JP3194858B2 - 車輌用ウインドモールデイング装置 - Google Patents

車輌用ウインドモールデイング装置

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JP3194858B2 JP30519695A JP30519695A JP3194858B2 JP 3194858 B2 JP3194858 B2 JP 3194858B2 JP 30519695 A JP30519695 A JP 30519695A JP 30519695 A JP30519695 A JP 30519695A JP 3194858 B2 JP3194858 B2 JP 3194858B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車体パネルのウイ
ンド開口部の内周縁にウインドガラスをその周縁部にお
いて接着により固着した車輌において、前記ウインドガ
ラスの周縁部と車体パネルとの間の間隙部をシールする
車輌用ウインドモールデイング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ウインドガラスを車輌の車体パネルに取
付けるにあたつては、ウインドガラスを車体パネルに対
して確実に固着するとともに、ウインドガラスの周縁部
と車体パネルとの間のシールを完全に達成することを必
要とする。一般的には、ウインドガラスの内面の周縁に
平行せしめてゴム又はプラスチツク製の帯状のダム部材
を固着し、該ダム部材の外周のウインドガラス内面に接
着剤を充填して車体パネルのウインド開口部の周縁部に
押圧して固着するとともに、ウインドガラスの端縁と車
体パネルとの隙間に装飾を兼ねるモールデイングを挿入
する。
【0003】この種のウインドガラスの取付けにあたつ
ては、モールデイングを、ルーフパネルとフロントピラ
ーとからなる車体パネルのウインド開口部の周縁部と、
ルーフパネル側に対応するウインドガラスの上縁部、フ
ロントピラー側と対応するウインドガラスの側縁部およ
び前記上縁部と側縁部とを接続するコーナー部との間隙
に対して一連に形成し、ウインドガラスの側縁部に雨水
の導入溝を形成する技術が知られている。例えば実開昭
62−192913号公報にはウインドガラスの側縁部
のみに溝を形成した側部モールデイングを設けたものが
提案され、実開昭63−32915号公報にはモールデ
イングのサイド部分を切削して雨水案内用のせきを設け
たものが、また、実開昭63−32916号公報にはモ
ールデイングのサイド部分に射出成形によりせきを形成
したものがそれぞれ提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記ウインドガラスの
側縁部のみに溝を形成した側部モールデイングを設けた
ものにおいては、モールデイングと側部モールデイング
との接続部に境界ラインができて意匠効果を減退すると
共に、側部モールデイングのサイド部分の先端部分が洗
車時に洗車用機器に引つかけられて破損する不都合があ
つた。そして、前記モールデイングのサイド部分を切除
して水案内用のせきを形成したものにあつては、モール
デイングの幅寸法は、前記サイド部分のみが他の部分に
比べて細くなるために、装飾性を低減し、また、モール
デイングの切削部分にバリが発生する恐れがあつた。
【0005】さらに、モールデイングのサイド部分に射
出成形によりせきを形成したものにあつては、射出成形
で形成したせきはモールデイング本体と光沢、色調等が
相違し、境界線が顕著に現われ、意匠上不体裁なものと
なつていた。また、その境界部分に樹脂が漏れたり、金
型で成形品の表面を損傷する場合があり、製造上の難点
があつた。さらにこれらのものは、ウインドガラスと車
体パネルとの段差がウインドガラスの上縁部から側縁部
にかけて変化している場合には使用出来ない。
【0006】そしてこれらのものにおいては、モールデ
イング自体を精度よく製作されていても、車輌の車体パ
ネルとウインドガラスの周縁部との間の間隙部に装着す
るにあたつて、前記ウインドガラスの両側縁部に前記溝
またはせきを設けたモールデイングのサイド部分が正し
く位置せずに左右の側縁部で装着ずれが生じたときに
は、モールデイングの装飾部とウインドガラス端縁との
間のシールに不良を生ずることがある。本発明は、モー
ルデイングとウインドガラス端縁との間のシールを良好
にし、かつモールデイングのウインドガラス側縁部に対
応する部分に雨水案内用の溝を設ける場合においても、
モールデイングとウインドガラス端縁との間のシールを
良好にした車輌用ウインドモールデイング装置を提供す
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、車輌の車体パ
ネルのウインド開口部の内周縁にウインドガラスをその
周縁部において接着により固定した車輌におけるウイン
ドモールデイング装置において、前記ウインドガラスの
端縁の縁辺部の外表面および前記車体パネルと前記ウイ
ンドガラスの端縁との間隙を覆う装飾部と、前記車体パ
ネルとウインドガラスの端縁との間隙部に挿入される脚
部とを有するモールデイングと、該モールデイングの脚
部が嵌入される断面をU字状としたモールデイング係合
部を有し前記ウインドガラスの端縁に対応する車体パネ
ルに固着される係止部材と、少なくとも前記ウインドガ
ラスの端縁の縁辺部の外表面に所定幅にわたり装着され
る上部支持片と該上部支持片より延設されてその自由端
縁が前記係止部材に弾接するシールリツプ片とを一体的
に備えたシール部材とを備え、該シール部材を少なくと
も前記ウインド開口部の内周縁の側縁部に対応するウイ
ンドガラスの縦方向に延在する側縁部に配設せしめ、か
つ前記係止部材のモールデイング係合部にモールデイン
グの脚部を嵌入せしめるとともに、前記ウインドガラス
の側縁部において前記シール部材のシールリツプ片の自
由端縁を前記係止部材の外表面に弾接せしめ、前記モー
ルデイングの装飾部と前記ウインドガラスの端縁との間
に液密部を形成したものである。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明は、車輌の車体パネルのウ
インド開口部の内周縁にウインドガラスをその周縁部に
おいて接着した車輌、特に図1に示すように、車体1の
車室の前面のルーフパネル12およびフロントピラー1
3等の車体パネルに囲まれて形成されたウインド開口部
に、少なくともウインドガラス11の上縁部および左右
の側縁部を前記ルーフパネル12および左右のフロント
ピラー13にそれぞれ固着した自動車のフロントウイン
ドガラス取付部に施されるウインドモールデイング装置
に係るものである。
【0009】本発明によれば、前記ウインドガラス11
の上縁部、該上縁部と側縁部との接続部であるコーナー
部および左右の側縁部にわたつて装着され、前記ウイン
ドガラス11の端縁の縁辺部の表面および前記ウインド
ガラス11の端縁と車体パネル(以下ルーフパネル12
およびフロントピラー13を総称する場合、車体パネル
という)との間の間隙を覆うモールデイングと、前記ウ
インドガラス11の端縁との間のシールを良好にしよう
とするものであり、さらにウインドガラス11の側縁部
に対応するモールデイングに雨水を案内する溝を形成す
るに適したウインドモールデイングを提供するものであ
る。
【0010】
【実施例】図2乃至図5は、本発明の実施例を示し、図
2はウインドガラス11のコーナー部の取付構成の詳細
を示した斜面図である。ルーフパネル12のフロントガ
ラス取付用開口部の内周縁部には、ウインドガラス11
を受け入れるための傾斜壁部12aとフランジ部12b
を形成する。フロントピラー13のフロントガラス取付
側の縁部にも同様の傾斜壁部13aとフランジ部13b
を形成する。ウインドガラス11は、予め車室内に面す
る内面の周縁部に、その端縁に平行せしめて帯状のダム
ラバー15が固着され、該ダムラバー15の外周のウイ
ンドガラス11の内面には接着剤16が押出しにより施
されて、ルーフパネル12のフランジ部12bおよびフ
ロントピラー13のフランジ部13bに押圧され、ウイ
ンドガラス11が車体パネルに接着により固着される。
【0011】自動車のフロントウインドガラスの周縁部
にモールデイングを取付けるにあたり、ウインドガラス
11の側縁部、即ちウインドガラス11のフロントピラ
ー13に対応して縦方向に延在する側縁部、に雨水案内
用の溝を形成したい場合に、車体パネルにおける前記フ
ロントピラー13のフランジ部13bとフロントピラー
13の表面との間の段差が、該フロントピラー13のル
ーフパネル12に対する接続部より距たるに従い、次第
に大に形成され、この段差を利用して前記雨水案内用の
せきの開口部の面積を、前記ウインドガラス11のコー
ナー部から側縁部に沿つて距たるに従つて次第に大とす
ることが一般的である。従つて前記フロントピラー13
bに一定の高さのダムラバー15を用いてウインドガラ
ス11の側縁部を固着する場合、フロントピラー13の
表面とフロントガラス11の上面との段差は、ウインド
ガラス11のコーナー部を離れるに従つて次第に大にな
る。本実施例はこのような車体パネルへのウインドガラ
ス11およびモールデイングの取付けを示している。
【0012】自動車の車体1のウインドガラス11の上
面と車体パネルの表面との段差は、ウインドガラスの横
方向、すなわち、水平方向に延在するウインドガラス1
1の上縁部とルーフパネル12の表面との間の段差は小
さく、ウインドガラス11のフロントピラー13に沿つ
た縦方向に延在する側縁部とフロントピラー13の表面
との間の段差は大きくなつており、ルーフパネル12側
の傾斜壁部12aの高さH1とフロントピラー13側の
傾斜壁部13aの高さH2との関係はH1<H2となつて
いる。ルーフパネル12の傾斜壁部12aおよびフロン
トピラー13の傾斜壁部13aには両面接着テープ14
により係止部材3を接着する。さらに、ルーフパネル1
2、フロントピラー13とウインドガラス11とにわた
つて係止部材3を介してモールデイング2を装着する。
【0013】係止部材3は断面をほぼJ字状とする帯状
をなし、その高さ寸法は、段差が小さいルーフパネル1
2側の傾斜壁部12aの高さ寸法にほぼ等しい。係止部
材3の上端はルーフパネル12、フロントピラー13に
係止するための係止部31を突設すると共に、下端は上
端の係止部31側とは反対側に曲折してU字状の溝形状
に凹陥せしめたモールデイング係合部32を形成する。
モールデイング係合部32の内面には係合突部33を全
長にわたり前記溝形状とされた空間に向けて突設する。
このような構成の係止部材3の係止部31を車体1のル
ーフパネル12の縁部、フロントピラー13の縁部に係
合した状態で各傾斜壁部12a,13aに両面接着テー
プ14により取付ける。
【0014】係止部材3にはモールデイング2を装着す
る。モールデイング2は、ウインドガラス11の端縁の
縁辺部の外表面および前記ウインドガラス11の端縁と
係止部材3の係止部31との間を覆う装飾部21と、係
止部材3の断面U字状の溝状に凹陥せしめたモールデイ
ング係合部32内に嵌入されるとともに、先端に係合突
起23を全長にわたり形成した脚部22とを有する。ウ
インドガラス11のフロントピラー13に沿つて縦方向
に延在する側縁部には、係止部材3とウインドガラス端
縁との間を覆うシール部材4を装着する。シール部材4
は、前記ウインドガラス11の端縁の縁辺部の外表面に
装着される所定幅の上部支持片42を含み、該上部支持
片42とともに断面コ字型に形成された挟持部41と、
前記上部支持片42の一端縁を延設したシールリツプ片
43とを一体に形成し、前記挟持部41のコ字型部分で
ウインドガラス11の端縁を所定幅にわたり挟持する。
ウインドガラス11の端縁にシール部材4を取付けた
時、シールリツプ片43の自由端縁は、係止部材3のモ
ールデイング係合部32の外表面に弾接する。
【0015】前記シール部材4は、その上部支持片42
がウインドガラス11の端縁の縁辺部の外表面に装着さ
れ、前記上部支持片42から延設されたシールリツプ片
43の自由端縁が前記モールデイング係合部32の外表
面に弾接することにより、前記ウインドガラス11の端
縁とモールデイング2との間の隙間をシールするもので
ある。従つてシール部材4は前記コ字型の挟持部41を
必須とするものではなく、上部支持片42がウインドガ
ラス11の外表面に固着されれば足りる構成であればよ
い。係止部材3、シール部材4およびモールデイング2
はゴム、合成樹脂等の弾性材料を押出し成形等の手段に
より一体成形する。本実施例は以上のような各部材を備
え、図2に示すようにウインドガラス11のフロントピ
ラー13に平行に延在する端縁部に挟持部材4の挟持部
41を挟持させ取付けた状態のウインドガラス11を、
ルーフパネル12、フロントピラー13のフランジ部1
2b、13bにダムラバー15と接着剤16により取付
ける。そして、傾斜壁部12a、13aに係止部材3を
接着した車体パネルとウインドガラス11の端縁との間
隙に、係止部材3を介してモールデイング2を嵌着して
ウインドガラス11と車体パネルとの間のシールを行
う。
【0016】次に、ウインドガラスの上縁部、コーナー
部および側縁部の車体パネルへの取付けを説明する。図
3は図1の線A−Aに沿うウインドガラス11のルーフ
パネル12に沿つて横方向に延在する上縁部における断
面図を示すものである。ウインドガラス11は、前述し
たようにルーフパネル12のフランジ部12bに対して
ダムラバー15、接着剤16により固着される。ルーフ
パネル12の傾斜壁部12aに両面接着テープ14を介
して係止部材3を固着し、該係止部材3の断面をU字状
の溝状に凹陥せしめたモールデイング係合部32にモー
ルデイング2の脚部22を圧入する。脚部22の先端に
形成した係合突起23は係止部材3のモールデイング係
合部32に設けた係合突部33に係合する。この状態で
モールデイング2の装飾部21の車体パネル側の側縁は
ルーフパネル12側の係止部材3の係止部31と密着し
てシールを達成し、装飾部21のウインドガラス11側
の側縁はウインドガラス11の外表面に密着してシール
する。
【0017】次にウインドガラス11のフロントピラー
13に平行して延在する側縁部での車体パネルへの取付
部分を説明する。図4は図3の線B−Bに沿うウインド
ガラス11のコーナー部の断面を示している。フロント
ピラー13に沿うウインドガラス11の端縁には、該ウ
インドガラス端縁を挟持部41が挟持した状態でシール
部材4が取付けられ、シールリツプ片43が係止部材3
のモールデイング係合部32の外表面に弾接している。
車体1の係止部材3を取付けているフロントピラー13
の傾斜壁部13aがルーフパネル12側の傾斜壁部12
aより高さ寸法が大なる車体パネルにおいては、フロン
トピラー13に係止部材3の係止部31を係合した状態
でモールデイング係合部32にモールデイング2の脚部
22を嵌入し、係合突起23と係合突部33とを係合し
てモールデイング2を取付けたとき、装飾部21の車体
パネル側の側縁は係止部31に密着してシールを達成す
るが、装飾部21の裏面はウインドガラス11の外表面
との間に、ウインドガラス11の上縁部における該ウイ
ンドガラスの外表面と車体パネルの表面との間の段差
と、ウインドガラス11のコーナー部におけるウインド
ガラス外表面と車体パネルの表面との間の段差の差分の
間隙を有する開口部17を形成する。開口部17は、ウ
インドガラス11の端縁と係止部材3の前記モールデイ
ング係合部32の外表面との間をシール部材4の上部支
持片42とシールリツプ片43とで密着シールしている
ので、前記上部支持片42とシールリツプ片43の上面
と前記装飾部21の裏面との間に液密性の高い雨水等の
誘導溝を形成する。
【0018】図5は図3の線C−Cに沿うウインドガラ
ス11のフロントピラー13に沿つて縦方向に延在する
側縁部の断面を示している。この部分もウインドガラス
11の側縁部の端縁にはシール部材4を装着している。
そして、係止部材3を取付けている傾斜壁部13aは、
その高さH2を最大とする部分であつて、かつルーフパ
ネル12側の傾斜壁部12a、および該ルーフパネル1
2とフロントピラー13との接合部であるコーナー部に
おける傾斜壁部13aより高さ寸法が大なる構成となつ
ている部分である。フロントピラー13に係止部材3の
係止部31を係合した状態でモールデイング係合部32
にモールデイング2の脚部22を嵌入し、係合突起23
と係合突部33とを係合してモールデイング2を取付け
た時、装飾部21の車体パネル側の側縁は係止部31に
密着してシールを達成するが、装飾部21のウインドガ
ラス11側の側縁はウインドガラス11の端縁の縁辺部
の外表面との間に、ウインドガラス11の上縁部におけ
るウインドガラス外表面とルーフパネル12の表面との
間の段差とウインドガラス11の前記側縁部におけるウ
インドガラス外表面とフロントピラー13の表面との間
の段差の最大寸法の差分の間隙を有する開口部17を形
成する。
【0019】また、ウインドガラス11の端縁の縁辺部
の外表面とフロントピラー13の表面との間の段差が大
となるに従い前記開口部17を形成する間隙も大となる
が、シール部材4の弾性を有するシールリツプ片43が
適宜対応して、上部支持片42とシールリツプ片43と
で開口部分のウインドガラス11の端縁と係止部材3の
外表面との間隙をシールし、液密性の高い雨水等の誘導
溝を形成する。本実施例は以上のように、押出し成形に
より作成したモールデイング2の表面に何らの加工を施
すことなしに雨水誘導溝を形成することができるので、
装飾性が高く、シール性も確保できる。
【0020】
【発明の作用および効果】本発明によるときは、ウイン
ドガラスを車体パネルの開口部内周縁に接着剤で固着し
た車輌において、モールデイングを車体パネルに対して
確実に固定すると共に、ウインドガラスの周縁部と車体
パネルとの間のシールを完全に達成することができる。
さらに、ウインドガラスが曲面ガラスであり、車体パネ
ルもこれに対応せしめたとき、ウインドガラスおよび車
体パネルの製造公差に基いて、車体パネルのウインドガ
ラス側表面とウインドガラス面との間の段差にウインド
ガラスの上縁部や側縁部の各部分において差異が生じた
り、あるいは前記段差がウインドガラスの上縁部と側縁
部とで異なる場合、あるいはモールデイングの長手方向
に沿つた製造公差に基く寸法変化があつた場合において
も、ウインドガラスの端縁とモールデイングを保持する
係止部材のモールデイング係合部との間にはシール部材
がその弾性でシールを達成する。また、ウインドガラス
の外表面と車体パネル表面との間の段差が、ウインドガ
ラスの上縁部における段差よりはウインドガラスの側縁
部における段差が大である車輌の車体パネルにおいて
は、ウインドガラスの少なくとも側縁部に装着したシー
ル部材と車体パネルに取付ける係止部材のモールデイン
グ係止部との弾接により液密性を確実とすると共に、雨
水やウオツシヤー液等を車体の外部に流出せしめる誘導
溝として作用する開口部を形成することができる。さら
に、モールデイングはその表面に何らの加工を施してい
ないのでウインドガラスの上縁部から側縁部にかけて同
一幅の帯状の一連の窓枠として形成され、意匠効果を向
上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動車の車体前面の一部を示す説明図
【図2】ウインドガラスのコーナー部の取付構成を示す
斜面図
【図3】図1のA−A線に沿う断面図
【図4】図3のB−B線に沿う断面図
【図5】図3のC−C線に沿う断面図
【符号の説明】
1 車体 2 モールデイング 21 装飾部 22 脚部 23 係合突起 3 係止部材 31 係止部 32 モールデイング係合部 33 係合突部 4 シール部材 41 挟持部 42 上部支持片 43 シールリツプ片 11 ウインドガラス 12 ルーフパネル 13 フロントピラー 17 開口部

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車輌の車体パネルのウインド開口部の内
    周縁にウインドガラスをその周縁部において接着により
    固着した車輌において、 前記ウインドガラスの端縁の縁辺部の外表面および前記
    車体パネルと前記ウインドガラスの端縁との間隙を覆う
    装飾部と、前記車体パネルとウインドガラスの端縁との
    間隙部に挿入する脚部とを有するモールデイングと、 該モールデイングの脚部が嵌入される断面をU字状とし
    たモールデイング係合部を有し、前記ウインドガラスの
    端縁に対応する車体パネルに固着される係止部材と、 少なくとも前記ウインドガラスの端縁の縁辺部の外表面
    に所定幅にわたり装着される上部支持片と、該上部支持
    片より延設されてその自由端縁が前記係止部材に弾接す
    るシールリツプ片とを一体的に備えたシール部材とを備
    え、 前記シール部材を少なくとも前記ウインド開口部の内周
    縁の側縁部に対応するウインドガラスの側縁部に配設せ
    しめ、かつ前記係止部材のモールデイング係合部に前記
    モールデイングの脚部を嵌入せしめると共に、前記ウイ
    ンドガラスの側縁部において前記シール部材のシールリ
    ツプ片の自由端縁を前記係止部材の外表面に弾接せし
    め、前記モールデイングの装飾部裏面と前記ウインドガ
    ラス外表面との間に液密部を形成したことを特徴とする
    車輌用ウインドモールデイング装置。
  2. 【請求項2】 前記シール部材は、前記上部支持片を含
    む断面コ字型に一体に形成された挟持部を備え、前記シ
    ール部材は前記断面コ字型の挟持部により前記ウインド
    ガラスの側縁部の端縁に装着されて前記シールリツプ片
    の自由端縁を前記係止部材の外表面に弾接せしめ、前記
    シール部材の上部支持片とシールリツプ片の表面と前記
    モールデイングの装飾部の裏面との間に雨水を誘導する
    液密性の開口部を形成したことを特徴とする請求項1に
    記載の車輌用ウインドモールデイング装置。
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