JP3213238U - ロック装置が内蔵されたボルト構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】緩み防止と盗難防止に効果的なロック装置が内蔵されたボルト構造を提供する。【解決手段】一側端部が固定構造物と固定対象物が重畳して形成されるホールに挿入されるベースボルト11と、ベースボルト11の長手方向に沿って中央を貫通して進退可能にねじ締結されるコアボルト12と、前記ホールに挿入して突出されるベースボルト11の端部に締結され、前記固定構造物と前記固定対象物が重畳された状態が維持されるようにベースボルト11に締結されるナット14と、コアボルト12の進退によって選択的にナット14の外面を加圧してベースボルト11の離脱を防止するロック部材13と、ベースボルト11の長手方向に沿ってコアボルト12と対向されるように中央を貫通して進退可能にねじ締結され、コアボルト12の端部と接触されてコアボルト12の進退移動を拘束する拘束部20とを含む。【選択図】図5

Description

本考案は、固定手段(ボルトとナット)に関するものであって、さらに詳しくはベースボルトを貫通したコアボルトの絞りによってロック部材(Locking Unit)が拡張性形体変形、または位置変更されて固定部位を加圧する物理的性質と仕組みとなって、振動と圧力を伴う構造物にナットが緩まずにロック部材を拘束するカウンターロック部材があって、緩み防止と盗難防止に効果的な、ロック装置が内蔵されたボルト構造{INSERTED LOCKING DEVICE OF BOLT STRUCTURE}に関するものである。
一般的に、固定手段中の一種類であるねじを含むボルトは、ヘッド(Head)とねじ部(ねじ山で構成されたボディ)で構成されており、複数の部品や構造物または被固定対象物を結合するために貫通ホールに引入れた後、ナットで締結する固定手段である。
ボルト締結は、両方向性、つまりボルトヘッドとナットが両方向で被固定対象を咬むので、両方向トルクが発生して物理的に抜けない構造であるが、ねじ山の軸を基準に一面には摩擦が発生し、他の面は間隔が発生する。このような相反する原理でナットは振動によって緩む。
最近は、振動発生時にナット緩みトルク抵抗値を向上させるスプリングワッシャーなどが多数紹介されたが、持続的な振動では緩みが発生する。
例えば、常時振動を伴う構造物である橋梁(吊り橋、斜張橋、アーチ橋、ラーメン橋、トラス橋、等)及び活動で振動を伴う橋脚構造物(高架鉄図や高架地下鉄、高架道路)などの場合、構造物そのものをボルト結合し、または、構造物に取り付けられる各種サービス施設物などをボルト締結することで、持続的な振動時ボルト緩みの危険が露出され、毎年かなりの維持保守費用が発生する。
また、化学プラント、原子炉などは、安全上致命的な危険にさらされるため、毎年圧力配管フランジなどナット緩み防止のために相当な維持保守活動を行う。
図1は、ボルトとナットが締結された断面図である。
添付図を通じてさらに詳しく説明すると、図1に示された通りナットが締結されたボルトのねじ山を軸にした面には摩擦が発生し、他の一面は間隔が発生する。このような間隔は、ナットの締結及び解体のために必ず必要であるが、持続的な振動時ナットが緩む原因になる。
また、開発途上国の場合、道路施設物などに頻繁に盗難が発生する。ボルトとナットの締結は非常に直観的であるため単純道具であるスパナだけで解体が容易である。例えば、道路施設物として表示板などは、合金で高価な素材であり、売買が容易なので、開発途上国の場合、盗難事故が頻繁に発生する。
このような場合、多数のボルト締結構造中に一つのボルトとナット構造に盗難防止装置があれば、盗難意志の喪失につながることになる。例えば高価な車両のホイールとタイヤの場合、多角の一般的なボルト構造のほかに一つの特殊ボルトを構成することが盗難防止に非常に効果的であることが実例である。
本考案は、前記のような従来技術の問題点を解消するためのものであって、ベースボルトを貫通したコアボルトの絞りによってロック部材(Locking Unit)が拡張性形体変形、又は位置変更されてナットを拘束する性質と仕組みを備え、振動と圧力を伴う構造物においてナットが緩まずにロック部材(Locking Unit)を拘束するカウンターロック部材(Counter Locking Unit)を有し、緩み防止と盗難防止に効果的なロック装置が内蔵されたボルト構造を提供することに目的がある。
本考案は、前記のような問題を解決するために案出されたものであって、一側端部が固定構造物と、固定対象物が重畳して形成されるホールに挿入されるベースボルトと、前記ベースボルトの長手方向に沿って中央を貫通して進退可能にねじ締結されるコアボルトと、前記ホールに挿入して突出される前記ベースボルトの端部に締結され、前記固定構造物と前記固定対象物が重畳された状態が維持されるように前記ベースボルトに締結されるナットと、前記コアボルトの進退によって選択的に前記ナットの外面を加圧して前記ベースボルトの離脱を防止するロック部材と、前記ベースボルトの長手方向に沿って前記コアボルトと対向されるように中央を貫通して進退可能にねじ締結されて前記コアボルトの端部と接触されることにより、前記コアボルトの進退移動を拘束する拘束部を含む方が好ましい。
前記ベースボルトは、中央には長手方向に沿って内径にねじ山が形成されたねじ貫通孔が形成され、その外径には前記ねじ貫通孔のねじ山と同一方向または逆方向の外径ねじ山が形成され、前記ベースボルトの頭部は多角型で形成されることが好ましい。
前記ベースボルトの頭部には、前記拘束部の端部が収容される収容溝が陥没形成されることが効果的である。
前記コアボルトは、前記ベースボルトの中央に形成されるねじ貫通孔に対応して締結されるねじ部と、前記ねじ部の一側に設けられるヘッド部と、前記ねじ部の他側端に設けられるドライバー溝を含むことが好ましい。
前記ヘッド部の直径は、前記ベースボルト外径の直径より小さく形成されて前記コアボルトが前記ベースボルトに締結された状態で前記ナットが前記ベースボルトに締結できるようにすることが効果的である。
前記ベースボルトの端部内部には放射方向に配置され、外側に向けて広がるように拡張形成された複数の拡張誘導経路が形成され、前記ロック部材は前記拡張誘導経路に挿入されるピン型で形成されて前記コアボルトの移動によって押されて前記ベースボルトの外径方向に突出されて前記ナットに加圧力を提供することが好ましい。
前記拘束部は、前記ベースボルトの中央に挿入され、端部が前記コアボルトの端部と接触されるカウンターロック部材と、前記ベースボルトの中央に締結され、前記収容溝に収容されるフランジと、前記カウンターロック部材と前記フランジとの間に配置され、前記カウンターロック部材側に弾性を加える弾性スプリングを含むことが効果的である。
前記コアボルトの端部と接触される前記カウンターロック部材の一端部には、突出部材が突出形成され、前記コアボルトの端部に形成されたドライバー溝に挿入され、前記カウンターロック部材の他端部には多角型の縦断面を有する多角部材が形成されて前記フランジの中央に貫通形成された多角型の貫通孔に挿入されることが好ましい。
多角部材の内側中央領域には、内面にねじ山が形成された締結孔が貫通形成され、前記フランジを前記ベースボルトに締結する締結道具には、前記締結孔に締結されるように外面にねじ山が形成された締結凸部が形成されることが効果的である。
前記多角部材の内側中央領域には、内面にねじ山が形成された締結孔が貫通形成され、前記フランジを前記ベースボルトに締結する締結道具には、前記締結孔に締結されるように外面にねじ山が形成された締結凸部と、前記多角部材を収容するように収容溝が形成されてスライディング方式で移動可能に設置される収容部材を備えた締結道具を収容することが効果的である。
以上のような本考案によると、固定構造物1のホール2にベースボルト11がインサートされた状態で、ベースボルト11中央の内径にねじ山が形成された貫通孔11aを介して道具(ドライバー)を引き入れてコアボルト12の先端に形成されたドライバー溝12cに差し込んで回転させ、コアボルト12が固定構造物1の外側方向に前進されるようにし、この過程でコアボルト12のヘッド12bとベースボルト11の一側端の間に位置したロック部材13がナット14に加圧力を加えることで、前記ホール2内で固定手段10が脱離されないように堅固な固定状態を維持させる効果がある。
従来のボルトとナットの構造の場合、ロックと緩みが直観的であるため、一般の市中で購買できるスパナ一つならいくらでも設置と解体ができる。しかし、本考案品の場合、特殊考案された装備でなければ非常に解体が難解で解体方式を分からないと解体が不可能である。例えば、後進国や開発途上国の場合、道路表示板など、道路の付着物の盗難事故が頻繁である。この場合、本考案品で装着すれば、盗難防止効果に優れる。
従来のボルトとナットの緩み防止機能が緩み止めトルクを極大化させる方法であるのに対し、本考案品は物理的な形状で完全に締めるため人為的に特定の道具で解体をしなくては絶対にナットが緩まない。
全てのナットの緩みは、根本的にねじ山の一面摩擦と反対側のねじ山の許容間隔で振動の際緩む。よって、スプリングワッシャーなどを用いて摩擦範囲を極大化させるが引き続く振動により緩みの恐れが高い。即ち、振動を伴う構造物に効果的である。橋脚、橋梁及び鉄道レールなど常時振動が誘発される区間に緩み止めが永久的で、また破壊なしで解体ができ、維持保守費用低減にも非常に効果的である。また、発電所などに使用する圧力配管、タービンなど、高圧を伴う配管類にナットの緩みは致命的な事故を引き起こす。そのため、全てのボルトを周期的な検査でナットの緩みを測定し、また維持保守を行う。
本考案品は、高圧配管類において画期的な製品であって、装着の際物理的構造のロック装置の絶対ナットが緩まない構造である。
また、宇宙船がマッハの速度や光速で宇宙飛行中、振動や衝撃により機体からボルトが緩む恐れを取り除くことができる。
原子炉や化学工場(chemical plant)など致命的な安全事故が憂慮される場合、緩み防止または外部侵入者によるボルト緩みなどを防止することができる。
ボルトとナットが締結された断面図である。 本考案によるロック装置が内蔵されたボルト構造を前面から眺めた構造を示した斜視図である。 本考案によるロック装置が内蔵されたボルト構造を後面から眺めた構造を示した斜視図である。 本考案によるロック装置が内蔵されたボルト構造の縦断面の構造を示した断面図である。 本考案によるロック装置が内蔵されたボルト構造を分解して示した分解斜視図である。 本考案によるロック装置が内蔵されたボルト構造が分解された縦断面の構造を示した分解断面図である。 本考案によるロック装置が内蔵されたボルト構造を組み立てる過程を示した組立図である。 本考案によるロック装置が内蔵されたボルト構造を組み立てる過程を示した組立図である。 本考案によるロック装置が内蔵されたボルト構造を組み立てる過程を示した組立図である。 本考案によるロック装置が内蔵されたボルト構造を組み立てる過程を示した組立図である。 本考案によるロック装置が内蔵されたボルト構造が組み立てられた構造を切開して示した切開斜視図である。
以下では、本考案の好ましい実施例及び添付する図面を参照して本考案を詳しく説明する。図面の同一参照符号は同一構成要素を示す。
考案の詳細な説明または実用新案登録請求の範囲において、いずれか一つの構成要素が他の構成要素を『含む』とは、特に反対する記載がない限り当該構成要素だけで構成されたものに限られて解釈されず、他の構成要素を更に含むことができると理解されなければならない。
図2は、本考案によるロック装置が内蔵されたボルト構造を前面から眺めた構造を示した斜視図であり、図3は、本考案によるロック装置が内蔵されたボルト構造を後面から眺めた構造を示した斜視図であり、図4は、本考案によるロック装置が内蔵されたボルト構造の縦断面の構造を示した断面図であり、図5は、本考案によるロック装置が内蔵されたボルト構造を分解して示した分解斜視図であり、図6は、本考案によるロック装置が内蔵されたボルト構造が分解された縦断面の構造を示した分解断面図であり、図7a乃至図7dは、本考案によるロック装置が内蔵されたボルト構造を組み立てる過程を順次的に示した組立図であり、図8は、本考案によるロック装置が内蔵されたボルト構造が組み立てられた構造を切開して示した切開斜視図である。
以上のように提示した添付図を参考にして、本考案を説明すると次の通りである。
これらの図面に示した通り、本考案によるロック装置が内蔵されたボルト構造は、一側端部が固定構造物1と固定対象物0が重畳して形成されるホール2に挿入されるベースボルト11と、前記ベースボルト11の長手方向に沿って中央を貫通して進退可能にねじ締結されるコアボルト12と、前記ホール2に挿入して突出される前記ベースボルト11の端部に締結され、前記固定構造物1と前記固定対象物0が重畳された状態が維持されるように前記ベースボルト11に締結されるナット14と、前記コアボルト12の進退によって選択的に前記ナット14の外面を加圧して前記ベースボルト11の離脱を防止するロック部材13と、前記ベースボルト11の長手方向に沿って前記コアボルト12と対向されるように中央を貫通して進退可能にねじ締結されて前記コアボルト12の端部と接触されることで前記コアボルト12の進退移動を拘束する拘束部20と、を含んで構成されている。
まず、ベースボルト11に締結されるナット14の構成は省略可能であるが、ナット14の構成によりナット14はトルクを提供して固定構造物1のホール2にインサートされた部分を引っ張って更に大きな固定力を提供し、または固定対象物0を固定させる機能を提供することができる。
以下、本考案による固定手段10を具体的に説明すると、ベースボルト11は、中央に長手方向に沿って内径にねじ山が形成されたねじ貫通孔11aが設けられたブロック体であって、ブロック体の外径は、前記ねじ貫通孔11aのねじ山と同一方向または逆方向の外径ねじ山11bが設けられ、無頭ボルトの形で構成されることもあり、多角型の角ばった形で構成されることもあり、突起が長手方向に沿って歯の形で構成されることもできる。
この時、前記外径ねじ山11bは、ベースボルト11の外径の全体に形成されることもできるが、ナット14または固定対象物0が結合される端部の外径の一部のみ形成されることもできる。
そして、ベースボルト11の頭部には、拘束部20の端部が収容される収容溝11cが陥没形成され、拘束部20の端部の板面とベースボルト11の端部の板面とが並ぶようにすることで、拘束部20をベースボルト11から容易に分離できないようにするのが好ましい。
つまり、拘束部20をベースボルト11に設置完了時に、拘束部20が収容溝11cに完全に収容されて外部に突出した形態を成さないようにすることで、ペンチやニッパーのような道具を用いてベースボルト11の外部に突出された拘束部20の一部分を取ってベースボルト11から拘束部20を分離させないようにすることができる効果がある。
また、前記ベースボルト11の端部内部には、放射方向に配置され、外側に向けて広がるように拡張形成された複数の拡張誘導経路11dが形成されている。
拡張誘導経路11dは、ロック部材13が内部に挿入されて収容されるようにする役割を果たし、コアボルト12の進退移動に沿ってロック部材13が選択的にベースボルト11の内外部へ放射方向に引き出し入れるようにする。
コアボルト12は、ベースボルト11の中央に形成されるねじ貫通孔11aに対応して締結されるねじ部12aと、ねじ部12aの一側に設けられたヘッド部12bと、ねじ部12aの他側端に設けられたドライバー溝12cとを含めて構成されることができる。
ヘッド部12bは、円型のブロック体であって、先端は半球型またはくさび型から成ることもあり、平面から成ることもある。
そして、ヘッド部12bの直径は、ベースボルト11外径の直径より小さく形成されてコアボルト12がベースボルト11に締結された状態でナット14がベースボルト11に締結できるようにすることが好ましい。
ドライバー溝12cは、一字型や十字型または特定型の溝から成ることができ、コアボルト12の引張強度は一般ボルトまたは高張力ボルトと同一、または高い数値から成ることが好ましい。
そして、ベースボルト11は、コアボルト12に比べて相対的に軟性であることが好ましいが、両方とも同一剛性を有することもあり、ベースボルト11とコアボルト12の材質は鉄が主部材であるが、アルミニウム材またはステンレス系またはプラスチック材質で形成できることは無論である。
前記限定された引張強度、強度の程度や材質は、本考案の固定手段10が適用される分野と寿命及び必要に応じて選択的に設計適用されるのが好ましい。
ロック部材13の材質は、合成樹脂材であり、金属材であり、前記材質の複合体である場合もある。
このようなロック部材13は、ベースボルト11に形成された拡張誘導経路11dに挿入されるピン型で形成されてコアボルト12の移動によって押され、ベースボルト11の外径方向に突出されナット14に加圧力を提供する。
一方、拘束部20は、ベースボルト11の長手方向に沿ってコアボルト12と対向されるように中央を貫通して進退可能にねじ締結され、コアボルト12の端部と接触されることにより、コアボルト12の進退移動を拘束してロック部材13がベースボルト11の外側に引出され、ナット14に加圧力を提供する状態を維持するようにする役割を果たす。
このような拘束部20は、ベースボルト11の中央に挿入され、端部がコアボルト12の端部と接触されるカウンターロック部材21と、ベースボルト11の中央に締結され、収容溝11cに収容されるフランジ22と、カウンターロック部材21とフランジ22との間に配置され、カウンターロック部材21側に弾性を加える弾性スプリング23を含めて構成される。
コアボルト12の端部と接触されるカウンターロック部材21の一端部には、突出部材21aが突出形成されてコアボルト12の端部に形成されたドライバー溝12cに挿入され、カウンターロック部材21の他端部には、多角型の縦断面を有する多角部材21bが形成されてフランジ22の中央に貫通形成された多角型の貫通孔22aに挿入される。
突出部材21aの形状は、ドライバー溝12cと対応される形状で形成され、ドライバー溝12cに挿入されて咬合するようになるが、ドライバー溝12cが一字型の溝で形成された場合は突出部材21aは一字型に突出して形成され、ドライバー溝12cが十字型の溝で形成された場合には突出部材21aは十字型に突出して形成され、相互咬合するようになる。
多角部材21bは、多角型の縦断面を有する部材で形成されるが、本考案の一実施例の場合には、六角型の縦断面を有するように形成され、六角型で形成された貫通孔22aに挿入される。
このような多角部材21bの内部中央領域には、一定の長さを有する締結孔が貫通形成され、締結孔の内面には締結道具3に形成された締結凸部3aと咬合するようにねじ山が形成されている。
フランジ22は、一側面が屈曲されるように形成されてベースボルト11に形成された収容溝11cに収容され、一側面と対向側の他側面は平坦に形成されてフランジ22が収容溝11cに収容時、ベースボルト11の外側に突出される領域が存在しないようにすることが好ましい。
フランジ22の中央領域には、その長手方向に沿って貫通孔22aが貫通形成され、カウンターロック部材21に形成された多角部材21bが貫通孔22aを介してフランジ22の外部に突出されるようにする。
従って、ねじ山で締結されるコアボルト12とフランジ22は、カウンターロック部材21により両方向が拘束される。
そして、外部に突出される多角部材21bには、締結凸部3aが締結できるように内面にねじ山が形成された締結孔が形成され、フランジ22をベースボルト11に締結する締結道具3には、多角部材21bの締結孔に締結される締結凸部3aと、多角部材21bを収容するようにスライディング方式で移動し、収容溝が形成された収容部材3bが備えられて拘束部20の解除ができるようにする。
よって、拘束部20は、前記締結孔に締結されるように外面にねじ山が形成された締結凸部3aと、多角部材21bを収容するようにスライディング方式で移動し、収容溝が形成された収容部材3bが備えられた締結道具3のような特別な工具を用意しなくては任意に解除されないようにすることができる。
弾性スプリング23は、カウンターロック部材21とフランジ22との間に配置され、カウンターロック部材21側に弾性を加えることで、カウンターロック部材21の突出部材21aがコアボルト12のドライバー溝12cに咬合された状態が堅固に維持できるようにする役割を果たす。
上述したような構成を有する本考案によるロック装置が内蔵されたボルト構造を用いて固定構造物に固定対象物を固定させる過程を図7a乃至図7dを参照して説明すると次のとおりである。
まず、図7aに示した通り、固定構造物1と固定対象物0が重畳されるように配置して固定構造物1と固定の対象物に形成されたホール2が一致するようにした状態でベースボルト11をホール2に挿入する。
そして、図7bに示した通り、ホール2を通過して固定構造物1の内側に突出されるベースボルト11の端部にナット14を堅固に締結して固定構造物1に固定対象物0が固定されるようにする。
その後、ナット14が任意に緩むことを防止できるようにコアボルト12のドライバー溝12cにドライバーを挿入した後、ドライバーを回転させてコアボルト12の外面に形成されたねじ部12aがベースボルト11のねじ貫通孔11aに締結されてベースボルト11の内側に引入れられるようにする。
図7cに示した通り、コアボルト12の引入れが持続的に進めば、コアボルト12のヘッド部12bがロック部材13を押してロック部材13が拡張誘導経路11dの面に乗って放射状(傘骨のように)に誘導され、外部へ引出されてナット14の外面を加圧して任意にナット14が緩まないようにする。
もし、ベースボルト11を固定構造物1の穴に差し込んだ状態でベースボルト11に形成されたねじ貫通孔11aにドライバーを挿入した後、ドライバーを回転させると、コアボルト12のねじ部12aが、螺旋貫通孔11aに沿ってベースボルト11の内部に引入れられ、これによってヘッド部12bがピン型のロック部材13を押し、ナット14の外面を加圧して任意にナット14が緩まないようにすることができる。
そして、拘束部20のカウンターロック部材21に弾性スプリング23を挿入し、フランジ22に多角部材21bが突出されるようにした後、コアボルト12が締結された対向側方向のねじ貫通孔11aに拘束部20を引入れ、締結道具3の締結凸部3aを多角部材21bの締結孔に締結した後に引っ張って多角部材21bが突出されるようにした後、締結道具3にスライディング方式で移動可能に備えられた収容部材3bを押して多角部材21bを収容部材3bに形成された収容溝に収容させた状態で締結道具3を時計回りに回転させ、図7dに示した通り、フランジ22がねじ貫通孔11aに締結されるようにする。
フランジ22が締結された後、締結道具3を解体すれば、弾性スプリング23がカウンターロック部材21を加圧し、カウンターロック部材21端部の突出部材21aがコアボルト12のドライバー溝12cに挿入されて咬合された状態が維持されるようにする。
このような状態では、コアボルト12の回転が拘束されるため、コアボルト12のヘッド部12bによってロック部材13が突出され、ナット14に加圧力を提供する状態が堅固に維持できるので、本考案による拘束手段が任意に解除されず、固定構造物1に固定対象物0を堅固に固定させることができるようになる。
本考案によるロック装置が内蔵されたボルト構造を解体する過程は、上述の固定させる動作の逆順で進行するが、これを詳しく説明すると次のとおりである。
まず、締結道具3を時計回りに回転させて締結凸部3aがカウンターロック部材21の多角部材21bに形成された締結孔に締結されるようにし、締結凸部3aの締結が完了すれば、締結凸部3aが締結時に前進される方向の反対方向で締結道具3を引っ張ってカウンターロック部材21の突出部材21aがコアボルト12のドライバー溝12cから離脱されるようにする。
その後、カウンターロック部材21の突出部材21aがコアボルト12のドライバー溝12cから離脱された状態で締結道具3に備えられた収容部材3bをスライディング方式で移動させて多角部材21bが収容部材3bの収容溝に収容されて拘束されるようにした後、反時計回りに回転させるとカウンターロック部材21が反時計回りに回転しつつフランジ22の貫通孔22aに挿入された六角型の多角部材21bがフランジ22を反時計回りに回転させるようになって、フランジ22がねじ貫通孔11aから離脱される。
フランジ22がねじ貫通孔11aから離脱され、カウンターロック部材21の突出部材21aがコアボルト12のドライバー溝12cから完全に離脱されれば、コアボルト12が緩むようにして、ロック部材13がナット14側に提供する加圧力が解除されるので、ナット14を解体できるようになる。
以上、一実施例を通じて本考案の技術的思想を説明した。
本考案の属する技術分野における通常の知識を有する者が本考案の記載事項から前記説明した実施例を多様に変形し、または変更できることは自明である。また、たとえ明示的に図示されず、または説明されなかったとしても本考案の属する技術分野における通常の知識を有する者が本考案の記載事項から本考案による技術的思想を含む多様な形の変形ができることは自明であり、これは依然として本考案の権利範囲に属する。
添付する図面を参照して説明された前記の実施例は本考案を説明するための目的で記述されたものであり、本考案の権利範囲はこれらの実施例に限られない。
本考案は、固定対象物を固定させる建築、土木及び機械組立技術分野に適用されることができる。
3 締結道具
3a 締結凸部
3b 収容部材
10 固定手段
11 ベースボルト
11a ねじ貫通孔
11b 外径ねじ山
11c 収容溝
11d 拡張誘導経路
12 コアボルト
12a ねじ部
12b ヘッド部
12c ドライバー溝
13 ロック部材
20 拘束部
21 カウンターロック部材
22 フランジ
23 弾性スプリング

Claims (9)

  1. 一側端部が固定構造物1と固定対象物0が重畳して形成されるホール2に挿入されるベースボルト11と、
    前記ベースボルト11の長手方向に沿って中央を貫通して進退可能にねじ締結されるコアボルト12と、
    前記ホール2に挿入され、突出される前記ベースボルト11の端部に締結され、前記固定構造物1と前記固定対象物0が重畳された状態が維持されるように前記ベースボルト11に締結されるナット14と、
    前記コアボルト12の進退によって選択的に前記ナット14の外面を加圧して前記ベースボルト11の離脱を防止するロック部材13と、
    前記ベースボルト11の長手方向に沿って前記コアボルト12と対向されるように中央を貫通して進退可能にねじ締結され、前記コアボルト12の端部と接触されることにより、前記コアボルト12の進退移動を拘束する拘束部20と、を含むことを特徴とする、
    ロック装置が内蔵されたボルト構造。
  2. 前記ベースボルト11は、中央には長手方向に沿って内径にねじ山が形成されたねじ貫通孔11aが形成され、その外径には、前記ねじ貫通孔11aのねじ山と同一方向または逆方向の外径ねじ山11bが形成され、前記ベースボルト11の頭部は、多角型で形成されたことを特徴とする請求項1に記載のロック装置が内蔵されたボルト構造。
  3. 前記ベースボルト11の頭部には、前記拘束部20の端部が収容される収容溝11cが陥没形成されたことを特徴とする請求項2に記載のロック装置が内蔵されたボルト構造。
  4. 前記コアボルト12は、前記ベースボルト11の中央に形成されるねじ貫通孔11aに対応して締結されるねじ部12aと、前記ねじ部12aの一側に設けられるヘッド部12bと、前記ねじ部12aの他側端に設けられるドライバー溝12cを含むことを特徴とする請求項1に記載のロック装置が内蔵されたボルト構造。
  5. 前記ヘッド部12bの直径は、前記ベースボルト11外径の直径より小さく形成され、前記コアボルト12が前記ベースボルト11に締結された状態で前記ナット14が前記ベースボルト11に締結できるようにしたことを特徴とする請求項4に記載のロック装置が内蔵されたボルト構造。
  6. 前記ベースボルト11の端部内部には、放射方向に配置されて外側に向けて広がるように拡張形成された複数の拡張誘導経路11dが形成され、前記ロック部材13は前記拡張誘導経路11dに挿入されるピン型で形成されて前記コアボルト12の移動によって押され、前記ベースボルト11の外径方向に突出されて前記ナット14に加圧力を提供することを特徴とする請求項1に記載のロック装置が内蔵されたボルト構造。
  7. 前記拘束部20は、前記ベースボルト11の中央に挿入され、端部が前記コアボルト12の端部と接触されるカウンターロック部材21と、前記ベースボルト11の中央に締結され、前記収容溝11cに収容されるフランジ22と、前記カウンターロック部材21と、前記フランジ22との間に配置され、前記カウンターロック部材21側に弾性を加える弾性スプリング23とを含むことを特徴とする請求項3に記載のロック装置が内蔵されたボルト構造。
  8. 前記コアボルト12の端部と接触される前記カウンターロック部材21の一端部には、突出部材21aが突出形成され、前記コアボルト12の端部に形成されたドライバー溝12cに挿入され、前記カウンターロック部材21の他端部には、多角型の縦断面を有する多角部材21bが形成されて前記フランジ22の中央に貫通形成された多角型の貫通孔22aに挿入されることを特徴とする請求項7に記載のロック装置が内蔵されたボルト構造。
  9. 前記多角部材21bの内側中央領域には、内面にねじ山が形成された締結孔が貫通形成され、前記フランジ22を前記ベースボルト11に締結する締結道具3には、前記締結孔に締結されるように外面にねじ山が形成された締結凸部3aと、前記多角部材21bを収容するように収容溝が形成されてスライディング方式で移動可能に設置される収容部材3bとを備えた締結道具3を収容することを特徴とする請求項8に記載のロック装置が内蔵されたボルト構造。
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