JP3214528U6 - 装着がより簡単で楽になるシートベルト - Google Patents

Abstract

【課題】運転者が発車前に行うシートベルトの装着作業が、より簡単で楽になるシートベルトを提供する。
【解決手段】シートベルトの長さ方向中央に切れ目を入れる。運転者は、前方を向いたまま、中指（或は掌）でシートベルトの雄を探し当て、掴む事ができるので、シートベルトの装着が極めて楽になる。
【選択図】図２

Description

本考案は、運転者がシートベルトを装着する際の、最初の窮屈で、面倒な作業を排し、簡単で楽にシートベルトを装着できる様にするものである。

車を発車させる直前の、運転者が運転席にてシートベルトを装着する際、シートベルトの雄を、雌位置まで誘導する動作は、次の順序で行なわれる。

１．先ず、片手を、肩まで持ち上げ、手首でシートベルトのたるみ部を軽く掴み、
２．次に、シートベルトを掴んだ手は、雄の位置まで下がり、
３．手首で雄をしっかりと掴み、腕の力でシートベルトのたるみ部を巻取り装置から引き出して、運転席横の反対側に固定されている雌位置まで誘導し、雄を雌内へ挿入合体させて、シートベルトの装着作業が完了する。

以上の３つの動作の内、１．のシートベルトを掴む際、運転者はドアとの隙間が狭い為、ベルトを掴むのに、肘を曲げ、弐の腕を脇に付け、又は上半身を捩って、手首で、肩付近にあるシートベルトを掴まなければならない。
これが、運転者にとっては、面倒な動作となっている。

課題を解決する為の手段

そこで、シートベルトの長さ方向中央に切れ目を入れ、運転者が、上半身を捩らなくても、前方を向いたまま、手首の中指（或は掌）をシートベルトの切れ目に刺し入れ、指の腹で切れ目内を下に進み、雄を探し当てた処で、雄をしっかりと掴み、腕の力でシートベルトのたるみ部を巻取り装置から引き出し、雌位置まで誘導し、雄を雌と合体させる一連の装着動作が極めて簡単で楽になる。

切れ目はシートベルト全長に入れる必要なく、運転者の肩から腰辺りまで入れるだけで良い。

考案を実施する為の最良の形態

図１は、運転者が、上半身を捩る事なく、前方向いたまま、片手の指を、自分の肩付近に在るシートベルトの切れ目に通し入れるところ

図２は、中指（或は掌）を、切れ目に入れたところ

Claims (3)

1. シートベルトの長さ方向中央に切れ目を入れる事により、運転者が上半身を動かす事なく、前方を向いたままで、肩に挙げた片手の中指（或は掌）を、切れ目に通し入れ、指の腹が切れ目内を下がり、シートベルトの固着器・雄（以下、単に雄と言う）を探し当てた処で、雄を掴み、腕の力でシートベルトを巻取り装置から引き出し、固着器・雌（以下、単に雌）まで誘導し、雄と雌を合体させるまでの一連の動作が簡単で楽になる。
2. シートベルトの長さ方向中央に開けた切れ目に刺した指で、雄を探し当て掴む事ができるので、運転者が、ドアとの隙間が狭い為、シートベルトを掴むまでの、面倒な体型動作から解放され、シートベルトの装着が楽になる。
3. 切れ目はシートベルト全長に入れる必要なく、運転者の肩付近から腰辺りまで良い。

Images