JP3197932U - 襟カラーと袖口カラーを切り離し着脱自在とし、且つ、詰襟の首回り寸法と袖丈寸法を伸縮自在とした機能を持つワイシャツ - Google Patents

Abstract

【課題】ワイシャツの襟カラー並びに、袖口カラーが汚れた時に任意に予備カラーと短時間で着脱交換を可能とし、且つ、襟廻り寸法、及び、袖丈寸法を調整自在とした機能を持つワイシャツを提供する。【解決手段】ワイシャツは詰襟に着脱可能な襟カラー１を備え、並びに、ワイシャツ両袖口には同じく着脱可能な袖口カラーを仕立て、同カラーと同サイズのカラーを予備とする。ワイシャツと同カラーの取付け部位にはそれぞれワンタッチテープ１ａを相対して取付けて同部位を手で張り合わせて軽く圧着せしめることによってカラーの取付け、並びに、取外しの装着を簡便とし、又、同ワンタッチテープの張り合わせ位置を任意に変えて襟回り寸法を大小に、又、袖丈寸法を長く、或いは、短く調整可能にした機能を持たせたものである。【選択図】図２

Description

本考案は、ワイシャツの襟カラーと袖口カラーをワイシャツ本体より切り離し着脱自在とし予備カラーと任意に交換することを可能とし、且つ、襟回り寸法並びに、袖丈寸法を伸縮自在にしたワイシャツを提供するものである。

ワイシャツで汚れが目立つのは襟カラーと袖口カラーである。従って、旅行する時は取り替え用のワイシャツを持参するのが通常である。同カラーが汚れていると面談する相手方に不快感を与えるので出張などで旅行する時は、１乃至２着のワイシャツを持参することになるが旅行カバンに収納すると以外にかさ張り難儀するものである。又、既成のワイシャツは襟回りの寸法と袖丈の寸法は一定寸法に決めて仕立てられているので人によってこの仕立て寸法にマッチしないケースが多く、襟回りの寸法が合っていても袖丈が短すぎるとか、又、その逆のケースもあり、此れをその儘着用していると外見がよくない。

前述の通りワイシャツで汚れが目立つのは襟カラーと袖口カラーであり、ワイシャツ本体部分はスーツに隠れているので汚れていても外目には分からない。両カラーは、通常、２，３日で汚れが生じ新しいワイシャツと着替える必要がありクリーニング代は年間を通じると経済的にも負担を生じている。又、旅行する時はワイシャツを予備として２，３着持参するが、ワイシャツの襟部分が押しつぶれないようにバックに収納するのは難儀であり、又、バッグがかさ張る原因にもなって居る。

旅行先でアクシデントで袖口を汚すことがある。着替えワイシャツを持参して居ないので急遽、ワイシャツを購入しなければならない事態になり思わぬ金銭の負担になるケースがある。

通常、ワイシャツの襟回りの寸法と袖丈寸法は一定寸法で仕立てられている。人によってはこの一定寸法にマッチしないことがある。即ち、襟回りの寸法が合っていても袖丈寸法が合っていないとか、又、その逆の場合もある。それぞれの寸法に若干の伸縮自在性をもたせれば外見もよく効果的である。

通常、ワイシャツは本体部分が白色で襟カラー並びに、袖口カラーも白色である。予備カラーの色合いを変えてカラーを取り換えることにより手軽にファッション性を表現したい。ワイシャツ本体を白色とし同カラーの色合いをブルーにしやり、或いは、ブラウンにしたり、或いは、その逆の配色をして男性でもよりファッション性を手軽に表現したい。

ワイシャツの襟カラーは着脱式のものがオーダーメイド（一流デパート調べによる）で作られている。しかし、詰襟にカラーを固定するのに突起ボタン式のものを採用しており着用した時にゴツゴツして首回りの感触がよくないという欠陥がある、又、ネクタイの通しがスムースでない。
それに、オーダーメイドであるために一着当り、最低１万数千円と高く汎用性に欠ける。

本考案は、襟カラー１と袖口カラー４を着脱式としてそれぞれ予備カラーを備え、同カラーに汚れが生じた時に任意に即座（約５秒以内）に予備カラーと交換を可能とすることを手段としたものである。

襟カラー１と袖口カラー４のそれぞれの着脱はワンタッチテープ方式を採用する。尚、同テープの布への張り合わせはミシンによる糸の縫製ではなく、近年開発されたスチレン系の接着剤で張り合わせを行なうものとする。これはナイロン系の同テープと布の張り合わせに最適で洗濯やドライクリーニングに適合して居り、云わば、耐水性に優れている。従って、従来行なわれているボタン、或いは、ホックによる着脱方式は上記の通り欠陥があるので、この方式は採用しない。
又、ワンタッチテープ方式は予備カラーとの着脱が瞬時に行なえ、其の上、縦、横の引っ張りに対して強いという特性があるので着用時にカラーがズレ落ちる心配はない。

詰襟カラー２にはリボン３を取付け、同リボンの先端にワンタッチテープ３ａを貼り付け、詰襟側に貼り合せられたワンタッチテープ２ｂと張り合わせてその張り合わせ位置を調整することによって首回りの寸法を調整可能とする。尚、寸法調整範囲は、“Ｈ”寸法以内とし最大、２ｃｍとする。（図３ 参照）

ワイシャツの袖口５には、袖口の円周部位５ｂと袖口の縦部位５ｂ方向にワンタッチテープを貼り付けて、同じく袖口カラー４の内側の円周部位４ａにワンタッチテープを貼り付け、５ｂと４ａを密着させて袖口カラー４を固定する。又、袖口カラー４を移動させて４ａと５ａに張り付けて袖丈寸法を伸縮自在とするものである。尚、同寸法調整範囲は、“Ｇ”寸法以内とし最大、約５ｃｍとする。（図４ 参照）

▲１▼ 通常、ワイシャツは２，３日着用すれば襟カラーと袖口カラーは汚れが目立つ。同カラーを着脱式にして予備カラーを備えれば、同カラーが汚れた時に予備カラーと任意に着脱交換ができる。そして、ワイシャツ本体が汚れない限り、当該カラーを自ら簡単にクリーニングすることによって繰り返し同カラーを使用できるのでワイシャツのクリーニング代を節約することができ経済的である。
▲２▼ 予備カラーとの交換接着面はワンタッチテープを採用しているので瞬時に着脱が可能であるので使用面において簡便性がある。
図２は、襟カラーと詰襟の接着を示す展開図である。取付け接着方法は、最初に襟カラーのテープ“Ｕ”と詰襟側のテープ “Ｘ”を接着固定させる。次に、同じく、“Ｖ”と“Ｙ”、“Ｗ”と“Ｚ”をそれぞれ接着固定させる。前述の通り、ワンタッチテープは縦、横の引っ張りに強いので着用中にズレを生じることは無い。
図４は、ワイシャツ袖口５と袖口カラー４との接着を示す平面図である。
ワイシャツ袖丈に伸縮機能を持たせたもので、（４）は同袖丈を短くした場合を示し、（Ｂ）は同袖丈を長くした場合を示す。袖丈の伸縮範囲は、“Ｇ”寸法以内で、最大５ｃｍ以内である。
図５は、着脱式袖口カラー４を袖口に着用した時の斜視図である。同カラーの取付け方法は、袖口貼り付けのテープ５ａとの接着位置を予め定めて置き、そこに袖口カラー４ａを張り合わせ腕の円周に沿って巻きつけて、袖口カラー４の両エッジ部位のテープ４ｂを張り合わせ接着固定させれば、これで仕上がりである。尚、ワイシャツの袖口ボタン４ｃは飾りボタンであり実用には付さない。従って、ボタンホールは袖口には設けない。
▲３▼ 一週間程度の短期の旅行であれば着替えワイシャツを丸ごと持参する必要はなく、予備カラーのみをカバンの片隅に入れて持参すればよいので荷物がかさばらないので利便性がある。
▲４▼ ワイシャツにおいて目立つのは袖口カラーと襟カラーである。このカラーが汚れていると面談時に相手方に不快感を与えるので、即座に手持ちの予備カラーと着脱交換することによって相手方に不快感を与えないという対人的効果を生み出す。商談を行なうサラリーマンにとって生活必需品である。
▲５▼ 既成のワイシャツは襟回り寸法と袖丈寸法は一定寸法に仕立てられている。人によってはこの既成の寸法にマッチしないケースが多く、その儘着用していると外見がよくない。この考案のワイシャツは襟口と袖口に一定の寸法調整機能を備えているので仕立て寸法上の不具合を解消することができる。
▲６▼ 図３、（Ａ）は当該ワイシャツの詰襟詳細図である。詰襟の前面合わせ部位にはボタン並びにボタンホールを設けない仕組みで、代わりに首回り寸法の調整を行なうワンタッチテープ３ａ付の首回り調整リボン３を付帯する。
当テープ３ａを詰襟側に貼り合わせられたワンタッチテープ２ｂとを接着させて首回り寸法を任意に伸縮調整する機能を備える。尚、寸法調整範囲は上述の通り、“Ｈ”寸法の範囲以内に限定され、最大約２ｃｍである。
▲７▼ 男性着用の衣服は女性のものに比べて色合い等でファッション性が劣る。
ワイシャツは男性にとって生活必需品であるが、近年、このワイシャツの襟カラーに色合いを付ける流行の兆しが見える。
そこで、任意に色柄を添えた当予備カラー（襟カラーと袖口カラー）に着脱交換してファッション性の表現の効果を生み出すものである。

図中の（Ａ）、（Ｂ）は着脱襟カラーの平面図。（Ｃ）は、取付け前の襟カラーの斜視図 襟カラーの詰襟への取付け展開図 （Ａ）は、ワイシャツ本体の首回り寸法調整リボン付き詰襟の平面詳細図。“Ｈ”寸法範囲内で首回り寸法調整を行なう。（Ｂ）は、同リボンの位置設定をした時の詰襟の斜視図 図中の（Ａ）は、ワイシャツ着用時に、袖口カラーを移動接着させて袖丈を短くさせた時の袖口平面詳細図．．（Ｂ）図は、同じく移動接着せて袖丈を長くさせた時の袖口平面詳細図。“Ｇ”寸法範囲内で袖丈寸法調整を行なう。 袖口カラー着用時の袖口の斜視図。符号６はスーツの袖口部分。 図中の（Ａ）は、襟カラーの取付け展開図。（Ｂ）は、袖口カラーの取付展開図 図中の（Ａ）は、ワイシャツ本体に襟カラーと袖口カラーを取付けた時のワイシャツ全容（Ｂ）図は、同ワイシャツにスーツを着用した時の全容

１ 着脱襟カラー本体
１ａ 襟カラーの裏面取付けワンタッチテープ（記号”Ｕ”，“Ｖ”，“Ｗ”）
２ａ 詰襟貼り付けワンタッチテープ（記号”Ｘ”，“Ｙ”，“Ｚ”）
２ｂ 詰襟貼り付けワンタッチテープ（リボン張り合わせ用）
２ｃ 詰襟貼り付けリボン３接着用ワンタッチテープ（３ｂと接着）
３ 首回り寸法調整リボン
３ａ 首回り寸法調整リボン貼り付けワンタッチテープ
３ｂ 首回りリボン貼り付けワンタッチテープ（２ｃと接着）
４ 袖口カラー
４ａ 袖口カラー貼り付けワンタッチテープ（円周）
４ｂ 袖口カラー貼り付けワンタッチテープ（両縁横方向）
４ｃ 袖口カラー装飾ボタン
５ ワイシャツ袖口
５ａ 袖口ワンタッチカラー（横方向）
５ｂ 袖口ワンタッチカラー（円周）
６ スーツ袖口

Claims (3)

1. ワイシャツの襟カラーと袖口カラーはそれぞれ着脱可能な仕立として、それぞれ同カラーと同サイズの予備カラーを備え、詰襟と同襟カラー並びに、両袖口と同袖口カラーとの取付け部位には数箇所のワンタッチテープを相対して取付けて張り合わせ同テープ部分を軽く手で圧着させることによって同カラーの取付け並びに、取外しの装着を簡便にした機能を持つワイシャツ。
2. ワイシャツの袖丈は、袖口カラーのワイシャツ袖口への装着位置の調整により、その長短を可能とすることを特徴とする請求項１記載のワイシャツ。
3. ワイシャツの詰襟に付属している詰襟ボタンを無くし、同詰襟にワンタッチテープ付きのリボンを付帯取付けて、同じく詰襟側にもワンタッチテープを相対して取付けて手でこの両テープを密着させて固定させるのであるが、その密着位置を調整して首回りの寸法を大小自在にすることを特徴とする請求項１及び、請求項２記載のワイシャツ。