JP3212342B2 - 逆充電防止装置 - Google Patents
逆充電防止装置Info
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- JP3212342B2 JP3212342B2 JP05077492A JP5077492A JP3212342B2 JP 3212342 B2 JP3212342 B2 JP 3212342B2 JP 05077492 A JP05077492 A JP 05077492A JP 5077492 A JP5077492 A JP 5077492A JP 3212342 B2 JP3212342 B2 JP 3212342B2
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- voltage distribution
- distributed power
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- Emergency Protection Circuit Devices (AREA)
- Supply And Distribution Of Alternating Current (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、低圧配電線に太陽電池
や風力発電機のような分散型電源システムを連系させた
系統で使用される逆充電防止装置に関するものである。
や風力発電機のような分散型電源システムを連系させた
系統で使用される逆充電防止装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】低圧配電線に分散型電源システムを連系
させた系統においては、高圧配電線で事故または工事の
ために遮断器や開閉器を開いたときには、低圧配電線側
からの逆充電により高圧配電線に電圧が残ることを防止
するために、分散型電源システムを停止させる必要があ
る。このため、従来は高圧配電線の遮断器や開閉器が開
かれたことによって生ずる低圧配電線の電圧変動や周波
数変動を分散型電源システムが検知し、分散型電源シス
テムの運転を停止する方法が考えられている。
させた系統においては、高圧配電線で事故または工事の
ために遮断器や開閉器を開いたときには、低圧配電線側
からの逆充電により高圧配電線に電圧が残ることを防止
するために、分散型電源システムを停止させる必要があ
る。このため、従来は高圧配電線の遮断器や開閉器が開
かれたことによって生ずる低圧配電線の電圧変動や周波
数変動を分散型電源システムが検知し、分散型電源シス
テムの運転を停止する方法が考えられている。
【０００３】ところが、分散型電源システムの発電出力
と低圧配電線側の負荷の消費電力が平衡状態にあり、高
圧配電線から低圧配電線への電力供給が行われていない
状況においては、工事等のために高圧配電線の遮断器や
開閉器を開いても低圧配電線の電圧変動や周波数変動を
検出できないことがある。このために分散型電源システ
ムが運転されたままとなり、低圧配電線や高圧配電線に
電圧が残る逆充電現象が起こる危険性があった。
と低圧配電線側の負荷の消費電力が平衡状態にあり、高
圧配電線から低圧配電線への電力供給が行われていない
状況においては、工事等のために高圧配電線の遮断器や
開閉器を開いても低圧配電線の電圧変動や周波数変動を
検出できないことがある。このために分散型電源システ
ムが運転されたままとなり、低圧配電線や高圧配電線に
電圧が残る逆充電現象が起こる危険性があった。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記した従来
の問題点を解決して、高圧配電線で遮断器や開閉器を開
く等の異常な状態が発生したとき、確実に分散型電源シ
ステムの運転を停止させることができる逆充電防止装置
を提供するために完成されたものである。
の問題点を解決して、高圧配電線で遮断器や開閉器を開
く等の異常な状態が発生したとき、確実に分散型電源シ
ステムの運転を停止させることができる逆充電防止装置
を提供するために完成されたものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めになされた本発明は、低圧配電線にその異常を感知し
たとき運転停止する分散型電源システムを連系させた系
統に、高圧配電線に異常が発生したときにその信号を通
信ケーブルにより受けて低圧配電線を強制地絡または短
絡させる半導体スイッチを設け、該半導体スイッチには
分散型電源システムの運転の有無を確認する電圧監視装
置を接続し、半導体スイッチをオン状態にして低圧配電
線を強制地絡または短絡させた後分散型電源システムの
運転の有無を確認し、分散型電源システムがなお運転し
ている場合には再度半導体スイッチをオン状態にして再
度低圧配電線を強制地絡または短絡させ、分散型電源を
確実に停止させることを特徴とするものである。
めになされた本発明は、低圧配電線にその異常を感知し
たとき運転停止する分散型電源システムを連系させた系
統に、高圧配電線に異常が発生したときにその信号を通
信ケーブルにより受けて低圧配電線を強制地絡または短
絡させる半導体スイッチを設け、該半導体スイッチには
分散型電源システムの運転の有無を確認する電圧監視装
置を接続し、半導体スイッチをオン状態にして低圧配電
線を強制地絡または短絡させた後分散型電源システムの
運転の有無を確認し、分散型電源システムがなお運転し
ている場合には再度半導体スイッチをオン状態にして再
度低圧配電線を強制地絡または短絡させ、分散型電源を
確実に停止させることを特徴とするものである。
【０００６】
【作用】本発明によれば、高圧配電線に遮断器や開閉器
の開放等の異常が発生した場合には、通信ケーブルによ
り異常発生信号が伝達され、スイッチが動作して例えば
数μs 〜数ms程度のごく短時間だけ低圧配電線を強制地
絡または短絡させる。この結果、低圧配電線には明確な
電圧変動や周波数変動が生ずるので、分散型電源システ
ムがこの変動を感知し、運転を停止する。従って本発明
によれば、仮に分散型電源システムの発電出力と低圧配
電線側の負荷の消費電力が平衡状態にある場合にも、高
圧配電線の遮断器や開閉器の開放等に応じて分散型電源
システムを停止させることができ、逆充電現象を防止す
ることができる。
の開放等の異常が発生した場合には、通信ケーブルによ
り異常発生信号が伝達され、スイッチが動作して例えば
数μs 〜数ms程度のごく短時間だけ低圧配電線を強制地
絡または短絡させる。この結果、低圧配電線には明確な
電圧変動や周波数変動が生ずるので、分散型電源システ
ムがこの変動を感知し、運転を停止する。従って本発明
によれば、仮に分散型電源システムの発電出力と低圧配
電線側の負荷の消費電力が平衡状態にある場合にも、高
圧配電線の遮断器や開閉器の開放等に応じて分散型電源
システムを停止させることができ、逆充電現象を防止す
ることができる。
【０００７】
【実施例】次に本発明を図示の実施例によりさらに詳細
に説明する。図１において、１は高圧配電線、２は柱上
変圧器、３は低圧配電線であり、この低圧配電線３には
多数の負荷４と分散型電源システム５が接続されてい
る。分散型電源システム５は例えば太陽電池や風力発電
機であり、低圧配電線３に電圧変動や周波数変動が生じ
た場合にはこれを感知し、分散型電源システム５の運転
を停止するように構成されたものである。本発明の逆充
電防止装置はこの低圧配電線３に接続されたものであ
り、図２に示すようにスイッチ６と、その制御回路７
と、通信ケーブル８とを含むものである。実施例では、
スイッチ６はサイリスタ等の半導体スイッチである。
に説明する。図１において、１は高圧配電線、２は柱上
変圧器、３は低圧配電線であり、この低圧配電線３には
多数の負荷４と分散型電源システム５が接続されてい
る。分散型電源システム５は例えば太陽電池や風力発電
機であり、低圧配電線３に電圧変動や周波数変動が生じ
た場合にはこれを感知し、分散型電源システム５の運転
を停止するように構成されたものである。本発明の逆充
電防止装置はこの低圧配電線３に接続されたものであ
り、図２に示すようにスイッチ６と、その制御回路７
と、通信ケーブル８とを含むものである。実施例では、
スイッチ６はサイリスタ等の半導体スイッチである。
【０００８】この実施例では制御回路７は配電自動化シ
ステムの子局に通信ケーブル８を介して接続されてお
り、高圧配電線１に何らかの異常が発生して親局から子
局へその信号が伝えられると、子局から開閉器に対して
開放信号が伝えられると同時に制御回路７にも指令信号
が伝えられる。すると制御回路７は半導体スイッチ６へ
動作信号を発し、半導体スイッチ６を数μs 〜数msだけ
オン状態として低圧配電線３を地絡短絡させる。この結
果、低圧配電線３に明確な電圧低下が生ずるので、分散
型電源システム５がこの変動を感知して運転を停止す
る。
ステムの子局に通信ケーブル８を介して接続されてお
り、高圧配電線１に何らかの異常が発生して親局から子
局へその信号が伝えられると、子局から開閉器に対して
開放信号が伝えられると同時に制御回路７にも指令信号
が伝えられる。すると制御回路７は半導体スイッチ６へ
動作信号を発し、半導体スイッチ６を数μs 〜数msだけ
オン状態として低圧配電線３を地絡短絡させる。この結
果、低圧配電線３に明確な電圧低下が生ずるので、分散
型電源システム５がこの変動を感知して運転を停止す
る。
【０００９】図３に示すように、半導体スイッチ６と並
列にアレスタ９を接続すれば、半導体スイッチ６を過電
圧から保護することができると同時に、低圧配電線３の
耐雷対策としての効果も発揮させることができる。
列にアレスタ９を接続すれば、半導体スイッチ６を過電
圧から保護することができると同時に、低圧配電線３の
耐雷対策としての効果も発揮させることができる。
【００１０】図４は半導体スイッチ６に電圧監視装置10
を接続した例を示している。この電圧監視装置10は上記
のように制御回路７が半導体スイッチ６を数μs 〜数ms
だけオン状態として分散型電源システム５の運転を停止
させた後、分散型電源システム５の運転の有無を電圧に
より確認し、もし低圧配電線３がなお運転している場合
には再度半導体スイッチ６を数μs 〜数msだけオン状態
とすることにより、分散型電源システム５を確実に停止
させることができる。
を接続した例を示している。この電圧監視装置10は上記
のように制御回路７が半導体スイッチ６を数μs 〜数ms
だけオン状態として分散型電源システム５の運転を停止
させた後、分散型電源システム５の運転の有無を電圧に
より確認し、もし低圧配電線３がなお運転している場合
には再度半導体スイッチ６を数μs 〜数msだけオン状態
とすることにより、分散型電源システム５を確実に停止
させることができる。
【００１１】図５に示す他の実施例では、高圧配電線１
の遮断器12の上流側に系統動作信号発生装置13を設けて
あり、高圧配電線１の開閉器14の下流側に信号検出装置
15を設けてある。系統動作信号発生装置13は高圧配電線
１が正常に運転されている場合には一定の信号を高圧配
電線１に流すが、もし遮断器12や開閉器14が開放される
と信号検出装置15はこの信号を受信できなくなる。そこ
でこの信号検出装置15から通信ケーブル８を介して制御
回路７へ高圧配電線１の異常を知らせるようにすれば、
図１の実施例と同様に本発明の装置を動作させることが
できる。
の遮断器12の上流側に系統動作信号発生装置13を設けて
あり、高圧配電線１の開閉器14の下流側に信号検出装置
15を設けてある。系統動作信号発生装置13は高圧配電線
１が正常に運転されている場合には一定の信号を高圧配
電線１に流すが、もし遮断器12や開閉器14が開放される
と信号検出装置15はこの信号を受信できなくなる。そこ
でこの信号検出装置15から通信ケーブル８を介して制御
回路７へ高圧配電線１の異常を知らせるようにすれば、
図１の実施例と同様に本発明の装置を動作させることが
できる。
【００１２】図６に示す他の実施例は、各需要家毎に施
されている接地に逆充電防止装置を接続した例を示すも
のである。このような接続にすると、図３のように半導
体スイッチに並列につないだアレスタを耐雷対策用とし
てより有効に使うことができる利点がある。
されている接地に逆充電防止装置を接続した例を示すも
のである。このような接続にすると、図３のように半導
体スイッチに並列につないだアレスタを耐雷対策用とし
てより有効に使うことができる利点がある。
【００１３】
【発明の効果】以上に説明したとおり本発明の逆充電防
止装置は、高圧配電線に異常が発生したときにその信号
を通信ケーブルにより受けてスイッチを短時間だけオン
とし、低圧配電線を強制地絡または短絡させるようにし
たので、分散型電源システムを確実に停止させることが
できる。従って本発明によれば、仮に分散型電源システ
ムの発電出力と低圧配電線側の負荷の消費電力が平衡状
態にある場合にも、高圧配電線の遮断器や開閉器の開放
等に応じて分散型電源システムを確実に停止させること
ができ、逆充電現象に伴う感電事故の危険等を防止する
ことができる。よって本発明は従来の問題点を解消した
逆充電防止装置として、産業の発展に寄与するところは
きわめて大きいものである。
止装置は、高圧配電線に異常が発生したときにその信号
を通信ケーブルにより受けてスイッチを短時間だけオン
とし、低圧配電線を強制地絡または短絡させるようにし
たので、分散型電源システムを確実に停止させることが
できる。従って本発明によれば、仮に分散型電源システ
ムの発電出力と低圧配電線側の負荷の消費電力が平衡状
態にある場合にも、高圧配電線の遮断器や開閉器の開放
等に応じて分散型電源システムを確実に停止させること
ができ、逆充電現象に伴う感電事故の危険等を防止する
ことができる。よって本発明は従来の問題点を解消した
逆充電防止装置として、産業の発展に寄与するところは
きわめて大きいものである。
【図１】本発明の第１の実施例を示す回路図である。
【図２】第１の実施例の要部を示すブロック図である。
【図３】第２の実施例の要部を示すブロック図である。
【図４】第３の実施例の要部を示すブロック図である。
【図５】第４の実施例の要部を示すブロック図である。
【図６】第５の実施例を示すブロック図である。
１ 高圧配電線 ３ 低圧配電線 ５ 分散型電源システム ６ 半導体スイッチ ７ 制御回路 ８ 通信ケーブル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) H02J 3/38 H02H 3/34
Claims (1)
- 【請求項１】 低圧配電線にその異常を感知したとき運
転停止する分散型電源システムを連系させた系統に、高
圧配電線に異常が発生したときにその信号を通信ケーブ
ルにより受けて低圧配電線を強制地絡または短絡させる
半導体スイッチを設け、該半導体スイッチには分散型電
源システムの運転の有無を確認する電圧監視装置を接続
し、半導体スイッチをオン状態にして低圧配電線を強制
地絡または短絡させた後分散型電源システムの運転の有
無を確認し、分散型電源システムがなお運転している場
合には再度半導体スイッチをオン状態にして再度低圧配
電線を強制地絡または短絡させ、分散型電源を確実に停
止させることを特徴とする逆充電防止装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP05077492A JP3212342B2 (ja) | 1992-03-09 | 1992-03-09 | 逆充電防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP05077492A JP3212342B2 (ja) | 1992-03-09 | 1992-03-09 | 逆充電防止装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05260667A JPH05260667A (ja) | 1993-10-08 |
| JP3212342B2 true JP3212342B2 (ja) | 2001-09-25 |
Family
ID=12868185
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP05077492A Expired - Fee Related JP3212342B2 (ja) | 1992-03-09 | 1992-03-09 | 逆充電防止装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3212342B2 (ja) |
-
1992
- 1992-03-09 JP JP05077492A patent/JP3212342B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH05260667A (ja) | 1993-10-08 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20010706 |
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