JP3191784B2 - 回折格子の製造方法及び半導体レーザの製造方法 - Google Patents

回折格子の製造方法及び半導体レーザの製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は回折格子の製造方法
及び分布帰還型半導体レーザの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体基板上に回折格子を形成する従来
の製造方法としては、干渉露光、或いは、電子、イオン
等の荷電粒子線露光による直接描画によって、レジスト
に直接パターンを形成する方法、又は、マスクを介した
露光により、マスクに形成されたパターンを転写してレ
ジストにパターンを形成する方法等が採用されている。
このうち、電子ビーム露光による直接描画方法は、干渉
露光やマスクを介した露光による方法と比較して精密
で、自由度があり、微細な周期の回折格子が形成でき、
分布帰還型半導体レーザを製造する上で優れているが、
スループットの点で劣る。このため、電子ビーム露光で
半導体基板上に露光パターンを形成して回折格子を製造
する場合、基板全面に回折格子を形成せずに、図16に
示すように、電子ビームを活性領域になる領域20とそ
の近傍のみ走査・露光して、電子ビーム描画線1を局所
的に形成する方法を採用し、基板4の所望の位置に局所
的に回折格子を形成してスループットの向上を図ってい
る。この時の露光パターンは図17に示す通りである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図1
6、図17に示す方法で回折格子を形成した場合、図1
8に示すように、回折格子形成領域5とそうでない領域
5aとでn−InP基板4の平均的な高さが異なってく
るため、局所的に回折格子を形成した、面方位(10
0)のn−InP基板4上に半導体層、例えばn−In
GaAsPガイド層8、n−InPスペーサ層9、n−
InGaAsP SCH層10、歪多重量子井戸(以
下、歪MQWと記す)活性層11、InGaAsP S
CH層12、p−InPクラッド層13を、順次エピタ
キシャル成長すると、回折格子形成領域5とそうでない
領域5aの境界部5bでエピタキシャル成長層に段差が
生じる。この段差部では、結晶成長面方位が(100)
面からずれた高次面となるため、結晶成長速度が速くな
り、回折格子形成領域5とそうでない領域5aとの境界
部5bで原料ガス消費量が高まる。その結果、その周囲
で原料ガス濃度を薄くするという効果をもたらし、境界
部5bから少し離れたところでは、成長速度が鈍化す
る。これに伴って、組成変動も発生するため、格子不整
の歪応力により成長層の結晶性が悪化し、図19に示す
ように、フォトルミネッセンス半値幅が増大する。この
結晶性の悪化は、境界部5bの著しい悪化と、回折格子
形成領域5中央部においての、平坦部と比較しての悪化
による。
【0004】境界部5bでの大きな原料ガス濃度変動
は、回折格子形成領域5中央部にも影響を及ぼし、平坦
成長部と比べて、結晶品質が悪化している。これは、半
導体レーザの活性層部分が悪化することになるから、半
導体レーザの光出力特性の悪化につながり、閾値の上
昇、効率の低下を招く。さらに、境界部の結晶性悪化
も、DC−PBH−LDとしたときのブロック構造に影
響を与えるため、閾値の上昇、効率の低下を招く。
【0005】また、原料ガスの濃度変動は、成長層の結
晶性が悪化してフォトルミネッセンス半値幅を増大させ
るだけでなく、成長層の組成をも変動し、フォトルミネ
ッセンス波長自体も変動させる。これは、歪MQW層を
はじめとする成長層のバンドギャップエネルギー制御が
難しいという問題をもたらしている。
【0006】このような問題を避けるため、回折格子形
成領域5を十分広くとると、電子ビーム露光工程のスル
ープットが悪化し、製造コストが著しく上昇するという
問題を発生する。
【0007】本発明の主な目的の一つは、スループット
を悪化させることなく、電子ビーム露光で部分的に形成
した回折格子上で、良好な結晶成長層を形成することに
ある。さらに、本発明の主な他の目的は、バンドギャッ
プ波長が平坦部に対して変化しない歪MQW活性層を形
成し、低閾値で特性の優れた分布帰還半導体レーザを製
造することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の回折格子の製造
方法は、半導体基板の特定の位置に局所的に回折格子を
形成する回折格子の製造方法であって、半導体基板上全
面にレジストを塗布する工程と、レジストの特定の位置
に互いに平行な直線パターンから成る回折格子パターン
を電子ビーム描画して前記レジストを局所的に電子ビー
ム露光する工程と、レジストを現像する工程と、現像を
終えたレジストをエッチングマスクとして半導体基板を
エッチングする工程とを併せ持ち、半導体基板エッチン
グ工程のレジストは、回折格子形成領域以外は全て除去
されていることを特徴としている。
【0009】この回折格子の製造方法において、現像工
程により回折格子形成領域のみに残したレジストは、回
折格子形成領域から離れていくに従い、徐々にレジスト
の占有面積が少なくなっていく様に形成するとよい。具
体的には、回折格子形成領域のみに残されたレジストの
側端部輪郭を凹凸、或いは、ジグザグ状、正弦関数状に
すればよい。このように、レジストで覆われる面積が、
平均的には緩やかに変化するようにしたエッチングマス
クパターンを用いると、ウェットエッチングで回折格子
を形成した後の、半導体基板の平均的な高さが、回折格
子形成領域とそうでないところで、不連続に変化せず、
緩やかに変化するようになる。これは、ウェットエッチ
ャントの消費量の変化が、境界部において急激で無くな
るためである。このように、半導体基板の平均的な高さ
が、緩やかに変化するようにすると、その上に成長した
歪MQWをはじめとする半導体層は、平坦な半導体基板
上に成長したものと同様の良質の結晶層となる。
【0010】上記のような回折格子を形成するには、回
折格子を形成する工程において、活性領域となる領域の
近傍にのみ電子ビーム露光法により回折格子パターンの
露光を行い、電子ビームにより露光されない領域は、D
eep UVにより露光して、現像後、レジストが活性
領域近傍にのみ残るようにし、しかも、レジストがある
領域から無い領域にかけて、レジストで覆われる面積が
漸減するようにするとよい。例えば、図2に、本発明に
よる回折格子形成工程の露光パターンを示すように、W
AVE(Weighted−dose Allocat
ion forVariable−pitch EB−
corrugation)により、活性領域となる領域
とその近傍に回折格子パターンを形成後、回折格子パタ
ーン形成領域以外の領域は、電子ビーム露光パターンと
オーバラップさせて、DeepUVにより露光して、活
性層領域とその近傍以外は、レジストを除去するという
露光パターンにする。具体的には下記に示す回折格子製
造方法となる。
【0011】半導体基板上全面に電子ビームとDeep
UV光の両方に感光するポジレジストを塗布する工程
と、前記レジストの特定の位置に互いに平行な直線パタ
ーンから成る回折格子パターンを電子ビーム描画して前
記レジストを局所的に電子ビーム露光する工程と、De
ep UV非露光領域とDeep UV露光領域の境界
が凹凸となるように電子ビーム露光領域外をDeep
UV光で露光する工程と、前記レジストを現像して回折
格子形成領域のみレジストを残し、その他の領域のレジ
ストを全て除去する現像工程と、前記現像を終えたレジ
ストをエッチングマスクとして前記半導体基板をエッチ
ングする工程とを有する構成である。この時、Deep
UV露光領域とDeep UV非露光領域との境界が
ジグザグ状、或いは、正弦関数形状としてもよい。
【0012】別の方法は、半導体基板上全面に電子ビー
ムとDeep UV光の両方に感光するポジレジストを
塗布する工程と、前記レジストを局所的に電子ビーム露
光して、前記レジストの特定の位置に特定の長さの互い
に平行な多数の第1の直線状描画線と、前記第1の直線
状描画線よりも短く前記第1の直線状描画線数周期毎に
前記第1の直線状描画線の間で且つその両端部に描画し
た第2の直線状描画線とから成るパターンを前記レジス
トに形成する電子ビーム露光工程と、DeepUV非露
光領域とDeep UV露光領域の境界が直線状となる
ように電子ビーム露光領域外をDeep UV光で露光
する工程と、前記レジストを現像して回折格子形成領域
のみレジストを残し、その他の領域のレジストを全て除
去する現像工程と、前記現像を終えたレジストをエッチ
ングマスクとして前記半導体基板をエッチングする工程
とを有し、前記半導体基板の特定の位置に局所的に回折
格子を形成することを特徴とする回折格子の製造方法で
ある。
【0013】上記の回折格子製造方法と異なり、ネガレ
ジストを用いた方法としては、半導体基板上全面に電子
ビームに感光するネガレジストを塗布する工程と、前記
レジストを局所的に電子ビーム露光して、前記レジスト
の特定の位置に、特定の長さの第1の直線状描画線と、
前記第1の直線状描画線よりも短い第2の直線状描画線
とを互いの描画線中央を揃えて互いに平行に交互に配置
して成るパターンを前記レジストに形成する電子ビーム
露光工程と、前記レジストを現像して回折格子形成領域
のみレジストを残し、その他の領域のレジストを全て除
去する現像工程と、前記現像を終えたレジストをエッチ
ングマスクとして前記半導体基板をエッチングする工程
とを有し、前記半導体基板の特定の位置に局所的に回折
格子を形成することを特徴とする回折格子の製造方法で
ある。
【0014】また、ネガレジストを用いた別の方法とし
て、半導体基板上全面に電子ビームに感光するネガレジ
ストを塗布する工程と、前記レジストを局所的に電子ビ
ーム露光して、前記レジストの特定の位置に、特定の長
さの第1の直線状描画線を互いに平行に多数配置し、前
記第1の直線状描画線よりも短い第2の直線状描画線
を、互いの描画線中央を揃えて前記第1の直線状描画線
数周期毎に前記第2の直線状描画線を1つまたは複数配
置して成るパターンを前記レジストに形成する電子ビー
ム露光工程と、前記レジストを現像して回折格子形成領
域のみレジストを残し、その他の領域のレジストを全て
除去する現像工程と、前記現像を終えたレジストをエッ
チングマスクとして前記半導体基板をエッチングする工
程とを有し、前記半導体基板の特定の位置に局所的に回
折格子を形成することを特徴とする回折格子の製造方法
がある。この場合、感光性、解像度がよい化学増幅型ネ
ガレジストが微細パターン形成に適している。
【0015】ポジレジストを用いた別の回折格子製造方
法は、半導体基板上全面に電子ビームとDeep UV
光の両方に感光するポジレジストを塗布する工程と、前
記レジストを局所的に電子ビーム露光して、前記レジス
トの特定の位置に特定の長さの互いに平行で且つ両端近
傍が2重露光された多数の直線状描画線から成るパター
ンを前記レジストに形成する電子ビーム露光工程と、D
eep UV非露光領域とDeep UV露光領域の境
界が直線状となるように電子ビーム露光領域外をDee
p UV光で露光する工程と、前記レジストを現像して
回折格子形成領域のみレジストを残し、その他の領域の
レジストを全て除去する現像工程と、前記現像を終えた
レジストをエッチングマスクとして前記半導体基板をエ
ッチングする工程とを有し、前記半導体基板の特定の位
置に局所的に回折格子を形成することを特徴とする回折
格子の製造方法である。
【0016】さらに、別の回折格子製造方法は、半導体
基板上全面に電子ビームとDeepUV光の両方に感光
するポジレジストを塗布する工程と、前記レジストを局
所的に電子ビーム露光して、前記レジストの特定の位置
に特定の長さの互いに平行な多数の直線状描画線から成
り、且つ、前記直線状描画線1つおきに1つ又は複数の
直線状描画線の両端近傍が2重露光されたパターンを前
記レジストに形成する電子ビーム露光工程と、Deep
UV非露光領域とDeep UV露光領域の境界が直
線状となるように電子ビーム露光領域外をDeep U
V光で露光する工程と、前記レジストを現像して回折格
子形成領域のみレジストを残し、その他の領域のレジス
トを全て除去する現像工程と、前記現像を終えたレジス
トをエッチングマスクとして前記半導体基板をエッチン
グする工程とを有し、前記半導体基板の特定の位置に局
所的に回折格子を形成することを特徴とする回折格子の
製造方法である。
【0017】さらには、半導体基板上全面に電子ビーム
とDeep UV光の両方に感光するポジレジストを塗
布する工程と、前記レジストを局所的に電子ビーム露光
して、前記レジストの特定の位置に特定の長さの互いに
平行な多数の直線状描画線から成り、且つ、前記直線状
描画線数周期毎に1つ又は複数の直線状描画線の両端近
傍が2重露光されたパターンを前記レジストに形成する
電子ビーム露光工程と、Deep UV非露光領域とD
eep UV露光領域の境界が直線状となるように電子
ビーム露光領域外をDeep UV光で露光する工程
と、前記レジストを現像して回折格子形成領域のみレジ
ストを残し、その他の領域のレジストを全て除去する現
像工程と、前記現像を終えたレジストをエッチングマス
クとして前記半導体基板をエッチングする工程とを有
し、前記半導体基板の特定の位置に局所的に回折格子を
形成することを特徴とする回折格子の製造方法がある。
【0018】本発明の半導体レーザの製造方法は、半導
体基板の特定の領域に局所的に回折格子を形成する工程
と、前記半導体基板上に、活性層を含む半導体多層構造
を積層成長する工程とを含む半導体レーザの製造方法で
あって、前記回折格子を形成する工程が、上記の各回折
格子製造方法を採用したことを特徴とする半導体レーザ
の製造方法である。回折格子製造方法を具体的に記載す
ると下記の製造方法になる。
【0019】半導体基板の特定の領域に局所的に回折格
子を形成する工程と、前記半導体基板上に、活性層を含
む半導体多層構造を積層成長する工程とを含む半導体レ
ーザの製造方法において、半導体基板上全面にレジスト
を塗布する工程と、前記レジストの特定の位置に互いに
平行な直線パターンから成る回折格子パターンを電子ビ
ーム描画して前記レジストを局所的に電子ビーム露光す
る工程と、前記レジストを現像して回折格子形成領域の
みレジストを残し、その他の領域のレジストを全て除去
する現像工程と、前記現像を終えたレジストをエッチン
グマスクとして前記半導体基板をエッチングする工程と
を含むことを特徴とする半導体レーザの製造方法。
【0020】半導体基板の特定の領域に局所的に回折格
子を形成する工程と、前記半導体基板上に、活性層を含
む半導体多層構造を積層成長する工程とを含む半導体レ
ーザの製造方法において、前記回折格子を形成する工程
が、半導体基板上全面に電子ビームとDeep UV光
の両方に感光するポジレジストを塗布する工程と、前記
レジストの特定の位置に互いに平行な直線パターンから
成る回折格子パターンを電子ビーム描画して前記レジス
トを局所的に電子ビーム露光する工程と、Deep U
V非露光領域とDeep UV露光領域の境界が凹凸と
なるように電子ビーム露光領域外をDeep UV光で
露光する工程と、前記レジストを現像して回折格子形成
領域のみレジストを残し、その他の領域のレジストを全
て除去する現像工程と、前記現像を終えたレジストをエ
ッチングマスクとして前記半導体基板をエッチングする
工程とを有することを特徴とする半導体レーザの製造方
法。
【0021】半導体基板の特定の領域に局所的に回折格
子を形成する工程と、前記半導体基板上に、活性層を含
む半導体多層構造を積層成長する工程とを含む半導体レ
ーザの製造方法において、前記回折格子を形成する工程
が、半導体基板上全面に電子ビームとDeep UV光
の両方に感光するポジレジストを塗布する工程と、前記
レジストを局所的に電子ビーム露光して、前記レジスト
の特定の位置に特定の長さの互いに平行な多数の第1の
直線状描画線と、前記第1の直線状描画線よりも短く前
記第1の直線状描画線数周期毎に前記第1の直線状描画
線の間で且つその両端部に描画した第2の直線状描画線
とから成るパターンを前記レジストに形成する電子ビー
ム露光工程と、Deep UV非露光領域とDeep
UV露光領域の境界が直線状となるように電子ビーム露
光領域外をDeep UV光で露光する工程と、前記レ
ジストを現像して回折格子形成領域のみレジストを残
し、その他の領域のレジストを全て除去する現像工程
と、前記現像を終えたレジストをエッチングマスクとし
て前記半導体基板をエッチングする工程とを有すること
を特徴とする半導体レーザの製造方法。
【0022】半導体基板の特定の領域に局所的に回折格
子を形成する工程と、前記半導体基板上に、活性層を含
む半導体多層構造を積層成長する工程とを含む半導体レ
ーザの製造方法において、前記回折格子を形成する工程
が、半導体基板上全面に電子ビームに感光するネガレジ
ストを塗布する工程と、前記レジストを局所的に電子ビ
ーム露光して、前記レジストの特定の位置に、特定の長
さの第1の直線状描画線と、前記第1の直線状描画線よ
りも短い第2の直線状描画線とを互いの描画線中央を揃
えて互いに平行に交互に配置して成るパターンを前記レ
ジストに形成する電子ビーム露光工程と、前記レジスト
を現像して回折格子形成領域のみレジストを残し、その
他の領域のレジストを全て除去する現像工程と、前記現
像を終えたレジストをエッチングマスクとして前記半導
体基板をエッチングする工程とを有することを特徴とす
る半導体レーザの製造方法。
【0023】半導体基板の特定の領域に局所的に回折格
子を形成する工程と、前記半導体基板上に、活性層を含
む半導体多層構造を積層成長する工程とを含む半導体レ
ーザの製造方法において、前記回折格子を形成する工程
が、半導体基板上全面に電子ビームに感光するネガレジ
ストを塗布する工程と、前記レジストを局所的に電子ビ
ーム露光して、前記レジストの特定の位置に、特定の長
さの第1の直線状描画線を互いに平行に多数配置し、前
記第1の直線状描画線よりも短い第2の直線状描画線
を、互いの描画線中央を揃えて前記第1の直線状描画線
数周期毎に前記第2の直線状描画線を1つまたは複数配
置して成るパターンを前記レジストに形成する電子ビー
ム露光工程と、前記レジストを現像して回折格子形成領
域のみレジストを残し、その他の領域のレジストを全て
除去する現像工程と、前記現像を終えたレジストをエッ
チングマスクとして前記半導体基板をエッチングする工
程とを有することを特徴とする半導体レーザの製造方
法。
【0024】半導体基板の特定の領域に局所的に回折格
子を形成する工程と、前記半導体基板上に、活性層を含
む半導体多層構造を積層成長する工程とを含む半導体レ
ーザの製造方法において、前記回折格子を形成する工程
が、半導体基板上全面に電子ビームとDeep UV光
の両方に感光するポジレジストを塗布する工程と、前記
レジストを局所的に電子ビーム露光して、前記レジスト
の特定の位置に特定の長さの互いに平行で且つ両端近傍
が2重露光された多数の直線状描画線から成るパターン
を前記レジストに形成する電子ビーム露光工程と、De
ep UV非露光領域とDeep UV露光領域の境界
が直線状となるように電子ビーム露光領域外をDeep
UV光で露光する工程と、前記レジストを現像して回
折格子形成領域のみレジストを残し、その他の領域のレ
ジストを全て除去する現像工程と、前記現像を終えたレ
ジストをエッチングマスクとして前記半導体基板をエッ
チングする工程とを有することを特徴とする半導体レー
ザの製造方法。
【0025】半導体基板の特定の領域に局所的に回折格
子を形成する工程と、前記半導体基板上に、活性層を含
む半導体多層構造を積層成長する工程とを含む半導体レ
ーザの製造方法において、前記回折格子を形成する工程
が、半導体基板上全面に電子ビームとDeep UV光
の両方に感光するポジレジストを塗布する工程と、前記
レジストを局所的に電子ビーム露光して、前記レジスト
の特定の位置に特定の長さの互いに平行な多数の直線状
描画線から成り、且つ、前記直線状描画線1つおきに1
つ又は複数の直線状描画線の両端近傍が2重露光された
パターンを前記レジストに形成する電子ビーム露光工程
と、Deep UV非露光領域とDeep UV露光領
域の境界が直線状となるように電子ビーム露光領域外を
DeepUV光で露光する工程と、前記レジストを現像
して回折格子形成領域のみレジストを残し、その他の領
域のレジストを全て除去する現像工程と、前記現像を終
えたレジストをエッチングマスクとして前記半導体基板
をエッチングする工程とを有することを特徴とする半導
体レーザの製造方法。
【0026】半導体基板の特定の領域に局所的に回折格
子を形成する工程と、前記半導体基板上に、活性層を含
む半導体多層構造を積層成長する工程とを含む半導体レ
ーザの製造方法において、前記回折格子を形成する工程
が、半導体基板上全面に電子ビームとDeep UV光
の両方に感光するポジレジストを塗布する工程と、前記
レジストを局所的に電子ビーム露光して、前記レジスト
の特定の位置に特定の長さの互いに平行な多数の直線状
描画線から成り、且つ、前記直線状描画線数周期毎に1
つ又は複数の直線状描画線の両端近傍が2重露光された
パターンを前記レジストに形成する電子ビーム露光工程
と、Deep UV非露光領域とDeep UV露光領
域の境界が直線状となるように電子ビーム露光領域外を
DeepUV光で露光する工程と、前記レジストを現像
して回折格子形成領域のみレジストを残し、その他の領
域のレジストを全て除去する現像工程と、前記現像を終
えたレジストをエッチングマスクとして前記半導体基板
をエッチングする工程とを有することを特徴とする半導
体レーザの製造方法。
【0027】上記の半導体レーザの製造方法において、
活性層を含む半導体多層構造を積層成長する工程が、ガ
イド層、スペーサ層、第1のSCH層、活性層、第2の
SCH層、クラッド層を有機金属気相成長法により順次
積層成長して半導体多層構造を形成する工程と、エッチ
ングにより前記半導体多層構造に平行な2本の溝を形成
し、溝に挾まれたストライプ状活性領域を形成するエッ
チング工程と、前記溝に電流を阻止するブロック層を成
長し、さらに、前記ブロック層及びストライプ状活性領
域上に埋込み層、コンタクト層を順次成長する結晶成長
工程とを有する構成とし、半導体基板を(100)面方
位のn型InP、ガイド層をn型InGaAsP、スペ
ーサ層をn型InP、第1のSCH層をn型InGaA
sP、活性層を歪多重量子井戸層、第2のSCH層をI
nGaAsP、クラッド層をp型InP、ブロック層を
p型InPとn型InPの積層構造、埋込み層をp型I
nP、コンタクト層をInGaAsPとするとよい。
【0028】以上が、本発明の半導体レーザの製造方法
である。本発明の半導体レーザの製造方法によれば、干
渉露光により基板全面に回折格子を形成した半導体基板
上に半導体層を形成したDFB−LDと同様の光出力特
性や信頼性が得られる。さらに、干渉露光により形成し
た回折格子はその1つ1つの形状がランダムに揺らいで
いるため、干渉露光により回折格子を形成したDFB−
LDでは導波光損失が生じるが、電子ビーム露光を用い
た本発明によればそのような問題がなく、高歩留まりで
低価格でDFB−LDが製造できる。
【0029】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)図1には、
本発明の一実施の形態としての分布帰還型半導体レーザ
の回折格子形成工程が示されている。また、図2を参照
すると、本発明の一実施の形態としての分布帰還型半導
体レーザの回折格子形成工程の露光パターンの平面図が
示されている。分布帰還型半導体レーザは、通常、DF
B−LD(Distributed Feedback
Laser Diodeの略)と呼ぶので、以下には
この呼称を用いる。図3は、図1の回折格子形成工程に
より回折格子を形成したInP基板の斜視図、図4は、
図1の次工程の有機金属気相成長工程でInP基板に積
層成長した多層半導体層の断面図、図5は、本実施の形
態で作製したDFB−LDの光軸に垂直な断面図であ
る。
【0030】光ファイバ通信で用いられるDFB−LD
は、1.31μmや、1.55μm近傍の光を出すが、
このような光を出す材料系としては通常InP基板上の
InGaAsP系が用いられる。このDFB−LDの一
般的な製造の方法では、最初の工程は、図1に示す様
に、n−InP基板4上に回折格子を形成する工程であ
る。回折格子形成工程では、まず、電子ビーム、Dee
p UV光の両方に感光するポジレジスト33(日本ゼ
オンのZEP520(商品名)を使用)を、面方位が
(100)のn−InP基板4上にスピナーで塗布する
(図1(a))。このレジスト33を電子ビーム30で
露光(図1(b))した後、マスク32を介して電子ビ
ーム露光領域端部にオーバーラップさせて電子ビーム露
光領域外をDeep UV光31で露光する(図1
(c)、図2)。電子ビームは通常EB(Electr
on Beamの略)と呼ぶので、以下ではそのように
略称する。EB露光では、特開平8−227838号公
報に記載されたWAVE(Weighted−dose
Allocation for Variable−
pitch EB−corrugation)の技術を
用いる。WAVE技術では、回折格子1本を、ドーズ量
の異なる3本のEB描画線で描画する。3本のトータル
のドーズ量を一定にしたまま、分配比率を変化させてい
くことにより、平均的なグレーティングピッチを、電子
ビーム最小移動距離よりも、はるかに高精細に実現する
ことができる。図2では、この3本のEB描画線をまと
めて、1本の線で表し、単に電子ビーム描画線1とし
た。干渉露光法で回折格子を形成する場合は、InP基
板全面に形成するが、EB露光では、スループット向上
を考え、活性領域35にのみEB描画する。ただし、次
工程との目合わせずれなどを考慮し、電子ビーム描画線
1の長さ(描画幅又は走査幅)を12μmと活性領域幅
より広くとる。回折格子のピッチは、1.31μm帯で
は202.5nm、1.55μmでは243nmであ
る。電子ビーム描画線1の1つ1つの描画方向は、<0
−1 1>方向である。
【0031】EB描画後、現像せずにそのまま、図2に
斜線で示したDeep UV露光領域3をDeep U
V光31で露光する(図1(c))。このDeep U
V露光で用いる石英マスク32は、遮光部の幅が6μm
幅〜8μm幅で遮光部の輪郭がぎざぎざに変化している
マスクである。
【0032】このEB露光、Deep UV露光の後、
現像を行う(図1(d))。現像後、レジスト33の残
る領域は、活性層となる領域35をまたぐ、6μm〜8
μm幅の領域である。このレジスト33をエッチングマ
スクとしてInP基板4を臭素系のエッチャント(臭化
水素酸:3%過酸化水素水:純水=10:1:100)
で、ウェットエッチングする。このとき、1つ1つの回
折格子のエッチング形状は、順メサ形状となる。また、
ウェットエッチング深さは、回折格子領域5の中心部で
50nm〜60nmになるように制御する。このような
エッチング深さを狙ったとき、回折格子の無い平坦領域
5aでのエッチング深さは浅くなる。これは、回折格子
領域5では、それ以外のレジストの無い領域に比べて、
ウェットエッチャントの消費量が少ないので、相対的に
エッチャント濃度が高くなるためである。回折格子形成
領域5と回折格子のない平坦領域5aとの境界部でのエ
ッチャント消費量は、レジストの残り形状がぎざぎざに
なっているため、徐々に変動している。このため、境界
部でエッチング深さが急激に変わることがない。また、
結晶方位的に考えると、境界部がストレートになってい
るとき、境界部は逆メサ断面となるため、エッチング形
状は切り立った形となるが、図2に示すように、ぎざぎ
ざにして境界3aを斜めにすることにより、このエッチ
ング角度が緩やかになる。
【0033】このようなエッチング後、レジスト33を
剥離するとn−InP基板4に回折格子6が形成される
(図1(e)、図3)。回折格子6が形成されたn−I
nP基板4の斜視図は図3のようになる。回折格子形成
領域5は、この後の工程で形成される活性領域35をま
たぐ形で形成されており、境界部においてエッチング段
差のない形状となっている。かかる構造においては、こ
の次工程の有機金属気相成長(以下、MO−VPEとい
う。)による歪MQWの結晶成長において、結晶成長面
を平坦にできるため、欠陥のない高品質な結晶を成長す
ることができる。
【0034】n−InP基板4に回折格子6を形成した
後、MO−VPE工程により、図4に示すように、n−
InP基板上に活性層を含む半導体層を積層成長する。
なお、図4は、光導波方向となる方向(<011>方向
(図3参照))に垂直なMO−VPE結晶成長層の断面
図である。このMO−VPE工程では、回折格子6を形
成したn−InP基板4を、フォスフィン(PH3)と
アルシン(AsH3)雰囲気中で昇温する。このとき、
マストランスポートにより、回折格子6の形状はなだら
かになり、回折格子形成領域5の回折格子の山6aと回
折格子の谷6bの高さの差は30nmに低くなる。この
昇温後、650℃、76Torrで結晶成長を行う。結
晶成長では、最初に、バンドギャップ波長1.05μm
(以下、1.05μm組成と記す)のn−InGaAs
Pガイド層8を平均厚さ90nm成長する。回折格子形
成領域5の境界で特に大きな段差が発生していないた
め、このn−InGaAsPガイド層8を成長している
間に、成長面は平坦化され、次のn−InPスペーサ層
9では、平坦な成長層が得られる。n−InPスペーサ
層9を30nm成長した上には、1.13μm組成のn
−InGaAsP SCH層10(SCHとは、Sep
arate Confinement Heteros
tructureの略である。)を40nm、ウエル層
数5層の歪MQW活性層11、1.13μm組成のIn
GaAsP SCH層12を60nm、p−InPクラ
ッド層13を、順次積層する。ここで、歪MQW活性層
11は、1.2μm組成、厚さ10nmのInGaAs
Pバリア層と、圧縮歪率1.25%、1.47μm組
成、厚さ5nmのInGaAsPウエル層を交互に積層
した歪MQWで発振波長は1.55μmである。n−I
nGaAsPガイド層8とn−InPスペーサ層9の界
面がフラットでないときは、n−InGaAsPガイド
層8の歪応力が歪MQW活性層11にも伝わるため、歪
MQW活性層11より結晶欠陥が発生するが、この実施
の形態の場合は、n−InGaAsPガイド層8を成長
中の早い段階で平坦性が確保されるため、回折格子形成
領域5の境界部でのn−InGaAsPガイド層8の組
成変動による歪応力は、n−InPスペーサ層9より上
に伝わることがない。従って、EB直描により部分的に
回折格子を形成した基板上全面に半導体層をエピタキシ
ャル成長しても、結晶性の良好な半導体層が得られる。
【0035】MO−VPEにより半導体層を積層した後
は、p−InPクラッド層13上にレジストを塗布した
後、通常のフォトリソグラフィとウエットエッチングに
より、回折格子形成領域両脇に該当する位置に<011
>方向に延びるストライプ状の開口をレジストに形成
し、この2本のストライプ状開口を有するレジストをエ
ッチングマスクとして、ストライプ状開口に露出した半
導体層をp−InPクラッド層13からn−InP基板
4に達する深さまでウエットエッチングして2本の溝に
挾まれたストライプ状活性領域35を形成する。この
後、レジストを除去し、LPE(Liquid Pha
se Epitaxy)により、図5に示すように、ス
トライプ状活性領域35の両側にキャリア濃度4×10
17cm-3のp−InPブロック層14、キャリア濃度8
×1017cm-3のn−InPブロック層15、ストライ
プ状活性領域とn−InPブロック層15の上部にキャ
リア濃度8×1017cm-3のp−InP埋込み層16、
キャリア濃度1×1018cm-3、バンドギャップ波長
1.22μmのp−InGaAsPコンタクト層17を
成長し、pnpnブロック構造を形成後、Zn拡散によ
りp−InGaAsPコンタクト層17のキャリア濃度
を1×1019cm-3とした。この後、ストライプ状活性
領域直上部に相当する位置に開口幅10μmのストライ
プ状開口18aを有するSiO2膜18をp−InGa
AsPコンタクト層17上に形成し、SiO2膜上及び
基板裏面に電極19a、19bを形成して、個々のチッ
プに劈開し、DC−PBH(Double Chann
el Planar Buried Heterost
ructure)型のDFB−LDが完成する。なお、
図5においては、先のMO−VPE工程で形成したn−
InPスペーサ層9、n−InGaAsP SCH層1
0、歪MQW活性層11、InGaAsP SCH層1
2をひとまとめにして活性導波路7として表示してい
る。
【0036】LPE工程の前工程であるMO−VPE工
程において、半導体層全面で、転位の発生のない結晶が
得られているため、このLPE工程でも、転位を引き継
ぐことがなく、pnpnブロック構造に転位が貫通する
ことがない。このため、本実施の形態で作製したDC−
PBH−DFB−LDは、光ファイバ通信用途で要求さ
れる10万時間以上の寿命が安定して得られる。
【0037】このことを図15および図19を用いてさ
らに説明する。図15は,本実施の形態の方法で回折格
子を形成した基板にMO−VPE成長した半導体層のフ
ォトルミネッセンス評価結果であり、図19は、従来の
方法で回折格子を形成した基板にMO−VPE成長した
半導体層のフォトルミネッセンス評価結果を示してい
る。本発明によれば、回折格子形成領域の境界でn−I
nGaAsPガイド層8とn−InPスペーサ9との界
面がフラットであり、余分な歪応力が歪MQW層11に
かからないため、結晶欠陥のない歪MQW層ができるの
で、フォトルミネッセンス半値全幅が従来に比べて格段
に狭いことが分かる。従来の方法では、図18に示すよ
うに、結晶成長面がフラットでなく、結晶成長面の面方
位が(100)面からずれているため、n−InGaA
sPガイド層8は組成ずれを起こして、InPに対して
格子不整になり、歪応力が発生する。このため、図19
に示すように、フォトルミネッセンス半値全幅が広く、
結晶性が悪いことが分かる。
【0038】本実施の形態によれば、図15に示すよう
に、全領域でフォトルミネッセンス半値幅が40meV
以下であり、回折格子の無い平坦成長と全く同レベルの
結晶品質が得られている。さらに、干渉露光により形成
した回折格子に比べ、EB露光で形成した回折格子は、
はるかに形状がきれいであることから、本実施の形態に
より回折格子を形成した基板を用いてDFB−LDを作
製すると、回折格子形状の揺らぎによる導波路損失が全
く無いことにより、光出力特性が向上する。
【0039】また、本実施の形態では、良好な結晶性に
加えて、フォトルミネッセンス波長の変動も無視できる
ほど成長層の組成変動を小さく抑えることができるた
め、歪MQW層のバンドギャップ制御が容易になる。
【0040】上記実施の形態において、図2に示すよう
に、Deep UV露光領域3の境界3aは、ジグザグ
形状としたが、正弦関数形状でも良い。さらに、Dee
pUV露光において、透過部と遮光部との境界近傍の透
過率が、透過部から遠ざかるに従い徐々に低下している
マスクを用いてもよい。また、回折格子形成工程でEB
露光後Deep UV露光を行ったが、Deep UV
露光を先に行い、この後、EB露光を行ってもよい。
【0041】(第2の実施の形態)第1の実施の形態で
は、透過部と遮光部との境界線がジグザグ状のマスクパ
ターンを用いたDeep UV露光により、回折格子形
成領域に残したストライプ状レジスト(回折格子のパタ
ーンが刻まれている)の側端部輪郭をジグザグ状にし
て、レジストの側端部からストライプ中心に向かってレ
ジスト面積が徐々に増加するようにしたが、本実施の形
態は、EB描画パターンを変化させて、回折格子形成領
域に残したストライプ状レジストの側端部輪郭をジグザ
グ状にしている。
【0042】以下、そのEB描画パターンとDeep
UV露光パターンを図6に示す。なお、本実施の形態
は、EB描画パターンとDeep UV露光パターンが
第1の実施の形態と異なるだけで、その他の工程(図
1、図4、図5に示した、レジスト塗布、EB露光、D
eep UV露光、現像、エッチング、MO−VPE、
LPE等のDFB−LD製造工程)は第1の実施の形態
と同じであるので、第1の実施の形態と異なるEB描画
パターンとDeep UV露光パターンについて説明
し、その他の工程の説明は省略する。
【0043】図6に示すように、電子ビーム描画線は、
所定のピッチで12μm幅の電子ビーム描画線1と、1
2μm幅電子ビーム描画線1の両端部それぞれ3μm幅
で、1つおきにピッチを埋める電子ビーム描画線1aと
で成っている。また、 Deep UV露光領域3は、
斜線で示すように、境界3aがストレートな9μm幅の
領域の外で、これらパターンは、第1の実施の形態と同
じレジストを用い、図1と同じ工程、則ち、レジスト塗
布、EB露光、Deep UV露光(透過部と遮光部と
の境界線が直線状のマスクを用いる)を経て形成する。
【0044】本実施の形態の露光(EB露光及びDee
p UV露光)によると、現像後のレジスト幅が、1つ
おきに、6μm幅、9μm幅の繰り返しとなり、レジス
トで覆う面積が、回折格子形成領域側端部近傍の3μm
部で段階的に変化する。しかも、この変化は、EB露光
で形成しているため、きめ細かいレジスト面積の変化が
実現できる。従って、ウェットエッチング時のウェット
エッチャントの濃度変化は滑らかなため、第1の実施の
形態よりもエッチング段差が小さくなりやすい。
【0045】レジスト現像工程後、第1の実施の形態と
同様の製造工程で回折格子6、 n−InGaAsPガ
イド層8、 n−InPスペーサ層9、n−InGaA
sPSCH層10、歪MQW活性層11、InGaAs
P SCH層12、p−InPクラッド層13、ストラ
イプ状活性領域を挾む2本の溝、 p−InPブロック
層14、n−InPブロック層15、p−InP埋込み
層16、p−InGaAsPコンタクト層17、ストラ
イプ状開口18aを有するSiO2膜18、電極19
a、19bを順次形成し、個々のチップに劈開して、第
1の実施の形態と同様の半導体積層構造を有するDC−
PBH型のDFB−LDを作製した。
【0046】(第3の実施の形態)上記、第1、2の実
施の形態は、ポジレジストを用いてEB露光後にDee
pUV露光したが、本実施の形態は、ポジレジストに替
えてネガレジストを用い、Deep UV露光をせず
に、EB描画だけで上記レジスト形状を実現している。
則ち、レジスト塗布(図1(a))、EB露光(図1
(b))、現像(図1(d))、エッチング(図1
(e))の各工程を経て回折格子を形成する。この場合
のEB露光パターンは、図7に示すように、所定のピッ
チで、走査幅6μmと9μmの電子ビーム描画線1を交
互に繰り返し描画したパターンとし、現像後のレジスト
の残り幅が、6μm、9μmとなるようにした。さらに
は、1つおきに走査幅を変えるのではなく、図8、図9
に示すように、数周期毎に、走査幅が変化するように電
子ビーム描画線1を形成してもかまわない。
【0047】基板に回折格子を形成した後のDFB−L
D製造工程は第1の実施の形態と同じであるので説明は
省略する。また、基板材料、半導体層の組成、DFB−
LD構造も第1の実施の形態と同じである。
【0048】ネガレジストとしては、化学増幅型ネガレ
ジストを用いるとよい。化学増幅型ネガレジストの例と
しては、住友化学のNEB22(商品名)がある。化学
増幅型ネガレジストは、感光性がよく、解像度も十分
で、InPとの密着性も良好である。感光性がよいのは
化学増幅するためで、このため、EB描画時間が短縮で
きる。また、EB露光とDeep UV露光の2重露光
をする場合に比べ、Deep UV露光を省略できる利
点がある。
【0049】DFB−LDと光変調器をモノリシリック
に集積化する場合、DFB−LD部は、レジストを回折
格子となるように残し、光変調器部は、レジストを残さ
ないようにパターニングする必要があり、ポジレジスト
の場合は、光変調器部をEB描画で塗りつぶすか、De
ep UV露光する必要があり露光に時間がかかるが、
ネガレジストを用いれば、DFB−LD部のみEB露光
すればよく、露光時間が短縮できる。
【0050】(第4の実施の形態)本実施の形態は、1
ピッチそれぞれのレジストの側部先端形状を尖り形状で
構成する例である。なお、本実施の形態も第2の実施の
形態と同様、EB描画パターンとDeep UV露光パ
ターンが第1の実施の形態と異なるだけで、その他の工
程(図1、図4、図5に示した、レジスト塗布、EB露
光、Deep UV露光、現像、エッチング、MO−V
PE、LPE等のDFB−LD製造工程)は第1の実施
の形態と同じであるので、第1、第2、第3の実施の形
態と異なるEB描画パターンとDeep UV露光パタ
ーンについて説明し、その他の工程の説明は省略する。
【0051】本実施の形態は、第1の実施の形態で用い
たレジストと同様のレジスト33を(100)n型In
P基板に塗布後(図1(a))、図10に露光パターン
を示すように、先ず、EB露光により長さ12μmの電
子ビーム描画線1をレジストに描画し、続いて、電子ビ
ーム描画線両端部3μmだけ更にEB露光して2重に露
光した2重電子ビーム描画線2を形成する(図1
(b))。次いで、第2の実施の形態で用いたのと同様
のマスク、則ち、透過部と遮光部との境界線がストレー
トで、幅9μmの遮光部を有するマスクを用いてDee
p UV光31で露光する(図1(c))。この後、第
1の実施の形態と同様の、現像(図1(d))、エッチ
ング(図1(e))の各工程を経てInP基板に回折格
子を形成する。本実施の形態の露光によれば、現像後、
電子ビーム描画線両端部3μmづつはレジストがなくな
り、図11に示すように、現像後に残ったレジスト33
の端33aの形状は先尖りとなる。従って、ウェットエ
ッチング時には、レジスト33の端33aでアンダーエ
ッチングされやすくなり、エッチング形状がなだらかに
なって、本発明の目的が達成されることは勿論、第1の
実施の形態と異なり、レジスト端が揃っている(ジグザ
グしていない)から、この基板上に成長した半導体層に
僅かに発生する組成変化の位置も本実施の形態では揃
う。このため、組成変化位置をDC−PBH構造のチャ
ネル(溝)の位置に設定すると、チャネル形成時に組成
変化位置がエッチングで除去されてなくなり、レーザ特
性変動要因を減らすという相乗的な効果を奏する。
【0052】レジスト現像工程後、第2の実施の形態と
同じく、第1の実施の形態と同じ製造工程で回折格子
6、 n−InGaAsPガイド層8、 n−InPスペ
ーサ層9、n−InGaAsP SCH層10、歪MQ
W活性層11、InGaAsPSCH層12、p−In
Pクラッド層13、ストライプ状活性領域を挾む2本の
溝、 p−InPブロック層14、n−InPブロック
層15、p−InP埋込み層16、p−InGaAsP
コンタクト層17、ストライプ状開口18aを有するS
iO2膜18、電極19a、19bを順次形成し、個々
のチップに劈開して、第1の実施の形態と同じ半導体積
層構造を有するDC−PBH型のDFB−LDを作製し
た。
【0053】本実施の形態の2重電子ビーム描画線2は
各電子ビーム描画線毎に形成したが、図12、図13の
ように、1つおき、2つおき、更には数周期おきに形成
してもよい。例えば、2つおき(図13)、数周期おき
に2重電子ビーム描画線2を形成した時は、図14(2
つおきに2重電子ビーム描画線を形成した図13の場
合)に示すように、現像後に残ったレジスト33の先端
形状が尖り形状となることと、レジストの平均的な占有
面積が境界部で緩やかに変化することを同時に実現でき
る。また、図12、図13には、2重電子ビーム描画線
2を数周期おきに1つずつ形成した例を示したが、数周
期おきに2つ或いは3つというように2重電子ビーム描
画線2を数本形成してもよい。
【0054】上記第1〜第4の実施の形態に於いて、E
B露光の後にDeep UV露光を行っているが、この
逆に、Deep UV露光の後にEB露光を行ってもよ
い。また、本発明の好適な実施の形態について説明した
が、本発明は上記実施の形態に限定されることなく、本
発明の精神を逸脱しない範囲内に於いて種々の設計変更
をなし得ることは勿論である。例えば、(活性層材料/
基板材料)の組み合わせの例として、(InGaAsP
/InP)の材料を用いたが、他の材料、例えば、(I
nGaAsP/GaAs)、(InGaAs/GaA
s)、(InGaP/GaAs)、(AlGaInP/
GaAs)、(AlGaInAs/GaAs)、(Al
GaInN/GaAs)、(GaInNAs/GaA
s)、(InGaAs/InP)、(InGaP/In
P)、(AlGaInP/InP)、(AlGaInA
s/InP)、(GaInAsBi/InP)、(Al
GaInAsBi/InP)、(AlInAsBi/I
nP)、(TlInGaP/InP)、(TlInAl
P/InP)等の材料でもよい。さらに、DC−PBH
型のストライプ構造を用いたが、例えば、BH構造、B
H−BOG構造、SBH構造、リッジ導波構造、リブ導
波構造等、他のストライプ構造でもよい。活性層は歪M
QW構造を用いたが、歪みのないMQW或いは通常のバ
ルクの半導体層でもよい。さらに、単体のDFB−LD
だけでなく、DFB−LDと光変調器やスポットサイズ
変換器、受光素子等とをモノリシックに集積化した光集
積回路やDFB−LDを複数配列したDFB−LDアレ
イでもよい。また、電流阻止用のブロック層をp−In
Pとn−InPとで構成したが、FeドープInP等の
高抵抗半導体層や半絶縁性半導体層で構成してもよい。
【0055】
【発明の効果】本発明は、DFB−LDの回折格子を形
成する工程において、基板の回折格子形成領域に局所的
にストライプ状レジストを形成し、レジストがある領域
から無い領域にかけて、レジストで覆われる面積を漸減
して、レジストで覆われる面積が、平均的には緩やかに
変化するようにしたので、ウェットエッチングで回折格
子を形成した後の、基板の平均的な高さが、回折格子形
成領域とそうでないところで、不連続に変化せず、緩や
かに変化するようになる。その結果、その上に成長した
半導体層が、平坦上に成長したものと同様の良好な品質
の半導体層となる。従って、本発明の製造方法によれ
ば、優れた光出力特性や信頼性のDFB−LDが得られ
る。さらに、干渉露光により回折格子パターンを形成す
る方法では、回折格子形状がランダムに揺らいでいるた
め、導波光損失が生じるが、本発明の電子ビーム露光を
用いた方法ではそのような問題がなく、高歩留まり、低
価格でDFB−LDが製造できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態の回折格子形成工
程図である。
【図2】 本発明の第1の実施の形態の回折格子形成工
程における露光パターン図である。
【図3】 本発明の第1の実施の形態の回折格子形成工
程で形成した回折格子の斜視図である。
【図4】 本発明の第1の実施の形態のMO−VPE工
程により基板上に成長した半導体層の断面図である。
【図5】 本発明の第1の実施の形態の製造方法で作製
したDFB−LDの断面図である。
【図6】 本発明の第2の実施の形態の回折格子形成工
程における露光パターン図である。
【図7】 本発明の第3の実施の形態の回折格子形成工
程におけるEB露光パターン図である。
【図8】 本発明の第3の実施の形態の回折格子形成工
程におけるEB露光パターン図である。
【図9】 本発明の第3の実施の形態の回折格子形成工
程におけるEB露光パターン図である。
【図10】 本発明の第4の実施の形態の回折格子形成
工程における露光パターン図である。
【図11】 図10に示す露光パターンにより得られた
現像後のレジストパターン図である。
【図12】 本発明の第4の実施の形態の回折格子形成
工程における露光パターンの変形例を示す露光パターン
図である。
【図13】 本発明の第4の実施の形態の回折格子形成
工程における露光パターンの変形例を示す露光パターン
図である。
【図14】 図13に示す露光パターンにより得られた
現像後のレジストパターン図である。
【図15】 本発明の分布帰還型半導体レーザの製造方
法により得られた半導体層のマイクロフォトルミネッセ
ンス評価結果を示すグラフである。
【図16】 従来の分布帰還型半導体レーザの製造方法
における回折格子形成工程の露光パターン図である。
【図17】 従来の分布帰還型半導体レーザの製造方法
における回折格子形成工程の露光パターンの拡大図であ
る。
【図18】 従来の分布帰還型半導体レーザの製造方法
で多層積層した半導体層の断面図である。
【図19】 従来の分布帰還型半導体レーザの製造方法
により得られた半導体層のマイクロフォトルミネッセン
ス評価結果を示すグラフである。
【符号の説明】
1 電子ビーム描画線 1a 電子ビーム描画線 2 2重電子ビーム描画線 3 Deep UV露光領域 3a 境界 4 n−InP基板 5 回折格子形成領域 5a 回折格子を形成しない領域 5b 境界部 6 回折格子 6a 回折格子の山 6b 回折格子の谷 7 活性導波路 8 n−InGaAsPガイド層 9 n−InPスペーサ層 10 n−InGaAsP SCH層 11 歪MQW活性層 12 InGaAsP SCH層 13 p−InPクラッド層 14 p−InPブロック層 15 n−InPブロック層 16 p−InP埋込み層 17 p−InGaAsPコンタクト層 18 SiO2膜 18a ストライプ状開口 19a 電極 19b 電極 20 活性領域となる領域 30 電子ビーム 31 Deep UV光 32 マスク 33 レジスト 33a レジストの端 35 活性領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−196799(JP,A) 特開 平6−283802(JP,A) 特開 昭59−14690(JP,A) 特開 昭63−24691(JP,A) 特開 昭62−296588(JP,A) 特開 平6−338658(JP,A) 特開 平8−255954(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01S 5/00 - 5/50 G02B 5/18 G03F 7/40 H01L 21/306

Claims (23)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板上全面にレジストを塗布する
    工程と、前記レジストの特定の位置に互いに平行な直線
    パターンから成る回折格子パターンを電子ビーム描画し
    て前記レジストを局所的に電子ビーム露光する工程と、
    前記レジストを現像する工程と、前記現像を終えたレジ
    ストをエッチングマスクとして前記半導体基板をエッチ
    ングする工程とを併せ持ち、前記半導体基板の特定の位
    置に局所的に回折格子を形成する回折格子の製造方法に
    おいて、前記エッチング工程を経た半導体基板に半導体
    層を形成する工程を有し、前記半導体基板エッチング工
    程のレジストは、回折格子形成領域以外は全て除去さ
    、回折格子幅が0にならない、大きさが一定の凹凸が
    回折格子の周期よりも長い周期で周期的に複数形成され
    た周期的凹凸状の側部輪郭を有し、且つ回折格子形成領
    域から離れていくに従い、徐々にレジストの占有面積が
    狭くなっていることを特徴とする回折格子の製造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の回折格子の製造方法にお
    いて、回折格子形成領域のみに残されたレジストの側端
    周期的凹凸状輪郭がジグザグ状である回折格子の製造
    方法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の回折格子の製造方法にお
    いて、回折格子形成領域のみに残されたレジストの側端
    周期的凹凸状輪郭が正弦関数状である回折格子の製造
    方法。
  4. 【請求項4】 半導体基板上全面に電子ビームとDee
    p UV光の両方に感光するポジレジストを塗布する工
    程と、前記レジストの特定の位置に互いに平行な直線パ
    ターンから成る回折格子パターンを電子ビーム描画して
    前記レジストを局所的に電子ビーム露光する工程と、D
    eep UV非露光領域とDeepUV露光領域の境界
    回折格子の周期よりも長い周期の周期的凹凸となるよ
    うに電子ビーム露光領域外をDeep UV光で露光す
    る工程と、前記レジストを現像して回折格子形成領域の
    みレジストを残し、その他の領域のレジストを全て除去
    する現像工程と、前記現像を終えたレジストをエッチン
    グマスクとして前記半導体基板をエッチングする工程
    、前記エッチング工程を経た半導体基板に半導体層を
    形成する工程とを有し、前記半導体基板の特定の位置に
    局所的に回折格子を形成することを特徴とする回折格子
    の製造方法。
  5. 【請求項5】 Deep UV露光領域とDeep U
    V非露光領域との周期的凹凸状境界がジグザグ状である
    請求項記載の回折格子の製造方法。
  6. 【請求項6】 Deep UV露光領域とDeep U
    V非露光領域との周期的凹凸状境界が正弦関数形状であ
    る請求項記載の回折格子の製造方法。
  7. 【請求項7】 半導体基板上全面に電子ビームとDee
    p UV光の両方に感光するポジレジストを塗布する工
    程と、前記レジストを局所的に電子ビーム露光して、前
    記レジストの特定の位置に特定の長さの互いに平行な多
    数の第1の直線状描画線と、前記第1の直線状描画線よ
    りも短く前記第1の直線状描画線数周期毎に前記第1の
    直線状描画線の間で且つその両端部に描画した第2の直
    線状描画線とから成るパターンを前記レジストに形成す
    る電子ビーム露光工程と、Deep UV非露光領域と
    Deep UV露光領域の境界が直線状となるように電
    子ビーム露光領域外をDeep UV光で露光する工程
    と、前記レジストを現像して回折格子形成領域のみレジ
    ストを残し、その他の領域のレジストを全て除去する現
    像工程と、前記現像を終えたレジストをエッチングマス
    クとして前記半導体基板をエッチングする工程と、前記
    エッチング工程を経た半導体基板に半導体層を形成する
    工程とを有し、前記半導体基板の特定の位置に局所的に
    回折格子を形成することを特徴とする回折格子の製造方
    法。
  8. 【請求項8】 半導体基板上全面に電子ビームに感光す
    るネガレジストを塗布する工程と、前記レジストを局所
    的に電子ビーム露光して、前記レジストの特定の位置
    に、特定の長さの第1の直線状描画線と、前記第1の直
    線状描画線よりも短い第2の直線状描画線とを互いの描
    画線中央を揃えて互いに平行に交互に配置して成るパタ
    ーンを前記レジストに形成する電子ビーム露光工程と、
    前記レジストを現像して回折格子形成領域のみレジスト
    を残し、その他の領域のレジストを全て除去する現像工
    程と、前記現像を終えたレジストをエッチングマスクと
    して前記半導体基板をエッチングする工程と、前記エッ
    チング工程を経た半導体基板に半導体層を形成する工程
    を有し、前記半導体基板の特定の位置に局所的に回折
    格子を形成することを特徴とする回折格子の製造方法。
  9. 【請求項9】 半導体基板上全面に電子ビームに感光す
    るネガレジストを塗布する工程と、前記レジストを局所
    的に電子ビーム露光して、前記レジストの特定の位置
    に、特定の長さの第1の直線状描画線を互いに平行に多
    数配置し、前記第1の直線状描画線よりも短い第2の直
    線状描画線を、互いの描画線中央を揃えて前記第1の直
    線状描画線数周期毎に前記第2の直線状描画線を1つま
    たは複数配置して成るパターンを前記レジストに形成す
    る電子ビーム露光工程と、前記レジストを現像して回折
    格子形成領域のみレジストを残し、その他の領域のレジ
    ストを全て除去する現像工程と、前記現像を終えたレジ
    ストをエッチングマスクとして前記半導体基板をエッチ
    ングする工程と、前記エッチング工程を経た半導体基板
    に半導体層を形成する工程とを有し、前記半導体基板の
    特定の位置に局所的に回折格子を形成することを特徴と
    する回折格子の製造方法。
  10. 【請求項10】 電子ビームに感光するネガレジストが
    化学増幅型ネガレジストである請求項または記載の
    回折格子の製造方法。
  11. 【請求項11】 半導体基板上全面に電子ビームとDe
    ep UV光の両方に感光するポジレジストを塗布する
    工程と、前記レジストを局所的に電子ビーム露光して、
    前記レジストの特定の位置に特定の長さの互いに平行で
    且つ両端近傍が2重露光された多数の直線状描画線から
    成るパターンを前記レジストに形成する電子ビーム露光
    工程と、Deep UV非露光領域とDeep UV露
    光領域の境界が直線状となるように電子ビーム露光領域
    外をDeep UV光で露光する工程と、前記レジスト
    を現像して回折格子形成領域のみレジストを残し、その
    他の領域のレジストを全て除去する現像工程と、前記現
    像を終えたレジストをエッチングマスクとして前記半導
    体基板をエッチングする工程と、前記エッチング工程を
    経た半導体基板に半導体層を形成する工程とを有し、前
    記半導体基板の特定の位置に局所的に回折格子を形成す
    ることを特徴とする回折格子の製造方法。
  12. 【請求項12】 半導体基板上全面に電子ビームとDe
    ep UV光の両方に感光するポジレジストを塗布する
    工程と、前記レジストを局所的に電子ビーム露光して、
    前記レジストの特定の位置に特定の長さの互いに平行な
    多数の直線状描画線から成り、且つ、前記直線状描画線
    1つおきに1つ又は複数の直線状描画線の両端近傍が2
    重露光されたパターンを前記レジストに形成する電子ビ
    ーム露光工程と、Deep UV非露光領域とDeep
    UV露光領域の境界が直線状となるように電子ビーム
    露光領域外をDeep UV光で露光する工程と、前記
    レジストを現像して回折格子形成領域のみレジストを残
    し、その他の領域のレジストを全て除去する現像工程
    と、前記現像を終えたレジストをエッチングマスクとし
    て前記半導体基板をエッチングする工程と、前記エッチ
    ング工程を経た半導体基板に半導体層を形成する工程と
    を有し、前記半導体基板の特定の位置に局所的に回折格
    子を形成することを特徴とする回折格子の製造方法。
  13. 【請求項13】 半導体基板上全面に電子ビームとDe
    ep UV光の両方に感光するポジレジストを塗布する
    工程と、前記レジストを局所的に電子ビーム露光して、
    前記レジストの特定の位置に特定の長さの互いに平行な
    多数の直線状描画線から成り、且つ、前記直線状描画線
    数周期毎に1つ又は複数の直線状描画線の両端近傍が2
    重露光されたパターンを前記レジストに形成する電子ビ
    ーム露光工程と、Deep UV非露光領域とDeep
    UV露光領域の境界が直線状となるように電子ビーム
    露光領域外をDeep UV光で露光する工程と、前記
    レジストを現像して回折格子形成領域のみレジストを残
    し、その他の領域のレジストを全て除去する現像工程
    と、前記現像を終えたレジストをエッチングマスクとし
    て前記半導体基板をエッチングする工程と、前記エッチ
    ング工程を経た半導体基板に半導体層を形成する工程と
    を有し、前記半導体基板の特定の位置に局所的に回折格
    子を形成することを特徴とする回折格子の製造方法。
  14. 【請求項14】 半導体基板の特定の領域に局所的に回
    折格子を形成する工程と、前記半導体基板上に、活性層
    を含む半導体多層構造を積層成長する工程とを含む半導
    体レーザの製造方法において、前記回折格子を形成する
    工程が、半導体基板上全面にレジストを塗布する工程
    と、前記レジストの特定の位置に互いに平行な直線パタ
    ーンから成る回折格子パターンを電子ビーム描画して前
    記レジストを局所的に電子ビーム露光する工程と、前記
    レジストを現像して回折格子形成領域のみレジストを残
    し、その他の領域のレジストを全て除去する現像工程
    と、前記現像を終えたレジストをエッチングマスクとし
    て前記半導体基板をエッチングする工程とを含み、前記
    現像を終えたレジストは、回折格子幅が0にならない、
    大きさが一定の凹凸が回折格子の周期よりも長い周期で
    周期的に複数形成された周期的凹凸状の側部輪郭を有
    し、且つ回折格子形成領域から離れていくに従っ て徐々
    にレジストの占有面積が狭くなっていることを特徴とす
    る半導体レーザの製造方法。
  15. 【請求項15】 半導体基板の特定の領域に局所的に回
    折格子を形成する工程と、前記半導体基板上に、活性層
    を含む半導体多層構造を積層成長する工程とを含む半導
    体レーザの製造方法において、前記回折格子を形成する
    工程が、半導体基板上全面に電子ビームとDeep U
    V光の両方に感光するポジレジストを塗布する工程と、
    前記レジストの特定の位置に互いに平行な直線パターン
    から成る回折格子パターンを電子ビーム描画して前記レ
    ジストを局所的に電子ビーム露光する工程と、Deep
    UV非露光領域とDeep UV露光領域の境界が
    折格子の周期よりも長い周期の周期的凹凸となるように
    電子ビーム露光領域外をDeep UV光で露光する工
    程と、前記レジストを現像して回折格子形成領域のみレ
    ジストを残し、その他の領域のレジストを全て除去する
    現像工程と、前記現像を終えたレジストをエッチングマ
    スクとして前記半導体基板をエッチングする工程とを有
    することを特徴とする半導体レーザの製造方法。
  16. 【請求項16】 半導体基板の特定の領域に局所的に回
    折格子を形成する工程と、前記半導体基板上に、活性層
    を含む半導体多層構造を積層成長する工程とを含む半導
    体レーザの製造方法において、前記回折格子を形成する
    工程が、半導体基板上全面に電子ビームとDeep U
    V光の両方に感光するポジレジストを塗布する工程と、
    前記レジストを局所的に電子ビーム露光して、前記レジ
    ストの特定の位置に特定の長さの互いに平行な多数の第
    1の直線状描画線と、前記第1の直線状描画線よりも短
    く前記第1の直線状描画線数周期毎に前記第1の直線状
    描画線の間で且つその両端部に描画した第2の直線状描
    画線とから成るパターンを前記レジストに形成する電子
    ビーム露光工程と、Deep UV非露光領域とDee
    p UV露光領域の境界が直線状となるように電子ビー
    ム露光領域外をDeep UV光で露光する工程と、前
    記レジストを現像して回折格子形成領域のみレジストを
    残し、その他の領域のレジストを全て除去する現像工程
    と、前記現像を終えたレジストをエッチングマスクとし
    て前記半導体基板をエッチングする工程とを有すること
    を特徴とする半導体レーザの製造方法。
  17. 【請求項17】 半導体基板の特定の領域に局所的に回
    折格子を形成する工程と、前記半導体基板上に、活性層
    を含む半導体多層構造を積層成長する工程とを含む半導
    体レーザの製造方法において、前記回折格子を形成する
    工程が、半導体基板上全面に電子ビームに感光するネガ
    レジストを塗布する工程と、前記レジストを局所的に電
    子ビーム露光して、前記レジストの特定の位置に、特定
    の長さの第1の直線状描画線と、前記第1の直線状描画
    線よりも短い第2の直線状描画線とを互いの描画線中央
    を揃えて互いに平行に交互に配置して成るパターンを前
    記レジストに形成する電子ビーム露光工程と、前記レジ
    ストを現像して回折格子形成領域のみレジストを残し、
    その他の領域のレジストを全て除去する現像工程と、前
    記現像を終えたレジストをエッチングマスクとして前記
    半導体基板をエッチングする工程とを有することを特徴
    とする半導体レーザの製造方法。
  18. 【請求項18】 半導体基板の特定の領域に局所的に回
    折格子を形成する工程と、前記半導体基板上に、活性層
    を含む半導体多層構造を積層成長する工程とを含む半導
    体レーザの製造方法において、前記回折格子を形成する
    工程が、半導体基板上全面に電子ビームに感光するネガ
    レジストを塗布する工程と、前記レジストを局所的に電
    子ビーム露光して、前記レジストの特定の位置に、特定
    の長さの第1の直線状描画線を互いに平行に多数配置
    し、前記第1の直線状描画線よりも短い第2の直線状描
    画線を、互いの描画線中央を揃えて前記第1の直線状描
    画線数周期毎に前記第2の直線状描画線を1つまたは複
    数配置して成るパターンを前記レジストに形成する電子
    ビーム露光工程と、前記レジストを現像して回折格子形
    成領域のみレジストを残し、その他の領域のレジストを
    全て除去する現像工程と、前記現像を終えたレジストを
    エッチングマスクとして前記半導体基板をエッチングす
    る工程とを有することを特徴とする半導体レーザの製造
    方法。
  19. 【請求項19】 半導体基板の特定の領域に局所的に回
    折格子を形成する工程と、前記半導体基板上に、活性層
    を含む半導体多層構造を積層成長する工程とを含む半導
    体レーザの製造方法において、前記回折格子を形成する
    工程が、半導体基板上全面に電子ビームとDeep U
    V光の両方に感光するポジレジストを塗布する工程と、
    前記レジストを局所的に電子ビーム露光して、前記レジ
    ストの特定の位置に特定の長さの互いに平行で且つ両端
    近傍が2重露光された多数の直線状描画線から成るパタ
    ーンを前記レジストに形成する電子ビーム露光工程と、
    Deep UV非露光領域とDeep UV露光領域の
    境界が直線状となるように電子ビーム露光領域外をDe
    ep UV光で露光する工程と、前記レジストを現像し
    て回折格子形成領域のみレジストを残し、その他の領域
    のレジストを全て除去する現像工程と、前記現像を終え
    たレジストをエッチングマスクとして前記半導体基板を
    エッチングする工程とを有することを特徴とする半導体
    レーザの製造方法。
  20. 【請求項20】 半導体基板の特定の領域に局所的に回
    折格子を形成する工程と、前記半導体基板上に、活性層
    を含む半導体多層構造を積層成長する工程とを含む半導
    体レーザの製造方法において、前記回折格子を形成する
    工程が、半導体基板上全面に電子ビームとDeep U
    V光の両方に感光するポジレジストを塗布する工程と、
    前記レジストを局所的に電子ビーム露光して、前記レジ
    ストの特定の位置に特定の長さの互いに平行な多数の直
    線状描画線から成り、且つ、前記直線状描画線1つおき
    に1つ又は複数の直線状描画線の両端近傍が2重露光さ
    れたパターンを前記レジストに形成する電子ビーム露光
    工程と、Deep UV非露光領域とDeep UV露
    光領域の境界が直線状となるように電子ビーム露光領域
    外をDeep UV光で露光する工程と、前記レジスト
    を現像して回折格子形成領域のみレジストを残し、その
    他の領域のレジストを全て除去する現像工程と、前記現
    像を終えたレジストをエッチングマスクとして前記半導
    体基板をエッチングする工程とを有することを特徴とす
    る半導体レーザの製造方法。
  21. 【請求項21】 半導体基板の特定の領域に局所的に回
    折格子を形成する工程と、前記半導体基板上に、活性層
    を含む半導体多層構造を積層成長する工程とを含む半導
    体レーザの製造方法において、前記回折格子を形成する
    工程が、半導体基板上全面に電子ビームとDeep U
    V光の両方に感光するポジレジストを塗布する工程と、
    前記レジストを局所的に電子ビーム露光して、前記レジ
    ストの特定の位置に特定の長さの互いに平行な多数の直
    線状描画線から成り、且つ、前記直線状描画線数周期毎
    に1つ又は複数の直線状描画線の両端近傍が2重露光さ
    れたパターンを前記レジストに形成する電子ビーム露光
    工程と、Deep UV非露光領域とDeep UV露
    光領域の境界が直線状となるように電子ビーム露光領域
    外をDeep UV光で露光する工程と、前記レジスト
    を現像して回折格子形成領域のみレジストを残し、その
    他の領域のレジストを全て除去する現像工程と、前記現
    像を終えたレジストをエッチングマスクとして前記半導
    体基板をエッチングする工程とを有することを特徴とす
    る半導体レーザの製造方法。
  22. 【請求項22】 半導体基板の特定の領域に局所的に回
    折格子を形成する工程と、前記半導体基板上に、活性層
    を含む半導体多層構造を積層成長する工程とを含む半導
    体レーザの製造方法において、前記活性層を含む半導体
    多層構造を積層成長する工程が、ガイド層、スペーサ
    層、第1のSCH層、活性層、第2のSCH層、クラッ
    ド層を有機金属気相成長法により順次積層成長して半導
    体多層構造を形成する工程と、エッチングにより前記半
    導体多層構造に平行な2本の溝を形成し、溝に挾まれた
    ストライプ状活性領域を形成するエッチング工程と、前
    記溝に電流を阻止するブロック層を成長し、さらに、前
    記ブロック層及びストライプ状活性領域上に埋込み層、
    コンタクト層を順次成長する結晶成長工程とを有するこ
    とを特徴とする請求項14〜21の何れかに記載の半導
    体レーザの製造方法。
  23. 【請求項23】 半導体基板が(100)面方位のn型
    InP、ガイド層がn型InGaAsP、スペーサ層が
    n型InP、第1のSCH層がn型InGaAsP、活
    性層が歪多重量子井戸層、第2のSCH層がInGaA
    sP、クラッド層がp型InP、ブロック層がp型In
    Pとn型InPの積層構造、埋込み層がp型InP、コ
    ンタクト層がInGaAsPである請求項22記載の半
    導体レーザの製造方法。
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