JP3164294B2 - 建物の窓のエアーバリアシステム - Google Patents

建物の窓のエアーバリアシステム

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JP3164294B2
JP3164294B2 JP02713297A JP2713297A JP3164294B2 JP 3164294 B2 JP3164294 B2 JP 3164294B2 JP 02713297 A JP02713297 A JP 02713297A JP 2713297 A JP2713297 A JP 2713297A JP 3164294 B2 JP3164294 B2 JP 3164294B2
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air
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duct
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barrier system
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安彦 布川
恭子 三浦
豊 岸野
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Taisei Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建物の窓の部分の
空調負荷の低減を計るエアーバリアシステムに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】室内の窓際は外気や日射の影響を受けや
すいため、快適性の低いゾーンとなっており、室内の空
気調整にもマイナスの影響を与えている。このような問
題を解決するための一策として、窓にエアバリアシステ
ムを構成する方法がある。従来のエアバリアシステム
は、例えば図5に示すように、窓aの下部の窓台bにフ
ァンユニットcを設置し、窓台bの上面にスリット状の
空気吹出口dを構成すると共に、排気ファンeを備えた
排気ダクトfの端部に設けたスリット状の空気吸込口g
を窓aの上部に設けた構成である。
【0003】この構成において、室内空気はファンユニ
ットcにより空気吹出口dから上方にカーテン状に吹き
出し、窓ガラスhとブラインドi間を上昇する際に熱を
奪って空気吸込口gから排気ダクトfに流入し、排気ダ
クトfを通って外部に排気される。
【0004】このようなエアバリアシステムにおいて、
従来、排気ダクトは、天井裏や天井ふところ部分に設置
されることが多い。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前者を適用す
る場合には、天井裏の排気ダクトを通る熱気が室内に熱
負荷を与えることになり、また後者を適用する場合に
は、天井ふところにゆとりがないと天井高に影響を及ば
してしまう。そこで、本発明はこのような課題を解決す
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために本発明では、建物の窓の下部に空気吹出口、上部
に空気吸込口を構成したエアーバリアシステムにおい
て、建物は、少なくとも窓の近傍の柱内にボイドを設け
た構成し、柱内ボイドは建物の上部において排気ファン
を備えた排気ダクトに連通させると共に、上記空気吸込
口と柱内ボイドをダクトで接続して連通させるエアーバ
リアシステムを提案する。
【0007】また本発明では、上記構成において空気吸
込口を柱内ボイドに接続したダクトの下側に形成するこ
とを提案する。
【0008】また本発明では、上記の構成において、連
通ダクトにダンパーを設置することを提案する。
【0008】以上の本発明によれば、窓において熱を奪
い、空気吸込口に吸い込まれた熱気は、ダクトを通って
柱内ボイドに流入し、この柱内ボイドを上昇して建物の
上部に至り、排気ダクトを経て外部に排気される。従っ
て、排気ダクトを天井裏や天井ふところ部分に設置する
必要がない。
【0009】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態を図を参
照して説明する。図1は本発明のエアバリアシステムを
適用した建物の窓近傍の構成を概念的に示す一部切欠斜
視図である。また図2、図3、図4は窓の部分の夫々一
部切欠斜視図、縦断面図、横断面図である。符号1は建
物の床スラブ、2は屋根スラブ、3は柱、4は窓の部分
を示すもので、少なくとも窓4の近傍の柱3は、内部に
ボイド5を設けた構成とする。屋根スラブ2上には複数
の柱3に沿うダクト6を設置しており、複数の柱3の夫
々の柱内ボイド5をこのダクト6に接続して連通させて
いる。ダクト6には排気ファン7を設置しており、従っ
てダクト6は排気ダクトとして構成されている。
【0010】窓4の下方の窓台8にファンユニット9を
設置しており、その上面には、窓ガラス10とブライン
ド11間に対応してスリット状の空気吹出口12を形成
している。また窓台8の側面には室内空気の吸込口13
を形成している。
【0011】窓4の上方の天井部分にはダクト14を設
置しており、このダクト14は柱3に接続して柱内ボイ
ド5と連通している。ダクト14を柱内ボイド5に連通
させるために、柱3には柱内ボイド5から横方向に連通
部15を形成している。またダクト14の連通部15側
にはダンパー16を設置している。またダクト14の下
側には、上記空気吹出口12に対応したスリット状の空
気吸込口17を形成しており、従ってダクト14は空気
の吸込み及び排出兼用のダクトとして構成されている。
【0012】以上の構成において、排気ダクト6の排気
ファン7を運転すると共に、ファンユニット9を運転す
ると、ファンユニット9により吸込口13から窓台8内
に吸い込まれた室内空気は、窓台8の上面の空気吹出口
12から吹き出して窓ガラス10とブラインド11間の
空間を上昇し、ダクト14の空気吸込口17から吸い込
まれる。空気吹出口12と空気吸込口17は夫々スリッ
ト状に形成されていることから、上記空間を上昇する空
気はエアーカーテンとして動作すると共に、空間内の熱
を奪い熱気となってダクト14内に吸い込まれる。
【0013】空気吸込口17からダクト14内に吸い込
まれた熱気は、次いでダンパー16を通り、連通部15
を経て柱内ボイド5に流入する。そして、この柱内ボイ
ド5を上昇して建物の上部に至り、排気ダクト6を経て
外部に排気される。
【0014】尚、以上の動作説明では、排気ダクト6の
排気ファン7の運転と共にファンユニット9も運転して
いるが、このファンユニット9を運転しない状態におい
ても、窓ガラス10とブラインド11間の空間内の空気
が上部の空気吸込口17から吸い込まれるため、この空
間内の熱気を排出することが可能である。
【0015】
【発明の効果】本発明は以上のとおりであるので、次の
ような効果がある。 a.エアバリアシステムを構成する排気ダクトとして、
建物の柱に形成したボイドを利用するので、排気ダクト
を天井内に引き回す必要がなくなる。 b.このため排気ダクトを通る熱気による熱負荷の増加
を抑制することができる。 c.天井高に影響を与えない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のエアバリアシステムを適用した建物
の窓近傍の構成を概念的に示す一部切欠斜視図である。
【図2】 窓の部分の一部切欠斜視図である。
【図3】 窓の部分の縦断面図である。
【図4】 窓の部分の横断面図である。
【図5】 従来のエアバリアシステムの構成を示す模式
図である。
【符号の説明】
1 床スラブ 2 天井スラブ 3 柱 4 窓 5 柱内ボイド 6 排気ダクト 7 排気ファン 8 窓台 9 ファンユニット 10 窓ガラス 11 ブラインド 12 空気吹出口 13 室内空気吸込口 14 ダクト 15 連通部 16 ダンパー 17 空気吸込口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−28918(JP,A) 特開 昭57−161434(JP,A) 実開 昭63−76193(JP,U) 実開 昭60−79637(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24F 7/10 F24F 5/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物の窓の下部に空気吹出口、上部に空
    気吸込口を構成したエアーバリアシステムにおいて、建
    物は、少なくとも窓の近傍の柱内にボイドを設けた構成
    し、柱内ボイドは建物の上部において排気ファンを備え
    た排気ダクトに連通させると共に、上記空気吸込口と柱
    内ボイドをダクトで接続して連通させることを特徴とす
    る建物の窓のエアーバリアシステム
  2. 【請求項2】 空気吸込口を柱内ボイドに接続したダク
    トの下側に形成したことを特徴とする請求項1記載の建
    物の窓部分のエアーバリアシステム
  3. 【請求項3】 連通ダクトにダンパーを設置したことを
    特徴とする請求項1又は2記載の建物の窓のエアーバリ
    アシステム
JP02713297A 1997-02-10 1997-02-10 建物の窓のエアーバリアシステム Expired - Fee Related JP3164294B2 (ja)

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