JP3205891U - 枕木固定具 - Google Patents

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昴平 小山田
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Abstract

【課題】一人の作業者だけでも、犬釘打ち作業を安全かつ確実に実施でき、高い固定力でレールを枕木に固定でき、作業時間も短縮可能な枕木固定具を提供する。【解決手段】レールの頭部に被せられる頭部押圧部13の下部に、締結ねじ挿通孔14aを有するレール側支柱部14が連結されたレール押さえ金具15と、枕木11の端部の下面と線路の道床との隙間に差し込まれ、かつ頭部押圧部13との間で、枕木11とレールとを上下方向から把持する枕木下当て部18と、枕木下当て部18の基端部から直立し、かつ上部に締結ねじ挿通孔14aに挿通される締結ねじが設けられた枕木側支柱部20とを有するL字形の枕木押さえ金具21と、締結ねじ挿通孔14aに挿通状態の締結ねじに螺合される締結ナット22とを備えた。【選択図】図2

Description

この考案は、枕木固定具、詳しくは枕木交換作業などの犬釘打ち時に、枕木をレールにクランプ(仮止め)するための枕木固定具に関する。
鉄道軌道では、一般的にレールの下側に所定ピッチで枕木が埋設され、各枕木によりレールの荷重が支えられるとともに、2本のレールの間隔が維持される。
枕木は、レール上を列車が通過することで圧縮や曲げの応力が作用し、徐々にその強度が低下することから、所定期間毎に新しい枕木への交換が行われている。
従来、人手による枕木の交換作業では、まずバールを用いて枕木から犬釘を引き抜き、レールと枕木との固定状態を解除した後、レールの下から旧い枕木を取り除く。その後、新たな枕木をレールの下に配置し、レールと枕木との間に隙間がないように作業者がバールをテコにして枕木の端部を持ち上げ、レールの底部に枕木を当接する。次に、この状態を維持して、別の作業者がハンマにより枕木に犬釘を打ち込むことで、レールと枕木とを再固定していた(例えば、非特許文献1)。
[平成28年5月26日検索]、インターネット<URL:http://blogs.yahoo.co.jp/allinrailway/GALLERY/show_image.html?id=32590111&no=7>
しかしながら、非特許文献1に示された犬釘打ち作業では、上述したように作業者がバールにより枕木の端部を持ち上げてレールに枕木をあてがい、この状態を維持して、別の作業者がハンマにより犬釘を枕木に打ち込んでいた。そのため、犬釘打ち時には、作業者が二人以上必要であった。
また、その作業中、枕木を持ち上げる作業者の姿勢が不安定で枕木がずれ易く、かつ作業に携わる複数の作業者の間で力を入れるタイミングが合いにくく、その結果、犬釘によるレールと枕木との密着度は小さく、レールの枕木への固定力が低下していた。さらには、その作業時間も長くなっていた。
そこで、考案者は鋭意研究の結果、犬釘打ちを行う前に、枕木固定具によって枕木をレールの底部にクランプ(締め付ける、仮に固定する)しておけば、上述した問題はすべて解消されることを知見し、この考案を完成させた。
この考案は、一人の作業者だけでも、犬釘打ち作業を安全かつ確実に行うことができるとともに、高い固定力でレールを枕木に固定することができ、作業時間も短縮可能な枕木固定具を提供することを目的としている。
請求項1に記載の考案は、犬釘打ちに際して、枕木の端部をレールの底部にクランプするための枕木固定具であって、前記レールの頭部を上方から押圧する頭部押圧部の下部に、締結ねじ挿通孔を有するレール側支柱部が連結されたレール押さえ金具と、前記枕木の端部の下面と線路の道床との隙間に差し込まれ、前記頭部押圧部との間で、前記枕木と前記レールとを上下方向から挟み込む枕木下当て部と、該枕木下当て部の基端部から直立し、上部に前記締結ねじ挿通孔に挿通される締結ねじが設けられた枕木側支柱部とを有するL字形の枕木押さえ金具と、前記締結ねじ挿通孔に挿通状態の締結ねじに螺合される締結ナットとを備えた枕木固定具である。
犬釘打ちを伴う作業としては、枕木交換作業、線路の新設作業などである。
レールとは、線路の一部を構成し、列車が走行する軌条である。
レールの底部とは、レールの腹部の下端部にあって、正面視して逆T字状にフランジが一体形成された部分である。レールの頭部とは、レールの腹部の上端部であって、列車の車輪が走行する部分である。
枕木の種類は限定されない。例えば、クリ、ヒノキ、ヒバ、ブナ、ニレ、ナラなどからなる木枕木でも、ガラス繊維と硬質発泡ウレタンとの複合材料からなる合成枕木でもよい。
レール押さえ金具および枕木押さえ金具としては、例えば、鉄、ステンレスなどの各種金属からなる管材、棒材、板材などを採用することができる。
頭部押圧部の形状は任意である。例えば、レールの頭部に掛止される横向きLの字形状、下向きコの字形状、下向きU字形状などを採用することができる。
締結ねじ挿通孔は、レール側支柱部であればどの位置に形成してもよい。例えば、レール側支柱部の下端部から側方へ突出したブラケットに形成してもよい。
枕木下当て部の長さは、枕木の幅と同一またはそれより若干長い方が好ましい。もちろん、枕木の幅より短くてもよい。
請求項1に記載の考案によれば、枕木の幅方向から、枕木の端部の下面と線路の道床(バラス)との隙間に枕木下当て部を差し込む。また、レールの頭部にレール押さえ金具の頭部押圧部を取り付ける。この状態で、締結ねじ挿通孔から突出した締結ねじに締結ナットを螺合し、その後、締結ナットをねじ込んで行くことにより、レール押さえ金具と枕木押さえ金具との間で、枕木とレールとが上下方向から挟み込むことにより把持される。その後、この状態を維持した状態で犬釘打ちを行い、レールの底部を枕木の端部に固定する。
その結果、一人の作業者だけでも、犬釘打ち作業を安全かつ確実に行うことができるとともに、高い固定力でレールを枕木に固定することができ、犬釘打ちの作業時間も短縮することができる。
この考案の実施例1に係る枕木固定具による枕木の端部とレールの底部とのクランプ作業の状態を示す斜視図である。 この考案の実施例1に係る枕木固定具であって、連結したレール押さえ金具と枕木押さえ金具とを横一列に配置した状態を示す正面図である。
以下、この考案の実施例を具体的に説明する。
図1および図2において、10はこの考案の実施例1に係る枕木固定具で、この枕木固定具10は、犬釘打ちに際して、枕木11の端部をレール12の底部12aにクランプするためのものである。具体的には、レール12の頭部12bを上方から押圧する頭部押圧部13の下部に、締結ねじ挿通孔14aを有するレール側支柱部14が連結されたレール押さえ金具15と、枕木11の端部の下面と線路16の道床(バラス)17との隙間に差し込まれ、かつ頭部押圧部13との間で、枕木11とレール12とを上下方向から挟み込むことによりクランプする枕木下当て部18と、枕木下当て部18の基端部から直立し、かつ上部に締結ねじ挿通孔14aに挿通される締結ねじ19が設けられた枕木側支柱部20とを有するL字形の枕木押さえ金具21と、締結ねじ挿通孔14aに挿通状態の締結ねじ19に螺合される締結ナット22とを備えている。
レール押さえ金具15は、鉄製の角パイプを屈曲して本体部分としたものである。詳しくは、垂直なレール側支柱部14の上端に、短辺の先端を下に向けた横向きLの字形の頭部押圧部13を設け、レール側支柱部14の下端に、平面視して頭部押圧部13とは反対方向に延びる厚肉な矩形板状の連結ブラケット23の基端部を固定している。締結ねじ挿通孔14aは連結ブラケット23の中央部に形成されている。また、締結ねじ挿通孔14aには、締結ねじ19が挿通されるブッシュ24が嵌入されている。さらに、連結ブラケット23の下面には、厚肉な矩形状の座金25が固定されている。
枕木押さえ金具21は、鉄製の角パイプを屈曲して本体部分としたものである。詳しくは、垂直な枕木側支柱部20の下端に枕木下当て部18を直交状態で設け、かつ枕木側支柱部20の上端面から締結ねじ19を突設したものである。枕木側支柱部20の高さ(長さ)は枕木11の厚さとほぼ同じで、また枕木下当て部18の長さは、枕木11の幅とほぼ同じである。この枕木下当て部18の上面の先端側には、枕木11の下面の幅方向の一端部に引っ掛けられる位置決め突起26が形成されている。
次に、図1および図2を参照して、実施例1の枕木固定具10を使用し、枕木11の端部をレール12の底部12aにクランプ(仮固定)した状態で犬釘打ちを行う方法を説明する。
一人の作業者が、枕木11の幅方向(レール12の長さ方向)から、枕木11の端部の下面と線路16のバラスからなる道床17との隙間に枕木下当て部18を水平に差し込む。このとき、枕木下当て部18の先端の位置決め突起26が、枕木11の下側の角部に引っ掛かることで、枕木下当て部18が枕木11に位置決めされる。
この状態を維持して、レール押さえ金具15の頭部押圧部13を、レール12を横切るように頭部12bに掛止する。そのため、レール押さえ金具15と枕木押さえ金具21とは、平面視して直交状態にある。
その後、締結ねじ挿通孔14aに挿通された締結ねじ19に締結ナット22を螺合し、ソケットレンチSにより徐々に締結ナット22をねじ込んで行く。これにより、レール押さえ金具15と枕木押さえ金具21との間で、枕木11とレール12とが上下方向からしだいに締結力を増しつつ挟み込まれて行く。その結果、枕木11の端部がレール12の底部12aに堅固に固定される(図1参照)。
次に、この状態のまま、先ほどの作業者がハンマを握り、犬釘打ちを行う。すなわち、枕木11の端部において、レール12の底部12aの内外の辺部に沿って複数の犬釘Dを打ち込むことにより、レール12の底部12aに枕木11の端部を固定する。
このように構成したことで、従来は枕木交換作業時に、バールによって枕木11の端部をテコの原理で持ち上げる作業者と、ハンマを握って犬釘打ちを行う別の作業者とが必要であったが、一人の作業者だけでも、犬釘打ちを行うことができる。また、従来は、バールにより枕木11の端部を持ち上げていたため、バールを使用する作業者の姿勢が不安定となりがちで、枕木11が位置ずれし易かった。しかしながら、ここでは、あらかじめ枕木固定具10を用いてレール12の底部12aに枕木11の端部をクランプしておくため、作業者が一人のみでも、犬釘打ちを安全かつ確実(高精度)に行うことができる。その結果、レール12と犬釘Dとの密着度も高まり、高い固定力でレール12を枕木11に固定することができる。さらには、犬釘打ちの作業時間も、例えば従来の3分の1程度に短縮することができる。
この考案の枕木固定具は、犬釘打ち作業時、特にタイプレート区間や分岐枕木の交換時など、犬釘の使用本数が多くなるときの技術として有用である。
10 枕木固定具、
11 枕木、
12 レール、
12a 底部、
12b 頭部、
13 頭部押圧部、
14 レール側支柱部、
14a 締結ねじ挿通孔、
15 レール押さえ金具、
16 線路、
17 道床、
18 枕木下当て部、
19 締結ねじ、
20 枕木側支柱部、
21 枕木押さえ金具、
22 締結ナット、
D 犬釘、
S ソケットレンチ。

Claims (1)

  1. 犬釘打ちに際して、枕木の端部をレールの底部に把持するための枕木固定具であって、
    前記レールの頭部を上方から押圧する頭部押圧部の下部に、締結ねじ挿通孔を有するレール側支柱部が連結されたレール押さえ金具と、
    前記枕木の端部の下面と線路の道床との隙間に差し込まれ、かつ前記頭部押圧部との間で、前記枕木と前記レールとを上下方向から把持する枕木下当て部と、該枕木下当て部の基端部から直立し、かつ上部に前記締結ねじ挿通孔に挿通される締結ねじが設けられた枕木側支柱部とを有するL字形の枕木押さえ金具と、
    前記締結ねじ挿通孔に挿通状態の締結ねじに螺合される締結ナットとを備えた枕木固定具。
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