JP3197388B2 - エレベータ - Google Patents

エレベータ

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JP3197388B2 JP11980193A JP11980193A JP3197388B2 JP 3197388 B2 JP3197388 B2 JP 3197388B2 JP 11980193 A JP11980193 A JP 11980193A JP 11980193 A JP11980193 A JP 11980193A JP 3197388 B2 JP3197388 B2 JP 3197388B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、人間あるいは荷物等を
昇降させるエレベータに係り、詳細には、一般住宅等で
の使用に適した小型エレベータに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のエレベータとしては、昇降塔内に
ガイドレールを敷設して人間あるいは荷物等が搭載され
るエレベータボックスを昇降自在に案内すると共に、上
記昇降塔の頂部に設けたモータ及び減速機で上記エレベ
ータボックスに連結されたワイヤケーブルを巻き取るよ
うにしたものが知られている。また、この従来のエレベ
ータでは、ワイヤケーブルの一端にカウンターバランス
が取付けられ、モータによるワイヤケーブルの巻き取り
負荷の軽減が図られている他、停電時のエレベータボッ
クスの墜落を防止するためにブレーキ装置等が取り付け
られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年では、
地価高騰のあおりから一般住宅にあっても三階建て建築
が増加しつつあり、また高齢化社会を迎え、一般住宅に
もエレベータが取り入れられて普及しつつある。
【0004】しかし、従来のエレベータは、昇降塔の頂
部にモータ、減速機及びブレーキ装置等を収容する機械
室を設ける必要があり、一般住宅に普及する程度にまで
その小型化及びコストダウンを図るには限界があった。
また、停電あるいは故障の際にブレーキ装置が作動して
エレベータボックスが各階の中間で停止してしまうと、
エレベータボックス内からは機械室のモータあるいはブ
レーキ装置を操作することができないので、エレベータ
の搭乗者は外部の人間に救援を求めなければ当該ボック
スから脱出することができず、ボックス内に長時間閉じ
込められる懸念があった。
【0005】本発明はこのような問題点に鑑みなされた
ものであり、その目的とするところは、簡易な構成で安
価に製作することができ、且つ、大がかりなブレーキ装
置なくして停電時のエレベータボックスの落下を防止す
ることが可能なエレベータを提供することにある。
【0006】また、本発明の他の目的は、停電や故障に
よりエレベータボックス内に閉じ込められた場合であっ
ても、エレベータボックス内からの操作で安全に脱出す
ることが可能なエレベータを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のエレベータは、エレベータボックスと、こ
のエレベータボックスの昇降方向に沿って配設された複
数のねじ軸と、アンギュラコンタクトベアリングを介し
て上記エレベータボックスに回転自在に支持されると共
に上記ねじ軸に螺合したボールねじナットと、上記エレ
ベータボックスに搭載され、上記ボールねじナットを回
転させてエレベータボックスを昇降させるモータと、上
記ボールねじナットに連結され、エレベータボックスの
上昇方向については上記ボールねじナットを自在に回転
させる一方、エレベータボックスの下降方向については
所定トルク以上のトルクを与えられた場合にのみボール
ねじナットを回転させるトルクリミッタとから構成され
ることを特徴とするものである。
【0008】
【作用】このような技術的手段によれば、エレベータボ
ックスに搭載されたモータがねじ軸に螺合するボールね
じナットを回転させると、このボールねじナットの回転
方向に応じてエレベータボックスが上記ねじ軸に沿って
上昇あるいは下降する。従って、上記ねじ軸のリードに
応じてボールねじナットを所定量だけ回転させることに
より、エレベータボックスは各階に案内されて所定の位
置で停止する。
【0009】また、エレベータボックスの自重及び積載
重量によりボールねじナットには常に当該ボックスを自
由落下させる方向のトルク(以下、自由落下トルク)が
作用しているが、ボールねじナットに連結されたトルク
リミッタはエレベータボックスの下降方向については所
定トルク(以下、伝達限界トルク)以上のトルクを与え
られた場合にのみボールねじナットを回転させるので、
ボールねじナットに作用している自由落下トルクがトル
クリミッタの伝達限界トルク以下であるときはボールね
じナットが回転せず、エレベータボックスは一切下降し
ない。従って、トルクリミッタの伝達限界トルクがエレ
ベータボックスの最大積載重量に対応してボールねじナ
ットに作用する自由落下トルク以上の値であれば、急な
停電や故障の場合でもエレベータボックスが落下するこ
とはない。
【0010】更に、自由落下トルクと伝達限界トルクと
の差に匹敵するトルクをボールねじナットに与えるとエ
レベータボックスは下降するので、下降方向については
僅かなトルクをボールねじナットに与えるだけでエレベ
ータボックスを降下させることができる。このため、エ
レベータボックス内に設けた非常用操作手段によってモ
ータの出力軸を手動で回転させれば、急な停電や故障の
場合でもエレベータボックスを最寄りの階まで降下させ
ることができる。
【0011】
【実施例】以下、添付図面に基づいて本発明のエレベー
タを詳細に説明する。図1及び図2は本発明の一実施例
を示すものである。これらの図において、符号1は人間
あるいは荷物等を積載して昇降するエレベータボックス
であり、このエレベータボックス1を三方から挟むよう
にしてねじ軸2a,2b,2cが配設されている。上記
ねじ軸2a,2b,2cは両軸端がブラケット10,1
0を介して昇降塔の天井11と床12とに夫々固定され
ている。また、これら3本のねじ軸2a,2b,2cの
うち、エレベータボックス1の両側面に配されたねじ軸
2a,2bには当該ボックス1に回転自在に支持された
ボールねじナット3a,3bが螺合する一方、エレベー
タボックス1の背面に配されたねじ軸2cにはやはり当
該ボックス1に回転自在に支持されたトルクリミッタ5
付きのボールねじナット3cが螺合している。
【0012】図3は上記ボールねじナット3a,3bの
詳細を示すものである。符号13はナット本体であり、
その内周面には各ねじ軸2a,2bの螺旋状ボール転走
溝と相俟って多数のボール14を挟み込む負荷ボール溝
が形成されている。また、上記負荷ボール溝を転走した
ボール14は図示外のボール循環路によって負荷ボール
溝の終端から始端へ戻されるようになっている。一方、
このナット本体13の外周にはボール15,15を介し
て一対のアンギュラコンタクトベアリングの外輪16,
17が装着され、これら外輪16,17に対してナット
本体13が自在に回転するように構成されている。尚、
符号18は外輪16,17の間に挿入された間座であ
る。
【0013】そして、このように構成されたボールねじ
ナット3a,3bは、外輪16に形成されたフランジを
貫通するボルト(図示せず)によってエレベータボック
ス1の取付部19に固定されている。これにより、上記
ナット本体13はエレベータボックス1に対して回転自
在に支持される。
【0014】一方、図4はトルクリミッタ5付きのボー
ルねじナット3cを示している。このボールねじナット
3cにおいて、ナット本体20の一端にはトルクリミッ
タの被取付部となる中空状の延長部21が形成されてい
る。ボールねじナット3cに関するその他の構成は既に
説明したボールねじナット3a,3bと同一なので、図
4中に同一符号を付してその説明は省略する。
【0015】また、上記ボールねじナット3a,3bの
ナット本体13及びボールねじナット3cのナット本体
20には伝達用スプロケット22,…が夫々ボルト(図
示せず)で固定されている。そして、図2に示すよう
に、これら伝達用スプロケット22,…には伝達用チェ
ーン23が架け回されている。尚、同図において符号2
4は伝達用チェーン23の張力を調整するためのチェー
ンテンショナーである。
【0016】また、上記エレベータボックスの上部には
ブラケット25を介してモータ4が固定されており、そ
の出力軸には駆動用スプロケット26が固定されてい
る。一方、ボールねじナット3cのナット本体20には
減速用スプロケット27が固定され、駆動用チェーン2
8がこれら駆動用スプロケット26及び減速用スプロケ
ット27に架け回されている。
【0017】従って、上記モータ4が回転すると、駆動
用チェーン26がその回転をボールねじナット3cに伝
達し、更に伝達用チェーン23がボールねじナット3c
と同一の回転数でボールねじナット3a,3bを回転さ
せる。これにより、各ボールねじナット3a,3b,3
cはモータ4の回転数及び回転方向に応じてねじ軸2
a,2b,2cを夫々に上下し、これらボールねじナッ
ト3a,3b,3cが回転自在に支持されたエレベータ
ボックス1を昇降させることができる。
【0018】次に、上記トルクリミッタ5に付いて説明
する。図4において、符号31は外径軌道面33を備え
た内輪であり、キー32によってナット本体20の延長
部21と連結されている。上記外径軌道面33はねじ軸
2cの軸線Oを中心に略円錐形状に形成されている。
【0019】また、符号34は上記外径軌道面33に接
して転動するローラである。図5に示すように、このロ
ーラ34は保持器35に保持されて外径軌道面33の周
囲に配列されており、各ローラ34は軸線Oを含む断面
に対して角度αで傾斜している。
【0020】更に、図4において、符号36は上記内輪
31と相俟って上記ローラ34の軌道を形成する外輪で
あり、上記外径軌道面33と相対向する内径軌道面を備
えている。上記ローラ34はこの内径軌道面と上記外径
軌道面33との間に挟み込まれている。また、符号37
は上記外輪36と共に回転する外環であり、玉軸受38
を介して上記内輪31上に回転自在に支持されている。
また、外環37と外輪36との間には皿バネ39が介装
され、ローラ34の軌道を狭くする方向すなわち軸方向
へ外輪36を付勢している。尚、上記外輪36はボール
40を介して外環37とスプライン結合されており、外
環37がエレベータボックス1の取付部19に固定され
ていても、軸方向については自由に変位できると共に外
環37にトルクを伝達できるようになっている。
【0021】更に、符号41は上記内輪31及び外輪3
6の軸方向への相互に移動を規制するストッパーであ
り、ローラ34が転動する軌道が所定の幅よりも狭くな
るのを防止している。この実施例では上記ストッパー4
1としてスラストベアリングが使用され、当該ストッパ
ー41はスラスト受け42を介して内輪31の一端に回
転自在に配されている。
【0022】そして、このように構成されたトルクリミ
ッタ5では内輪31及び外輪36に挟み込まれたローラ
34が螺旋状に公転しようとするので、内輪31の特定
一方向の回転については内輪31及び外輪36に対して
ローラ34の軌道を広げる軸方向分力が作用する。この
ため、ローラは上記内径軌道面及び外径軌道面33と軽
く接触しながら軌道内を自在に公転し、内輪31は外輪
36及び外環37に対して自在に回転する(以下、この
回転方向をフリー方向と記す)。
【0023】一方、このフリー方向と逆方向に内輪31
が回転すると、内輪31及び外輪36に対してローラ3
4の軌道を狭める軸方向分力が作用するので、ローラ3
4の軌道は除々に狭くなり、ローラ34は上記内径軌道
面及び外径軌道面33との間に締め込まれてロックされ
る。これにより、内輪31に入力されたトルクの全てが
外輪36に伝達され、内輪31は外輪36及び外環37
にロックされる(以下、この回転方向をロック方向と記
す)。
【0024】但し、上記ストッパー41の作用によりロ
ーラ34の軌道は所定の幅よりも狭くならないので、内
径軌道面とローラ34あるいは外径軌道面33とローラ
34との間に発生する摩擦力には上限がある。このた
め、上記ロック方向について所定トルク(伝達限界トル
ク)以上のトルクが内輪31に入力されると、内輪3
1、外輪36及びローラ34の三者間に滑りが発生し、
内輪は31は外輪及び外環37に対して回転を生じる。
【0025】本実施例では以上のように機能するトルク
リミッタ5の内輪31をボールねじナット3cのナット
本体20に連結する一方、外環37をエレベータボック
ス1の取付部に連結するが、その取付に当たっては、上
記フリー方向をエレベータボックス1の上昇に係るボー
ルねじナット3cの回転方向と合致させ、上記ロック方
向をエレベータボックス1の下降に係るボールねじナッ
ト3cの回転方向と合致させる。
【0026】これにより、エレベータボックス1の上昇
方向についてはボールねじナット3aが自在に回転する
一方、下降方向についてはモータ4の入力トルクとエレ
ベータボックス1の自重による自由落下トルクとの和が
トルクリミッタ5の伝達限界トルクを越えない限りボー
ルねじナット3aは回転しない。従って、トルクリミッ
タ5の伝達限界トルクをエレベータボックス1の最大積
載重量に対応してボールねじナット3aに作用する自由
落下トルク以上の値に設定しておけば、急な停電等によ
ってモータ4が停止した場合であってもエレベータボッ
クス1が落下する事故を防止することができる。
【0027】また、モータ4の入力トルクとエレベータ
ボックス1の自重による自由落下トルクとの和がトルク
リミッタ5の伝達限界トルク以上の値となれば、ボール
ねじナット3aはトルクリミッタ5のロック方向につい
ても回転するので、このような入力トルクをモータによ
ってボールねじナット3aに与えてやれば、ボールねじ
ナット3aの回転量に応じてエレベータボックス1を下
降させることができる。
【0028】ところで、ボールねじナット3cには常に
自由落下トルクが作用しているので、エレベータボック
ス1の下降に関しては、トルクリミッタ5の伝達限界ト
ルクと上記自由落下トルクとの差に匹敵するトルク(以
下、差分トルクと記す)以上のトルクをボールねじナッ
ト3cに与えてやれば、ボールねじナット3cが回転し
てエレベータボックス1が降下する。従って、停電時に
モータ4が停止してエレベータボックス1内に閉じ込め
られても、上記差分トルクを手動でボールねじナット3
cに与えれば、エレベータボックス1を降下させること
ができる。
【0029】図6はこのための非常用操作手段を示すも
のである。この非常用操作手段は、モータ4の出力軸に
固定されたギヤ43と、エレベータボックス1内からこ
のギヤ43に連結されるハンドル44とから構成されて
いる。エレベータボックス1の天井にはモータ4に対応
する位置に操作窓45が形成されており、エレベータボ
ックス1内の搭乗者はこの操作窓45を介してギヤ43
に上記ハンドル44を連結する。
【0030】そして、搭乗者はギヤ43に連結したハン
ドル44を上記差分トルク以上のトルクで回転させる
と、そのトルクは駆動用チェーン28によってボールね
じナット3cに伝達され、トルクリミッタ5のロック方
向についてボールねじナット3cが回転する。これによ
り、搭乗者は手動でエレベータボックス1を最寄りの階
に降下させ、当該ボックス1から脱出することができ
る。
【0031】尚、上記実施例ではモータ4をエレベータ
ボックスの上部に搭載したが、当該ボックス1の側面に
これを搭載しても差し支えない。この場合において、モ
ータ4の主軸にはハンドルを設けると共に、エレベータ
ボックス1の側壁にはこのハンドルを操作するための操
作窓を設け、搭乗者が直接上記ハンドルを操作できるよ
うにしても良い。また、上記トルクリミッタ5は少なく
ともボールねじナット3a,3b,3cのいずれか一つ
に取り付けてあれば良いが、全てのボールねじナットに
取り付けても差し支えない。
【0032】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明のエレ
ベータによれば、ねじ軸に螺合するボールねじナットを
モータで回転させてエレベータボックスの昇降をおこな
っているので、従来のエレベータのように昇降塔の上部
に大がかりな機械室を設ける必要がなく、構造の簡易化
及びコストダウンを図ることができる。
【0033】また、ボールねじナットに連結されたトル
クリミッタはエレベータボックスの下降方向については
所定トルク以上のトルクを与えられた場合にのみボール
ねじナットを回転させるので、トルクリミッタの伝達限
界トルクをエレベータボックスの最大積載重量に対応し
てボールねじナットに作用する自由落下トルク以上の値
に設定しておけば、急な停電や故障の場合でもエレベー
タボックスが落下する事故を防止することができ、簡易
な構成で非常時の安全を確保することができる。
【0034】更に、ボールねじナットにトルクリミッタ
を連結したことにより、エレベータボックスの下降方向
については僅かなトルクをボールねじナットに与えるだ
けでエレベータボックスを降下させることができるの
で、搭乗者自らがエレベータボックス内に設けた非常用
操作手段でモータの出力軸を回転させてやれば、急な停
電や故障の場合でもエレベータボックスを最寄りの階ま
で降下させて当該ボックスから脱出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のエレベータの実施例を示す概略正面
図である。
【図2】 実施例に係るエレベータの概略平面図であ
る。
【図3】 実施例に係るボールねじナットを示す断面図
である。
【図4】 実施例に係るトルクリミッタ付きボールねじ
ナットを示す断面図である。
【図5】 実施例に係るトルクリミッタのローラの配列
を示す斜視図である。
【図6】 実施例に係る非常用操作手段を示す斜視分解
図である。
【符号の説明】
1…エレベータボックス、2a,2b,2c…ねじ軸、
3a,3b,3c…ボールねじナット、4…モータ、5
…トルクリミッタ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エレベータボックスと、このエレベータ
    ボックスの昇降方向に沿って配設された複数のねじ軸
    と、アンギュラコンタクトベアリングを介して上記エレ
    ベータボックスに回転自在に支持されると共に上記ねじ
    軸に螺合したボールねじナットと、上記エレベータボッ
    クスに搭載され、上記ボールナットを回転させてエレベ
    ータボックスを昇降させるモータと、上記ボールねじナ
    ットに連結され、エレベータボックスの上昇方向につい
    ては上記ボールねじナットを自在に回転させる一方、エ
    レベータボックスの下降方向については所定値以上のト
    ルクを与えられた場合にのみボールねじナットを回転さ
    せるトルクリミッタとから構成され、上記トルクリミッタは、略円錐状の外径軌道面を備えて
    上記ボールねじナットと共に回転する内輪と、この内輪
    の外径軌道面と相俟って軌道を形成する内径軌道面を備
    えて上記エレベータボックス側に固定された外輪と、上
    記軌道内を循環し、上記エレベータボックスの上昇方向
    にボールねじナットが回転すると上記軌道内で自由回転
    する一方、上記エレベータボックスの下降方向にボール
    ねじナットが回転すると内外輪の間に締め込まれる複数
    の回転体と、これら複数の回転体を上記軌道内で所定の
    姿勢に保持する保持器と、上記内外輪の軸方向への相互
    移動を規制して上記内外輪のロックを防止するストッパ
    ーとから構成される ことを特徴とするエレベータ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のエレベータにおいて、上
    記モータの出力軸を手動で回転させる非常用操作手段を
    上記エレベータボックス内に設けたことを特徴とするエ
    レベータ。
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