JP3176191U - 漏油検知センサ用光ファイバ - Google Patents
漏油検知センサ用光ファイバ Download PDFInfo
- Publication number
- JP3176191U JP3176191U JP2012001823U JP2012001823U JP3176191U JP 3176191 U JP3176191 U JP 3176191U JP 2012001823 U JP2012001823 U JP 2012001823U JP 2012001823 U JP2012001823 U JP 2012001823U JP 3176191 U JP3176191 U JP 3176191U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- optical fiber
- detection sensor
- oil
- leakage detection
- oil leakage
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Examining Or Testing Airtightness (AREA)
Abstract
【課題】漏油検知センサ用光ファイバの油に対する感度を向上させた長尺の漏油検知センサ用光ファイバを提供する。
【解決手段】クラッド層２のポリマー材に屈折率の小さいものを用い、ＮＡ（開口数）を大きくすることによって、コア部１の表出した穴部３に付着した油４による伝搬光５の減衰が大きくなる。
【選択図】図２
【解決手段】クラッド層２のポリマー材に屈折率の小さいものを用い、ＮＡ（開口数）を大きくすることによって、コア部１の表出した穴部３に付着した油４による伝搬光５の減衰が大きくなる。
【選択図】図２
Description
本考案は、油に対する感度が高い漏油検知センサ用光ファイバに関するものである。
従来の光ファイバを利用した漏油検知センサは、石英ガラス材のコア部の周囲にポリマー材料のクラッド層からなる光ファイバのクラッド部に、炭酸ガスレーザなどを照射することによって溝部や穴部を形成し、コア部を表出させた構造である（図１）。油がその表出したコア部に付着することにより、伝搬光が外部に漏洩し、伝搬光量の減衰を検知することで漏油検知センサとして機能する（図２）。
表出したコア部に油が付着することによる伝搬光量の減衰を大きし、油に対する感度を向上させるためには、多数の穴を短い間隔で形成する必要があった。一方、多数の穴を短い間隔で形成すると、光ファイバ自体の伝搬光の減衰が著しく長尺な漏油検知センサの製作が困難であった。
本考案は、クラッド層のポリマー材に屈折率の小さいものを用い、ＮＡ（開口数）を大きくすることを特徴とする。
本考案の漏油検知センサ用光ファイバはＮＡが大きいため、伝搬光のクラッド層の染み出し（エバネッセント波）強度が大きくなる。エバネッセント波が大きいため、表出したコア部に付着した油による伝搬光量の減衰も大きくなる。つまり、１つの穴に油が付着したときの伝搬光量の減衰が大きくなり、油に対する感度が向上する。感度が向上したことにより穴の数を少なく設定できるため、光ファイバ自体の伝搬光の減衰も小さくでき、長尺な漏油検知センサが製作可能となる。
また、NAが大きくなることによって、光源からコア部に多くの光を取り込むことができるため、ダイナミックレンジが増加し、長尺な漏油検知センサが製作可能となる。
以下に本考案の漏油検知センサ用光ファイバについて詳細に説明する。
図１に本考案の構造を示す。構造は従来と同様であり、コア部１とクラッド層２からなる光ファイバのクラッド部に、炭酸ガスレーザを照射することによってクラッドの一部に穴部３を形成し、コア部を表出させた構造である。
図２に本考案の光ファイバを用いた漏油検知センサの原理を示す。コア部の表出した穴部３に、油４が付着すると、油とクラッド材の屈折率の相違および油の光吸収作用から、伝搬光５が外部に散乱もしくは油に吸収され伝搬光が減衰する。この伝搬光の出力変化を検知することで漏油検知センサとして機能する。
図３に従来と本考案の違いを示す。本考案はコア部１とクラッド層２の屈折率差を従来に比べ、大きくしている。そのため、本考案の方は従来に比べ、コア内の光の分布が外側に寄って、エバネッセント波８が大きくなる。
表１に従来と本考案の特性比較を示す。ＮＡは従来０．４０に対して、本考案は０．４８になり、１つの穴に油を付着させたときの伝搬光５の減衰による変化が従来の２％に比べ本考案では７％になっている。
油に対する感度が向上したことによって、穴の数を少なく設定できる。よって、光ファイバ自体の伝搬光の減衰が小さくなり、漏油検知センサとしての光ファイバ長を長くすることができる。また、穴の数を少なくなることによって、断線による不具合の発生率も小さくすることができる。
また、ＮＡが大きくなることによって、光源から発せられた光のコア部１への取り込み量が増加するため、伝搬光５の光出力が、従来の１．５μＷに比べ本考案では４．２μＷになっている。
このように、光源から発せられた光のコア部１への取り込み量が増加し光出力が大きくなることより、ダイナミックレンジが増加し、漏油検知センサとしての光ファイバ長を長くすることができる。
上述の感度向上による穴数の減少およびダイナミックレンジの増加の２つの効果から、漏油検知センサとしての光ファイバ長は、従来の５ｍに比べ本考案では５０ｍになっている。
高感度で、長尺の漏油検知センサ用光ファイバを実現できる。
１ コア部
２ クラッド層
３ 穴部
４ 油
５ 伝搬光
６ 散乱または吸収された光
７ 減衰した伝搬光
８ エバネッセント波
２ クラッド層
３ 穴部
４ 油
５ 伝搬光
６ 散乱または吸収された光
７ 減衰した伝搬光
８ エバネッセント波
Claims (1)
- 石英ガラス材のコア部の周りにポリマー材料のクラッド層を形成し、クラッド層の一部に溝や穴を加工により形成しコア部を表出した構造で、ＮＡ（開口数）が０．４０を超える光ファイバを用いたセンサ用光ファイバ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2012001823U JP3176191U (ja) | 2012-03-30 | 2012-03-30 | 漏油検知センサ用光ファイバ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2012001823U JP3176191U (ja) | 2012-03-30 | 2012-03-30 | 漏油検知センサ用光ファイバ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP3176191U true JP3176191U (ja) | 2012-06-14 |
Family
ID=48003153
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2012001823U Expired - Lifetime JP3176191U (ja) | 2012-03-30 | 2012-03-30 | 漏油検知センサ用光ファイバ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3176191U (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US9871313B2 (en) | 2011-07-27 | 2018-01-16 | Yazaki Corporation | Receptacle connector |
-
2012
- 2012-03-30 JP JP2012001823U patent/JP3176191U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US9871313B2 (en) | 2011-07-27 | 2018-01-16 | Yazaki Corporation | Receptacle connector |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| CA2509129C (en) | Efficient distributed sensor fiber | |
| US20180202843A1 (en) | Distributed fiber sensors and systems employing hybridcore optical fibers | |
| WO2004113957A3 (en) | Apparatus for optical measurements on low-index non-solid materials based on arrow waveguides | |
| JP5791073B2 (ja) | 屈折率の検出方法及び光ファイバセンサシステム | |
| ATE467927T1 (de) | Vorrichtung für die ankopplung von strahlung in oder aus einer optischen faser | |
| DE602007010262D1 (de) | Einkoppeln von licht in mikroresonatoren | |
| CN102226725B (zh) | 一种壁中波导长周期光纤光栅传感器 | |
| PL419701A1 (pl) | Interferometr falowodowy | |
| CN105974515A (zh) | 一种填充金线的光子晶体光纤表面等离子体共振生物传感器 | |
| CN106556574B (zh) | 在线双光束干涉型光纤折射率传感器及折射率检测装置 | |
| CN203432906U (zh) | 一种拉锥结构的折射率光纤传感探头 | |
| Xue et al. | Single-mode-multimode fiber structure based sensor for simultaneous measurement of refractive index and temperature | |
| JP6723695B2 (ja) | 光パワーモニタ装置およびファイバレーザ装置 | |
| CN106556575A (zh) | 在线双光束干涉型光纤折射率传感器及折射率检测系统 | |
| CN105784639A (zh) | 一种光子晶体光纤的高灵敏度折射率传感器及制作方法 | |
| JP3176191U (ja) | 漏油検知センサ用光ファイバ | |
| JP6535856B2 (ja) | 屈折率の検出方法及び光ファイバセンサシステム | |
| Palai et al. | Optimization of microstructure optical fiber using PWE method for investigation of glucose in intralipid | |
| CN105181170A (zh) | 一种基于腐蚀处理的光子晶体光纤马赫-曾德干涉仪的温度传感器 | |
| JP2020020794A5 (ja) | ||
| CN105372206A (zh) | 用于多种气体折射率检测的并行远距离光纤传感系统 | |
| CN205861548U (zh) | 一种基于球形结构和腰椎放大结构的光纤折射率传感器 | |
| Mizuno et al. | Characterization of Brillouin Gain Spectra in Polymer Optical Fibers Fabricated by Different Manufacturers at 1.32 and 1.55$\mu {\rm m} $ | |
| Zhengyuan et al. | Influence of Refractive Index Distribution on Brillouin Gain Spectrum in GeO 2-Doped Optical Fibers. | |
| Mahdi et al. | Manufacture of fiber optic sensors to measure the PH water |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 3176191 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150516 Year of fee payment: 3 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |