JP3214588U - 汚水枡用蓋 - Google Patents

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充弘 木下
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【課題】舗装の上に形成されてしまう水溜まりを、汚水配管内の臭いを外部に漏出させることなく、できるだけ低コストで解消する汚水枡用蓋を提供する。【解決手段】上部が開口した容器からなる封水貯留部12と、封水貯留部12の底部を貫通して上方に突出している溢流管部14と、溢流管部14の上部を覆っている略釣鐘状の臭気止部16と、臭気止部16を吊して封水貯留部12の上部の開口に取り付けられている目皿部18と、封水貯留部12の上部の開口の縁部の外側に設けられているフランジ部20とを備え、フランジ部20は汚水枡22の上部の開口に嵌合可能な大きさ及び形状を有している。【選択図】図1

Description

本考案は、マンションや戸建住宅の周囲の地面を覆った舗装の上にできてしまう水溜まりをなくすための汚水枡用蓋に関するものである。
マンションや戸建住宅の周囲の地面は、見た目を良くしたり、歩き易くしたり、土埃の飛散を防止したり、蚊の発生を防止したり、雑草の繁茂を防止したりするなどの目的で、コンクリートやアスファルトで舗装されている。
図5はマンションや戸建住宅の周囲の状況を示す説明図である。マンションや戸建住宅の周囲は狭く、ここに舗装工事用の大型機械を入れて舗装をすることはできないので、職人が手作業で舗装をするしかない。職人が手作業で舗装をすると、舗装のできばえが職人の技量に左右され、持っている技量があまり高くない職人により舗装された場合、舗装30の上面が平坦に形成されず、どこかに窪みが形成され、雨が降ったとき、舗装30の上に水溜まり32ができてしまうことがある。
舗装30の上に水溜まり32ができると、水溜まり32に藻などが繁殖して付近が臭くなったり、苔が生えてその付近が汚くなったり、ボーフラが湧いて不衛生になったりするなどの問題がある。また、舗装30の上に水溜まり32ができると、舗装30の上を通る場合、水溜まり32を避けて通らなければならないので、水溜まり32が通行の邪魔になるという問題もある。
そこで、舗装30の上に水溜まり32ができてしまうことが判った段階で、水溜まり32ができないようにする何らかの改修工事を考えなければならない。そのような改修工事としては、水溜まり32ができる部分の舗装30を剥がし、舗装30をやり直して、舗装30の上面を平坦にす方法がまず考えられる。
しかし、舗装30をやり直すには、舗装30をある程度、広い範囲に亘って剥がさなければならないので、工事が大掛かりになり、工事にかなりのコストがかかる。マンションや戸建住宅の建設工事が終わった段階で行うこの種の工事はサービス工事になるので、工事にコストはあまりかけられず、大掛かりな改修工事は採用したくない。
改修工事にあまりコストをかけない方法として、舗装30の上の窪みにモルタルを塗って舗装30の上面を平坦にする方法が考えられる。しかし、すでに形成されている舗装30の上の窪みに、後からモルタルを塗った場合、後から塗ったモルタルは舗装30のコンクリートに強固には密着しないので、塗ったモルタルは、経年劣化で、次第に剥がれてしまう。
このように、一旦、形成してしまった舗装30を、剥がして行う改修工事やモルタルによる手直しで水溜まり32を無くすことは困難である。
ところで、マンションや戸建住宅の周囲の地中には汚水配管(図示せず)が埋設されている。舗装30の上にできる水溜まり32の雨水を汚水配管(図示せず)に流し込むことができれば、水溜まり32をなくすことができる。
図5において、舗装30の一部には汚水枡用蓋28が露出した状態で見えているが、汚水枡用蓋28の下には汚水枡(図示せず)が設けられ、汚水枡(図示せず)の下部は地中に埋設された汚水配管(図示せず)に繋がっている。
舗装30の上にできる水溜まり32の雨水を汚水配管(図示せず)に流し込む方法としては、水溜まり32の近くで、汚水配管(図示せず)から枝管を立ち上げ、この枝管に水溜まり32の雨水を流し込む方法が考えられる。
しかし、汚水配管(図示せず)から枝管を立ち上げるためには、汚水配管(図示せず)が埋設されている地面を掘り起こして汚水配管(図示せず)を露出させなければならないが、汚水配管(図示せず)が埋設されている地面を掘り起こして汚水配管(図示せず)を露出させ、汚水配管(図示せず)から枝管を立ち上げる工事は大掛かりな工事になり、工事にかなりのコストがかかるので、サービス工事として、この方法は採用できない。
また、コストをかけないで水溜まり32をなくす方法として、汚水枡用蓋28に穴を開け、ここに水溜まり32の雨水を流し込む方法が考えられる。しかし、汚水枡用蓋28に穴を開けると、この穴から汚水配管(図示せず)内の臭気が外部に漏出し、マンションや戸建住宅の周囲を臭くするという問題が発生する。従って、この方法は採用できない。
このように、現在、舗装30の上にできる水溜まり32の水を汚水配管(図示せず)に流し込む方法であって、マンションや戸建住宅の周囲を臭くせず、できるだけ工事にコストのかからない方法が求められている。本考案者はそのような方法について鋭意検討し、本考案をなすに至った。
「KAKUDAI 総合カタログ 2017−2018」株式会社カクダイ 2017年 「アロンマス 総合カタログ 13」アロン化成株式会社 2016年
本考案が解決しようとする課題は、マンションや戸建住宅の周囲の舗装の上にできてしまった水溜まりをなくす改修工事に多大な費用がかかる点である。
本考案に係る汚水枡用蓋は、上部が開口した容器からなる封水貯留部と、該封水貯留部の底部を貫通して上方に突出している溢流管部と、該溢流管部の上部を覆っている略釣鐘状の臭気止部と、該臭気止部を吊して該封水貯留部の上部の開口に取り付けられている目皿部と、該封水貯留部の上部の開口の縁部の外側に設けられているフランジ部とを備え、該フランジ部は汚水枡の上部の開口に嵌合可能な大きさ及び形状を有していることを特徴とするものである。
ここで、前記フランジ部は合成樹脂板により水平方向に延長形成されている。前記フランジ部の外側には該フランジ部を汚水枡の上部開口に密閉状態で嵌合させるパッキンが取り付けられている。前記封水貯留部の上部の縁部と前記フランジ部との間にはシーリング材が充填されている。前記臭気止部の縁部は前記溢流管部の上縁部より下の高さ位置にある。前記目皿部にはゴミの流入を阻止して雨水を流入させる複数の穴が設けられている。
本考案に係る汚水枡用蓋は、汚水枡の上部の開口に嵌合している従来の汚水枡用蓋を外し、ここに本考案に係る汚水枡用蓋を嵌合させ、舗装の上にできてしまった窪みから汚水枡まで浅い水路を形成すれば、舗装の上の窪みに流れ込む雨水を、汚水配管内に、汚水配管内の臭気を外部に漏出させることなく、常に流し込みむことが可能となるので、舗装の上に形成されてしまう水溜まりを極めて低コストでなくすことができるという利点がある。
図1は本考案に係る汚水枡用蓋の一実施例の分解斜視図である。 図2は本考案に係る汚水枡用蓋の一実施例の断面図である。 図3は従来の汚水枡用蓋の一例の平面図である。 図4は従来の汚水枡用蓋の一例の断面図である。 図5はマンションや戸建住宅の周囲の状況を示す説明図である。
舗装の上の窪みに流れ込む雨水を、汚水配管内の臭いを外部に漏出させずに、汚水配管内に流し込み可能として、水溜まりの形成をなくすという目的を、工事にコストをかけることなく実現した。
図1は本考案に係る汚水枡用蓋の一実施例の分解斜視図、図2は本考案に係る汚水枡用蓋の一実施例の断面図である。
これらの図において、10は汚水枡用蓋であり、汚水枡用蓋10は、上部が開口した容器からなる封水貯留部12と、封水貯留部12の底部を貫通して上方に突出している溢流管部14と、溢流管部14の上部を覆っている略釣鐘状の臭気止部16と、臭気止部16を吊して封水貯留部12の上部の開口に取り付けられている目皿部18と、封水貯留部12の上部の開口の縁部の外側に設けられているフランジ部20とを備えている。
フランジ部20は汚水枡22の上部の開口に嵌合可能な大きさ及び形状を有している。フランジ部20は合成樹脂板により水平方向に延長形成されている。フランジ部20の外側にはフランジ部20を汚水枡22の上部の開口に密閉状態で嵌合させるパッキン24が取り付けられている。封水貯留部12の上部の縁部とフランジ部20との間にはシーリング材26が充填されている。臭気止部16の縁部は溢流管部14の上縁部より下の高さ位置にある。目皿部18にはゴミの流入を阻止して雨水を流入させる複数の穴が設けられている。
次に、本考案に係る汚水枡用蓋10の使い方と、舗装30の上に形成される水溜まり32が、本考案に係る汚水枡用蓋10によって解消されるメカニズムについて説明する。
まず、雨水によって水溜まり32ができる窪みから汚水枡22までの間で、舗装30の上面を浅く削り、水溜まり32ができる窪みから汚水枡22に向かって若干低くなるような浅い溝を形成する。次に、汚水枡22の上部の開口から従来の汚水枡用蓋28を外し、この開口に本考案にかかる汚水枡用蓋10を嵌める。
雨が降った場合、水溜まり32ができていた付近に集まっていた雨水は汚水枡22の方に流れ、汚水枡用蓋10の目皿部18から汚水配管(図示せず)の中に流れ込むことになる。なお、汚水配管(図示せず)の中の臭気は汚水枡用蓋10にトラップされ、外部に漏出することはない。
本考案に係る汚水枡用蓋10は、本格的な工事のコストから比べれば遙かに低コストで形成できるし、舗装30の上にできてしまった窪みから汚水枡22まで浅い水路を形成するのもそれほどコストがかからないので、本考案に係る汚水枡用蓋10は舗装30の上に形成されてしまう水溜まり32を低コストでなくすことができる。
なお、本考案の構造上の特徴を明瞭ならしめるため、従来の汚水枡用蓋の平面図と断面図を図示する。図3は従来の汚水枡用蓋の平面図、図4は従来の汚水枡用蓋の断面図である。
10 汚水枡用蓋
12 封水貯留部
14 溢流管部
16 臭気止部
18 目皿部
20 フランジ部
22 汚水枡
24 パッキン
26 シーリング材
28 汚水枡用蓋
30 舗装
32 水溜まり

Claims (6)

  1. 上部が開口した容器からなる封水貯留部と、該封水貯留部の底部を貫通して上方に突出している溢流管部と、該溢流管部の上部を覆っている略釣鐘状の臭気止部と、該臭気止部を吊して該封水貯留部の上部の開口に取り付けられている目皿部と、該封水貯留部の上部の開口の縁部の外側に設けられているフランジ部とを備え、該フランジ部は汚水枡の上部の開口に嵌合可能な大きさ及び形状を有していることを特徴とする汚水枡用蓋。
  2. 前記フランジ部は合成樹脂板により水平方向に延長形成されていることを特徴とする請求項1に記載の汚水枡用蓋。
  3. 前記フランジ部の外側には該フランジ部を汚水枡の上部開口に密閉状態で嵌合させるパッキンが取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載の汚水枡用蓋。
  4. 前記封水貯留部の上部の縁部と前記フランジ部との間にはシーリング材が充填されていることを特徴とする請求項1に記載の汚水枡用蓋。
  5. 前記臭気止部の縁部は前記溢流管部の上縁部より下の高さ位置にあることを特徴とする請求項1に記載の汚水枡用蓋。
  6. 前記目皿部にはゴミの流入を阻止して雨水を流入させる複数の穴が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の汚水枡用蓋。
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