JP3190571B2 - 自動車用サイドガラスアンテナ - Google Patents

自動車用サイドガラスアンテナ

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JP3190571B2
JP3190571B2 JP15441696A JP15441696A JP3190571B2 JP 3190571 B2 JP3190571 B2 JP 3190571B2 JP 15441696 A JP15441696 A JP 15441696A JP 15441696 A JP15441696 A JP 15441696A JP 3190571 B2 JP3190571 B2 JP 3190571B2
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亮吉 土居
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車のリヤクウ
ォータ窓等に付設される自動車用サイドガラスアンテナ
に係り、特に、補助素子を設けて受信感度を向上させた
自動車用サイドガラスアンテナに関する。
【0002】
【従来の技術】自動車のリヤクウォータ窓に付設される
サイドガラスアンテナで、従来のアンテナパターンには
図8〜図10に示す形状のものがある。日本国内では、
サイドガラスアンテナは、主にFM用またはTV用に使
用されている。
【0003】TV用のサイドガラスアンテナについて
は、例えば、特公平3−63844号公報と特公平3−
63845号公報等にて開示されている。
【0004】図11に、特公平3−63844号公報の
第13図のガラスアンテナを示す。ほぼ1周にわたりサ
イドガラスのエッジに沿ったアンテナ素子と、このアン
テナ素子の給電端子近傍からサイドガラスの下辺に沿っ
て横方向に、且つ、アンテナ素子の外側に延びる補助素
子とを備えている。
【0005】一方、特公平3−63845号公報では、
一対のアンテナ素子からなり、各アンテナ素子の給電端
子はサイドガラスの1つのコーナに近接配置され、一方
のアンテナ素子はサイドガラス中心に関して時計回り
に、他方のアンテナ素子は反時計回りにそれぞれの給電
端子から延ばされ、一方のアンテナ素子からインピーダ
ンス補正用補助素子が分岐されて他方のアンテナ素子に
沿って延ばされていることを特徴とする自動車用サイド
ガラスアンテナが開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】AM/FM用のサイド
ガラスアンテナについて、AM帯の受信に適したサイド
ガラスアンテナの形状とすると、FM帯の受信感度が低
下することがある。各々の周波数帯が一致しないためサ
イドガラスアンテナの設計が非常に難しく、特に小さな
サイドガラスでは、AM帯の受信感度向上のためにアン
テナ素子を大きく作ると波長の違いからFM帯の受信感
度が低下したり、アンテナ素子相互間の干渉等が複雑に
発生したりするからである。
【0007】本発明は、上記した従来技術の課題を解決
するためになされたものであって、その目的は、AM/
FM帯の双方で高い受信感度を有するサイドガラスアン
テナを提供することにある。
【0008】上記目的を達成するため、アンテナ素子が
サイドガラスの窓枠エッジに沿ってほぼ1周にわたり配
置されたAM/FM用の自動車用サイドガラスアンテナ
について、本発明者は、種々の実験を繰り返した。
【0009】なお、自動車用サイドガラスアンテナの技
術分野では、サイドガラスアンテナの形状や大きさに関
する理論的な解析は非常に難しく、その開発は実験の繰
り返しとデータの積み重ねによる所が大きいことは、周
知の事実である。
【0010】本発明者が行った種々の実験と試行錯誤の
結果、アンテナ素子の給電端子近傍から分岐する補助素
子または給電端子に接続された補助素子を備え、この補
助素子はほぼ1周してきたアンテナ素子と平行に且つア
ンテナ素子の内側に延ばされているサイドガラスアンテ
ナが、AM/FM帯の双方で高い受信感度を有すること
が判明した。
【0011】更に、ほぼ1周してきたアンテナ素子と補
助素子との平行間隔が3〜20mmであり、補助素子の
根元側に位置する窓枠エッジを基準として補助素子の先
端までの高さからアンテナ素子の開放端までの高さを引
き算した値が−5〜35mmである場合に、AM/FM
帯で高い受信感度を有することが判明した。
【0012】一方、窓枠エッジとアンテナ素子との間隔
によっても、受信感度が変動することも判明した。
【0013】アンテナ素子が2本の場合、一方のアンテ
ナ素子と他方のアンテナ素子との間隔を10〜15mm
としたとき、窓枠エッジと一方のアンテナ素子との間隔
を25〜50mmにすると、AM/FM帯の双方で高い
受信感度が得られることが判った。
【0014】アンテナ素子が1本の場合、窓枠エッジと
アンテナ素子との間隔を25〜50mmにすると、AM
/FM帯の双方で高い受信感度が得られることが判っ
た。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る自動車用
サイドガラスアンテナでは、2本のアンテナ素子がサイ
ドガラスの窓枠エッジに沿ってほぼ1周にわたり配置さ
れ、外側に位置する一方のアンテナ素子の一端はサイド
ガラスの1つのコーナに近接配置された給電端子に接続
され他端は開放端からなり、内側に位置する他方のアン
テナ素子の一端は一方のアンテナ素子の給電端子近傍か
ら分岐した補助素子の分岐位置近傍に接続され他端は開
放端からなり、補助素子はほぼ1周してきた他方のアン
テナ素子と平行に且つ他方のアンテナ素子の内側に延ば
されており、ほぼ1周してきた他方のアンテナ素子と補
助素子との平行間隔が3〜20mmであり、補助素子の
根元側に位置する窓枠エッジを基準として補助素子の先
端までの高さから他方のアンテナ素子の開放端までの高
さを引き算した値が−5〜35mmであることを特徴と
する。
【0016】2本のアンテナ素子を用いることで、広帯
域性と利得を改善でき、AM帯の受信感度を向上させる
ことができる。また、アンテナ素子をサイドガラスの窓
枠エッジに沿ってほぼ1周にわたり配置して少しでも広
い面積を囲むことで、AM帯の受信感度を向上させるこ
とができると共に、窓ガラスの視界を広げることができ
る。補助素子を設けることでFM帯の受信感度を向上さ
せることができるが、補助素子をアンテナ素子の内側に
延ばすので、外側に延ばす場合に比べてアンテナ素子を
サイドガラスの窓枠エッジに沿って大きく形成すること
ができる。
【0017】ほぼ1周してきた他方のアンテナ素子と補
助素子との平行間隔が広すぎると、補助素子を延ばすこ
とによる受信感度の改善効果が殆ど現れない。ほぼ1周
してきた他方のアンテナ素子と補助素子との平行間隔が
狭すぎると、このアンテナ素子および補助素子の製造が
プリント精度等から困難となる。実験により、ほぼ1周
してきた他方のアンテナ素子と補助素子との平行間隔は
3〜20mmとするのが、受信感度および製造の点から
適切であることが判った。
【0018】請求項2では、請求項1記載の自動車用サ
イドガラスアンテナにおいて、窓枠エッジと一方のアン
テナ素子との間隔を25〜50mmとし、一方のアンテ
ナ素子と他方のアンテナ素子との間隔を10〜15mm
としたことを特徴とする。
【0019】窓枠エッジと一方のアンテナ素子との間隔
が狭すぎると、この間に形成される静電容量等により微
弱なAM/FM受信信号が窓枠エッジから車体アースに
漏洩して受信感度が低下する。窓枠エッジと一方のアン
テナ素子との間隔が広すぎると、アンテナ素子自体が小
さくなりAM帯の受信感度が低下する。実験により、窓
枠エッジと一方のアンテナ素子との間隔を5〜50mm
とし、その中でも特に25〜50mmとすることで、A
M/FM帯で良好な受信感度が得られることが判った。
【0020】請求項3に係る自動車用サイドガラスアン
テナでは、アンテナ素子はサイドガラスの窓枠エッジに
沿ってほぼ1周にわたり配置されており、アンテナ素子
の給電端子はサイドガラスの1つのコーナに近接配置さ
れており、アンテナ素子の給電端子近傍から分岐した補
助素子はほぼ1周してきたアンテナ素子と平行に且つア
ンテナ素子の内側に延ばされており、ほぼ1周してきた
アンテナ素子と補助素子との平行間隔が3〜20mmで
あり、補助素子の根元側に位置する窓枠エッジを基準と
して補助素子の先端までの高さからアンテナ素子の開放
端までの高さを引き算した値が−5〜35mmであるこ
とを特徴とする。
【0021】請求項4に係る自動車用サイドガラスアン
テナでは、アンテナ素子はサイドガラスの窓枠エッジに
沿ってほぼ1周にわたり配置されており、アンテナ素子
の給電端子はサイドガラスの1つのコーナに近接配置さ
れており、給電端子に接続された補助素子はほぼ1周し
てきたアンテナ素子と平行に且つアンテナ素子の内側に
延ばされており、ほぼ1周してきたアンテナ素子と補助
素子との平行間隔が3〜20mmであり、補助素子の根
元側に位置する窓枠エッジを基準として補助素子の先端
までの高さからアンテナ素子の開放端までの高さを引き
算した値が−5〜35mmであることを特徴とする。
【0022】請求項3〜4に示した自動車用サイドガラ
スアンテナは、アンテナ素子を1本にした場合であり、
請求項1〜2と同様に補助素子を設けることでFM帯の
受信感度を向上させるものである。アンテナ素子をサイ
ドガラスの窓枠エッジに沿ってほぼ1周にわたり配置し
て少しでも広い面積を囲むことで、AM帯の受信感度を
向上させることができると共に、窓ガラスの視界を広げ
ることができる。補助素子を設けることでFM帯の受信
感度を向上させることができるが、補助素子をアンテナ
素子の内側に延ばすので、外側に延ばす場合に比べてア
ンテナ素子をサイドガラスの窓枠エッジに沿って大きく
形成することができる。
【0023】ほぼ1周してきたアンテナ素子と補助素子
との平行間隔が広すぎると、補助素子を延ばすことによ
る受信感度の改善効果が殆ど現れない。ほぼ1周してき
たアンテナ素子と補助素子との平行間隔が狭すぎると、
アンテナ素子および補助素子の製造がプリント精度等か
ら困難となる。実験により、ほぼ1周してきたアンテナ
素子と補助素子との平行間隔は、3〜20mmとするの
が、受信感度および製造の点から適切であることが判っ
た。
【0024】請求項5では、請求項3〜4記載の自動車
用サイドガラスアンテナにおいて、窓枠エッジとアンテ
ナ素子との間隔を25〜50mmとしたことを特徴とす
る。
【0025】窓枠エッジとアンテナ素子との間隔が狭す
ぎると、この間に形成される静電容量等により微弱なA
M/FM受信信号が窓枠エッジから車体アースに漏洩し
て受信感度が低下する。窓枠エッジとアンテナ素子との
間隔が広すぎると、アンテナ素子自体が小さくなりAM
帯の受信感度が低下する。実験により、窓枠エッジとア
ンテナ素子との間隔を5〜50mmとし、その中でも特
に25〜50mmとすることで、AM/FM帯で良好な
受信感度が得られることが判った。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示す実施形
態に基づいて説明する。
【0027】図1の自動車用サイドガラスアンテナ10
には、2本のアンテナ素子2a,2bがサイドガラス7
の鉄板の窓枠エッジ8に沿ってほぼ1周にわたり配置さ
れている。外側に位置するアンテナ素子2aの一端はサ
イドガラス7の1つのコーナに近接配置された給電端子
4に接続され他端は開放端からなる。内側に位置するア
ンテナ素子2bの一端はアンテナ素子2aの給電端子4
近傍から分岐した補助素子2cの分岐位置近傍に接続さ
れ他端は開放端からなる。補助素子2cはほぼ1周して
きたアンテナ素子2bと平行に且つアンテナ素子2bの
内側に延ばされている。
【0028】ほぼ1周してきたアンテナ素子2bと補助
素子2cとの平行間隔が3〜20mmであり、補助素子
2cの根元側に位置する窓枠エッジ8を基準として補助
素子2cの先端までの高さCからアンテナ素子2bの開
放端までの高さBを引き算した値(C−B)が−5〜3
5mmである。
【0029】例えば、窓枠エッジ8とアンテナ素子2a
との間隔を30mmとし、アンテナ素子2a,2bの間
隔を10mmとし、アンテナ素子2bと補助素子2cの
平行間隔を5mmとし、高さCを130mmとし、高さ
Bを120mmとする。給電端子4の上辺からアンテナ
素子2a,2bの開放端までの高さを50mmとする。
【0030】図2は、図1の自動車用サイドガラスアン
テナ10の場合(補助素子あり)と、この自動車用サイ
ドガラスアンテナ10から図12のように補助素子2c
を除去した場合(補助素子なし)について、周波数と受
信感度の特性図を示したものである。
【0031】76MHz〜88MHzの周波数で、補助
素子2cがある場合の方が受信感度が高いことが判る。
すなわち、補助素子2cを設けることで、FM帯の受信
感度を向上させることができる。
【0032】図3は、補助素子2cの根元側に位置する
窓枠エッジ8を基準とした補助素子2cの先端までの高
さCと、アンテナ素子2bの開放端までの高さBと、こ
れらの高さC,Bを引き算した値(C−B)と、FM帯
の平均受信感度と、を表にまとめたものである。なお、
B=45,C=30は、図12のように補助素子2cを
除去した場合に対応している。
【0033】図4は、図3に示すデータを折線グラフに
したものである。図中の左下にある点はC−B=−15
の場合であり、補助素子2cがない場合に対応してい
る。この図からも、補助素子2cがある場合は受信感度
が高いことが判る。また、C−B=−5〜35の範囲
で、受信感度が高くなっている。従って、図1の自動車
用サイドガラスアンテナ10において、C=80,B=
60〜85としてもよいし、C=80,B=60〜80
としてもよい。
【0034】図5(A)の自動車用サイドガラスアンテ
ナ11は、AM/FM用アンテナとキーレス用アンテナ
とを備えている。AM/FM用アンテナのアンテナパタ
ーンは、図1のアンテナパターンをほぼ左右反転にした
ものである。キーレス用アンテナは、窓枠エッジ8に沿
ったアンテナ素子3a,3bと、給電端子4に隣接する
給電端子5と、を備えている。アンテナ素子3a,3b
の長さは、各々480mm,237mmとしている。
【0035】窓枠エッジ8とアンテナ素子2aとの間隔
を30mmとし、アンテナ素子2a,2bの間隔を10
mmとし、アンテナ素子2bと補助素子2cの平行間隔
を5mmとし、高さCを90mmとしている。給電端子
4の上辺からアンテナ素子2a,2bの開放端までの高
さを45mmとしている。窓枠エッジ8とアンテナ素子
3aとの間隔を10mmとし、窓枠エッジ8とアンテナ
素子3bとの間隔を15mmとしている。図5(B)
は、図5(A)の自動車用サイドガラスアンテナ11の
給電端子4,5近傍を拡大した図である。図中の長さの
単位はmmである。
【0036】図6の自動車用サイドガラスアンテナ12
では、アンテナ素子2はサイドガラス7の鉄板の窓枠エ
ッジ8に沿ってほぼ1周にわたり配置されている。アン
テナ素子2の給電端子4はサイドガラス7の1つのコー
ナに近接配置されている。アンテナ素子2の給電端子4
近傍から分岐した補助素子2cはほぼ1周してきたアン
テナ素子2と平行に且つアンテナ素子2の内側に延ばさ
れている。
【0037】ほぼ1周してきたアンテナ素子2と補助素
子2cとの平行間隔は3〜20mmであり、補助素子2
cの根元側に位置する窓枠エッジ8を基準として補助素
子2cの先端までの高さCからアンテナ素子2の開放端
までの高さAを引き算した値(C−A)は−5〜35m
mである。窓枠エッジ8とアンテナ素子2との間隔は2
5〜50mmである。
【0038】図7の自動車用サイドガラスアンテナ13
では、アンテナ素子2はサイドガラス7の窓枠エッジ8
に沿ってほぼ1周にわたり配置されている。アンテナ素
子2の給電端子4はサイドガラス7の1つのコーナに近
接配置されている。給電端子4に接続された補助素子2
cはほぼ1周してきたアンテナ素子2と平行に且つアン
テナ素子2の内側に延ばされている。
【0039】ほぼ1周してきたアンテナ素子2と補助素
子2cとの平行間隔は3〜20mmであり、補助素子2
cの根元側に位置する窓枠エッジ8を基準として補助素
子2cの先端までの高さCからアンテナ素子2の開放端
までの高さAを引き算した値(C−A)は−5〜35m
mである。窓枠エッジ8とアンテナ素子2との間隔は2
5〜50mmである。
【0040】図1および図5で示した自動車用サイドガ
ラスアンテナ10,11は、2本のアンテナ素子2a,
2bを用いているが、これはAM帯の受信感度を少しで
も向上させるためである。そして、補助素子2cを設け
ることでFM帯の受信感度を向上させている。図6と図
7は、アンテナ素子を1本にした場合であり、図1およ
び図5と同様に補助素子2cを設けることでFM帯の受
信感度を向上させている。
【0041】なお、上記実施形態は本発明の一例であ
り、本発明は上記実施形態に限定されない。
【0042】
【発明の効果】請求項1の自動車用サイドガラスアンテ
ナによれば、2本のアンテナ素子を用いることで、広帯
域性と利得を改善でき、AM帯の受信感度を向上させる
ことができる。また、アンテナ素子をサイドガラスの窓
枠エッジに沿ってほぼ1周にわたり配置して少しでも広
い面積を囲むことで、AM帯の受信感度を向上させるこ
とができると共に、窓ガラスの視界を広げることができ
る。
【0043】更に、ほぼ1周してきた内側のアンテナ素
子と補助素子との平行間隔を3〜20mmとすること
で、FM帯の受信感度を向上できると共に、従来のアン
テナパターンの精度でも充分に補助素子のアンテナパタ
ーンを形成でき、自動車用サイドガラスアンテナのアン
テナパターンを形成することができる。
【0044】請求項2の自動車用サイドガラスアンテナ
によれば、窓枠エッジと外側のアンテナ素子との間隔を
25〜50mmとすることで、AM/FM帯で良好な受
信感度を得ることができる。
【0045】請求項3〜4の自動車用サイドガラスアン
テナによれば、アンテナ素子をサイドガラスの窓枠エッ
ジに沿ってほぼ1周にわたり配置して少しでも広い面積
を囲むことで、AM帯の受信感度を向上させることがで
きると共に、窓ガラスの視界を広げることができる。
【0046】更に、ほぼ1周してきたアンテナ素子と補
助素子との平行間隔を3〜20mmとすることで、FM
帯の受信感度を向上できると共に、従来のアンテナパタ
ーンの精度でも充分に補助素子のアンテナパターンを形
成でき、自動車用サイドガラスアンテナのアンテナパタ
ーンを形成することができる。
【0047】請求項5の自動車用サイドガラスアンテナ
によれば、窓枠エッジとアンテナ素子との間隔を25〜
50mmとすることで、AM/FM帯で良好な受信感度
を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自動車用サイドガラスアンテナの構成
【図2】補助素子がある場合と補助素子がない場合の受
信感度の周波数特性図
【図3】図1の自動車用サイドガラスアンテナにおける
高さB,Cと受信感度の対応図
【図4】図3のデータを折線グラフに示した図
【図5】本発明の自動車用サイドガラスアンテナの構成
【図6】本発明の自動車用サイドガラスアンテナの構成
【図7】本発明の自動車用サイドガラスアンテナの構成
【図8】従来の自動車用サイドガラスアンテナの構成図
【図9】従来の自動車用サイドガラスアンテナの構成図
【図10】従来の自動車用サイドガラスアンテナの構成
【図11】従来の自動車用サイドガラスアンテナの構成
【図12】補助素子を備えていない自動車用サイドガラ
スアンテナの構成図
【符号の説明】
2,2a,2b…アンテナ素子、2c…補助素子、3
a,3b…キーレス用アンテナのアンテナ素子、4,5
…給電端子、7…サイドガラス、8…窓枠エッジ(ボデ
ーフランジ)、10〜13,50〜54…自動車用サイ
ドガラスアンテナ、A…補助素子2cの根元側に位置す
る窓枠エッジ8を基準としたアンテナ素子2の開放端ま
での高さ、B…補助素子2cの根元側に位置する窓枠エ
ッジ8を基準としたアンテナ素子2bの開放端までの高
さ、C…補助素子2cの根元側に位置する窓枠エッジ8
を基準とした補助素子2cの先端までの高さ。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−7315(JP,A) 特開 平7−297617(JP,A) 実開 昭61−197716(JP,U) 実開 昭61−197714(JP,U) 実開 平2−16606(JP,U) 実開 平6−13207(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01Q 1/32

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2本のアンテナ素子がサイドガラスの窓
    枠エッジに沿ってほぼ1周にわたり配置され、 外側に位置する一方のアンテナ素子の一端は前記サイド
    ガラスの1つのコーナに近接配置された給電端子に接続
    され他端は開放端からなり、 内側に位置する他方のアンテナ素子の一端は前記一方の
    アンテナ素子の前記給電端子近傍から分岐した補助素子
    の前記分岐位置近傍に接続され他端は開放端からなり、 前記補助素子はほぼ1周してきた前記他方のアンテナ素
    子と平行に且つ前記他方のアンテナ素子の内側に延ばさ
    れており、 ほぼ1周してきた前記他方のアンテナ素子と前記補助素
    子との平行間隔が3〜20mmであり、 前記補助素子の根元側に位置する窓枠エッジを基準とし
    て前記補助素子の先端までの高さから前記他方のアンテ
    ナ素子の開放端までの高さを引き算した値が−5〜35
    mmであることを特徴とする自動車用サイドガラスアン
    テナ。
  2. 【請求項2】 前記窓枠エッジと前記一方のアンテナ素
    子との間隔を25〜50mmとし、 前記一方のアンテナ素子と前記他方のアンテナ素子との
    間隔を10〜15mmとしたことを特徴とする請求項1
    記載の自動車用サイドガラスアンテナ。
  3. 【請求項3】 アンテナ素子はサイドガラスの窓枠エッ
    ジに沿ってほぼ1周にわたり配置されており、 前記アンテナ素子の給電端子は前記サイドガラスの1つ
    のコーナに近接配置されており、 前記アンテナ素子の前記給電端子近傍から分岐した補助
    素子はほぼ1周してきた前記アンテナ素子と平行に且つ
    前記アンテナ素子の内側に延ばされており、 ほぼ1周してきた前記アンテナ素子と前記補助素子との
    平行間隔が3〜20mmであり、 前記補助素子の根元側に位置する窓枠エッジを基準とし
    て前記補助素子の先端までの高さから前記アンテナ素子
    の開放端までの高さを引き算した値が−5〜35mmで
    あることを特徴とする自動車用サイドガラスアンテナ。
  4. 【請求項4】 アンテナ素子はサイドガラスの窓枠エッ
    ジに沿ってほぼ1周にわたり配置されており、 前記アンテナ素子の給電端子は前記サイドガラスの1つ
    のコーナに近接配置されており、 前記給電端子に接続された補助素子はほぼ1周してきた
    前記アンテナ素子と平行に且つ前記アンテナ素子の内側
    に延ばされており、 ほぼ1周してきた前記アンテナ素子と前記補助素子との
    平行間隔が3〜20mmであり、 前記補助素子の根元側に位置する窓枠エッジを基準とし
    て前記補助素子の先端までの高さから前記アンテナ素子
    の開放端までの高さを引き算した値が−5〜35mmで
    あることを特徴とする自動車用サイドガラスアンテナ。
  5. 【請求項5】 前記窓枠エッジと前記アンテナ素子との
    間隔を25〜50mmとしたことを特徴とする請求項3
    〜4記載の自動車用サイドガラスアンテナ。
JP15441696A 1996-06-14 1996-06-14 自動車用サイドガラスアンテナ Expired - Fee Related JP3190571B2 (ja)

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