JP3202624U

JP3202624U - 背面ストレッチ器具

Info

Publication number: JP3202624U
Application number: JP2015006110U
Authority: JP
Inventors: 将治鈴木
Original assignee: 将治鈴木
Priority date: 2015-12-02
Filing date: 2015-12-02
Publication date: 2016-02-12
Anticipated expiration: 2025-12-02

Abstract

【課題】背面・胸・肩・腕の筋肉の増強とバランスを図り姿勢を正しくするとともに血行が良くなり肩こりも解消し、さらに安全で、長くトレーニングを続け健康寿命を伸ばすための高齢者専用の背面ストレッチ器具を提供する。【解決手段】丸棒状の握りバー１と、握りバー１の長手方向の概中央部に固定された固定金具３と、重り５を吊り下げるためのスプリング金具６と、固定金具３とスプリング金具６を連結するための吊ロープ４と、重り５とで構成される。【選択図】図１

Description

本考案は高齢者が簡便に使用できる背面ストレッチ器具に関する。

背面トレーニングを行う場合一般にはパー等の重量物やバネ、ゴム等の弾性カに基づく抵抗力等を利用して筋肉部位に負荷を与えその筋肉部位を伸縮運動させることによってトレーニング効果を得るようにしている。又自重の体重を利用し器具を使わず体操するのが主であるが高齢者の場合筋肉の衰えや、握力の低下、注意力の減少、等のリスクを伴っており運動中の事故防止が必要である又疲労超過防止のため永続き出来るよう短時間体操が求められる。背面ストレッチ器具は軽量化や安全性が重要である。
ストレッチ用の器具としてはゴム帯のものが紹介されている。（特許文献１）

特開２００９−１５３９５５

特許文献１に開示されている器具は高齢者にとって疲労超過に陥りやすく、過剰なトレーニングによる筋肉のトラブルが発生しやすいという問題点がある。

本考案はこのような事情を背景になされたもので背面・胸・肩・腕の筋肉の増強とバランスを図り姿勢を正しくするとともに血行が良くなり肩こりも解消する。さらに安全で、長くトレーニングを続け健康寿命を伸ばすための背面ストレッチ器具の提供を目的としている。

本考案者は自分自身が肩こり・頭痛・背筋の曲がり等に悩み、何か治療法はないか、若者・スポーツアスリート・高齢者・病気の人の比較調査研究を重ねた結果、筋肉の相対理論(一方の筋肉が縮むと相対する筋肉は伸びて力量が倍増する)の仕組みでバランスを失うと体形が崩れ姿勢が悪くなる方向性に着目、逆発想で日常縮みつ放しの筋肉を伸ばすストレッチ器具を発明製作して自分自身で体感、効果を調査した。又同輩の高齢者の協力者を得てトレーニングによる体調や体形の改善が短期間で見られ、さらに口コミによる普及者(50名程)と直接面会して意見(喜びや手軽さ継続可能の声)を聞き、体調、体形の変化の確信を得た結果に基づいてなされたものである。

本考案は、丸棒状の握りバー（１）と、前記握りバー（１）の長手方向の概中央部に固定された固定金具（３）と、重り（５）を吊り下げるためのスプリング金具（６）と、前記固定金具（３）と前記スプリング金具（６）を連結するための吊ロープ（４）と、前記重り（５）とで構成されることを特徴とする高齢者専用の背面ストレッチ器具であり、この背面ストレッチ器具を用いて行う運動により、目的を達成することができる。

背面でバーの両端を後手(手の平を後側)で握り上下する事により背面の肩甲骨周りの筋肉を刺激する事により血行が良くなり肩こりが解消した。腕を伸ばしバーを跳ね上げ停止する事により背面筋肉と胸囲りの筋肉が強化され、背筋が伸び、胸が前に出るため肺機能の働きを良くする事が解った。それにより高齢者特有の病気に対する気持ちの暗さから解放され健康への自信を取り戻し表情が明るくなりコミュニケーション能力が向上した。

器具に付いてはバーの中心にロープを固定して重りを吊っているため左右、腕の筋力違いがあっても常にバーの平行を保ちトレーニングする事が出来る。
重りが軽量のため体力への負担が少ない。
ロープと金具でしっかりと固定されているので片側の手からバーが落ちてももう一方の握っている手には捻りの力は加わらない、よって骨折、筋違いを起こす事はない。
又、重りがロープ先端に固定され重り下部と床の間隔を短くしている事により床に当たる衝撃は少なくよって安全性も確保されている。

安全性の確保については、本考案者は健康寿命を伸ばすため3方法の背中全体の背面トレーニング方式手順を設けている。又運動者の安全にも充分配慮がなされているため問題点は解決している。

本発明の実施形態を示す背面ストレッチ器具の全体図背面ストレッチ器具の部分図重りを製作するための加工組み立て図肩甲骨の運動法手順背面運動方法手順足腰の運動手順

以下、本考案の実施の形態を図1、図２、図３に基づいて説明する。
図1は背面ストレッチ器具の全体図である。全長９１０ｍｍのバー（１）の両端を3Ｃの面取り仕上げを行う。その中央にマトメ品（１０１）を金具（３）でねじ込み固定する。
重り（５）は２．５kg用、３．５ｋｇ用から選択して入れ込む。

図２は図１のマトメ品（１０１）のパーツ組である。金具（３）の輸にロープ（４）を通し輪状に編み込み、下方のロープ先端も輪状に編み込む。その輪にスプリング（６）を付ける。ロープ全長（９）は５００ｍｍにて設定。

図３は重り５の二種類の加工組み立て方法である。３．５ｋｇ重り（１０）については握手部（１２）のセンターにφ９ｍｍの穴を開ける。その穴へオーフボルト（１３）にＭ８ナット（１４）をねじ込み、Ｍ８平ザガネ（１６）を入れ、差し込む。下からＭ８平ザガネ（１６）、Ｍ８バネザガネ（１７）を入れ、Ｍ８ナット（１４）で締め
固定する。
２．５ｋｇ重り（１１）については握手部（１２）のセンターにＳＴアイプレート（２２）の下面部（１９）に瞬間接着剤を塗り、貼り付ける。４Ｘ１６皿タッピング（２１）を４箇所ねじ込み固定する。

図４で、肩甲骨の運動方法を説明している。
バー（１）を後手で、肩幅より少し広めに握り、次に両足を肩幅位開き、胸を張り正しい姿勢で出来るだけ高く上げ、３秒位停止するという動作を繰り返し10回行う。
椅子使用で運動する場合は後手で、バー（１）を回転させロープ（４）を巻き上げ、
重り（５）下部と床との間隔が概略５cm位取れるようにする。
(あらかじめロープを短くすると良い)

図5で背面運動方法を説明している。
バー（１）を後手肩幅より少し広めで握り次に両足を肩幅位開き胸を張り正しい姿勢
で腕を伸ばし後方にバー（１）を（角度２３が４５°以上努力）迄跳ね上げ５秒位停止する運動を5回位繰り返す運動により肩後の筋肉、腕の後の筋肉、背筋、肩の前の筋肉が増強及び強化され背筋が伸び姿勢が良くなる。又、筋肉体形を造ることにより健康への自信が生まれる。
※椅子使用で運動する場合はあらかじめロープを短くし下げた時重り下部と床の間隔を５ｃｍ位取る事により同様の運動が出来る。

図６で足腰の運動方法を説明している。
バー（１）を後手で腰の幅位で握り次に両足を肩幅位開き足と腕は伸ばしたまま曲げず息を出来るだけ吸い込み体を後へそらし５秒間停止する、次に息をできるだけ吐き
体を前方へ９０°位曲げ5秒間停止の運動を5回位繰り返す運動により足のアキレス腱及びフクラハギ、セキズイの強化を図り両肩の前の筋肉を増強させ姿勢が良くなる。
又、股の後の筋肉の増強及びスイカンバンの強化を図る。以上足腰の運動を繰り返すことにより体の要である腰のケアーと下腹部に溜まる贅肉を少なくするため健康寿命を伸ばす上で非常に効果が持てる運動が出来る。

１握りバー
２丸棒両端加工
３固定金具
４吊ロープ
５重り（２．５ｋｇ）又は（３．５ｋｇ）
６スプリング金具
７３２φ丸型
８ロープ編み込み
９ロープ全長
１０重り（３．５ｋｇ）
１１重り（２．５ｋｇ）
１２握手部
１３ホーフボルト
１４Ｍ８ナット
１５握手側面
１６Ｍ８ヒラザガネ
１７ M８バネザガネ
１８握手センター部穴
１９ＳＴアイプレート裏面
２０握手センター位置
２１皿タッピング
２２ＳＴアイプレート
２３腕角度
１０１マトメ品

Claims

丸棒状の握りバー（１）と、前記握りバー（１）の長手方向の概中央部に固定された固定金具（３）と、重り（５）を固定したスプリング金具（６）と、前記固定金具（３）と前記スプリング金具（６）を連結するため吊ロープ（４）とで、構成されることを特
徴とする高齢者専用の背面ストレッチ器具。