JP3179885U - 耐摩耗性ロール - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ロール状基材1と、ロール状基材1の表面に積層された有機樹脂層2aと有機樹脂層2aの硬化前に有機樹脂層2aの表面に単層付着された略球状無機粒子2bとからなる単層粒子樹脂層2と、を有することを特徴とする。
【選択図】図2
Description
JIS規格A5052(アルミニウムの純度:99.52%、硬度:Hv55)の60mm(外径)×200mm(長さ)×10mm(厚さ)をアセトン溶剤で脱脂して乾燥したものをロール状基材とした。このロール状基材の外周面にポリイミド(宇部興産(株)製、U−ワニスA)を12μm塗装し、その上に全面に亘って略球状NiCrBSiFe粒子(日本ユテク(株)製、1275H、硬度:Hv544、粒径:20〜53μm)を振り掛けて、付着しない粒子をエアーで払い、ローラで均した。その後、80℃で30分乾燥した。このポリイミドを塗装しその上に全面に亘って略球状NiCrBSiFe粒子を降り掛けて付着しない粒子をエアーで払い、ローラで均し、その後、80℃で30分乾燥する工程を3回繰り返し、350℃×30分焼成した。これを実施例1の耐摩耗性ロールとする。
CFRP(不飽和ポリエステル)の60mm(外径)×180mm(長さ)×0.7mm(厚さ)をアセトン溶剤で脱脂して乾燥したものをロール状基材とした。このロール状基材の外周面にエポキシ(ナガセケムテック(株)製、AV138)を25μm塗装し、その上に全面に亘って略球状NiFeCo粒子(日本ユテク(株)製、10680、硬度:Hv213、粒径:45〜150μm)を降り掛けて、付着しない粒子をエアーで払い、ローラで均した。その後、常温で24時間乾燥した。これを実施例2の耐摩耗性ロールとする。
PVC(ポリ塩化ビニル)の76mm(外径)×200mm(長さ)×2.2mm(厚さ)をアセトン溶剤で脱脂して乾燥したものをロール状基材とした。このロール状基材の外周面にエポキシ(ナガセケムテック(株)製、AV138)を25μm塗装し、その上に全面に亘って略球状NiCrBSiFe粒子(日本ユテク(株)製、1275H 、硬度:Hv544、粒径:20〜53μm)を降り掛けて、付着しない粒子をエアーで払い、ローラで均した。その後、常温で24時間乾燥した。これを実施例3の耐摩耗性ロールとする。
PC(ポリカーボネート)の60mm(外径)×200mm(長さ)×4mm(厚さ)をアセトン溶剤で脱脂して乾燥したものをロール状基材とした。このロール状基材の外周面にエポキシ(ナガセケムテック(株)製、AV138)を25μm塗装し、その上に全面に亘って略球状NiFeCo粒子(日本ユテク(株)製、10680、硬度:Hv213、粒径:45〜150μm)を降り掛けて、付着しない粒子をエアーで払い、ローラで均した。その後、常温で24時間乾燥した。これを実施例4の耐摩耗性ロールとする。
天然ゴムの48mm(外径)×210mm(長さ)の円柱(心材無)をアセトン溶剤で脱脂して乾燥したものをロール状基材とした。このロール状基材の外周面にエポキシ(ナガセケムテック(株)製、AV138)を25μm塗装し、その上に全面に亘って略球状NiCrBSiFe粒子(日本ユテク(株)製、1275H 、硬度:Hv544、粒径:20〜53μm)を降り掛けて、付着しない粒子をエアーで払い、ローラで均した。その後、常温で24時間乾燥した。これを実施例5の耐摩耗性ロールとする。
発泡ウレタンゴムの60mm(外径)×100mm(長さ)×3mm(厚さ)をアセトン溶剤で脱脂して乾燥したものをロール状基材とした。なお、この基材には厚さ12mmのアルミ芯材が嵌装されている。このロール状基材の外周面にエポキシ(ナガセケムテック(株)製、AV138)を25μm塗装し、その上に全面に亘って略球状NiFeCo粒子(日本ユテク(株)製、10680、硬度:Hv213、粒径:45〜150μm)を降り掛けて、付着しない粒子をエアーで払い、ローラで均した。その後、常温で24時間乾燥した。これを実施例6の耐摩耗性ロールとする。
実施例1と同じJIS規格A5052(アルミニウムの純度:99.52%、硬度:Hv55)の60mm(外径)×200mm(長さ)×10mm(厚さ)を380℃×30分空焼き脱脂して、その表面を#36ブラストで0.4MPaの圧力で粗面化した。これを比較例1の耐摩耗性ロールとする。
実施例2と同じCFRP(不飽和ポリエステル)の60mm(外径)×180mm(長さ)×0.7mm(厚さ)の表面に溶射を行い粗面化した。これを比較例2の耐摩耗性ロールとする。
実施例2と同じCFRP(不飽和ポリエステル)の60mm(外径)×180mm(長さ)×0.7mm(厚さ)をアセトン溶剤で脱脂して乾燥したものをロール状基材とした。このロール状基材の外周面に実施例2と同じエポキシ(ナガセケムテック(株)製、AV138)を25μm塗装し、その上に全面に亘って略角状NiAl粒子(日本ユテク(株)製、29029、硬度:Hv150、粒径:35〜130μm)を降り掛けて、付着しない粒子をエアーで払い、ローラで均した。その後、実施例2と同じように常温で24時間乾燥した。これを比較例3の耐摩耗性ロールとする。
比較例3の「略角状NiAl粒子(日本ユテク(株)製、29029、硬度:Hv150、粒径:35〜130μm)」を「SiCパウダー(昭和電工(株)製、A-4、硬度:Hv2150、粒径:5μm未満)」に変更した以外は比較例3と同じである。これを比較例4の耐摩耗性ロールとする。
比較例3の「略角状NiAl粒子(日本ユテク(株)製、29029、硬度:Hv150、粒径:35〜130μm)」を「ZrSiO4粒子(不二製作所製、不二ジルコンビーズFZS-300、硬度:Hv1250、粒径:300〜425μm)に変更した以外は比較例3と同じである。これを比較例5の耐摩耗性ロールとする。
実施例2と同じCFRP(不飽和ポリエステル)の60mm(外径)×180mm(長さ)×0.7mm(厚さ)をアセトン溶剤で脱脂して乾燥したものをロール状基材とした。このロール状基材の外周面にエポキシ(ナガセケムテック(株)製、AV138)に略球状NiCrBSiFe粒子(日本ユテク(株)製、1275H、硬度:Hv544、粒径:20〜53μm)を100部添加してスプレー塗装した。その後、常温で24時間乾燥した。これを比較例6の耐摩耗性ロールとする。
2・・・・・・単層粒子樹脂層
2a・・・・有機樹脂層
2b・・・・略球状無機粒子
Claims (7)
- ロール状基材と、
前記ロール状基材表面に積層された有機樹脂層と前記有機樹脂層の硬化前に該有機樹脂層表面に単層付着された略球状無機粒子とからなる単層粒子樹脂層と、を有することを特徴とする耐摩耗性ロール。 - 前記単層粒子樹脂層は少なくとも1層以上積層された複数層の前記単層粒子樹脂層をもつ請求項1に記載の耐摩耗性ロール。
- 前記ロール状基材の前記有機樹脂層が積層される表面の平均表面粗さ(Ra)は0.2〜20μmである請求項1又は2のいずれか1項に記載の耐摩耗性ロール。
- 前記略球状無機粒子の硬度が前記ロール状基材の硬度より約2倍以上高い請求項1〜3のいずれか1項に記載の耐摩耗性ロール。
- 前記ロール状基材のハードビッカース硬度(Hv)が130以下である請求項1〜4のいずれか1項に記載の耐摩耗性ロール。
- 前記略球状無機粒子の平均粒径は10〜200μmである請求項1〜5のいずれか1項に記載の耐摩耗性ロール。
- 前記略球状無機粒子はガラス粒子を除く請求項1〜6のいずれか1項に記載の耐摩耗性ロール。
Priority Applications (1)
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JP2012005554U JP3179885U (ja) | 2012-09-11 | 2012-09-11 | 耐摩耗性ロール |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2012005554U JP3179885U (ja) | 2012-09-11 | 2012-09-11 | 耐摩耗性ロール |
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JP3179885U true JP3179885U (ja) | 2012-11-22 |
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Family Applications (1)
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JP2012005554U Expired - Lifetime JP3179885U (ja) | 2012-09-11 | 2012-09-11 | 耐摩耗性ロール |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3179885U (ja) |
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2012
- 2012-09-11 JP JP2012005554U patent/JP3179885U/ja not_active Expired - Lifetime
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