JP3201544U - 足指・踵荷重起立台 - Google Patents

Abstract

【課題】土踏まず部分がブリッジ状になり足底筋に張力を生じ等尺性収縮の筋力強化ができると同時に、下肢全体の筋の筋力強化も併せて行える足指・踵荷重起立台を提供する。【解決手段】基盤１上に足指荷重台２と踵荷重台３を設け、足指荷重台は５本の足指の並びに合うように取り外し可能型にし、足指荷重台と踵荷重台に足指と踵を乗せて荷重することで、土踏まず部分がブリッジ状になり足底筋に張力を生じ等尺性収縮の筋力強化ができる。同時に下肢全体の筋（大腿四頭筋や大腿二頭筋など）の筋力強化も併せて行える。【選択図】図１

Description

本考案は、基盤上に設置した足指荷重台と踵荷重台に足指と踵に荷重することで、土踏まず部分がブリッジ状になり足底筋に張力を生じ等尺性収縮の筋力強化ができることと、同時に下肢全体の筋（大腿四頭筋や大腿二頭筋などのこと）の筋力強化も併せて行えるように工夫した足指・踵荷重起立台に関するものである。
さらに、関節を動かさない等尺性収縮で、痛みの少ない効率的筋力強化ができる足指・踵荷重起立台に関するものである。
等尺性収縮とは、筋肉の長さを変えず、関節の動きも起さないで行う筋収縮の意味である。

従来、起立姿勢で平坦な床や板の上で下肢の各関節を他動的、または、自動的に屈伸させるスクワットの様な運動方法やそれを行う運動器具があった。
また、医療機器やリハビリテーション関連機器としてコンピューター内臓のものが存在した。
このような機器は、使用操作が煩雑で、また、高額な機器が多く、さらに、機器が大きく設置には広い場所を必要とした。
特定の研究機関や大学病院などに設置されているのみで、一般病院や学校などではほとんど設置されていない。

これは、次のような欠点があった。
（イ）従来、スポーツや医療の分野で用いられているこれに類するものは、下肢各関節を他動運動、または、自動運動で屈伸させるような運動器具で足底面の筋力や張力を発生させない方法での筋力強化方法で運動効率が極めで低かった。
足底面全体で平坦な床面上に荷重するため、足底筋に張力が発生せず足底筋の筋力強化とはならなかった。
そのため運動効果が低く、時間効率も低かった。
さらに、関節痛や老化などが原因で膝関節や足関節などの関節を大きく動かすことのできない人のために、関節を動かさないで足底筋を含めた下肢筋全体の筋力強化運動が可能な足指・踵荷重起立台である。
今回、考案した足指・踵荷重起立台は、これらの非効率、低時間効率、有痛性の下肢運動を極めて簡易な運動訓練器で改善可能とした。
（ロ）従来、これらの起立台は、床や平坦な基盤に起立する仕様のものだけであった。
今回、考案した足指・踵荷重起立台は、この問題を解決するために座位でも使用可能とした。
さらに、練習用自転車のペダルに取り付けることも可能とした。
このことで、自転車での使用でも、自転車以外の使用でも（座位姿勢や仰向けでも）使用可能とした。
このことは、健常者のみならず、病気などで起き上がりが不可能な人、座位保持が不可能な人、痛みで関節を大きく動かせない人などにも足底筋を含めた下肢全体の効率的な筋力強化訓練を可能とした。
これらのペダルの製作は、自転車などの専門メーカー以外は不可能と一般的に考えられていた。
これらの事実を解決し、ペダルの製作を簡易なものとし、また、安価とした。
製作用の材料は、木や合成樹脂など加工し易い物を適宜採用できる。
本考案は、これらの欠点を除くためになされたものである。
人の下肢の筋肉の強化練習をするには、高価な測定機器を所有しなければならず、また、コンピューター内臓の運動機器が多いため操作に要する設定や方法が煩雑であった。
さらに運動機器が大きく設置や扱いに困難な場合があった。
本考案は、これらの課題を解消するためになされたものである。

基盤（１）上に足指荷重台（２）と踵荷重台（３）を設け、
足指荷重台（２）は５本の足指の並びに合うように取り外し可能型にし、
基盤（１）上に設置した足指荷重台（２）と踵荷重台（３）に足指と踵に荷重することで、土踏まず部分がブリッジ状になり足底筋に張力を生じ等尺性収縮の筋力強化ができることと、同時に下肢全体の筋（大腿四頭筋や大腿二頭筋などのこと）の筋力強化も併せて行えるように工夫したことが特徴の足指・踵荷重起立台。

廉価で、また、携帯可能である上に異なる肢位や体位の場面に応じることができる。
下肢に変形性関節症等の疾患を持つ患者にも座位での踏込運動で適応できる。
さらに寝たきり状態の患者にも仰臥位のまま足指・踵荷重起立台を横に立てて設置することで使用可能である。

本考案の斜視図である。 本考案の上面図である。 本考案の他の実施例を示した斜視図である。

基盤（１）に足指荷重台（２）と踵荷重台（３）を設ける。
足指荷重台（２）は足指の並びに合うように取り外し可能型にする。
足指荷重台は足指の形状に適合させる。
また、基盤の底面が滑らない様に基盤の裏面には滑り止めラバーを全面に貼る。
以上のように構成された足指・踵荷重起立台である。
本考案を使用するときには、両側の５本の足指と踵をそれぞれ左右の足指荷重台（２）と踵荷重台（３）の上において起立する。
５本の足指はアーチの形状を呈している場合が多いので、足指荷重台（２）は適宜形状を変形して使用する。
足指荷重台（２）と踵荷重台（３）の表面に、取り外し可能な皮膚表面刺激としての凹凸シールや皮膚刺激シールを貼付することもある。
凹凸シールや皮膚刺激シールを貼付することで足指と踵への皮膚刺激とし、それを刺激として足底筋の収縮を促進できる。

１ 基盤
２ 足指荷重台
３ 踵荷重台
４ 皮膚刺激シール

本考案の斜視図である。 本考案の他の実施例の斜視図である。

Claims (2)

1. 基盤（１）上に足指荷重台（２）と踵荷重台（３）を設け、足指荷重台（２）は５本の足指の並びに合うように取り外し可能型にし、基盤（１）上に設置した足指荷重台（２）と踵荷重台（３）に足指と踵に荷重することで、土踏まず部分がブリッジ状になり足底筋に張力を生じ等尺性収縮の筋力強化ができることと、同時に下肢全体の筋（大腿四頭筋や大腿二頭筋などのこと）の筋力強化も併せて行えるように工夫したことが特徴の足指・踵荷重起立台。
2. 足指荷重台（２）と踵荷重台（３）の表面には取り外し可能な皮膚表面刺激としての凹凸シールや皮膚刺激シール（４）を貼付し、浮き指状態等の足指と踵への皮膚刺激ができる請求項１記載の足指・踵荷重起立台。

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