JP3200831B2 - 電磁流量計の励磁回路 - Google Patents

電磁流量計の励磁回路

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、励磁電流をオン/オフ
制御して励磁電流を定電流制御する省電力形のスイッチ
ング制御方式の電磁流量計の励磁回路に係り、特に、励
磁線の長さによって変動するケーブルインピーダンスが
制御性能に影響を及ぼさないように改良した電磁流量計
の励磁回路に関する。
【0002】
【従来の技術】図6は従来のスイッチング制御方式の電
磁流量計の励磁回路の構成を示す構成図である。電磁流
量計の変換部に搭載される励磁回路10から励磁線L1
とL2を介して励磁コイル11に励磁電流If1を流して
磁場Bを発生させる。励磁回路10は励磁端子T1、T2
を、励磁コイル11は励磁端子T1´、T2´をそれぞれ
有し、これらの端子間に励磁線L1とL2が接続されてい
る。
【0003】そして、電磁流量計はこの磁場Bを測定流
体に印加してこの測定流体の流量に比例して発生する起
電力を図示しない検出電極で検出し、これから流量を演
算して求める。
【0004】励磁回路10は、検出抵抗Rf、ダイオー
ドD、スイッチSW、励磁電源Ef、低周波信号eLを出
力する低周波発振器OS1、論理ゲートG、デューテイ
サイクル変換回路DCCなどで構成されている。
【0005】また、デューテイサイクル変換回路DCC
は、高周波の三角波電圧eTを発生させる高周波発振器
OS2、コンパレータCO、基準電圧ESを発生させる
基準電圧源SES、抵抗R1、R2などで構成されている。
【0006】次に、以上のように構成された励磁回路の
動作について説明する。励磁コイル11に流れる励磁電
流If1は、検出抵抗Rfで検出されて、ef=Rff1
る検出電圧としてデューテイサイクル変換回路DCCに
入力される。
【0007】一方、デューテイサイクル変換回路DCC
は、検出電圧efと励磁電流If1の値を決める基準電圧
Sの差と、高周波の三角波電圧eTとをコンパレータC
Oにより比較し、励磁電流If1を一定値に制御するデュ
テイサイクル信号dを発生させる。
【0008】そこで、論理ゲートGは励磁電流If1の周
波数を決める低周波信号eLでデュテイサイクル信号d
を変調し、この変調出力でスイッチSWのオン/オフを
制御する。
【0009】スイッチSWがオンのときは、励磁コイル
11には励磁電源Efが印加されて、励磁電流If1が増
加する。スイッチSWがオフのときは、励磁電流If1
ダイオードDに流れ、励磁コイル11のインダクタンス
と励磁抵抗で決定される時定数で減衰する。
【0010】減衰した励磁電流If1は、検出抵抗Rf
検出されデュテイサイクル信号dのオン成分を増大し
て、スイッチSWのオンの周期を長くして励磁電流If1
を一定の値に保持する。
【0011】この場合に、励磁電流If1のリップル、即
ち、磁束Bのリップルを充分に小さくするには、三角波
電圧eTの周波数を低周波信号eLの周波数に比べて充分
に大きくすることが必要となり、たとえば、低周波信号
Lが10Hz程度の場合でも三角波電圧eTは数KHz
〜数10KHzの間に選定される。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】以上のような電磁流量
計の励磁回路は、励磁電流If1をスイッチSWで制御す
ることにより、シリーズレギュレータで励磁電流If1
定電流化する場合に比べて定電流回路での電力損失は大
幅に改善できるメリットがある。
【0013】しかしながら、励磁コイル11への印加電
圧は高周波の三角波電圧eTの周期でオン/オフされる
ので、検出部と変換部とが離れて設置される場合、励磁
コイル11に流れる励磁電流If1を正確に一定値に制御
することができない。
【0014】以上の点について、図7を用いて説明す
る。変換部に近接して設置される励磁回路10と検出部
に近接して設置される励磁コイル11との間は、励磁線
1とL2で接続されているが、この長さが長くなると励
磁線L1、L2間の分布容量C0、つまりC01、C02
…、C0nによりここをバイパスして流れる電流i1
2、…、inが存在する。
【0015】このため、磁束Bに対応する励磁コイル1
1に流れる励磁電流If1と、検出抵抗Rfに流れる電流
f2とが一致しなくなるので、検出抵抗Rfで検出した
電圧をベースとしてこれを一定に制御しても励磁電流I
f1を一定値に制御することができず、精度の低下を招
く。
【0016】したがって、スイッチング制御方式の励磁
電流制御は、省電力というメリットがあるにもかかわら
ず、検出部と変換部とが一体に構成される一体形の電磁
流量計や、検出器/変換器間の距離が短く制限される場
合などにしか利用されていない。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は、以上の課題を
解決するための構成として、励磁コイルに励磁線を介し
て流れる励磁電流を前記励磁コイルと直列に接続された
検出抵抗によって検出し、先の励磁コイルと先の検出抵
抗と励磁電源に直列に接続されたスイッチをオンオフし
て先の励磁電流を制御する電磁流量計の励磁回路におい
て、先の励磁線の少なくとも一方にシールドを施すと共
にこのシールドの一端を先の検出抵抗と先の前記スイッ
チの出力端との接続点に接続するようにしたものであ
る。
【0018】
【作 用】励磁コイルと励磁回路とを結ぶ励磁線の少な
くとも一方にシールドを施すと共にこのシールドを検出
抵抗と励磁電源或いはスイッチの出力端に接続して、高
周波成分はシールドを介して励磁電源にリターンさせて
検出抵抗に発生する検出電圧が励磁線の分布容量により
変動する高周波成分の影響を受けないようにして低周波
成分を一定電流に制御する。
【0019】
【実施例】以下、本発明の実施例について図を用いて説
明する。図1は本発明の1実施例の構成を示す構成図で
ある。なお、図6に示す従来の電磁流量計の励磁回路と
同一の機能を有する部分には同一の符号を付して適宜に
その説明を省略する。
【0020】励磁回路12と励磁コイル11との間は、
一対の励磁線L3、L4で接続されているが、その一方の
励磁線L3はシールドSで覆われ、このシールドSはス
イッチSWと検出抵抗Rfの接続点に一端が接続されて
いる。
【0021】図中、C0は励磁線L3とシールドSとの間
の分布容量、C0´はシールドSと励磁線L4との間の分
布容量をそれぞれ示し、検出器と変換器との間の距離に
より変化する。なお、検出抵抗Rfは0.5Ω〜1.0Ω程度
の極めて小さい値に選定されている。その他の構成は、
図6に示す構成とほぼ同様である。
【0022】次に、以上のように構成された実施例の動
作について図2に示す波形図を用いて説明する。図2
(a)は高周波の三角波電圧eTの波形を、図2(b)
は励磁電流If2の周期を決める低周波信号eLの波形
を、図2(c)は励磁端子T1とT2の間の励磁電圧Vf
を、図2(d)は励磁電流If2の波形をそれぞれ示す。
【0023】励磁コイル11に流れる励磁電流If2(図
2(d))は、検出抵抗Rfで検出されて、ef=Rf
f2なる検出電圧がデューテイサイクル変換回路DCCに
入力される。
【0024】一方、デューテイサイクル変換回路DCC
は、検出電圧efと励磁電流If2の値を決める基準電圧
Sとの差と、高周波の三角波電圧eT(図2(a))と
をコンパレータCOにより比較し、励磁電流If2を一定
値に制御するデュテイサイクル信号d´を発生させる。
【0025】そこで、論理ゲートGは励磁電流If2の周
波数を決める低周波信号eL(図2(b))でデュテイ
サイクル信号d´を変調し、この変調出力でスイッチS
Wのオン/オフを制御して、図2(c)に示す励磁電圧
fを励磁端子T1とT2の間に得る。
【0026】励磁電流If2は、図2(d)に示すよう
に、励磁コイル11のインダクタンスで平滑され、平均
値IFAとゼロとを繰り返す、周期が低周波信号eL(図
2(b))で決定される低周波の電流となる。
【0027】励磁端子T1は共通電位点COMに対して
ff2なる電位を持つが、励磁電流If2は図2(a)
に示す高周波の成分を持たないことと、検出抵抗Rf
小さい値のものが選定されることから、励磁線L3とシ
ールドSとの間の分布容量C0、つまり図3に示す
01、C02、…、C0nを介して流れる電流は無視でき
る。
【0028】また、励磁線L4とシールドSとの間に
は、励磁電源Efを図2(a)に示す高周波の成分でチ
ョッピングした高周波電圧が印加されるので、励磁線L
4とシールドSとの間に形成される分布容量C0´、つま
り図3に示すC01´、C02´、…、C0n´を介してこれ
らの大きさに依存する電流が流れる。
【0029】しかし、シールドSに流れる電流は、検出
抵抗Rfには流れないので、励磁コイル11に流れる励
磁電流If1と検出抵抗Rfに流れる励磁電流If2とは一
致し、電磁流量計の精度を低下させることはない。
【0030】図4は図1に示す実施例の第1の変形実施
例の構成を示す構成図である。この場合は、励磁回路1
3と励磁コイル11とを結ぶ励磁線L5、L6として、図
1に示す場合とは逆に励磁端子T2側にシールドSを持
つ励磁線L6を設けたものであるが、このような場合で
も図1に示す効果と同様な効果が得られる。
【0031】図5は図1に示す実施例の第2の変形実施
例の構成を示す構成図である。この場合は、励磁回路1
4と励磁コイル11とを結ぶ励磁線L7、L8として、図
1に示す場合に対して励磁端子T1側にシールドS1を持
つ励磁線L7と励磁線L8の全体にさらにシールドS2
設けたものであるが、このような場合は図1に示す効果
の他に外乱から励磁線をガードする効果も得られる。
【0032】
【発明の効果】以上、実施例と共に具体的に説明したよ
うに本発明によれば、電力損失が小さいスイッチング方
式を用いて定電流を流すメリットを生かしながら、励磁
コイルと励磁回路とを結ぶ励磁線の少なくとも一方にシ
ールドを施すと共にこのシールドを検出抵抗と励磁電源
或いはスイッチの出力端に接続して、高周波成分はシー
ルドを介して励磁電源にリターンさせて検出抵抗に発生
する検出電圧が励磁線の分布容量により変動する高周波
成分の影響を受けないようにして励磁線の長さの影響を
除外することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例の構成を示す構成図である。
【図2】図1に示す実施例の動作を説明する波形図であ
る。
【図3】図1に示す実施例の動作を説明する等価回路図
である。
【図4】図1に示す実施例の第1の変形実施例の構成を
示す構成図である。
【図5】図1に示す実施例の第2の変形実施例の構成を
示す構成図である。
【図6】従来の電磁流量計の励磁回路の構成を示す構成
図である。
【図7】図6に示す電磁流量計の励磁回路の問題点を説
明する説明図である。
【符号の説明】
10、12、13、14 励磁回路 11 励磁コイル Rf 検出抵抗 L1〜L8 励磁線 D ダイオード CO コンパレータ Ef 励磁電源 G 論理ゲート DCC デューテイサイクル変換回路

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】励磁コイルに励磁線を介して流れる励磁電
    流を前記励磁コイルと直列に接続された検出抵抗によっ
    て検出し、前記励磁コイルと前記検出抵抗と励磁電源に
    直列に接続されたスイッチをオンオフして前記励磁電流
    を制御する電磁流量計の励磁回路において、 前記励磁線の少なくとも一方にシールドを施すと共にこ
    のシールドの一端を前記検出抵抗と前記スイッチの出力
    端との接続点に接続したことを特徴とする電磁流量計の
    励磁回路。
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