JP3199523U - 装着式健康器具 - Google Patents

Abstract

【課題】人体に装着することができ、マッサージ効果と温灸効果に類似した効果の得られる装着式健康器具を提供する。【解決手段】複数のマッサージ体を内部に設けてなり、かつ人体に装着するシリコンゴム体１０と、シリコンゴム体の外周面に形成した発熱繊維層３０とを具えてなり、マッサージ体２０の少なくとも一部分が人体に接触する側に向かって露出する。【選択図】図１

Description

この考案は、マッサージ効果と温灸に類似した効果の得られる、身体に装着する健康器具に関する。

遠赤外線のエネルギーは生物に有益であり、かつ磁気エネルギーは人体のつぼを刺激することからマッサージ効果が得られる。よって、遠赤外線放出物質、もしくは磁石を材料とした健康器具が市場に多く見られる。

遠赤外線は、スペクトルの波長が１５〜１００μｍの不可視光線で、赤外線の波長範囲に属し、非熱的効果を主な作用とする。しそのエネルギーはタンパク質に吸収されて伝達し、人体の生体反応を調整する。その内、４μm〜１４μｍの範囲の遠赤外線は、人体を構成する分子と共鳴し、毛細血管の拡張を促進し、血液の循環を円滑にし、新陳代謝を促進して身体の免疫力を増強する。また、体内の酸度のバランスを取る。このため、遠赤外線は医療と保健の用途に用いることができる。

磁石、もしくは強力なマグネットの磁力線は人体のつぼを刺激する作用を具える。すでに知られている磁力の作用として、鎮痛作用が挙げられる。例えば、肩、手、脚などの部位の痛み、またはだるい感覚に対する好ましい緩和、鎮痛作用を有する。

すでに商品化されている遠赤外線放出材料、もしくは磁石を用いた保健機材には、強力な磁石を複数用いた履物、磁石を利用したブレスレット、ネックレスなどがある。また、布帛などの織布に磁石を内包させて縫合した磁性を具えるウェストベルトなども見られる。

台湾実用新案Ｍ３９１３２３号公報には、シリコンを用いた磁石キャップの構造が開示されている。該磁石キャップは、内部に収納空間と調整空間とを具え、複数の磁石を該収納空間に設置する。この場合、複数の該磁石を一列に並べ該収納空間に充満するように設けて、緊迫度を調整し、かつ取り出しの便宜を図る。

しかしながら、前記実用新案公報に開示される磁気キャップは、磁力を利用して物理的作用を提供するものではあるが、その人体への応用から言えば、人体のつぼとその組織に対して新陳代謝を促すか、もしくは刺激して活性化する効果はあるものの、これだけでは、不足だといえる。好ましくは予め、もしくは同時に緩和させるか、又は治療をほどこすべき患部を温めて血液循環を促す効果を具えるべきある。目下の医療技術においては、人体に微量の遠赤外線照射を行い、人体の免疫力を高め、毛細血管の拡張と血液の循環を図っている。即ち、医療と保健の用途に応用されている。係る遠赤外線の効能も必要である。

台湾実用新案Ｍ３９１３２３号公報

この考案は、人体に装着することができ、マッサージ効果と温灸効果に類似した効果の得られる装着式健康器具を提供することを課題とする。

そこで、本考案者は従来の健康器具に見られる欠点に鑑み鋭意研究を重ねた結果、複数のマッサージ体を内部に設けてなり、かつ人体に装着するシリコンゴム体と、該シリコンゴム体の外周面に形成した発熱繊維層とを具えてなり、該マッサージ体の少なくとも一部分が人体に接触する側に向かって露出した装着式健康器具によって課題を解決できる点に着眼し、係る知見に基づいて本考案を完成させた。

以下この考案について説明する。請求項１に記載する装着式健康器具は、複数のマッサージ体を内部に設けてなり、かつ人体に装着するシリコンゴム体と、該シリコンゴム体の外周面に形成した発熱繊維層とを具えてなり、該マッサージ体の少なくとも一部分が人体に接触する側に向かって露出する。

請求項２に記載する装着式健康器具は、請求項１におけるマッサージ体が金属か、磁性体か、鉱石か、ガラスか、水晶の内の任意の一つを選択するか、もしくはこれらの組み合わせによってなる。

請求項３に記載する装着式健康器具は、請求項１における発熱繊維層がアクリラートによってなる。

請求項４に記載する装着式健康器具は、請求項３における発熱繊維層が該シリコンゴム体の外周面の全てを覆う。

請求項５に記載する装着式健康器具は、請求項３における発熱繊維層が該シリコンゴム体の外周面の一部分を覆う。

請求項６に記載する装着式健康器具は、請求項１におけるシリコンゴム体の外周面に遠赤外線材料塗布層を形成する。

請求項７に記載する装着式健康器具は、請求項１における発熱繊維層の外部表面に遠赤外線材料塗布層を形成する。

請求項８に記載する装着式健康器具は、請求項１におけるシリコンゴム体が指輪か、リストバンドか、腰部サポーターか、インソールか、膝のサポーターか、もしくはマッサージリングの内の任意の一つのである。

請求項９に記載する装着式健康器具は、請求項１におけるシリコンゴム体がベルト状に形成され、かつ該ベルト状のシリコンゴム体の両端に連結部材を設ける。

請求項１０に記載する装着式健康器具は、請求項９における連結部材がボタンとボタンホール、面ファスナー、留め具から選択される任意の一種である。

請求項１１に記載する装着式健康器具は、請求項１におけるシリコンゴム体が板状に形成され、インソールとする。

この考案による健康器具は、人体に接触するマッサージ体を具え、人体に装着することによってマッサージ効果が得られるとともに、発熱繊維層を具え、温灸に類似した効果が得られ、さらに遠赤外線放出材料塗布層を形成することによって遠赤外線のエネルギーの作用が得られ、新陳代謝を促進し、免疫力を増強し、保健の効果が得られる。

この考案による装着式健康器具の構造を示した断面図である。 図１に開示するＡ−Ａ線に沿った断面図である。 他の実施の形態による装着式健康器具の構造を示した断面図である。 指輪に応用した装着式健康器具の使用態様を示した説明図である。 リストバンドに応用した装着式健康器具の使用態様を示した説明図である。 腰部サポーター応用した装着式健康器具の使用態様を示した説明図である。 インソール応用した装着式健康器具の使用態様を示した説明図である。 図７に開示するＢ−Ｂ線に沿った断面図である。 その他の実施の形態による装着式健康器具の構造を示した断面図である。

この考案は、人体に装着することができ、マッサージ効果と温灸に類似した効果の得られる装着式健康器具を提供するものであって、複数のマッサージ体を内部に設けてなり、かつ人体に装着するシリコンゴム体と、該シリコンゴム体の外周面に形成した発熱繊維層とを具えてなり、該マッサージ体の少なくとも一部分が人体に接触する側に向かって露出する。係る装着式健康器具の特徴を説明するために、具体的な実施例を挙げ、図面を参照にして以下に詳述する。

図１、２に開示するように、この考案による装着式健康器具は、シリコンゴム体１０を具え、シリコンゴム体１０は複数のマッサージ体２０を含む。また、シリコンゴム体１０の外周面には発熱繊維層３０を設ける。

シリコンゴム体１０は、人体に連結するか、もしくは人体の四肢に装着する指輪、リストバンド、腰部サポーター、インソール、膝のサポーターもしくはマッサージリングの内の任意の一つの装着式器具を構成し、発熱繊維層３０の発熱効果とマッサージ体２０のマッサージ効果を併せ持ち、マッサージ効果と発熱効果とを具える装着式健康器具を提供する。

図３に、他の実施の形態による装着式健康器具を開示する。図面の開示によれば、遠赤外線材料塗布層４０を具え、一つの実施の形態として遠赤外線材料塗布層４０はシリコンゴム体１０の外部表面に形成する。また、他の実施の形態として、遠赤外線材料塗布層４０は発熱繊維層３０の人体と接触する内側の表面に形成してもよい。遠赤外線材料塗布層４０を形成することによって、マッサージ効果、発熱による温灸に類似した効果、さらには遠赤外線放出効果を具える装着式健康器具が得られる。

実施例において、マッサージ体２０は、金属か、磁性体か、鉱石か、ガラスか、水晶の内の任意の一つを選択するか、もしくはこれらの組み合わせによってなる。

また、マッサージ体２０は、少なくとも一部分をシリコンゴム体１０から人体に接触する側に向かって露出させる。

シリコンゴム体１０は、金型を利用した成型技術によって製造してもよい。シリコンゴム体１０を成形すると同時にマッサージ体２０を内部に設ける。

図４に、実施の形態の一つを開示する。図面に開示するように、シリコンゴム体１０は環状に形成し、手の指に嵌めるリングとして使用する。シリコンゴム体１０内に設けたマッサージ体２０は指を囲繞して分布し、かつマッサージ体２０の外部に露出した部分がマッサージ効果を提供する。

実施例において、発熱繊維層３０はアクリラートによってなり、シリコンゴム体１０の外周面を被覆する。発熱繊維層３０は、人体の発散する汗を吸収し、水分を凝固させて凝固熱を発生させる。また、発熱繊維層３０は接着剤で粘着するか、もしくはその他類似する方法でシリコンゴム体１０の外周面に貼着する。

図５に、他の実施形態を開示する。図面に開示するように、図面に開示するように、シリコンゴム体１０は環状に形成して手首に嵌めるリストバンド、もしくは腕、膝に嵌めるサポーターとしてもよい。

図５に開示するシリコンゴム体１０は、人体の手首、膝、腰部を覆うに十分な幅を具えた帯状で、かつ環状に形成する。

図６に開示する実施の形態において、シリコンゴム体１０はベルト状に形成し、腰部に装着する健康器具とする。また、ベルト状のシリコンゴム体１０は、両端に例えばボタンとボタンホール、面ファスナー、留め具から選択される任意の一種である連結部材１１をそれぞれ設け、連結部材１１によってシリコンゴム体１０の両端を連結し、腰部のサポーターとする。

上述する実施の形態において、発熱繊維層３０は、例えば図２、３に開示するようにシリコンゴム体１０の外周面を全て被覆するか、もしくはシリコンゴム体１０の一部表面を被覆するように形成してもよい。

また、図５に開示するリストバンド型の健康器具において、発熱繊維層３０は、シリコンゴム体１０の外周面であって、人体に接触する側に形成する。

また、図６に開示する腰部のサポーター型の健康器具において、発熱繊維層３０に遠赤外線材料塗布層４０を形成し、発熱繊維層３０はシリコンゴム体１０の人体に接触する側に形成する。

図７、８に開示するインソール型の健康器具において、シリコンゴム体１０は板状で、身体の足底に適合する形状に形成してインソールとする。マッサージ体２０はシリコンゴム体２０の外周面から露出する。好ましくは、図８に開示するように、シリコンゴム体１０の上部表面の足底に向かった表面から露出する。

また、発熱繊維層３０はシリコンゴム体１０の外周面に形成するが、図９に開示するように、外周面の全てを覆うように形成してもよい。

以上は、この考案の好ましい実施の形態であって、この考案の実施の範囲を限定するものではない。よって、この考案の精神の下においてなされ、この考案に対して均等の効果を有する変更、修正などは、いずれもこの考案の実用新案登録請求の範囲に属するものとする。

１０ シリコンゴム体
１１ 連結部材
２０ マッサージ体
３０ 発熱繊維層
４０ 遠赤外線材料塗布層

Claims (11)

1. 複数のマッサージ体を内部に有し、かつ人体に装着するシリコンゴム体と、該シリコンゴム体の外周面に形成した発熱繊維層とを具えてなり、
   該マッサージ体の少なくとも一部分が人体に接触する側に向かって露出することを特徴とする装着式健康器具。
2. 前記マッサージ体は金属か、磁性体か、鉱石か、ガラスか、水晶の内の任意の一つを選択するか、もしくはこれらの組み合わせによってなることを特徴とする請求項１に記載の装着式健康器具。
3. 前記発熱繊維層はアクリラートであることを特徴とする請求項１に記載の装着式健康器具。
4. 前記発熱繊維層は該シリコンゴム体の外周面の全てを覆うことを特徴とする請求項３に記載の装着式健康器具。
5. 前記発熱繊維層は該シリコンゴム体の外周面の一部分を覆うことを特徴とする請求項３に記載の装着式健康器具。
6. 前記シリコンゴム体の外周面に遠赤外線材料塗布層を有することを特徴とする請求項１に記載の装着式健康器具。
7. 前記発熱繊維層の外部表面に遠赤外線材料塗布層を有することを特徴とする請求項１に記載の装着式健康器具。
8. 前記シリコンゴム体は指輪か、リストバンドか、腰部サポーターか、インソールか、膝のサポーターか、もしくはマッサージリングの内の任意の一つのであることを特徴とする請求項１に記載の装着式健康器具。
9. 前記シリコンゴム体はベルト状で、かつ該ベルト状のシリコンゴム体の両端に連結部材を有することを特徴とする請求項１に記載の装着式健康器具。
10. 前記連結部材はボタンとボタンホール、面ファスナー、留め具から選択される任意の一種であることを特徴とする請求項９に記載の装着式健康器具。
11. 前記シリコンゴム体は板状のインソールであることを特徴とする請求項１に記載の装着式健康器具。
    
    

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