JP3201027B2 - 投影露光装置及び方法 - Google Patents

投影露光装置及び方法

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JP3201027B2 JP34231692A JP34231692A JP3201027B2 JP 3201027 B2 JP3201027 B2 JP 3201027B2 JP 34231692 A JP34231692 A JP 34231692A JP 34231692 A JP34231692 A JP 34231692A JP 3201027 B2 JP3201027 B2 JP 3201027B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体集積回路、液晶
表示素子等の微細パターンの露光転写に使用される投影
露光装置に関し、特に転写すべきパターンの形成された
マスク(レチクル)の照明方法に工夫を施した露光装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】年々微細化が進むリソグラフィ工程にお
いては、現在、64MD−RAM製造用の実用的な投影
露光装置の導入が必須となっている。このような微細な
パターンの投影露光転写を十分な精度で達成するため
に、従来より様々の工夫が提案されている。そのうち、
特に転写すべきパターンがライン・アンド・スペース
(以下L&Sとする)のように、ある方向に周期性をも
つときに、従来よりも格段に解像力と焦点深度とを拡大
させる手法として、特開平4−108612号公報、特
開平4−225514号公報等のような超解像技術が提
案された。
【0003】この超解像技術は、投影露光すべきL&S
パターンが形成されたマスク基板(レチクル)への照明
光の配向特性だけを特殊なものにすることで、従来の照
明方法では解像しなかった微細なパターンを十分な焦点
深度をもって解像させるものである。その照明光の配向
特性は照明光学系内のレチクルに対するフーリエ変換面
内での照明光束の分布、すなわち2次光源像の分布を、
レチクルのL&Sのパターンの微細度(ピッチ等)に対
応して制御することによって作られる。
【0004】図1は、上記公報に開示された技術を適用
した照明光学系の模式的な構成を示す斜視図である。こ
こでは照明光源として水銀ランプ1を用い、この水銀ラ
ンプ1の発光点を楕円鏡2の第1焦点に配置する。楕円
鏡2で反射した照明光ILaは第2焦点3で一度収れん
した後、不図示のミラーで反射されてコリメータレンズ
系4に入射する。一般に図1のように楕円鏡2と水銀ラ
ンプ1とを組み合わせると、照明光ILaの断面は輪帯
状(ドーナツ状)の強度分布をもつ。この輪帯状の断面
の照明光ILaはコリメータレンズ系4でほぼ平行光束
に変換されて、照明系内のフーリエ変換面に配置された
遮光板8に達する。遮光板8上には光軸AXから等距離
の位置に4つの開口が設けられ、この開口の夫々にはフ
ライアイレンズ7A、7B、7C、7Dが設けられる。
これらフライアイレンズ7A〜7Dの夫々の入射面は、
いずれも輪帯状断面の照明光束ILa内に位置する。ま
た、フライアイレンズ7A〜7Dの夫々の射出側には、
そのフライアイレンズ内のエレメントレンズの数分だ
け、水銀ランプ1の点光源像が形成される。従って、フ
ライアイレンズ7A〜7Dの各射出面には2次光源像
(面光源)が形成される。
【0005】各フライアイレンズ7A〜7Dの夫々から
の照明光は、コンデンサーレンズ等を含む逆フーリエ変
換光学系11(以後便宜的にコンデンサーレンズと呼
ぶ)によって、レチクルRのパターン形成領域PA上に
一様に重畳して照射される。レチクルRのパターン領域
PAの中心に光軸AXが通るように、レチクルRを配置
し、その中心を座標系XYの原点としたとき、L&S状
のレチクルパターンは、多くの場合、X方向にピッチを
もつL&Sパターン(縦パターン)PvとY方向にピッ
チをもつL&Sパターン(横パターン)Phとに分けら
れる。すなわち、パターン領域PA内にはX方向とY方
向との2方向について周期性をもつパターン群が集合し
て形成される。
【0006】L&SパターンPv、PhのX、Y方向の
ピッチのうち、最小のものに対して照明条件を最適化す
るものとすると、フライアイレンズ7A〜7Dの夫々の
光軸AXからの偏心量yα、xβは、そのL&Sパター
ンの最小ピッチと一義的な関係で決められる。例えばL
&SパターンPhのY方向の最小ピッチをGy(μ
m)、照明光ILaの波長をλ(μm)、コンデンサー
レンズ11からレチクルRまでの距離、すなわち焦点距
離をf(mm)とし、L&SパターンPhから発生する
1次回折光の回折角(0次光からの角度)を2θy(r
ad)としたとき、着目する1つのフライアイレンズの
Y方向の偏心量yαは、sin2θy=λ/Gy、yα=f
・sin θyがほぼ同時に満たされるように決められる。
【0007】さらに、L&SパターンPvのX方向の最
小ピッチをGx(μm)とし、L&SパターンPvから
発生する1次回折光の回折角を2θx(rad)とした
とき、着目する1つのフライアイレンズのX方向の偏心
量xβは、sin2θx=λ/Gx、xβ=fsin θxがほ
ぼ同時に満足するように決められる。以上のように、従
来の特殊照明法(変形光源)では、レチクルR上のL&
Sパターンのうち、X方向にピッチを有するパターンP
vの超解像投影には、フーリエ変換面上でX方向に対称
的に偏心した2次光源像のペア(フライアイレンズ7A
と7D、またはフライアイレンズ7Bと7C)からの傾
斜照明光が寄与し、Y方向にピッチを有するパターンP
hの超解像投影には、フーリエ変換面上でY方向に対称
的に偏心した2次光源像のペア(フライアイレンズ7A
と7B、またはフライアイレンズ7Cと7D)からの傾
斜照明光が寄与する。
【0008】尚、図1において第2焦点3には露光の開
始と中断とを制御するロータリーシャッター等が配置さ
れ、第2焦点3はフライアイレンズ7A〜7Dの夫々の
射出面側に形成される2次光源像と共役であり、フライ
アイレンズ7A〜7Dの夫々の入射面はレチクルRのパ
ターン面と共役になっている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記の如き従来技術に
おいては、転写すべき回路原版(レチクル)の特定の方
向、例えば直交する2方向の周期パターンについてのみ
解像度や焦点深度を改善する効果がある。ところが、他
の方向、特に上記の直交する2方向の夫々に対して45
°回転した方向に周期性をもつパターンについては、通
常の照明法を適用した露光装置よりも解像度や焦点深度
が低下するという問題があった。
【0010】本発明は、このような問題に鑑みて成され
たものであり、レチクル上の、特にレチクル外形と平行
な縦横方向の夫々に周期性を有する2方向パターンの解
像度と焦点深度を大幅に向上させつつ、これらとは方向
の異なる斜め(例えば45°回転)パターンについて
も、通常の装置より高解像かつ大焦点深度が得られる投
影露光装置の提供を目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明においては、投影
露光装置のマスク照明用の照明光学系内のフーリエ変換
面に形成される光源像(面光源)の2次元的な形状を、
従来の形状に加えて若干変形するようにした。具体的に
は、図2に示すように、ほぼ円形の領域C1内に包含さ
れる面光源(ここではフライアイレンズ7の射出面)の
うち、原点から所定半径の円C2よりも外側の輪帯部分
は全く遮光しないようにする。そして、円C2の内側に
原点からX、Y方向の夫々に延びた十字状遮光部8Aを
設け、X、Y座標軸で規定された4つの象限の夫々に、
互いに分離した透過部(光源面)を形成するようにし
た。その4つの象限の透過部は従来と同様にX、Y方向
の夫々にピッチを有する周期性パターンの超解像に寄与
する。
【0012】従来においては十字状遮光部8Aの4つの
先端部が全て面光源の半径(ほぼ円C1の半径)以上に
延設されていたが、本発明では十字状遮光部8の4つの
先端部を面光源の半径よりも小さくし、それら4つの先
端部の外側にも、面積的に小さな面光源が存在するよう
にした。尚、この図2中の直交座標系XYの設定は、図
1のものと全く同じであり、座標系XYの原点は照明光
学系、あるいは投影光学系の光軸AXと一致している。
また、図2においてEPは、2次元光源像(面光源)と
してのフライアイレンズ7の射出面内で見た投影光学系
の瞳面を表す。
【0013】一般にこの種の投影露光装置では、投影光
学系の瞳面(フーリエ変換面)内に面光源像(フライア
イレンズ7の射出面の像)が形成されるようになってい
る。そして照明光学系内のフーリエ変換面上で見た投影
光学系の瞳EPの半径r0 と、面光源の半径rとの比r
/r0 のことはσ値と呼ばれる。そこで、図2において
円C1の半径をσ値で0.7〜0.8程度、円C2の半
径r’を0.64r0=0.64r/σ程度にしておく
と、X、Y方向の夫々に対して45°だけ回転した方向
にピッチを有する0.4〜0.45μmの線幅の周期パ
ターンに対しても超解像の効果が十分に得られるように
なる。尚、図2に示した円C1、C2の設定条件や十字
状遮光部8Aの寸法条件については、以後の実施例にお
いて詳細に例示する。
【0014】
【作用】本発明においては、いわゆる変形光源の光源形
状として、レチクル上の縦横パターンに最適化された部
分を多く含みながら、かつ、斜めパターンについても最
適な部分(図2の十字状遮光部8Aの先端の外側)も、
わずかに含ませるようにした。このため、従来の変形光
源ではむしろ通常照明より悪化してしまっていた斜めパ
ターンの解像度及び焦点深度も、通常照明に比べて改善
することができる。また、縦横パターンに最適化された
光源部の面積(光量)と、斜めパターンに最適化された
光源部の面積(光量)のバランスも最適化されているた
めに、縦横パターンの投影時の解像度や焦点深度の改善
も従来の変形光源形状の場合とほぼ同程度に実現でき
る。尚、図2のように十字状遮光部8Aの外側に輪帯状
の面光源部(半径r’〜r)を設けた場合、斜めパター
ンの周期性の方向はX、Y方向の夫々に対して必ずしも
45°(又は135°)でなくても、本発明の効果が得
られる。
【0015】
【実施例】図3は本発明の実施例による投影露光装置の
全体的な概略構成を示す図である。そして、図3中の部
材で、図1中のものと同じ機能のものには同一の符号を
付してある。水銀ランプ1からの照明光ILaは楕円鏡
2で第2焦点3に収れんされたのち、コリメータレンズ
系4、ミラー5、インプット側フィールドレンズ6を介
してフライアイレンズ7に入射する。第2焦点3の位置
には一方向に回転するロータリーシャッター19Aが配
置され、シャッター19Aは駆動ユニット(モータ、駆
動回路等)19Bによって制御される。また、照明光I
Laはフライアイレンズ7に入射する際、図1の場合と
同様に輪帯状の強度分布をもつが、それはフライアイレ
ンズ7の射出側に設ける遮光板(絞り)8の形状が、図
2のような変形光源を作るものの場合に適している。し
かしながら、遮光板8を従来と同様の円形開口絞りをも
つ遮光板9に切り換えて通常照明を行う場合、照明光I
Laの輪帯状の強度分布はあまり好ましくない。特にレ
チクルRが位相シフト法を適用したものの場合、レチク
ルRへの照明光の開口数は比較的小さな値(σ値で0.
2〜0.4程度)に絞られる。その場合、フライアイレ
ンズ7の中央部分のエレメントレンズからの照明光、す
なわち照明光ILaの輪帯状の強度分布の中央部の光の
みがレチクル照明に利用されることになり、照度低下を
招くことになる。
【0016】そこで通常照明に切り替えるときは、例え
ば USP. 4,637,691 等に開示されているようなプリズム
30を、コリメータレンズ4とフィールドレンズ6との
間に交換可能に配置し、照明光ILaの輪帯状の強度分
布を円形状の分布に整形するとよい。さて、フライアイ
レンズ7の射出側には、図2のような変形光源用の遮光
板8や通常光源用の遮光板9を交換可能に保持するタ−
レット10が設けられる。タ−レット10は駆動ユニッ
ト10Aによって、所定角度毎に回転させられる。図3
では遮光板8がフライアイレンズ7の射出側に位置決め
されている。こうして遮光板8の透過部を通った照明光
ILbはアウトプット側フィールドレンズ13、ミラー
12を介してコンデンサーレンズ11に入射する。フラ
イアイレンズ7中の選ばれた複数のエレメントレンズの
夫々の点光源からの光は、コンデンサーレンズ11によ
って全てレチクルRのパターン領域上で重畳して一様に
照射される。図3中に示した照明光ILaは、選ばれた
1つのエレメントレンズの点光源からの光を代表して表
したものである。
【0017】ここで、遮光板8の遮光部形状とフライア
イレンズ7のエレメントレンズ配置との関係は、図2に
示したものと同じであり、現実的には図2中の円C1の
外側も遮光部とし、十字状遮光部8Aも含めて石英板等
の透過板の上に金属層等を蒸着して作る。また、フライ
アイレンズ7の射出面(もしくは遮光板8の面)は、レ
チクルRのパターン面に対して光学的なフーリエ変換の
関係になっている。従ってフライアイレンズ7の1つの
エレメントレンズで作られた点光源からの光は、コンデ
ンサーレンズ11によって入射角θの平行光束となって
レチクルRを傾斜照明する。このとき、1つの点光源の
フーリエ変換面上での偏心量(光軸AXからの距離)
は、入射角θの正弦(sin θ)と比例関係にある。この
入射角θは、レチクルR上の周期的なパターンのピッチ
に応じて適量値が存在する。X、Y方向の夫々に周期的
なパターンに対する偏心量yα、xβの決定方法につい
ては、先の特開平4−225514号公報等に開示され
ているので、ここではその説明を省略する。
【0018】照明光ILbの照射によって、レチクルR
上の特定ピッチの周期パターンから発生した各回折光の
うち、0次回折光D0 と1つの1次回折光D1 とは、両
側テレセントリックな投影光学系PLの瞳EP内で対称
的に分布した後、ウェハWに達する。従ってレチクルR
上の特定ピッチの周期パターンは、1つの1次回折光D
1 と0次回折光D0 との干渉によって作られる明暗像と
してウェハW上に結像される。ウェハWの表面にはレジ
スト層が塗布されているので、シャッター19Aの開時
間を制御して、そのレジストに見合った最適露光光量を
与えると、レチクルRの周期パターンの縮小像がレジス
ト層に形成される。
【0019】そのウェハWは、光軸AXと垂直な面内で
2次元移動するステージWST上に載置され、ステージ
WSTはレーザー干渉計18Aによる座標位置の計測結
果に基づいて、モータ等の駆動ユニット18Bにより駆
動される。制御ユニット20は、そのウェハステージW
ST、シャッター用駆動ユニット19B、タ−レット用
駆動ユニット10Aを統括的に制御する。特にタ−レッ
ト用駆動ユニット10Aに対しては、レチクルRの登録
名による自動制御、またはオペレータからの指示による
手動制御が可能となっている。
【0020】図4は第1の実施例による遮光板8の具体
的な形状を示す平面図であり、図5は図4中の座標系X
Yと同一の座標系で見たときのレチクルR上の周期パタ
ーン配置を模式的に示したものである。図5に示したよ
うに、レチクルR上にはレチクルの外形各辺の方向X、
Yと平行な周期的な縦パターンPv(ピッチはX方向)
と横パターンPh(ピッチはY方向)とが多く存在し、
それらにくらべて割合としては少ないが、X、Y方向の
夫々に対して45°(又は、135°)回転した周期的
な斜めパターンTa、Tbも存在する。このようなパタ
ーンの構成は、本実施例に限らず、半導体デバイス用の
回路原版としてのレチクルでは普通のことであり、縦パ
ターンPv、横パターンPhの割合は多く、斜めパター
ンTa、Tbの割合は少ないのが一般的である。
【0021】これらのパターンを有するレチクルRに対
して、図4に示した遮光板8を適用した照明光学系から
の照明光を照射すると、幅2a、長さ2bの十字状遮光
部8Aによって区画された4つの扇状透明部81a、8
1b、81c、81dの夫々を面光源として、レチクル
R上の縦パターンPvと横パターンPhとの投影時の解
像度や焦点深度が従来と同様に向上する。ここで、遮光
板8は最外周に外径値r0 、内径rの輪帯遮光部8Bを
有し、原点(光軸AXの通る点)から十字状遮光部8A
の先端までの長さbは、r>bの関係に設定されてい
る。尚、輪帯遮光部8Bの内径エッジが図2中の円C1
に相当し、輪帯遮光部8Bの外径値r0 が投影光学系P
Lの瞳EPの実効的な最大径(すなわち最大開口数N.
A.)に対応するものとすると、輪帯遮光部8Bの内径値
rと外径値r0 との比r/r0 は、コヒーレンスファク
ターのσ値に他ならない。
【0022】さらに、図4の遮光板8において、十字状
遮光部8AのX、Y方向の各先端部には、斜めパターン
Ta、Tbの結像に有効な透明部81e、81f、81
g、81hが形成されている。従来のこの種の照明方法
では、その4つの透明部81e、81f、81g、81
hは全て遮光部とされていた。この4つの透明部81e
〜81hの夫々に光源像(面光源)を作ると、縦パター
ンPvや横パターンPhの投影時の解像度や焦点深度を
多少劣化させる副作用がある。しかしながら、縦パター
ンPv、横パターンPhに対して有効な扇状透明部81
a〜81dの個々の面積(あるいは光量)に比べて、4
つの透明部81e〜81hの個々の面積(あるいは光
量)は十分に小さいため、縦パターンPvや横パターン
Phについての投影性能を大きく損なうものとはならな
い。
【0023】ここで遮光板8の各値r(σ)、a、bの
関係は、 0.1r/σ≦a≦ 0.4r/σ、 0.4r/σ≦b
≦ 0.8r/σ程度に定められる。値aが 0.1r/σ(す
なわち 0.1r0 )よりも小さくなると、変形光源として
の効果が消失し、通常照明(光軸AXを中心とする単な
る円形又は多角形面光源)と何ら変わらなくなる。さら
に、値aが 0.4r/σ(すなわち 0.4r0 )よりも大き
くなると、4つの扇状透明部81a〜81dの夫々の面
積上の重心点が、遮光板8の原点から大きく離れた所に
出来るため、レチクルR上のパターンPv、Phのうち
ピッチがより微細になったものに対しては照明光の傾斜
角の最適化がはかられるが、それよりもピッチが粗くな
ったパターンに対しては最適化がはかられず、焦点深度
の拡大効果が得られにくくなる。
【0024】また値bについても、 0.4r/σより小さ
いと縦パターンPv、横パターンPhの解像に不適当な
面光源、すなわち透明部81e〜81hの面積が増大す
るため、縦横パターンPv、Phの投影時の焦点深度が
著しく減少してくることになる。逆に値bが 0.8r/σ
より大きくなると、斜めパターンTa、Tbの投影時の
解像度や焦点深度の改善効果が薄らいでしまう。
【0025】また図4に示した遮光板8の形状では、わ
ずかながらも斜めパターンTa、Tbの結像に有効な面
光源部を含んでおり、かつ中央の十字状遮光部8Aの大
部分は縦パターンPv、横パターンPhのみでなく、斜
めパターンTa、Tbに対しても不適当な面光源部をも
遮光している。このため斜めパターンTa、Tbの結像
においても、従来の通常照明(光軸AXを中心とする単
なる円形又は多角形面光源)よりは格段に高い解像度や
焦点深度を得ることができる。
【0026】さて、図6は遮光板8の第2実施例による
形状を示し、図4の遮光板8の構成と同じ部分には同一
の符号を付けてある。本実施例は基本的には図4の遮光
板と同じであるが、中央の十字状遮光部8A’の中心に
半径rc (rc >a)の円形遮光部を設けた点が異な
る。このように面光源の中心部を円形遮光部で遮へいす
ると、縦パターンPv、横パターンPhの結像に関して
特に有効な光源部、すなわち4つの扇状透明部81a〜
81dの夫々の面積が図4の場合よりも少なくなり、相
対的に斜めパターンTa、Tbの結像に関して有効な光
源部、すなわち4つの透明部81e〜81hの夫々の面
積の割合が増大する。この為、斜めパターンTa、Tb
の結像時の解像度や焦点深度を図4の場合よりもさらに
改善することができる。
【0027】また図6の遮光板8によって新たに遮光さ
れる部分は、比較的に光軸AXに近い位置であり、やや
粗め(例えばウェハ上での線幅が0.5μm以上)のピ
ッチの縦パターンPv、横パターンPhの結像時に焦点
深度を改善する効果はあるものの、より微細なピッチの
縦、横パターンPv、Phに対しては解像度や焦点深度
を改善する効果があまりない。そのため、投影露光すべ
きレチクルR上のL&Sパターンが、比較的微細なピッ
チのものに限られていて、かつ同程度のピッチの斜めパ
ターンも、少ないながらも適度の割合で含まれている場
合、図6の遮光板8を用いた縦、横パターンPv、Ph
の総合的な結像性能は、図4の遮光板8を用いたときと
比べて特に劣化することはない。
【0028】ここで図6の遮光板8の中央の円形遮光部
の半径r2は、 0.3r/σ≦r2≦0.4r/σ程度に定
められ、厳密にはa<r2<bの条件も加味される。こ
こで半径r2の値が小さくなって結局、a≧r2となる
と、図4の遮光板8の形状と何ら変わらなくなってしま
うため、斜めパターンTa、Tbの結像時の焦点深度拡
大作用はやや減少することになる。逆に半径r2の値を
大きくしていくと、その面光源形状は輪帯に近づくた
め、縦、横パターンPv、Phの結像時の焦点深度拡大
作用が減少してしまう。
【0029】図7は遮光板8の第3実施例による形状を
示し、基本的には図4の遮光板8の形状と同じである
が、外周の輪帯状遮光部8Bの内側で、4つの扇状透過
部81a〜81dの夫々の一部に90°のコーナをもつ
微少遮光部8C、8Dを設けた点が異なる。これら微少
遮光部8C、8DはX軸、Y軸の夫々と平行なエッジを
有し、X軸からY方向に距離dyだけ離れており、Y軸
と平行エッジはY軸からX方向に距離dxだけ離れてい
る。その微少遮光部8C、8Dは扇状遮光部81a〜8
1dの夫々の中で、X軸、Y軸の夫々から最も遠い部分
に設けられており、この遮光部8C、8Dの部分からの
照明光束は縦パターンPv、横パターンPhとして最も
ピッチが小さいもの、あるいは微細なピッチの斜めパタ
ーンに対して最適化された配向特性を持つ。このため、
そのように最もピッチが小さい縦、横パターン、あるい
は微細な斜めパターンの結像時に、焦点深度拡大作用が
得られる。ところが遮光部8C、8Dの部分から照明光
束は、中程度(例えば0.4〜0.5μmの線幅)の微
細度のL&Sパターンの結像時に、むしろ焦点深度を減
少させる方向に作用してしまう。
【0030】従って図7の遮光板8は、ここでの変形光
源方式によって理論上結像可能な最小ピッチ程度に微細
な縦横パターンは含まないが、それよりも粗い中程度の
微細度のL&Sパターンを含むレチクルRを投影露光す
るのに適していると言える。尚、図7から明らかなよう
に、微少遮光部8C、8Dのエッジの距離dx、dy
は、ここではdx<r、dy<rに定められ、レチクル
上の縦パターン、横パターン、斜めパターンの各ピッチ
がほぼ同程度であれば、さらにdx=dyに定められ
る。そして図7の遮光板8内の扇状透明部81a〜81
dの夫々の面積的な重心点(光量重心点)の位置は、微
少遮光部8C、8Dが存在しないときの重心点位置とそ
れ程変化していない。また微少遮光部8C、8Dの各エ
ッジのX、Y軸からの距離dx、dyを小さくしていく
と、各扇状透明部81a〜81dは矩形(又は正方形)
に近づいていく。
【0031】図8は、微少遮光部8C、8Dの各エッジ
のX、Y軸からの距離dx、dyを比較的小さくすると
ともに、十字状遮光部8A、輪帯状遮光部8B、微少遮
光部8C、8Dの夫々のエッジをフライアイレンズ7の
エレメントレンズの断面形状(ここでは正方形とする)
に合わせた場合の遮光板8の形状を示す。尚、先の図
4、図6、7の各遮光板の場合も遮光部エッジはエレメ
ントレンズの断面形状に合わせるのが好ましい。図8に
おいて、斜めパターンTa、Tbの結像時に有効な光源
部分を形成する4つの透明部81e〜81h夫々には、
2個のエレメントレンズがX軸、Y軸をはさんで位置す
る。また、十字状遮光部8Aの幅の半値aはエレメント
レンズの1個分の寸法に定められ、長さbは5個分の寸
法に定められている。そして扇状透明部81a〜81d
の夫々には、4×4個のエレメントレンズの集合から最
外角の1個のエレメントレンズを取り除いたものが位置
する。尚、微少遮光部8C、8Dに相当する部分は、そ
れぞれ2個のエレメントレンズを遮へいしている。ま
た、この図の遮光板8の場合、4つの扇状透明部81a
〜81dと透明部81e〜81hとは、今までの各実施
例のようにつながっておらず、互いに独立したものとな
っている。さらに4つの扇状透明部81a〜81dの夫
々の最内角(最も原点に近い隅)に位置する1個のエレ
メントレンズを遮へいするように、すなわち中心部に4
×4個のエレメントレンズの集合体の大きさと同じ正方
形(又は矩形)の遮光部を付加してもよい。このような
正方形の遮光部の付加によって、先の図6に示した第2
の実施例の遮光板8と同様の作用、効果を得ることがで
きる。この場合、中心の四角形遮光部の各辺のエッジの
X軸、Y軸からの距離は、図6の円形遮光部の半径Cと
同程度の範囲に定められる。
【0032】さらに図8中に示した扇状透明部81a〜
81dの夫々に位置するフライアイレンズ7のエレメン
トレンズ群は、全てX軸、及びY軸に対して対称な配置
になっている。このような対称配置を採ることによっ
て、レチクル上のL&Sパターンの投影像のテレセン誤
差(ベストフォーカス面からウェハ面がわずかにずれた
ときの像の横ずれ)が皆無となる。
【0033】ここで図9を参照して、図4、図6〜8の
遮光板8を用いたとき、レチクルRから発生して投影光
学系PLに入射した結像光束の瞳面EP内での分布につ
いて説明する。図9は図2に対応して表したもので、所
定のピッチの縦、横パターンPv、Phに対して最適化
された4つの扇状面光源部の光量重心点80A、80
B、80C、80Dと、その縦、横パターンPv、Ph
と同一のピッチの斜めパターンTaに対して最適化され
た4つの光量重心点のうちの代表的な1つの重心点80
Eとを、瞳面EP上で示したものである。4つの重心点
80A〜80Dの夫々は、各実施例中の4つの扇状透明
部81a〜81dの夫々の面積的な重心とほぼ一致して
おり、重心点80Eは透明部81eの面積的な重心点と
ほぼ一致している。まず、4つの重心点80A〜80D
は、対象となる縦、横パターンのピッチに対して最適化
されているので、例えばレチクルRからの結像光束のう
ち、重心点80Aを通る照明光線の照射によって縦、横
パターンから発生する0次光は、重心点80Aを通り、
±1次回折光の一方は、X軸、Y軸の夫々と対称に位置
する重心点80B、80Dを重畳して通る。
【0034】一方、重心点80Eを通るように配向され
た照明光線によって縦パターンPvから発生する±1次
回折光±Dx1 (回折光束の重心)は、重心点80Eを
通りX軸と平行な線上に分布するが、その位置は図9の
ように瞳面EPの最大径の外側になってしまうので、縦
パターンPvの結像には影響を与えない。ところが横パ
ターンPhから発生する1つの1次回折光−Dy1 (回
折光束の重心)は瞳EP内のY軸上に分布するため、横
パターンPhの結像に影響を与える。この1次回折光−
Dy1 は横パターンPhの変形照明法による理想的な分
布位置とは異なるため、横パターンPhの結像にとって
はあまり好ましくない光である。しかしながら、重心点
80Eを作る照明光量は、小さな面積の透明部81eで
決まり、他の4つの重心点80A〜80Dの照明光量に
比べて格段に小さい。その比は例えば図8の場合、フラ
イアイレンズ7のエレメントレンズの数の比で決まり、
そのため、好ましくない1次回折光−Dy1 の光量自体
も格段に小さく、横パターンPhの結像性能を実用上大
きく劣化させることはない。
【0035】次に斜めパターンTa(45°)からの結
像光束の分布について考えてみる。ここでは、代表して
重心点80Bを0次光が通るように配向された照明光
(扇状透明部81bの透過部)の照射によって斜めパタ
ーンTaから発生する回折光について述べる。斜めパタ
ーンTaのピッチが縦、横パターンPv、Phのピッチ
と同程度であるとすると、斜めパターンTaからの1次
回折光−Dt1 (回折光束の重心)は、重心点80Bを
中心とした半径2yα(あるいは2xβ)の円上で、か
つ重心点80Bと80Bとを光軸AXを通って結ぶ線
(135°)上に位置する。この1次回折光−Dt
1 は、2つの重心点80A、80Cを結ぶ45°の線に
関して、重心点80Bを通る0次光束と対称的な関係に
なっていないために、斜めパターンTaの結像に対して
は好ましくない光になっている。
【0036】ところが、重心点80Eに斜めパターンT
aからの0次光が位置するように,、遮光板8に透明部
81eが設けられているので、透明部81eからの照明
光によって斜めパターンTaから発生した1次回折光−
Dt1 ’は、重心点80Eを中心とした半径2yα(あ
るいは2xβ)の円上で、かつ重心点80Eを通る13
5°の線(重心点80Bと80Dを結ぶ線と平行)上に
位置する。その重心点80Eと1次回折光−Dt1 ’と
の位置関係は、重心点80Aと80Cとを結ぶ45°の
線(斜めパターンTaのフーリエ変換像における中心
軸)に対してほぼ対称になっている。従って、透明部8
1eからの照明光は、斜めパターンTaの結像に対して
有効な成分になり、斜めパターンの解像度や焦点深度を
改善する方向に働く。尚、図9の場合、重心点80Eを
0次光とする斜めパターンTaからの1次回折光−Dt
1 ’はほぼX軸上に位置し、さらにその位置は遮光板8
の斜めパターン用の他の透明部81hからの照明光の重
心点(80Hとする)に接近している。このように、1
次回折光−Dt1 ’の位置に透明部81hの重心点80
Hが位置することは、斜めパターンTaがそのピッチ方
向に対称的に傾斜した2つの照明光束で照明されること
を意味する。
【0037】以上のことから、投影露光すべき縦、横パ
ターンPv、Ph、斜めパターンTa、Tbの各ピッチ
が1枚のレチクル上で同程度とすると、斜めパターン用
に付加した面光源部(透明部81e〜81h)の夫々の
光量重心点は、理想的にはX軸、Y軸上で原点から、√
(xβ2 +yα2 )の距離の所に配置すればよい。この
関係は理想的な条件であって、現実的にはその関係から
若干(例えば20%〜30%程度)はずれていても、本
発明の効果はそれなりに得られる。
【0038】図10は本発明の第4の実施例による照明
光学系の部分構成を示し、ここでは図3に示したフライ
アイレンズ7の部分を、特公平3−78607号公報に
開示されているような2連のフライアイレンズ系に変更
する。 図3中のコリメータレンズ4とプリズム30と
を通った照明光ILaは、図10のように1段目のフラ
イアイレンズ7Eに入射する。このフライアイレンズ7
EはX、Y方向に4個ずつのエレメントレンズを束ねた
ものとする。フライアイレンズ7Eの各エレメントレン
ズの射出端に結像した点光源像の夫々からの照明光は、
レンズ系25を介して2段目のフライアイレンズ7Fの
入射面の全面を重畳して照射する。2段目のフライアイ
レンズ7Fは6×6個の配列でエレメントレンズを束ね
たもので、各エレメントレンズの射出面から数mm程度
離れた空間中に3次元光源像(点光源)が結像される。
この2連フライアイレンズ系の場合、2段目のフライア
イレンズ7Fの個々のエレメントレンズの射出側には、
1段目のフライアイレンズ7Eの射出面に形成された4
×4個の点光源像が形成されるので、3次元光源像は1
6×36個の点光源が2次元的に集合した面光源とな
る。
【0039】さて、本実施例の場合、図4、図6〜8に
示した遮光板8は、2段目のフライアイレンズ7Fの射
出側で、3次元光源像が形成される空間中の面内に配置
される。図11はフライアイレンズ7Fの射出側に形成
された3次元光源像と遮光板8の遮光部8A(8A')、
8Bの各エッジとの配置関係を示したものである。図1
1に示すように、フライアイレンズ7Fの1つのエレメ
ントレンズの射出側には、4×4個の点光源SPがX、
Y方向にほぼ等ピッチで整列している。このとき、十字
状遮光部8A(8A')の外形エッジや周辺の輪帯状遮光
部8Bの内径円C1に対応するエッジは、全て3次元光
源像を形成する点光源のピッチに合わせて屈曲される。
すなわち、単一のフライアイレンズ系のときは図8に示
したようにフライアイレンズのエレメントレンズの断面
形状に合わせて各遮光部のエッジを規定する必要があっ
たが、2連(タンデム)フライアイレンズ系では、その
ような必要がない。しかも3次元光源像を形成する点光
源の数は、単一フライアイレンズ系の場合よりも格段に
増えているため、面光源としての平均的な照度分布は極
めて平坦になる。
【0040】図12は本発明の第5の実施例によせる照
明系の構成を示し、ここでは特開平4−225514号
公報に開示されているように、照明系内のフーリエ変換
面上のXY座標系で4つの象限の夫々に位置する縦横パ
ターン用の面光源を、それぞれ独立したフライアイレン
ズ70A、70B、70C、70Dで構成する。そして
コリメータレンズ4からの輪帯状分布の照明光束を四角
錐プリズム26で4つの光束に分割し、それぞれを4つ
のフライアイレンズ70A〜70Dへ入射する。また、
斜めパターン用の面光源は、4本のオプチカルファイバ
ー90の先端部70E、70F、70G、70Hで構成
し、その4本のオプチカルファイバー90の他端(入射
端)側は1本に束ねられ、シャッター19Aの後で分岐
された照明光の一部がその入射端に集光される。
【0041】本実施例では斜めパターン用の面光源を作
る系が、縦横パターン用の面光源を作る系と独立してい
るので、投影対象となったレチクル上に斜めパターンが
全く存在していないときは、オプチカルファイバー90
の入射端側の光路中に別のシャッターや減光フィルター
(NDフィルター)を挿入して、先端部70E〜70H
の発光を禁止するか、大幅に光量低下させることができ
る。さらに、そのNDフィルターの減光率の調整等によ
って先端部70E〜70Hの発光強度を変化させること
ができるので、レチクルR上のL&Sパターンのうち斜
めパターンがしめる割合に応じて最適な光量を与えるこ
とができる。従って、オペレータがレチクルR上の斜め
パターンの割合に関する情報を、図3中の主制御ユニッ
ト20に入力する構成にしておけば、4つの先端部70
E〜70Hの発光強度を、予め定められたテーブルに従
って自動的に最適値(零も含む)に調整することもでき
る。 また、図12に示したように、4つのフライアイ
レンズ70A〜70D、4つの先端部70E〜70Hが
独立に設けられるから、レチクルR上のL&Sのパター
ンのピッチに応じて、個々のフライアイレンズ、または
先端部をXY面内で2次元、または1次元に可動にして
おいてもよい。その場合、縦横パターン、斜めパターン
のピッチが同程度であり、4つのフライアイレンズ70
A〜70Dの夫々の射出側の面光源の光量重心点が、X
Y面内で光軸AXを中心とする正方形の4隅に対応した
配置をとるときは、4つのフライアイレンズ70A〜7
0Dの光量重心点の光軸AXからの偏心量と、先端部7
0E〜70Hの光量重心点の光軸からの偏心量とがほぼ
等しくなるような関係で可動にするとよい。
【0042】尚、図12の構成において、4つのフライ
アイレンズ70A〜70Dの夫々は、図10と同様にタ
ンデム・フライアイレンズ系としてもよく、また各フラ
イアイレンズ70A〜70Dの夫々の射出側に個別に絞
り(遮光板)を設け、4つの面光源のそれぞれの大きさ
を個別に、又は連動して変えられるようにしてもよい。
ところで図12において、フライアイレンズ70A〜7
0Dの夫々の間には、特別に遮光板等を設けていない
が、各フライアイレンズの間の空間を通ってくる迷光が
無視できない程に多いときは、簡単な遮光板(十字状)
を設けるのが望ましい。従ってその迷光成分が十分に小
さければ、特別に遮光板を設ける必要はない。このこと
は、先の図4、図6〜8に示した遮光板8に対しても同
様に適用できることであって、十字状遮光部8A、8
A’や輪帯状遮光部8B等を完全な遮光層にしなくても
よいことを意味する。例えば遮光板8上の各遮光部を、
露光用の照明光の波長(i線では365nm、KrFエ
キシマレーザでは248nm)において90%以上の減
光率をもつ誘電体薄膜等で構成してもよい。
【0043】さて、ここで以下のシミュレーションの説
明のために、これまでに発表されている従来の変形光源
の絞り形状の例を図13、14に示す。図13は特定の
ピッチを有する縦パターンPv、横パターンPhに最適
化された中心位置(xβ、yα)と、適当な半径(σ値
で0.1〜0.3)を有する円形4光源用の遮光板の例
である。図14は図13の円形開口の代わりに夫々正方
形の開口とし、かつそれら4つの正方形開口の周辺の一
部が照明光学系のσ値に相当する半径rより大きい扇状
4光源用の遮光板の例である。
【0044】一例として、図14に示す光源形状を用い
た縦横L&Sパターン、及び斜め(45°または135
°方向)L&Sパターンの投影時に得られるL&Sパタ
ーン像のライン、又はスペースの線幅サイズ〔μm〕に
対する焦点深度DOF〔μm〕のシミュレーション結果
を図15に示す。ここでシミュレーションの条件は、波
長λをi線の0.365〔μm〕、投影光学系PLのウ
ェハ側の開口数 N.A. を0.50(レチクル側では0.
1)、遮光板8の輪帯状遮光部8Bの内径rをσ値(r
/r0 )として0.8(通常の円形面光源のσ値も0.
8とする)、十字状遮光部の幅の半値aを開口数換算で
0.28、すなわちa=0.28r/σ=0.35rと
した(通常照明ではa=0で十字状遮光部なし)。ここ
で焦点深度(DOF)の値は、1:1ラインアンドスペ
ース(L/S)パターン像のコントラストが60%以上
になる範囲(全幅)から、パターンニングすべきレジス
トの厚さ1.2μm、その屈折率1.7によって決まる
一定値、1.2/1.7≒0.706〔μm〕を差し引
いた値とした。図15中で2点鎖線で表したシミュレー
ション結果の特性DV1は、図14の従来の遮光板を用
いたときの縦、横L&Sパターンに対する焦点深度特性
を示し、破線のシミュレーション特性DO1は、同様に
図14の遮光板を用いたときの斜め(45°、135
°)L&Sパターンに対する焦点深度特性を示す。図1
4の如き従来の変形光源形状では、斜めパターンに対す
る焦点深度特性DO1が、比較のためにシュミレートし
た通常の円形面光源を用いたときの斜めパターンに対す
る焦点深度特性DCよりわずかに劣る結果となる。尚、
通常の円形光源形状の場合は縦、横、斜めパターンのい
ずれに対しても焦点深度特性DCになる。
【0045】図16は本発明の第1実施例(図4)によ
る遮光板8を用いたときの焦点深度特性のシミュレーシ
ョン結果を示す。このとき、図4中の十字状遮光部8A
の幅の半値aはa=0.28r0 =0.35rに定めら
れ、長さの半値bはb=0.56r0 =0.7rとし、
露光波長λ、N.A.、σは図15の場合と同じにした。こ
の条件での縦横の1:1のL&Sパターンでの焦点深度
特性DV2は、図15中の従来の変形光源(図14)に
よる特性DV1よりわずかに劣るが、一方斜めL&Sパ
ターンに対する焦点深度特性DO2は、通常の円形面光
源を用いたときの焦点深度特性DCより上まわってお
り、本発明の効果が確認されている。また、縦横パター
ンに対する焦点深度特性DV2も十分にあり、変形光源
が本質的に持つ能力を損なうものではない。尚、本シミ
ュレーションでは、十字状遮光部の幅の半値aと長さの
半値bをそれぞれa=0.28r0 (投影光学系の開口
数N.A.の0.28倍)、b=0.56r0 (開口数 N.
A.の0.56倍)としたが、これらの値はそれに限定さ
れるものではなく先に述べたように、値aは 0.1r
0 ( 0.1・N.A.)≦a≦ 0.4r0( 0.4・N.A.)程度であ
ればよく、値bについては 0.4r0( 0.4・N.A.)≦b<
0.8r0( 0.8・N.A.) 程度であれば、本発明の効果を得
ることができる。ただし、値bの上限は、半径rの値に
対してb<rになっている必要がある。
【0046】図17は本発明の第2の実施例(図6)に
よる遮光板8を用いたときの焦点深度特性のシミュレー
ション結果を示す。このとき遮光板8は図6に示した通
り、十字状遮光部と中心円形遮光部とを組み合わせたも
ので、シミュレーション条件は露光波長λを0.365
μm(i線)、投影光学系PLのウェハ側開口数N.A.を
0.50、遮光板8の外周の輪帯状遮光部8Bの内径r
をσ値(r/r0 )換算で0.7、十字状遮光部の幅の
半値aを0.28r0 、長さの半値bを0.56r0
そして中心円形遮光部の半径cを0.46r0 とした。
図17のシミュレーション結果のように、斜めL&Sパ
ターンの焦点深度特性DO3は、従来の通常の円形面光
源(σ=0.7)での焦点深度特性DCに比べて格段に
改善されており、かつ、縦、横のL&Sパターンに対す
る焦点深度特性DV3も十分に大きな値となっている。
【0047】ここでのシミュレーションでは、中心円形
遮光部の半径cの値を0.46r/σとしたが、これも
前述の半値a、b同様、0.46r/σに限定されるわ
けではなく、 0.3r/σ( 0.3・N.A.)<c< 0.6r/
σ( 0.6・N.A.)程度であれば本発明の効果を十分に得
ることができる。ただし、半径cの値があまりにも小さ
いと、図6の遮光板8は図4の遮光板と同様の形状とな
るため、斜めパターンについての焦点深度の改善度はや
や減少することになる。すなわち、図17中の特性DO
3が、図16中の特性DO2のようになる。また、半径
cの値があまり大きいと、それは輪帯照明(後述)に近
づくため、縦横のL&Sパターンに対する焦点深度特性
DV3中で、パターンサイズが0.45μm付近に見ら
れるような焦点深度が特に大きくなる部分が存在しなく
なり、やはり望ましくない。
【0048】図18は本発明の第3の実施例(図7)に
よる遮光板8を用いたときのシミュレーション結果を示
す。この場合のシミュレーション条件は、投影光学系の
開口数 N.A. を0.50、面光源の最大半径であるσ値
(r/r0 )を0.8、十字遮光部8Aの各寸法、半値
a、半値bをそれぞれ0.28r0 、0.56r0 、そ
して周辺の微小遮光8C、8Dまでの距離dを0.64
0 とした。この図18のシミュレーション結果と、前
述の図16に示したシミュレーション結果とを比べる
と、図7の遮光板8を用いたときの斜めパターンについ
ての焦点深度特性DO4は、図4の遮光板8を用いたと
きの焦点深度特性DO2(図16)、又は図6の遮光板
を用いたときの焦点深度特性DO3(図17)と同程度
に改善されていながら、縦横のL&Sパターンのうち、
特に0.45μm程度のライン幅の中程度の微細度のパ
ターンについても、焦点深度特性DV4の如く、焦点深
度が改善されることがわかる。
【0049】尚、図7の遮光板中の微小遮光部8C、8
Dのエッジ距離dの値も、0.64r0 に限定されるわ
けではなく、0.5r0 <d<0.8r0 程度の範囲で
あればよい。ただし距離dがあまり小さいと縦横パター
ンに対する解像度が低下してしまうことになり、あまり
大きいと効果が表れない。そこで図7に示した遮光板8
の光軸近傍をさらに遮光する図6のような中心円形遮光
部、あるいは四角形遮光部を追加してもよい。
【0050】図19は比較のために輪帯照明での同様の
シミュレーション結果を示すものである。このときの条
件は露光波長λを0.365μmとし、そして0.7・
N.A.(σ=0.7)に相当する半径の円形面光源のう
ち、その半分の半径(σ=0.35)に相当する中心円
形部を遮光部とした輪帯状面光源を考える。このような
輪帯照明で得られるL&Sパターンに対する焦点深度特
性DAでは、0.42μm以上のライン(又はスペー
ス)幅をもつ粗いパターンについて、幅でほぼ1.5μ
m程度の焦点深度が得られる。従来の円形面光源のとき
の焦点深度特性DCでは1μmもないのが実情である。
ただし、実際のメモリーパターンの露光時を考えると、
特に金属配線層の露光工程では大きな焦点深度が要求さ
れ、例えば64MDRAMでは0.45μm程度の線幅
のL&Sパターンに対して、幅で2μm以上の焦点深度
が必要とされる。従って図19の如く輪帯照明で得られ
る焦点深度特性DAではこの要求を満たすことは難し
い。また、上述の金属配線層の露光工程でも、特に焦点
深度が必要とされているのは段差(1μm程度)部に形
成されている縦、横のL&Sパターンであるため、本発
明のような変形光源形状はきわめて有効なものである。
【0051】尚、実施例中においては、光源を水銀ラン
プとしてi線を用いるものとしたが、これは他の波長で
あってもレーザ等の光源であってもよい。またシミュレ
ーションの条件では、投影光学系の開口数 N.A. を0.
5とし、遮光板によって作られる最大の面光源の半径r
をσ値で0.7、又は0.8としたが、開口数 N.A.、
σ値はこれに限定されるものではない。ただしσ値につ
いては、0.7以上程度が効果的である。また光源形状
の最外形は、遮光板8の輪帯遮光部8Bの内径エッジで
規定される円(σ)によって制限されるものとしたが、
その最外形は四角形、六角形等で規定してもよい。さら
に各実施例中の遮光板8の遮光部形状はX方向、Y方向
に関して同形状(対称形)としたが、その形状はX方向
とY方向とで異なってもよい。すなわち、各遮光部の寸
法値a、b、d、あるいは中心に四角形遮光部を設けた
場合の各エッジの中心からの距離cの値が、X方向とY
方向とで異なってもよい。
【0052】実際の照明系中では、フライアイレンズの
射出面の光量分布はフライアイレンズの各エレメントレ
ンズの配列に応じて離散的、すなわち点光源の離散的な
集合となる。このとき、各エレメントレンズの断面形状
が長方形であると、離散的な点光源のそれぞれの間隔も
X、Y方向で異なってくる。そこで実効的な照明条件
(レチクルへの照明光の配向特性)をX、Y方向で揃え
るために、各遮光部の寸法値a、b、c、dの値をX、
Y方向で積極的に異ならせることが必要となることもあ
る。また、本発明の各実施例で用いる遮光板8の各透過
部81a〜81d、81e〜81hに対して効率よく照
明光を集中させて光量損失を減らすために、遮光板8の
前に、それらの透過部に照明光を集中させる集光手段
(プリズム、ミラー、ファイバー等)を設けるとよい。
さらに各実施例の遮光板8は透過部と遮光部より成ると
したが、遮光部の一部、または全てを半透過部(望まし
くは透過率が50%以下)としてもよい。また、露光を
行う工程によって、必要な焦点深度や縦横パターンと斜
めパターンの重要度が異なるため、それらに対応できる
形状をもった複数の遮光板8を、図3のターレット10
に用意し、交換使用可能としておくことが望ましい。シ
ミュレーションにおいては、使用するレチクルを遮光部
(クロム層)と透過部から成る通常のレチクルとした
が、本発明を、いわゆるハーフトーン位相シフト(遮光
部の代わりに1〜15%程度の透過率を持ち、かつ透過
部を通る光との間の位相をπだけ異ならしめるハーフト
ーン透過部(薄膜)を設ける)方式のレチクルの投影時
に用いると、本発明の効果をさらに高めることができ
る。
【0053】以上の各シミュレーション結果から明らか
なように、縦横パターンPv、Phのウェハ上での線幅
が、64M−DRAM製造時に使われる0.4〜0.5
μm程度のとき、各実施例に示した遮光板8は焦点深度
の改善に良好に作用している。しかも、同時に斜めパタ
ーンTa、Tbについても焦点深度の改善効果が得られ
ている。ただし縦横パターンと斜めパターンとで同じ線
幅サイズでの焦点深度を比べてみると、確かに斜めパタ
ーンの方の焦点深度はそれ程大きくない。しかしなが
ら、1枚のレチクル内での縦横パターンのピッチ(線幅
サイズ)に対して、斜めパターンのピッチ(線幅サイ
ズ)の方が1.2〜1.5倍程度粗い場合、例えば図1
7中の縦横パターンに対する特性DV3中で線幅サイズ
が0.42μmのとき、斜めパターンの線幅サイズがそ
の1.5倍(0.63μm)であると、斜めパターンに
対する特性DO3中の線幅サイズ0.63μmでの焦点
深度は2μm程度得られることになる。
【0054】ところで先の図9から明らかなように、対
象とする縦横パターンのピッチに対して最適化された4
つの光量重心点(0次光の重心点)80A〜80Dが、
投影光学系PLの瞳EP内で正方形の各角に位置すると
き、対象とする斜めパターンのピッチが縦横パターンの
ピッチの約1.4倍程度である場合、斜めパターン用に
補助的に加えられる照明光の光量重心点80Eは、理想
的には2つの重心点80A、80Bを結ぶ線分とY軸と
の交点に一致する。
【0055】図20は、縦横パターンと斜めパターンと
のピッチ関係とが上述のように約1.4倍になっている
ときに、ほぼ理想的な関係で各光量重心点を配置した様
子を示す。この図20中で、瞳EPに分布する0次光、
1次回折光は各重心点の回りに所定の大きさで広がりを
持つものとする。その広がりの形(領域)は、本来、遮
光板8の透明部81a〜81d、81e〜81h等の面
光源の形状に一致するが、ここでは単に円形で表してあ
る。
【0056】図20の場合、斜めパターン(45°、1
35°)から発生する4つの0次光(重心点80A〜8
0D)の夫々に対応した1次回折光−Dt1 は、瞳EP
のほぼ中心を重畳して通る。また、重心点80Eを0次
光として通る斜めパターンからの1次回折光−Dt1
は、斜めパターン用の補助光源の重心点80Hと80F
の夫々の近傍、又は一致した位置を通る。同時に、重心
点80Eを0次光として通る横パターンからの1次回折
光−Dy1 は、斜めパターン用の補助光源の重心点80
Gの近傍、又は一致した位置を通る。
【0057】このような0次光、1次回折光の分布のう
ち、変形光源を用いたときの斜めパターンに対する焦点
深度拡大効果を低減させる成分は、瞳EPの中心に現れ
る4つの1次回折光−Dt1 である。そこでこのような
条件のときには、投影光学系の瞳EPの中央部のみに減
光フィルター(NDフィルター)を配置し、4つの1次
回折光−Dt1 の光量を適度に減衰させるとよい。
【0058】尚、図20中の縦横パターン用の4つの光
量重心点80A〜80Dを作る円形領域と、斜めパター
ン用の4つの光量重心点80E〜80Hを作る小さな円
形領域との配置関係は、そのまま照明系内に設ける変形
光源用の遮光板8の透明部形状と相似になる。従って遮
光板8として、図20中の4つの大きな円形領域と4つ
の小さな円形領域とを透明にした形状のものがそのまま
使える。
【0059】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、これまで
変形光源で問題とされていた斜めパターンに対する結像
性能、特に焦点深度改善度の劣化を防止することがで
き、また縦横パターンについても従来の変形光源とほぼ
同様の性能を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基礎となる変形光源を持った照明系の
斜視図。
【図2】本発明による変形光源の原理的な形状を示す
図。
【図3】本発明の実施例としての投影露光装置の全体構
成を示す図。
【図4】第1の実施例による変形光源用の遮光板の形状
を示す図。
【図5】レチクル上のL&Sパターンの周期方向の一例
を示す図。
【図6】第2の実施例による変形光源用の遮光板の形状
を示す図。
【図7】第3の実施例による変形光源用の遮光板の形状
を示す図。
【図8】図7の遮光板の形状とフライアイレンズとの配
置関係の一例を示す図。
【図9】各実施例に示した変形光源を用いたときの、投
影光学系の瞳面での光束分布を模式的に示す図。
【図10】第4の実施例による照明系の一部の構成を示
す図。
【図11】図10の照明系に好適な遮光板の形状を示す
図。
【図12】第5の実施例による照明系の一部の構成を示
す図。
【図13】従来の変形光源用の遮光板の形状を示す図。
【図14】従来の変形光源用の遮光板の形状を示す図。
【図15】図14の遮光板を用いたときの焦点深度特性
のシミュレーション結果を示すグラフ。
【図16】図4の遮光板を用いたときの焦点深度特性の
シミュレーション結果を示すグラフ。
【図17】図6の遮光板を用いたときの焦点深度特性の
シミュレーション結果を示すグラフ。
【図18】図7の遮光板を用いたときの焦点深度特性の
シミュレーション結果を示すグラフ。
【図19】輪帯照明を行ったときの焦点深度特性のシミ
ュレーション結果を示すグラフ。
【図20】本発明による変形光源を用いたときの投影光
学系の瞳面での光束分布を模式的に示す図。
【符号の説明】
1・・・・水銀ランプ 7、7A〜7F、70A〜70D・・・・フライアイレ
ンズ 70E〜70H・・・・オプチカルファイバー先端 8・・・・遮光板 11・・・・コンデンサーレンズ R・・・・レチクル PL・・・・投影光学系 W・・・・ウェハ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/027

Claims (20)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】投影すべきパターンが形成されたマスクを
    照明する照明系と、前記パターンの像を感光基板上に投
    影する投影光学系とを備えた投影露光装置において、 前記照明系は、前記マスクのパターン面に対して光学的
    にフーリエ変換の関係となる面を内部に有する照明光学
    系と、前記フーリエ変換面上、もしくはその近傍面上で
    光軸を中心とした所定半径内に照明光を分布させる光分
    布設定手段とを含み、 前記光分布設定手段は前記光軸を中心とした所定幅の輪
    帯状の領域内に前記照明光を分布させるとともに、前記
    輪帯状の領域の内側で中心部を除く離散的な複数の領域
    に前記照明光を分布させることを特徴とする投影露光装
    置。
  2. 【請求項2】前記パターンは、互いに直交する2方向に
    それぞれ周期性を有する第1要素と、前記2方向と交差
    する方向に周期性を有する第2要素とを含み、前記複数
    の領域は、前記光軸を原点とし、かつ前記2方向に対応
    して規定される直交座標系で区画されることを特徴とす
    る請求項1に記載の投影露光装置。
  3. 【請求項3】前記複数の領域は、前記光軸を中心として
    前記直交座標系上に規定される十字領域で区画され、前
    記フーリエ変換面上で見た前記投影光学系の瞳面の半径
    をr0、前記十字領域の幅を2×a、長さを2×bとす
    ると、0.1r0≦a≦0.4r0、0.4r0≦b≦0.8r0を満た
    すことを特徴とする請求項2に記載の投影露光装置。
  4. 【請求項4】前記中心部は円形であり、前記フーリエ変
    換面上で見た前記投影光学系の瞳面の半径をr0とする
    と、前記中心部の半径r2は0.3r0≦r2≦0.4r0を満
    たすことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記
    載の投影露光装置。
  5. 【請求項5】前記光分布設定手段は、前記複数の領域で
    それぞれ外縁部の一部以外に前記照明光を分布させ、前
    記フーリエ変換面上で見た前記投影光学系の瞳面の半径
    をr0とすると、前記外縁部の一部は前記直交座標系の
    座標軸との距離dが0.5r0<d<0.8r0を満たすことを
    特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の投影露
    光装置。
  6. 【請求項6】マスクに照射する照明光を発生する光源
    と、前記マスクのパターン面に対して光学的にフーリエ
    変換の関係となるフーリエ変換面、もしくはその近傍面
    に前記光源の2次光源を形成する照明光学系と、前記照
    明光学系からの照明光によって照射された前記マスクの
    パターンからの光を入射して、前記パターンの像を感光
    基板上に投影する投影光学系とを備えた投影露光装置に
    おいて、 前記パターンが互いに直交する2方向にそれぞれ周期性
    を持つ第1要素と、前記2方向と交差する方向に周期性
    を持つ第2要素とを有し、かつ前記マスク上で前記第1
    要素の占める割合が前記第2要素の占める割合よりも多
    いとき、前記第1要素の周期方向に対応した傾斜照明光
    を作るように、前記フーリエ変換面、もしくはその近傍
    面上で前記照明光学系の光軸から偏心して互いに対称的
    に位置する4つの領域の夫々に第1の光源面を設定する
    とともに、前記第2要素の周期方向に対応した傾斜照明
    光を作るように、前記フーリエ変換面、もしくはその近
    傍面上で前記照明光学系の光軸から偏心して互いに対称
    的に位置する4つの領域の夫々に第2の光源面を設定す
    る設定部材を備え、前記第1の光源面の面積を前記第2
    の光源面の面積よりも大きくしたことを特徴とする投影
    露光装置。
  7. 【請求項7】前記設定部材は、前記照明光学系のフーリ
    エ変換面、もしくはその近傍面に配置された遮光板又は
    半透過板によって前記第1及び第2の光源面を規定した
    ことを特徴とする請求項6に記載の投影露光装置。
  8. 【請求項8】マスク上で直交する2方向に周期性を持つ
    第1要素と、前記2方向と異なる方向に周期性を持つ第
    2要素とを含むパターンを感光基板上に投影する投影光
    学系と、光源からの光を入射して面光源を形成するとと
    もに、前記面光源内の各点からの光を前記マスク上で重
    畳させる照明光学系とを備えた投影露光装置において、 前記面光源の中心を原点として前記2方向に対応した2
    つの座標軸を設定するとき、前記2つの座標軸で規定さ
    れる4つの象限の夫々にほぼ同一面積で形成される第1
    透過部と、前記原点からほぼ等距離で前記2つの座標軸
    上の夫々の4ヶ所に、ほぼ同一面積で形成される第2透
    過部とを有する遮光板を備え、前記第1及び第2要素の
    重要度に応じて前記第1透過部と前記第2透過部とでそ
    の面積を異ならせたことを特徴とする投影露光装置。
  9. 【請求項9】前記遮光板は、前記第1及び第2透過部以
    外が半透過部であることを特徴とする請求項8に記載の
    投影露光装置。
  10. 【請求項10】前記第2要素から発生して前記投影光学
    系の瞳面の中央部に分布する回折光の光量を減衰させる
    減光フィルターを更に備えたことを特徴とする請求項8
    又は9に記載の投影露光装置。
  11. 【請求項11】マスクのパターンを感光基板上に投影す
    る投影光学系と、光源からの光を入射して、前記マスク
    に対する光学的なフーリエ変換面、もしくはその近傍面
    に面光源を形成し、前記面光源からの光を前記マスクに
    照射する照明光学系とを備えた投影露光装置において、 前記面光源の中心を原点として直交座標系XYを定め、
    前記面光源の外形に近似した円の半径をr、前記面光源
    のコヒーレンスファクターをσ値としたとき、係数a、
    bをそれぞれ0.1r/σ≦a≦0.4r/σ、0.4r/σ≦
    b≦0.8r/σとして、前記面光源上で−a≦X≦a、
    かつ−b≦Y≦bの領域内と−a≦Y≦a、かつ−b≦
    X≦bの領域内との光強度を他の領域よりも小さくする
    か、もしくはほぼ零にする光強度分布調整部材を設けた
    ことを特徴とする投影露光装置。
  12. 【請求項12】前記光強度分布調整部材は、係数cを0.
    3r/σ≦c≦0.6r/σとしたとき、前記面光源上で、
    2+Y2≦c2の領域内の光強度を他の領域よりも小さ
    くするか、もしくはほぼ零とすることを特徴とする請求
    項11に記載の投影露光装置。
  13. 【請求項13】前記照明光学系は前記面光源の原点を前
    記投影光学系の瞳面の中心に結像するように構成され、
    前記投影光学系の実効的な瞳径の前記面光源上での半径
    をr0としたとき、前記面光源の半径rとの比r/r0
    ある前記σ値を0.7以上にしたことを特徴とする請求
    項11又は12に記載の投影露光装置。
  14. 【請求項14】前記パターンは透過部とハーフトーン透
    過部とで形成されることを特徴とする請求項1〜13の
    いずれか一項に記載の投影露光装置。
  15. 【請求項15】照明光学系を通してマスクに照明光を照
    射するとともに、投影光学系を介して前記マスクのパタ
    ーン像を感光基板上に投影する投影露光方法において、 前記照明光学系内で前記マスクのパターン面に対して光
    学的にフーリエ変換の関係となる面上、もしくはその近
    傍面上で光軸を中心とした所定幅の輪帯状の領域内に前
    記照明光を分布させるとともに、前記輪帯状の領域の内
    側で中心部を除く離散的な複数の領域に前記照明光を分
    布させることを特徴とする投影露光方法。
  16. 【請求項16】照明光学系を通してマスクに照明光を照
    射するとともに、投影光学系を介して前記マスクのパタ
    ーン像を感光基板上に投影する投影露光方法において、 前記照明光を、前記マスク上で直交する2方向に周期性
    を持つ第1要素と、前記2方向と異なる方向に周期性を
    持つ第2要素とを含むパターンに照射するとき、前記照
    明光学系内の前記マスクのパターン面に対する光学的な
    フーリエ変換面、もしくはその近傍面上で光軸を原点と
    する前記2方向に対応した直交座標系で規定される4つ
    の象限の夫々に設定される第1領域、及び前記原点から
    ほぼ等距離で前記直交座標系の座標軸上に設定される第
    2領域以外で光量を少なくする、もしくはほぼ零にする
    とともに、前記第1及び第2要素の重要度に応じて前記
    第1領域と前記第2領域とでその面積を異ならせること
    を特徴とする投影露光方法。
  17. 【請求項17】照明光学系を通してマスクに照明光を照
    射するとともに、投影光学系を介して前記マスクのパタ
    ーン像を感光基板上に投影する投影露光方法において、 前記照明光学系内の前記マスクのパターン面に対する光
    学的なフーリエ変換面、もしくはその近傍面に形成され
    る面光源の中心を原点として直交座標系XYを定め、前
    記面光源の外形に近似した円の半径をr、前記面光源の
    コヒーレンスファクターをσ値としたとき、係数a、b
    をそれぞれ0.1r/σ≦a≦0.4r/σ、0.4r/σ≦b
    ≦0.8r/σとして、前記面光源上で−a≦X≦a、か
    つ−b≦Y≦bの領域内と−a≦Y≦a、かつ−b≦X
    ≦bの領域内との光量を他の領域よりも小さくするか、
    もしくはほぼ零にすることを特徴とする投影露光方法。
  18. 【請求項18】係数cを0.3r/σ≦c≦0.6r/σとし
    て、前記面光源上でX2+Y2≦c2の領域内の光強度を
    他の領域よりも小さくするか、もしくはほぼ零とするこ
    とを特徴とする請求項17に記載の投影露光方法。
  19. 【請求項19】前記マスクはハーフトーン位相シフトマ
    スクであることを特徴とする請求項1〜18のいずれか
    一項に記載の投影露光方法。
  20. 【請求項20】照明光学系を通してマスクに照明光を照
    射するとともに、投影光学系を介して前記マスクのパタ
    ーン像を感光基板上に投影する投影露光方法において、 前記照明光を、直交する2方向に周期性を持つ第1要素
    と、前記2方向と異なる方向に周期性を持つ第2要素と
    を含むハーフトーン位相シフトマスクに照射するとき、
    前記照明光学系内の前記マスクのパターン面に対する光
    学的なフーリエ変換面、もしくはその近傍面上で光軸を
    原点とする前記2方向に対応した直交座標系で規定され
    る4つの象限の夫々に設定される第1領域、及び前記第
    2要素に対応して前記原点からほぼ等距離に設定される
    複数の第2領域以外でその光量を少なくする、もしくは
    ほぼ零にすることを特徴とする投影露光方法。
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