してい
る。
【0043】このように、この実施の形態では回転力遮
断位置及び回転力伝達位置のクラッチ部材26の係合部
26aの外周面が図3及び図2に示す如くスプール軸1
4の回転中心線に沿った方向における対応する軸受22
の内周面の範囲内に位置しているとともに、クラッチ部
材26が図3及び図2に示す如く回転力遮断位置及び回
転力伝達位置の両方に位置している時でもスプール軸1
4の係合部14aもまた対応する軸受22の内周面の範
囲内に位置している。
【0044】この為、図1に示すリール本体10の1対
の側板10a,10bの一方の側板10bにおいてスプ
ール軸14の回転中心線に沿った方向における長さを小
さくすることが出来、一方の側板10bに配置されてい
るハンドル18と共に、この実施例の魚釣用両軸受型リ
ールの竿取り付け部を中心にしたリール本体10の左右
の寸法及び重量の不釣合を増加させている。
【0045】そして、この実施例の魚釣用両軸受型リー
ルが取り付けられた釣竿の操作感を良くしており、ま
た、この実施例の魚釣用両軸受型リールの携帯性も良く
している。
【0046】この後にハンドル18を所定の釣糸巻き取
り方向(図1に矢印Rで示す)に回転させると、ハンド
ル軸18aとクラッチ操作板38bとの間に介在されて
いる図示しないクラッチ開放解除機構の作用によりクラ
ッチ操作板38bは上記図示しない付勢手段の付勢力に
よりクラッチ部材26とともに上述し図3に示された回
転力遮断位置から図3において左方に上記所定の距離だ
け移動され、またクラッチ操作レバー38も図1におい
て紙面に対して垂直な方向における下方の押圧位置から
上方の押圧前の初期位置に向かい復帰される。この結
果、クラッチ部材26がスプール軸14の係合部14a
に向かいスプール軸14の回転中心線に沿った方向に所
定の距離だけ図3に示された回転力遮断位置から移動さ
れて、クラッチ部材26の係合部26aの端面の傾斜面
44がスプール軸14の係合部14aに当接すると傾斜
面44に導かれスプール軸14の係合部14aが速やか
にクラッチ部材26の係合部26aの係合凹所42内に
導入され、最終的に図1及び図2に示す如くクラッチ部
材26の係合部26aがスプール軸14の係合部14a
に係合した回転力伝達位置に復帰される。
【0047】さらにこの実施例では、クラッチ部材26
が図3に示す回転力遮断位置から図1及び図2に示す回
転力伝達位置に移動する時に、クラッチ部材26の係合
部26aの端面の外周縁の傾斜した回転誘導部48が対
応する軸受22の内周面に摺接する。
【0048】この結果、例えば図示しない釣糸に連結さ
れている釣針に水中の何物かや大きな魚が引っ掛かった
状態で図1のスプール16上に釣糸を急激に巻き取る為
に図1のハンドル18を所定の釣糸巻き取り方向(図1
に矢印Rで示す)に急激に回転させ、スプール軸14の
係合部14aとこれに係合したクラッチ部材26の係合
部26aの係合凹所42に急激に大きな回転力が負荷さ
れて、上記急激で大きな回転力によりクラッチ部材26
の係合部26aにおいての係合凹所42の近傍が接線方
向に僅かに変形し、このような僅かな変形が繰り返えさ
れて係合部26aの直径が僅かに拡大した場合でも、ス
プール軸14aの回転中心線に沿った方向における対応
する軸受22の内周面に対するクラッチ部材26の係合
部26aの移動、特に回転力遮断位置から回転力伝達位
置への移動、により係合部26aの端面の外周縁に発生
する抵抗が上記外周縁の傾斜した回転誘導部48により
緩和され、上記移動に大きな力を必要とすることがな
い。ひいては上述したクラッチ部材26を使用したクラ
ッチ機構の動作が不能になることがない。
【0049】さらにスプール軸14の回転中心線に沿っ
た方向におけるクラッチ部材26の上述した如き移動
が、対応する軸受22の内周面やクラッチ部材26の係
合部26aに付着した埃等の異物から受ける抵抗も減少
される。
【0050】そして、上述した如きクラッチ部材26を
使用したクラッチ機構の動作を滑らかにする為にクラッ
チ機構の構成要素の寸法精度を向上させているにもかか
わらず、上述した如き移動により発生する抵抗が上昇す
ることがない。
【0051】なお上述した実施の形態では回転力遮断位
置においてクラッチ部材26の係合部26aは対応する
軸受22の内周面の範囲内にあったが、回転力遮断位置
においてクラッチ部材26の係合部26aが対応する軸
受22の内周面の範囲内から離脱する場合でも、回転力
遮断位置から回転力伝達位置へとクラッチ部材26が移
動する時に係合部26aの端面の外周縁の傾斜した回転
誘導部48は、上述したのと同様に機能する。
【0052】[第2の実施の形態]次に、図5を参照し
ながらこの発明の第2の実施の形態に従った魚釣用両軸
受型リールについて説明する。なお図5は、この発明の
第2の実施の形態に従った魚釣用両軸受型リールのクラ
ッチ機構の縦断面をクラッチ部材が回転力伝達位置に配
置されている状態で拡大して示す縦断面図である。
【0053】そして第2の実施の形態に従った魚釣用両
軸受型リールの構成部材の大部分は図1乃至図4を参照
しながら前述したこの発明の第1の実施の形態に従った
魚釣用両軸受型リールの構成部材の大部分と同じであ
り、これら大部分の構成部材には第1の実施の形態に従
った魚釣用両軸受型リールの対応する大部分の構成部材
に付されていたのと同じ参照符号を付して詳細な説明は
省略する。
【0054】第2の実施の形態に従った魚釣用両軸受型
リールが前述した第1の実施の形態に従った魚釣用両軸
受型リールと構成が異なっているのは、クラッチ部材2
6の中心孔に挿入されている中心軸50が一方の側板1
0b中のスプール軸14の一端部と同心的に一体形成さ
れていることである。
【0055】そして、第2の実施の形態に従った魚釣用
両軸受型リールの種々の構成部材の作用は前述した第1
の実施の形態に従った魚釣用両軸受型リールの種々の構
成部材の作用と同じである。
【0056】[第3の実施の形態]次に、図6及び図7
の(A),(B)を参照しながらこの発明の第3の実施
の形態に従った魚釣用両軸受型リールについて説明す
る。なお図6は、この発明の第3の実施の形態に従った
魚釣用両軸受型リールのクラッチ機構の縦断面をクラッ
チ部材が回転力伝達位置に配置されている状態で拡大し
て示す縦断面図であり:図7の(A)は、図6の魚釣用
両軸受型リールのクラッチ機構のクラッチ部材の正面
図;そして図7の(B)は、図6の魚釣用両軸受型リー
ルのクラッチ機構のクラッチ部材の縦断面図である。
【0057】そして第3の実施の形態に従った魚釣用両
軸受型リールの構成部材の大部分は図1乃至図4を参照
しながら前述したこの発明の第1の実施の形態に従った
魚釣用両軸受型リールの構成部材の大部分と同じであ
り、残りの構成部材の一部は図5を参照しながら前述し
たこの発明の第2の実施の形態に従った魚釣用両軸受型
リールの構成部材の一部と同じである。従って、これら
大部分の構成部材や残りの構成部材の一部には第1の実
施の形態に従った魚釣用両軸受型リールの対応する大部
分の構成部材や第2の実施の形態に従った魚釣用両軸受
型リールの構成部材の一部に付されていたのと同じ参照
符号を付して詳細な説明は省略する。
【0058】第3の実施の形態に従った魚釣用両軸受型
リールが前述した第1の実施の形態に従った魚釣用両軸
受型リールと構成が異なっているのは、クラッチ部材2
6の中心孔に挿入されている中心軸52が一方の側板1
0b中のスプール軸14の一端部と同心的に一体形成さ
れていることである。また、スプール軸14の上記一端
部に形成されている係合部54がスプール軸14の上記
一端部の外周面に形成された1対の相互に平行な平面に
より構成され、クラッチ部材26の係合部40の内周面
にスプール軸14の係合部54の1対の相互に平行な平
面に対応した1対の相互に平行な平面56が形成されて
いることである。
【0059】この実施の形態では、図6に示す如くクラ
ッチ部材26が回転力伝達位置に配置されている時、ス
プール軸14の係合部54の1対の相互に平行な平面に
対してクラッチ部材26の係合部40の内周面の1対の
相互に平行な平面56が重複して周方向に係合する。そ
してクラッチ操作レバー38(図1を参照)の操作によ
りクラッチ部材26が図6に示す回転力伝達位置から中
心軸52上を右方に所定の離間離間して回転力遮断位置
に配置された時には、スプール軸14の係合部54の1
対の相互に平行な平面からクラッチ部材26の係合部4
0の内周面の1対の相互に平行な平面56が分離して周
方向における係合を解除する。
【0060】この実施の形態でもクラッチ部材26の半
径方向におけるクラッチ係合部26aの環形状突起40
の高さAに対する回転誘導部48の高さBの割合は、略
10%乃至略50%に設定されている。この割合は、ク
ラッチ係合部26aの環形状突起40が機能を十分に発
揮することが出来る強度を持つとともに、回転誘導部4
8がその機能を十分に発揮することが出来るように設定
されている。
【0061】そして、第3の実施の形態に従った魚釣用
両軸受型リールの種々の構成部材の作用は前述した第1
の実施の形態に従った魚釣用両軸受型リールの種々の構
成部材の作用と同じである。
【0062】[第4の実施の形態]次に、図8を参照し
ながらこの発明の第4の実施の形態に従った魚釣用両軸
受型リールについて説明する。なお図8は、この発明の
第4の実施の形態に従った魚釣用両軸受型リールのクラ
ッチ機構の縦断面をクラッチ部材が回転力伝達位置に配
置されている状態で拡大して示す縦断面図である。
【0063】そして第4の実施の形態に従った魚釣用両
軸受型リールの構成部材の大部分は図1乃至図4を参照
しながら前述したこの発明の第1の実施の形態に従った
魚釣用両軸受型リールの構成部材の大部分と同じであ
り、また残りの構成部材は図6及び図7の(A),
(B)を参照しながら前述したこの発明の第3の実施の
形態に従った魚釣用両軸受型リールの構成部材の一部と
同じである。
【0064】従って、これら大部分の構成部材や残りの
構成部材には第1の実施の形態に従った魚釣用両軸受型
リールの対応する大部分の構成部材や第3の実施の形態
に従った魚釣用両軸受型リールの構成部材の一部に付さ
れていたのと同じ参照符号を付して詳細な説明は省略す
る。
【0065】第4の実施の形態に従った魚釣用両軸受型
リールが前述した第1の実施の形態に従った魚釣用両軸
受型リールと構成が異なっているのは、第3の実施の形
態に従った魚釣用両軸受型リールの場合と同様に、スプ
ール軸14の上記一端部に形成されている係合部54が
スプール軸14の上記一端部の外周面に形成された1対
の相互に平行な平面により構成され、クラッチ部材26
の係合部40の内周面にスプール軸14の係合部54の
1対の相互に平行な平面に対応した1対の相互に平行な
平面56が形成されていることである。
【0066】そして、第4の実施の形態に従った魚釣用
両軸受型リールの種々の構成部材の作用は前述した第1
の実施の形態に従った魚釣用両軸受型リールの対応する
種々の構成部材や第3の実施の形態に従った魚釣用両軸
受型リールの対応する種々の構成部材の作用と同じであ
る。
【0067】
【発明の効果】以上詳述した如く、この発明に従った魚
釣用両軸受型リールによれば、クラッチ部材を使用した
クラッチ機構の動作を滑らかにする為にクラッチ機構の
構成要素の寸法精度を向上させた場合でも使用中におけ
るクラッチ部材の係合部の直径の増大や軸受の内周面や
クラッチ部材の係合部への埃等の異物の付着によって回
転力遮断位置と回転力伝達位置との間のクラッチ部材の
切換移動に大きな力を必要とすることがなくなり、ひい
てはクラッチ部材を使用したクラッチ機構の動作が不能
になることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態に従った魚釣用両
軸受型リールを一部を切り欠いて示す平面図である。
【図2】図1の魚釣用両軸受型リールのクラッチ機構の
縦断面をクラッチ部材が回転力伝達位置に配置されてい
る状態で拡大して示す縦断面図である。
【図3】図1の魚釣用両軸受型リールのクラッチ機構の
縦断面をクラッチ部材が回転力遮断位置に配置されてい
る状態で拡大して示す縦断面図である。
【図4】(A)は、図1の魚釣用両軸受型リールのクラ
ッチ機構のクラッチ部材の正面図であり、(B)は、図
1の魚釣用両軸受型リールのクラッチ機構のクラッチ部
材の縦断面図である。
【図5】この発明の第2の実施の形態に従った魚釣用両
軸受型リールのクラッチ機構の縦断面をクラッチ部材が
回転力伝達位置に配置されている状態で拡大して示す縦
断面図である。
【図6】この発明の第3の実施の形態に従った魚釣用両
軸受型リールのクラッチ機構の縦断面をクラッチ部材が
回転力伝達位置に配置されている状態で拡大して示す縦
断面図である。
【図7】(A)は、図6の魚釣用両軸受型リールのクラ
ッチ機構のクラッチ部材の正面図であり、(B)は、図
6の魚釣用両軸受型リールのクラッチ機構のクラッチ部
材の縦断面図である。
【図8】この発明の第4の実施の形態に従った魚釣用両
軸受型リールのクラッチ機構の縦断面をクラッチ部材が
回転力伝達位置に配置されている状態で拡大して示す縦
断面図である。
【符号の説明】
10 リール本体 10a,10b 側板 14 スプール軸 14a 係合部 16 スプール 18 ハンドル 22 軸受 26 クラッチ部材 26a 係合部 40 円環形状突起 48 回転誘導部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−242730(JP,A) 特開 平5−168378(JP,A) 実開 平4−129771(JP,U) 実開 平3−58967(JP,U) 実開 平3−18765(JP,U) 登録実用新案3006602(JP,U) 登録実用新案3011255(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A01K 89/015

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リール本体に軸受を介して回転自在に保
    持されているとともに、リール本体の1対の側板間に回
    転自在に支持されたスプールの回転中心線に沿い上記軸
    受により移動自在に保持され、ハンドルからの回転力が
    入力され、上記回転中心線に沿いスプールに対して上記
    回転力を伝達する回転力伝達位置と上記回転力の伝達を
    遮断する回転力遮断位置との間で選択的に移動するクラ
    ッチ部材を備えており、 クラッチ部材において、クラッチ部材の回転力伝達位置
    と回転力遮断位置との間の移動により上記軸受の内周面
    に沿い移動しスプールに対する上記回転力の伝達と上記
    回転力の伝達の遮断とを行うクラッチ係合部の外周縁
    に、上記移動中における上記軸受の内周面に対するクラ
    ッチ係合部の回転自在な嵌め合いを導く回転誘導部を設
    け、クラッチ部材の回転力伝達位置と回転力遮断位置と
    の間の移動中にクラッチ係合部が上記回転中心線に沿っ
    た方向において上記軸受の内周面の範囲内にある、こと
    を特徴とする魚釣用両軸受型リール。
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