JP3184659U - 事務用シームリッパー - Google Patents

Abstract

【課題】書類を綴じている針を除去する事のできる事務用シームリッパーを提供する。
【解決手段】先端に、封筒の上部を切断する刃先を設けたシームリッパー本体２の後部に軸体３を設け、軸体の先端部に、書類を綴じている針を除去する除針部４を形設してなることを特徴とする。刃先は、封筒の上部を切断し、開封するもので、スライドさせるだけで簡単・容易に切断ができ、また、除針部により、書類等を綴じている針を簡単・容易に除去できる。
【選択図】図１

Description

本考案は、主に封筒の開封や書類を綴じている針を除去することのできる事務用シームリッパーに関するものである。

従来の技術としては、同様なものはないが、本出願人が以前出願した中心より折り曲げるべく、上下対称に形成したシームリッパー本体の先端部に切刃を挟持して固定してなるものがある。（特許文献１参照）

特開２０１２−５８００号公報

上記従来技術は、切刃に特徴を持ったものであり、本考案のように、特に書類を綴じている針を除去するものではない。

本考案は、針を除去する除針部を設けることにより、特に事務所等において有効に使用できる事務用シームリッパーを提供することを目的とする。

本考案は、上記目的を達成するため、先端に、封筒の上部を切断する刃先を設けたシームリッパー本体の後部に軸体を設け、該軸体の先端部に、書類を綴じている針を除去する除針部を形設してなること。除針部が、尖端円弧状に形成してなること。除針部が、前面をフラット状に、後面先端を円弧状に形成してなることを特徴とする。

１）、刃先は、封筒の上部を切断し、開封するもので、スライドさせるだけで簡単・容易 にできる。
２）、除針部により、書類等を綴じている針を簡単・容易に除去できる。
３）、除針部の前面と後面の形状を変えることにより、針の形状や書類の材質等により選 択して使用できる。

本考案の一実施例を示す事務用シームリッパーの正面図。 本考案の一実施例を示す事務用シームリッパーの平面図。 本考案の一実施例を示す事務用シームリッパーの開封時の使用状態図。 本考案の一実施例を示す事務用シームリッパーの針除去の一例使用状態図。 本考案の一実施例を示す事務用シームリッパーの針除去の他例使用状態図。

考案の実施するための形態

１は、事務用シームリッパーである。
２は、金属製等による封筒上部を切断すべく下部に案内片２ａ１を、上部に支持片２ａ２を、中央に刃２ａ３を設けたシームリッパー本体である。
３は、シームリッパー本体２に一体的に取り付けてなる軸体で、先端部に書類等を綴じている針を除去する尖端円弧状４ａに形成し、前面をフラット状４ｂに、後面先端を円弧状４ｃに形成してなる除針部４を形設してある。（図１・図２）

上記事務用シームリッパー１の使用例について述べる。
まず、封筒Ｆの開封について説明する。
封筒Ｆの封印部Ｆ１の端部より事務用シームリッパー１の案内片２ａ１を挿入し、支持片２ａ２を見ながら前方へ軸体３を握って水平方向に押すことにより刃２ａ３にて封印部Ｆ１をカットできるものである。

つぎに、除針部４の円弧状４ｃの使用例について説明する。
書類Ｓ等を綴じている針Ｈ（コの字形）の上部隙間ＳＭに除針部４の円弧状４ｃを上にして差し込み、前方へ押し込む（時々、軸体３を上方に上げる）ことにより針Ｈを上方に押し上げることにより取り外すことができる。

除針部４のフラット状４ｂの使用例について説明する。
書類Ｓ１等を綴じている針Ｈ１（コの字形）の上部隙間ＳＭ１に除針部４のフラット状４ｂを上にして差し込み、前方へ押し込む（時々、軸体３を下方に下げる）ことにより針Ｈ１を上方に押し上げることにより取り外すことができる。

上記実施例において、材質や大きさ等、必要に応じて決めればよい。
また、刃先はペーパーナイフとしても使用でき、色々応用できるものである。

１−−−事務用シームリッパー
２−−−シームリッパー本体
３−−−軸体
４−−−除針部
Ｈ−−−針
Ｓ−−−書類

Claims (3)

1. 先端に、封筒の上部を切断する刃先を設けたシームリッパー本体の後部に軸体を設け、該軸体の先端部に、書類を綴じている針を除去する除針部を形設してなることを特徴とする事務用シームリッパー。
2. 除針部が、尖端円弧状に形成してなることを特徴とする請求項１記載の事務用シームリッパー。
3. 除針部が、前面をフラット状に、後面先端を円弧状に形成してなることを特徴とする請求項１又は２記載の事務用シームリッパー。

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