JP3189536U - セキュリティリストバンド - Google Patents

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民雄 下國
民雄 下國
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Abstract

【課題】取り外しが簡単でありながら、取り外した状態を一見して識別できるため不正な再使用を効果的に防止することができ、しかも製造コストも安価に抑えられるセキュリティリストバンドを提供する。【解決手段】セキュリティリストバンド1は、帯状体2の長手方向の一端部に接着部を備え、接着部を他端部に接着させて装着する。接着部は、接着部を他端部に貼付した後に剥離すると当該剥離したことを目視できる表示面が現れる改ざん防止シール部3として形成されている。【選択図】図1

Description

本考案は、不正な再使用を防止するセキュリティリストバンドに関するものである。
観光農園、遊園地、テーマパーク、イベント会場等においては、入場券または入場券の代わりとして正規の入場者を識別するためにセキュリティリストバンドが配られて、正規の入場者はそれを手首に装着して行動し、入退出の際には、会場スタッフにそのセキュリティリストバンドを見せることにより速やかに入退出できるように用いられている。しかしながら、従来のセキュリティリストバンドには、容易に着脱可能なものもあり、使い回し等の不正な再使用の問題がある。
このような問題に対して、従来、一度取り付けたら破断せずには取り外しできない構成により重複使用を防止するセキュリティリストバンドが提案されており、例えば、特開2007−229000号公報には、セキュリティリストバンドの接着部に、セキュリティリストバンドを破断して手首などの局部から取り外し可能な切込み線などからなる破断部を有するセキュリティリストバンドが開示されている(特許文献1)。このセキュリティリストバンドによれば、手首にきつく巻いて使用し、取り外す場合には、破断部を切断しなければならないため、再利用することができない。
特開2007−229000号公報
しかしながら、特許文献1に記載された発明において、セキュリティリストバンドを破断する場合、装着していない一方の手で行うことになるため、力がうまく入らず特に子供やお年寄りには破断しにくいという問題がある。
そこで、本考案は、このような問題点を解決するためになされたものであって、セキュリティリストバンドの取り外しが簡単でありながら、取り外した状態を一見して識別できるため不正な再使用を効果的に防止することができ、しかも製造コストも安価に抑えられるセキュリティリストバンドを提供することを目的としている。
本考案に係るセキュリティリストバンドは、帯状体の長手方向の一端部に接着部を備え、前記接着部を他端部に接着させて装着するリストバンドであって、前記接着部が、前記接着部を前記他端部に貼付した後に剥離すると当該剥離したことを目視できる表示面が現れる改ざん防止シール部として形成されている。
そして、本考案の一態様として、前記帯状体における前記改ざん防止シール部以外の部分に、装着したセキュリティリストバンドを容易に破断するための切り込み部が設けられていてもよい。
さらに、本考案の一態様として、裏面に剥離紙が貼付されている細長ロール状の改ざん防止シール体の長手方向に沿って前記剥離紙のみを切断する切れ目が入れられ、前記切れ目を境目とする左右の改ざん防止シール体のうち、一方の改ざん防止シール体の前記剥離紙が剥がされて粘着面を露出させながら、露出された前記粘着面をシート状用紙の長手方向に沿って貼付されることにより、改ざん防止シール部を備えたセキュリティリストバンド形成用シートが形成され、前記セキュリティリストバンド形成用シートを前記改ざん防止シール部が一端部に位置するように所定の大きさの帯状体に切断されることによって形成してもよい。
本考案のセキュリティリストバンドによれば、セキュリティリストバンドを片手で簡単に取り外すことができるとともに、取り外した状態を一見して識別できるため使い回し等の不正な再使用を防止することができ、製造コストも安価に抑えられる。
本実施形態の使用前のセキュリティリストバンドの一実施形態を示す斜視図である。 本実施形態の図1のセキュリティリストバンドの使用時の状況を示す斜視図である。 本実施形態の図1のセキュリティリストバンドの使用後の状況を示す斜視図である。 本実施形態の改ざん防止シール体のカッティング工程を示す正面図である。 本実施形態の改ざん防止シール体の剥離紙を剥離する工程を示す斜視図である。 本実施形態のセキュリティリストバンド形成用シートの平面図である。
以下、本考案に係るセキュリティリストバンドの一実施形態について図面を用いて説明する。
なお、本考案において、セキュリティリストバンドとは、手首等に巻き付けるものであって、樹脂製や紙製等のあらゆる素材により構成されているものを含み、表面に文字や絵、バーコード等の情報が印刷、記載、刻印されているもの、また、それらの情報がないものも含まれ、入場券用、個人または個人の属するグループの特定・識別用等のあらゆる用途のものを含む概念である。また、改ざん防止シールとは、貼付した後に剥離すると剥離したことを目視できる表示面が現れるシールであって、表示面として、「開封済」や「VOID」の文字、図形、その他のあらゆる表示が含まれ、樹脂製や紙製等のあらゆる素材のものを含む概念である。
本実施形態に係るセキュリティリストバンド1は、図1ないし図3に示すように、主として、帯状体2と、改ざん防止シール部3、切り込み部4とから構成されている。以下、各構成について説明する。
帯状体2は、セキュリティリストバンド1を形成するための基材となるものである。図1ないし図3に示すように、帯状体2は、手首に巻くことのできる所定の長さと、セキュリティリストバンドを使用する日付や場所等の情報を記載することができる幅を有しており、帯状体2の長手方向の一端部に改ざん防止シール部3を接着させることによりセキュリティリストバンド1を形成する。帯状体2の材質は、リストバンドとして装着可能な耐久性を有するものであればよく、本実施形態では、耐水性にも優れている樹脂製素材で構成されている。
改ざん防止シール部3は、セキュリティリストバンド使用時にはセキュリティリストバンドを装着するために機能し、セキュリティリストバンド使用後には使用済みであることを認識および識別させるために機能するものである。図1に示すように、改ざん防止シール部3は、シール基材31と剥離紙32とからなり、シール基材31の裏面は接着剤を塗布した粘着面となっている。シール基材31の粘着面の一部が帯状体2の長手方向の一端部に接着されることにより、セキュリティリストバンド1に改ざん防止シール部3が形成される。また、改ざん防止シール部3は、貼付した後に剥離されるとその剥離したことを目視できる表示が現れる構成が採用されている。例えば、粘着面に粘着強度の異なる接着材が塗布されており、剥離すると粘着強度の強い部分が他端部に残るため、この残存部分として「開封済」の文字等が現れるように接着剤を形成すれば、一見して剥離状態を識別することができる。
また、セキュリティリストバンド1を使用する際には、図2に示すように、改ざん防止シール部3の剥離紙32を剥がし、粘着面を露出させ、帯状体2を手首などの装着対象に巻き付けながら他端部にシール基材31の粘着面を接着させて、セキュリティリストバンド1を装着する。一方、セキュリティリストバンド1を取り外す際には、帯状体2に接着されたシール基材31を剥がすと、図3に示すように、改ざん防止シール部3および帯状体2の一部に、剥離したことを目視できる表示面34が表れる。なお、本実施形態では、剥離したことを目視できる表示面34として、「開封済」の文字が表れるように構成されているが、表示面34は他の文字や図形など、適宜変更可能である。
また、切り込み部4は、セキュリティリストバンド1を容易に破断するためのものであり、改ざん防止シール部以外の部分に形成されている。なお、切り込み部4の形状は、本実施形態ではスリット状に形成されているが、三角形状などに切り込んでもよいし、幅方向の中央部分にスリット状に形成したもよく、適宜変更可能である。
つぎに、本実施形態に係るセキュリティリストバンド1による作用について、図1ないし図3を参照しつつ説明する。
本実施形態のセキュリティリストバンド1を使用する場合、図1および図2に示すように、改ざん防止シール部3の剥離紙32を剥がして、帯状体2の他端部に改ざん防止シール部3を貼付することによって、セキュリティリストバンド1を装着する。これにより、セキュリティリストバンド1を容易に装着することができる。
一方、セキュリティリストバンド1を取り外す場合、図3に示すように、帯状体2に接着されたシール基材31を剥離すると、剥離したことを目視できる表示面34が表れる。これにより、装着したセキュリティリストバンド1を容易に取り外すことができ、かつ、セキュリティリストバンド1が使用済みであることを認識させ、不正な再使用を防止することができる。
また、帯状体2に設けられた切り込み部4によりセキュリティリストバンド1を片手で簡単に破断して、セキュリティリストバンド1を取り外すこともできる。これにより、装着者は、セキュリティリストバンド1を取り外す方法として、改ざん防止シール部3を剥がす方法か、切り込み部4により破断する方法かを選択することができ、切り込み部4により破断する方法を採用した場合でも、破断されたセキュリティリストバンド1は再使用が不可能となり、不正な再使用を防ぐことができる。
最後に、本実施形態に係るセキュリティリストバンド1の製造方法の一態様について図4ないし図6を用いて説明する。
まず、裏面に剥離紙が貼付されている細長ロール状の改ざん防止シール体33を用意し、図4に示すとおり、カッティング装置5により、改ざん防止シール体33の長手方向に沿って前記剥離紙32のみを切断する切れ目を入れる。
つぎに、図5および図6に示すとおり、前記切れ目を境目とする左右の改ざん防止シール体33のうち、一方の改ざん防止シール体33の前記剥離紙32を剥がして粘着面を露出させながら、露出された前記粘着面をシート状用紙21の長手方向に沿って貼付することにより、改ざん防止シール部3を備えたセキュリティリストバンド形成用シート11を形成する。
そして、図6に示すとおり、セキュリティリストバンド形成用シート11を改ざん防止シール部3が一端部に位置するように所定の大きさの帯状体2に切断する。なお、本実施形態において、セキュリティリストバンド形成用シート11をミシン目により所定の大きさの帯状体2に切断しているが、所定の大きさの型を使用して切り抜くなど、帯状体2に切断する方法は適宜変更してもよい。
これにより、改ざん防止シール部3を備えたセキュリティリストバンド1を形成することができるが、セキュリティリストバンド1の製造方法は、上記に限定されるものではなく、他の方法で製造してもよい。
なお、帯状体2の表面に、文字や絵、バーコード等の情報を記載、印刷する場合は、あらかじめ文字や絵を印刷したシート状用紙21を使用してもよく、また、改ざん防止シール部3を設けたセキュリティリストバンド形成用シート11またはセキュリティリストバンド1を形成した後に文字や絵、バーコード等を印刷してもよい。
以上のように、本考案によれば、セキュリティリストバンド1を片手で簡単に取り外すことができるとともに、取り外した状態を一見して識別できるため使い回し等の不正な再使用を防止することができ、製造コストも安価に抑えられる
なお、本考案に係るセキュリティリストバンド1は、前述した実施形態に限定されるものではなく、適宜変更することができる。例えば、本実施態様においては、帯状体2を一定の幅にしているが、帯状体2の表面に印刷、記載される情報量や装着の態様に応じて幅や形状を適宜変更してもよい。
1 セキュリティリストバンド
11 セキュリティリストバンド形成用シート
2 帯状体
21 シート状用紙
3 改ざん防止シール部
31 シール基材
32 剥離紙
33 改ざん防止シール体
34 表示面
4 切り込み部
5 カッティング装置
本考案は、不正な再使用を防止するセキュリティリストバンドに関するものである。
観光農園、遊園地、テーマパーク、イベント会場等においては、入場券または入場券の代わりとして正規の入場者を識別するためにセキュリティリストバンドが配られて、正規の入場者はそれを手首に装着して行動し、入退出の際には、会場スタッフにそのセキュリティリストバンドを見せることにより速やかに入退出できるように用いられている。しかしながら、従来のセキュリティリストバンドには、容易に着脱可能なものもあり、使い回し等の不正な再使用の問題がある。
このような問題に対して、従来、一度取り付けたら破断せずには取り外しできない構成により重複使用を防止するセキュリティリストバンドが提案されており、例えば、特開2007−229000号公報には、セキュリティリストバンドの接着部に、セキュリティリストバンドを破断して手首などの局部から取り外し可能な切込み線などからなる破断部を有するセキュリティリストバンドが開示されている(特許文献1)。このセキュリティリストバンドによれば、手首にきつく巻いて使用し、取り外す場合には、破断部を切断しなければならないため、再利用することができない。
特開2007−229000号公報
しかしながら、特許文献1に記載された発明において、セキュリティリストバンドを破断する場合、装着していない一方の手で行うことになるため、力がうまく入らず特に子供やお年寄りには破断しにくいという問題がある。
そこで、本考案は、このような問題点を解決するためになされたものであって、セキュリティリストバンドの取り外しが簡単でありながら、取り外した状態を一見して識別できるため不正な再使用を効果的に防止することができ、しかも製造コストも安価に抑えられるセキュリティリストバンドを提供することを目的としている。
本考案に係るセキュリティリストバンドは、帯状体の長手方向の一端部に接着部を備え、前記接着部を他端部に接着させて装着するリストバンドであって、前記接着部が、前記接着部を前記他端部に貼付しない場合や貼付しても剥離しない場合には目視できず、前記接着部を前記他端部に貼付した後に剥離すると当該剥離したことを目視できる表示面が当該剥離した接着部および/または他端部に現れる改ざん防止シール部として形成されている。
そして、本考案の一態様として、前記帯状体における前記改ざん防止シール部以外の部分に、装着したセキュリティリストバンドを容易に破断するための切り込み部が設けられていてもよい。
さらに、本考案の一態様として、裏面に剥離紙が貼付されている細長ロール状の改ざん防止シール体の長手方向に沿って前記剥離紙のみを切断する切れ目が入れられ、前記切れ目を境目とする左右の改ざん防止シール体のうち、一方の改ざん防止シール体の前記剥離紙が剥がされて粘着面を露出させながら、露出された前記粘着面をシート状用紙の長手方向に沿って貼付されることにより、改ざん防止シール部を備えたセキュリティリストバンド形成用シートが形成され、前記セキュリティリストバンド形成用シートを前記改ざん防止シール部が一端部に位置するように所定の大きさの帯状体に切断されることによって形成してもよい。
本考案のセキュリティリストバンドによれば、セキュリティリストバンドを片手で簡単に取り外すことができるとともに、取り外した状態を一見して識別できるため使い回し等の不正な再使用を防止することができ、製造コストも安価に抑えられる。
本実施形態の使用前のセキュリティリストバンドの一実施形態を示す斜視図である。 本実施形態の図1のセキュリティリストバンドの使用時の状況を示す斜視図である。 本実施形態の図1のセキュリティリストバンドの使用後の状況を示す斜視図である。 本実施形態の改ざん防止シール体のカッティング工程を示す正面図である。 本実施形態の改ざん防止シール体の剥離紙を剥離する工程を示す斜視図である。 本実施形態のセキュリティリストバンド形成用シートの平面図である。
以下、本考案に係るセキュリティリストバンドの一実施形態について図面を用いて説明する。
なお、本考案において、セキュリティリストバンドとは、手首等に巻き付けるものであって、樹脂製や紙製等のあらゆる素材により構成されているものを含み、表面に文字や絵、バーコード等の情報が印刷、記載、刻印されているもの、また、それらの情報がないものも含まれ、入場券用、個人または個人の属するグループの特定・識別用等のあらゆる用途のものを含む概念である。また、改ざん防止シールとは、貼付した後に剥離すると剥離したことを目視できる表示面が現れるシールであって、表示面として、「開封済」や「VOID」の文字、図形、その他のあらゆる表示が含まれ、樹脂製や紙製等のあらゆる素材のものを含む概念である。
本実施形態に係るセキュリティリストバンド1は、図1ないし図3に示すように、主として、帯状体2と、改ざん防止シール部3、切り込み部4とから構成されている。以下、各構成について説明する。
帯状体2は、セキュリティリストバンド1を形成するための基材となるものである。図1ないし図3に示すように、帯状体2は、手首に巻くことのできる所定の長さと、セキュリティリストバンドを使用する日付や場所等の情報を記載することができる幅を有しており、帯状体2の長手方向の一端部に改ざん防止シール部3を接着させることによりセキュリティリストバンド1を形成する。帯状体2の材質は、リストバンドとして装着可能な耐久性を有するものであればよく、本実施形態では、耐水性にも優れている樹脂製素材で構成されている。
改ざん防止シール部3は、セキュリティリストバンド使用時にはセキュリティリストバンドを装着するために機能し、セキュリティリストバンド使用後には使用済みであることを認識および識別させるために機能するものである。図1に示すように、改ざん防止シール部3は、シール基材31と剥離紙32とからなり、シール基材31の裏面は接着剤を塗布した粘着面となっている。シール基材31の粘着面の一部が帯状体2の長手方向の一端部に接着されることにより、セキュリティリストバンド1に改ざん防止シール部3が形成される。また、改ざん防止シール部3は、貼付した後に剥離されるとその剥離したことを目視できる表示が現れる構成が採用されている。例えば、粘着面に粘着強度の異なる接着材が塗布されており、剥離すると粘着強度の強い部分が他端部に残るため、この残存部分として「開封済」の文字等が現れるように接着剤を形成すれば、一見して剥離状態を識別することができる。
また、セキュリティリストバンド1を使用する際には、図2に示すように、改ざん防止シール部3の剥離紙32を剥がし、粘着面を露出させ、帯状体2を手首などの装着対象に巻き付けながら他端部にシール基材31の粘着面を接着させて、セキュリティリストバンド1を装着する。一方、セキュリティリストバンド1を取り外す際には、帯状体2に接着されたシール基材31を剥がすと、図3に示すように、改ざん防止シール部3および帯状体2の一部に、剥離したことを目視できる表示面34が表れる。なお、本実施形態では、剥離したことを目視できる表示面34として、「開封済」の文字が表れるように構成されているが、表示面34は他の文字や図形など、適宜変更可能である。
また、切り込み部4は、セキュリティリストバンド1を容易に破断するためのものであり、改ざん防止シール部以外の部分に形成されている。なお、切り込み部4の形状は、本実施形態ではスリット状に形成されているが、三角形状などに切り込んでもよいし、幅方向の中央部分にスリット状に形成したもよく、適宜変更可能である。
つぎに、本実施形態に係るセキュリティリストバンド1による作用について、図1ないし図3を参照しつつ説明する。
本実施形態のセキュリティリストバンド1を使用する場合、図1および図2に示すように、改ざん防止シール部3の剥離紙32を剥がして、帯状体2の他端部に改ざん防止シール部3を貼付することによって、セキュリティリストバンド1を装着する。これにより、セキュリティリストバンド1を容易に装着することができる。
一方、セキュリティリストバンド1を取り外す場合、図3に示すように、帯状体2に接着されたシール基材31を剥離すると、剥離したことを目視できる表示面34が表れる。これにより、装着したセキュリティリストバンド1を容易に取り外すことができ、かつ、セキュリティリストバンド1が使用済みであることを認識させ、不正な再使用を防止することができる。
また、帯状体2に設けられた切り込み部4によりセキュリティリストバンド1を片手で簡単に破断して、セキュリティリストバンド1を取り外すこともできる。これにより、装着者は、セキュリティリストバンド1を取り外す方法として、改ざん防止シール部3を剥がす方法か、切り込み部4により破断する方法かを選択することができ、切り込み部4により破断する方法を採用した場合でも、破断されたセキュリティリストバンド1は再使用が不可能となり、不正な再使用を防ぐことができる。
最後に、本実施形態に係るセキュリティリストバンド1の製造方法の一態様について図4ないし図6を用いて説明する。
まず、裏面に剥離紙が貼付されている細長ロール状の改ざん防止シール体33を用意し、図4に示すとおり、カッティング装置5により、改ざん防止シール体33の長手方向に沿って前記剥離紙32のみを切断する切れ目を入れる。
つぎに、図5および図6に示すとおり、前記切れ目を境目とする左右の改ざん防止シール体33のうち、一方の改ざん防止シール体33の前記剥離紙32を剥がして粘着面を露出させながら、露出された前記粘着面をシート状用紙21の長手方向に沿って貼付することにより、改ざん防止シール部3を備えたセキュリティリストバンド形成用シート11を形成する。
そして、図6に示すとおり、セキュリティリストバンド形成用シート11を改ざん防止シール部3が一端部に位置するように所定の大きさの帯状体2に切断する。なお、本実施形態において、セキュリティリストバンド形成用シート11をミシン目により所定の大きさの帯状体2に切断しているが、所定の大きさの型を使用して切り抜くなど、帯状体2に切断する方法は適宜変更してもよい。
これにより、改ざん防止シール部3を備えたセキュリティリストバンド1を形成することができるが、セキュリティリストバンド1の製造方法は、上記に限定されるものではなく、他の方法で製造してもよい。
なお、帯状体2の表面に、文字や絵、バーコード等の情報を記載、印刷する場合は、あらかじめ文字や絵を印刷したシート状用紙21を使用してもよく、また、改ざん防止シール部3を設けたセキュリティリストバンド形成用シート11またはセキュリティリストバンド1を形成した後に文字や絵、バーコード等を印刷してもよい。
以上のように、本考案によれば、セキュリティリストバンド1を片手で簡単に取り外すことができるとともに、取り外した状態を一見して識別できるため使い回し等の不正な再使用を防止することができ、製造コストも安価に抑えられる
なお、本考案に係るセキュリティリストバンド1は、前述した実施形態に限定されるものではなく、適宜変更することができる。例えば、本実施態様においては、帯状体2を一定の幅にしているが、帯状体2の表面に印刷、記載される情報量や装着の態様に応じて幅や形状を適宜変更してもよい。
1 セキュリティリストバンド
11 セキュリティリストバンド形成用シート
2 帯状体
21 シート状用紙
3 改ざん防止シール部
31 シール基材
32 剥離紙
33 改ざん防止シール体
34 表示面
4 切り込み部
5 カッティング装置

Claims (3)

  1. 帯状体の長手方向の一端部に接着部を備え、前記接着部を他端部に接着させて装着するリストバンドであって、前記接着部が、前記接着部を前記他端部に貼付した後に剥離すると当該剥離したことを目視できる表示面が現れる改ざん防止シール部として形成されているセキュリティリストバンド。
  2. 前記帯状体における前記改ざん防止シール部以外の部分に、装着したセキュリティリストバンドを容易に破断するための切り込み部が設けられている、請求項1に記載のセキュリティリストバンド。
  3. 裏面に剥離紙が貼付されている細長ロール状の改ざん防止シール体の長手方向に沿って前記剥離紙のみを切断する切れ目が入れられ、
    前記切れ目を境目とする左右の改ざん防止シール体のうち、一方の改ざん防止シール体の前記剥離紙が剥がされて粘着面を露出させながら、露出された前記粘着面をシート状用紙の長手方向に沿って貼付されることにより、改ざん防止シール部を備えたセキュリティリストバンド形成用シートが形成され、
    前記セキュリティリストバンド形成用シートを前記改ざん防止シール部が一端部に位置するように所定の大きさの帯状体に切断されることによって形成される、請求項1または請求項2に記載のセキュリティリストバンド。
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