JP3202204B2 - 加圧ローリング法および加圧ロール装置 - Google Patents

加圧ローリング法および加圧ロール装置

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JP3202204B2
JP3202204B2 JP12350999A JP12350999A JP3202204B2 JP 3202204 B2 JP3202204 B2 JP 3202204B2 JP 12350999 A JP12350999 A JP 12350999A JP 12350999 A JP12350999 A JP 12350999A JP 3202204 B2 JP3202204 B2 JP 3202204B2
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    • B21H7/00Making articles not provided for in the preceding groups, e.g. agricultural tools, dinner forks, knives, spoons
    • B21H7/18Making articles not provided for in the preceding groups, e.g. agricultural tools, dinner forks, knives, spoons grooved pins; Rolling grooves, e.g. oil grooves, in articles
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、1つのブランクが
1つの加圧チャックに対して締付けられまた少なくとも
1つのロール本体によって包囲され、この際に前記ブラ
ンクが前記ロール本体に対して回転軸線回りに回転する
ように成された加圧ローリング法に関するものである。
さらに本発明はこの加圧ローリング法に特に適用される
ようにした加圧ロール装置に関する。
【0002】
【従来の技術】DE 42 18 092 C1および
DE 196 36 567 A1ににおいて、軸方向
長さの一部において加圧ローリングによって内側歯列が
形成された円形円筒形歯車装置の製造法が記載されてい
る。この製法により、従来は研削のみによって高コスト
をもって製造される部品をきわめて合理的に製造するこ
とが可能になった。この種の加圧ローリングによる製造
の利点は、高いゲージ精度と仕上がり部品の低い表面粗
さ深さとを同時に満たし、ほとんど最終輪郭に近い仕上
がり面が得られることにある。併せて工作物の表面区域
の強化が得られ、これは耐摩耗性と耐久性とに役立つ。
変形中に、ブランクは1つまたは複数の加圧ロールによ
って工具の歯列輪郭の中に圧入され、従って歯が完全に
充填される。この型による仕上げ法の問題点は工具の歯
列輪郭に対する高い負荷である。内側歯列のロール加工
に際して、工具の歯列輪郭の中に材料が進入することに
より、歯の曲げ応力および衝撃応力を生じる。この際に
繰り返し発生する交代負荷が工具工作物の疲労をもたら
す。最後に亀裂が生じ、工具は短時間後に破損する。こ
のような行程がJDE 197 13 440 A1に
も記載されている。
【0003】また、静的に油圧で軸支されたボール工具
に基づくつや出しロールおよび強化ロールが公知であ
る。この種の工具を使用して、ボールまたはロールによ
って金属表面の一種の可塑化が生じる。このようにして
縁部区域がつや出しされまたは強化される。この工具の
種々の実施態様によって、各種形状の表面(直線的また
は円錐形平面または孔)を作成することができる。しか
し、より大型の工作物の変形、すなわち新規ゼオメトリ
ーの形成はこの種の工具を使用しては不可能である。こ
の製造技術に基づく工作物の可塑化が不可能だからであ
る。この種の工具では、それぞれの変形ロールが別々に
軸支されているので、伝達可能の力が小さすぎ、このよ
うな構造は大型工作物の変形および成形には不適当であ
る。
【0004】さらに、1つまたは複数のロールをもって
ブランクの外径を加圧し、その際に工作物が工具チャッ
クの輪郭の中に圧入されるようにした方法も公知であ
る。ブランクを軸方向に締付けその直径を半径方向に配
置して、ロールによって圧縮する方法が提案されてい
る。この軸方向締付けにより、工作物はロールの圧力の
もとに半径方向に流れるので、工作物は工具チャックの
凹部の中に圧入される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述のすべての工程に
おいて、外径に沿ってブランク上を転動するようにそれ
ぞれ軸支されたロールが使用される。ロールとその軸受
のゼオメトリーと強度測定値によって、ブランクの外周
に依存して、最小限間隔の中には、限られた一定数のロ
ールのみが配設される。ロール間のゼオメトリーによっ
て条件付けられた距離のため、この区域における大きな
接線方向力とこれに関連する工作物の進入に基づくロー
ル外周上の突起を徹底的に均すことは不可能である。特
に、小モジュールを有する走行歯列の場合、このような
交代負荷は材料疲労と、これに伴う工具の使用期間の短
縮をもたらす。
【0006】本発明の課題は、工作物および工具に負荷
の少ない加圧ローリングの可能な加圧ローリング法およ
び装置を提供するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、前述の
工程において、ブランクが複数のロール本体によって変
形され、これらのロール本体が回転軸線の回りに環状に
配置され、またそれぞれ1つのケージの中に回転自在に
軸支され、前記ブランクに面する側と反対側が走行リン
グに支持されるようにしたことによって解決される。ま
たこの課題は請求項15の特徴部による加圧ロール装置
を使用して解決される。好ましい実施の形態は従属する
の各求項に記載されている。
【0008】1つのケージの中に複数のロール本体を
転自在に軸支するように支持することによって、ブラン
クはその回転中に、その外周に沿って幾何学的に環状に
配置された最大数のロールによって支持されと同時
に、変形される。変形ロールは、ブランクを遊星状に包
囲し、ブランクと接触する時にこれを変形する。ブラン
クは回転対称工作物であって、中実体または予め加工さ
れた中空体、例えば管材または鍋状部品とする。
【0009】公知の加圧ローリングにおいては、ロール
の軸方向移動に基づく軸の支持と制御のため、常に1つ
のロールが形成工程を開始する時には、次の軸方向に移
動されたロールに係合するまでは、必然的に工具の望ま
しくない傾斜を生じる。その結果、変形工具の交互の傾
斜の故に、均等な負荷と自己定心がほとんど不可能とな
る。本発明の工程においては、力は1つの軸受の外側リ
ングを介して対称的にすべてのロールの上に均等に伝達
される。従ってすべてのロールが変形工程に同時に係合
し、その際に内側工具を自動的に定心しこの内側工具に
同等に負荷を加える。
【0010】望ましくは、ブランクはリング状に配置さ
れたロール本体の中を軸方向相対運動するように駆動さ
れる。中空ブランクの場合、このブランクはロール本体
によって加圧チャックに対して圧着される。中実ブラン
クの場合、直径の短縮のみが生じる。ロール本体は1つ
の共通の半径方向水平面の中に配置されることができ
る。
【0011】好ましくはブランクが円錐形ロールによっ
て変形される際に、これらのロールはブランクの回転軸
線に対して傾斜した配置で円錐形外側リングの中を転動
するので、ロール本体の配置の中にブランクを導入する
際の定心が改良されまた良好な材料流が得られる。さ
らに、ロール本体の軸方向移動と配置により、ケージに
よってロール本体の合理的配置と調整が可能となる。
【0012】ブランクが相互に軸方向に移動自在に配置
されたロール本体によって変形されるので、隣接配置さ
れたロール本体がそれぞれより小さな内側直径上を転動
する場合よりも大きな直径区域が変形工程に際してカバ
ーされる。このようにして、ブランクに対する変形力の
分布と作用が改良される。
【0013】望ましい構造においては、ブランクは、変
形装置の中に回転軸線に対して垂直な平行2面の中に分
布配置された複数のロール本体によって変形される。こ
のようにして、ロール本体を支持するケージの簡単化さ
れた構造が得られる。
【0014】ブランクに対して種々の変形を実施するこ
とができるように、1つの変形装置の中において、例え
ば1つの共通ケージの中にまたは別々の前後に配置され
たケージの中に、種々の形状および大きさのロール本体
の一部を収容するように軸支することができる。例えば
1つの締付け装置において、相異なる直径区域の中に種
々の内部輪郭を有するブランクを変形することができ
る。
【0015】また第1加工面または第1加工区域におい
て円錐形ロール本体によってブランク、例えばディスク
の第1工程の変形を実施し、隣接の第2加工面または
加工区域において、円錐形ロール本体によってブラン
クの第2工程の変形を実施することができる。このよう
にして1つの締付け装置の中において、ブランクの連続
した加工を実施することができる。
【0016】1つの実施態様においては、バネ力に対抗
してロール本体の半径方向配置を調整することができ
る。これにより、ロール本体の自己定心および自己調節
が容易に得られる。
【0017】ブランク乃至加圧ロールとロール本体との
間の相対回転が切り換えられる場合、この手段によって
ブランクおよび加圧ロールに対する力の作用方向を頻繁
に変更し、これにより材料と工具に対して優しい変形を
実施することができる。
【0018】内側歯列の形成後に校正手順を実施する場
合、この工程段階は工作物の締付け状態において実施す
ることができる。この際に、校正手順は変形装置中の小
内径に調整されたロール本体構成によって実施すること
ができる。さもなければ、校正手順は、第2変形装置中
において小内径を有する第2ロール本体構成において実
施することができる。
【0019】ロール本体とブランクとの間の相対運動
は、ブランクの静止状態において、ロール本体の転動す
る外側リングの回転によって生じることができる。同様
に、この相対運動は外側リングの静止状態においてブラ
ンクの回転によって生じ、または外側リングとブランク
との回転によって生じることができる。
【0020】本発明による方法はさらに追加的に、ブラ
ンクの変形後に得られた工作物上に、外側歯列を形成す
るための内側輪郭を有する引き抜きリングを引き抜くこ
とができる。
【0021】本発明のさらに他の望ましい実施態様は、
ブランクとして回転対称薄板工作物が使用され、この工
作物が加圧チャックに対して状に配置されたロール本
体によって押圧される。前記薄板工作物はこの場合
ィスクまたは鍋状部品とすることができる。このように
して、薄板は加圧チャックに対応する内側輪郭を有する
ように成形される。
【0022】このとき、ブランクが円筒形加圧チャック
に対して締付けられ、前記加圧チャックはその外周にお
いて輪郭、特に歯列を備え、また変形に際してロール本
体は加圧チャックの回りに環状に付設され、この際にブ
ランクがロール本体によって外周に対して押圧されて内
側輪郭が形成されることが好ましい。このようにして、
内側歯列またはキー溝輪郭を有する輪郭部品を製造する
ことができる。
【0023】本発明の他の実施態様は、ブランクが中央
開口を有しリング状加圧チャックに対して軸方向に締付
けられ、前記加圧チャックの環状内側面は輪郭、特に1
つの内側歯列を備え、また変形のためにブランクの中央
開口の中において変形アーバが軸方向に配置され、この
変形アーバに対してロール本体が状に配設され、この
際にブランクがロール本体によって加圧チャックの環状
内側面に対して締付けられて外側輪郭が形成されること
にある。従って例えば外側歯列を有する内側歯車を効率
的に製造することができる。
【0024】本発明によれば、特に簡単な実施態様とし
て、変形に際して、ロール本体がケージの中において少
なくとも一半径方向に移動させられる。この場合、ロー
ル本体はケージの中に半径方向移動自在に支持され、例
えば変形に際してクサビ形のプッシャ機構によって半径
方向内側または半径方向外側に押圧されることができ
る。ロール本体の半径方向移動は、輪郭ロール本体の使
用に際して、ブランクの中に対応輪郭を形成することを
可能とする。ロール本体における輪郭は周方向に走るグ
ルーブおよび突起または歯列とすることができる。
【0025】先行技術の加圧ロール装置と相違し、前記
変形装置が1つのケージを備え、このケージの中に複数
のロール本体が回転軸線回りに環状に配置され、またケ
ージ中のロール本体の一部が収容されるようにそれぞれ
回転自在に軸支されている装置によって前記の課題が解
決される。このような加圧ロール装置は前述の工程の実
施に役立つ。ロール本体の数は少なくとも2つとする
が、工作物の大きさに従って、できるだけ多数のロール
本体を使用することが好ましい。
【0026】本発明によれば、前記ロール本体が変形ロ
ールとして円筒形または円錐形に形成されまたそれぞれ
ロール本体軸線回りに回転自在に軸支され、また前記ロ
ール本体軸線が回転軸線に対して鋭角で、特に1゜乃至
60゜の範囲内の角度で配置されることによって、特に
優れた変形が実施される。ロール本体の軸方向延在とそ
の回転軸線回りの円錐形配置とによって、加圧ローリン
グの特性を延伸引き抜みの特性と結合する新規な変形テ
クノロジーが達成される。このような結合によって、比
較的大きな変形速度において高度の変形度が得られる。
【0027】本発明によれば、高度の変形力を加えるた
め、変形装置が走行リングを有し、この走行リング上の
転動区域にロール本体が支持されて変形に際して転動す
ることが好ましい。
【0028】本発明の装置による形成の可能性の増大
は、前記走行リングの転動区域が円錐形であり、また前
記ロール本体の一部が収容されるようにケージの中に
方向移動自在に軸支され、またロール本体の半径方向
移動のため、前記走行リングが軸方向に移動自在である
ようにすることによって達成される。
【0029】本発明によれば、ロール本体は外側輪郭を
備えることができる。この外側輪郭は、ブランクの中に
対応の輪郭を形成する歯列、または外周方向に走るグル
ーブおよび突起とすることができる。
【0030】中空体を形成するためには、加圧チャック
が円筒形であり、また変形装置が環状に形成され、その
内側面に複数のロール本体が備えられる。加圧チャック
の外側面には所望の輪郭が備えられ、この輪郭が加圧チ
ャック上にブランクを押圧する際に複写される。
【0031】外側輪郭を有する中空体の製造は本発明に
よれば、加圧チャックが環状を成し、変形装置が円筒形
変形アーバとして構成され、その外側面にロール本体が
突出する。前記変形アーバは加圧チャックに対して軸方
向に移動させられ、工作物の中央開口の中に押込まれ
る。この場合に、この工作物の中央開口が拡幅され、材
料が環状加圧チャックの対応の内側輪郭に接して形成さ
れる。
【0032】基本的に、ロール本体はこのロール本体に
接してまたはその中に存在するピボットまたは孔によっ
て軸支される。しかし本発明によれば、ロール本体の
部がケージの袋状凹部の中に回転自在に収容されるよう
軸支されることによってロール本体の特に強固な軸支
が達成される。これにより、それぞれのロール本体の特
に密接な隣接配置が可能となる。そのためロール本体と
して中実要素、例えば従来のロール軸受から成るロール
を使用することができる。ロール本体の軸受は、接線軸
支のための半径方向グルーブを備えた環状ケージ基盤
と、ロール本体が半径方向軸支のために転動する円錐形
走行リングとから成る。ケージ基盤に対して配置される
閉鎖リングがロール本体をその軸方向位置に保持する。
【0033】以下、本発明を図面に示す実施の形態につ
いて詳細に説明するが、本発明はこれに限定されない。
【0034】
【発明の実施の形態】本発明の方法を実施するための装
置10または工具(特に図1、図6および図7参照)は
ロール本体11としての複数のロール(図示の実施態様
においては、14個のロール)を示し、これらのロール
は、環状キャリヤ本体、すなわちケージ13の中に備え
られた凹部12の中に収容され、軸方向および半径方向
に案内される。固定した外側レース、すなわち外側リン
グ14が装置のハウジング15の中に配備されてロール
の外側硬質走路16をなし、これに対して内側走路17
が変形されるべきブランク18によって構成される。環
状ケージ13は装置10のハウジング15の中に玉軸受
19を介して半径方向にかつ回転自在に軸支されてい
る。軸方向軸受20、例えばニードル軸受が、ケージ1
3を軸方向において、バネ装置、例えば複数のコイルバ
ネ21の形のバネ装置によって、例えばネジによってハ
ウジング15と連結されたハウジング閉鎖部材22に対
して支承する。
【0035】内側走路が欠陥を有しても、すなわちブラ
ンク18が工具乃至は装置10の中に保持されておら
ず、またはまだ保持されていなくても、ロール本体11
がそれぞれの位置に保持されるように、ケージ13が構
成されている。例えばロール11の正面ピボット23な
どの保持要素が、ケージ13に連結されたホルダー25
中の孔24の中に回転自在に受けられるように形成さ
れ、または取付けられることによって、前述のようなロ
ール本体の保持機能が達成される。保持要素としては、
ロール本体11の輪郭または孔を備えることができる。
これらのロールをその外径において1つの内径上に一緒
に保持することが望ましい。これはロール本体11の輪
郭がそれぞれリングの凹部の中に支持されて、ロールの
セグメント59がリングの孔の内径から一定限度だけ突
出することによって実施される(図7参照)。
【0036】走路のゼオメトリーは、輪郭変形の要件を
満たすのみならず、相互ホビングの要件を満たすように
構成される。図1に示したように、円錐形ロール本体1
1は円錐形の外側走路リング14の中に収容されている
ので、このロール本体11の内側走路17によって限定
された輪郭円の中に、小開口直径(参照数字30)と大
開口直径(参照数字31)とを備えた仮想輪郭形状が得
られる。ブランク18が導入側に、すなわちロール本体
11と最初に接触する側面に、円錐形輪郭乃至内側走行
面17の角度に対応する角度の斜面32を備えていれ
ば、この斜面が32が円錐形ロール11と接触する際
に、ブランク18に対するロール本体11の定心が自動
的に改良される。
【0037】ロール本体11は外側走路リング14に対
して軸方向に調整自在である。ブランク18によって軸
方向推力が装置10に対して加えられる場合、外郭の小
開口直径30は外側走路リング14に依存して、調整操
作によって調整されるかのように調整される。このよう
な機能により、ブランク18の後退に際して加工される
工作物に対する加圧ロールの追加的動作をとる必要な
く、ロール11の輪郭円が大直径まで開かれる。このよ
うな調整のため、ロールを保持するキャリヤ本体または
ケージ13がホルダー25と共に軸方向に一定間隙をも
って備えられ、スラスト軸受20の後方のバネ21がケ
ージ13を円錐形外側レース14から押し出すように成
される。そこで、ロールがブランク18に対して接触を
保持すると同時に、これらのロールは所定のストッパま
で後方に弾発され、再び調整された開口直径に固定され
る。
【0038】ロールの形状と数は変形操作に適合させら
れる。大量ストックされ量産品として安価に製造するこ
とのできる通常の円錐形ロールのストックのロールを使
用することが適当であると証明された。この場合、外側
走路リング14は対応のロールストックから全部揃える
ことができる。ロール本体11の数はロールあたり必要
な変形力に対応して、最初のロール貯蔵量に対するロー
ルの区分に従って減少させることができる。内側および
外側歯車系統の場合、ここに提案された工具を備えた加
圧ロールと絞りリングを備えた絞り装置とを組合わせる
ことが望ましい。この場合、変形中心における工具とし
て絞りリングが代替され、中空工具を備えた加圧ロール
の後に、対応の内部輪郭を備えた絞りリングが先に加工
されている工作物の上を引張られるようにする。外側歯
車系統を絞る際に、工作物の材料が十分に歯車リングの
歯の輪郭の中に流れ、工作物の伸張が生じないように、
工作物が軸方向において1つのストッパによって限定さ
れることが望ましい。次にこのような対応の歯輪郭はD
E 196 01 020 A1に記載の加圧ロール機
械中の同期装置によって、仕上げられた成形ホイールを
使用して、校正されまた歯の側面に固着されることがで
きる。
【0039】それぞれの変形パラメータの選択とこれら
のパラメータの相互的同調とにより、付設される工作物
チャックに対して工作物の成形条件を適合させることが
できる。パラメータとして、変形装置の前後方向移動速
度、工作物の回転数あるいは変形装置、そしてそれぞれ
の変形加工体の形状がある。ロールの同等の円錐度にお
いて、より大きな直径をカバーしなければならない場
合、対応装置中にそれぞれの第2ロールが軸方向移動自
在に配置される。これにより、ロールごとのカバーする
幅が短くなり、また1回転の最大直径から最小直径まで
の直径範囲が拡大される。大きな直径範囲の場合、1つ
の変形中心の内部においてまたショルダの形成のために
相互に交換可能な複数の変形装置を準備することが望ま
しい。
【0040】内側および外側歯車系統の場合、ここに提
案された工具を備えた加圧ロールと絞りリングを備えた
絞り装置とを組合わせることが望ましい。この場合、変
形中心における工具として絞りリングが代替され、中空
工具を備えた加圧ロールの後に、対応の内部輪郭を備え
た絞りリングが先に加工されている工作物の上を引張ら
れるようにする。外側歯車系統を絞る際に、工作物の材
料が実質的に歯車リングの歯の輪郭の中に流れ、工作物
の伸張が生じないように、工作物が軸方向において1つ
のストッパによって限定されることが望ましい。次にこ
のような対応の歯輪郭はDE 196 01 020
A1に記載の加圧ロール機械中の同期装置によって、仕
上げられた成形ホイールを使用して、校正されまた歯の
側面に固着されることができる。
【0041】図3の本発明の方法を、図2の3ロールを
有する先行技術の加圧ローリング法と比較して説明す
る。図2は先行技術として3ロール本体11a,11
b,11cがブランクまたは工作物35を工具36上で
回転させるようにした原理説明図である。図3はこれと
比較した本発明の方法の実施態様を示している。この例
では、例えば14個のロール本体11.1乃至11.1
4を使用して、工作物37を円筒形工具38上で変形す
るようになっている。図2と図3の概略説明図から本発
明の利点は、以下に列挙したように明らかである。 1)多数の変形ロールを設置したことによりブランクの
外反を最小限にできる。図2に図示した3ロール本体1
1a,11bおよび11cによって先行技術のブランク
35の外周に加えられる力は接線方向応力に基づいて、
力点40間においてブランク35の明白な外側反りを生
じる。ロール相互間の比較的大きな距離のため、ブラン
ク35が外反する支持されない外周が非常に大きくな
る。従って外反に必要な接線方向応力は比較的小さく、
理想円形からのゆがみは比較的大きくなる。その結果、
工具チャックの輪郭中に頻繁な交代負荷を生じ、これは
輪郭破壊の大きなリスクをもたらす。別々の荷重と変形
ロールの大きさのため、歯車形成のための自動的な自己
定心が達成されない。それどころか1つのロールが他の
ロールの運動に影響するので、工具に永久的な曲げが生
じるおそれがある。
【0042】図3に示したように、本発明の方法によれ
ば、共通の外側リング(図示せず)上を走行する、多数
の小型のロール本体11.1〜11.14を使用するこ
とにより、2つの力点43間の支承されない外周部分4
2が十分に小さくなるので、各湾曲部分44がロール本
体11の数の増大とともに少なくなり、最小限に向かう
状態を示す。さらに、同等の接線方向応力による曲げ
は、ロール間の距離の短縮により、3ロールに際して生
じるのと同等の値に達するほど大きくならない。実際
に、曲げ44は3ロール本体11a〜11cによる変形
の場合と比較して無視できるほどに小さい。
【0043】2)均等な力分布が得られる。3ロールの
みを使用する変形に際して導入される力は比較的不均等
である。その原因は、相異なる支持力を受けた変形工具
から加えられる力が非対称的なことにある。これによ
り、複数の歯が均等に支持されなくなる。有歯工具の歯
間に材料が流入すると、まず工具の歯の一方の側面から
支持されることになり、この結果、歯は一方の側面から
の荷重を受けて曲がる。
【0044】1つの共通の外側リング中を走行する例え
ば14のロールを有する前述の変形工具を使用する場
合、歯間への材料流入はより均等となり、この場合、歯
の曲げによる交代荷重は最小限となる。工具は歯の前側
と後側とを支持し、従って一方の側面からの荷重を大幅
に低減させる。
【0045】図4は、内側歯列が形成されるブランク1
8を示す。このブランク18は鍋状に形成され、例えば
加圧ロール法によって仕上げられる。しかし例えば研削
によって仕上げられたブランクも前述の方法によって変
形することができる。ブランク18の円筒形本体は変形
装置の導入側に斜面32を備え、この斜面の角度45
は、変形装置10の中心ないしは回転軸線46に達する
内側ロール走路17の角度(図1参照)と同等である。
変形装置10中のロール本体11の配置の円錐性のた
め、ブランク18の定心と、歯間の均等な材料充填が達
成され、また工作物の表面における接線方向の圧力と軸
方向引張力が生じる。内周面の凹部47は、切欠作用の
印加と余分な材料の不必要な流入による亀裂の形成を防
止する。
【0046】図5にはブランク18の変形後の工作物4
8が図示されている。変形によって例えば1つの内側は
す歯々車53が形成される。変形操作によって、工作物
48は軸方向に伸張され(図4と図5のそれぞれ49と
50によって示された軸方向長さを比較)、また壁体厚
さが縮小されている(図4と図5のそれぞれ51と52
によって図示された壁体厚さを比較)。
【0047】図6と図7に図示した装置10は、優先的
に変形操作に使用されるが、図1の同様の装置から少し
しか相違していない。この装置10は円錐形ロール軸受
に基づいて構成されている。この円錐形ロール軸受は、
まずその内側走路リングが離間されていることが相違す
る。このようなロール軸受の自由取付けロール本体11
はロール軸受の通常のケージではなく、特殊ケージ13
によって保持され、このケージ13はケージ本体13a
と閉鎖リング13bとを有する。ケージ本体13a中に
おいて半径方向に工作物に向かって先細になったグルー
ブの中に、ロール本体11が装着されている。変形操作
中、ロール本体11は半径方向において走路リング14
によって、軸方向に閉鎖リング13bによって保持され
ている。さらにこれによってロールの位置が固定されま
たロールの相互移動が排除される。また図示されていな
いが、ロールそのものが正面ピボット(図1参照)、付
設物または孔を備えることができる。
【0048】閉鎖リング13bは変形操作中、バネ21
とスラスト軸受20とによって軸方向に支持される。こ
の場合、バネ21は閉鎖リング13bをロール本体11
と共に外側円錐形走路リング14から押出して、工作物
の導入のために必要とされる程度の比較的大きな内径3
0を生じる。バネ21は、変形に際して軸方向にケージ
13中のロール本体11上に押されて圧縮され、内径3
0は以前に軸方向調整によって設定されていた実際の内
径まで縮小される。閉鎖リング13bは半径方向におい
て玉軸受19によって支持される。変形操作中に、ロー
ルは外側リング14の中においてまたは外側リング14
に対して移動させられ、その際にロール本体11は衛星
回転運動をなし、またその際にネジ込まれた閉鎖リング
13bと共にケージ本体13aを回転させる。内側歯列
の形成のために、好ましくは倣いロールが使用される。
【0049】ケージ13の交換に際して、ロール本体と
してロールとともにボールを使用することができる。こ
の際に、ディスクを円筒形ブランクに変形するために、
正面においてキャリヤ体の導入側から突出するように配
置されたボールを使用することができる。その際に、出
口側に配置されたロールが外径中の同一固定部材中のブ
ランクの円筒形区域を縮小し歯列を備えた工具上で加工
する。
【0050】図11と図12において、ボール61を備
えた装置10が図示されているが、これらのボールはケ
ージ13の中に斜方向玉軸受の形に配置され、またボー
ル61に適合した外側リング14上に軸方向および半径
方向に支持されている。ロールまたはボール、一般にロ
ール本体11の数は、それぞれの歯列形状および変形に
必要な力に依存する。図示の実施例においては、14個
のボールが使用されている。これにより、一方では仕上
げ作業に際しての工作物の曲げが最大限に減少され、ま
た他方において変形工具10の十分な定心が保証され
る。
【0051】変形操作中に、ロールはキャリヤ体または
ケージ13の中でそれ自体の軸線回りに回転し、ブラン
ク18回りに衛星運動する。他の実施態様として、工具
チャックをブランク18と共に静止させるように、変形
工具10を外側リング14乃至はハウジング15によっ
て、衛星回転するロール本体11と共に回転駆動するこ
とが可能である。
【0052】図8は歯列のロール形成装置の構造を示
す。ブランク18は例えば加圧ロール装置の中に組み込
まれ、有歯加圧チャック62によって押される。この場
合、ブランク18の内径が加圧チャック62の外径に対
応する。ブランク18はその底部において、加圧ロール
装置の両側の駆動スピンドル63、64の間に位置して
いる。この場合、変形装置は一方の駆動スピンドル63
(テールストック)のシリンダ65上に固着されてい
る。ピストン66がその一方の側面67においてシリン
ダ室68中の充填オイルに対して支持され、他方の側面
69においてブランク18を加圧するように力が伝達さ
れる。
【0053】歯列のロール加工に際して、工作物ないし
ブランク18のみが一定の回転数で回転し、変形装置は
静止状態にあり、あるいは装置10が回転して工作物1
8が静止する。従ってそれぞれの場合に、ロール本体1
1のそれ自体の回転および衛星遊転が生じる。ロール1
1の回転数は工作物の作製される歯数ないしは外径に対
応して、工作物または変形装置の回転数の変動によって
調整される。
【0054】変形は図9各図に示したように進行し、こ
の図において図9(a)〜図9(d)はそれぞれの変形
工程を示す。ブランク18が駆動スピンドル(主スピン
ドル)64の前進運動によって変形装置10の方に駆動
される(図9(a))。この際にピストン66がシリン
ダ68の中に押込まれる。変形装置10の最大内径にお
いて、ロール本体11がまずブランク18の外径に接触
する。次に、ブランク18は変形装置10の方向に駆動
され、さらにこの変形装置10の中に駆動される。前述
のように、変形装置10の中において、バネ21が圧縮
され、このようにして有効内径を設定する。この場合、
回転するロール本体11がブランク18を外側歯列を有
する加圧チャック62上に加圧する(図9(b)、図9
(c))。円錐形状のため、変形装置10の有効内径は
ますます小さくなり、ますます多量の材料が歯列の中に
押込まれる。そこで、加圧チャック62の歯列のネガに
対応する内側歯列が形成される。この場合、ブランク1
8が伸張され、また壁体厚さが薄くなる。歯列の加工に
際して、工作物の回転数は交代変動させられる。方向変
換の時点は、それぞれの歯列のゼオメトリーと加えられ
る推力とに依存する。方向変換に際して、加圧チャック
62上の工作物18の接線回転方向が、通常の加圧ロー
ル工程と同様に逆転される。変形後に、スピンドル64
は再び後退させられ、最終的に内側歯列を備えた工作物
70は例えばストリッパーによって排出される。
【0055】内側歯列の形成後に、その校正が必要であ
る場合には以下に示すような種々の方法で実施すること
ができる。 1.3加圧ロールによる通常の加圧ロール変形工程に際
して、材料を歯列状にロール加工し、このようにして量
的に校正を実施する。 2.より小さい内径を有する前述の型の第2変形装置を
使用して、材料を工具チャックの歯列の中に押込む。こ
れにより歯列が最終的に形成される。このようにしてス
テップチャックによって多段の変形工程で歯列を仕上げ
ることがで きる。 3.変形装置そのものにおける調整によって、変形に際
して有効な内径を変動させることができる。この調整に
よって、歯列の校正に役立つ類似の変形装置による第2
変形工程のみが必要とされるように歯列が調整される。
【0056】この変形装置の構造として次の3種に分類
できる。 1.加圧ロール装置の駆動スピンドル63上に固着され
る(図8参照)。ブランク18が両側の駆動スピンドル
63、64の間にロックされ、次の変形装置10によっ
変形される。 2.加圧ロール装置の半径方向調整自在の推進装置71
に固着される(図10参照)。変形操作のため、この推
進装置が変形装置10を加圧ロール機の回転軸線46に
対して同軸的にこの加圧ロール機の中心まで移動させ
る。テール・ストック・スピンドル64が変形装置10
の中を通り、ブランク18を加圧チャック62上にロッ
クする。主スピンドル63およびテール・ストック・ス
ピンドル64から成る単位が加圧チャック62を駆動す
る時、ブランク18とクランプ・プレカーサ73が変形
装置10を通して回転する。この工程に際して、ブラン
ク18は加工された工作物に変換される。 3.歯列がプレス加工によって形成される変形装置(図
示せず)。プレス盤上に、変形装置に対して中心に、歯
列を備えた工具チャックが固着され、この工具チャック
の上にブランクが押込まれる。次にプレスのラム上に固
着された変形装置が回転ブランク上を駆動され、その際
に内側歯列が形成される。さもなければ、工具チャック
が静止するように変形装置を駆動することができる。次
の工具の挿入によって、同様段階で歯列を備えたブラン
クを備える形成することができる。
【0057】基本的に1つの内側歯列のロール加工の前
または後に、例えば形材またはハブのチップ・ストレッ
チによるさらに1つの通常の加圧ロール工程を実施する
ことができる。そのほか、DE 197 13 440
A1に記載されたように、外側歯列を形成することが
できる。そのため、内側歯列を有する絞りリングが工作
物の上を引張られる。次に、このようにして製造された
外側歯列を、DE 196 01 020 A1による
同期装置を使用して校正する。
【0058】前記の方法によって、非常に高いゲージ精
度を有する内側平歯車または内側はす歯々車を再生産可
能に非常に効率的に形成することができる。ロール加工
によって製造された歯車は冷間加工に際して高い質量を
有し、これにより適当な混合物材料選択と表面後処理と
によって、後の加熱処理を省略することができる。原則
として、表面の機械的後処理は不必要である。従来は削
屑なしでは製造することのできなかった工作物を成形す
ることができる。
【0059】このようにして、本発明による方法は以下
の手順実施することができる。 a)ブランクを外側歯車付き工具によって推進し切削
し、 b)衛星公転しまたそれ自体の軸線回りに自転する複数
の輪郭ロールをブランクの中心の回りに円錐状に配置さ
れた工具を使用し、 c)ブランクの材料が同時的回転運動に際して工具チャ
ックの歯列の中にロールで押込まれ内側歯列が形成さ
れ、 d)自己定心ロールを使用することにより、ロールの軸
支が不必要となり、この場合に各ロールは1つの共通外
側リング上を転動し、 e)外側リングと標準型円錐形ロール軸受の円錐形ロー
ルは変形工具の部品として設定することができ、 f)第2変形工程において、形成された歯列を校正する
ことができ、 g)内側平歯車または内側はす歯々車を備えた工作物を
1つの設定において、削り屑を生じないように作製し、 h)他の変形法と組合わせ、1つの工具設定において、
外側歯列、円筒形ショルダおよびハブの形成を実施する
ことができ、 i)形成工程によって工作物が仕上げられ、工具の歯の
曲げ応力が最大限に避けられる。
【0060】図13において、他の実施の形態の加圧ロ
ール装置80が部分的に図示されている。鍋状ブランク
18が外側歯列81を備えた加圧チャック82とテール
ストック84との間に締付けられている。ブランク18
の変形のため、外側歯列81に対してロール本体11を
備えた変形装置10が施用される。この変形装置10は
本質的に前述の変形装置に対応する。ロール本体11の
軸支のためのケージ13が、ハウジング15中の追加的
軸受を使用しないで、軸方向および半径方向に滑り面を
包囲する。
【0061】加圧チャック82はカバー87上に回転自
在に配置され、このカバー87はほぼ円筒形をなす主ス
ピンドル支持体83の中にフランジ配設されている。図
示しない駆動装置によって回転駆動される主スピンドル
支持体83はその内部スペースの中に締付け装置88を
備える。緊張装置88は図示した実施の形態においては
皿バネパケットであるが、油圧バネとすることもでき
る。皿バネパケットはリング状当接部材91と主スピン
ドル支持体83の中を推進自在の加圧プレート89との
間に配置されている。加圧プレート89に対して複数の
加圧ボルト90が固着され、これらの加圧ボルト90は
対応形状の開口を通してカバー87を貫通している。加
圧ボルト90はシェル型の対抗ホルダー85の正面に当
接し、この対抗ホルダーは加圧チャック82上に軸方向
移動自在に軸支されている。前記対抗ホルダー85はそ
の加圧ボルト90から反対側の末端の正面において前記
ブランク18の自由端部に当接し、内側歯列の形成に際
してのブランク18の望ましくない伸張に抵抗する。
【0062】加圧チャック82上の対抗ホルダー85の
移動は、半径方向内側に突出したシェル85上の突出8
6によって制限され、この突出86は加圧チャック82
上の対応形状のグルーブの中に係合している。締付け装
置88から加圧プレート89と加圧ボルト90とを介し
て、対抗ホルダー85に対して、ブランク18方向に軸
方向締付け力が加えられる。非常に高い推進速度に際し
て、前進圧の故に薄壁体のブランク18の伸張が低減さ
れまたは完全に避けられるので、材料が加圧チャック8
2の外側歯列81中に流入し、延伸部分の中に流入しな
い。このようにして、ブランク18において形成される
べき内側歯列の歯型は、よりよく充填される。対抗ホル
ダー85が移動自在に軸方向に締付けられているので、
対抗ホルダー85は前進的歯列充填により、余剰材料に
よって逆方向に推進されることができる。これは、外側
歯列81の加圧チャック82に対する負荷を軽減するの
で、過早な歯列破断を防止する。対抗ホルダー85の力
の大きさは、変形されるブランク18の抵抗によって左
右される。同等の歯列充填のため、締付け装置88は一
定圧を加えることが好ましく、これは例えば皿バネパケ
ットまたは油圧バネによって簡単に実施することができ
る。対抗ホルダー85の近くまでブランク18の変形を
実施するため、このシェル型対抗ホルダー85はその一
端に斜面92を備え、この斜面の傾斜度または円錐角度
は、円錐形に配置されたロール本体11の角度に対応さ
せられる。
【0063】第14図に図示のさらに他の実施態様の装
置においては、環状加圧チャック82aは内側歯列94
を備えている。加圧チャック82aに対して、中央開口
を備えたブランク18が工作物として締付けられてい
る。図示されていない駆動装置によって、加圧チャック
82aはスピンドル93に対して、回転軸線46回りに
回転自在である。加圧チャック82aとスピンドル93
との間の軸方向相対運動により、変形加工が実施され
る。図13の実施態様に対応する図示されない軸方向締
付けのためまた/あるいは仕上がり工作物の押出しのた
め、プッシャ78を使用することができる。プッシャ7
8は固着されまたは同時回転するように配置されること
ができる。
【0064】変形手段を成すため、変形装置95がスピ
ンドル9に対して締付けプレート96を介して付設さ
れている。変形装置95はケージ13と、半径方向内側
の円錐形走行リング14とを包囲する。ケージ13は走
行リング本体13aと閉鎖リング13bとから成る。本
体13aの中に袋状凹部が備えられ、この凹部の中に円
錐形ロール本体11が配置されネジ山を備えた閉鎖リン
グ13bによって軸方向に保持されている。前記袋状凹
部は半径方向外側に工作物に向かって先細になってい
る。ロール本体11はそれぞれロール本体軸線9を有
し、この軸線9は回転軸線46に対して一定の鋭角にあ
る。変形装置中に複数のロール本体11をこのように円
錐形配置することにより、変形装置がブランク18の内
部開口の中を軸方向に移動する際に、これらのロール本
体11を半径方向外側に、内側歯列94に向かって、加
圧チャック82aに圧着することができる。これによ
り、工作物の中に対応の外側歯列が形成される。
【0065】さらに他の本発明による装置が図15に図
示され、この装置の上半分は変形工程の初期状態を示
し、下半分が変形工程の終了に近い状態を示す。外側歯
列81を有する加圧チャック82に対して鍋状ブランク
18が締付けられまた回転軸線46回りに回転自在に駆
動される。ブランク18はテールストック84の軸方向
付設により締付けられ、このテールストックに対して、
リング状ケージ13とその中に配置されたケージ11と
を有する変形装置が付設されている。ロール本体11が
ケージ13の中において、回転自在にまた回転軸線46
に対して半径方向に移動自在に、凹部の中に軸支され軸
方向に固定されている。さらに円錐形転動面98を備え
た走行リング14が回転不能の調整要素97の中に付設
され、この調整要素はテールストック84に対して軸方
向に移動自在である。ブランク18の締付け後に、調整
装置97がいわば一種の油圧ピストンによって加圧チャ
ック82の方向に行程hだけ移動させられる。円錐形転
動区域98がロール本体11の円錐形配置と協働して、
クサビ推進機構が生じ、この機構によりロール本体11
半径方向内側に押され、またその際にブランク18の
円筒形壁体が外側歯列81の中に圧入される。この場合
にも、所望の駆動法によって、調整要素97が静止し加
圧チャック82がテールストック84およびブランク1
8と共に回転軸線46回りに回転自在に配置され、また
は調整要素97が回転軸線46回りに回転自在にまた加
圧チャック81がテールストック84およびブランク1
8と共に静止するように配置されることができる。いず
れの場合にも、ケージ13は調整要素97および加圧チ
ャック82に対して回転するので、ロール本体11は衛
星として回転軸線46回りを回転する。
【0066】図15に示す原理の他の実施態様を図16
に示す。ケージ13の中に2つのロール本体11が回転
自在に半径方向移動自在に軸支され、これらのロール本
体は外周に沿ったグルーブと突起とを有する外側輪郭を
示す。ロール本体11は簡単にケージの本体13aの袋
状凹部の中に挿入されてこの凹部の中に回転自在に移動
自在に保持され、また閉鎖リング13bによって軸方向
に固定されている。さらに調整要素97が備えられ、こ
の調整要素は横方向に移動する以外に、走行リングの機
能を有する。さらに円錐形転動区域98を備え、この転
動区域上をロール本体11が転動する。
【0067】静止した軸方向に移動自在のブランク18
が加圧チャック82の成形区域82b上を制止アーバ7
9で押される。アーバ79は軸方向に固定されている。
駆動され、軸受100によって回転自在であり軸方向に
軸支された調整要素97が、円錐形走行面98の区域に
おける軸方向推進運動によってロール本体11の円錐形
走行面98aと接触を保つ。
【0068】ロール本体11は前述の原理に従って軸支
される。 接線方向において:それぞれ小さな開口を内部に備えた複数の半径方向グ ルーブを有するケージ13を介して支持される。 半径方向において:円錐形走行面98を介して支持される。 外側においては、静止要素97の走行面98との接触によ って支持される。 内側においては、ブランク上の輪郭の所望の最終直径を固 定するため、アーバ79により限界99が与えられる。 軸方向においては:ケージ13の閉鎖リング13bによって支持される。
【0069】図16は変形を実施した後の状態を示す。
すなわち、ロール本体11はアーバ79の境界99と接
触し、また調整要素97の軸方向行程Hがすでに走行さ
れている。変形装置の準備のためには、調整要素97が
後退させられ、ロール本体11は境界99と接触してい
ない。ロール本体11はこの境界99に対して一定距離
にある。仕上がり工作物がロール本体11を通して排出
される。ロール本体11のこの位置において、管として
のブランク18が交換される。加圧チャック18が締付
け装置によって加圧チャック82に締付けられる。駆動
される回転自在の調整要素97が円錐形走行面の区域に
おいて、ケージ13中に軸方向に固定されたロール本体
11と接触するやいなや、ロール本体11は円錐形走路
98上において転動する。その際にケージ13が回転軸
線46回りに回転するので、ロール本体11は、回転軸
線46の中心においてピボット18a上にあるブランク
18を衛星回転させる。その際に、ケージ13も回転軸
線46回りに回転する。調整要素97の行程Hが増大す
るに従って、ロール本体11は調整要素97中の走路9
8の円錐形を通して、放射方向にブランク18の方に押
される。この場合、ロール本体11はケージ13の中に
おいて軸方向に定置保持される。より大型の工作物の場
合、所望の駆動法に従って、静止要素97を放射方向に
固定させ、アーバ84をブランク18と共に回転させる
ことができる。その場合、加圧チャック82の締付け装
置が同時運動テールストックとなる。
【0070】図16に図示の装置は1:1スケールで図
示されている。従って、本発明によれば、それ自体小さ
な部品を成す加圧ロールについては非常に簡単で従って
コンパクトな構造が可能なことが明かである。この実施
態様においては、ブランク18は自由端部に接続ソケッ
トを備えた管部材である。
【0071】図17に部分的断面を示された加圧ロール
装置においては、加圧チャック82上に締付けられたブ
ランク18の外径が縮小されている。これは、走行リン
グ14とその中に配置された複数のロール本体11とか
ら成る中空ロールの中にブランク18が係合することに
よって生じる。
【0072】変形に必要な中空ロールのブランク18に
対する軸線48回りの相対回転は、ブランク18を固く
締付けた状態で、中空ロールを回転駆動することによっ
て実施される。しかし原理的には、ブランク18の回転
駆動も可能である。ロール本体11はケージの中に回転
自在に軸支されているが、図17が平面図であるので、
ケージは詳細に図示されていない。図18乃至図21に
図示の実施態様の各種ロール本体についても同様であ
る。
【0073】図18において加圧ロール装置の一部を断
面で示し、この加圧ロール装置は正確に定義された外径
上で1つの中空軸を拡幅し構成するために使用される。
図示の加圧ロール装置において、変形アーバ116上に
複数の円錐形ロール本体114が配設されている。変形
アーバ116はブランク18の内部スペース中を軸方向
に(回転軸線46にそって引張られて)配置され、この
際に円錐形ロール本体114がブランク18の内側面に
接触する。さらに、図18に図示の加圧ロール装置は、
第1外側リング110の中に軸支された他の円錐形ロー
ル本体112と、2つ外側リング122の中に軸支され
た円筒形ロール本体120とを備える。これらの第1お
よび第2外側リング110乃至122はホルダー126
によって相互に連結される。また円錐形ロール本体11
4を内部に軸支された変形アーバ116は正面乃至内部
ロールと呼ぶことができる。他の円錐形ロール本体11
2と円筒形ロール本体120はブランク18の外側面に
接触するので、従ってこれらのロール本体を外側ロール
と総称することができよう。またこの加圧ロール装置に
おいてはブランク18が固く締付けられ、また内側およ
び外側ロールが回転自在に駆動されるので、この場合、
さらに内側ロールと外側ロールを相互に独立に推進また
は回転駆動する可能性が生じる。他方、原理的には、ブ
ランク18を回転駆動することができる。図18の加圧
ロール装置の特別のフィーチャは、第1および第2外側
リング110乃至122がホルダー126によって相互
に連結されているので、一緒に軸方向に(回転軸線46
にそって)移動配置させまた同一の回転数で駆動できる
ことにある。
【0074】図18に図示の装置と共に使用することの
できる加圧ロール装置が図19乃至図21に図示されて
いる。これらの図において対応の部品は同一の参照数字
で示される。
【0075】図19の加圧ロール装置は特に、ブランク
18上の円筒形取付け物の変形と同時にブランク18の
フランジ厚さを減少するために構成されている。この場
合、材料の流れは軸方向において(回転軸線46にそっ
て)1つの当接リング124によって限定される。ブラ
ンク18上の円筒形取付け物の変形のため、変形アーバ
116の円錐形ロール本体114はこのロール本体11
4とブランク18との接触面115が回転軸線46に対
して垂直となるように配置される。
【0076】図19の加圧ロール装置に非常に類似した
構造が図20において部分的断面図で示されている。図
19の加圧ロール装置との本質的に相違点は、第1外側
リング110の中に、円錐形でなく円筒形のロール本体
118が配置されていることにある。
【0077】図21において部分的断面で示された構造
は結局、図18に示された加圧ロール装置と類似してい
る。しかし、図21に図示の加圧ロール装置において
は、第1および第2外側リング110乃至122が相互
に機械的に分離されているので、これら両方の外側リン
グの別々の駆動が可能である。
【0078】最後に加圧ロール装置のさらに他の変更態
様が図22において部分的断面で図示されている。この
場合、ブランク18において外側輪郭が加工される。そ
の際にブランクはケージ13の中に回転自在に軸支され
たロール本体11によって、加圧チャック82の中に圧
入され、この加圧チャックが内側輪郭94を備えてい
る。
【0079】
【発明の効果】以上に述べたように、本発明によれば工
作物および工具に対して変形操作時の負荷を軽減するこ
とができ、その耐久性を高めることができるようになる
という効果を奏する。
【0080】
【図面の簡単な説明】
【図1】図示のブランクについて本発明の加圧ローリン
グ法の実施に使用される加圧ロール装置の断面図。
【図2】先行技術において使用される3本の加圧ロール
によって加工される円筒形工作物とこの場合に生じる工
作物の変形とを示した断面図。
【図3】本発明により複数の加圧ロールを使用して加工
される円筒形工作物、および工作物のこの際に生じる変
形とを示した断面図。
【図4】本発明の方法によって内側歯列を製造されるブ
ランクの断面図。
【図5】図4に図示したブランクの加工によって製造さ
れた内側歯列を有する工作物の断面図。
【図6】本発明の方法を実施するための加圧ロール装置
(装置)の部分的断面図。
【図7】図6の装置の回転軸線に対して垂直に見た断面
図。
【図8】本発明の方法を実施するための装置の全体構造
の部分的断面図。
【図9】図8で示した装置の工程段階を示した断面図
(図9(a)〜図9(d))
【図10】変形装置、変形工具の他の実施の形態による
構造および配置を示した部分的断面図。
【図11】本発明の方法を実施する装置の他の実施の形
態の断面図。
【図12】図11の装置の回転軸線に対して垂直に見た
断面図。
【図13】本発明の装置のさらに他の実施の形態を示し
た断面図。
【図14】外側輪郭形成のための加圧ロール装置の断面
図。
【図15】ロール本体の半径方向移動を伴なう加圧ロー
ル装置の断面図。
【図16】半径方向移動自在のロール本体によって外側
輪郭を形成するための加圧ロール装置の断面図。
【図17】ブランクの外径を縮小するために本発明の方
法を実施するための装置の断面図。
【図18】中空軸の拡幅のために本発明の方法を実施す
るためのさらに他の実施の形態による装置の断面図。
【図19】フランジ厚さを縮小させまた円筒形取付け物
を付設するために本発明の方法を実施するさらに他の装
置の断面図。
【図20】中空軸の平面および外径の校正のための本発
明の方法を実施するさらに他の装置の断面図。
【図21】中空軸の拡幅用の本発明の方法を実施するさ
らに他の装置の断面図。
【図22】外側歯列の形成用の本発明の方法を実施する
さらに他の装置の断面図。
【符号の説明】
10 変形装置 11 ロール本体 13 ケージ 14 円錐形走路リング 18 ブランク 46 回転軸線 81 外側歯列 82 加圧チャック 82a 環状加圧チャック 85 対抗ホルダー 95 変形装置 98 転動区域 110 第1外側リング 114 円錐形ロール本体 115 回転面 116 変形アーバ 122 第2外側リング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−295093(JP,A) 特開 平10−34271(JP,A) 特開 平8−300090(JP,A) 実公 昭49−37932(JP,Y1) 実公 昭46−19410(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B21D 53/28 B21K 1/30 B21H 5/00 - 5/02

Claims (30)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】1つのブランクが1つの加圧チャックに対
    して締付けられ、また少なくとも1つのロール本体によ
    って包囲され、この際に前記ブランクが前記ロール本体
    に対して回転軸線回りに回転するようにした加圧ローリ
    ング法において、 ブランク(18)が、回転軸線(46)の回りに環状に
    配置され、またそれぞれの一部が1つのケージ(13)
    の中に回転自在に軸支されるとともに、ブランク(1
    8)に面する側と反対側が走行リング(14)に支持さ
    た複数のロール本体(11)によって変形されること
    を特徴とする加圧ローリング法。
  2. 【請求項2】ブランク(18)は変形に際して、前記環
    状に配置されたロール本体(11)に対して、該ブラン
    クの軸方向運動をなすように駆動されるようにしたこと
    を特徴とする請求項1に記載の加圧ローリング法。
  3. 【請求項3】ブランク(18)が円錐形ロール本体(1
    14)によって変形され、これらの円錐形ロール本体は
    ブランク(18)の回転軸線(46)に対して斜方向に
    配置されて円錐形内周面を有する走行リング(14)中
    を転動するようにしたことを特徴とする請求項1または
    請求項2に記載の加圧ローリング法。
  4. 【請求項4】ブランク(18)は、それぞれが回転軸線
    (46)に対して斜方向に配置された複数のロール本体
    (11)によって変形されることを特徴とする請求項1
    乃至請求項3のいずれか1項に記載の加圧ローリング
    法。
  5. 【請求項5】ブランク(18)は、変形装置(10)の
    中に回転軸線に対して垂直な平行2面の中に分布して配
    置された複数のロール本体(11)によって変形される
    ようにしたことを特徴とする請求項1乃至請求項4のい
    ずれか1項に記載の加圧ローリング法。
  6. 【請求項6】1つの変形装置(10)中において種々の
    形状のロール本体(11)が使用されることを特徴とす
    る請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の加圧ロ
    ーリング法。
  7. 【請求項7】第1加工面または第1加工区域中の円錐形
    ロール本体によって1つのブランクの第1工程の変形が
    実施され、また隣接の第2加工面または第2加工区域中
    の円錐形ロール本体(114)によってブランクの第2
    工程の変形が実施されることを特徴とする請求項1乃至
    請求項6のいずれか1項に記載の加圧ローリング法。
  8. 【請求項8】ロール本体(11)の半径方向位置がバネ
    力に対抗して調整されるようにしたことを特徴とする請
    求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載の加圧ローリ
    ング法
  9. 【請求項9】ブランク(18)または加圧チャック(8
    2)とロール本体(11)との間の相対回転方向が交互
    切り換えられるようにしたことを特徴とする請求項1
    乃至請求項8のいずれか1項に記載の加圧ローリング
    法。
  10. 【請求項10】ロール本体(11)とブランク(18)
    との間の相対運動は、ブランク(18)の静止状態にお
    いて、ロール本体(11)の転動する外側リングの回転
    によって、または外側リングの静止状態におけるブラン
    ク(18)の回転によって生じ、または外側リングとブ
    ランク(18)のそれぞれの回転によって生じるように
    したことを特徴とする請求項1乃至請求項9のいずれか
    1項に記載の加圧ローリング法。
  11. 【請求項11】ブランク(18)として回転対称薄板工
    作物が使用され、この工作物がリング状に配置されたロ
    ール本体(11)によって、加圧チャック(82)に対
    して押圧されるようにしたことを特徴とする請求項1乃
    至請求項10のいずれか1項に記載の加圧ローリング
    法。
  12. 【請求項12】ブランク(18)は、外周に輪郭、外側
    歯列(81)を備えた円筒形加圧チャック(82)に対
    して締付けられ、また変形に際して、ロール本体(1
    1)が加圧チャック(82)の回りに状に配置され、
    この際にブランク(18)がロール本体(11)によっ
    て前記外周に対して押圧されて内側輪郭が形成されたこ
    とを特徴とする請求項1乃至請求項11のいずれか1項
    に記載の加圧ローリング法。
  13. 【請求項13】ブランク(18)が中央開口を有しリン
    グ状加圧チャック(82a)に対して軸方向に締付けら
    れ、前記加圧チャック(82a)の環状内側面は輪郭、
    特に1つの内側歯列(94)を備え、また変形のために
    ブランク(18)の中央開口の中において変形アーバ
    (116)が軸方向に配置され、この変形アーバ(11
    6)に対してロール本体(11)が状に配設され、こ
    の際にブランク(18)がロール本体によって加圧チャ
    ック(82a)の環状内側面に対して締付けられて外側
    輪郭が形成されることを特徴とする請求項1乃至請求項
    11のいずれか1項に記載の加圧ローリング法。
  14. 【請求項14】変形に際して、ロール本体(11)がケ
    ージ(13)の中において少なくとも一半径方向に移動
    されることを特徴とする請求項1乃至請求項13のいず
    れか1項に記載の加圧ローリング法。
  15. 【請求項15】ブランク(18)の変形後に得られた工
    作物に対して、外側歯列の形成のため内側歯列輪郭を有
    する引き抜きリングを引き抜くようにしたことを特徴と
    する請求項1乃至請求項12または14のいずれか1項
    に記載の加圧ローリング法。
  16. 【請求項16】ロール本体(11)がブランク(18)
    の外側面に接触してこのブランク(18)の外径を縮小
    させるようにしたことを特徴とする請求項1乃至請求項
    15のいずれか1項に記載の加圧ローリング法。
  17. 【請求項17】中央開口を有するブランク(18)が使
    用され、また変形のために前記ブランク(18)の中央
    開口の中に変形アーバ(116)が軸方向に配置され、
    前記変形アーバに対してロール本体(11)が環状に付
    設され、これらのロール本体(11)がブランク(1
    8)の内側面に接触するようにしたことを特徴とする請
    求項1乃至請求項16のいずれか1項に記載の加圧ロー
    リング法。
  18. 【請求項18】ブランク(18)の肉厚を縮小させるた
    め、ブランク(18)の外側面と接触するロール本体
    (11)によってブランク(18)を変形させ、これら
    のロール本体(11)は第1水平面中の第1外側リング
    (110)および第2水平面中の第2外側リング(12
    2)の中に分布して配置され、この際に前記第1および
    第2水平面は回転軸線(46)に対して垂直に配置され
    たことを特徴とする請求項17に記載の加圧ローリング
    法。
  19. 【請求項19】ブランク(18)の変形が軸方向に生じ
    るようにしたことを特徴とする請求項1乃至18のいず
    れか1項に記載の加圧ローリング法。
  20. 【請求項20】少なくとも1つのロール本体(11)を
    有する変形装置(95)を有し、該変形装置(95)に
    対してブランク(18)を保持する軸方向に移動自在の
    加圧チャック(82)と、前記変形装置(95)に対し
    てブランク(18)の回転を生じる駆動手段とをもっ
    て、ブランク(18)の加圧変形を行う加圧ロール装置
    において、 前記変形装置(95)が1つのケージ(13)を備え、
    このケージの中に複数のロール本体(11)が回転軸線
    (46)回りに環状に配置され軸支された状態で、それ
    ぞれ回転自在にブランク(18)に面する側と反対側が
    走行リング(14)に支持されたことを特徴とする加圧
    ロール装置。
  21. 【請求項21】前記ロール本体(11)が変形ロールと
    して円筒形または円錐形に形成されまたそれぞれロール
    本体軸線(9)回りに回転自在に軸支され、また前記ロ
    ール本体軸線(9)が回転軸線(46)に対して角度1
    ゜乃至60゜の鋭角範囲内に配置されたことを特徴とす
    る請求項20記載の加圧ロール装置。
  22. 【請求項22】変形装置(95)が走行リング(14)
    を有し、この走行リング(14)上の転動区域(98)
    にロール本体(11)が支持されてブランクの変形に際
    して転動することを特徴とする請求項20または21に
    記載の加圧ロール装置。
  23. 【請求項23】前記走行リング(14)の転動区域(9
    8)は円錐形であり、また前記ロール本体(11)がケ
    ージ(13)の中に半径方向移動自在に軸支され、また
    ロール本体(11)の半径方向移動のため、前記走行リ
    ング(14)が軸方向に移動自在に配置されたことを特
    徴とする請求項22に記載の加圧ロール装置。
  24. 【請求項24】環状に形成された変形装置(95)の内
    側面から、ロール本体(11)の一部が突出したことを
    特徴とする請求項20乃至請求項23のいずれか1項に
    記載の加圧ロール装置。
  25. 【請求項25】変形装置(95)が円筒形または円錐形
    変形アーバとして形成され、このアーバの外側面からロ
    ール本体(11)の一部が突出したことを特徴とする請
    求項20乃至請求項23のいずれか1項に記載の加圧ロ
    ール装置。
  26. 【請求項26】加圧チャック(82,82a)が円筒形
    または環状に構成されたことを特徴とする請求項20乃
    至請求項25のいずれか1項に記載の加圧ロール装置。
  27. 【請求項27】ロール本体(11)がその回転自在軸支
    のため、ケージ(13)中の袋状の凹部の中に係合され
    たことを特徴とする請求項20乃至請求項26のいずれ
    か1項に記載の加圧ロール装置。
  28. 【請求項28】ロール本体(11)が外側輪郭を備える
    ことを特徴とする請求項20乃至請求項27のいずれか
    1項に記載の加圧ロール装置。
  29. 【請求項29】ブランク(18)の正面に接触するため
    の対抗ホルダー(85)が加圧チャック(82)に対し
    て付設され、また前記対抗ホルダー(85)がブランク
    (18)の方に弾発されていることを特徴とする請求項
    20乃至請求項28のいずれか1項に記載の加圧ロール
    装置。
  30. 【請求項30】前記変形アーバ(116)のロール本体
    (114)は、ブランク(18)とロール本体(11
    4)との間の接触面(115)が回転軸線に対して垂直
    となるような角度で回転軸線(46)に対して配置され
    たことを特徴とする請求項20乃至請求項29のいずれ
    か1項に記載の加圧ロール装置。
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