JP3204958U - 漏洩検知付き地下埋設二重殻配管及び地下タンク二重殻構造 - Google Patents

漏洩検知付き地下埋設二重殻配管及び地下タンク二重殻構造 Download PDF

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Abstract

【課題】油類を収納する地下タンクや地下配管に係り、特に油漏れを検知し、Wi−Fi等のネットワークを介して油漏れを自動的に通報し、メンテナンスを迅速に行うことを可能とする漏洩検知付き地下埋設二重殻配管及び地下タンク二重殻構造を提供する。【解決手段】地下タンク、又は該地下タンクに油類を注入し又は前記地下タンクから油類を給油する埋設配管地下埋設二重殻配管2a、2b、2c、・・に油漏れが発生した際、該油漏れを検知する検知センサ3a、3b、3c、・・と、該検知センサが前記地下タンク又は埋設配管からの油漏れを検知すると、該油漏れの情報がWi−Fiを使用して通知される制御通報装置1と、該制御通報装置からWi−Fiを使用して前記油漏れ情報が通知されるコールセンタ4と、を備え、前記コールセンタからの通知に従って、メンテナンス会社5から油漏れが発生した前記地下タンク又は埋設配管の設置場所に作業者を向かわせることが可能な油漏れ通知方法を特徴とする。【選択図】図1

Description

本考案はガソリン等の油類を収納する地下タンクや地下配管に係り、特に油漏れを検知し、ワイファイ(Wi−Fi)等のネットワークを介して油漏れを自動的に通報し、メンテナンスを迅速に行うことを可能とする漏洩検知付き地下埋設二重殻配管及び地下タンク二重殻構造に関する。
今日、油(ガソリン)漏れによる土壌汚染が大きな社会問題となっている。このような油漏れは、長年の使用により埋設配管や地下タンクが古くなり、埋設配管や地下タンクに腐蝕が生じ、発生する場合が多い。
このため、従来の給油取扱所や地下タンク貯蔵所等の危険物を取り扱う施設では、使用する配管をスチール配管(鋼製配管)とし、その外面に腐蝕防止のため塗覆設又はコーティングの処置を施している。
一方、地下タンクの場合、点検口を利用して内部の腐蝕や孔蝕を定期的に点検し、必要に応じて補修、改修を行っている。また、例えば特許文献1に開示するような、高度な加工技術が不要でかつ施工手間が少ない合成樹脂製の埋設タンクの提案も行われている。
特開2003−261195号公報
しかしながら、埋設配管や地下タンクのメンテナンスを行なう場合、当該施設が設置されたガソリンスタンド等の給油取扱所や地下タンク貯蔵所には人が常駐することが条件である。この為、例えばこのような設備が山間部や人里離れた場所に設置されている場合、問題のある設備に迅速に作業者を向かわせることができない。
そこで、本考案は上記課題を解決するため、漏洩検知付き地下埋設二重殻配管及び地下タンク二重殻構造を使用し、ピンポイントで油漏れ箇所を検知し、ワイファイ(Wi−Fi)等のネットワークを使用して油漏れを自動的に通報し、埋設配管等のメンテナンスをピンポイントで迅速に行うことができる考案を提案する。
本考案は上記課題を解決するため、地下タンク、又は該地下タンクに油類を注入し又は前記地下タンクから油類を給油する埋設配管に油漏れが発生した際、該油漏れを検知する検知センサと、該検知センサが前記地下タンク又は埋設配管からの油漏れを検知すると、該油漏れの情報がWi−Fiを使用して通知される制御通報装置と、該制御通報装置からWi−Fiを使用して前記油漏れ情報が通知されるコールセンタと、を備え、前記コールセンタからの通知に従って、メンテナンス会社から油漏れが発生した前記地下タンク又は埋設配管の設置場所に作業者を向かわせることが可能な漏洩検知付き地下埋設二重殻配管及び地下タンク二重殻構造を利用した油漏れ通知方法を提供する。
また、前記地下タンクと埋設配管を有する設備は、給油取扱所又は地下タンク貯蔵所に設置されている。
本考案によれば、地下タンクや埋設配管に油漏れが発生した際、Wi−Fiを使用することによってコールセンタに直ちに通報を行い、コールセンタから対応する地域のメンテナンス会社に連絡することによって、油漏れを起こした給油取扱所や地下タンク貯蔵所の地下タンクや埋設配管の補修を迅速に行うことができる。
本実施形態の漏洩検知付き地下埋設二重殻配管及び地下タンク二重殻構造を使用した油漏れ通報システムのシステム構成図である。 制御通報装置の構成を示す図である。 地下埋設二重殻配管及び地下タンクを説明する概略図である。 二重殻構造の地下タンクの断面図である。 地下タンクと注油管を含む断面構造を示す図である。 注油管の斜視図である。 (a)は注油管の断面図(図6のB−B線断面図)であり、 (b)は同図(a)の点線丸印部Aの拡大図である。 図7(b)の断面図(C−C線断面図)である。 油漏れ検知線を外部に取り出す配管の構造を示す図である。 油漏れ検知線の構成を示す図である。 油漏検知回路を説明する回路図である。 油漏れ検知線にガソリン等の油が浸透した際の変化を示す図である。 本実施形態の処理を説明するフローチャートである。 地下タンクに油漏れが検出された際の表示例である。 埋設配管に油漏れが検出された際の表示例である。
以下、本考案の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
図1は本実施形態の漏洩検知付き地下埋設二重殻配管及び地下タンク二重殻構造を使用した油漏れ通報システムのシステム構成図である。同図において、本システムは管理サーバである制御通報装置1と複数の漏洩検知付き地下埋設二重殻配管2a、2b、2c、・・で構成されている。
上記地下埋設二重殻配管2a、2b、2c、・・は、山間部や人里離れた人の常駐が困難な場所に設置されたガソリンスタンドを含む給油取扱所や地下タンク貯蔵所等の危険物を取り扱う設備A、B、C、・・に設置されている。また、夫々の給油取扱所や地下タンク貯蔵所A、B、C、・・には検知センサ3a、3b、3c、・・が設けられ、地下タンクや埋設配管からのガソリン等の油漏れを検知する。この検知センサ3a、3b、3c、・・はWi−Fi等の通信回線(ネットワーク)を介して上記制御通報装置1に無線接続されている。
制御通報装置1は管理サーバとして機能し、例えば地下埋設二重殻配管2a、2b、2c、・・に油漏れが発生した際、上記検知センサ3a、3b、3c、・・から送信される油漏れ信号を検知し、Wi−Fiを使用してコールセンタ4に通知する。また、図1に示すメンテナンス会社5には作業者が常駐し、コールセンタ4からの通知に従ってトラブルが発生した地下埋設二重殻配管2a、2b、2c、・・が設置された給油取扱所や地下タンク貯蔵所A、B、C、・・に向かわせる。尚、コールセンタ4からメンテナンス会社5への通知、及びメンテナンス会社5から作業者のサポート作業については後述する。
図2は上記制御通報装置1の構成を示す図であり、CPU7、ROM8、RAM9等で構成され、ROM8に記憶されたプログラムに従って本例の処理を行い、必要に応じて制御通報装置1に接続された記録装置10にアクセスする。
また、ディスプレイ11には必要な情報が表示され、Wi−Fi等の通信回線を介して上記検知センサ3a、3b、3c、・・から油漏れ信号が入力する。尚、本例のシステム制御はROM8に記憶されたプログラムに従って実行されるが、同図に示すようにコンピュータに配設されたメディアドライバ12にCD−ROM、フレキシブルディスク、MO等の記録媒体13を装着し、この記録媒体13から上記プログラムを読み出して使用する構成としてもよい。
図3は上記地下埋設二重殻配管2a、2b、2c、・・、及び地下タンク15を説明する概略図である。尚、同図に示す図は、本例の地下埋設二重配管を地下タンクに油(ガソリン)を貯蔵する際の配管に適用するものである。そして、地下タンクとして、本例ではガソリンスタンドの地下に埋設するタンクの例を示す。
同図において、地下タンク15には油(ガソリン)を注油する注油管16、地下タンク15から油(ガソリン)を吸引する給油管17、地下タンク15の通気を行う通気管18、及び地下タンク15に貯蔵された油(ガソリン)の液面高を計測する液面計19が設けられている。また、地下タンク15は地表から所定の深さに埋設され、地下タンク15上には不図示のコンクリートが施設されている。
また、注油管16には地表に注油口20が設けられ、注油口20から油(ガソリン)の注油を行う。また、給油管17には地表に計量器、ポンプ等の機器類21が設けられ、地下タンク15から油(ガソリン)を吸引し、吸引する油(ガソリン)の計量を行う。さらに、注油管16にはバルブ22が設けられ、給油管17にはバルブ23が設けられ、地下タンク15の補修/改修作業の際、このバルブ22及び23を閉鎖して行う。尚、通気管18には通気口24が設けられ、地下タンク15に発生するガスを排出している。
本例の地下タンク15は所謂二重殻構造のタンクであり、図4に示すように、基体であるタンクの鋼材15aの内側にプライマー及びハニカムボード等の立体クロス15bを介してFRP(繊維強化複合材)15cを備えた構造である。また、油漏れ検知線14が鋼材15aとFRP(繊維強化複合材)15c間に配線され、例えば地下タンク15内のガソリン(油)が漏れた場合、油漏れ検知線14によって検知され、後述する電送ケーブル27を介して漏油検知モニタ28に送信される。
一方、図3に示すように上記注油管16内には油(ガソリン)漏れを検知するライン状の油漏れ検知線25が設けられ、給油管17内にも油(ガソリン)漏れを検知するライン状の油漏れ検知線26が設けられている。尚、油漏れ検知線25及び26は電送ケーブル27を介して漏油検知モニタ28まで延設され、漏油検知モニタ28内には前述の検知センサ3(3a、3b、3c、・・)が設けられている。
上記検知センサ3a、3b、3c、・・によって注油管16及び給油管17の油漏れが検知され、検知センサ3a、3b、3c、・・から油漏れ信号が前述の制御通報装置1に送信される。また、地下タンク15に設けられた油漏れ検知線14によって検知された油漏れの検知も検知センサ3a、3b、3c、・・から制御通報装置1に送信される。尚、この検知センサ3a、3b、3c、・・内の具体的な油漏れ検知回路については後述する。
図5は、特に上記地下タンク15と注油管16を含む断面構造を示す。前述のように、注油管16には注油口20が設けられ、注油口20から油(ガソリン)が注油され、注油管16を通って地下タンク15に油(ガソリン)が貯蔵される。同図に示すように、注油管16も二重構造であり、樹脂製の1次配管30を基管とし、同じ樹脂製の2次配管31を1次配管30に覆設した構造である。ここで、更に本例の注油管16の二重構造の特徴を説明する。
図6は本例の注油管16の斜視図である。上記のように、注油管16は樹脂製の1次配管30に対して同じ樹脂製の2次配管31が覆設され、1次配管30と2次配管31間には所定幅の隙間32が形成されている。この隙間32には前述の油漏れ検知線25が配設されている。尚、1次配管30及び2次配管31は、ポリエチレンやポリアミド等の熱可塑性樹脂に限らず、フェノール樹脂やエポキシ樹脂等の熱硬化性樹脂及び鋼管を材料として使用することができる。
図7(a)は上記注油管16の断面図(図6のB−B線断面図)であり、図7(b)は同図(a)の点線丸印部Aの拡大図である。上述のように注油管16は二重構造であり、1次配管30に2次配管31が覆設されている。また、同図(a)及び(b)に示すように、1次配管30と2次配管31の隙間32には上記油漏れ検知線25が配設され、1次配管30からの油漏れを検知する。この油漏れ検知線25は1次配管30の下面(2次配管31の上面)に直線状に配設されている。したがって、1次配管30内を流れるガソリン(油類)が、例えば1次配管30に形成された欠陥部から漏れ出たとしても、漏れたガソリンは1次配管30の外側面に沿って流れ落ち、確実に油漏れ検知線25によって検知することができる構造である。
また、2次配管31が受け皿となり、漏れたガソリン(油類)が外部に流れだし、土壌を汚染することも防止できる。
図8は上記図7(b)の断面図(C−C線断面図)であり、前述の1次配管30と2次配管31の隙間32に配設された油漏れ検知線25の配線構成を示す。同図に示すように、油漏れ検知線25は1次配管30の下部下面(2次配管31の下部上面)に沿って直線状に配設され、1次配管30の欠陥部から漏れ出たガソリン(油類)を確実に検知することができる。
また、同図に示す丸印D部を拡大して油漏れ検知線25の構成を説明すると、油漏れ検知線25は吸油部34と検知部35で構成されている。吸油部34はガソリン等の油分を吸う性質を有する、例えばフッ素樹脂膜で構成され、検知部35は吸油部34で吸引した油類の検知を行う。この構成は、更に同図の丸印E部を拡大した模式図に示すように、吸油部34を介して油類が検知部35に接すると、検知部35の素子36に油分が浸透し、検知部35の抵抗値を変化させる。この抵抗値変化はケーブル27を介して前述の漏油検知モニタ28に通知される。
図9は上記油漏れ検知線25を外部に取り出す配管38の構造を示し、この配管38は基本的に前述の1次配管30と2次配管31で構成される二重配管構造であるが、油漏れ検知線25を外部に取り出す配線取出部39が設けられている。尚、同図に示す配管38には前後に前述の通常の二重配管、例えば39が接続され、これらの配管38及び39を複数接続し、上記油漏れ検知線25を全ての二重配管に通して配線する。尚、油漏れ検知線25は前述のようにフッ素樹脂製であり、耐候性や耐薬品性に優れている。
図10は本実施形態に使用する油漏れ検知線25の構成を示す図である。同図に示すように、本例で使用する油漏れ検知線25は配設位置によって検知部35の抵抗値が異なる素子36を使用する。例えば、油漏れ検知線25の最初の所定幅L1の抵抗値はR36−1に設定され、次の所定幅L2の抵抗値はR36−2に設定され、更に次の所定幅L3の抵抗値はR36−3に設定され、以下順次所定幅毎に抵抗値がR36−4、R36−5、・・と変化する検知線が使用される。このような構成の油漏れ検知線25を使用することによって、ガソリン等の油漏れした位置の特定が可能となる。
図11は本例で使用する回路構成(油漏検知回路40)を説明する図である。この場合、油漏れ検知線25には1本の同じ油漏れ検知線25からの信号が入力し、分圧抵抗R1、R2、R3、・・の抵抗値を配管の位置に対応して異ならせることによって、油漏れ位置に対応したトランジスタTrの位置から出力を得ることができる。例えば、分圧抵抗Rの抵抗値を配管のある位置の油漏れ検知線25の検知部35(素子36)の抵抗変化に一致させることによって、トランジスタTrの出力からの検知出力があると、配管の対応する位置からの油漏れであることが分かる。
具体的には、分圧抵抗R1の抵抗値を油漏れ検知線25の抵抗R36−1の位置の検知部35−1(素子36−1)の抵抗変化に一致させることによって、トランジスタTr1からの検知出力(出力1)があると、配管のL1の位置から油漏れしていることが分かる。また、分圧抵抗R2の抵抗値を油漏れ検知線25の抵抗R36−2の位置の検知部35−2(素子36−2)の抵抗変化に一致させることによって、トランジスタTr2からの検知出力(出力2)があると、配管のL2の位置から油漏れしていることが分かる。
同様に、分圧抵抗R3の抵抗値を油漏れ検知線35の抵抗R36−3の位置の検知部35−3(素子36−3)の抵抗変化に一致させることによって、トランジスタTr3からの検知出力(出力3)があると、配管のL3の位置から油漏れしていることが分かり、分圧抵抗R4の抵抗値を油漏れ検知線25の抵抗R36−4の位置の検知部35−4(素子36−4)の抵抗変化に一致させることによって、トランジスタTr4からの検知出力(出力4)があると、配管のL4の位置から油漏れしていることが分かる。
尚、図12に示す例は、例えば配管の位置L2に油漏れがある場合であり、この場合検知部35−2(素子36−2)の抵抗値に変化があり、トランジスタTr2の検知出力(出力2)によって配管L2の位置の油漏れであることが分かる。
したがって、本例においても修理する配管箇所を予めピンポイントで特定することができ、掘削作業や補修作業等を効率良く行うことができ、極めて有効な構造の二重配管システムである。尚、上記所定幅は任意に設定することができ、例えば数cm間隔から数m間隔まで必要に応じて設定することができる。
以上の構成において、以下に本例の処理を説明する。
図13は本例の処理を説明するフローチャートである。尚、同図において、左側の処理は検知センサ3a、3b、3c、・・の処理を示し、右側の処理は制御通報装置1の処理を示す。
先ず、給油取扱所や地下タンク貯蔵所A、B、C、・・に設けられた検知センサ3a、3b、3c、・・は油漏れの監視を開始する(ステップ(以下、STで示す)1)。この油漏れの監視は、例えば最初に地下タンク15の油漏れの判断を行い(ST2)、次に配管16の油漏れの判断を行なう(ST3)。具体的には、地下タンク15に配設された検知線14が地下タンク15の油漏れを検知するか否かによって判断し、配管16に配設された検知線25が配管16の油漏れを検知するか否かによって判断する。
例えば、地下タンク15を設置してから長期間が経過し、腐蝕や孔蝕を生じると、前述のように本例の地下タンク15は二重殻構造であり、鋼材15aとFRP15c間に検知線14が配設されているので、腐蝕や孔蝕によって油(例えばガソリン)が漏れると、直ちに検知線14が油漏れを検知する(ST2がYES)。
検知線14によって地下タンク15に油漏れが検知されると、直ちに対応する検知センサ3a、3b、3c、・・は、給油取扱所又は地下タンク貯蔵所A、B、C、・・のコードを付加し(ST4)、Wi−Fiを使用して油漏れが発生したことを制御通報装置1に通報する(ST5)。またこの時、同時に付加したコード情報も制御通報装置1に送信する。
制御通報装置1では、常時何れかの給油取扱所又は地下タンク貯蔵所A、B、C、・・から油漏れの通報があるか監視しており(ステップ(以下、STPで示す)1)、上記通報があると(STP2がYES)、当該通報があった地下タンク15の確認を行う(STP3)。具体的には、受信した情報の中に含まれるコード情報から通報のあった給油取扱所又は地下タンク貯蔵所A、B、C、・・を特定し、油漏れのあった場所が地下タンク15であるか、又は配管16であるか判断する(STP4)。
制御通報装置1はこの情報をコールセンタ4にWi−Fiを使用して通知する。コールセンタ4は受信した情報に基づき、例えばデータベースに記録すると共に(STP5)、ディスプレイに必要な情報を表示する(STP6)。図14はこの表示を示す図であり、「油漏れ情報」の表示と共に油漏れが発生したことを示す給油取扱所又は地下タンク貯蔵所A、B、C、・・の設置住所等の情報を表示する。例えば、油漏れが発生した給油取扱所又は地下タンク貯蔵所として、給油取扱所「A」の表示と給油取扱所「A」の設置場所の情報を表示する。
さらに、上記ディスプレイには発生した場所が「地下タンク」であることを示す表示が行なわれ、油漏れが発生した日時の情報も表示される。したがって、この表示を見た管理者は、直ちに油漏れが発生した給油取扱所「A」の設置場所を把握することができ、更に油漏れが発生した機器が地下タンク15であり、発生した日時も把握することができる。したがって、上記情報からコールセンタ4は油漏れの修復の為、メンテナンス会社5に通知を行い、メンテナンス会社5から作業者を油漏れが発生した給油取扱所「A」に向かわせることができる。
一方、配管16で油漏れが発生した場合も同様であり、例えば配管16に腐蝕や孔蝕を生じ、配管16の1次配管30から油が漏れと、1次配管30と2次配管31との間に配線された検知線25が油(ガソリン)漏れを検知し、直ちに検知センサ3に通知する(ST3がYES)。検知センサ3は油漏れが検知されると、直ちにコード情報を付加し、油漏れが発生した機器が配管16であることを示す情報も付加し(ST6)、前述と同様制御通報装置1に通知する(ST7)。尚、配管16に油漏れが発生した場合には、配管16内の発生箇所を特定する情報も付加して制御通報装置1に通知する。
制御通報装置1では、前述と同様、常時何れかの給油取扱所又は地下タンク貯蔵所A、B、C、・・から油漏れの通報があるか監視しており(STP2)、上記通報があると、当該通報があった装置の確認を行い、送信されたコード情報から通知のあった給油取扱所又は地下タンク貯蔵所A、B、C、・・を特定し(STP3)、油漏れのあった機器が配管16であると判断する(STP4)。さらに、上記情報に基づいて、配管16内の発生箇所を特定する。
そして、コード番号から特定した給油取扱所又は地下タンク貯蔵所と配管16に油漏れが発生していることを示す情報をコールセンタ4にWi−Fiを使用して通知する。コールセンタ4は受信した情報に基づき、例えばデータベースに記録すると共に(STP7)、ディスプレイに必要な情報を表示する(STP8)。
図15はこの表示例を示す図であり、「油漏れ情報」の表示と共に、油漏れが発生した給油取扱所又は地下タンク貯蔵所、例えば地下タンク貯蔵所「B」と、その設置住所の情報を表示する。また、油漏れが発生した場所が「配管」であることを示す表示と発生日時の情報が表示され、更に油漏れが発生した箇所を特定するための情報も表示される。
したがって、コールセンタ4では油漏れが発生した地下タンク貯蔵所「B」とその設置場所を直ちに把握することができ、また油漏れが発生した場所が配管16であり、発生した日時も知ることができる。さらに、油漏れが発生した配管16の位置まで特定することができ、コールセンタ4は油漏れの修復の為、メンテナンス会社5に通知を行い、メンテナンス会社5から作業者を油漏れが発生した地下タンク貯蔵所「B」に向かわせることができる。
以上のように、本考案によれば、地下タンク15や配管16に腐蝕や孔蝕を生じ、油漏れが発生した際、直ちにWi−Fiを使用し、制御通報装置1を介してコールセンタ4に迅速に通知することができ、油漏れの修復の為コールセンタ4からメンテナンス会社5に通知を行い、メンテナンス会社5は作業者を油漏れが発生した給油取扱所や地下タンク貯蔵所「A」〜「E」に向かわせ、迅速に油漏れが発生した地下タンク15や配管16の修復を行なうことができる。
したがって、直ちに修復の為の人材を当該設備の設置場所に派遣することができ、油漏れによる装置等の機器のトラブルや土壌汚染等の問題の発生を未然に予防することもできる。また、油漏れが発生した機器を特定でき、更に油漏れの発生位置まで特定できるので、現場での修復作業を迅速に行うことができる。
尚、上記実施形態の説明では制御通報装置1と検知センサ3a、3b、3c、・・との通信や、制御通報装置1とコールセンタ4との通信等にWi−Fiを使用したが、Wi−Fiに限定される訳ではなく、他の通信ネットワークを使用しても良いことは勿論である。
1・・・制御通報装置
2a、2b、2c・・漏洩検知付き地下埋設二重殻配管
3a、3b、3c・・検知センサ
4・・コールセンタ
5・・メンテナンス会社
7・・・CPU
8・・・ROM
9・・・RAM
10・・記録装置
11・・ディスプレイ
12・・メディアドライバ
13・・記録媒体
14・・油漏れ検知線
15・・地下タンク
15a・・鋼材
15b・・立体クロス
15c・・FRP(繊維強化複合材)
16・・注油管
17・・給油管
18・・通気管
20・・注油口
21・ポンプ等の機器類
22、23・・バルブ
24・・通気口
25、26・・油漏れ検知線
27・・電送ケーブル
28・・漏油検知モニタ
30・・一次配管
31・・二次配管
32・・隙間
34・・吸油部
35、35−1、35−2、35−3・・検知部
36、36−1、36−2、36−3・・素子
38、39・・配管
40・・油漏検知回路
45・・アラーム表示

Claims (6)

  1. 地下タンク、又は該地下タンクに油類を注入し又は前記地下タンクから油類を給油する埋設配管に油漏れが発生した際、該油漏れを検知する検知センサと、
    該検知センサが前記地下タンク又は埋設配管からの油漏れを検知すると、該油漏れの情報がWi−Fiを使用して通知される制御通報装置と、
    該制御通報装置からWi−Fiを使用して前記油漏れ情報が通知されるコールセンタと、を備え、
    前記コールセンタからの通知に従って、メンテナンス会社から油漏れが発生した前記地下タンク又は埋設配管の設置場所に作業者を向かわせることが可能な漏洩検知付き地下埋設二重殻配管及び地下タンク二重殻構造を利用した油漏れ通知装置。
  2. 前記地下タンクと埋設配管を有する設備は給油取扱所又は地下タンク貯蔵所であることを特徴とする請求項1に記載の漏洩検知付き地下埋設二重殻配管及び地下タンク二重殻構造を利用した油漏れ通知装置。
  3. 前記検知センサと制御通報装置、及び前記制御通報装置とコールセンタとの通信はWi−Fiを含む、他の通信ネットワークも使用することを特徴とする請求項1、又は2に記載の漏洩検知付き地下埋設二重殻配管及び地下タンク二重殻構造を利用した油漏れ通知装置。
  4. 前記油類はガソリン、又は軽油、又はA重油、又は灯油であり、少なくとも前記油漏れによって検知され、油漏れの情報には油漏れを起こした装置の設置場所を特定する情報が含まれていることを特徴とする請求項1、2、又は3に記載の漏洩検知付き地下埋設二重殻配管及び地下タンク二重殻構造利用した油漏れ通知装置。
  5. 前記油漏れの情報には、油漏れを起こした装置が前記地下タンクであるか、又は埋設配管であるかの情報を含み、該情報に基づいて前記コールセンタには油漏れを起こした装置の情報が表示されることを特徴とする請求項1、2、3、又は4に記載の漏洩検知付き地下埋設二重殻配管及び地下タンク二重殻構造利用した油漏れ通知方法。
  6. 前記油漏れを起こした装置が前記埋設配管である場合、該埋設配管の油漏れを起こした位置の情報も前記コールセンタに表示されることを特徴とする請求項5に記載の油漏れ通報装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN113028287A (zh) * 2019-12-24 2021-06-25 圣弗氏股份有限公司 双层配管结构

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