JP3200135B2 - ブレーキとスピードとの4輪同時複合試験装置 - Google Patents
ブレーキとスピードとの4輪同時複合試験装置Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車の車両のブレー
キとスピードの試験を複合的に行う試験装置に係わり、
4WD方式の車両、特にフルタイムの4WD式車両に好
適なブレーキとスピードとの性能を検査する複合試験装
置に関する。
キとスピードの試験を複合的に行う試験装置に係わり、
4WD方式の車両、特にフルタイムの4WD式車両に好
適なブレーキとスピードとの性能を検査する複合試験装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来よりブレーキとスピードとの性能を
検査する複合試験装置は、図4に示すように、一方に摩
擦係数を増すための溝をつけたブレーキ駆動ローラ50
とスピードローラ54を回転自在可能に構成して、ここ
に図示しないクラッチと、トルク検出器およびスピード
メーターによって前記車両のブレーキとスピードの性能
を検査するために、該試験ユニットに検査すべき車両の
車輪を載架して、前記した2つの性能試験を行うもので
(以下試験ユニットという)、前記ブレーキ駆動ローラ5
0とスピードローラ54からなるローラ対をを回転自在
に並置するとともに、該ローラ対上に検査すべき車両の
前輪側若しくは後輪側を載架し、前記ローラ対に接続さ
れたクラッチと、トルク検出器およびローラ対の回転検
出に基づくスピードメータによって前記した試験がなさ
れる試験ユニットは本願出願人が提案した実開昭55−
170647号公報によって公知である。なお図4で、
リフター51は試験ユニットから車両を試験位置に着座
させまたはそこから脱出させるため、該車両底部を所定
位置まで持ち上げ、または下方に格納可能のものであ
る。
検査する複合試験装置は、図4に示すように、一方に摩
擦係数を増すための溝をつけたブレーキ駆動ローラ50
とスピードローラ54を回転自在可能に構成して、ここ
に図示しないクラッチと、トルク検出器およびスピード
メーターによって前記車両のブレーキとスピードの性能
を検査するために、該試験ユニットに検査すべき車両の
車輪を載架して、前記した2つの性能試験を行うもので
(以下試験ユニットという)、前記ブレーキ駆動ローラ5
0とスピードローラ54からなるローラ対をを回転自在
に並置するとともに、該ローラ対上に検査すべき車両の
前輪側若しくは後輪側を載架し、前記ローラ対に接続さ
れたクラッチと、トルク検出器およびローラ対の回転検
出に基づくスピードメータによって前記した試験がなさ
れる試験ユニットは本願出願人が提案した実開昭55−
170647号公報によって公知である。なお図4で、
リフター51は試験ユニットから車両を試験位置に着座
させまたはそこから脱出させるため、該車両底部を所定
位置まで持ち上げ、または下方に格納可能のものであ
る。
【0003】この種の複合試験装置においては図5に示
すように、中央に無拘束の自由回転可能の共用ローラ5
2を配設し、その前後にリフター51、53を介在させ
てブレーキ駆動ローラ50とスピードローラ54を配設
することによって、少ない維持費で使用可能とした、別
形式も、本願出願人による実公昭56−19708号公
報によって提案されている。そしてこれらの従来装置に
おいては、4輪駆動の場合は前記各図に示すように車両
の前輪または後輪を順次載置することによって、それぞ
れを試験するように構成している。
すように、中央に無拘束の自由回転可能の共用ローラ5
2を配設し、その前後にリフター51、53を介在させ
てブレーキ駆動ローラ50とスピードローラ54を配設
することによって、少ない維持費で使用可能とした、別
形式も、本願出願人による実公昭56−19708号公
報によって提案されている。そしてこれらの従来装置に
おいては、4輪駆動の場合は前記各図に示すように車両
の前輪または後輪を順次載置することによって、それぞ
れを試験するように構成している。
【0004】さて、自動車のホイールベース、詳しくは
前後の車輪の接地位置は、車体重量によって、または荷
重時において、その間隔が変化する、いわゆる遊びが生
じるようになっている。この時、接地側の状態によって
は、荷重の方向も変化する。特にこの変化は、ブレーキ
作動時に著しく現れる。しかしこのような従来の試験装
置には、重要な試験条件が存在する。すなわち試験ユニ
ットには、前輪または後輪のどちらか一方が床面に載っ
ていて、他方が該装置に載置しているので、試験時の、
前後の車輪の接地位置は、その間隔に遊びが許されない
条件になっていて、結局は固定状態にある。
前後の車輪の接地位置は、車体重量によって、または荷
重時において、その間隔が変化する、いわゆる遊びが生
じるようになっている。この時、接地側の状態によって
は、荷重の方向も変化する。特にこの変化は、ブレーキ
作動時に著しく現れる。しかしこのような従来の試験装
置には、重要な試験条件が存在する。すなわち試験ユニ
ットには、前輪または後輪のどちらか一方が床面に載っ
ていて、他方が該装置に載置しているので、試験時の、
前後の車輪の接地位置は、その間隔に遊びが許されない
条件になっていて、結局は固定状態にある。
【0005】また並置したローラ対上に車輪を載架する
本従来技術のような試験ユニットでは、車輪の垂直下方
を挟んでその回転周面にローラが接触しているために、
そのローラ対に(ベクトルによって)100%の垂直荷重
を受ける状態にないので、固定位置にあるローラに載架
する車輪の載り方によっては、データ採取時に荷重の方
向が一定しない場合がある。そしてこの一定しないこと
により検査値が常に安定して得られるとは限らない。換
言すれば従来の試験環境にあっては、試験ユニット上に
載っている車両の状態が、ある拘束状態にあるのか、自
然状態にあるのか不明であった。そのために試験中の車
輪の検査値が、必ずしも実際の走行時に現す性能値とな
るわけでなく、どちらかというと試験ユニットでの検査
値を得るという、条件付の限定値になり勝ちであった。
すなわち上述の条件の下で得られた車両の検査値が、公
式的にも一般に用いられているのが現状であった。なお
本願発明の請求項3に係わる試験車両のロック用の第3
ローラに関する技術は、本願出願人による考案、実願平
2−49975号明細書により提案済みのものを応用
し、ないし利用するものである。
本従来技術のような試験ユニットでは、車輪の垂直下方
を挟んでその回転周面にローラが接触しているために、
そのローラ対に(ベクトルによって)100%の垂直荷重
を受ける状態にないので、固定位置にあるローラに載架
する車輪の載り方によっては、データ採取時に荷重の方
向が一定しない場合がある。そしてこの一定しないこと
により検査値が常に安定して得られるとは限らない。換
言すれば従来の試験環境にあっては、試験ユニット上に
載っている車両の状態が、ある拘束状態にあるのか、自
然状態にあるのか不明であった。そのために試験中の車
輪の検査値が、必ずしも実際の走行時に現す性能値とな
るわけでなく、どちらかというと試験ユニットでの検査
値を得るという、条件付の限定値になり勝ちであった。
すなわち上述の条件の下で得られた車両の検査値が、公
式的にも一般に用いられているのが現状であった。なお
本願発明の請求項3に係わる試験車両のロック用の第3
ローラに関する技術は、本願出願人による考案、実願平
2−49975号明細書により提案済みのものを応用
し、ないし利用するものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら各種の従
来装置にあっては、近年増えてきた、車両が4輪とも同
時駆動する4WD方式車を試験する場合、その前輪と後
輪とを切り放し可能のパートタイム型の4WD方式車
を、従来装置による従来方式で試験することはできる
が、前記したのとは異なる、切り放しの不能なフルタイ
ム型の4WD方式車には適用できない、ということが生
じてしまう。このため適宜に従来装置を2台用意して、
それらに同時に前輪と後輪とをそれぞれ個別に載架し、
前記4WD車に対応しようとする試みが成されている
が、しかも検査すべき車両の車種、大きさが異なれば、
その設定間隔を調整変えしながら試験するという試験状
態の変更は、しばしば起こる。しかも試験済みの同じ車
両を、他の車両のために試験ユニットの設置間隔を変更
して、改めて設置調整した試験ユニットで再検査して
も、従来装置の持つ前記試験環境ないし条件の下では、
たとえ短時間で再検査する場合であっても、得られる検
査値に、再現性を得るとは限らない。言い換えれば汎用
形で望ましい、この種の2台組の試験装置であるために
は、その2台が、例えば車両の進行方向に対し常に直角
で平行な試験ユニットの配置が出来なければならず、ま
た両者はその高低が同一レベルでなければならず、従来
装置にあっては、結果として当該2台が個別で用いられ
る為に、例え慎重に設置準備しても必ずしも同一試験条
件の再現性を有するとは限らない。結局は従来装置で
は、近年流通する全車種に対する汎用形の試験装置には
なり得なかった。一方その試験装置の設定準備は手作業
による為に、安全な作業とは言えず、従って手早く試験
するということもできない。
来装置にあっては、近年増えてきた、車両が4輪とも同
時駆動する4WD方式車を試験する場合、その前輪と後
輪とを切り放し可能のパートタイム型の4WD方式車
を、従来装置による従来方式で試験することはできる
が、前記したのとは異なる、切り放しの不能なフルタイ
ム型の4WD方式車には適用できない、ということが生
じてしまう。このため適宜に従来装置を2台用意して、
それらに同時に前輪と後輪とをそれぞれ個別に載架し、
前記4WD車に対応しようとする試みが成されている
が、しかも検査すべき車両の車種、大きさが異なれば、
その設定間隔を調整変えしながら試験するという試験状
態の変更は、しばしば起こる。しかも試験済みの同じ車
両を、他の車両のために試験ユニットの設置間隔を変更
して、改めて設置調整した試験ユニットで再検査して
も、従来装置の持つ前記試験環境ないし条件の下では、
たとえ短時間で再検査する場合であっても、得られる検
査値に、再現性を得るとは限らない。言い換えれば汎用
形で望ましい、この種の2台組の試験装置であるために
は、その2台が、例えば車両の進行方向に対し常に直角
で平行な試験ユニットの配置が出来なければならず、ま
た両者はその高低が同一レベルでなければならず、従来
装置にあっては、結果として当該2台が個別で用いられ
る為に、例え慎重に設置準備しても必ずしも同一試験条
件の再現性を有するとは限らない。結局は従来装置で
は、近年流通する全車種に対する汎用形の試験装置には
なり得なかった。一方その試験装置の設定準備は手作業
による為に、安全な作業とは言えず、従って手早く試験
するということもできない。
【0007】本発明の目的は、かかる従来技術の欠点に
鑑み、前記試験ユニットの汎用化を図りつつ試験準備業
務の効率化を求め、前記業務上の危険を防止し、合わせ
て試験条件の向上を図ったブレーキとスピードとの4輪
同時複合試験装置を提供することを目的とする。
鑑み、前記試験ユニットの汎用化を図りつつ試験準備業
務の効率化を求め、前記業務上の危険を防止し、合わせ
て試験条件の向上を図ったブレーキとスピードとの4輪
同時複合試験装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、ブレーキ駆動
ローラとスピードローラからなるローラ対を回転自在に
並置するとともに、該ローラ対上に検査すべき車両の前
輪側若しくは後輪側を載架し、前記ローラ対に接続され
たクラッチと、トルク検出器およびローラ対の回転検出
に基づくスピードメータによって、前記車両のブレーキ
とスピードの性能を検査する試験ユニットを用いる点に
ついては前記従来技術と同様であるが、特に前輪側と後
輪側に配置した一対の試験ユニットを具えたブレーキと
スピードとの4輪同時複合試験装置に関するもので、本
発明の構成は、図1に示すように、前記試験ユニットの
前輪側若しくは後輪側の一方の試験ユニット1aを固定
し、該固定した固定試験ユニット1aより後輪側若しく
は前輪側に向けてガイドレール29を延在させるととも
に、該ガイドレール29上に他方の試験ユニット1bを
移動自在に載置するとともに、駆動手段26により進退
操作可能なの移動操作部26bを前記一対の試験ユニッ
ト1a,1b間に配設し、該移動操作部26bを、前記
固定試験ユニット1aより他方の試験ユニット1b側に
延在させて両ユニットを連結させ、前記駆動手段26に
よる移動操作部26bの進退操作によって他方の試験ユ
ニットがガイドレールに沿って移動可能としたことを特
徴とする。更に前記駆動手段26の移動操作部26bの
端側若しくはその途中位置に、前記駆動手段による移動
操作部の移動操作を終了した後に、前記試験ユニットの
2組の固定された前後輪間の変動を、バネ力により吸収
して微調整可能とする調整手段30を設けたことを特徴
とするものである。
ローラとスピードローラからなるローラ対を回転自在に
並置するとともに、該ローラ対上に検査すべき車両の前
輪側若しくは後輪側を載架し、前記ローラ対に接続され
たクラッチと、トルク検出器およびローラ対の回転検出
に基づくスピードメータによって、前記車両のブレーキ
とスピードの性能を検査する試験ユニットを用いる点に
ついては前記従来技術と同様であるが、特に前輪側と後
輪側に配置した一対の試験ユニットを具えたブレーキと
スピードとの4輪同時複合試験装置に関するもので、本
発明の構成は、図1に示すように、前記試験ユニットの
前輪側若しくは後輪側の一方の試験ユニット1aを固定
し、該固定した固定試験ユニット1aより後輪側若しく
は前輪側に向けてガイドレール29を延在させるととも
に、該ガイドレール29上に他方の試験ユニット1bを
移動自在に載置するとともに、駆動手段26により進退
操作可能なの移動操作部26bを前記一対の試験ユニッ
ト1a,1b間に配設し、該移動操作部26bを、前記
固定試験ユニット1aより他方の試験ユニット1b側に
延在させて両ユニットを連結させ、前記駆動手段26に
よる移動操作部26bの進退操作によって他方の試験ユ
ニットがガイドレールに沿って移動可能としたことを特
徴とする。更に前記駆動手段26の移動操作部26bの
端側若しくはその途中位置に、前記駆動手段による移動
操作部の移動操作を終了した後に、前記試験ユニットの
2組の固定された前後輪間の変動を、バネ力により吸収
して微調整可能とする調整手段30を設けたことを特徴
とするものである。
【0009】
【作用】かかる技術手段によれば、前記従来技術のよう
に、単に前輪または後輪のどちらかだけを試験するので
はなく、図1に示すごとく試験ユニット1に全車輪を載
架させて、同時に試験させることが可能となり、また手
軽で安全なブレーキとスピードの複合試験をすることが
出来る。この結果、4輪同時の複合試験が可能となると
ともに、前記するように、どのような構造の車種に対し
ても試験可能な汎用形の試験ユニットの実施が可能とな
るとともに、次に試験する試験車両の大きさが異なり、
ホイールベース間隔が変わる場合に遭遇しても、前記駆
動手段26により速やかにその車両に対応できる。また
前記従来技術のように前輪と後輪を拘束状態にしている
のではなく、本発明は前記微調整可能の調整手段を付設
して、試験車両側の状態が前記試験ユニットに自然に反
映するように、載架する構成を取るために、前記設定車
輪間隔をほぼ自然な走行環境に近い載架状態の試験条件
に設定することができ、その結果、検査値の信頼性をを
向上させることが出来る。
に、単に前輪または後輪のどちらかだけを試験するので
はなく、図1に示すごとく試験ユニット1に全車輪を載
架させて、同時に試験させることが可能となり、また手
軽で安全なブレーキとスピードの複合試験をすることが
出来る。この結果、4輪同時の複合試験が可能となると
ともに、前記するように、どのような構造の車種に対し
ても試験可能な汎用形の試験ユニットの実施が可能とな
るとともに、次に試験する試験車両の大きさが異なり、
ホイールベース間隔が変わる場合に遭遇しても、前記駆
動手段26により速やかにその車両に対応できる。また
前記従来技術のように前輪と後輪を拘束状態にしている
のではなく、本発明は前記微調整可能の調整手段を付設
して、試験車両側の状態が前記試験ユニットに自然に反
映するように、載架する構成を取るために、前記設定車
輪間隔をほぼ自然な走行環境に近い載架状態の試験条件
に設定することができ、その結果、検査値の信頼性をを
向上させることが出来る。
【0010】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の好適な実施例
を例示的に詳しく説明する。ただしこの実施例に記載さ
れている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置な
どは特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲を
それのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例に過ぎ
ない。図1は本発明の基本構成を示す実施例で、1部を
その作用を説明するために要部断面図とした、その側面
図である。試験ユニット1a、1bは、載架する車両の
ホイールベースに合わせて、前記試験ユニット1aの、
空圧、油圧、電動もしくはそれらを組み合わせ1つの動
力源として使用する各種形式のシリンダ26aとピスト
ン軸26Bで構成する駆動手段26により、その駆動力
Fが作動して、その他方1bをガイドレール29上に沿
って車両前後方向に移動させ、前輪と後輪間の設定ホイ
ールベース間隔Wが保持可能になっている。前記試験ユ
ニット1aに設置する該駆動手段(駆動シリンダ)26の
可動ピストン軸26bの先端は、前記試験ユニット1b
の係支点27に連結されている。このとき該先端は、前
記係支点27のここに図示しない連結部分とは、例えば
進行方向に対して長径寸法を有する長孔と、その中で拘
束されるフックとで組み合わせた構造のように、結果と
して前記試験ユニット1の設置間隔Wに多少の遊びが生
ずるように構成して成る。
を例示的に詳しく説明する。ただしこの実施例に記載さ
れている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置な
どは特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲を
それのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例に過ぎ
ない。図1は本発明の基本構成を示す実施例で、1部を
その作用を説明するために要部断面図とした、その側面
図である。試験ユニット1a、1bは、載架する車両の
ホイールベースに合わせて、前記試験ユニット1aの、
空圧、油圧、電動もしくはそれらを組み合わせ1つの動
力源として使用する各種形式のシリンダ26aとピスト
ン軸26Bで構成する駆動手段26により、その駆動力
Fが作動して、その他方1bをガイドレール29上に沿
って車両前後方向に移動させ、前輪と後輪間の設定ホイ
ールベース間隔Wが保持可能になっている。前記試験ユ
ニット1aに設置する該駆動手段(駆動シリンダ)26の
可動ピストン軸26bの先端は、前記試験ユニット1b
の係支点27に連結されている。このとき該先端は、前
記係支点27のここに図示しない連結部分とは、例えば
進行方向に対して長径寸法を有する長孔と、その中で拘
束されるフックとで組み合わせた構造のように、結果と
して前記試験ユニット1の設置間隔Wに多少の遊びが生
ずるように構成して成る。
【0011】前記試験ユニット1に試験車両を進入させ
る以前に、それぞれの前記した試験ユニット1a、1b
の第1ローラ10、15と第2ローラ11、16に配設
の、それぞれに付設のシリンダを操作して、前記第3ロ
ーラを進入妨害にならないように立ち下げ、リフター1
3と17を進入の助けとなるように立ち上げておく。そ
して該試験ユニット1に当該試験車両を進行させて、そ
の所定位置に停止させると、該車両の前輪と後輪からな
る車輪3、4は、前記した第1ローラ10と第2ローラ
11または第1ローラ15と第2ローラ16との間に着
座する。所定の着座が確認されると、当該車輪3、4を
ロック可能に、該試験ユニット1a及び1bの夫々のユ
ニット内に内蔵の前記した第3ローラ20、24および
25が、それぞれのシリンダによって立ち上げられて車
輪3、4周面に当接されて所定位置に停止するようにな
っている。そしてしかる後に、具体的にはブレーキ駆動
ローラとスピードローラからなるローラ対10−11、
15−16上に検査すべき車両の前輪側と後輪側が載架
された後に、前記ローラ対に接続されたクラッチと、ト
ルク検出器およびローラ対の回転検出に基づくスピード
メータ等の、前記車両のブレーキとスピードの性能を検
査する検査手段2によって、所要の検査が行われる。上
記した各ローラ及び検査手段2に係わる構造と操作、お
よび前記先願公報にすでに開示した従来技術使用の構造
部分については、これ以上の説明を省略する。
る以前に、それぞれの前記した試験ユニット1a、1b
の第1ローラ10、15と第2ローラ11、16に配設
の、それぞれに付設のシリンダを操作して、前記第3ロ
ーラを進入妨害にならないように立ち下げ、リフター1
3と17を進入の助けとなるように立ち上げておく。そ
して該試験ユニット1に当該試験車両を進行させて、そ
の所定位置に停止させると、該車両の前輪と後輪からな
る車輪3、4は、前記した第1ローラ10と第2ローラ
11または第1ローラ15と第2ローラ16との間に着
座する。所定の着座が確認されると、当該車輪3、4を
ロック可能に、該試験ユニット1a及び1bの夫々のユ
ニット内に内蔵の前記した第3ローラ20、24および
25が、それぞれのシリンダによって立ち上げられて車
輪3、4周面に当接されて所定位置に停止するようにな
っている。そしてしかる後に、具体的にはブレーキ駆動
ローラとスピードローラからなるローラ対10−11、
15−16上に検査すべき車両の前輪側と後輪側が載架
された後に、前記ローラ対に接続されたクラッチと、ト
ルク検出器およびローラ対の回転検出に基づくスピード
メータ等の、前記車両のブレーキとスピードの性能を検
査する検査手段2によって、所要の検査が行われる。上
記した各ローラ及び検査手段2に係わる構造と操作、お
よび前記先願公報にすでに開示した従来技術使用の構造
部分については、これ以上の説明を省略する。
【0012】図2は本発明の他の実施例を示す側面図で
あり、前記駆動手段26が、前記ガイドレール29上を
移動する移動試験ユニット1bの係支点27に調整手段
30を配設するもので、図3は前記調整手段30の構造
の概要とその作用を説明する、断面図である。前記駆動
手段26の可動ピストン軸26bの先端は、係支点27
より調整手段30内に侵入してその先端部にフランジ3
3が設けられ、前記調整手段30内において該フランジ
33の左方側(固定試験ユニット1a側)と右方側(移動
試験ユニット1b側)にバネ34、35を伸縮可能に遊
嵌させている。前記調整手段30は、そのフランジ33
の左方側(固定試験ユニット1a側)の端部32が前記駆
動手段26の可動ピストン軸26bを挿通可能に、かつ
該バネ34の着座が可能に、またその右方(移動試験ユ
ニット1b側)の端部が前記移動試験ユニット1bの壁
面とともに該バネ35の着座が可能に、それぞれ構成し
ている。そして前記可動ピストン軸26bの、右方(移
動試験ユニット1b側)方向の動きには、前記移動試験
ユニット1bの壁面と該バネ35がその駆動力Fを受
け、その左方(固定試験ユニット1a側)方向の動きに
は、前記調整手段30の段差部31と該バネ34がその
駆動力Fを受け、該移動試験ユニット1bのガイドレー
ルに沿った進退方向の移動を可能にしている。ここで前
記調整手段30は前記駆動手段26の先端側に設けた係
支点27に調整手段30を配設する構成について説明し
たが、その設置位置は前記可動ピストン軸26bの中間
部分でも、前記試験ユニット1bの内部に前記可動アー
ムを挿通させてその中に内蔵させる構成であってもよ
い。なお前記駆動手段26は、前記試験ユニット1a、
1bのいずれに配設しても自由である。
あり、前記駆動手段26が、前記ガイドレール29上を
移動する移動試験ユニット1bの係支点27に調整手段
30を配設するもので、図3は前記調整手段30の構造
の概要とその作用を説明する、断面図である。前記駆動
手段26の可動ピストン軸26bの先端は、係支点27
より調整手段30内に侵入してその先端部にフランジ3
3が設けられ、前記調整手段30内において該フランジ
33の左方側(固定試験ユニット1a側)と右方側(移動
試験ユニット1b側)にバネ34、35を伸縮可能に遊
嵌させている。前記調整手段30は、そのフランジ33
の左方側(固定試験ユニット1a側)の端部32が前記駆
動手段26の可動ピストン軸26bを挿通可能に、かつ
該バネ34の着座が可能に、またその右方(移動試験ユ
ニット1b側)の端部が前記移動試験ユニット1bの壁
面とともに該バネ35の着座が可能に、それぞれ構成し
ている。そして前記可動ピストン軸26bの、右方(移
動試験ユニット1b側)方向の動きには、前記移動試験
ユニット1bの壁面と該バネ35がその駆動力Fを受
け、その左方(固定試験ユニット1a側)方向の動きに
は、前記調整手段30の段差部31と該バネ34がその
駆動力Fを受け、該移動試験ユニット1bのガイドレー
ルに沿った進退方向の移動を可能にしている。ここで前
記調整手段30は前記駆動手段26の先端側に設けた係
支点27に調整手段30を配設する構成について説明し
たが、その設置位置は前記可動ピストン軸26bの中間
部分でも、前記試験ユニット1bの内部に前記可動アー
ムを挿通させてその中に内蔵させる構成であってもよ
い。なお前記駆動手段26は、前記試験ユニット1a、
1bのいずれに配設しても自由である。
【0013】さらに本発明の動作について説明する。試
験態勢にある試験車両の前記全車輪3、4が前記試験装
置1で検査準備が確認されると、前記リフター13、1
7は下げられて、スピード測定とブレーキ測定がなされ
る。特にブレーキ測定時には、ブレーキを踏み続ける
と、そのブレーキ力の検査値はピークホールド点で表示
器に指示がでて検査値を得るが、同時にブレーキ反力で
前記車両は後退現象を示し、そして前記車輪3、4は、
前記第3ローラ24、25に当り、それらに停められて
前記第3ローラ24、25がそれぞれロック効果を示
す。
験態勢にある試験車両の前記全車輪3、4が前記試験装
置1で検査準備が確認されると、前記リフター13、1
7は下げられて、スピード測定とブレーキ測定がなされ
る。特にブレーキ測定時には、ブレーキを踏み続ける
と、そのブレーキ力の検査値はピークホールド点で表示
器に指示がでて検査値を得るが、同時にブレーキ反力で
前記車両は後退現象を示し、そして前記車輪3、4は、
前記第3ローラ24、25に当り、それらに停められて
前記第3ローラ24、25がそれぞれロック効果を示
す。
【0014】ところで、この場合、急激な変化を与えら
れた当該車輪は、経験的に、単独に使用されていた従来
の試験装置において、その急激な変化に起因する力によ
って該試験ユニットを例えば20mm移動させていた。
従ってこの設定車輪間隔に現れる変化量に対し、本発明
の前記調整手段30は、その微調整寸法、即ちその遊び
が20mm移動代が生ずる基準寸法を与えるように構成
する。その結果、前記調整手段30のバネ力により吸収
されて、本発明の前記試験装置1には、試験車両の試験
動作時の不当な荷重は、かからなくすることが出来、本
発明の作用効果を円滑に達成することが理解できる。本
発明装置1は、4WD方式車を含め全車種構造の自動車
の汎用形に好適な、スピードとブレーキとの4輪同時複
合試験装置を確立するものであるので、広く一般の車検
場に採用されるとき、その車検場の省空間化、作業時間
の半減、特に試験準備業務の簡便化と安全性向上の作用
効果により、労働環境を著しく改善するものとなる。な
お、本発明においては、前記従来装置の図4の装置の構
成を、当該試験ユニット1a、1bに想定して説明した
が、これらを図5の装置の構成に読み代えて構成しても
よく、また同種の車両性能を測定する、公開された別の
単独装置を用いることにより、本発明試験装置になるよ
うに設定し、構成してもよい。
れた当該車輪は、経験的に、単独に使用されていた従来
の試験装置において、その急激な変化に起因する力によ
って該試験ユニットを例えば20mm移動させていた。
従ってこの設定車輪間隔に現れる変化量に対し、本発明
の前記調整手段30は、その微調整寸法、即ちその遊び
が20mm移動代が生ずる基準寸法を与えるように構成
する。その結果、前記調整手段30のバネ力により吸収
されて、本発明の前記試験装置1には、試験車両の試験
動作時の不当な荷重は、かからなくすることが出来、本
発明の作用効果を円滑に達成することが理解できる。本
発明装置1は、4WD方式車を含め全車種構造の自動車
の汎用形に好適な、スピードとブレーキとの4輪同時複
合試験装置を確立するものであるので、広く一般の車検
場に採用されるとき、その車検場の省空間化、作業時間
の半減、特に試験準備業務の簡便化と安全性向上の作用
効果により、労働環境を著しく改善するものとなる。な
お、本発明においては、前記従来装置の図4の装置の構
成を、当該試験ユニット1a、1bに想定して説明した
が、これらを図5の装置の構成に読み代えて構成しても
よく、また同種の車両性能を測定する、公開された別の
単独装置を用いることにより、本発明試験装置になるよ
うに設定し、構成してもよい。
【0015】
【発明の効果】以上記載したごとく本発明によれば、自
動車の車両の試験を全車輪同時に試験して、かつより高
い信頼性のある検査値の確保と、載荷重の自然状態に近
づける試験環境とその条件の向上を図りつつ、前記試験
時の危険を防止し、手軽に試験が行える、もしくは能率
的に検査値が得られる複合試験装置を提供することが出
来る、等の種々の著効を有し、本発明にして始めてフル
タイムの4WD方式の車両試験を含め、全車種に適用可
能な汎用形の複合試験装置の提供が可能になり、その実
用的価値は極めて大である。
動車の車両の試験を全車輪同時に試験して、かつより高
い信頼性のある検査値の確保と、載荷重の自然状態に近
づける試験環境とその条件の向上を図りつつ、前記試験
時の危険を防止し、手軽に試験が行える、もしくは能率
的に検査値が得られる複合試験装置を提供することが出
来る、等の種々の著効を有し、本発明にして始めてフル
タイムの4WD方式の車両試験を含め、全車種に適用可
能な汎用形の複合試験装置の提供が可能になり、その実
用的価値は極めて大である。
【図1】 本発明の実施例を示すフルタイムの4WD方
式の車両試験装置の全体側面図である。
式の車両試験装置の全体側面図である。
【図2】 本発明の他の実施例を示す、フルタイムの4
WD方式の車両試験装置の全体側面図である。
WD方式の車両試験装置の全体側面図である。
【図3】 図2にしめす調整手段の内部構成を説明す
る、要部拡大断面図である。
る、要部拡大断面図である。
【図4】 車両試験装置の先行技術の説明図である。
【図5】 共用ローラを持つ車両試験装置の先行技術の
説明図である。
説明図である。
1 試験装置 1a 前輪用試験ユニット 1b 後輪用試験ユニット 2 検査手段 3 前輪 4 後輪 10、11 前輪用試験ユニットの第1ローラ、第2ロ
ーラ 15、16 後輪用試験ユニットの第1ローラ、第2ロ
ーラ 26 駆動手段 26b 移動操作部 29 ガイドレール 30 調整手段 F 駆動手段の駆動力 W 設定ホイールベース間隔
ーラ 15、16 後輪用試験ユニットの第1ローラ、第2ロ
ーラ 26 駆動手段 26b 移動操作部 29 ガイドレール 30 調整手段 F 駆動手段の駆動力 W 設定ホイールベース間隔
Claims (1)
- 【請求項1】 ブレーキ駆動ローラとスピードローラか
らなるローラ対を回転自在に並置するとともに、該ロー
ラ対上に検査すべき車両の前輪側若しくは後輪側を載架
し、前記ローラ対に接続されたクラッチと、トルク検出
器およびローラ対の回転検出に基づくスピードメータに
よって、前記車両のブレーキとスピードの性能を検査す
る試験ユニットを前輪側と後輪側に配置した一対の試験
ユニットを具えたブレーキとスピードとの4輪同時複合
試験装置において、前記試験ユニットの前輪側若しくは後輪側の一方の試験
ユニットを固定し、該固定した固定試験ユニットより後
輪側若しくは前輪側に向けてガイドレールを延在させ、
該ガイドレール上に他方の試験ユニットを移動自在に載
置するとともに、 駆動手段により進退操作可能な移動操作部を前記一対の
試験ユニット間に配設し、該移動操作部を、前記固定試
験ユニットより他方の試験ユニット側に延在させて両ユ
ニットを連結させ、前記駆動手段による移動操作部の進
退操作によって他方の試験ユニットがガイドレールに沿
って移動可能とするとともに、前記駆動手段の移動操作
部の端側若しくはその途中位置に、前記駆動手段の移動
操作部の移動操作を終了した後に、前記試験ユニットの
2組の固定された前後輪間の変動を、バネ力により吸収
して微調整可能とする調整手段を設けたことを特徴とす
る ブレーキとスピードとの4輪同時複合試験装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP04060992A JP3200135B2 (ja) | 1992-01-31 | 1992-01-31 | ブレーキとスピードとの4輪同時複合試験装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP04060992A JP3200135B2 (ja) | 1992-01-31 | 1992-01-31 | ブレーキとスピードとの4輪同時複合試験装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05209814A JPH05209814A (ja) | 1993-08-20 |
| JP3200135B2 true JP3200135B2 (ja) | 2001-08-20 |
Family
ID=12585268
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP04060992A Expired - Fee Related JP3200135B2 (ja) | 1992-01-31 | 1992-01-31 | ブレーキとスピードとの4輪同時複合試験装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3200135B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010230436A (ja) * | 2009-03-26 | 2010-10-14 | Honda Motor Co Ltd | 車両検査装置 |
| KR101513369B1 (ko) * | 2013-12-20 | 2015-04-20 | 교통안전공단 | 축간거리 자동 조정장치를 구비한 하이브리드형 차량 검사 장치 |
-
1992
- 1992-01-31 JP JP04060992A patent/JP3200135B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH05209814A (ja) | 1993-08-20 |
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