JP3212304U - 海苔網酸処理船 - Google Patents

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安弘 大津
安弘 大津
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Abstract

【課題】海水の浸入によって薬液が希釈されても海苔網を良好に酸処理できる海苔網酸処理船を提供する。
【解決手段】海苔網を薬液で酸処理する海苔網酸処理船1は、海から海苔網を巻き上げるための海苔網巻上装置7,8を設けた処理槽3と、処理槽に薬液を供給するための薬液供給装置15と、処理槽に薬液を循環させるための薬液循環装置18と、薬液の濃度を検出するための濃度検出装置20と、薬液循環装置で循環させる薬液の濃度が低下したことを濃度検出装置で検出した場合に薬液供給装置から薬液を供給させる制御装置21とを有する。また、処理槽を前後に区画可能とし、各区画5,6に海苔網巻上装置を配置するとともに、薬液循環装置によって前後の区画間で薬液を循環させるようにした。
【選択図】図1

Description

本考案は、海苔網を薬液で酸処理する海苔網酸処理船に関するものである。
従来より、海苔の養殖には、海面に張設した海苔網が用いられている。この海苔網を海上において薬液で酸処理する際には、海苔網酸処理船が使用されている(たとえば、特許文献1参照。)。
従来の海苔網酸処理船は、処理槽に海苔網巻上装置を設けた構成となっている。そして、海苔網酸処理船を使用して海苔網を酸処理する場合には、海苔網巻上装置によって海苔網を海上から巻き上げ、その海苔網を処理槽に貯留した酸性の薬液に浸漬させて海苔網の酸処理を行い、その後、海苔網巻上装置から海苔網を再び海上に繰り出すようにしている。
特開平5−41930号公報
上記従来の海苔網酸処理船を用いて海上で海苔網の酸処理を行うと、海上での作業となるために波等の影響で処理槽に海水が流入することがある。
そして、処理槽に海水が流入すると、処理槽に貯留した酸性の薬液の濃度(pH)が低下してしまい、酸処理効果が低減して良好に酸処理できなくなるおそれがある。
そこで、請求項1に係る本考案では、海苔網を薬液で酸処理する海苔網酸処理船において、海から海苔網を巻き上げるための海苔網巻上装置を設けた処理槽と、薬液を循環させるための薬液循環装置と、薬液循環装置で循環させる薬液の濃度を検出するための濃度検出装置とを有することにした。
また、請求項2に係る本考案では、前記請求項1に係る本考案において、処理槽に薬液を供給するための薬液供給装置と、薬液循環装置で循環させる薬液の濃度が低下したことを濃度検出装置で検出した場合に薬液供給装置から薬液を供給させる制御装置とを有することにした。
また、請求項3に係る本考案では、前記請求項1又は請求項2に係る本考案において、前記処理槽を前後に区画可能とし、各区画に前記海苔網巻上装置を配置するとともに、前記薬液循環装置によって前後の区画の間で薬液を循環させることにした。
そして、本考案では、以下に記載する効果を奏する。
すなわち、本考案では、海苔網を薬液で酸処理する海苔網酸処理船において、海から海苔網を巻き上げるための海苔網巻上装置を設けた処理槽と、薬液を循環させるための薬液循環装置と、薬液循環装置で循環させる薬液の濃度を検出するための濃度検出装置とを有することにしているために、処理槽に貯留した海苔網を酸処理するための薬液の濃度が海水の流入等によって低下したことを知らずに海苔網を酸処理してしまうのを防止することができる。
特に、処理槽に薬液を供給するための薬液供給装置と、薬液循環装置で循環させる薬液の濃度が低下したことを濃度検出装置で検出した場合に薬液供給装置から薬液を供給させる制御装置とを有することにした場合には、処理槽に貯留した海苔網を酸処理するための薬液の濃度が海水の流入等によって低下してしまうのを防止することができるので、薬液による酸処理効果(薬液の濃度)を確保することができ、海苔網を良好に酸処理することができる。
また、前記処理槽を前後に区画可能とし、各区画に前記海苔網巻上装置を配置するとともに、前記薬液循環装置によって前後の区画の間で薬液を循環させることにした場合には、区画間の薬液の濃度差を無くし、いずれの区画においても海苔網を良好に酸処理することができる。
本考案に係る海苔網酸処理船を示す説明図。
以下に、本考案に係る海苔網酸処理船の構成について図面を参照しながら説明する。なお、以下の説明では、海苔網酸処理船の模式的な構成について説明するが、これは本考案の本質を理解しやすいようにするためであり、本考案に係る海苔網酸処理船における各種装置等の具体的な構造や配置などの構成は必要に応じて適宜設計されるものである。
図1に示すように、海苔網酸処理船1は、船体2の中央部に上方を開放させた処理槽3を形成している。この処理槽3には、海苔網を浸漬させて酸処理するための酸性の薬液が貯留される。
また、海苔網酸処理船1は、処理槽3の中央部(海苔網処理船1の進行方向に向かって前側と後側との間)に仕切4を着脱自在に設けている。そして、仕切4を取外すことで、処理槽3を一つの大きな水槽とし、仕切4を取付けることで、処理槽3を前後の水槽に区画できるようにしている。
また、海苔網酸処理船1は、処理槽3の各区画5,6に海苔網巻上装置7,8をそれぞれ設けている。この海苔網巻上装置7,8は、処理槽3の各区画に駆動軸9,10と従動軸11,12とを左右方向(海苔網処理船1の進行方向と直交する方向)に伸延させた状態で回動自在に設けている。駆動軸9,10には、駆動源13が連動機構14を介して接続されている。そして、海苔網巻上装置7,8は、駆動軸9,10に海苔網の端部を接続して駆動軸9,10を巻上側に回転させることで海苔網を海から巻き上げ、一方、駆動軸9,10を繰出側に回転(又は自由に回転)させることで海苔網を海に繰り出すことができるようになっている。
また、海苔網酸処理船1は、処理槽3の一方の区画6に薬液供給装置15を接続している。この薬液供給装置15は、薬液を貯留する薬液タンク16にポンプ17を接続し、ポンプ17を処理槽3の一方の区画6に接続している。そして、薬液供給装置15は、ポンプ17を駆動することで薬液タンク16から薬液を処理槽3に供給することができるようになっている。
また、海苔網酸処理船1は、処理槽3の一方の区画5と他方の区画6との間に薬液循環装置18を設けている。この薬液循環装置18は、処理槽3の一方の区画6にポンプ19を接続し、ポンプ19を処理槽3の他方の区画5に接続している。そして、薬液循環装置18は、ポンプ19を駆動することで処理槽3の一方の区画6から薬液を吸引し、その薬液を処理槽3の他方の区画5に吐出することで、薬液を循環させることができるようになっている。ここで、薬液循環装置18は、薬液供給装置15を接続した処理槽3の区画6とは異なる区画5から薬液を吸引するようにしている。これにより、薬液循環装置18で薬液を循環させることで、薬液が処理槽3の内部で撹拌混合されるようにもなっている。
さらに、海苔網酸処理船1は、薬液の濃度(pH)を検出するための濃度検出装置(pHセンサー)20を設けている。この濃度検出装置20は、薬液循環装置18の薬液循環流路の途中に設けられ、循環する薬液の濃度を検出するようになっている。なお、濃度検出装置20は、処理槽3の内部に設けて処理槽3に貯留された薬液の濃度を検出するようにしてもよいが、処理槽3の内部で薬液の濃度に偏りがある場合には正確な濃度を検出することができないため、薬液を循環する流路内に設けるのが好ましい。
そして、海苔網酸処理船1は、海苔網巻上装置7,8(駆動源13及び連動機構14)や薬液供給装置15(ポンプ17)や薬液循環装置18(ポンプ19)や濃度検出装置20に制御装置21を接続しており、この制御装置21で各装置の駆動を制御するようにしている。特に、制御装置21は、濃度検出装置20によって処理槽3の内部に貯留され循環される薬液の濃度を検出し、その濃度が所定値よりも低くなったことを検出した場合には、処理液が海水等によって希釈されたものと判断し、薬液供給装置15を駆動して所定濃度の薬液を処理槽3に追加供給して、薬液の濃度が所定値以上となるように制御するようにしている。
以上に説明したように、海苔網を薬液で酸処理する海苔網酸処理船1は、海から海苔網を巻き上げるための海苔網巻上装置7(8)を設けた処理槽3と、薬液を循環させるための薬液循環装置18と、薬液循環装置18で循環させる薬液の濃度を検出するための濃度検出装置20とを有する構成となっている。
そのため、上記構成の海苔網酸処理船1では、処理槽3に貯留した海苔網を酸処理するための薬液の濃度が海水の流入等によって低下したこををしらずに海苔網を酸処理してしまうのを防止することができる。
また、上記海苔網酸処理船1は、処理槽3に薬液を供給するための薬液供給装置15と、薬液循環装置18で循環させる薬液(処理液)の濃度が低下したことを濃度検出装置20で検出した場合に薬液供給装置15から薬液を供給させる制御装置21とを有する構成となっている。
そのため、上記構成の海苔網酸処理船1では、処理槽3に貯留した海苔網を酸処理するための薬液の濃度が海水の流入等によって低下してしまうのを防止することができるので、薬液による酸処理効果(薬液の濃度)を確保することができ、海苔網を良好に酸処理することができる。
また、上記海苔網酸処理船1は、処理槽3を前後に区画可能とし、各区画5,6に海苔網巻上装置7,8を配置するとともに、薬液循環装置18によって前後の区画5,6の間で薬液を循環させる構成となっている。
そのため、上記構成の海苔網酸処理船1では、区画間の薬液の濃度差を無くし、いずれの区画5,6においても海苔網を良好に酸処理することができる。
1 海苔網酸処理船 2 船体
3 処理槽 4 仕切
5,6 区画 7,8 海苔網巻上装置
9,10 駆動軸 11,12 従動軸
13 駆動源 14 連動機構
15 薬液供給装置 16 薬液タンク
17 ポンプ 18 薬液循環装置
19 ポンプ 20 濃度検出装置
21 制御装置
そこで、請求項1に係る本考案では、海苔網を薬液で酸処理する海苔網酸処理船において、海から海苔網を巻き上げるための海苔網巻上装置を設けた処理槽と、処理槽から薬液を吸引するとともにその薬液を処理槽に吐出することで薬液を循環させるための薬液循環装置と、薬液循環装置で循環させる薬液の濃度を検出するための濃度検出装置とを有することにした。

Claims (3)

  1. 海苔網を薬液で酸処理する海苔網酸処理船において、
    海から海苔網を巻き上げるための海苔網巻上装置を設けた処理槽と、
    薬液を循環させるための薬液循環装置と、
    薬液循環装置で循環させる薬液の濃度を検出するための濃度検出装置と、
    を有することを特徴とする海苔網酸処理船。
  2. 処理槽に薬液を供給するための薬液供給装置と、
    薬液循環装置で循環させる薬液の濃度が低下したことを濃度検出装置で検出した場合に薬液供給装置から薬液を供給させる制御装置と、
    を有することを特徴とする請求項1に記載の海苔網酸処理船。
  3. 前記処理槽を前後に区画可能とし、各区画に前記海苔網巻上装置を配置するとともに、前記薬液循環装置によって前後の区画の間で薬液を循環させることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の海苔網酸処理船。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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